パラグ・カンナが描く国家の未来
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0:00 - 0:03私たちは国境のない世界に住んでいるのでしょうか
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0:03 - 0:06質問に答える前に この地図を見てください
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0:06 - 0:08現代の政治地図によると
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0:08 - 0:11今日 世界には 200 を超える国が存在しています
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0:11 - 0:14歴史上 これ以上国が存在したことはないでしょう
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0:14 - 0:16皆さんの多くが異議を唱えるでしょうが
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0:16 - 0:19これがより適切な地図でしょう
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0:19 - 0:21テディスタンと呼びます
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0:21 - 0:23テディスタンには国境はありません
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0:23 - 0:26ただ つながった空間と分断された空間です
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0:26 - 0:30皆さんのほとんどが この 40 ある点の
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0:30 - 0:32いずれかに住んでいるでしょう
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0:32 - 0:35それらは世界経済の90%を占めています
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0:35 - 0:39しかし 今日のお話は生まれた場所を
離れなることのない -
0:39 - 0:42世界人口の90%を占める人々についてです
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0:42 - 0:47彼らにとっては 民族 国 境界 国境は
非常に大きな存在で -
0:47 - 0:50そして時には暴力を伴います
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0:50 - 0:52TED では巨大な科学の謎や
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0:52 - 0:54宇宙の神秘を解き明かそうとしています
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0:54 - 0:57ここに未解決の根本的な問題が
ひとつあります -
0:57 - 0:59それは基本的な政治地理です
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0:59 - 1:02私たちは世界をどのように再配置すべきでしょうか
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1:02 - 1:05国境紛争は世界の軍事産業に深く
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1:05 - 1:08かかわるものですから これは重要です
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1:08 - 1:10国境紛争は私たちが達成したい
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1:10 - 1:13進展を妨げてしまいます
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1:13 - 1:15ですから 私たちはよく理解する必要があります
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1:15 - 1:17人々 お金 権力
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1:17 - 1:20宗教 文化 技術 がどのように
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1:20 - 1:22作用して世界地図を変えていくのか
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1:22 - 1:24そうすることで私たちは変化を予測し
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1:24 - 1:27もっと建設的な方向へ軌道修正できるのです
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1:27 - 1:29では 過去 現在 そしてまだ見たことのない地図を
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1:29 - 1:32いくつか見てみることにしましょう
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1:32 - 1:35どこへ向かっているか感じとりましょう
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1:35 - 1:38まず 1945年の世界です
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1:38 - 1:411945年に世界にはちょうど 100 の国がありました
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1:41 - 1:44第二次世界大戦後 ヨーロッパは壊滅しました
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1:44 - 1:47しかし それでも海外に大きな植民地を持っていました
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1:47 - 1:51フランス領西アフリカ 英国領東アフリカ 南アジア
等々です -
1:51 - 1:53そして 40年代後半が過ぎ
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1:53 - 1:5550年代 60年代 70年代 80年代
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1:55 - 1:57脱植民地化の波が押し寄せました
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1:57 - 1:5950を超す新しい国々が生まれました
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1:59 - 2:01アフリカが細分化されていくのが見えるでしょうか
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2:01 - 2:05インド パキスタン バングラデッシュ
東南アジアの国々が生まれました -
2:05 - 2:09そして 冷戦の終わり
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2:09 - 2:12冷戦が終わり ソビエト連邦の解体が始まりました
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2:12 - 2:15東ヨーロッパに新しい国々が生まれました
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2:15 - 2:17旧ユーゴスラビア共和国と バルカン諸国
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2:17 - 2:20そして 中央アジアのスタン諸国です
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2:20 - 2:23現在では 200の国々が世界に存在します
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2:23 - 2:25地球上の全体を
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2:25 - 2:28主権ある 独立した国家が埋め尽くしています
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2:28 - 2:33誰か得をすれば 誰かが損をする と言うことでしょうか
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2:33 - 2:36それでは 世界で最も戦略的地域に注目してみましょう
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2:36 - 2:38ユーラシア東部です
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2:38 - 2:40この地図でもわかる通り
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2:40 - 2:42ロシアは未だ世界で最も大きな国家です
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2:42 - 2:44そしてご存知の通り中国は最大の人口を抱えています
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2:44 - 2:46そして両国は長い国境を共有しています
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2:46 - 2:48この地図で見えないのは
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2:48 - 2:51ロシアの1億5千万人の人口のほとんどが
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2:51 - 2:53ヨーロッパに近い
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2:53 - 2:55西側の地域に集中していることです
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2:55 - 2:59東部に住んでいる人口は わずか3千万人にすぎません
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2:59 - 3:01事実 世界銀行の予測では
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3:01 - 3:03ロシアの人口は減少しており
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3:03 - 3:06およそ1億2千万人になるとしています
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3:06 - 3:08もうひとつ この地図で見えないものがあります
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3:08 - 3:11スターリン フルシチョフ等 ソビエトの指導者は
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3:11 - 3:13ロシア人を強制的に極東へ送りました
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3:13 - 3:15そこには 強制労働等の収容所や
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3:15 - 3:18原子力発電所の現場がありました
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3:18 - 3:20しかし 原油の価格が上がるにつれ
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3:20 - 3:22ロシア政府は インフラ投資を行い
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3:22 - 3:24東と西を結ぶようにしました
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3:24 - 3:27しかし それはロシア人口の再分布に
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3:27 - 3:29思わぬ影響を与えました
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3:29 - 3:32望みに反して 東に移住していた人々は
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3:32 - 3:34完成した電車や道路を使い
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3:34 - 3:36西側へ戻ってしまいました
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3:36 - 3:39結果 ロシア極東部の人口は
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3:39 - 3:41インドの2倍の面積があるにも関わらず
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3:41 - 3:446百万人に留まっています
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3:44 - 3:47それでは この地域では何が起こっているか
見てみましょう -
3:47 - 3:50モンゴルから見てみましょう
モンゴルは マインゴルと呼ばれます -
3:50 - 3:52一体何故なのでしょう
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3:52 - 3:55マインゴルには 中国企業が拠点を構えており
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3:55 - 3:58銅 亜鉛 金の鉱山の ほとんどを所有しています
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3:58 - 4:02そして 採掘した資源を中国本土向けに運搬しています
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4:02 - 4:04中国はモンゴルを征服しているのではありません
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4:04 - 4:07買っているのです
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4:07 - 4:10植民地とは征服されるものでした
そして今日 国は買収されるものなのです -
4:10 - 4:14それでは この法則でシベリアを見てみましょう
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4:14 - 4:16シベリアと聞くと皆さんの多くは
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4:16 - 4:19寒く 荒涼とした 住むに絶えない土地を思うでしょう
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4:19 - 4:22しかし実際には 地球温暖化による気温上昇により
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4:22 - 4:24突如 広大な小麦畑が作られるようになり
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4:24 - 4:28シベリアに農産業が起こり
穀物が生産されるようになったのです -
4:28 - 4:30これらの穀物は誰が消費するのでしょうか
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4:30 - 4:33アムール川の反対側
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4:33 - 4:36中国の黒竜江省とハルビン地方に
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4:36 - 4:381億を超える人々がいます
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4:38 - 4:41ロシア全体の人口より多い数です
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4:41 - 4:44そして毎年
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4:44 - 4:4760万人もの人が
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4:47 - 4:52川を渡り北へ向かい
この荒涼とした地域に移住しています -
4:52 - 4:54彼らは自分たちで市場 診療所を作り
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4:54 - 4:56林業を引継ぎ
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4:56 - 4:59材木を東へ 中国へと運んでいるのです
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4:59 - 5:01ここでもモンゴルと同じように
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5:01 - 5:05中国はロシアを征服しているのではなく
借用しているのです -
5:05 - 5:09これが私がいう 中国式グローバル化です
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5:09 - 5:11そしてこれが 10年 20年後に見えるであろう
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5:11 - 5:13この地域の地図です
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5:13 - 5:17しかし実は これは700年前のものです
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5:17 - 5:19これは元王朝の地図です
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5:19 - 5:23チンギス・カーンの孫である
フビライ・カーンが支配していました -
5:23 - 5:25つまり 歴史は必ずしも繰り返すものではなく
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5:25 - 5:27韻を踏んでいくものです
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5:27 - 5:31これは この地域で起こっているほんの一例です
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5:31 - 5:33もう一度言います
中国式グローバル化です -
5:33 - 5:36グローバル化というのは私たちの地政学の見方を覆す
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5:36 - 5:41あらゆる可能性を秘めているのです
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5:41 - 5:44東アジアの歴史では
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5:44 - 5:46実は 国家や国境という概念より
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5:46 - 5:49帝国や階層志向が強く
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5:49 - 5:51中国人や日本人がその良い例です
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5:51 - 5:53それでは中国の話に戻りましょう
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5:53 - 5:55中国がどのように極東の支配構造を
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5:55 - 5:57再構築しているか見てみましょう
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5:57 - 5:59グローバル・ハブから始めます
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5:59 - 6:02この真っ黒な地図の 40 の点を覚えてください
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6:02 - 6:04これはグローバル経済の拠点を表しています
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6:04 - 6:06今日 東アジアには世界の他のどの地域よりも
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6:06 - 6:08多くのグローバル・ハブが存在しています
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6:08 - 6:11東京 ソウル 北京 上海
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6:11 - 6:14香港 シンガポール シドニー
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6:14 - 6:16グローバル資本が集まり選別されているのです
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6:16 - 6:19毎年 多額な資金がこの地域に投下され
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6:19 - 6:22その多くが中国に投資されてます
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6:22 - 6:24そして貿易があります
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6:24 - 6:26これらのベクトルと矢印がしめすのは
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6:26 - 6:28より強固になる中国と
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6:28 - 6:30地域諸国との貿易関係です
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6:30 - 6:32特に一番のターゲットは 日本
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6:32 - 6:34韓国 そしてオーストラリアという
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6:34 - 6:36アメリカ合衆国と強い同盟関係を結ぶ国々です
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6:36 - 6:38例えば オーストラリアは鉄鉱石と天然ガスの
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6:38 - 6:42輸出先をほとんど中国に頼っています
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6:42 - 6:45貧困国に対しては 中国は関税を低くして
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6:45 - 6:48ラオスやカンボジアは商品を より安く売れるようにし
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6:48 - 6:51中国への輸出に頼るようにしています
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6:51 - 6:53そして現在 皆さんの多くがニュースでお読みのとおり
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6:53 - 6:55中国は アジアのみならず世界全体の
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6:55 - 7:00景気や経済回復の牽引役として期待されています
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7:00 - 7:04現在アジアに出現している自由および準自由貿易圏は
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7:04 - 7:08環太平洋全体よりも大きな貿易量を誇っています
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7:08 - 7:11中国がその地域経済の支えとなっているのです
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7:11 - 7:14この戦略のもう一つの柱は外交です
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7:14 - 7:18中国はこの地域の多くの国々と軍事協定を結んでいます
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7:18 - 7:21東アジア共同体のような
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7:21 - 7:23外交機関拠点にもなっているのです
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7:23 - 7:25これら組織のいくつかには
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7:25 - 7:27アメリカ合衆国すら参加していません
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7:27 - 7:29この国々の間では不可侵協定があり
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7:29 - 7:33仮に 中国とアメリカ合衆国の間で紛争が起こった場合でも
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7:33 - 7:36アメリカの同盟国である韓国とオーストラリアを含めた
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7:36 - 7:39ほとんどの国がその紛争に参加しないと誓約をしています
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7:39 - 7:41中国の戦略のもう一つの柱は
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7:41 - 7:43ロシアのように人口的なものです
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7:43 - 7:46中国は ビジネスパーソン 乳母 学生
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7:46 - 7:49中国語の教師をアジア地域に送り出しており
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7:49 - 7:52それら国々の人々と同化して経済を
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7:52 - 7:54支配する層を増やしています
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7:54 - 7:56すでに中国系の人々は
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7:56 - 7:59マレーシア タイ インドネシアにおいては
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7:59 - 8:02国の経済の
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8:02 - 8:04重要な役割を担う原動力となっています
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8:04 - 8:06現地では中国人のプライドが
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8:06 - 8:08再帰しています
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8:08 - 8:11例えばシンガポールは
以前は中国語教育を禁止していましたが -
8:11 - 8:13現在は推奨しています
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8:13 - 8:15これら全てを見てみると何がわかるでしょう
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8:15 - 8:17第二次世界大戦前を思い出してみてください
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8:17 - 8:19当時 日本は
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8:19 - 8:22大日本帝国共栄圏の構想を抱いていました
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8:22 - 8:24今日 出現しようとしているのは
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8:24 - 8:27大中国共栄圏と呼べるかもしれません
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8:27 - 8:29つまり いかに地図上の線が
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8:29 - 8:31国家と国境を示そうとしても
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8:31 - 8:33極東の地域において実際に起きているのは
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8:33 - 8:35文化圏の膨張であり
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8:35 - 8:38それは流動的かつ帝国主義的なのです
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8:38 - 8:41しかも 戦火を交えることなく起きているのです
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8:41 - 8:44中東で起きていることは全く別です
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8:44 - 8:47ヨーロッパ植民地時代からとり残された国境は
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8:47 - 8:50依然不安定な要素です
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8:50 - 8:54この地域で国境を別に考えることはできるのでしょうか
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8:54 - 8:56私たちは地図上のどの線に注目すればいいのでしょうか
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8:56 - 8:58ここで私が皆さんにお見せしたいのは
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8:58 - 9:01日々 いかに国家が作られているかです
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9:01 - 9:03イラクから始めてみましょう
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9:03 - 9:05アメリカ合衆国によるイラク侵攻から6年がたち
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9:05 - 9:08イラクは現実よりも地図上でのみ存在する国家に見えます
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9:08 - 9:11石油は 以前にはイラクを国家として
一つにまとめる力を持っていました -
9:11 - 9:15しかし今 石油は国家分裂の最も大きな
原因となっているのです -
9:15 - 9:17その理由はクルジスタンです
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9:17 - 9:19クルジスタン人は3000年もの間
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9:19 - 9:21独立の為に奮闘してきました
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9:21 - 9:23そして今 ついに独立を手に入れるチャンスを手にしました
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9:23 - 9:26これらはクルジスタンから出ている
パイプラインのルートです -
9:26 - 9:28石油の豊富な地域です
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9:28 - 9:30そして今日 クルジスタンに行くと
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9:30 - 9:32クルド・ペシュメルガという人民兵組織が
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9:32 - 9:35イラクのスンニ派に攻勢をかけているのを目撃するでしょう
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9:35 - 9:37しかし 彼らが守っているのは何なのでしょう
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9:37 - 9:39地図上の国境なのでしょうか
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9:39 - 9:41いいえ パイプラインです
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9:41 - 9:43もしクルド人がパイプラインを支配することができれば
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9:43 - 9:45彼らは自分たちの国家を形成することができます
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9:45 - 9:48イラクで起こるであろう分裂に我々は動揺すべきでしょうか
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9:48 - 9:50いいえ
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9:50 - 9:53イラクは世界で2番目に大きな石油原産国です
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9:53 - 9:55サウジアラビアの次です
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9:55 - 9:58そして我々は3000年にもわたる石油紛争を
解決するチャンスを手にしているのです -
9:58 - 10:00クルジスタンは内陸であるということを理解してください
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10:00 - 10:02行儀よく行動するしか選択肢がありません
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10:02 - 10:04なぜならば石油から利益を得るためには
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10:04 - 10:07トルコ シリア 他の国々 そしてイラクそのものを通し
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10:07 - 10:09石油を輸出するしか方法がなく
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10:09 - 10:12つまり これらの国々と友好的な関係を
保つ必要があるからなのです -
10:12 - 10:15それでは この地域で長く続く紛争に目を向けてみましょう
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10:15 - 10:17それはもちろん パレスチナです
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10:17 - 10:21パレスチナの地図策定は例外的でした
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10:21 - 10:24それは 2つのパレスチナとイスラエルがあるからです
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10:24 - 10:2630年に渡るローズ・ガーデン外交は
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10:26 - 10:29平和をもたらすことはありませんでした
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10:29 - 10:32では いったい何が必要なのでしょう
私は この問題を -
10:32 - 10:34解決するのはインフラだと思っています
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10:34 - 10:37今日 何十億ドルもの寄付がインフラに費やされています
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10:37 - 10:39この2つの矢印は
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10:39 - 10:42通勤用鉄道や他のライフラインで
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10:42 - 10:45ヨルダン川西岸と ガザ地区をつなぎます
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10:45 - 10:47もし ガザ地区に機能的な港ができ
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10:47 - 10:50ヨルダン川西岸と繋がれればパレスチナの国家
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10:50 - 10:52パレスチナの経済が活性化されるでしょう
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10:52 - 10:56私はこれが この紛争に平和を もたらすものと考えます
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10:56 - 11:00クルジスタンとパレスチナの状況から得られる教訓とは
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11:00 - 11:03インフラが伴わない独立は
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11:03 - 11:05持続しないことです
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11:05 - 11:07それではもし これらの紛争の不安定な状態が止まり
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11:07 - 11:11地図上にある国境以外の線に注目するとしたら
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11:11 - 11:14この地域はどのように見えるのでしょう
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11:14 - 11:16実際に この地域がそのような状態だった最後の時代は
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11:16 - 11:181世紀前に遡り オスマン帝国時代になります
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11:18 - 11:20これがヒジャス鉄道です
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11:20 - 11:24ヒジャス鉄道はイスタンブールから
ダマスカスを通り メディナまで通っていました -
11:24 - 11:26ヒジャス鉄道には ハイファへ分岐線までありました
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11:26 - 11:28ハイファは地中海に面したイスラエルの都市です
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11:28 - 11:32しかし今日 ヒジャス鉄道は廃墟と化しています
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11:32 - 11:35もし 私たちがこの地図上にあるこれらの曲線 ―
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11:35 - 11:38インフラを国境という直線を交差して
再び構築することができれば -
11:38 - 11:42私は中東はもっと平和な地域になると確信します
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11:42 - 11:44それでは 世界のまた別の場所を見てみましょう
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11:44 - 11:47旧ソビエト連邦の 中央アジア "スタン"の国々です
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11:47 - 11:50これらの国々の国境は元々スターリンの
法令により制定されました -
11:50 - 11:54彼は意図的に これらの国々が理にかなわぬようにしました
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11:54 - 11:56民族が入り混じるようにすることで
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11:56 - 11:58スターリンが彼らを分断し支配できるようにしたのです
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11:58 - 12:01幸運なことに この国々の石油とガス資源の多くは
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12:01 - 12:04ソビエト連邦が崩壊した後に発見されました
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12:04 - 12:07恐らく 皆さんの何人かの頭の中には
"石油、石油、石油" と文字が浮かんでいるでしょう -
12:07 - 12:09一体何故 私は石油についてばかり語っているんだろうと
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12:09 - 12:12石油についての考え方は以前と現在では
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12:12 - 12:14大きく変わっています
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12:14 - 12:17以前は 他人の石油を自分たちがいかに支配するか
ということでした -
12:17 - 12:19今日 石油は彼らのもので彼らの目的のために使えます
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12:19 - 12:21それは入植者や帝国主義者と同じ位
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12:21 - 12:25現在の彼らにとって重要なことなのです
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12:25 - 12:27これはパイプラインの予測 および
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12:27 - 12:29今後数十年において地図上に描かれるであろう
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12:29 - 12:32ルートの可能性とシナリオの一部です
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12:32 - 12:34主だったものです
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12:34 - 12:36この世界の多くの国々にとって
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12:36 - 12:39パイプラインはグローバル経済に
参加するためのチケットであり -
12:39 - 12:41パイプラインを持つということは
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12:41 - 12:43元々忠誠心がない国境よりも大きな意味があります
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12:43 - 12:46アゼルバイジャンを例にとりましょう
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12:46 - 12:48アゼルバイジャンはカフカスス地方の隅にある
忘れられた国でした -
12:48 - 12:52しかし現在 トルコへ続く
バクー-トビリシ-ジェイハンパイプライン により -
12:52 - 12:56西部のフロンティアとしての地位を確立しました
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12:56 - 12:59そして凍てついた経済力のない国と
多くの人々に思われている -
12:59 - 13:01トルクメニスタンですが
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13:01 - 13:04今ではカスピ海を超えて天然ガスを
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13:04 - 13:06ヨーロッパに供給するのに貢献しています
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13:06 - 13:08そして潜在的な可能性として
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13:08 - 13:12トルクメニスタン‐アフガン‐パキスタン‐インド
パイプラインも同様です -
13:12 - 13:14そして以前は名前すらなかったカザフスタンです
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13:14 - 13:18ソビエト連邦時代は南部シベリアと認識されていました
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13:18 - 13:20しかし現在 多くの人がカザフスタンを
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13:20 - 13:22地政学上の新興プレイヤーとして見ています
何故でしょう -
13:22 - 13:26それは カザフスタンが 計算高く
カスピ海中を渡るパイプラインを作っているからです -
13:26 - 13:30そのパイプラインは北はロシア そして東は中国へと続きます
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13:30 - 13:34パイプラインが増えるほど 植民地合戦に代わる
多くのシルクロードが生まれるのです -
13:34 - 13:38植民地合戦は一国が他の国を支配することを示しています
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13:38 - 13:41シルクロードは国々の独立と相互の信頼を示しているのです
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13:41 - 13:44パイプラインが増えるほどシルクロードが増え
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13:44 - 13:47支配をもたらす植民地めあての競争が
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13:47 - 13:5021世紀には減っていくはずです
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13:50 - 13:53それでは 国境を実際になくした唯一の地域
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13:53 - 13:55そおかげで競争力がいかに高まったか見てみましょう
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13:55 - 13:58もちろん ヨーロッパです
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13:58 - 14:01EUは当初 6ヵ国の石炭鉄鋼共同体として始まりました
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14:01 - 14:05当初の目的はドイツの復興を
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14:05 - 14:07平和的に行うことでした
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14:07 - 14:11やがて12カ国へと広がりました
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14:11 - 14:13EU の旗にある12の星は これらの国々を示しています
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14:13 - 14:15EUは 現在では通貨圏となっており
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14:15 - 14:19世界中で最も強大な貿易圏を形成しています
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14:19 - 14:22EUの加盟国は平均して毎年1カ国ずつ
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14:22 - 14:24冷戦終了時から増えていることになります
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14:24 - 14:27実際には ある一日多くの国が同時に加盟しました
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14:27 - 14:292004年に15カ国が新たにEUに加盟しました
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14:29 - 14:32そして現在 多くの人が描いている
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14:32 - 14:34平和な共同体が27カ国
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14:34 - 14:374億5千万人を抱えて存在しています
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14:37 - 14:41では 次は一体何が起こるのでしょう
EUの未来はどうなのでしょうか -
14:41 - 14:43水色で示している地域は
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14:43 - 14:45貿易と投資の面で
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14:45 - 14:47少なくとも2/3 あるいはそれ以上を
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14:47 - 14:49EUに頼っています
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14:49 - 14:51これはどういうことなのでしょう
貿易と投資の進行は -
14:51 - 14:55ヨーロッパの有言実行の証しと言えるでしょう
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14:55 - 14:57これらの地域自体は EUの一部ではなくとも
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14:57 - 14:59その影響力の圏内に入っているのです
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14:59 - 15:02バルカン諸国を例にとりましょう
クロアチア セルビア -
15:02 - 15:04ボスニアといった国々は まだEUに未加盟です
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15:04 - 15:07しかし ドイツのICE鉄道に乗れば
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15:07 - 15:09アルバニアに程近い場所まで行けます
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15:09 - 15:12ボスニアでは既にユーロを使え
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15:12 - 15:15将来的にもボスニアで唯一の通貨となることでしょう
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15:15 - 15:19北アフリカのようなヨーロッパ周辺地域を見てみましょう
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15:19 - 15:21平均すると毎年 または2年毎に
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15:21 - 15:24新しい石油ガスのパイプラインが
地中海底経由で開通しています -
15:24 - 15:27北アフリカとヨーロッパをつないでいます
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15:27 - 15:29エネルギー資源におけるヨーロッパの
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15:29 - 15:31ロシアへの依存が減る一方
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15:31 - 15:34北アフリカでは今日 多くの人々が
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15:34 - 15:37自分たちの地域を中東の一部と考えないようになりました
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15:37 - 15:40つまり フランスのサルコジ大統領が
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15:40 - 15:44地中海同盟のことを話すのも
正しいことなのだと私は思います -
15:44 - 15:47ではトルコと カフカスス地方を見てみましょう
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15:47 - 15:49アゼルバイジャンについては既に触れました
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15:49 - 15:51トルコとカフカスス地方の回廊地帯は
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15:51 - 15:53ヨーロッパのエネルギー供給の20%を
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15:53 - 15:55支える通路となりました
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15:55 - 15:58では トルコはEUのメンバーになる必要があるのでしょうか
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15:58 - 16:00私はそうは思いません むしろ トルコは既に
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16:00 - 16:03ヨーロッパ‐トルコ超大国の一部なのです
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16:03 - 16:06では次には何が起こるのでしょう
世界のどこで国境が変わり -
16:06 - 16:08新しい国家が生まれるのでしょう
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16:08 - 16:10南中央アジア 南西アジアは
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16:10 - 16:12そのよい候補です
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16:12 - 16:14アフガニスタンは アメリカが侵攻してから 8年がたちますが
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16:14 - 16:16依然として不安定な情勢が続いています
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16:16 - 16:19パキスタンとアフガニスタンは未だに脆弱で
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16:19 - 16:21いづれもパシュトゥーン族のナショナリズムの問題を
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16:21 - 16:24建設的に解決できていません
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16:24 - 16:26この国旗はがたなびくのは 2千万人の
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16:26 - 16:28パシュトゥーン族の心の中です
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16:28 - 16:31彼らはアフガンとパキスタンの国境を
挟んだ土地に住んでいます -
16:31 - 16:34少し南で起こっている反乱を無視せずに見てみましょう
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16:34 - 16:36バルチフスタンです 2週間前
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16:36 - 16:39バルチ人の反乱軍がパキスタン軍の駐屯地を攻撃しました
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16:39 - 16:42これが彼らが掲げた旗です
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16:42 - 16:44世界中で起こっている
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16:44 - 16:46旧植民地の崩壊は加速しています
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16:46 - 16:49そして私は 地図上でこのような変化が
さらに起こると予想しています -
16:49 - 16:51国々が細分化するにつれです
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16:51 - 16:53もちろんアフリカを忘れてはいけません
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16:53 - 16:55アフリカには53の国々があり
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16:55 - 16:58多くの疑わしい直線で区切られています
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16:58 - 17:00アフリカ全体を見渡せば
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17:00 - 17:03間違いなく もっと多くの
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17:03 - 17:05部族間の境界の境があるはずです
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17:05 - 17:09ここではアフリカ第2に大きな国スーダンを見てみましょう
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17:09 - 17:11スーダンは3つの内戦を抱えています
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17:11 - 17:14皆さんがよく知っているダルフールの集団虐殺
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17:14 - 17:16東部の内戦 そして
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17:16 - 17:18南部の内戦です
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17:18 - 17:21スーダン南部は 2011年に住民投票を予定しており
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17:21 - 17:24独立を支持する結果がでることでしょう
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17:24 - 17:28それでは北極圏に目を向けてみましょう
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17:28 - 17:30エネルギー資源を求める大競争が
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17:30 - 17:32北極の海底を舞台に進行中です
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17:32 - 17:34このレースの勝者は一体誰でしょうか
カナダ ロシア アメリカ -
17:34 - 17:36実は グリーンランドです
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17:36 - 17:39数週間前 グリーンランド 6万人の人々は
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17:39 - 17:41デンマークからの統治独立に
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17:41 - 17:43投票しました
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17:43 - 17:46そのためデンマークは いっきに縮小するでしょう
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17:46 - 17:48これらから得られる教訓は何でしょうか
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17:48 - 17:52地政学は感傷とは無縁な規律であるということです
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17:52 - 17:54それは常に世界を変形 変化させていて
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17:54 - 17:56まるで天候のようです
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17:56 - 17:58そして私たちと生態系の関係のように
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17:58 - 18:00私たちは常に世界をどのように再配置して
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18:00 - 18:03均衡を保っていけるのかを探っています
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18:03 - 18:05今 私たちは地図上に変化を恐れています
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18:05 - 18:07内戦 死亡者数
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18:07 - 18:10新しい国の名前を覚ることが心配です
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18:10 - 18:13しかし 現存する国境が持つ惰性の方が
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18:13 - 18:15より悪質で暴力的であると思います
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18:15 - 18:17問題は我々がどのように国境を変えていくか
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18:17 - 18:19そして どの線に注目するかです
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18:19 - 18:21国境を交差する線 すなわち
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18:21 - 18:23インフラの線に注目すべきです
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18:23 - 18:26そうすればお望みの国境のない世界が実現するでしょう
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18:26 - 18:28ありがとうございました
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18:28 - 18:33(拍手)
- Title:
- パラグ・カンナが描く国家の未来
- Speaker:
- Parag Khanna
- Description:
-
多くの人々が地図に描かれている国境線は、もはや意味のないものだと考えています。しかし依然として国境線は重要だと、パラグ・カナは言います。彼は過去と現在の地図を使いながら世界中の国境紛争の根源を説明し、シンプルかつ精巧な解決方法を提示します。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 18:37
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