技術の金字塔 ── ブルックリン橋の建設 / アレックス・ジェンドラー
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0:07 - 0:1019世紀中頃に
吊り橋の落下事故が -
0:10 - 0:13ヨーロッパじゅうで
起きていました -
0:13 - 0:16ケーブルが荒天時に擦れ
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0:16 - 0:19橋桁の重みで切れたのです
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0:19 - 0:23そのため ドイツ系アメリカ人技術者の
ジョン・ローブリングが -
0:23 - 0:26ニューヨークのイースト川に架ける ―
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0:26 - 0:30かつてなく大きく高価な吊り橋の
建造を提案したとき -
0:30 - 0:33市当局が懐疑的だったのも
無理はありません -
0:33 - 0:36しかしマンハッタンは
混雑の度を増し -
0:36 - 0:39ブルックリンからの通勤者が
川を塞いでいました -
0:39 - 0:441867年2月に政府は
ローブリングの提案を承認します -
0:45 - 0:48ヨーロッパの橋で起きた
失敗を避けるために -
0:48 - 0:50ローブリングは複合型の橋を
設計しました -
0:50 - 0:52吊り橋からは
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0:52 - 0:58大きなケーブルを主塔で支え
岸に固定する形を取り入れました -
0:58 - 1:02このデザインは
長い橋桁を支えるのに理想的で -
1:02 - 1:05橋桁は短い縦のケーブルで
吊るされます -
1:05 - 1:09ローブリングはまた斜張橋のデザインも
取り入れました -
1:09 - 1:13主塔に直接つながる
斜めのケーブルで橋桁を支える -
1:13 - 1:15比較的短い橋に
使われる方式です -
1:15 - 1:18このケーブルを付け加えることで
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1:18 - 1:24橋の安定性を高め
メインケーブルにかかる荷重を減らせます -
1:24 - 1:28同様のデザインは他の橋でも
使われていましたが -
1:28 - 1:31ローブリングの計画に比べると
ずっと小さなものでした -
1:31 - 1:35彼の新しい橋は
長さが480mあり -
1:35 - 1:40当時最長の吊り橋より
1.5倍も長かったのです -
1:40 - 1:46通常の麻のロープは 14,680トンの
橋桁の重みで切れてしまうので -
1:46 - 1:50彼の提案では
橋のケーブルを作るために -
1:50 - 1:545,600kmの金属製ワイヤを
要求していました -
1:54 - 1:55すべての重みを支えるため
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1:55 - 2:00主塔には海抜90m以上の
高さが必要で -
2:00 - 2:04完成すれば西半球で
最も高い建造物になります -
2:04 - 2:07ローブリングは自分の設計に
自信を持っていましたが -
2:07 - 2:101869年に現地調査をしていたときに
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2:10 - 2:14船と波止場の間に
足を挟まれる事故に遭い -
2:14 - 2:181か月もせずに破傷風のため
亡くなりました -
2:18 - 2:23さいわいジョンの息子の
ワシントンも技術者で -
2:23 - 2:26父親の跡を継ぎました
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2:26 - 2:31翌年 主塔の基礎の工事が
ついに始まりました -
2:31 - 2:35この最初のステップは
最も困難な部分でもありました -
2:35 - 2:39岩だらけの川床に
潜函工法という -
2:39 - 2:42あまり試されたことのない方法で
建設するのです -
2:42 - 2:46密閉された木製の箱(潜函)を
川に沈め -
2:46 - 2:52パイプで圧搾空気を送り込んで
水を排出します -
2:52 - 2:55その後エアロックから
中に入った作業者が -
2:55 - 2:58川床の掘削を行います
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2:58 - 3:02掘り進めながら
箱の上に石を積み上げていきます -
3:02 - 3:05岩盤まで到達したら
箱をコンクリートで満たし -
3:05 - 3:08塔の基礎にします
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3:08 - 3:12潜函の中の作業条件は
危険でひどいものでした -
3:12 - 3:17照明はロウソクとガス灯だけで
何度も火事になって -
3:17 - 3:21避難が必要になり
浸水しました -
3:21 - 3:25さらに危険だったのは
潜函病と呼ばれた奇妙な病気でした -
3:25 - 3:28現在では減圧症だと分かっていますが
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3:28 - 3:32当時は 痛みやめまいが起き
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3:32 - 3:35死者まで出た理由が分からず
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3:35 - 3:391872年には主任技術者も
死にかけました -
3:39 - 3:44ワシントンは生き延びましたが
麻痺して寝たきりになりました -
3:44 - 3:47ここでローブリングの一家は
再び不屈さを見せます -
3:47 - 3:49ワシントンの妻のエミリーが
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3:49 - 3:53夫と技術者たちの間の
連絡役をしただけでなく -
3:53 - 3:57そのうち日々のプロジェクト管理まで
こなすようになりました -
3:57 - 4:01あいにく問題は
これで終わりませんでした -
4:01 - 4:051877年には工事は予定より遅れ
予算超過していました -
4:05 - 4:07さらに悪いことに
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4:07 - 4:11納入されていたケーブルに
欠陥があることが分かりました -
4:11 - 4:15ジョン・ローブリングの設計に
二重三重の安全策が施されてなかったとしたら -
4:15 - 4:18これは致命的になっていたでしょう
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4:18 - 4:21ワイヤを追加して
ケーブルの強化をした後 -
4:21 - 4:25橋桁が一片ずつ
吊るされていきました -
4:25 - 4:3014年の歳月と
現在のお金にして4億ドルを超える費用と -
4:30 - 4:34ローブリング家の
3人の生涯をかけて -
4:34 - 4:38ブルックリン橋は
1883年5月24日に開通し -
4:38 - 4:41それは紛れもない
壮挙でした -
4:41 - 4:43ブルックリン橋は今も
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4:43 - 4:48ゴシック風の塔と交差するケーブルを支える
時を重ねた潜函の上に立っていて -
4:48 - 4:52ニューヨーク市への
入り口となっています
- Title:
- 技術の金字塔 ── ブルックリン橋の建設 / アレックス・ジェンドラー
- Speaker:
- アレックス・ジェンドラー
- Description:
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19世紀中頃に吊り橋の落下事故がヨーロッパのいたるところで起きていました。ケーブルが擦れて橋桁の重みで切れていたのです。そのためドイツ系アメリカ人技術者のジョン・ローブリングがかつてない大きく高価な吊り橋の建造を提案した時、ニューヨーク市当局は懐疑的でした…。有名なブルックリン橋が建設された顛末をアレックス・ジェンドラーがお話しします。
講師 アレックス・ジェンドラー
監督 ジェレミア・ディッキーこのビデオの教材 https://ed.ted.com/lessons/epic-engineering-building-the-brooklyn-bridge-alex-gendler
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:52
Yasushi Aoki approved Japanese subtitles for Epic Engineering: Building the Brooklyn Bridge | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Epic Engineering: Building the Brooklyn Bridge | ||
Tomoyuki Suzuki accepted Japanese subtitles for Epic Engineering: Building the Brooklyn Bridge | ||
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