はっきり主張できるようになるには
- 
0:01 - 0:04思ったことをはっきり言うのは
 難しいものです
- 
0:05 - 0:10その本当の意味が分かったのは
 ちょうど1ヶ月前
- 
0:10 - 0:12私たち夫婦に子供が
 誕生した時のことです
- 
0:13 - 0:15感動と
- 
0:15 - 0:17心躍る歓喜の瞬間でした
- 
0:17 - 0:20と同時に怖くて身がすくむ思いもあり
- 
0:20 - 0:25特に赤ちゃんを初めて
 我が家に迎えた日がそうでした
- 
0:25 - 0:26妻も私も
- 
0:26 - 0:30母乳からの栄養で十分なのか
 確信が持てませんでした
- 
0:31 - 0:34それで小児科医に
 電話したかったのですが
- 
0:34 - 0:36第一印象が悪くなってもいけないし
- 
0:36 - 0:39神経質で常識外れな親だと
 思われたくなかったので
- 
0:39 - 0:41ただ心配しながら
- 
0:41 - 0:42待ちました
- 
0:42 - 0:44翌日 小児科医を訪れると
- 
0:44 - 0:49かなりの脱水症状を示していた息子は
 すぐにミルクを与えられました
- 
0:49 - 0:51今では元気ですし
- 
0:51 - 0:54担当医は いつでも電話していいと
 言ってくれています
- 
0:54 - 0:56あの時 電話して
- 
0:56 - 0:58思っていることを
 言えばよかったのでした
- 
0:59 - 1:02一方 発言すべきでない時に
 言ってしまう場合もあります
- 
1:02 - 1:0610年以上前 私の双子の弟を
 落胆させてしまった時がそうです
- 
1:07 - 1:09弟はドキュメンタリー映画を
 製作しています
- 
1:09 - 1:11ある初期の作品に対して
- 
1:11 - 1:13映画配給会社から
 契約の申し出がありました
- 
1:13 - 1:15弟は興奮して
- 
1:15 - 1:17承諾するつもりになっていました
- 
1:17 - 1:20しかし 交渉に関する研究をしていた私は
- 
1:20 - 1:23逆提案をすべきだと主張し
- 
1:23 - 1:26完璧な提案を練り上げる
 手伝いをしました
- 
1:26 - 1:28それは完璧に・・・
- 
1:28 - 1:30完璧に無礼なものだったのです
- 
1:30 - 1:32その会社は 酷く憤慨し
- 
1:32 - 1:34オファーを取り下げ
- 
1:34 - 1:36全てがフイになってしまいました
- 
1:36 - 1:40さて私はこの自己主張のジレンマに関して
 世界中の人々に質問をしてきました
- 
1:40 - 1:42自分を強く主張できる時とは?
- 
1:42 - 1:44自分の利益や関心を押し通せる時とは?
- 
1:44 - 1:46自分の意見を表現できる時とは?
- 
1:46 - 1:48野心的な要求ができる時とは?
- 
1:49 - 1:53内容は幅広く様々なのですが
 一方で
- 
1:53 - 1:56それらが織りなす模様は万国共通です
- 
1:56 - 1:59上司がミスをしたとき
 進言してもいいだろうか?
- 
1:59 - 2:03いつも口出ししてくる嫌な同僚に
 直接 注意してもいいだろうか?
- 
2:03 - 2:06無神経な冗談を言う友人を
 いさめてもいいだろうか?
- 
2:06 - 2:10心の奥底にある不安を
 最愛の人に明かしてもいいだろうか?
- 
2:11 - 2:14私は こうした調査を通して
 人には それぞれ
- 
2:14 - 2:18許されている言動の範囲が
 あることに気がつきました
- 
2:18 - 2:23時には押しが強すぎることがあります
- 
2:23 - 2:25それが弟の身に起きたことです
- 
2:25 - 2:29逆提案をすること自体が
 弟に許される範囲外の行為だったのです
- 
2:30 - 2:31しかし押しが弱すぎる時もあり
- 
2:31 - 2:33先程の妻と私のケースがそれです
- 
2:33 - 2:36この1人1人が持つ許容範囲—
- 
2:36 - 2:39自分の許容範囲内での言動なら
 見返りがありますが
- 
2:39 - 2:43その範囲から一歩出てしまうと
 様々な形で罰せられます
- 
2:43 - 2:46冷遇されたり見下げられたり
 疎外されたりさえします
- 
2:46 - 2:49時には昇給や昇進を逃したり
 商談を棒にふったりです
- 
2:50 - 2:53それで まず知るべきことは
- 
2:53 - 2:55自分の許容範囲ですが
- 
2:55 - 2:59その範囲の幅は一定でない
 ということが鍵です
- 
2:59 - 3:01実際かなり変動するんです
- 
3:01 - 3:05状況により その範囲は
 広がりも狭まりもします
- 
3:05 - 3:10許容範囲の決定に
 何よりも大きく影響するのは
- 
3:10 - 3:11私たち自身の「力」です
- 
3:11 - 3:14私たちの力がその範囲を
 左右するのです
- 
3:14 - 3:15この「力」とは何でしょう?
- 
3:15 - 3:17それは様々な形で現れます
- 
3:17 - 3:20交渉の際には選択の余地
 という形で現れます
- 
3:20 - 3:22弟の場合 その余地がなく
- 
3:22 - 3:23つまり力が足りなかったのです
- 
3:23 - 3:25相手の会社には多くの選択肢—
- 
3:25 - 3:26つまり力があったのです
- 
3:26 - 3:29力の無さは移民のように
 新しい国に来たばかりの人や
- 
3:29 - 3:31組織の新メンバーや
- 
3:31 - 3:32何かを初めて経験する人々 —
- 
3:32 - 3:34例えば妻と私のような
 新米の親などに見られます
- 
3:34 - 3:36ある時は 職場で
- 
3:36 - 3:39一人が上司で
 もう一人が部下という状況で生まれ
- 
3:39 - 3:40ある時は 人間関係で
- 
3:40 - 3:43一方が もう一方よりも
 相手に入れあげている場合に表れます
- 
3:43 - 3:47ここでの鍵は 力が大きければ
- 
3:47 - 3:49許容範囲は うんと広くなり
- 
3:49 - 3:51許される言動の幅が
 かなりありますが
- 
3:52 - 3:54力が無ければ その幅は狭まり
- 
3:55 - 3:56余裕はほとんどありません
- 
3:57 - 4:00問題は許容範囲が狭くなると
- 
4:00 - 4:04「ローパワー・ダブルバインド」と
 呼ばれるものが生まれます
- 
4:04 - 4:07力の弱さゆえの二重拘束のことで
 それが起きるのは
- 
4:07 - 4:10黙っていれば
 誰の目にも留まらず
- 
4:11 - 4:13思い切って言えば
 罰せられるという時です
- 
4:13 - 4:16みなさんの多くは
 「ダブルバインド」と聞くと
- 
4:16 - 4:19ジェンダーに関する話を
 連想したのではないでしょうか
- 
4:19 - 4:23ジェンダーによるダブルバインドとは
 黙っている女性は目立たず
- 
4:23 - 4:26発言する女性は
 嫌な目に遭うというものです
- 
4:26 - 4:31女性も男性と同様
 発言しなければなりませんが
- 
4:31 - 4:33問題は それを阻む
 障壁があることです
- 
4:34 - 4:38過去20年に渡る私の研究で
 こういうことが分かりました
- 
4:38 - 4:41女性だから起きていると
 思われていたダブルバインドは
- 
4:41 - 4:42実は そうではなく
- 
4:42 - 4:46個人の「力」の弱さから来る
 ローパワー・ダブルバインドだったのです
- 
4:46 - 4:48つまり 性別に関係なく
- 
4:48 - 4:51力の差の現れにすぎない
 ことが多いのです
- 
4:51 - 4:53男性と女性の違いを
- 
4:53 - 4:55個別に見ても
 男女別の集団を見ても
- 
4:56 - 4:59「生物学上の根本的な違いだ」と
- 
4:59 - 5:00思うのが常ですが
- 
5:00 - 5:02研究を重ねた結果
 分かったのは
- 
5:02 - 5:07女性特有のダブルバインドだと
 思われていた事柄は
- 
5:07 - 5:08実は 「力」から来るもので
- 
5:08 - 5:12ローパワー・ダブルバインドが
 要因となっていたのです
- 
5:12 - 5:15この二重拘束は
 力に欠けているせいで
- 
5:15 - 5:19言動の許容範囲が狭くなると
 いうものです
- 
5:19 - 5:20許容範囲が狭いと
- 
5:20 - 5:22強力なダブルバインドが生じるのです
- 
5:22 - 5:25さて 許容範囲を広げる方法が
 必要だということで
- 
5:25 - 5:26過去20年の間に
- 
5:26 - 5:29私は同僚と共に それに関わる
 2つの要素を発見しました
- 
5:30 - 5:341つ目は 力がありそうだ
 という自分に対する自己判断
- 
5:34 - 5:382つ目は 力がありそうだ
 という自分に対する他者の判断
- 
5:38 - 5:40自分に力が
 みなぎっていると感じる時
- 
5:40 - 5:42私は自信に溢れ 物怖じせず
- 
5:42 - 5:44自ら許容範囲を広げています
- 
5:44 - 5:47他者の目にも
 私が力強く映っていれば
- 
5:47 - 5:49許容範囲を広げる許可が与えられます
- 
5:49 - 5:54では その許容範囲を広げる道具が
 必要になりますが
- 
5:54 - 5:56今日はその道具一式を
 皆さんにお渡ししましょう
- 
5:56 - 5:58意見を述べることには
 リスクが伴いますが
- 
5:59 - 6:02そのリスクを下げてくれる道具です
- 
6:03 - 6:09最初の道具は
 交渉に関する研究で発見された
- 
6:09 - 6:10重要なものです
- 
6:10 - 6:14概して 女性は控えめに提案するため
- 
6:14 - 6:18交渉は 男性より女性にとって
 不利な結果となってしまいます
- 
6:18 - 6:21しかしハナ・ライリー・ボウルズと
 エミリー・アマナトゥラの研究で
- 
6:21 - 6:25ある状況下では 女性も
 男性と同じくらい強気になれ
- 
6:25 - 6:27かつ男性と同じような結果を
 出せることが分かりました
- 
6:27 - 6:31その状況とは
 女性が他者のために発言する時です
- 
6:31 - 6:33他者のために発言する時
- 
6:33 - 6:38女性は自分の許容範囲を把握し
 自ら押し広げ
- 
6:38 - 6:40より自信を持って発言できます
- 
6:40 - 6:43これは「母熊効果」と
 呼ばれることがあります
- 
6:43 - 6:46自分の子を守る母熊のように
- 
6:46 - 6:50他者のために発言する時
 自分の意見が述べられるようになります
- 
6:50 - 6:53しかし時には自分のためにも
 発言しなければなりません
- 
6:53 - 6:55その方法とは?
- 
6:55 - 6:59自分のために発言するのに
 最も重要な道具の1つに
- 
6:59 - 7:01「他者視点取得」と
 呼ばれるものがあります
- 
7:01 - 7:04他者視点取得とは実に単純で
- 
7:04 - 7:08他者の視点を通して
 世の中を見るということです
- 
7:09 - 7:13これが 自分の許容範囲を広げてくれる
 最も重要な道具の1つです
- 
7:13 - 7:15相手の視点を取り入れて
- 
7:15 - 7:17相手が本当に望んでいるものを考えると
- 
7:17 - 7:20相手から 自分の望んでいるものを
 もらえる可能性が高まります
- 
7:21 - 7:23しかし ここに問題があります
- 
7:23 - 7:25視点取得は難しいのです
- 
7:25 - 7:27ちょっと実験をしてみましょう
- 
7:27 - 7:30このように手を挙げて下さい
- 
7:30 - 7:32人差し指を突き出して
- 
7:32 - 7:36大文字の「E」を
 おでこに書いてください
- 
7:36 - 7:38できるだけ速く
- 
7:40 - 7:43はい
 「E」を書くのには2通りありますね
- 
7:43 - 7:47これは元々 視点取得のテストとして
 考案されたものです
- 
7:47 - 7:492つの写真をお見せします
- 
7:49 - 7:51おでこに「E」を書いた人の写真です
- 
7:51 - 7:53教え子のエリカ・ホールです
- 
7:53 - 7:55左に見えるのは
- 
7:55 - 7:57正しい「E」ですね
- 
7:57 - 8:00自分の書いた「E」が
 他の人にも「E」に見えます
- 
8:00 - 8:02これは視点取得型の「E」です
- 
8:02 - 8:05他者の観点から見た「E」だからです
- 
8:05 - 8:08しかし右のは自己注目型の「E」です
- 
8:09 - 8:11自己注目は よくあることですが
- 
8:11 - 8:14特に危機に陥ると
 そうなります
- 
8:14 - 8:16ある危機のお話をしましょう
- 
8:16 - 8:19カリフォルニア州ワトソンビルで
 銀行に1人の男が入って来ました
- 
8:20 - 8:21男は言いました
- 
8:21 - 8:25「2千ドル出せ
 さもないと銀行ごと爆破する」
- 
8:26 - 8:28銀行の支店長は お金を渡さず
- 
8:28 - 8:29一歩引いて考えました
- 
8:30 - 8:31その男の立場に立つと
- 
8:31 - 8:34非常に重要なことに気づきました
- 
8:34 - 8:36男は特定の金額を要求してきています
- 
8:36 - 8:38そこで男に尋ねました
- 
8:39 - 8:41「どうして2千ドルなのですか?」
- 
8:41 - 8:42男は答えました
- 
8:42 - 8:46「今すぐ2千ドル渡さないと
 友達が強制退去させられるんだ」
- 
8:46 - 8:48そこで支店長は言いました
- 
8:48 - 8:51「それなら銀行強盗なんかではなく
 ローンを組んだ方がお得ですよ」
- 
8:51 - 8:52(笑)
- 
8:52 - 8:53「私のオフィスへどうぞ
- 
8:53 - 8:55書類を作りましょう」
- 
8:55 - 8:56(笑)
- 
8:57 - 9:02支店長の迅速な視点取得が
 一触即発の状況を鎮めたのです
- 
9:02 - 9:04他者の視点を取り入れると
- 
9:04 - 9:09野心的になれる上 自己主張でき
 それでいて感じもいいのです
- 
9:09 - 9:12もう1つ自己主張できて
 好ましく思われる方法があります
- 
9:12 - 9:15それは柔軟性を示すことです
- 
9:15 - 9:19例えば あなたが営業マンで
 車を売ろうとしていると思ってください
- 
9:20 - 9:24選択肢を2つ示すことで
 売れる可能性が高くなります
- 
9:24 - 9:26例えば 選択肢Aは
- 
9:26 - 9:292万4千ドルで保証期間5年
- 
9:29 - 9:30選択肢Bは
- 
9:31 - 9:332万3千ドルで保証期間3年
 という風にです
- 
9:34 - 9:36私の研究で分かったことは
- 
9:36 - 9:39人は選択権を与えられると
 ガードがゆるくなり
- 
9:39 - 9:42与えられた提案を
 承諾しがちだということです
- 
9:42 - 9:44これは営業マンに限らず
- 
9:44 - 9:46親にも言えます
- 
9:46 - 9:47私の姪が4才の時
- 
9:47 - 9:50着替えるのを嫌がり
 どの洋服も拒絶しました
- 
9:50 - 9:53しかし母親に
 素晴らしい考えが浮かびました
- 
9:53 - 9:56娘に選択肢を示し
 選ばせたらどうだろう?
- 
9:56 - 9:58どっちのシャツがいい?
 こっちね
- 
9:58 - 10:00どっちのズボンがいい?
 こっちね
- 
10:00 - 10:01見事にうまく行きました
- 
10:01 - 10:05姪はグズることなく
 さっさと着替えたのです
- 
10:05 - 10:08私は世界中の人々に
 こんな質問をしてきました
- 
10:08 - 10:10「思っていることが
 気軽に言える時とは?」
- 
10:10 - 10:11最も多い答えは
- 
10:11 - 10:16「聞き手の中に
 支持者や仲間がいる時」
- 
10:16 - 10:20では 自分の側に立ってくれる
 仲間を得るには
- 
10:20 - 10:21どうしましょう?
- 
10:22 - 10:241つの方法は「母熊」になることです
- 
10:24 - 10:26他者のために発言する時
- 
10:26 - 10:29自分だけでなく他者の目から見ても
 自分の許容範囲が広がり
- 
10:29 - 10:31同時に強力な仲間を得られます
- 
10:32 - 10:37強力な仲間を得るもう1つの方法
 特に権力のある人を味方につけるには
- 
10:37 - 10:39助言を求めることです
- 
10:39 - 10:44他者に助言を求めると
 好ましく思ってもらえます
- 
10:44 - 10:47相手を立てているし
 謙虚さを示してもいるからです
- 
10:47 - 10:51もう1つのダブルバインド解決にも
 とても効果的です
- 
10:51 - 10:53自己PRから生じる
 ダブルバインドのことです
- 
10:53 - 10:55どういうことかと言うと
- 
10:55 - 10:58自分の功績を宣伝しなければ
- 
10:58 - 10:59誰も気付かないが
- 
10:59 - 11:02ひけらかすと好ましく思われない
 というものです
- 
11:02 - 11:05しかし自分の功績に関して
 助言を求めると
- 
11:05 - 11:10相手の目に映る自分は有能で
 さらに好ましく思ってもらえます
- 
11:10 - 11:13この方法は とても強力で
- 
11:13 - 11:15誰かが相談に来ると
 わかっている時でさえ効果的なのです
- 
11:15 - 11:20「力」の弱い人が紹介を受けて
 私の所に助言を求めに来ることを
- 
11:20 - 11:24前もって知らされるというケースが
 今まで何度もありました
- 
11:24 - 11:27ここで気付いて欲しいことが
 3つあります
- 
11:27 - 11:30その1 私は助言を
 求められると知っていた
- 
11:30 - 11:32その2 助言を求める行為には
- 
11:32 - 11:35戦略的な利点があることを
 私はよく知っていた
- 
11:36 - 11:38その3 そう知っていても
 効果的だったのです!
- 
11:39 - 11:40相手の視点を受け入れ
- 
11:40 - 11:42彼らのために
 もっと力を尽くすようになり
- 
11:42 - 11:46より熱心に相談に乗りました
 助言を求められたからです
- 
11:46 - 11:50自信を持って意見が述べられる場面は
 他にもあります
- 
11:50 - 11:52専門分野がある場合です
- 
11:52 - 11:54専門性によって信頼が得られます
- 
11:55 - 11:58たっぷり力を持っている場合は
 すでに信頼があるので
- 
11:58 - 12:00そこそこの証拠を示せば
 十分です
- 
12:00 - 12:03力が無い場合は
 信頼がありませんから
- 
12:03 - 12:05優れた証拠が必要になります
- 
12:05 - 12:09専門家として印象づける方法の1つに
- 
12:09 - 12:11自分の情熱を表す
 というやり方があります
- 
12:12 - 12:14皆さんに
 やってほしいことがあります
- 
12:14 - 12:17向こう数日の間に
 誰か友達をつかまえて
- 
12:17 - 12:20その人が情熱を傾けていることについて
 語ってもらってください
- 
12:21 - 12:23私は世界中の人々に
 これをやってもらい
- 
12:23 - 12:25その後こう尋ねました
- 
12:25 - 12:27「自分の情熱を語る人を見ていて
- 
12:27 - 12:29どんなことに気がつきましたか?」
- 
12:29 - 12:31その答えはいつも同じでした
- 
12:31 - 12:33「目が輝き イキイキとしてきた」
- 
12:33 - 12:36「満面の笑顔になった」
- 
12:36 - 12:37「手ぶりが大きくなって
- 
12:37 - 12:39避けなきゃいけないほどだった
 当たりそうで」
- 
12:39 - 12:42「早口になり
 ちょっと声がうわずっていた」
- 
12:42 - 12:43(笑)
- 
12:43 - 12:46「秘密を明かすかのように
 身を乗り出してきた」
- 
12:46 - 12:47さらに こう尋ねました
- 
12:47 - 12:50「それを聞いていた
 あなたはどうなりましたか?」
- 
12:50 - 12:51こんな答えでした
- 
12:51 - 12:54「私の目も輝き
 笑みがこぼれ
- 
12:54 - 12:55身を乗り出しました」
- 
12:55 - 12:57自分たちの情熱に関することとなると
- 
12:57 - 13:01自ら発言する勇気が
 奮い起こされるものですが
- 
13:01 - 13:04同時に 発言することに対し
 周りも寛容になります
- 
13:05 - 13:10自分が弱すぎるように見えてしまう状況でも
 情熱を表すとプラスに働きます
- 
13:11 - 13:15性別を問わず職場での涙は
 ひんしゅくを買いますが
- 
13:15 - 13:22リジー・ウルフの研究では
 強い感情が情熱という形で表された場合
- 
13:22 - 13:28男性であれ女性であれ 涙は
 非難されないことが分かっています
- 
13:29 - 13:32最後に
 今は亡き父が 弟の結婚式で
- 
13:32 - 13:34述べた言葉で
 締めくくりたいと思います
- 
13:35 - 13:36その時の写真です
- 
13:38 - 13:40父は私と同じく心理学者でしたが
- 
13:40 - 13:44父が本当に愛し
 情熱を持っていたのは映画でした
- 
13:44 - 13:45弟と同じです
- 
13:45 - 13:47父が結婚式のために書いた
 スピーチの題材は
- 
13:48 - 13:51人生を喜劇に喩え その中で
 私たちが演じる役柄についてでした
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13:51 - 13:53「人との関わりが
 軽やかであればあるほど
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13:53 - 13:57上手に立ち回れるようになり
 人生を充実させるのに長けてくるものだ
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13:57 - 14:01自分の役割を受け入れ
 向上しようと努力する者は
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14:02 - 14:05自分を大きく成長させる
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14:05 - 14:07自分の役割をうまくこなせば
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14:07 - 14:09人生は概ね
 楽しいものとなるだろう」
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14:09 - 14:11父が言わんとしたのは
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14:11 - 14:14この世界で私たちは皆
 役割と自由を与えられており—
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14:15 - 14:19この講演の核心でもあるのですが—
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14:19 - 14:24その役割と幅は常に広がり
 発展しているということです
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14:25 - 14:27必要とあらば
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14:27 - 14:29母熊のように勇猛になり
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14:29 - 14:31謙虚に助言を求めてください
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14:32 - 14:36そうして優れた証拠と
 心強い仲間を得て
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14:36 - 14:39情熱を持って
 他者の視点を取り入れましょう
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14:39 - 14:41そして 皆さんが
 この道具を使えば―
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14:41 - 14:44誰でも使えるようになれば
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14:44 - 14:48自分の言動の許容範囲を
 広げられるようになり
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14:48 - 14:51人生は概ね楽しいものと
 なることでしょう
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14:52 - 14:53ありがとうございました
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14:53 - 14:56(拍手)
- Title:
- はっきり主張できるようになるには
- Speaker:
- アダム・ガリンスキー
- Description:
- 
    more » « lessはっきり考えを述べることは、そうすべき時でも難しいものです。社会心理学者アダム・ガリンスキーの賢明な助言から、意見をはっきりと述べ、難しい状況もくぐり抜け、自分自身の力を強化する方法を学びましょう。 
- Video Language:
- English
- Team:
 closed TED closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 15:08
|   | Riaki Ponist edited Japanese subtitles for How to speak up for yourself | |
|   | Riaki Ponist approved Japanese subtitles for How to speak up for yourself | |
|   | Emi Kamiya accepted Japanese subtitles for How to speak up for yourself | |
|   | Emi Kamiya edited Japanese subtitles for How to speak up for yourself | |
|   | Emi Kamiya edited Japanese subtitles for How to speak up for yourself | |
|   | Reiko Bovee edited Japanese subtitles for How to speak up for yourself | |
|   | Reiko Bovee edited Japanese subtitles for How to speak up for yourself | |
|   | Reiko Bovee edited Japanese subtitles for How to speak up for yourself |