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火星まで行くケープコッドのミツバチ | ノア・ウィルソン=リッチ | TEDxProvincetown

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    ポリネーター(花粉媒介者)の減少は
    現代の大きな問題です
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    20万種のポリネーターの中で
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    ミツバチは最もよく知られています
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    8千年前に遡る人類とのつきあいが
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    その理由のひとつです
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    現代のスペインにある
    洞窟の壁画にも見られます
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    この環境の指標生物は
    死に絶えつつあることも知られています
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    昨年だけでもアメリカで
    40%のハチの巣が消えゆき
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    その数字はマサチューセッツ州などの
    厳しい冬を迎える環境では
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    更に高くなります
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    1年で47%のハチの巣が
    消えました
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    昨年人口が半減した
    そんな想像ができますか?
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    そしてそれが例えば
    食べ物を作る人たちだったら?
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    私の予測では10年以内に
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    ミツバチが死滅してしまうでしょう
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    もし養蜂家たちが
    失われた蜜蜂の巣を補填しなければ
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    私たちに必要な食糧が
    枯渇してしまうでしょう
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    果物、野菜、アーモンド、ナッツ類
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    酸味のあるリンゴや酸っぱいレモン
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    家畜の牛が食べる
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    干し草やアルファルファも
    無くなってしまうでしょう
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    地球規模の食糧危機
    そして経済危機が起こり
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    道徳的クライシスが
    世界中で蔓延するでしょう
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    これからは
    皆さん一人一人の力が必要です
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    「市民科学者」となって
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    もう既に行っていることも含めて
    できることをするのです
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    ええ 花を植えたり
    養蜂箱を設置したり
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    ハチのホテルや他の無名の
    ポリネーターたちの住まいを作るんです
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    でもそれ以上に 踏み出して
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    データ収集ということをやって欲しいのです
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    今日はその方法をお話しします
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    そして私のチームが視点を変えて
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    死に絶えゆくミツバチから
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    地図へ ミツバチの健康のホットスポットへ
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    はちみつの捉え方を変えた経緯を紹介します
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    単なるベタベタして甘く美味しい食べ物から
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    唯一の腐らない食品で その中に
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    健康な育成環境の
    青写真の情報を含んでいるものなのだと
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    そこに希望を見つけました
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    これを皆さんと一緒にやるんです
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    私はケープコッドで養蜂を始めました
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    ミツバチの免疫学の博士号を取った直後です
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    (笑)
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    それは—
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    (拍手)
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    不況の時にそんな学位を取るなんてこと
    想像してください—
  • 2:30 - 2:31
    (笑)
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    2009年は金融恐慌でした
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    私は何かをつかみかけていて
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    ハチの健康を改善する方法が見つかるという
    確信があったのです
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    それでケープコッドに来ました
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    そして気づいたのは
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    人々と土地との深く長い繋がりでした
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    ここは土地がとても少ないので
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    土地との繋がりを感じるのでしょう
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    ここプロビンスタウンの
    ケープコッドのコミュニティは
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    市民科学活動に最適でした
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    人々は参加に意欲的で
    手助けをしたいと思っていました
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    それで市民の人々とカフェで会いました
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    ナタリーという素晴らしい女性は
    8つの巣箱をトゥルーロの自宅に作っていて
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    私たちを友達のヴァレリーに
    紹介してくれました
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    彼女は60の養蜂箱を私有地の
    テニスコート跡に作っていました
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    私たちはハチにワクチンを試し始めました
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    プロビオティクスに着目し
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    それを「ハチのヨーグルト」と
    呼んでいました
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    ハチを元気にするためのものです
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    市民科学者プロジェクトは
    始動しはじめました
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    口コミで広がりはじめ
    人々はこう考え始めました
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    「ミツバチを自分で育てて
    データ収集にも参加できるんだ
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    すごい!」
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    私はアパートでは大家さんの事が心配でした
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    説明した方がいいんだろうか…
  • 3:45 - 3:46
    (笑)
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    ヒヤヒヤしていましたよ
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    本当に退去通告を受けるんじゃないかと
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    絶対受け取りたくないですよね?
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    でも運良く大家さんが機嫌が良かったんだと
    思います
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    非営利のアーバン養蜂ラボを
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    始めたことを説明した時
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    彼は「いいじゃないか!裏に養蜂箱を置こう」
    と言ってくれたんです
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    びっくりしましたよ!
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    本当に驚きました
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    追い出される代わりに
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    データポイントが増えたんですから
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    この写真では裏通りに
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    養蜂箱が隠れているんですね
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    その最初の年 この箱からは
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    今まで世話したどの箱よりも多くの
    ハチミツが採れたんです
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    その年だけで
    100パウンド以上のハチミツが採れました
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    それをどうするかという考えもなく
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    とにかくジャーに入れていました
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    そしてハチミツは唯一腐らない食品なので
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    コミュニティの住民やテナントたちは
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    いまだにそのハチミツを食べています
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    それは私たちの研究のあり方を
    変えてしまいました
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    私たちのリサーチ・クエスチョンは
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    「死に絶えゆくハチを救う」ことから
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    「ハチが一番元気なのはどこか」へ
    完全に変わりました
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    そして地図を作り始めました
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    市民科学者たちの巣箱を全てチェックしました
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    人々は家のデッキや庭や会社の屋上に
    巣箱を設置していました
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    私たちは一般市民を巻き込み始め
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    小さなデータポイントを持った
    人々が増えるごとに
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    地図は正確性を増して行きました
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    ですから あなたが「どうやったら
    参加できるんだろう?」と考えていたとします
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    私の友人フレッドの話をすると
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    民間の不動産開発業者で
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    同じことを考えていました
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    あなたが経営者でも
    市民科学者になれるんです
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    彼は テナントの満足度向上と
    大規模な環境保全のために
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    何ができるだろうと
    ミーティングの場で考えていました
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    休憩時間に
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    紅茶にハチミツを入れると
    そのハチミツの容器には
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    そのミーティングを開催した企業からの
    環境保全のメッセージがありました
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    それがアイデアの発端になったんです
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    彼はオフィスに戻ると
    メールを出して電話をして—
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    私たちは一緒に全国規模に
    活動を展開しました
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    9つの都市の高層ビルの屋根に
    ハチの巣箱を十数個
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    設置して周りました
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    9年後—
  • 5:46 - 5:49
    (拍手)
  • 5:50 - 5:55
    9年後 百万ドル以上を
    ハチの研究のために集めました
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    全国18州に千個のハチの巣箱が
    データポイントとして
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    設置してあり 増え続けています
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    地元の養蜂家の
    雇用を創出した場所が65ヶ所あり
  • 6:05 - 6:08
    それぞれのコミュニティで
    巣箱を管理しています
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    それは人々をつなぎ一般市民が
    今やデータポイントとして責任を持ち
  • 6:13 - 6:15
    一緒に 良い変化を生み出しています
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    では ハチを救っているものや
    ハチが元気な場所を
  • 6:18 - 6:19
    説明するために
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    ハチを殺してしまう要素を
    まず説明します
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    トップ3は 農業に使う化学物質
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    農薬、除草剤、殺菌剤など
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    次にハチの病気—色々あります
  • 6:30 - 6:32
    そして 生息環境の消失
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    それで私たちは地図上に
  • 6:34 - 6:36
    ハチが元気に繁栄している地域を
    見つけました
  • 6:36 - 6:39
    それは主に都市でした
  • 6:39 - 6:42
    データによると都市の巣箱は
    田園や郊外の巣箱よりも多く
  • 6:42 - 6:44
    ハチミツを生産することが分かりました
  • 6:44 - 6:50
    都市の巣箱は田舎や郊外の巣箱よりも
    長いライフスパンがあり
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    都市のハチは生物多様性に富んでいます
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    都市部にはもっと多様な種がいるんです
  • 6:55 - 6:56
    (笑)
  • 6:56 - 6:57
    変でしょう?
  • 6:57 - 6:59
    「どういうことだろう?」
  • 6:59 - 7:01
    これが私たちの問いでした
  • 7:01 - 7:04
    それでこのハチを殺す3要因に着目しました
  • 7:04 - 7:06
    この中のどれに
    都市部で違いが見られるでしょう?
  • 7:06 - 7:08
    1つ目は殺虫剤
  • 7:08 - 7:10
    私たちはハーバード公衆衛生大学院と組み
  • 7:10 - 7:13
    データを共有し
    民家や会社のビルの屋上にある
  • 7:13 - 7:16
    市民科学者たちの巣箱から
    サンプルを取りました
  • 7:16 - 7:17
    そして殺虫剤の含有量をみてみました
  • 7:17 - 7:22
    ハチが元気な地域では殺虫剤が
    少ないだろうと 思ったんです
  • 7:22 - 7:23
    でもそれは違いました
  • 7:23 - 7:27
    このグラフのオレンジ色のバーは
    ボストンを示します
  • 7:27 - 7:29
    それが最も低いだろうと思ったのです
  • 7:29 - 7:33
    そこでは殺虫剤のレベルが最も低いだろうと
    思っていました
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    ところが都市部では殺虫剤レベルが
    最も高かったんです
  • 7:36 - 7:39
    それでハチを救っている要因―
  • 7:39 - 7:40
    都市部で殺虫剤の使用が少ない
    という仮説は
  • 7:40 - 7:42
    間違っていました
  • 7:42 - 7:45
    これは私の科学者人生につきものなんです
  • 7:46 - 7:48
    私が仮説を立てると
  • 7:48 - 7:51
    それは立証されないばかりか
    逆が真なり ということになります
  • 7:51 - 7:52
    (笑)
  • 7:52 - 7:54
    それでも興味深い発見ではあります
    そうでしょう?
  • 7:54 - 7:55
    それから—
  • 7:55 - 7:57
    次に病気の仮説を検証しました
  • 7:57 - 7:59
    巣箱のハチの病気を観察しました
  • 7:59 - 8:04
    ノースキャロライナ州立大学では
    似たような研究がありました
  • 8:04 - 8:07
    都市部、郊外、田園部で
    ハチの病気に何ら差異は見当たりませんでした
  • 8:07 - 8:10
    病気は蔓延していて
    ハチは病気で死んでいっていました
  • 8:10 - 8:13
    実際に 都会ではハチの病気が
    より多く見られました
  • 8:13 - 8:15
    調査はノースカロライナ州の
    ローリーのものでした
  • 8:15 - 8:17
    再び 私の仮説は立証されず
  • 8:17 - 8:19
    その逆の結果が出ました
  • 8:19 - 8:20
  • 8:20 - 8:22
    (笑)
  • 8:22 - 8:25
    生育環境仮説
  • 8:25 - 8:28
    これはハチが元気に増えている場所には
    良い生育環境が整っているという仮説です
  • 8:28 - 8:30
    花が多いということです
  • 8:30 - 8:32
    でもこれを検証する方法が
    ありませんでした
  • 8:32 - 8:35
    そしてあるミーティングで
    アイデアが生まれました
  • 8:35 - 8:38
    TEDスピーカーでもある
    友人のアン・マッデンと私は
  • 8:38 - 8:43
    AncestryDNAや23andMeのような
    ゲノミクスに着目しました
  • 8:43 - 8:44
    やってみたこと あります?
  • 8:44 - 8:47
    試験管に唾を入れて送って—
    「自分はドイツ人だ」と判明したり
  • 8:47 - 8:48
    (笑)
  • 8:48 - 8:50
    私たちはこれのハチミツ版を開発しました
  • 8:50 - 8:52
    ハチミツのサンプルから
  • 8:52 - 8:55
    植物のDNAを探り当てます
    「このハチミツは漆だ」とね
  • 8:55 - 8:56
    (笑)
  • 8:56 - 8:59
    プロビンスタウンで見つけたのは
    それでした
  • 8:59 - 9:02
    そうして今初めて
    この地域のハチミツは
  • 9:02 - 9:04
    何なのかをお伝えできます
  • 9:04 - 9:07
    ハチミツのDNA ゲノミクス・テスト—
  • 9:07 - 9:10
    プロビンスタウンで採れる春のハチミツは
    イボタノキのものです
  • 9:10 - 9:11
    イボタノキとは?
  • 9:11 - 9:12
    生け垣の木です
  • 9:12 - 9:13
    つまり—?
  • 9:13 - 9:15
    「ハチを救う為に
    生け垣は刈り込まない」
  • 9:15 - 9:16
    (笑)
  • 9:16 - 9:17
    ね?
  • 9:17 - 9:20
    微妙な話題になって来ましたので
  • 9:20 - 9:21
    トマトを投げつけられる前に—
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    夏のハチミツをみてみましょう
    スイレンのハチミツです
  • 9:24 - 9:27
    ここプロビンスタウンの夏のハチミツは
  • 9:27 - 9:29
    スイレンの蜜なんです
  • 9:29 - 9:31
    秋には漆のハチミツ
  • 9:31 - 9:34
    初めて ハチミツという食べ物のことが
    こんなに分かってきて
  • 9:34 - 9:38
    都市計画をする場合に
    どんな木を植えたらいいかを
  • 9:38 - 9:40
    お伝えできます
  • 9:40 - 9:43
    庭にどんな木を植えたら
    ハチが来るか—
  • 9:43 - 9:47
    もっと面白いことは
    データの奥底にありました
  • 9:47 - 9:50
    もしあなたがカリブ出身で
    先祖のことを知りたかったら
  • 9:50 - 9:55
    バハマ産ハチミツは月桂樹から来ていて
    シナモンやアボカドの香りがします
  • 9:55 - 9:58
    もっと面白いことは
    85の多様な植物種が
  • 9:58 - 10:00
    1匙のハチミツに含まれていることです
  • 10:00 - 10:02
    それが私たちが計測したいことです
  • 10:02 - 10:03
    ビッグ・データです
  • 10:03 - 10:05
    インドのハチミツ
  • 10:05 - 10:06
    それはオークから採れるんです
  • 10:06 - 10:08
    インド産サンプルは
    全て オーク由来のハチミツでした
  • 10:08 - 10:13
    インドのハチミツは172種の味が
    詰まっているんです
  • 10:13 - 10:17
    プロビンスタウンのハチミツは
    春には116種類から
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    夏には200種以上の植物から採られています
  • 10:20 - 10:24
    これらの数字が市民科学者アプローチで
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    生息地仮説を検証できる数字です
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    皆さんは自分の食べるものを知り
    私たちは興味深いデータを手に入れます
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    これまでに田園地帯では
    平均150種の植物が
  • 10:31 - 10:34
    ハチミツのサンプルに
    含まれていると分かっています
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    それが田園地帯の測定値です
  • 10:36 - 10:38
    郊外ではどうなると思います?
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    芝生のある郊外ではどれ位の種類の
    観葉植物で
  • 10:42 - 10:46
    ポリネーターには
    良くない植物があるのでしょう?
  • 10:46 - 10:49
    郊外の植物はあまり多様性がありません
  • 10:49 - 10:50
    ですからもし美しい芝生がお宅にあるなら
  • 10:50 - 10:54
    良かったですね でもそれよりも
  • 10:54 - 10:57
    その一部を野花の草むらにして
  • 10:57 - 11:00
    ポリネーターの健康を促進できる生息地に
    するため多様性を加えてもいいですね
  • 11:00 - 11:02
    これは誰でもできることです
  • 11:02 - 11:05
    都市部は最も生息地が多いのです
  • 11:05 - 11:08
    ハチにとって最高の生息環境です
  • 11:08 - 11:11
    このように200種以上の植物があります
  • 11:11 - 11:15
    初めて 生息地仮説を裏付けるデータが
    手に入りました
  • 11:15 - 11:18
    そして都市と一緒にできることが
    見つかりました
  • 11:18 - 11:22
    ボストン市にはその近郊の郊外の
    8倍も良い生息地があります
  • 11:22 - 11:26
    ですから市と協力すると
    活動の規模を大きくできるんです
  • 11:26 - 11:30
    私の墓石に刻まれる言葉はこんな感じ
    「ここにノア眠る 花を植えてください」
  • 11:30 - 11:31
    (笑)
  • 11:31 - 11:34
    大変な仕事をやり終えた後なんですよ
  • 11:34 - 11:35
    でも力を合わせて活動を広げれば
  • 11:35 - 11:38
    政府や市の都市計画部署に行けば—
  • 11:38 - 11:40
    ボストンもですが
    ハチミツは主に菩提樹から採れます
  • 11:40 - 11:43
    「もし枯れた木を植え替えるなら
    菩提樹がいい」と言います
  • 11:43 - 11:47
    政府に情報を伝えることで
    素晴らしいことが実現できます
  • 11:47 - 11:49
    これはフレッドの会社の屋上です
  • 11:49 - 11:52
    世界中の屋上にこんなものを設置して
  • 11:52 - 11:56
    ハチの生息地を作り
    作物システムを安定させられるんです
  • 11:56 - 11:57
    世界銀行とも手を組みました
  • 11:57 - 12:00
    ハイチの大統領一行とも
  • 12:00 - 12:04
    優秀なイエールの大学院生とも
    エチオピアで共に働きました
  • 12:04 - 12:07
    こうした国々で私たちが価値を創出するのは
    何のハチミツかを調べたり
  • 12:07 - 12:11
    人々にハチの生息環境を取り戻し
    食べ物を確保させるための
  • 12:11 - 12:13
    植物の種類を教える時です
  • 12:13 - 12:17
    でもきっともっと大事なのは
    自然災害の時です
  • 12:17 - 12:20
    初めて私たちは
    ハチの生息地が破壊される前の状態を
  • 12:20 - 12:23
    測る基本測定値を手に入れる
    方法を知りました
  • 12:23 - 12:24
    あなたの故郷のことを考えて下さい
  • 12:24 - 12:28
    どんな環境リスクがあるでしょう?
  • 12:28 - 12:31
    私たちがハリケーン・マリア後の
    プエルトリコを救う方法はこうです
  • 12:31 - 12:34
    今や ハチミツの基準測定ができるので
  • 12:34 - 12:37
    嵐の前後のハチミツのDNAも入手できます
  • 12:37 - 12:39
    私たちはウマカオから始めました
  • 12:39 - 12:42
    これはハリケーン・マリアが上陸した場所です
  • 12:42 - 12:46
    私たちはどの植物をどれ位
    どこに植えれば良いかが分かります
  • 12:46 - 12:48
    ハチミツDNAサンプルを使って
    三角測量をすれば良いのです
  • 12:49 - 12:53
    市民科学者たちが生まれた
  • 12:53 - 12:56
    この美しいケープコッドでも
    使えます
  • 12:56 - 13:00
    侵食や毎年激しさを増す冬嵐
  • 13:00 - 13:04
    大切な土地のために
    何をすればいいのでしょう?
  • 13:04 - 13:05
    蜂蜜のDNAを見れば
  • 13:05 - 13:07
    どの植物がポリネーターに良い植物なのかも
  • 13:07 - 13:10
    そして深く根を張り 地を固めてくれるのかが
    分かります
  • 13:10 - 13:15
    一緒に誰もが参加できて
    解決策は小さじ一杯に入っています
  • 13:15 - 13:20
    あなたの街が自然災害で
    破壊されてしまったら
  • 13:20 - 13:26
    蜂蜜の中に閉じ込められた情報から
    同じ環境を再現できます
  • 13:26 - 13:30
    おそらく火星に温室を作って
    それと同じ環境を再現できるかも
  • 13:30 - 13:34
    突拍子も無く聞こえるかも知れませんが
    想像してみてください
  • 13:34 - 13:35
    新しいプロビンスタウン
  • 13:36 - 13:38
    新しいホームタウン
  • 13:38 - 13:40
    私たちが良く知る
  • 13:40 - 13:43
    ポリネーターにも
    安定した食糧供給できる場所—
  • 13:43 - 13:45
    そんな未来を考えてみましょう
  • 13:45 - 13:48
    これから一緒に
    ハチを力を合わせて救う方法は分かりました
  • 13:48 - 13:50
    多様な植物を植えること
  • 13:50 - 13:52
    ハチがどう私たちを救ってくれるのかも
  • 13:52 - 13:56
    ハチは環境の健康のバロメーターであり
  • 13:56 - 13:59
    その蜜は環境の状態の青写真—情報の源で
  • 13:59 - 14:02
    時間に閉じ込められた小さなデータ倉庫です
  • 14:02 - 14:05
    あなたはもう市民科学者として
  • 14:05 - 14:07
    巣箱の設置の仕方を知っていますね
  • 14:07 - 14:08
    ありがとうございました
  • 14:08 - 14:10
    (拍手)
Title:
火星まで行くケープコッドのミツバチ | ノア・ウィルソン=リッチ | TEDxProvincetown
Description:

ハチを宇宙で育てることを考える以前に、そもそも何故ハチは大量死しているのでしょう?いやむしろ私たちは、ハチを元気にする環境は何でしょう?と問うべきです。生息地の多様性がその答えです。
ミツバチ環境科学者のノア・ウィルソン=リッチはハチの巣とハチミツのDNA、そして市民科学者の力を使って私たちの環境やその土地の植物の種類データを集め、世界中の事例から学び火星まで思いを馳せ、新たなハチミツDNAの研究を魅力的な語り口で紹介します。

このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
14:16

Japanese subtitles

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