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人間拡張とは? | マチュー・レンツ | TEDxNantesSalon

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    朝4時
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    私はアルプスの岸壁
    3,800メートルの所にいます
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    傾斜が急勾配で 寒く凍っていて滑りやすく
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    私は少しずつピックを刺しながら前進します
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    600メートルの空洞が下方に広がり
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    山頂まではまだ200メートル以上もあります
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    私達は数時間前にシェルターを発ち
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    エギーユ・ヴェルトに向かいました
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    突然私の右ふくらはぎに刺すような痛みが走り
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    4秒後には右ももに同じ痛みが走りました
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    足全体が震え始めました
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    急いでアイスピックを出して
    壁に体を固定しました
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    そこで私の左足は完全に麻痺し
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    止まらなくなりました
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    私は痛みで気絶しそうになりました
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    15分後には痛みが消え
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    私達はロープで互いに結ばれて繋がり
    壁を伝って進み続けます
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    山頂に着くと
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    私は言いました
    「二度とこんなことがあってはだめだ
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    上達しなくては」
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    こんばんは 私はマチュー・レンツです
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    データを扱う
    マーケティング・ディレクターで
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    人工知能への適応に関する
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    プラットフォームの共同創設者です
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    私はプロの登山家ではありませんが
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    登山とウルトラ・トレイルランが趣味です
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    私が山で窮地に陥り思い立ったのは
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    私の生体情報データと
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    衛星天候データと
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    そして数百万件の患者データがあれば
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    AIのアルゴリズムを組み立て
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    ある種の
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    予知診断ができないかと
    思ったのです
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    リアルタイムで
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    アドバイスをくれるような
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    「マチュー 気をつけて!
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    塩分が足りていません!
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    対策をとって下さい
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    ソーセージを食べて下さい!」
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    言い換えれば
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    こういうことです
    人工知能は私達の能力を向上させ
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    限界を超えさせることが出来るだろうか?
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    これは皆同じく関係するだろうか?
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    今日はこのことについて
    私の考えを述べたいと思います
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    人工知能は私達皆に関係があるのか?
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    TEDxが終わってあなたの携帯を見ると
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    たくさんのお知らせ!
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    若者のインスタグラムや
    大人のFacebook
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    仕事マニアにはリンクトイン
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    お気づきになりましたか
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    あなたに関係のあるニュースを
    選んでフィードに流しているのは
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    人工知能なのです
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    AIであろうがそんなこと関係なく
    リラックスして
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    私達はAmazonのセールを眺め
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    それは私の好みを知っているだけでなく
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    人工知能の予測能力で
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    私が購入ボタンを押す前に
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    出荷準備すら始めています
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    人工知能は皆に関係していて
    進化も早く
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    2018年に
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    6万5千の科学論文が
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    アメリカ、中国、ヨーロッパで発表されました
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    2015年の倍の数です
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    65,000つまり1日180論文です
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    人は1日に1本の論文しか読めません
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    論文は15~30ページで高度に
    技術的な英語で書かれていて
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    読むのには労力が必要です
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    毎日一本しか読めないのに
    追いつきません
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    その中で人間はどうなっているでしょう?
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    人間拡張された男性
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    人間拡張された女性
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    人間拡張
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    こんにち 人間拡張は
    人工知能のお陰で現実になりました
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    それは「トランスヒューマニズム」と
    言われます
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    トランスヒューマニズムは人類の
    性能の向上を目指すプロジェクトで
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    あらゆる性能を―
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    倫理感 知性 身体的 感情的―
    向上するものです
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    バイオニック義肢や人工子宮
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    外骨格 神経インプラント
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    寿命の延長
  • 3:55 - 3:56
    遺伝子治療など―
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    外見を思うがままに管理するようになりました
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    十分に理解しておくべき事は
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    人間は技術を好む
    生き物だということです
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    何万年も前から
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    人間は足りない能力を補完する
    道具を生み出してきました
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    人間は自己の能力を改善する
    生き物ものなのです
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    哲学者ジャン・ジャック
    ルソーが言ったように
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    「人間は改善できる生き物である」
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    今日 技術は人間に
    能力拡張したボディを与えられます
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    今夜 4つの例をご紹介して
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    これを説明しようと思います
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    最初は グルノーブル
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    クリナテック研究センターです
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    2019年 外骨格と神経プロテーゼのお陰で
    四肢麻痺患者が
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    再び歩けるようになりました
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    患者が動きを想像すると
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    機械が反応するのです
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    ただしこの仕組はとても単純です
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    脳を何ヶ月もかけて訓練して
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    何種類かの状態を作り出させ
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    それを機械が動きに翻訳するのです
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    思考により動きをコントロール
    するには程遠く
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    しかしながら驚異的です
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    人間が機械と融合する時
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    それを「サイボーグ」と呼びます
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    生物学的な組織と機械・電気的融合です
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    6年前
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    カルマットというフランスの企業が
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    最初の外科手術を試み
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    バイオ・プロステティックと
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    完全に自律した人工心臓の
    移植をしました
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    この発明のお陰で
    12人以上の心疾患を持つ患者が
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    今 生きています
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    人間は今機械のプロセスにより
    機能しています
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    人間は今機械により機能しています
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    3つ目の例です
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    糖尿病網膜症について
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    フランスでは150万人が
    この疾患を患っていて
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    65歳以上の人口の失明の1番の原因です
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    アメリカの企業がある人工知能を発明しました
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    この疾患が発現する前に検知するものです
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    最も興味深いのはそれではなく
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    米国食品医薬品局(FDA)は
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    世界で初めて
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    この医療機器の発売を認可しました
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    2019年12月
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    米国糖尿病学会はこの人工知能アルゴリズムを
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    ケアの基準に取り入れることにしました
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    それはどういうことでしょう?
  • 6:37 - 6:40
    機械が医師と交代するということです
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    正式に
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    これが基準となるのです
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    誰か 登山のための人工知能を開発したかった
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    人を思い出します
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    最後の例ですが
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    フランス国立統計経済研究所
    によるともし平和が続けば
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    戦争や政変が無ければ
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    伝染病が無ければ
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    こんにち生まれた女の子は
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    48%の確率で100才まで生きます
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    医療テクノロジーの進化のお陰で
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    幹細胞研究や
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    テロメラーゼの研究など
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    これはクロモゾームの損傷を
    防いでくれる酵素で
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    老化のキーファクターですが
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    120、150年いやそれ以上を
    生きるのを妨げるものはありません
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    ローラン・アレクサンドルが言ったように
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    死は問題で
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    それには解決策があります
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    どうすればよいのでしょう?
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    人工的に
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    人間を改善し続ければよいのでしょうか?
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    今日覚えて頂きたいのは
    2つの見方があるということです
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    1つはバイオプログレッシブ派で
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    3つの厄災と戦おうとするものです
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    病気、老化、そして死
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    もう1つは
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    バイオ保守派で
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    自然は聖なるものとするものです
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    それを変えようとするのは
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    私たちの基本的な道徳原則を
    破壊してしまうことだと考えます
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    その2つのどちらも
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    同じ問いを発しています
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    この議論から 私は何を考えたのか?
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    拡張人間はもう存在します
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    否が応でも
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    壊れた部分を取り替え
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    病気を直し
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    均衡を取り戻させる
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    医学による治療と
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    免疫系を刺激し
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    老化現象に抗い
    見た目を改善する
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    機能を向上させる医学との間に
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    もはや差がつかなくなりました
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    こんにち
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    何も
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    機械が
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    人間より優れた機能を持つのを
    妨げるものはありません
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    想像力
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    統合的思考力
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    志向性など
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    それらは私達が意識を持ち
    存在することを証明するものです
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    機械は既に帰納と演繹において
    人間の能力を凌ぎました
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    私は山頂に達するために
    人工知能のアルゴリズムを
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    開発するのでしょうか?
  • 9:22 - 9:24
    いいえ違います
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    そうはしません
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    それは他の誰かに任せます
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    私が登山で興味があるのは
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    順位ではありません
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    効率性でもありません
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    毎回頭頂できることでもありません
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    それは自分自身の限界を感じ
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    生きていると実感できることです
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    この限界こそが
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    それを超えたいと思わせる原動力なのです
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    機械と比べると
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    私には機械が決して持てない
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    ものがあります
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    身体です
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    身体はその声を聞けば
    驚異的なことを
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    成し遂げられます
  • 10:12 - 10:15
    身体を信じてください
    身体は全てを覚えています
  • 10:16 - 10:19
    数百万の仕草やポーズを記憶しています
  • 10:21 - 10:23
    身体は何百万年もの進化により
    機械よりも格段に優れています
  • 10:24 - 10:26
    機械が主な思考的作業において
    私達に取って代わることが
  • 10:26 - 10:28
    できるとしても
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    身体的作業において取って代わることは
    決してありません
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    両手を見てみて下さい
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    あなたの手は3億6千万年を
    かけて出来上がりました
  • 10:40 - 10:45
    握るための親指は
    5千5百万年かかっています
  • 10:49 - 10:52
    私達の身体は生命の始まりの時から
    形作られて来ているのです
  • 10:55 - 10:57
    哲学者ミシェル・セールは言いました
  • 10:57 - 10:58
    「誰が発明するのか?
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    身体だ
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    誰が実験するのか?
  • 11:02 - 11:03
    身体だ
  • 11:05 - 11:08
    身体無しには知性は成立しない」と
  • 11:08 - 11:12
    今晩 バイオプログレッシブ派と
    バイオ保守派と
  • 11:13 - 11:13
    私は選択をしました
  • 11:15 - 11:17
    拡張された人間になる
    最良の方法は
  • 11:18 - 11:20
    身体と再びつながることです
  • 11:21 - 11:23
    今晩あなたに投げかけるのはこの問いです
  • 11:24 - 11:25
    あなたは
  • 11:27 - 11:28
    どんな選択をしますか?
  • 11:29 - 11:30
    ありがとうございました
  • 11:30 - 11:35
    (拍手)
Title:
人間拡張とは? | マチュー・レンツ | TEDxNantesSalon
Description:

マチューはアルピニストで、人工知能と登山に情熱を傾けています。ビッグデータのマーケティング・ディレクターとして、デジタルTV、ホームオートメーション、E-ヘルスなどのイノベーションに20年間従事してきました。
彼の情熱は、山に登ったり、ウルトラトレイルを走ったりすることで、彼の天職は、倫理、文化、哲学を融合した知識を伝えることです。

このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

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Video Language:
French
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
11:44

Japanese subtitles

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