三匹の食いしん坊ヤギ ナレーション リチャード.E .グラント 音楽/音響 スティーブ トーマス 絵/監督 ニール ホイットマン 昔々 三匹のヤギがいました 小さいヤギ 中くらいのヤギ そしてとっても大きなヤギ 緑いっぱいの丘に住んでいました ヤギたちは美味しい草を食べるのが大好きです しかし悲しいことに草は無くなってしまいました ヤギたちが草を食い尽くしてしまったのです しかしまだヤギたちはお腹がペコペコです 少し向こうに とても美味しそうな草がある丘が見えました しかし渡るには 一つの方法しかありません もろい橋を渡って川を越えないといけないのです 橋の下には 恐ろしくとっても怖いトレバーという怖い巨人がいます トロールはいつもお腹が空いていて ジューシーなヤギを食べることが何よりも好きでした 小ヤギビリーが先に橋に着きました ぎこちなくひづめを一つ置き そしてもう一つも橋に置きました しかし橋はとてもガタガタでした 渡るのはとても難しいけれど 木の板の上を 蹄を立てながら進み続けました 突然大きな鳴り響く音がしました 誰だ俺の橋の上を音を立てて渡る奴は と声がして 橋の上からトロールが迫り来たのです 小ヤギビリーは蹄をガタガタさせ怯えていました それは僕だよ 餌を探していたんだ おやおや その必要はないな おまえは俺の朝ご飯 昼飯 そしておやつになるんだよ やめて! 小ヤギビリーは怯えて言いました 僕はまだ小ヤギなんだ 僕のお兄さんを食べたらどう? 僕より大きくて美味しいよ そしたら食いしん坊のトロールは 待つことにしました 小ヤギビリーはスキップしながら橋を渡り 青々とした草を食べ始めました 他のヤギたちも小ヤギが草を食べてるのを見て 自分たちも草を食べたいと羨ましがりました そして中ヤギビリーも 橋を渡り始めました (トリップ)( タップ)♪ 橋を進んでいくと 橋の下からトロールがまた出てきました 俺の橋の上をカタコト歩くのはどこのどいつだ! そう怒鳴りました ひづめが震えて 中ヤギビリーは 今にも消えそうな声で なんとかこう言いました それは私だ 弟の小ヤギビリーについて行って 私も美味しい草を食べに行くのだ ああ お前はできないさ 今からお前を食ってやる 俺の朝ごはん 昼ごはん それにおやつとして 待ってくれ トロールよ 私を食べるべきではない あなたのお腹を満たすほど大きくないのだ 私の兄が来るまで待って頂けないか? 私よりすごく美味しいはずだ おお 分かった トロールはそう言いました 中ヤギビリーは慌てて橋を越え 小ヤギビリーと青く美味しい草を食べました 大ヤギビリーは羨ましがって 渡るのを待ちきれませんでした 彼は大胆に橋に足をかけました (トリップ タップ)♪ 突然トロールが橋の下から現れました 誰だ? 俺の橋をカタコト渡っているのは? 彼は怒鳴りました それは私だ 大ヤギビリーだ いったい何様だと思ってるんだ 俺はトロールだ お前を朝食 昼食 そしておやつとして食べてやる 誰がそんなことわかるんだ 私だ 今にもわかるぞ そして トロールは大ヤギビリーに突進しました 大ヤギビリーも頭を傾けて 勇敢にトロールに突っ込みました ヤギはトロールを穴に引っ掛けて 川に投げ込みました トロールは強い流れの川に姿を消し 二度と見られなくなりました それから 誰でも橋を渡り 甘くて緑色の草を満喫できました 三匹の食いしん坊ヤギ ビリー達によって