人間が拡張される未来 | モーリス・コンティ | TEDxPortland
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0:11 - 0:14ポートランドの皆さん
お招きありがとうございます -
0:14 - 0:16この町にくるのは好きです
-
0:16 - 0:19いったいこんな朝食を食べられる場所が
他にあるでしょうか? -
0:19 - 0:21(笑)
-
0:21 - 0:24そして明らかに
クリエイティブな場所です -
0:24 - 0:25(笑)
-
0:25 - 0:27この中で 創造的なことを
している人 — -
0:27 - 0:31デザイナー エンジニア
起業家 アーティスト -
0:31 - 0:34あるいは単に想像力が豊かという人は
どれくらいいますか? -
0:34 - 0:35手を挙げてください (歓声)
-
0:35 - 0:37ほとんどがそうですね
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0:38 - 0:40そういう人に
お知らせすることがあります -
0:41 - 0:44これからの20年で
-
0:46 - 0:49私たちの仕事の仕方は
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0:49 - 0:53これまでの2千年間における変化よりも
大きく変わるでしょう -
0:53 - 0:58私たちは人類史の新時代に
差し掛かっていると思います -
0:58 - 1:03人類史には 仕事の仕方に応じて
大きく4つの時代がありました -
1:04 - 1:07狩猟採集時代が
数百万年続き -
1:08 - 1:11それから数千年の
農耕時代があり -
1:11 - 1:152百年ほどの
工業化時代があり -
1:15 - 1:19現在の情報化時代が
ほんの数十年です -
1:19 - 1:25そして今 私たちは人類にとって
新しく大きな時代の始まりにいます -
1:25 - 1:28「拡張の時代」へようこそ
-
1:28 - 1:32この新時代においては 人間の自然な能力が
拡張されることになるでしょう -
1:32 - 1:35計算システムが
人間の思考を補助し -
1:35 - 1:37ロボットシステムが
作業を助け -
1:37 - 1:40デジタル神経系が
生来の感覚を大きく越えて -
1:40 - 1:43私たちを世界へと繋げます
-
1:45 - 1:47認識力拡張の話から
始めましょう -
1:47 - 1:50強化サイボーグだという方は
どれくらい いらっしゃいますか? -
1:50 - 1:51(笑)
-
1:51 - 1:533、4人というところですか
-
1:53 - 1:55さすがポートランド
-
1:55 - 1:58(笑)
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1:58 - 2:00どうか変であり続けてください
-
2:00 - 2:02(笑)
-
2:02 - 2:05私たちは既に増強されていると
言えると思います -
2:05 - 2:07パーティで誰かに
-
2:07 - 2:10知らないことを聞かれたところを
想像してください -
2:10 - 2:14こういうものを持っていれば
数秒で答えが分かります -
2:15 - 2:18でも これはまだ原始的な
始まりでしかありません -
2:18 - 2:21あのSiriでさえ
ただの受け身のツールです -
2:21 - 2:25実際 過去350万年の間
-
2:25 - 2:29人類の道具はずっと
完全に受け身のものでした -
2:29 - 2:33指示した通りのことだけをし
それ以上のことはしません -
2:33 - 2:37人類最初の道具は
打ち付けた場所を切るだけでした -
2:37 - 2:41のみは彫刻家が指定したところを
削るだけです -
2:41 - 2:47最も先進的なツールでさえ
明示的な指示なしには何もしません -
2:48 - 2:51これは私がよくフラストレーションを
感じることですが -
2:51 - 2:54道具にこちらの意向を
指示する必要によって -
2:54 - 2:56我々は制限されてきました
-
2:56 - 2:57コンピューターがあっても
-
2:57 - 3:00文字通り 手を使って
指示する必要があります -
3:01 - 3:03しかし私はスタートレックの
スコッティみたいな人間です -
3:03 - 3:05(笑)
-
3:05 - 3:07コンピューターと
会話がしたいんです -
3:07 - 3:10「コンピューター 車をデザインしよう」
と言ったら -
3:10 - 3:12コンピューターが
車を出して見せます -
3:12 - 3:15「もっと速そうな感じで
ドイツっぽくなくしてくれ」と言うと -
3:15 - 3:17コンピューターが注文通りに
してくれるんです -
3:17 - 3:18(笑)
-
3:19 - 3:21この会話は
まだ先の話ですが -
3:21 - 3:24皆さんが考えるほど
遠くはなく -
3:24 - 3:25私たちは既に
-
3:25 - 3:27取り組んでいます
-
3:27 - 3:31道具は受け身のものから
生成するものへと飛躍しつつあります -
3:31 - 3:36デザイン生成ツールは
コンピューターとアルゴリズムを使って -
3:36 - 3:39形状を合成し
-
3:39 - 3:42自分で新しいデザインを
作り出します -
3:42 - 3:45必要なのは
目標と制約だけです -
3:45 - 3:46例をお見せしましょう
-
3:46 - 3:49これはドローン用の
フレームの例ですが -
3:49 - 3:52こちらがするのは
必要なことを伝えるだけ -
3:52 - 3:534つのプロペラがあるとか
-
3:53 - 3:55出来るだけ軽くとか
-
3:55 - 3:58空力的な効率を良くしろとか
-
3:58 - 4:02すると与えられた条件を満たす
あらゆる可能な解の全体— -
4:02 - 4:05何百万通りという解を
-
4:05 - 4:08コンピューターが探索します
-
4:08 - 4:10これには大型のコンピューターが
必要になりますが -
4:10 - 4:13私たち自身が
考えも付かないような -
4:13 - 4:15デザインが生まれます
-
4:15 - 4:18コンピューターは
自分だけで答えを出します -
4:18 - 4:20誰かが何か
描いてやることはなく -
4:20 - 4:23何もないところから
始めるのです -
4:23 - 4:26ちなみに このドローンの
フレームが -
4:26 - 4:29ムササビの骨盤に似ているのは
偶然ではありません -
4:29 - 4:32(笑)
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4:32 - 4:34このアルゴリズムは
進化と同じように働くよう -
4:34 - 4:36デザインされているからです
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4:37 - 4:40この技術を世の中で
実際に目にするようになって -
4:40 - 4:41ワクワクしています
-
4:41 - 4:44この2年 オートデスク社は
エアバス社と協力して -
4:44 - 4:46未来の飛行機のコンセプトモデルに
取り組んできました -
4:46 - 4:47まだ先は長いですが
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4:47 - 4:50デザイン生成AIを使って
-
4:50 - 4:54最近こんなものを
作り出しました -
4:54 - 4:59これは3D印刷された客室の隔壁ですが
コンピューターがデザインしたものです -
4:59 - 5:02元の半分の重量で
より高い強度を持ち -
5:02 - 5:06年内にエアバスA320で
使われ始める予定です -
5:07 - 5:09明確に定義された問題に対して
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5:09 - 5:14コンピューターは今や
自力で独自の解を生み出せるんです -
5:15 - 5:16しかし直感的とは言えません
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5:16 - 5:19毎回 1から始める
必要があります -
5:19 - 5:22学習しないからです
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5:23 - 5:25うちの犬のマギーとは違います
-
5:25 - 5:26(笑)
-
5:26 - 5:30マギーは実際 最先端のデザインツールよりも
賢いんです -
5:30 - 5:31どういう意味かというと
-
5:31 - 5:33飼い主がリードを
手にしていたら -
5:33 - 5:35それはかなりの確率で
散歩を意味すると -
5:35 - 5:36マギーは理解しています
-
5:36 - 5:38どうやってそう
学んだのでしょう? -
5:38 - 5:41飼い主がリードを手に取るたびに
散歩に出たからです -
5:41 - 5:43そこでマギーは
3つのことをしていました -
5:43 - 5:45注意を払うこと
-
5:45 - 5:47何が起きたか
覚えていること -
5:47 - 5:51心の中にパターンを作って
保持することです -
5:52 - 5:53興味深いことに
-
5:53 - 5:56これはまさにコンピューター科学者達が
過去60年の間 -
5:56 - 5:59人工知能にさせようと
試み続けてきたことです -
6:00 - 6:011952年に
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6:01 - 6:05三目並べができる
コンピューターが作られました -
6:06 - 6:07大したことでした
-
6:08 - 6:1145年後の1997年
-
6:11 - 6:14ディープブルーはチェス王者
カスパロフを破りました -
6:15 - 6:202011年 ワトソンはクイズ番組ジェパディで
歷代チャンピオン2人に勝ちました -
6:20 - 6:23これはコンピューターには
チェスよりも ずっと難しいことです -
6:23 - 6:26定められた手順に
従ってやる代わりに -
6:26 - 6:31ワトソンは人間の対戦相手に勝つために
推論をする必要がありました -
6:31 - 6:33そして2週間前
-
6:33 - 6:38ディープマインド社のAlphaGoが
最も難しいゲームとされる碁で -
6:38 - 6:41世界最強の碁指しを
破りました -
6:41 - 6:44碁には宇宙の原子の
総数よりも -
6:44 - 6:46多くの手があります
-
6:48 - 6:50勝つためにAlphaGoは
-
6:50 - 6:53直感力を発達させる
必要がありました -
6:53 - 6:56実際AlphaGoが
なぜそうしたのか -
6:56 - 7:00開発者自身にも
分からないことがありました -
7:01 - 7:03物事はとても
速く進んでいます -
7:03 - 7:06人の一生の時間のうちに
-
7:06 - 7:09コンピューターにできることが
子供の遊びから -
7:09 - 7:13最高度の戦略的思考にまで
進歩したのです -
7:14 - 7:16ここで起きているのは
-
7:16 - 7:20スポックのようだった
コンピューターが -
7:20 - 7:23カークみたいになった
ということです -
7:23 - 7:26(笑)
-
7:26 - 7:30純粋な論理から
直感へという変化です -
7:31 - 7:34みなさん この橋を
渡ろうと思いますか? -
7:34 - 7:36多くの人は
「まさか!」と言うでしょう -
7:36 - 7:38(笑)
-
7:38 - 7:40コンマ何秒で
そういう判断をするのです -
7:40 - 7:43この橋は安全でないと
知っていたかのようです -
7:43 - 7:45今やディープラーニングシステムが
-
7:45 - 7:48そのような直感を
獲得しつつあります -
7:49 - 7:50近い将来 皆さんは
-
7:50 - 7:53自分の作ったものや デザインしたものを
コンピューターに見せて -
7:53 - 7:55意見してもらえる
ようになるでしょう -
7:55 - 7:58「相棒 こりゃ駄目だよ
やり直しだね」 -
7:59 - 8:03あるいは「みんなこの歌を
気に入ってくれるだろうか?」とか -
8:03 - 8:06「この新しい味のアイスは受けるか?」とか
聞けるでしょう -
8:07 - 8:09さらに重要なのは
-
8:09 - 8:11これまで直面したことの
ない問題に -
8:11 - 8:14コンピューターで
取り組めるようになることです -
8:14 - 8:15たとえば気候変動です
-
8:15 - 8:17人類はあまり上手く
対処できていないので -
8:17 - 8:19どんな助けでも
ありがたいことでしょう -
8:19 - 8:21それが私の
お話ししていることです -
8:21 - 8:23テクノロジーが人間の
認知能力を増強し -
8:23 - 8:27拡張されていない素の人間には
単に手の届かなかったものを -
8:27 - 8:30思い描き デザインできるように
なるということです -
8:31 - 8:35では我々が発明しデザインしようとしている
そういう新しいクレージーなものは -
8:35 - 8:37どうやって
製造するのか? -
8:37 - 8:41人類拡張の時代は
仮想的・知的な領域だけでなく -
8:41 - 8:45物質的世界にも
関わるものです -
8:45 - 8:48テクノロジーはいかに
人間を拡張するのか? -
8:48 - 8:51物質的世界では
ロボットシステムによってです -
8:51 - 8:54人間の仕事が
ロボットに奪われる怖れは -
8:54 - 8:56確かにあって
-
8:56 - 8:58ある種の領域では
実際そうなるでしょう -
8:58 - 9:01でも私がもっと興味があるのは
-
9:01 - 9:04一緒に働く人間とロボットが
互いを拡張し合って -
9:04 - 9:08新しい領域を切り開く
というアイデアです -
9:08 - 9:11これはサンフランシスコにある
我々の応用技術研究所です -
9:11 - 9:14その主要な研究領域の1つが
先進ロボット工学 — -
9:14 - 9:16特に人間とロボットの
共同作業です -
9:17 - 9:20これは我々のロボットBishopです
-
9:20 - 9:23繰り返し作業のある建築現場で
作業者を手伝うよう -
9:23 - 9:26実験的に セットアップしてあります
-
9:26 - 9:30壁にコンセントや電灯スイッチのための
穴を開けるといった作業です -
9:30 - 9:33(笑)
-
9:34 - 9:36人間のパートナーが
-
9:36 - 9:38単純な言葉やシンプルな手振りで
やることを示します -
9:38 - 9:40犬に話かけるみたいに
-
9:40 - 9:42Bishopは指示されたことを
-
9:42 - 9:44完璧な正確さで実行します
-
9:44 - 9:47人間には 人間の得意なことを
してもらいます -
9:47 - 9:49認識とか 知覚とか 意志決定です
-
9:49 - 9:52ロボットには ロボットの得意な
ことをさせます -
9:52 - 9:53精密な反復作業です
-
9:54 - 9:57これはBishopがやった
別の面白いプロジェクトです -
9:57 - 10:00このHIVEという名の
プロジェクトでは -
10:00 - 10:03人間と コンピューターと
ロボットが共同して -
10:03 - 10:08非常に複雑な設計問題を解決するという
体験を試行しています -
10:08 - 10:09人間は労働者として働きます
-
10:09 - 10:13建築現場を動き回り
竹素材を扱います -
10:13 - 10:15ちなみに形状の異なる竹は
-
10:15 - 10:18ロボットには扱うのが
非常に難しい素材です -
10:18 - 10:20ロボットはこのファイバーを
張る作業をします -
10:20 - 10:22人間にはほとんど
不可能なことです -
10:22 - 10:26そして人工知能が
全体の制御をしています -
10:26 - 10:29人間とロボットに
それぞれの作業を指示し -
10:29 - 10:32何千という要素を管理します
-
10:32 - 10:34これが興味深いのは
-
10:34 - 10:36このパビリオンの構築は
-
10:36 - 10:42人間とロボットと人工知能が 補い合って
取り組まねば 不可能だったということです -
10:42 - 10:46もう1つプロジェクトをご紹介しましょう
ちょっとクレージーなものです -
10:48 - 10:53アムステルダムを中心に活動する
ヨリス・ラーマンとMX3Dのチームとともに -
10:54 - 10:56世界初の自律的に建設する橋を
-
10:56 - 11:00デザイン生成と ロボットによる3D印刷で
作ろうというものです -
11:01 - 11:03今まさにアムステルダムで
-
11:03 - 11:06ヨリスと人工知能が
橋をデザインしています -
11:07 - 11:09デザインが完成し
実行を指示すると -
11:09 - 11:13ロボットがステンレスで橋を
3D印刷し始めます -
11:13 - 11:16そして橋が出来るまで
人の手助けなしに -
11:16 - 11:18自律的に印刷を続けます
-
11:19 - 11:21コンピューターが
-
11:21 - 11:24新しいものを想像しデザインする
人間の能力を拡張し -
11:24 - 11:26ロボットシステムが
-
11:26 - 11:30以前には作り得なかったものを
製造・建設する手助けをしてくれます -
11:30 - 11:34そういったものを感じ制御する
能力についてはどうでしょう? -
11:34 - 11:38我々の作る物の神経系はどうか?
-
11:40 - 11:42人間の神経系は
-
11:42 - 11:46周囲で起きている
あらゆることを伝えてくれます -
11:46 - 11:50しかし我々の作る物の神経系は
ごく原始的なもので -
11:50 - 11:52現状では
かなりお粗末です -
11:52 - 11:53(笑)
-
11:53 - 11:57例えば 車が街中の交差点で
道路に開いた穴を踏んでも -
11:57 - 12:00自分で市道路局に
連絡することはありません -
12:01 - 12:04建物は 中に入った人たちが
気に入ってくれているか -
12:04 - 12:06設計家に伝えることは
ありません -
12:08 - 12:11おもちゃメーカーは
おもちゃが実際に遊ばれているか -
12:11 - 12:13どこでどう使われているか
-
12:13 - 12:16楽しまれているかどうか
知りません -
12:16 - 12:18バービー人形のデザイナーは
自分の人形に -
12:18 - 12:21このようなライフスタイルを
想像していたことでしょう -
12:21 - 12:23(笑)
-
12:23 - 12:27でも本当はバービーが
すごく孤独だったとしたら? -
12:27 - 12:30(笑)
-
12:30 - 12:32自分のデザインしたものについて
-
12:32 - 12:34実際にどんなことが起きているか
デザイナーに分かれば -
12:34 - 12:36道路にせよ 建物にせよ
バービーにせよ -
12:36 - 12:37その知識を生かして
-
12:37 - 12:40利用者にとって より良い体験を
生み出すことができるでしょう -
12:40 - 12:42欠けているのは
-
12:42 - 12:46我々がデザインし 作り 使うもの
すべてと我々を繋ぐ神経系です -
12:47 - 12:49世に出した自分の作品から
-
12:49 - 12:53そのような情報が流れてくる
としたらどうでしょう? -
12:54 - 12:56自分の作ったものを
-
12:56 - 12:58人々が買ってくれるよう
説得するために -
12:58 - 13:01我々は膨大な
お金と労力を費やしています -
13:01 - 13:04昨年は2兆ドルという
規模でした -
13:04 - 13:06もしデザインし
作ったものに対し -
13:06 - 13:10世に出した後 販売された後
公開された後に -
13:10 - 13:12そのような繋がりを
持てたなら -
13:12 - 13:14ビジネスのやり方も
変わるでしょう -
13:14 - 13:18作った商品を人々が欲しくなるよう
仕向けるのでなく -
13:18 - 13:21人々がそもそも欲しいと
思うものを作るのです -
13:24 - 13:28良い知らせは デザインしたものと繋がる
デジタル神経系に -
13:28 - 13:30我々は既に取り組んでいる
ということです -
13:31 - 13:33あるプロジェクトで私たちは
-
13:33 - 13:36ロサンゼルスの
バンディート・ブラザーズに属する -
13:36 - 13:392人と組んで
作業しています -
13:39 - 13:41彼らのやっていることの1つは
-
13:41 - 13:46とんでもないことをする
とんでもない車を作るということです -
13:47 - 13:49ほんとうにクレージーな連中です—
-
13:49 - 13:50(笑)
-
13:50 - 13:51いい意味で
-
13:55 - 13:57我々がやっているのは
-
13:57 - 13:59従来のレーシングカーの車体に
-
13:59 - 14:01神経系を組み込むということです
-
14:01 - 14:03何十というセンサーを取り付け
-
14:03 - 14:06世界第一級のドライバーに
運転してもらい -
14:06 - 14:10砂漠を1週間
狂ったように走り回るのです -
14:10 - 14:11車の神経系が
-
14:11 - 14:14車に起きたことを
すべて捕らえます -
14:14 - 14:16データポイントの数は
40億にもなります -
14:17 - 14:19車が受けたあらゆる力を
記録しています -
14:19 - 14:21それからクレージーなことをしました
-
14:21 - 14:23そうやって得たデータを
-
14:23 - 14:27Dreamcatcherという
デザイン生成AIに入力します -
14:27 - 14:31デザインツールに神経系を与えて
究極の車体を作れと言ったら -
14:31 - 14:34何ができるのでしょう?
-
14:35 - 14:37こんなものが得られます
-
14:38 - 14:42これは人間には決して
デザインできないようなものです -
14:43 - 14:45デザイン生成AIと
-
14:45 - 14:48デジタル神経系で
拡張された人間によって -
14:48 - 14:50デザインされたもので
-
14:50 - 14:53ロボットで実際に
製造することができます -
14:54 - 14:58そういう「拡張の時代」が
我々の未来であり -
14:58 - 15:02人間が知的・肉体的・認知的に
拡張されるのだとしたら -
15:02 - 15:04いったい どんなことになるのか?
-
15:04 - 15:07そのおとぎの国は
どんな風になるのでしょう? -
15:08 - 15:10来る世界では
-
15:10 - 15:14物は製造されるより
-
15:15 - 15:17栽培されるようになるでしょう
-
15:18 - 15:22建築されるよりは
-
15:22 - 15:25育てられるようになるでしょう
-
15:27 - 15:29孤立したものから
-
15:30 - 15:32繋がったものへと
-
15:33 - 15:35採掘から
-
15:35 - 15:38集積へと変わるでしょう
-
15:40 - 15:44服従を求めるより
-
15:45 - 15:47自律を尊ぶようになるでしょう
-
15:49 - 15:51拡張された能力によって
-
15:51 - 15:54世界は劇的に
変わるでしょう -
15:55 - 15:59素晴らしい珊瑚礁の小宇宙が
良いアナロジーになります -
15:59 - 16:02世界はもっと多様で
繋がっていて -
16:02 - 16:04ダイナミックで 複雑で
-
16:04 - 16:07適応的で そしてもちろん —
-
16:07 - 16:09より美しいものになります
-
16:09 - 16:10未来に現れるものの姿は
-
16:10 - 16:13見たこともないものに
なるでしょう -
16:13 - 16:15なぜなら
それらを形作るのは -
16:15 - 16:18テクノロジーと
自然と 人間による -
16:18 - 16:22新しい共同関係だからです
-
16:23 - 16:27それは楽しみに待つ価値のある
未来に思えます -
16:27 - 16:28ありがとうございました
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16:28 - 16:35(拍手)
- Title:
- 人間が拡張される未来 | モーリス・コンティ | TEDxPortland
- Description:
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デザインツールにデジタル神経系を与えたら何ができるでしょう? モーリス・コンティがテクノロジーと自然と人間の新たな共同関係、人間が拡張される未来を探ります。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 16:42
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for The Future of Human Augmentation | Maurice Conti | TEDxPortland | |
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Yasushi Aoki approved Japanese subtitles for The Future of Human Augmentation | Maurice Conti | TEDxPortland | |
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Eriko Tsukamoto accepted Japanese subtitles for The Future of Human Augmentation | Maurice Conti | TEDxPortland | |
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Eriko Tsukamoto edited Japanese subtitles for The Future of Human Augmentation | Maurice Conti | TEDxPortland | |
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Eriko Tsukamoto edited Japanese subtitles for The Future of Human Augmentation | Maurice Conti | TEDxPortland | |
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for The Future of Human Augmentation | Maurice Conti | TEDxPortland | |
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for The Future of Human Augmentation | Maurice Conti | TEDxPortland | |
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for The Future of Human Augmentation | Maurice Conti | TEDxPortland |