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はっきり主張できるようになるには | アダム・ガリンスキー | TEDxNewYork

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    思ったことをはっきり言うのは
    難しいものです
  • 0:12 - 0:16
    その本当の意味が分かったのは
    ちょうど1ヶ月前
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    私たち夫婦に子供が
    誕生した時のことです
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    感動と
  • 0:22 - 0:27
    心躍る歓喜の瞬間でした
    と同時に怖くて身がすくむ思いもあり
  • 0:27 - 0:32
    特に赤ちゃんを初めて
    我が家に迎えた日がそうでした
  • 0:32 - 0:35
    妻も私も
    母乳からの栄養で十分なのか
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    確信が持てませんでした
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    それで小児科医に
    電話したかったのですが
  • 0:41 - 0:44
    第一印象が悪くなってもいけないし
    神経質で常識外れな親だと
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    思われたくなかったので
    ただ心配しながら待ちました
  • 0:49 - 0:51
    翌日 小児科医を訪れると
  • 0:51 - 0:56
    かなりの脱水症状を示していた息子は
    すぐにミルクを与えられました
  • 0:56 - 0:58
    今では元気ですし
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    担当医は いつでも電話していいと
    言ってくれています
  • 1:01 - 1:04
    あの時 電話して
    思っていることを
  • 1:04 - 1:06
    言えばよかったのでした
  • 1:06 - 1:09
    一方 発言すべきでない時に
    言ってしまう場合もあります
  • 1:09 - 1:14
    10年以上前 私の双子の弟を
    落胆させてしまった時がそうです
  • 1:14 - 1:16
    弟はドキュメンタリー映画を
    製作しています
  • 1:16 - 1:20
    ある初期の作品に対して 映画配給会社から
    契約の申し出がありました
  • 1:21 - 1:25
    弟は興奮して
    承諾するつもりになっていました
  • 1:25 - 1:30
    しかし 交渉に関する研究をしていた私は
    逆提案をすべきだと主張し
  • 1:30 - 1:33
    完璧な提案を練り上げる
    手伝いをしました
  • 1:33 - 1:37
    それは完璧に・・・
    完璧に無礼なものだったのです
  • 1:37 - 1:41
    その会社は 酷く憤慨し
    オファーを取り下げ
  • 1:41 - 1:43
    全てがフイになってしまいました
  • 1:44 - 1:47
    さて私はこの自己主張のジレンマに関して
    世界中の人々に質問をしてきました
  • 1:47 - 1:51
    自分を強く主張できる時とは?
    自分の利益や関心を押し通せる時とは?
  • 1:51 - 1:56
    自分の意見を表現できる時とは?
    野心的な要求ができる時とは?
  • 1:57 - 2:00
    内容は幅広く様々なのですが
    一方で
  • 2:00 - 2:03
    それらが織りなす模様は万国共通です
  • 2:03 - 2:06
    上司がミスをしたとき
    進言してもいいだろうか?
  • 2:06 - 2:10
    いつも口出ししてくる嫌な同僚に
    直接 注意してもいいだろうか?
  • 2:10 - 2:13
    無神経な冗談を言う友人を
    いさめてもいいだろうか?
  • 2:13 - 2:18
    心の奥底にある不安を
    最愛の人に明かしてもいいだろうか?
  • 2:18 - 2:21
    私は こうした調査を通して
    人には それぞれ
  • 2:21 - 2:25
    許されている言動の範囲が
    あることに気がつきました
  • 2:25 - 2:30
    時には押しが強すぎることがあります
  • 2:30 - 2:32
    それが弟の身に起きたことです
  • 2:32 - 2:37
    逆提案をすること自体が
    弟に許される範囲外の行為だったのです
  • 2:37 - 2:39
    しかし押しが弱すぎる時もあり
  • 2:39 - 2:40
    先程の妻と私のケースがそれです
  • 2:41 - 2:43
    この1人1人が持つ許容範囲—
  • 2:43 - 2:46
    自分の許容範囲内での言動なら
    見返りがありますが
  • 2:46 - 2:50
    その範囲から一歩出てしまうと
    様々な形で罰せられます
  • 2:50 - 2:53
    冷遇されたり見下げられたり
    疎外されたりさえします
  • 2:53 - 2:56
    時には昇給や昇進を逃したり
    商談を棒にふったりです
  • 2:57 - 3:01
    それで まず知るべきことは
    自分の許容範囲ですが
  • 3:02 - 3:06
    その範囲の幅は一定でない
    ということが鍵です
  • 3:06 - 3:08
    実際かなり変動するんです
  • 3:08 - 3:12
    状況により その範囲は
    広がりも狭まりもします
  • 3:12 - 3:17
    許容範囲の決定に
    何よりも大きく影響するのは
  • 3:17 - 3:18
    私たち自身の「力」です
  • 3:18 - 3:21
    私たちの力がその範囲を
    左右するのです
  • 3:21 - 3:22
    この「力」とは何でしょう?
  • 3:22 - 3:24
    それは様々な形で現れます
  • 3:24 - 3:27
    交渉の際には選択の余地
    という形で現れます
  • 3:27 - 3:30
    弟の場合 その余地がなく
    つまり力が足りなかったのです
  • 3:30 - 3:33
    相手の会社には多くの選択肢
    つまり力があったのです
  • 3:33 - 3:36
    力の無さは移民のように
    新しい国に来たばかりの人や
  • 3:36 - 3:38
    組織の新メンバーや
  • 3:38 - 3:41
    何かを初めて経験する人々 例えば
    妻と私のような新米の親などに見られます
  • 3:41 - 3:43
    ある時は 職場で
  • 3:43 - 3:45
    一人が上司で
    もう一人が部下という状況で生まれ
  • 3:45 - 3:47
    ある時は 人間関係で
  • 3:47 - 3:50
    一方が もう一方よりも
    相手に入れあげている場合に表れます
  • 3:50 - 3:52
    ここでの鍵は 力が大きければ
  • 3:52 - 3:55
    許容範囲は うんと広くなり
  • 3:56 - 3:58
    許される言動の幅が
    かなりありますが
  • 3:59 - 4:01
    力が無ければ その幅は狭まり
  • 4:02 - 4:04
    余裕はほとんどありません
  • 4:04 - 4:07
    問題は許容範囲が狭くなると
  • 4:07 - 4:11
    「ローパワー・ダブルバインド」と
    呼ばれるものが生まれます
  • 4:12 - 4:14
    力の弱さゆえの二重拘束のことで
    それが起きるのは
  • 4:14 - 4:17
    黙っていれば
    誰の目にも留まらず
  • 4:18 - 4:20
    思い切って言えば
    罰せられるという時です
  • 4:20 - 4:23
    みなさんの多くは
    「ダブルバインド」と聞くと
  • 4:23 - 4:26
    ジェンダーに関する話を
    連想したのではないでしょうか
  • 4:26 - 4:28
    ジェンダーによるダブルバインドとは
  • 4:28 - 4:33
    黙っている女性は目立たず
    発言する女性は嫌な目に遭うというものです
  • 4:33 - 4:38
    女性も男性と同様
    発言しなければなりませんが
  • 4:38 - 4:41
    問題は それを阻む
    障壁があることです
  • 4:41 - 4:44
    過去20年に渡る私の研究で
    こういうことが分かりました
  • 4:44 - 4:48
    女性だから起きていると
    思われていたダブルバインドは
  • 4:48 - 4:53
    実は 個人の「力」の弱さから来る
    ローパワー・ダブルバインドだったのです
  • 4:53 - 4:55
    つまり 性別に関係なく
  • 4:55 - 4:58
    力の差の現れにすぎない
    ことが多いのです
  • 4:58 - 5:00
    男性と女性の違いを
  • 5:00 - 5:02
    個別に見ても
    男女別の集団を見ても
  • 5:02 - 5:04
    「生物学上の根本的な違いだ」と
  • 5:04 - 5:07
    思うのが常ですが
  • 5:07 - 5:10
    研究を重ねた結果 分かったのは
  • 5:10 - 5:15
    女性特有のダブルバインドだと
    思われていた事柄は実は「力」が原因だったのです
  • 5:16 - 5:22
    その要因だったローパワー・ダブルバインドの
    二重拘束は力に欠けているせいで
  • 5:22 - 5:26
    言動の許容範囲が狭くなると
    いうものです
  • 5:26 - 5:29
    許容範囲が狭いと
    強力なダブルバインドが生じるのです
  • 5:29 - 5:32
    さて 許容範囲を広げる方法が
    必要だということで
  • 5:32 - 5:33
    過去20年の間に
  • 5:33 - 5:37
    私は同僚と共に それに関わる
    2つの要素を発見しました
  • 5:37 - 5:41
    1つ目は 力がありそうだ
    という自分に対する自己判断
  • 5:41 - 5:45
    2つ目は 力がありそうだ
    という自分に対する他者の判断
  • 5:45 - 5:49
    自分に力がみなぎっていると感じる時
    私は自信に溢れ 物怖じせず
  • 5:49 - 5:51
    自ら許容範囲を広げています
  • 5:51 - 5:56
    他者の目にも私が力強く映っていれば
    許容範囲を広げる許可が与えられます
  • 5:56 - 6:01
    では その許容範囲を広げる道具が
    必要になりますが
  • 6:01 - 6:03
    今日はその道具一式を
    皆さんにお渡ししましょう
  • 6:03 - 6:06
    意見を述べることには
    リスクが伴いますが
  • 6:06 - 6:10
    そのリスクを下げてくれる道具です
  • 6:10 - 6:16
    最初の道具は
    交渉に関する研究で発見された
  • 6:16 - 6:17
    重要なものです
  • 6:18 - 6:20
    概して 女性は控えめに提案するため
  • 6:20 - 6:25
    交渉は 男性より女性にとって
    不利な結果となってしまいます
  • 6:25 - 6:29
    しかしハナ・ライリー・ボウルズと
    エミリー・アマナトゥラの研究で
  • 6:29 - 6:30
    ある状況下では
  • 6:30 - 6:34
    女性も強気になれ 男性と同じような結果を
    出せることが分かりました
  • 6:34 - 6:38
    その状況とは
    女性が他者のために発言する時です
  • 6:38 - 6:40
    他者のために発言する時
  • 6:40 - 6:45
    女性は自分の許容範囲を把握し
    自ら押し広げ
  • 6:45 - 6:47
    より自信を持って発言できます
  • 6:47 - 6:50
    これは「母熊効果」と
    呼ばれることがあります
  • 6:51 - 6:53
    自分の子を守る母熊のように
  • 6:53 - 6:57
    他者のために発言する時
    自分の意見が述べられるようになります
  • 6:57 - 7:00
    しかし時には自分のためにも
    発言しなければなりません
  • 7:01 - 7:02
    その方法とは?
  • 7:02 - 7:06
    自分のために発言するのに
    最も重要な道具の1つに
  • 7:06 - 7:08
    「他者視点取得」と
    呼ばれるものがあります
  • 7:08 - 7:11
    他者視点取得とは実に単純で
  • 7:11 - 7:16
    他者の視点を通して
    世の中を見るということです
  • 7:16 - 7:20
    これが 自分の許容範囲を広げてくれる
    最も重要な道具の1つです
  • 7:20 - 7:24
    相手の視点を取り入れて
    相手が本当に望んでいるものを考えると
  • 7:24 - 7:27
    相手から 自分の望んでいるものを
    もらえる可能性が高まります
  • 7:29 - 7:30
    しかし ここに問題があります
  • 7:30 - 7:32
    視点取得は難しいのです
  • 7:32 - 7:34
    ちょっと実験をしてみましょう
  • 7:34 - 7:39
    このように手を挙げて下さい
    人差し指を突き出して
  • 7:39 - 7:45
    できるだけ速く
    大文字の「E」をおでこに書いてください
  • 7:47 - 7:48
    はい
  • 7:48 - 7:51
    「E」を書くのには2通りありますね
  • 7:51 - 7:54
    これは元々 視点取得のテストとして
    考案されたものです
  • 7:54 - 7:57
    おでこに「E」を書いた
    2枚の写真をお見せします
  • 7:57 - 8:00
    教え子のエリカ・ホールです
  • 8:00 - 8:04
    左に見えるのは
    正しい「E」ですね
  • 8:04 - 8:07
    自分の書いた「E」が
    他の人にも「E」に見えます
  • 8:07 - 8:09
    これは視点取得型の「E」です
  • 8:09 - 8:12
    他者の観点から見た「E」だからです
  • 8:12 - 8:16
    しかし右のは自己注目型の「E」です
  • 8:16 - 8:18
    自己注目は よくあることですが
  • 8:18 - 8:21
    特に危機に陥ると
    そうなります
  • 8:21 - 8:23
    ある危機のお話をしましょう
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    カリフォルニア州ワトソンビルで
    銀行に1人の男が入って来ました
  • 8:27 - 8:30
    男は言いました
  • 8:30 - 8:32
    「2千ドル出せ
    さもないと銀行ごと爆破する」
  • 8:32 - 8:35
    銀行の支店長は お金を渡さず
  • 8:35 - 8:38
    一歩引いて
    その男の立場に立って考えました
  • 8:38 - 8:41
    すると非常に重要なことに気づきました
  • 8:41 - 8:44
    男は特定の金額を要求してきています
  • 8:44 - 8:48
    そこで男に尋ねました
    「どうして2千ドルなのですか?」
  • 8:48 - 8:53
    男は答えました「今すぐ2千ドル
    渡さないと友達が強制退去させられるんだ」
  • 8:53 - 8:56
    そこで支店長は言いました
    「それなら銀行強盗なんかではなく
  • 8:56 - 8:58
    ローンを組んだ方がお得ですよ」
  • 8:58 - 8:59
    (笑)
  • 8:59 - 9:00
    「私のオフィスへどうぞ
  • 9:00 - 9:02
    書類を作りましょう」
  • 9:02 - 9:03
    (笑)
  • 9:03 - 9:09
    支店長の迅速な視点取得が
    一触即発の状況を鎮めたのです
  • 9:09 - 9:11
    他者の視点を取り入れると
  • 9:11 - 9:16
    野心的になれる上 自己主張でき
    それでいて感じもいいのです
  • 9:16 - 9:19
    もう1つ自己主張できて
    好ましく思われる方法があります
  • 9:20 - 9:22
    それは柔軟性を示すことです
  • 9:23 - 9:27
    例えば あなたが営業マンで
    車を売ろうとしていると思ってください
  • 9:27 - 9:31
    選択肢を2つ示すことで
    売れる可能性が高くなります
  • 9:31 - 9:33
    例えば 選択肢Aは
  • 9:33 - 9:36
    2万4千ドルで保証期間5年
  • 9:36 - 9:38
    選択肢Bは
  • 9:38 - 9:41
    2万3千ドルで保証期間3年
    という風にです
  • 9:41 - 9:44
    私の研究で分かったことは
  • 9:44 - 9:46
    人は選択権を与えられると
    ガードがゆるくなり
  • 9:46 - 9:49
    与えられた提案を
    承諾しがちだということです
  • 9:49 - 9:52
    これは営業マンに限らず
    親にも言えます
  • 9:53 - 9:54
    私の姪が4才の時
  • 9:54 - 9:57
    着替えるのを嫌がり
    どの洋服も拒絶しました
  • 9:57 - 10:00
    しかし母親に
    素晴らしい考えが浮かびました
  • 10:00 - 10:03
    娘に選択肢を示し
    選ばせたらどうだろう?
  • 10:03 - 10:05
    どっちのシャツがいい?
    こっちね
  • 10:05 - 10:07
    どっちのズボンがいい?
    こっちね
  • 10:07 - 10:08
    見事にうまく行きました
  • 10:08 - 10:12
    姪はグズることなく
    さっさと着替えたのです
  • 10:12 - 10:15
    私は世界中の人々に
    こんな質問をしてきました
  • 10:15 - 10:18
    「思っていることが気軽に言える時とは?」
    最も多い答えは
  • 10:18 - 10:21
    「聞き手の中に
    支持者や仲間がいる時」
  • 10:21 - 10:23
    「聞き手の中に
    支持者や仲間がいる時」
  • 10:23 - 10:26
    では 自分の側に立ってくれる
    仲間を得るには
  • 10:27 - 10:28
    どうしましょう?
  • 10:29 - 10:31
    1つの方法は「母熊」になることです
  • 10:31 - 10:35
    他者のために発言する時
    自分だけでなく
  • 10:35 - 10:38
    他者の目から見ても自分の許容範囲が広がり
    同時に強力な仲間を得られます
  • 10:39 - 10:43
    強力な仲間を得るもう1つの方法
    特に権力のある人を味方につけるには
  • 10:44 - 10:46
    助言を求めることです
  • 10:46 - 10:49
    他者に助言を求めると
    好ましく思ってもらえます
  • 10:50 - 10:54
    相手を立てているし
    謙虚さを示してもいるからです
  • 10:54 - 10:58
    もう1つのダブルバインド解決にも
    とても効果的です
  • 10:58 - 11:00
    自己PRから生じる
    ダブルバインドのことです
  • 11:01 - 11:02
    どういうことかと言うと
  • 11:02 - 11:06
    自分の功績を宣伝しなければ
    誰も気付かないが
  • 11:07 - 11:09
    ひけらかすと好ましく思われない
    というものです
  • 11:09 - 11:12
    しかし自分の功績に関して
    助言を求めると
  • 11:12 - 11:17
    相手の目に映る自分は有能で
    さらに好ましく思ってもらえます
  • 11:18 - 11:19
    この方法は とても強力で
  • 11:20 - 11:22
    誰かが相談に来ると
    わかっている時でさえ効果的なのです
  • 11:23 - 11:27
    「力」の弱い人が紹介を受けて
    私の所に助言を求めに来ることを
  • 11:27 - 11:31
    前もって知らされるというケースが
    今まで何度もありました
  • 11:31 - 11:33
    ここで気付いて欲しいことが
    3つあります
  • 11:34 - 11:37
    その1 私は助言を
    求められると知っていた
  • 11:37 - 11:39
    その2 助言を求める行為には
  • 11:39 - 11:43
    戦略的な利点があることを
    私はよく知っていた
  • 11:43 - 11:45
    その3 そう知っていても
    効果的だったのです!
  • 11:46 - 11:49
    相手の視点を受け入れ 彼らのために
    もっと力を尽くすようになり
  • 11:49 - 11:53
    より熱心に相談に乗りました
    助言を求められたからです
  • 11:53 - 11:57
    自信を持って意見が述べられる場面は
    他にもあります
  • 11:57 - 11:59
    専門分野がある場合です
  • 11:59 - 12:02
    専門性によって信頼が得られます
  • 12:02 - 12:05
    たっぷり力を持っている場合は
    すでに信頼があるので
  • 12:05 - 12:07
    そこそこの証拠を示せば
    十分です
  • 12:07 - 12:10
    力が無い場合は
    信頼がありませんから
  • 12:10 - 12:12
    優れた証拠が必要になります
  • 12:12 - 12:15
    専門家として印象づける方法の1つに
  • 12:15 - 12:18
    自分の情熱を表す
    というやり方があります
  • 12:19 - 12:23
    皆さん 向こう数日の間
    友達にこう訊いてみて下さい
  • 12:23 - 12:27
    「あなたが情熱を傾けていることを
    語って下さい」と
  • 12:28 - 12:30
    私は世界中の人々に
    これをやってもらい
  • 12:30 - 12:34
    その後こう尋ねました
    「自分の情熱を語る人を見ていて
  • 12:34 - 12:36
    どんなことに気がつきましたか?」
  • 12:36 - 12:38
    その答えはいつも同じでした
  • 12:38 - 12:40
    「目が輝き イキイキとしてきた」
  • 12:40 - 12:43
    「満面の笑顔になった」
  • 12:43 - 12:44
    「手ぶりが大きくなって
  • 12:44 - 12:47
    避けなきゃいけないほどだった
    当たりそうで」
  • 12:47 - 12:49
    「早口になり
    ちょっと声がうわずっていた」
  • 12:49 - 12:50
    (笑)
  • 12:50 - 12:52
    「秘密を明かすかのように
    身を乗り出してきた」
  • 12:53 - 12:57
    さらに こう尋ねました「それを聞いていた
    あなたはどうなりましたか?」
  • 12:58 - 13:02
    こんな答えでした「「私の目も輝き
    笑みがこぼれ 身を乗り出しました」
  • 13:02 - 13:04
    自分たちの情熱に関することとなると
  • 13:04 - 13:08
    自ら発言する勇気が
    奮い起こされるものですが
  • 13:08 - 13:11
    同時に 発言することに対し
    周りも寛容になります
  • 13:12 - 13:17
    自分が弱すぎるように見えてしまう状況でも
    情熱を表すとプラスに働きます
  • 13:18 - 13:22
    性別を問わず職場での涙は
    ひんしゅくを買いますが
  • 13:22 - 13:25
    リジー・ウルフの研究では
  • 13:25 - 13:29
    強い感情が情熱という形で表された場合
  • 13:29 - 13:35
    男性であれ女性であれ 涙は
    非難されないことが分かっています
  • 13:36 - 13:40
    最後に今は亡き父が
    弟の結婚式で述べた言葉で
  • 13:40 - 13:42
    締めくくりたいと思います
  • 13:42 - 13:43
    その時の写真です
  • 13:45 - 13:47
    父は私と同じく心理学者でしたが
  • 13:47 - 13:52
    父が本当に愛し 情熱を持っていたのは
    弟と同じく映画でした
  • 13:52 - 13:55
    父が結婚式のために書いた
    スピーチの題材は
  • 13:55 - 13:58
    人生を喜劇に喩え その中で
    私たちが演じる役柄についてでした
  • 13:58 - 14:01
    「人との関わりが
    軽やかであればあるほど
  • 14:01 - 14:04
    上手に立ち回れるようになり
    人生を充実させるのに長けてくるものだ
  • 14:04 - 14:08
    自分の役割を受け入れ
    向上しようと努力する者は
  • 14:09 - 14:12
    自分を大きく成長させる
  • 14:12 - 14:16
    自分の役割をうまくこなせば
    人生は概ね楽しいものとなるだろう」
  • 14:16 - 14:18
    父が言わんとしたのは
  • 14:18 - 14:22
    この世界で私たちは皆
    役割と自由を与えられており—
  • 14:22 - 14:26
    この講演の核心でもあるのですが—
  • 14:26 - 14:31
    その役割と幅は常に広がり
    発展しているということです
  • 14:32 - 14:34
    必要とあらば
  • 14:34 - 14:38
    母熊のように勇猛になり
    謙虚に助言を求めてください
  • 14:39 - 14:43
    そうして優れた証拠と
    心強い仲間を得て
  • 14:43 - 14:46
    情熱を持って
    他者の視点を取り入れましょう
  • 14:46 - 14:48
    そして 皆さんがこの道具を使えば―
  • 14:48 - 14:51
    誰でもこの道具を
    使えるようになれば
  • 14:51 - 14:55
    自分の言動の許容範囲を
    広げられるようになり
  • 14:55 - 14:58
    人生は概ね楽しいものと
    なることでしょう
  • 14:59 - 15:00
    ありがとうございました
  • 15:00 - 15:02
    (拍手)
Title:
はっきり主張できるようになるには | アダム・ガリンスキー | TEDxNewYork
Description:

思ったことをはっきり述べられない、ということは誰にでもあるものです。職場でも、人間関係においても、公の場で初めて会う人と話す場合にもあり得るでしょう。社会心理学者であるアダム・ガリンスキーは、研究の結果を示しながら、一番肝心な時に自分の意見を表し、それを必要とする他の誰かのために述べられるようになるために、有用な秘訣を私達に教えてくれます。

このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
15:03

Japanese subtitles

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