< Return to Video

読書の力 | エイプリル・チュー | TEDxYouth@Suzhou

  • 0:25 - 0:27
    皆さん こんにちは
  • 0:27 - 0:28
    私はエイプリルです
  • 0:29 - 0:34
    8年前 私の人生で 一番大きくて
    最高なプレゼントをもらいました
  • 0:34 - 0:39
    私が2歳の頃から 毎晩読み聞かせを
    してくれたお母さんが
  • 0:39 - 0:41
    ついに 子供向けの本屋さんを
    開店したんです
  • 0:41 - 0:45
    今もその日のことを覚えています
    お店の中は暖かく 素敵な場所で
  • 0:46 - 0:51
    本棚が太陽の光で きらきらしていて
    私は本の匂いを嗅ぎました
  • 0:52 - 0:54
    そして今も覚えているのは
    お母さんが私を
  • 0:54 - 0:57
    腕の中に抱いて 本を読んで
    くれた幸せな時間です
  • 0:59 - 1:03
    「蔓(つる)に覆われた パリの古びた家に
  • 1:03 - 1:06
    12人の小さな女の子が
    2列になって住んでいました」
  • 1:08 - 1:13
    時が経ち 男の子によく間違えられる
    幼い子供だった私は
  • 1:13 - 1:17
    今 ステージの上で 皆さんの前に立つ
    大きな女の子に成長しました
  • 1:17 - 1:20
    しかし 読書が好きなことは
    変わらないままです
  • 1:20 - 1:24
    読書中に 指しゃぶりを
    しなくなったこと以外は
  • 1:25 - 1:28
    読書をする自由さと
    選択の自由さは
  • 1:28 - 1:31
    お母さんが私に与えてくれた
    最高の贈り物の一つです
  • 1:31 - 1:35
    本屋の経営は お金を稼ぐためには
    最善の選択ではないかもしれませんが
  • 1:35 - 1:38
    お母さんは 高給な仕事を辞めた
    ことを後悔したことはありません
  • 1:38 - 1:41
    そして 小さな本屋の経営に
    力を注いでいます
  • 1:41 - 1:43
    彼女は 自分の仕事について
    とても誇りを持っています
  • 1:43 - 1:47
    私や他の子供たちに 読書への
    情熱を与えてくれています
  • 1:47 - 1:51
    本に囲まれて 私は
    熱心な読書家になりました
  • 1:51 - 1:55
    どこに行くにも
    本を持っていきます
  • 1:55 - 1:58
    レストランで 食事が来るのを
    待つ間に本を読みます
  • 1:58 - 2:01
    通学の途中に 地下鉄で
    本を読みます
  • 2:01 - 2:04
    毎晩 寝る前に本を読みます
  • 2:05 - 2:07
    本を読むことは
    時を超えた旅です
  • 2:07 - 2:10
    本を読まなかったら 知らなかった
    場所を訪れることができます
  • 2:10 - 2:15
    想像力、冒険、発見の世界を
    体験できます
  • 2:15 - 2:18
    例えば『不思議の国のアリス』
  • 2:18 - 2:22
    あの本を読んだ時 私はアリスと一緒に
    不思議の国に落下しました
  • 2:22 - 2:25
    とっても へんてこですが
    ありありと見えます
  • 2:25 - 2:29
    その世界では ウサギが言葉を話し
    トランプが兵隊をしていて
  • 2:29 - 2:31
    猫が自由自在に
    姿を消すことができます
  • 2:31 - 2:33
    本を読み進めるうちに
  • 2:33 - 2:36
    不思議の国に戻って
    もう一度 あのへんてこな世界を
  • 2:36 - 2:39
    体験したいと何度も思いました
  • 2:39 - 2:41
    だから この絵を描きました
  • 2:43 - 2:44
    描いたのは チェシャ猫
  • 2:44 - 2:46
    巨大なキノコの上のイモムシ
  • 2:46 - 2:48
    そして女の子です
  • 2:48 - 2:50
    その女の子が アリスなのか
    自分自身なのかは分かりません
  • 2:50 - 2:53
    その絵を描いた時
    とても幼かったんです
  • 2:53 - 2:54
    でも 心から願っていました
  • 2:54 - 2:57
    あの本の中で暮らせたらって
  • 2:58 - 3:01
    本の中では
  • 3:01 - 3:06
    退屈したアリスがウサギを追いかけ
    不思議の国に転げ落ちました
  • 3:06 - 3:07
    一方で 現実の世界では
  • 3:07 - 3:11
    本はいつも 普段の生活の退屈さから
    私たちを救い出し
  • 3:11 - 3:13
    魔法の世界に連れて行ってくれます
  • 3:13 - 3:14
    例えば
  • 3:14 - 3:18
    私たちは『マジック・スクール・バス』
    に乗って人体を探検できます
  • 3:18 - 3:22
    『ファーブル昆虫記』を読んで
    自然の世界に入りこめます
  • 3:22 - 3:26
    『恐ろしい歴史』シリーズでは
    古代ギリシャやローマに
  • 3:26 - 3:28
    旅をすることもできます
  • 3:29 - 3:30
    本があれば
  • 3:33 - 3:36
    どんな場所にも旅ができ
    なんにでもなれます
  • 3:37 - 3:40
    読書は他の人とつながるための
    良い手段でもあります
  • 3:40 - 3:43
    電車で本を読んでいる時に
    隣の知らない人に
  • 3:43 - 3:45
    こう言われたら嬉しくなります
  • 3:45 - 3:47
    「ねえ 私もその本が好き」
  • 3:47 - 3:50
    これは私とヨーヨーの間で
    実際にあった話です
  • 3:50 - 3:54
    私たちは その後すぐ その本の
    登場人物について話しました
  • 3:55 - 3:59
    彼女のお母さんと 私のお母さんも
    お互いに共通点を見つけました
  • 3:59 - 4:03
    去年 私たちの家族は
    一緒にシンガポールへ旅行しました
  • 4:03 - 4:07
    これはシンガポール旅行の
    最初の日の 私たちです
  • 4:07 - 4:10
    私たちは 大きな本屋さんに行って
    そこで半日過ごしました
  • 4:10 - 4:12
    それだけではありません
  • 4:12 - 4:15
    友達と本について
    トリビアクイズをして楽しむ時
  • 4:15 - 4:20
    または 同い年の子それぞれに
    ぴったりの本を探すのを手伝った時
  • 4:20 - 4:24
    私たちは関係を築き お互いのことを
    よく知ることができます
  • 4:24 - 4:28
    また 親が子供に
    読み聞かせをする際には
  • 4:28 - 4:31
    自身が子供だった頃の
    楽しい思い出が呼びおこされます
  • 4:31 - 4:33
    そうすると 世代間のギャップを
  • 4:33 - 4:36
    取り払う 強い絆が生まれます
  • 4:37 - 4:39
    他に 読書の素晴らしいことは
  • 4:39 - 4:41
    読書をしている時
  • 4:41 - 4:44
    ある意味 皆さんは作者と
    会話をしています
  • 4:45 - 4:48
    私の大好きな作者の一人
    ビル・ブライソンは
  • 4:48 - 4:50
    とっても面白くて
    機知に富んでいて
  • 4:50 - 4:54
    『人類が知っていることすべての短い歴史』
    という彼の素晴らしい本を読む時
  • 4:55 - 5:00
    一緒に空間や時間を旅している
    ような気持ちになります
  • 5:00 - 5:04
    ビッグバンから文明の台頭まで
  • 5:04 - 5:07
    私たちの住む世界についての
    彼の大きな好奇心や
  • 5:07 - 5:09
    それらのトピックに
    ついての博識さに
  • 5:09 - 5:11
    ほれぼれし 感動しました
  • 5:12 - 5:15
    ロアルド・ダールも
    私の好きな作家です
  • 5:15 - 5:18
    面白くて ハラハラするような
    本がとても魅力的で
  • 5:18 - 5:22
    話が終わらなければいいのに
    と思ってしまうほどです
  • 5:22 - 5:24
    彼の子供向けの本は
    全て読みました
  • 5:24 - 5:29
    『チャーリーとチョコレート工場』、『魔女が
    いっぱい』、『オ・ヤサシ巨人 BFG』等
  • 5:30 - 5:33
    作者はインタビューで
    「どこで話の着想を得ているんですか?」
  • 5:33 - 5:39
    と聞かれた際 こう答えました
    「いつも 小さな種から始まります
  • 5:39 - 5:41
    小さな発芽から 大きな発想を得た時
  • 5:41 - 5:44
    いつもノートを取り出して
    書き出すんです
  • 5:44 - 5:46
    さもないと 夢のように消えてしまうから」
  • 5:47 - 5:50
    このコツは 私が文章を書き始めた時
    大きな助けになりました
  • 5:50 - 5:53
    私は 自分のアイデアノートに
    アイデアの種を書き出します
  • 5:54 - 5:57
    『ふしぎの森のミンピン』の話の中で
    ロアルド・ダールは言っています
  • 5:58 - 6:01
    「あなたの周りにある世界を
    輝く目で見つめなさい
  • 6:01 - 6:04
    なぜなら 最も素晴らしい秘密は
    いつも 最もありそうもない場所に
  • 6:04 - 6:06
    潜んでいるものだから」
  • 6:06 - 6:09
    これを読んでとても
    感銘を受けました
  • 6:09 - 6:13
    偉大な作者からの
    アドバイスとしてだけでなく
  • 6:13 - 6:17
    私たちの世界に深い洞察を持った
    賢者からのアドバイスとして
  • 6:19 - 6:23
    まさに ロアルド・ダールのキャラクター
    BGF、オ・ヤサシ巨人のように
  • 6:23 - 6:27
    彼の仕事は小さな子供の楽しい夢を
    集めて膨らませることでした
  • 6:27 - 6:31
    ロアルド・ダール、ビル・ブライソン
    シェル・シルヴァスタイン
  • 6:31 - 6:34
    ドクター・スース、その他の作家が
  • 6:34 - 6:38
    私や他の読者それぞれに
    大きな夢を膨らませてくれました
  • 6:38 - 6:42
    いつか 作者として自分の魔法を
    作ってみたいと夢見ました
  • 6:42 - 6:47
    自分自身、友達、自分の子供
    そして他の子供たちのために
  • 6:47 - 6:52
    さて 図工の時間に作った凧に
    書いた 私の詩を披露したいと思います
  • 6:53 - 6:55
    「私たちの上空を
    鳥のように 高く舞い上がるのは
  • 6:55 - 6:57
    大きな 素敵な凧です
  • 6:57 - 6:59
    風がヒューヒューと吹き
  • 6:59 - 7:00
    凧は踊ります
  • 7:00 - 7:02
    なんて美しい光景でしょう!」
  • 7:02 - 7:04
    そう なんて美しい光景
  • 7:04 - 7:09
    この夢を叶えるための道のりには
    とても長い時間がかかるでしょうから
  • 7:10 - 7:12
    毎日読書して 文章を
    書きたいと思います
  • 7:12 - 7:15
    そしてなにより 輝く目で
    周りの世界を見つめます
  • 7:15 - 7:18
    ロアルド・ダールのように
  • 7:20 - 7:22
    確信を持っているのは
  • 7:22 - 7:24
    私は 一生読書が大好きである
    ということ
  • 7:24 - 7:28
    私が本を読むのは 1つの人生を
    楽しむだけでは物足りないからです
  • 7:29 - 7:32
    今日はここに立って 私の
    読書体験を皆さんにお伝えしました
  • 7:32 - 7:35
    読書は 全世界を明るく
    するものだと考えるからです
  • 7:36 - 7:40
    皆さんも 本に囲まれる中 静かに座り
  • 7:40 - 7:42
    言葉や挿絵
  • 7:42 - 7:47
    そして それらの美しい組み合わせを
    楽しんでみてはいかがでしょうか
  • 7:49 - 7:50
    このスピーチの最後に
  • 7:50 - 7:53
    私の大好きな詩の一つを
    朗読したいと思います
  • 7:54 - 7:58
    「1冊の本が 蝶のような
    単純なものから
  • 7:58 - 8:01
    始まったなんて信じる人は誰もいない
  • 8:01 - 8:03
    蝶は わずかな時間しか生きない
  • 8:04 - 8:07
    しかし紙の上では
    どんなものも永遠に生きられる
  • 8:07 - 8:11
    紙の上では
    蝶も永遠に死なない」
  • 8:11 - 8:12
    ありがとうございました
  • 8:12 - 8:15
    (拍手)
Title:
読書の力 | エイプリル・チュー | TEDxYouth@Suzhou
Description:

皆さんも、本に囲まれた中で静かに座り、言葉や挿絵、そしてそれらの美しい組み合わせを楽しんでみませんか?11歳の少女から読書について学びましょう。

このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

more » « less
Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
08:17

Japanese subtitles

Revisions