Return to Video

マルセル・ザマ:レイモンド・ペティボンと描く| Art21 "Extended Play"

  • 0:06 - 0:13
    [マルセル・ザマ: レイモンド・ペティボンと描く]
  • 0:34 - 0:37
    ひと月くらいは
    一人でやるのがいいのだけど
  • 0:37 - 0:41
    その後は他のアーティストや
    友人といたくなるんだ
  • 0:47 - 0:49
    コラボがすごく好きなんだ
  • 0:54 - 0:57
    レイモンド・ペティボンと
    作業出来るのはとても光栄だよ
  • 0:57 - 1:01
    彼は僕が初めて知った
    現代アーティストで
  • 1:01 - 1:04
    パンクバンドの様々な
    アルバムのカバーを担当していたんだ
  • 1:34 - 1:38
    ズワーナー・アーティスト・ディナーが
    きっかけでコラボが実現してね
  • 1:40 - 1:43
    僕たちは二人ともちょっと
    人づきあいが苦手で
  • 1:43 - 1:45
    だからディナーでは
    絵を描くんだ
  • 1:45 - 1:47
    だいたい隣に座るんだけど
  • 1:47 - 1:49
    それでテーブルの上の
    ナプキンに
  • 1:50 - 1:51
    絵を描き始めたんだ
  • 2:02 - 2:06
    彼は線画を彩色や彫刻の為の
    スケッチではなく
  • 2:06 - 2:09
    芸術のひとつの形として
    世に受け入れられるドアを開けた人なんだ
  • 2:11 - 2:13
    彼はそのドアから足を踏み入れ
  • 2:13 - 2:14
    そして僕も一緒に入ったんだよ
  • 2:14 - 2:15
    (笑)
  • 2:22 - 2:25
    大聖堂がいい?
    それとも波かな?
  • 2:26 - 2:27
    それから始めるかい?
  • 2:27 - 2:28
    (レイモンド・ペティボン)
    いいよ
  • 2:28 - 2:29
    (ザマ)
    これもあるよ
  • 2:29 - 2:31
    馬の…
  • 2:31 - 2:32
    (ペティボン)
    ああそうだ
  • 2:32 - 2:34
    (ザマ)
    いい色だね
  • 2:43 - 2:47
    (ペティボン)
    ゴシックの大聖堂が好きなんだ
  • 2:47 - 2:49
    こうして重力に任せて…
  • 2:50 - 2:51
    (ザマ)
    いいぞ!落ちろ!
  • 2:51 - 2:52
    (笑)
  • 2:53 - 3:00
    (ペティボン)完成に
    500年もの重労働を要したんだ
  • 3:03 - 3:06
    これをね
    描くのが好きなんだ
  • 3:11 - 3:14
    (ザマ)何をする予定かとか
    一切話はしなかったんだ
  • 3:14 - 3:17
    ただ自然に任せて
    それぞれ紙の端から描き始めて…
  • 3:18 - 3:20
    中央で合わさったり
    そこで終わりにしたり
  • 3:24 - 3:26
    多分たくさんの人が
  • 3:26 - 3:30
    "ここはマルセルで こっちがレイモンドだな"
    とか言うと思うんだ
  • 3:30 - 3:31
    だからわざと
    彼はコウモリを描いて
  • 3:31 - 3:33
    僕は波を描く
  • 3:33 - 3:35
    もしくはサーファーとか
  • 3:35 - 3:37
    あるいは僕たちの
    トレードマークになってる題材とか
  • 3:41 - 3:43
    もし僕の描いた部分に
    絵の具が垂れてきたら
  • 3:43 - 3:47
    僕ならそれを活かして
    蛇を描いてみたりとかする
  • 3:47 - 3:50
    でもレイモンドは
    垂れたままにしておくんだ
  • 3:50 - 3:52
    そんな彼の緩さが…
  • 3:52 - 3:55
    あるがままにする所が
    すごく好きなんだ
  • 4:02 - 4:05
    そんな自然なフローが
    うまくいったんだ
  • 4:17 - 4:19
    僕らの息子たちは
    同じ6歳でね
  • 4:19 - 4:24
    何日か前にここに来て
    このコーナーのやつを描いていったんだ
  • 4:24 - 4:26
    だからそれにレイモンドと
    僕でちょっと手を加えて…
  • 4:26 - 4:27
    そしたら…
  • 4:27 - 4:30
    この波が全体にあったんだ
  • 4:30 - 4:33
    だからこれはちょっとした
    家族の合作かな
  • 4:34 - 4:35
    楽しかったよ
  • 4:41 - 4:44
    子供が出来てから
    息子の目を通して物を見るようになって
  • 4:44 - 4:46
    物事をまっさらな状態で見られるし
  • 4:46 - 4:52
    今まで慣れたり無視していたものを
    発見するようになって
  • 4:52 - 4:54
    それを作品に取り入れたりね
  • 4:59 - 5:01
    コラボをする時って
  • 5:01 - 5:03
    いい感じの緩さが
    作品に反映されるんだ
  • 5:03 - 5:05
    それが
    更なるエネルギーを生み出し
  • 5:05 - 5:08
    作品に命が吹き込まれて
    それを僕は丸ごと受け入れるんだ
Title:
マルセル・ザマ:レイモンド・ペティボンと描く| Art21 "Extended Play"
Description:

エピソード #266:NY市にある共通のギャラリーにて、マルセル・ザマとレイモンド・ペティボンが新作シリーズのコラボに挑む。

"ひと月くらいは一人でやるのがいいのだけど、その後は他のアーティストや
友人といたくなるんだ"とザマは語る。"コラボがすごく好きなんだ”

アーティスト二人が隣り合わせに並んで、大聖堂や馬、波などをナチュラルなスタイルで、大きなキャンバスに描いていく。

ザマにとって、ペティボンとのコラボは特別な意味がある。
"彼は僕が初めて知った現代アーティストで"とザマは続ける。"彼は線画を彩色や彫刻の為のスケッチではなく、芸術のひとつの形として世に受け入れられるドアを開けた人なんだ"

ギャラリーで行われたイベントで出会って以来、ペティボンとザマはお互いのスタイルやトレードマークの作風にプラスな影響を与えながら、頻繁にコラボをしている。
"コラボをしていると、いい感じの緩さが作品に反映されるんだ" とザマは語る。"それが更なるエネルギーを生み出し、作品に命を吹き込むんだ"

マルセル・ザマは1974年に、カナダのウィニペグで生まれた。幻想的で不合理的な彼の作品は、人間や動物、またハイブリッドな生き物が、鉛筆、インク、水彩、そして時々ルートビア・シロップで描かれる。

ザマの作品には様々な要素が影響している。狼男やドラキュラなど子供のころのモンスター、また、マルセル・デュシャン、フランシスコ・ゴヤ、ウィリアム・ブレイク、フランシス・ピカビアらの作品も影響を与えている。
その作品の世界は、シュールでもあり馴染み深くもあり、甘く同時に暴力的で、カオスとエレガントさが同居している。

アーティストについての詳細は下記を参照
https://art21.org/artist/marcel-dzama/

クレジット | プロデューサー: Ian Forster. インタビュー: Ian Forster. エディター: Rosie Walunas. カメラ: John Marton. カラリスト: Jonah Greenstein. 協力: Marcel Dzama, Raymond Pettibon, and David Zwirner. スペシャル・サンクス: Jonathan Munar.

#MarcelDzama #Art21 #Art21ExtendedPlay #RaymondPettibon

more » « less
Video Language:
English
Team:
Art21
Project:
"Extended Play" series
Duration:
05:22

Japanese subtitles

Revisions Compare revisions