ニューカレドニア日本人女性殺人事件 ☆ 日本語字幕版
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0:07 - 0:10[ コニュ兄弟 カヌメラ岩 ]
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0:10 - 0:14[ ドキュメンタリー作家 ギヨーム・モーリー ]
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0:14 - 0:18[ 監督 ベルナール・ファルー ]
[ プロデューサー クリスチャン・ジェラン ] -
0:18 - 0:22[ アナウンサー フレデリック ・ランティエリ ]
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0:37 - 0:40カヌメラ岩 大きな亀のように
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0:40 - 0:42世界で最も美しい湾の一つ
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0:42 - 0:45ニューカレドニアのクト湾
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0:45 - 0:47日本人観光客
草間美香の遺体が -
0:47 - 0:50このタブーの岩上で
発見されました -
0:50 - 0:5329歳の彼女はイルデパンを
一人で訪れていました -
0:53 - 0:55凶悪犯罪
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0:55 - 0:58遺体が焼け爛れ
損傷が酷い状態で発見 -
0:58 - 1:00遺体は多数の石に囲まれました
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1:00 - 1:02儀式殺人か 性犯罪か?
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1:02 - 1:05しかし 疑問は長くは
続かなかったです -
1:05 - 1:07犯人はすぐに指名され
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1:07 - 1:09岩を管理していたコニュ兄弟
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1:09 - 1:12二人は喧嘩っ早いカナックです
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1:12 - 1:142人の有罪を証明する
必要があったが -
1:14 - 1:18カヌメラ岩の秘密を打ち明けるのが
簡単ではありません -
1:19 - 1:24[ 2002年5月2日 ニューカレドニア ]
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1:34 - 1:37>> 美香はイルデパンに
着きました -
1:37 - 1:40この島は日本人に
「太平洋の宝石箱」 -
1:40 - 1:43「天国にいちばん近い島」
と呼ばれています -
1:44 - 1:47頭の中夢いっぱいでここへ来て
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1:47 - 1:50素晴らしいことを
発見すると思っていました -
1:53 - 1:55美香は旅行の経験が多くて
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1:55 - 1:58旅行が大好き 一人旅
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1:58 - 2:03日本風の冒険者
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2:05 - 2:07美香は小さな民宿を決めてから
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2:07 - 2:09非常にオープンな心をもって
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2:09 - 2:11この島を訪れに行きました
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2:11 - 2:15彼女はカヌメラ湾へ
の道を尋ねました -
2:20 - 2:24それは美香が生きている姿を
見る最後となりました -
2:24 - 2:26午後3時過ぎでした
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2:26 - 2:29黄色のドレスを着て
ホテルを出かけて -
2:29 - 2:31散歩に行きました
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2:31 - 2:35生きている彼女の姿を
もう見ることはありませんでした -
3:01 - 3:04夕方には 憲兵隊へ
電話が来ました -
3:04 - 3:08クベルカ民宿の支配人
クアテさんでした -
3:08 - 3:11日本人の宿泊客の一人が夕食時
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3:11 - 3:14いなかったことを
知らせたのです -
3:14 - 3:15>> 美香が民宿に着いたのは
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3:15 - 3:18当日 2002年5月2日の朝
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3:18 - 3:21散歩に出かける前に
夕食を予約しました -
3:21 - 3:24伝統的なロブスター料理
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3:24 - 3:28>> 食事が用意されていたが
誰もいませんでした -
3:28 - 3:31これは普通ではありません
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3:31 - 3:34>> 憲兵が民宿の支配人を
安心させようとして -
3:34 - 3:38おそらく 美香は違う所で
食事する決心したでしょう -
3:40 - 3:45しかし 翌朝 支配人が
再び憲兵隊に電話します -
3:45 - 3:47美香は夜中に帰って
こなかったのです -
3:47 - 3:50ピローグツアーを予約したが
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3:50 - 3:53ガイドが無駄に待っていました
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3:53 - 3:56>> ピローグツアーにも
参加しなかったので -
3:56 - 3:58私たちは心配し始めました
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3:58 - 4:01空港で旅行者のリストを調べたら
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4:02 - 4:04彼女が出発してない
ことが分かりました -
4:04 - 4:08だから 事故など何か
起こっただろうと思いました -
4:08 - 4:12>> 憲兵らは美香の
部屋を捜索して -
4:12 - 4:14日本語で書かれた日記
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4:14 - 4:15タバコ一箱
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4:15 - 4:18ビール1缶などを見つけました
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4:18 - 4:21>> 私は写真を撮って
詳細なリストを作って -
4:21 - 4:24私物を押収して
憲兵隊へ持って行きました -
4:24 - 4:28これで 部屋の
チェックアウト済です -
4:29 - 4:32>> 憲兵が民宿の係員に
事情を聴いて -
4:32 - 4:35美香についてより
詳しい情報を取得しました -
4:35 - 4:39彼女は29歳で
フランス語が少し出来て -
4:39 - 4:428ヶ月フランスを放浪した
経験があります -
4:42 - 4:44パリが大好きです
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4:44 - 4:48美香は一般的な日本人
観光客とは違って -
4:48 - 4:51団体旅行したり ツアーに
任せたりするタイプではない -
4:51 - 4:57冒険者のようです
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4:57 - 5:01>> バックパッカーで
一人旅の日本人観光客です -
5:01 - 5:06しばらくの間
ニューカレドニアに滞在していて -
5:06 - 5:08フランス語が話せますし
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5:08 - 5:12ヨーロッパの観光客のように
ビールを飲んでタバコを吸う人 -
5:13 - 5:18>> 先ず ヌメア検察が
失踪について捜査を開始します -
5:18 - 5:21もし美香が負傷した場合
大急ぎです -
5:21 - 5:25地元の憲兵は 捜索を始めるが
簡単ではありません -
5:25 - 5:30>> イルデパンは大体 長さが
28キロ 幅が25キロの島です -
5:30 - 5:36慣習法に依拠する部族が8つ
言わば首都(ヴァオ村)が1つ -
5:36 - 5:41そして 主に大規模なブッシュで
湾や小島が多いです -
5:41 - 5:45非常に広くて野生の地域です
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5:50 - 5:53>> イルデパンは カレドニアの
最も有名な島の1つ -
5:53 - 5:57住民2千人 ブッシュが
155平方キロメートルです -
5:57 - 5:59行方不明の観光客を探すには
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5:59 - 6:02島中をくまなく捜す
必要があるのですが -
6:02 - 6:05クト憲兵隊には4人しかいません
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6:05 - 6:07一日捜索した後 4人だけで
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6:07 - 6:08無理なことが分かりました
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6:12 - 6:15>> 我々は 上司に協力を求めて
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6:15 - 6:18ヘリコプターが日曜日に来ました
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6:18 - 6:22そしてヒラリオン・ベンデグ村長
にも協力を求めました -
6:22 - 6:25彼が村長で
イルデパンの大酋長でもあります -
6:25 - 6:29民宿が位置するコマニャ部族の
人々などを集めて -
6:29 - 6:34みんな捜索に協力する
ように頼みました -
6:34 - 6:37>> 2日目 憲兵らは
島民の助けを借りて -
6:37 - 6:40より大きな捜索を行います
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6:40 - 6:43島の全ての観光地で捜索して
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6:43 - 6:45特に 美香が民宿を出た後
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6:45 - 6:47クト湾に沿って
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6:47 - 6:49通ったと思う道を調べます
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6:49 - 6:53そこで 彼らは重要な
証言を取得しました -
6:53 - 6:56>> 先ず 彼女は
このビーチの先に着いたら -
6:56 - 6:58一人の証人に目撃されたのです
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6:58 - 7:00彼は日本人観光客だったし
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7:00 - 7:03きれいな人だったと述べました
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7:03 - 7:06また フランス語で
話していたと証言しました -
7:11 - 7:16従って 午後遅く 美香が
クトにいたことが分かりました -
7:17 - 7:22>> この目撃の後 美香の姿を
見た人は誰もいないようです -
7:22 - 7:27二日 三日経っても
捜索が進みません -
7:27 - 7:29>> 私は憲兵隊の仲間と一緒に
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7:29 - 7:31カヌメラ岩に登ることにしました
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7:35 - 7:37私はイルデパンの2年間の滞在中
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7:38 - 7:40踏んだことがない岩なのです
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7:40 - 7:46>> それは当然なこと!
カヌメラ岩はタブーなのです -
7:46 - 7:49岩は美香が消えた場所の
すぐ近くにあり -
7:49 - 7:53島の強力な一族である
コニュ一族の領域なのです -
7:53 - 7:58憲兵隊の伍長さえ勝手に
登れない岩なのです -
7:58 - 8:02>> 私は岩に登る前に 許可を
コニュ兄弟の母親に求めました -
8:02 - 8:05[ 私有地 ]
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8:05 - 8:07この岩は非常に歩きにくいです
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8:07 - 8:11岩と言うのですが
実にほとんどサンゴ岩でできて -
8:11 - 8:15地面がとても鋭くて
アクセスが難しくて -
8:15 - 8:17密な植生に覆われています
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8:20 - 8:23>> 岩の地面が
サンゴの穴だらけで -
8:23 - 8:25起伏が多いので
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8:25 - 8:28落ちたり
傷ついたりする危険です -
8:28 - 8:31しかし 伍長は
何も見つかりません -
8:31 - 8:32捜索があまりにも困難で
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8:32 - 8:35ゆっくり探す余裕がありません
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8:35 - 8:38>> 前日かなり降水があったので
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8:38 - 8:41その日に滑りやすかったです
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8:41 - 8:44だから アクセスなし 道なし
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8:44 - 8:47石ばかりで
何を踏んでいるか分かりません -
8:47 - 8:50[ 日本人観光客が行方不明3日目 ]
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8:50 - 8:55>> 捜索4日目の正午ぐらい
島民のシャルル・クアテさんが -
8:55 - 9:00カヌメラ岩上で
何かを発見しました -
9:00 - 9:03[ 憲兵隊 ]
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9:06 - 9:08>> シャルル・クアテは
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9:08 - 9:12部族全員と同行して
憲兵隊にやって来ました -
9:12 - 9:15彼らはぎょっとして
見たものにおびえていました -
9:15 - 9:19遺体を発見したと思っていたが
確信ではなかったようです -
9:19 - 9:22彼は我々を岩まで連れて行って
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9:22 - 9:25岩に着いたら 私は
シャルルについて行きました -
9:25 - 9:29シャルルは遺体がどこに
あったのか忘れていたが -
9:29 - 9:32それを踏んだと思った瞬間に
「ここだ」と言いました -
9:32 - 9:35>> 美香の遺体は
木のふもとにあるが -
9:35 - 9:38それは事故ではありません
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9:38 - 9:40枝と石に覆われているのです
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9:40 - 9:45遺体は裸で
半分焼け爛れた状態です -
9:45 - 9:49傍に 血痕や髪の毛など
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9:49 - 9:53美香の時計は6時21分に
止まったままです -
9:53 - 9:58>> 私はこの遺体を
最初に目にした時 -
9:58 - 10:01黒焦げになって 変形した顔で
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10:01 - 10:03恐怖のビジョンでした
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10:06 - 10:09何とも言えないですが
それはね... -
10:09 - 10:11体の四分の三は燃焼され
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10:11 - 10:13顔面が凄まじく変形しました
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10:13 - 10:16それは...人間とは
もう何の関係もないようです -
10:18 - 10:22>> もう美香では
ありませんでした -
10:22 - 10:24裁判中 美香の両親に
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10:24 - 10:27これらの写真を見せない
ように気をつけました -
10:27 - 10:30美香のこの姿を
覚えさせないのでした -
10:43 - 10:45>> アラン・カルモナ大尉
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10:45 - 10:47あなたは捜査の班長ですね
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10:47 - 10:48憲兵が岩に登った時に
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10:48 - 10:50遺体を見つからなかったですね
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10:51 - 10:53しかし その翌日誰かが岩に登って
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10:53 - 10:56遺体を見つけて
憲兵に報告しに来ました -
10:56 - 10:57それはどうしてですか?
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10:58 - 11:00>> 岩の面積は
5576平方メートルで -
11:00 - 11:02>> 半ヘクタールですね
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11:02 - 11:05>> 凡そ 円周300メートル
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11:05 - 11:08岩上では草木が繁茂しています
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11:08 - 11:12高さ1.50~7メートル
の木があるのです -
11:12 - 11:14要するに 石が多くて
非常に危険な岩で -
11:15 - 11:17真ん中は小さな
ジャングルのようです -
11:17 - 11:21憲兵が詳しく捜査したのは
岩の一部だけでした -
11:21 - 11:26人数が足りなかったので
これしかできませんでした -
11:26 - 11:30それに 雨が降っていたので
岩上は危険でした -
11:30 - 11:33>> 遺体は特殊に
配置されていましたね -
11:33 - 11:36>> 遺体が隠されていたし
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11:36 - 11:38その周りに石がありました
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11:38 - 11:40頭の周辺に保護のように
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11:40 - 11:42体に沿って 骨盤のところまで
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11:42 - 11:45石が配置されていました
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11:45 - 11:49>> それはシンボリック値が
あるのですか?慣習的? -
11:49 - 11:51>> この配置が考えさせることは
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11:51 - 11:54典型的なメラネシア
カナック風の火です -
11:54 - 11:58最初の目撃者 傍にいた
メラネシア人はそう言ったのです -
11:58 - 12:00彼らは
この火を燃やした人が -
12:00 - 12:02必ずカナックだと断言しました
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12:02 - 12:05>> この火は「ブーニャ」
と言いますね -
12:05 - 12:06何のためですか?
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12:06 - 12:08>> 蒸し煮の料理のためです
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12:08 - 12:12つまり 魚や肉の
どちらかを調理したい時 -
12:12 - 12:16石を予め位置づけて
主な火を囲って -
12:16 - 12:18そして 炎が出ないように
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12:18 - 12:20木の枝で覆います
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12:20 - 12:22草間美香の遺体の場合
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12:22 - 12:26少しずつ火が燃えて
そして煮込み次第に -
12:26 - 12:30遺体を焼け 崩壊するような
仕掛けが是非ありました -
12:30 - 12:35配置の全てはそのために
用意されたのです -
12:35 - 12:37一方で 遺体を無くして
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12:37 - 12:40もう一方で 一度火を燃やしたら
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12:40 - 12:45近くのビーチから見られないように
用心する必要があったのです -
12:45 - 12:48>> 翌朝 あなたは
遺体から50メートル離れて -
12:48 - 12:50穴に隠された美香の
私物を発見しました -
12:50 - 12:52それは何でしたか?
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12:52 - 12:54>> ガイドブック
サンダル -
12:54 - 12:58ビーチタオル
彼女の眼鏡 -
12:58 - 13:01ライターやタバコの箱など
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13:01 - 13:04彼女のカメラもあったが
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13:04 - 13:07破壊され 押しつぶされたので
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13:07 - 13:11手掛かりにならない
ことが分かりました -
13:11 - 13:13写真フィルムが切断されて
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13:13 - 13:15何も得ることはできませんでした
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13:16 - 13:19要するに 草間美香を
殺した人の目的は -
13:19 - 13:23一方で 火によって
遺体を消し去って -
13:23 - 13:26もう一方で 服や私物を
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13:26 - 13:28誰にも見つからぬように
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13:28 - 13:30穴に入れて隠すことでした
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13:30 - 13:34[ 日本人観光客が石で殴られて殺害 ]
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13:35 - 13:38>> 遺体が傷だらけなので
検死が難しいでしょう -
13:38 - 13:41それなのに
明らかになったことがありますか? -
13:41 - 13:45>> 腐敗と火による損傷があり
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13:45 - 13:47体の下の部分が完全に焼かれて
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13:47 - 13:50左側も第三度熱傷になって
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13:50 - 13:53顔はね...顔の右側は
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13:53 - 13:57完全に押しつぶされて
頭蓋骨が粉砕されてしまって -
13:57 - 14:00上顎も粉砕されてしまいました
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14:00 - 14:02それをやったのは重い物です
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14:02 - 14:04サンゴ石だと思われます
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14:04 - 14:08なぜなら 頭が
押しつぶされただけではなく -
14:08 - 14:10深い傷もあります
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14:10 - 14:14そして サンゴ石には突出した
エッジや凹凸があります -
14:14 - 14:17>> この状態だと
死因が特定できますか? -
14:17 - 14:20>> 死因と考えられるものは
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14:20 - 14:22頭の押しつぶし 窒息死
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14:22 - 14:25つまり 頭の押しつぶしが
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14:25 - 14:27呼吸器の閉塞を起こしたこと
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14:27 - 14:29または肋骨による肺の穿孔
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14:29 - 14:32彼女は骨折された肋骨が
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14:32 - 14:34何本も肺に穴を開けたからです
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14:34 - 14:37>> 美香がレイプされたのか
分かりますか? -
14:37 - 14:40>> それを確定する
方法はありません -
14:40 - 14:42彼女の性器が焼け爛れたからです
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14:42 - 14:44しかし 法医学者は
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14:44 - 14:46DNA鑑定を検討するために
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14:46 - 14:47採取を実施しました
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14:47 - 14:51>> 法医学者は死亡した日が
特定できましたか? -
14:51 - 14:54>> いいえ 正確に死亡日を
断定することができません -
14:54 - 14:58昆虫学調査を行えば
可能でしょう -
14:58 - 15:01それは昆虫が死体へ
群生する経緯から -
15:01 - 15:04死亡時期などを
解明する科学ですが -
15:04 - 15:07ニューカレドニアでは
フランス本土と違って -
15:08 - 15:09直ちに現場で使用できる
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15:09 - 15:12技術的な手段はありません
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15:12 - 15:14それがないため 法医学者は
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15:14 - 15:18失踪日と遺体発見日
との間を考えて -
15:18 - 15:21遺体が3日間の間
湿度と熱のある気候の中に -
15:21 - 15:24外で置かれていたと判断しました
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15:28 - 15:30[ 2002年5月6日 テレビニュース ]
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15:30 - 15:34>> イルデパンで旅行中の
日本人女性が殺害された後 -
15:34 - 15:37ショック 感動
そしてニューカレドニアの -
15:37 - 15:40日本人観光客市場の
将来について不安です -
15:40 - 15:42>> カヌメラ岩は日本人にとって
-
15:42 - 15:46天国的な島のシンボルですが
先週の木曜日 -
15:46 - 15:49若くて美しい29歳の日本人女性
草間美香にとって -
15:49 - 15:51地獄となりました
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15:51 - 15:54[ 日本人観光客が石で殴られて殺害 ]
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15:54 - 15:56>> 私自身の記憶では
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15:56 - 16:00観光客の殺害は初めてでした
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16:00 - 16:02[ 衝撃を受けた日本はニューカレドニアに注目を ]
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16:03 - 16:05これは 島にとって災害で
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16:05 - 16:08ニューカレドニアにとっても
災害でした -
16:08 - 16:10日本人の観光客ですから
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16:10 - 16:13日本はフランス本土に次いで
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16:13 - 16:17ニューカレドニアの
二番目の観光市場です -
16:17 - 16:20外交事件とあえて言わないですが
-
16:20 - 16:24ニューカレドニアの評判が
問われていました -
16:24 - 16:27>> 捜査はマスコミを沸かせて
-
16:27 - 16:31犯罪の詳細は空想を
羽ばたかせています -
16:31 - 16:35>> バラバラされて
残酷に殺害されたので -
16:40 - 16:44儀式殺人の疑問が
頭に浮かんできます -
16:44 - 16:50遺体がタブーの岩上で
発見されたのです -
16:50 - 16:52>> タブーの岩!
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16:52 - 16:57当然に 憲兵隊がこの糸口
から調査を開始します -
16:57 - 17:00>> 犯罪現場をよく理解するには
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17:00 - 17:02遺体が発見された場所は
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17:02 - 17:05X家の居間だと想像してください
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17:05 - 17:10この場合 我々はX家に嫌疑を
かけることが当然なことです -
17:10 - 17:13岩はコニュ一族の居間
のようなものでした -
17:13 - 17:17>> コニュ家はカヌメラ岩の
ちょうど正面に住んでいるが -
17:17 - 17:21この家族では捜査に
参加した人が一人もいません -
17:21 - 17:24[ 私有地 立入禁止 ]
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17:24 - 17:28>> コニュ兄弟に
疑いを向けたのが -
17:28 - 17:32島民の全ての人だったですよ
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17:32 - 17:36彼らは岩の監視人だったからです
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17:36 - 17:39イルデパンで観光客をカヌメラ岩に
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17:39 - 17:43連れて行ったのは
コニュ兄弟だけでした -
17:43 - 17:46二人だけ
他に誰もいません -
17:46 - 17:50>> コニュ兄弟 岩の監視人
-
17:50 - 17:53兄のアンブロワーズ
愛称は「ディディム」 -
17:53 - 17:55アントワーヌ
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17:55 - 17:57イルデパンで コニュ兄弟は
有名です -
17:57 - 18:01>> コニュ家は イルデパンの
非常に古い一族です -
18:01 - 18:05昔 この一族は
コマニャ部族の酋長でした -
18:05 - 18:0918世紀後半 19世紀初期
強制移送の時でした -
18:10 - 18:12当時 流刑地を設立するために
-
18:12 - 18:17島西部の市民が
みんな移送されました -
18:21 - 18:23>> 流刑地が廃止された後
-
18:23 - 18:27フランス政府が島の土地を
カナックに返したが -
18:27 - 18:30コニュ一族は奪わ感じたようです
-
18:30 - 18:34元の土地を全部返却されなかくて
-
18:34 - 18:36部族の支配も失ったのです
-
18:38 - 18:41>> コニュ一族は不公平と感じて
-
18:41 - 18:45抗議としてこの岩を
自分のものにしました -
18:45 - 18:48そして この岩は
タブーだと主張しました -
18:51 - 18:53>> コニュ兄弟は島民間の
-
18:53 - 18:57二世紀の緊張や争いを
結晶した人物です -
18:57 - 19:01しかし カナック同士で
告発などはしません -
19:01 - 19:04特に フランス本土からの憲兵に
-
19:04 - 19:08>> しかし 今度の事件は
あまりにも深刻な問題でした -
19:08 - 19:11なぜなら イルデパンでは
観光が何よりも重要です -
19:11 - 19:15この事件で
だんだん噂が広がっていって -
19:15 - 19:18人々が緊張しており
喧嘩が発生しやすくなって -
19:19 - 19:21勝手にすぐ制裁を
加えたい人も出ています -
19:22 - 19:25>> 遺体が発見された場所は
コニュ兄弟の居間! -
19:25 - 19:28必然的に 島民が遠慮なく
色々話していきます -
19:28 - 19:31>> 依然から ディディムは
-
19:31 - 19:33カナック社会から外れていました
-
19:33 - 19:35ほとんどみんなと衝突して
-
19:35 - 19:38みんな彼のことを恐れていました
-
19:38 - 19:41どんな権限にも
服従するのを断る人です -
19:41 - 19:44フランス共和政権も
カナック社会の慣習法も -
19:44 - 19:46>> 90年代 ディディムは
-
19:46 - 19:49「カヌメラ岩族」の
リーダーでした -
19:49 - 19:51岩上で集めていた島の
-
19:51 - 19:53不良っぽい若者グループでした
-
19:53 - 19:56彼ら憲兵と関わり合ったようです
-
19:56 - 19:58>> アルコールや麻薬の
使用者でした -
19:58 - 20:02>> 非常に暴力的な人でした
-
20:02 - 20:10拳で人を殴ったり
刃物も使ったりしていました -
20:11 - 20:15>> ディディムが剣で人を脅して
殴ったことがあるが -
20:15 - 20:17打撃を受けたこともあります
-
20:17 - 20:21足を散弾銃で撃たれて
ナイフで腹を刺されたことも -
20:21 - 20:23これらの事件は憲兵と関係なく
-
20:23 - 20:25常に部族内で解決されました
-
20:27 - 20:31当時 またディディムが病気を
治す能力があると言われて -
20:32 - 20:33信仰治療者と自称しました
-
20:33 - 20:38しかし ディディムだから
すぐ変な方向に行ってしまう -
20:38 - 20:42>> 治療者から
復活者になりました -
20:42 - 20:45彼はこの岩で子羊を犠牲にして
-
20:45 - 20:49後で復活させようとした
という話を聞きました -
20:51 - 20:54仲間にもそれを試してみたが
-
20:54 - 21:01幸いにもその人が逃げて
カヌメラ岩族と離れました -
21:03 - 21:08>> カヌメラ岩族では
弟のアントワーヌが -
21:08 - 21:11ディディムの誠実な弟子でした
-
21:11 - 21:14>> アントワーヌは無口で
喋らない人 -
21:14 - 21:19彼はダチュラ(朝鮮朝顔)のような
薬物の影響下によくあります -
21:19 - 21:23ダチュラとは スズランに
よく似ている植物ですが -
21:23 - 21:25スズランよりデカい花です
-
21:25 - 21:27煎じて飲む麻薬で
-
21:27 - 21:30脳に不可逆的な影響を与えます
-
21:31 - 21:33アントワーヌは中身無し
-
21:33 - 21:35会う度に 空しさを感じます
-
21:35 - 21:37彼は怖い影のようです
-
21:42 - 21:46>> イルデパンで「タブーの岩」
という話をよく聞くのですが -
21:46 - 21:48どういう意味ですか?
神聖と同じ? -
21:48 - 21:54>> この岩がタブー 神聖だと
主張したのはコニュ家だけです -
21:54 - 21:57彼らはこの岩が
自分のものだと主張したが -
21:57 - 21:59決してそうではありません
-
21:59 - 22:02この岩はフランスの
海事局の管理下に入って -
22:02 - 22:05そして 地方自治の
範囲内に入って -
22:05 - 22:08最終的に
イルデパン遺産になったのです -
22:08 - 22:11しかし 彼らはそれを無視して
-
22:11 - 22:14相変わらず 自分の
財産だと主張して -
22:14 - 22:17先祖代々のものだと言って
-
22:17 - 22:22島民と共同することを
許さないのです -
22:22 - 22:27>> 美香の遺体が
コニュ兄弟の岩上で発見された後 -
22:27 - 22:31みんなコニュ兄弟を
指さして非難します -
22:31 - 22:34彼らは憲兵隊に
知られていたのですか -
22:34 - 22:37>> そうです
イルデパンの憲兵隊では -
22:37 - 22:40コニュ兄弟が前科者として
知られていました -
22:40 - 22:45長年にわたり 地元の人を含め
観光客が岩に登ることは -
22:45 - 22:47コニュ兄弟に禁止されていました
-
22:47 - 22:50たまに 登ろうとした人がいたら
-
22:50 - 22:52コニュ兄弟が速やかに出てきて
-
22:52 - 22:54文句を言ったりして
-
22:54 - 22:57暴力を振るったりした
こともあります -
22:57 - 22:59殴られた観光客もいました
-
22:59 - 23:02特に 1993年~94年には
-
23:02 - 23:04日本人女性の観光客二人は
-
23:04 - 23:07コニュ兄弟に殴られた
事件がありました -
23:07 - 23:10一人は登って
一人は下りていた時 -
23:10 - 23:13そのために 彼らは
何回か刑罰を受けた -
23:13 - 23:15>> 有罪されたのですか
-
23:15 - 23:17>> そうです 何度も
-
23:17 - 23:18>> 事実は?
-
23:18 - 23:21>> ディディムは観光客に対して
-
23:21 - 23:24暴行と重傷害で有罪となり
-
23:24 - 23:26弟アントワーヌも殴打暴行罪で
-
23:26 - 23:29刑罰を受けたことがあります
-
23:29 - 23:31さらに アントワーヌが数年前に
-
23:31 - 23:34強姦罪で刑罰も受けました
-
23:34 - 23:38>> コニュ兄弟は殺害者の
プロファイルですか? -
23:38 - 23:42>> 島民の話を聞くと
皆同じことを言っていますが -
23:42 - 23:45コニュ兄弟が知らずに
彼らに見られずに -
23:45 - 23:47岩に登ることが不可能です
-
23:47 - 23:49だから 岩上で遺体が
発見されことが -
23:49 - 23:53コニュ家のうちで
発見されたと同じです -
23:53 - 23:56彼らを取り調べるのは当たり前で
-
23:56 - 23:58我々の義務だったと思います
-
23:58 - 24:00従って 火曜日午後1時ごろ
-
24:00 - 24:02我々はコマニャ部族で
-
24:02 - 24:04コニュ兄弟を逮捕に行ったのです
-
24:05 - 24:07>> 2002年5月7日
-
24:07 - 24:11遺体発見の翌日
つまり美香の失踪の5日後 -
24:11 - 24:14憲兵が特殊な 機動憲兵隊 の
補強を得て -
24:14 - 24:17コニュ兄弟の家を包囲します
-
24:17 - 24:19正午です
-
24:19 - 24:23>> 制服を着用して
介入が行われました -
24:23 - 24:26カルモナ中尉と一緒に
部族に出頭しました -
24:26 - 24:29我々を歓迎したのはディディム
-
24:29 - 24:31彼は手を上げて自首しました
-
24:31 - 24:35アントワーヌは軍人を見たら
逃げようとしました -
24:36 - 24:39しかし 彼は遠くへ
行けませんでした -
24:39 - 24:41機動憲兵隊が彼を止めて
逮捕したのです -
24:41 - 24:46そして 二人は憲兵隊まで
送られて 拘禁されました -
24:46 - 24:48>> 殺害の数時間前に
-
24:48 - 24:52男性二人と一緒にいた
草間美香の姿が見られた -
24:52 - 24:55逮捕2人は
精神疾患で通院歴があり -
24:55 - 24:571人は 刑務所経験者です
-
24:57 - 25:00午後 二人を尋問のために
憲兵隊に連行されました -
25:00 - 25:06>> 我々は 容疑者が
逮捕されたと言われて -
25:06 - 25:08彼らが犯人のプロファイルや
-
25:08 - 25:12犯罪を犯した動機もある
と言われました -
25:13 - 25:16>> ニューカレドニアは
安心しました -
25:16 - 25:19この凶悪犯罪の犯人は
投獄されました -
25:19 - 25:22[ 岩の 監視人 が入獄 ]
-
25:22 - 25:25イルデパンで コニュ一族は
-
25:25 - 25:272人の逮捕とマスコミの喧伝を
-
25:27 - 25:30どうしようもなく見て取ります
-
25:30 - 25:33>> これは 家族に大衝撃だった
-
25:33 - 25:38みんな アントワーヌが手錠で
椅子に拘束した姿を見た時ね -
25:38 - 25:40手は背中で...それが...
-
25:43 - 25:50あの夜 一族全員が家にいて
居間でテレビを見ていた -
25:50 - 25:52いらだたせる映像を見ていた
-
25:52 - 25:56その時に家族をの面倒を見るのが
-
25:56 - 25:59私の責任になることに気づいて
-
25:59 - 26:01傍にいた子供たちに
次のように話した -
26:01 - 26:06「この事件は重い負担になるが
それは私の負担」 -
26:06 - 26:10「学校で勉強を頑張ってください」
-
26:10 - 26:13「今パパたちについて
言われることは... -
26:13 - 26:16...本当ではないこと
を見せてください」 -
26:16 - 26:20「父親の子であることを
誇りに思って... -
26:20 - 26:24...悪い種子ではないことを
むき出してください」と。 -
26:32 - 26:34>> コニュ兄弟が留置された後
-
26:34 - 26:36最初の証人を尋問したですね
-
26:36 - 26:38彼らは何を言いましたか?
-
26:38 - 26:42>> フレデリック・カアトゥ
が証言したところによれば -
26:42 - 26:48彼は5月2日木曜日
朝10時15分頃 -
26:48 - 26:53アントワーヌと一緒にいたところ
-
26:53 - 26:57着いたばかりの日本人観光客に
会ったと言いました -
26:57 - 27:01彼女はフランス語で挨拶したので
二人も驚いたと述べました -
27:01 - 27:06普通 日本人が挨拶を返すと
英語か日本語を使うのです -
27:06 - 27:09もう一人の証人は
アントワーヌの元恋人です -
27:09 - 27:12彼女が証言したところによると
-
27:12 - 27:16アントワーヌが4月30日に
自分の誕生日の前日 -
27:16 - 27:17凄く衝動的で興奮しながら
-
27:17 - 27:22「女が欲しい!女が欲しい!」
と繰り返して言っていました -
27:22 - 27:26>> 指輪していたアントワーヌを
見た証人もいるですね -
27:26 - 27:29>> そう 金曜日に
フレデリック・カアトゥは -
27:29 - 27:33アントワーヌに会った時
指輪していたことに気づきました -
27:33 - 27:36この指輪は特徴があったが
-
27:36 - 27:39この証人はそれを
詳細に描写しました -
27:39 - 27:43証人はアントワーヌがジュエリーを
身に着ける習慣がないのに -
27:43 - 27:47指に指輪しているのが
可笑しいと思ったが -
27:47 - 27:50その時に「美香の指輪だろう」
と思ったのです -
27:50 - 27:53これらの情報は重要だったので
-
27:53 - 27:57他の証言に追加しました
-
28:03 - 28:09>> 私はアントワーヌの
取調べをしたのですが -
28:09 - 28:12取調べ中の彼の態度は...
-
28:12 - 28:17精神的な問題があるか
分からないですが -
28:17 - 28:22ほとんど喋らなくて
内気な様子でした -
28:22 - 28:24>> 対照的に隣のオフィスで
-
28:24 - 28:27兄のディディムは
非常におしゃべりです -
28:27 - 28:31彼は長々と自分の家族と
自分の岩の話をしました -
28:31 - 28:35数年後 ディディムは
この長い独白をまだ覚えています -
28:35 - 28:40>> この岩は戦いのシンボルだ
我々の歴史だ -
28:40 - 28:45我々の歴史や一族など
と繋がっているんだ -
28:45 - 28:51アイデンティティを守るのが
重要だ 自己尊厳のようなもの -
28:51 - 28:56我々は自己尊厳がなくなったら
もう存在しないと同じだ -
28:57 - 28:59>> ディディムは尋問中で
-
28:59 - 29:01昔の歴史を跡付けて
-
29:01 - 29:03コニュ家が部族の酋長だった時代
-
29:04 - 29:05有力な一族だった時代
-
29:05 - 29:07などのことを語っています
-
29:07 - 29:12また 彼がコマニャ部族の
酋長になるために -
29:12 - 29:17数年前から続ける闘争
について話しています -
29:17 - 29:21これは慣習法に従って
正当な権利だと主張しています -
29:22 - 29:27>> 尋問中 そういう話を
するなんて 珍しいでしょう -
29:27 - 29:29>> これは 非公式の対話ですが
-
29:29 - 29:32我々は耳を傾ける必要があります
-
29:32 - 29:34情報は彼らの方から来るので
-
29:34 - 29:37話の腰を折ってはいけないのです
-
29:37 - 29:41フランス本土では 検査員が
取調べを指導するのですが -
29:41 - 29:44ここの原住民に対して
攻撃的な尋問してはいけません -
29:45 - 29:48彼らは言いたいことがあるので
-
29:48 - 29:51先ず 耳を傾ける必要があります
-
29:51 - 29:54その後 質問に答える気があれば
質問に答えます -
29:54 - 29:58>> ディディムの情熱的な
発表を聞いてから -
29:58 - 29:59伍長は取調に戻ります
-
29:59 - 30:03美香の死亡日に
彼の日課を調べたいのです -
30:03 - 30:05>> それができません 複雑です
-
30:05 - 30:09ここは都市ではないので
日課を確認するのは難しいです -
30:09 - 30:14島民は日の出や潮回りのリズムに
合わせて生活しているのです -
30:14 - 30:16彼は 先ず畑に
いただろうと思って -
30:16 - 30:20次に 違う所にいたかもしれない
と思って -
30:20 - 30:23彼にとって それは
大切ではありません -
30:24 - 30:27前のことは前のことだから
もう覚えていません -
30:27 - 30:29だから 日課を立てることが
-
30:29 - 30:31具体的に非常に難しいです
-
30:32 - 30:37>> アントワーヌが日本人女性と
一緒にいたと証言した人がいるが -
30:37 - 30:40本人の取調べでも
何の結果も得られません -
30:40 - 30:44>> アントワーヌは自分が
どこにいたか 覚えていません -
30:44 - 30:46彼は 5月1日
自分の誕生日のことを -
30:46 - 30:48覚えているのですが
-
30:48 - 30:52酔っ払くて その後のことを
忘れたと説明しました -
30:52 - 30:54>> 証言に基づいて
-
30:54 - 30:58日本人女性に会ったのか
と彼に尋ねたら -
30:58 - 31:00この時点で ちょっと...
-
31:00 - 31:04完全にバカしていたようだった
-
31:04 - 31:07ちょっと記憶喪失のように
見えたのです -
31:07 - 31:10いいえ 誰にも会ったない
と言っただけです -
31:17 - 31:20>> 彼に「告白しろ」
と言われたが -
31:20 - 31:28私は「あなたを喜ばせるために
やってないことを告白しない」 -
31:28 - 31:32草間美香に会ったこと
見たこともないのだ -
31:34 - 31:39>> 証人の1人によると 日本人の
女性の指輪をはめたいたでしょう? -
31:39 - 31:43>> 日本人女性の指輪は
自分の指にはめられないよ -
31:43 - 31:45自分の指を見てごらん!
太すぎる -
31:45 - 31:49日本人の女性は指が小さいよ
-
31:52 - 31:57>> 胸の中で硬いなと思っていた
頑固で何も告白しないだろう… -
31:57 - 32:01>> ディディムが弟と
同じくらい頑固に見えます -
32:01 - 32:03彼は自分が事件とは関係なく
-
32:03 - 32:06コニュ家に対しての
陰謀だと主張しています -
32:06 - 32:10>> ディディムは
感動する人ではなく -
32:10 - 32:12逆に 感動させる人です
-
32:12 - 32:17頭が良くて 堂々たる人です
-
32:17 - 32:21私に「殺していない」と言う時
彼を信じる傾向があるですが -
32:21 - 32:23自分の奥深くで感じることは
-
32:23 - 32:27ディディムが何が起こったのかを
知っていると思います -
32:27 - 32:30そして この調査中に
何回も聞いたが -
32:30 - 32:34ディディムに
「何が起こったかを知っている?」 -
32:34 - 32:38と聞くと 彼は眉を上げる
-
32:38 - 32:43これはカナック共通な
ジェスチャーですが -
32:43 - 32:45「知っている」という意味です
-
32:48 - 32:53[ 留置 ]
-
32:53 - 32:58>> コニュ兄弟が留置された後
イルデパンで怒りが爆発して -
32:58 - 33:00コニュ一族と対立したクアテ一族が
-
33:00 - 33:03コニュ家の宝物である
カヌメラ岩を攻撃して -
33:03 - 33:06階段 彫像 小屋など
を破壊します -
33:06 - 33:11憲兵はみんなを
落ち着かせようとします -
33:11 - 33:18憲兵隊で取調べ中のコニュ兄弟が
美香について何も言いません -
33:18 - 33:21予審判事が容疑者の
人格を知りたいので -
33:21 - 33:25精神科医に頼んで
鑑定を行うことにしました -
33:25 - 33:28留置中で 精神鑑定を行うことは
通常ではありません -
33:31 - 33:34精神科医がヌメアの憲兵屯所で
-
33:34 - 33:36ディディムと
アントワーヌに会います -
33:36 - 33:40兄弟が依然として 自分が無罪を
主張しているが -
33:40 - 33:422人の人格は恐ろしいです
-
33:42 - 33:47>> 一般に精神病質に
分類される人格です -
33:48 - 33:50通常より遥かに
高い潜在的な攻撃性 -
33:50 - 33:53欲求不満への耐性が低くて
-
33:53 - 33:55つまり 自分の
思い通りにいかないと -
33:55 - 33:59トラブルを起こす
可能性があるのです -
33:59 - 34:01犯罪 行動に移す素因
-
34:01 - 34:05つまり 空想せずに
直接に行動に移動して -
34:05 - 34:09それに アルコール・大麻への
嗜好性が高いので -
34:09 - 34:11一層行為への移行が
しやすいです -
34:15 - 34:19>> これは現場で行われた
調査結果に当たるものです -
34:19 - 34:22つまり 無計画な殺人です
-
34:22 - 34:28最悪な場所 誰でも
見られる場所で犯され -
34:28 - 34:32手元にあったサンゴ石を
武器として使ったのです -
34:34 - 34:38>> 二人兄弟が告白せずに
留置は終了しました -
34:38 - 34:44>> 告白がなくても
我々の確信が変わっていません -
34:44 - 34:49依然として
兄弟が犯人だと思ったのです -
34:49 - 34:52>> 二人はヌメア裁判所に
送致されました -
34:52 - 34:55>> 主な容疑者2人が
午後2時半から -
34:55 - 34:57検察局で尋問を受けています
-
34:57 - 35:00>> 二人の容疑者を
載せたパトカーが -
35:00 - 35:022時半頃 裁判所に到着し
現時点では -
35:02 - 35:05容疑者の抵抗のせいだろう
と思うのですが -
35:05 - 35:08まだ判事事務所で
尋問を受けています -
35:10 - 35:14>> さて コニュ兄弟が
獄中ですが 調査が続いて -
35:14 - 35:18今回 凶器を確定して
それを探す必要があるしょうね -
35:18 - 35:21>> 島民の一人が
調査に協力して -
35:21 - 35:23凶器を憲兵隊に持って来ました
-
35:23 - 35:25>> それは何ですか?
-
35:25 - 35:28>> 血の付いた2つの石です
-
35:28 - 35:32この写真に見える石が
その一つです -
35:32 - 35:36石を鑑定した結果は
美香の血液でした -
35:36 - 35:41そして 石を持ってきた人は
誰かを指名しました -
35:41 - 35:43クアテという人
-
35:43 - 35:46>> 彼と同じ名字!
>> そう 同じ氏族です -
35:46 - 35:50そして 尋問調書に記載されたが
彼の主張は -
35:50 - 35:53コニュとクアテとの氏族間
昔から紛争が続いて -
35:53 - 35:552つの氏族は仲が悪いので
-
35:55 - 35:59コニュ一族を非難することが
クアテ一族に有利だということ -
35:59 - 36:032つの氏族の対立を
証拠した事件として -
36:03 - 36:08ディディムの足を銃で撃ったのは
クアテ一族の一人でした -
36:08 - 36:11ディディムが
びっこを引く原因です -
36:11 - 36:14>> この証人が
他のことを言ったのですか? -
36:14 - 36:16彼によると
指名したクアテは -
36:16 - 36:20美香の遺体を発見した
チームの一人でした -
36:20 - 36:24>> 憲兵は石の発見場所を
調べに行ったのですか? -
36:24 - 36:27>> 残念ながら
それは不可能でした -
36:27 - 36:31岩へのアクセスが
禁止されなかったから -
36:31 - 36:34その間 遺体の発見現場と
その周辺が -
36:34 - 36:38多くの傍観者に訪れられて
汚されてしまいました -
36:38 - 36:40残された痕跡もうなかったです
-
36:40 - 36:43>> この証人は犯人として
人を指名したが -
36:43 - 36:46証拠があるのですか?
他の発言をしましたか? -
36:46 - 36:48>> いいえ ただの非難でした
-
36:48 - 36:51憲兵が調べたが
何の結果も得ませんでした -
36:51 - 36:54しかし この調査で
島民100人から -
36:54 - 36:56事情聞き取りをしました
-
36:58 - 37:01>> 特に 憲兵の注意を引くことは
-
37:01 - 37:05美香が泊まった民宿の
従業員一人の証言です -
37:05 - 37:09美香が着いた日の午後3時半に
自宅への帰り道 -
37:09 - 37:12小型トラックの後ろに
座っていたウェイトレスが -
37:12 - 37:14日本人女性を見ました
-
37:16 - 37:19>> この従業員は路上で
-
37:19 - 37:24黄色のドレスを着た
若い女性を見ました -
37:24 - 37:26明らかに日本人女性で
-
37:26 - 37:29西洋人の男性と手をつないで
歩いていました -
37:30 - 37:33この男性は髪が短くて
40〜50代でした -
37:33 - 37:36この従業員は
「ほら 宿の若い日本人だ」 -
37:36 - 37:39と他人に言ったが
誰も見ませんでした -
37:39 - 37:42日本人の女性を見たのは
この人だけでした -
37:42 - 37:45そこから 「白人男性」
の仮説が生じました -
37:45 - 37:48私もこの事件に取り組んだ時
重視した説です -
37:48 - 37:51美香を殺したのは
白人男性かもしれません -
37:51 - 37:54>> 美香は
黄色のドレスを着ていました -
37:54 - 37:56推察が当たりそうです
-
37:56 - 37:58それに もう一人の証人がいます
-
37:58 - 38:03>> 他の人が 同じ日本人の
若い女性の姿を見ました -
38:03 - 38:06彼女はナタイワッチ民宿
へ導く小径を歩いて -
38:06 - 38:10ビールを手に持って
黄色のドレスを着て -
38:10 - 38:13ヨーロッパ人と一緒に
散歩していました -
38:14 - 38:19>> ビールは美香の部屋にあった
のと同じブランドです -
38:19 - 38:23最後に 日本人女性を見た
三人目の人がいます -
38:23 - 38:27彼は朝もっと早く クト湾の
もう一方の端で目撃しました -
38:27 - 38:29>> シャトルが着いた直後
-
38:29 - 38:32若い女性と白人男性のカップルが
-
38:32 - 38:34歩いて出かけたという
話がありました -
38:34 - 38:38>> 証人がこのカップルを
見た時 朝7時 -
38:38 - 38:42しかし 7時に美香が島に
まだ着いていなかったです -
38:42 - 38:44この供述による
黄色のドレスを着て -
38:44 - 38:48西洋人と手をつないで
歩いていた日本人女性でした -
38:48 - 38:52>> この証言で 白人男性の
仮説が崩れてしまいます -
38:52 - 38:54>> 我々が調査結果では
-
38:54 - 38:56白人男性と
日本人女性のカップルが -
38:56 - 39:00ナタイワッチ民宿に
宿泊していたことが確認しました -
39:00 - 39:04それに イルデパン常駐の
日本人女性が2人いて -
39:04 - 39:05二人とも主人が白人です
-
39:05 - 39:09だから 白人男性と
日本人女性のカップルを -
39:09 - 39:12見るのが珍しくありませんでした
-
39:12 - 39:15>> しかし この手がかりを
-
39:15 - 39:18調べ尽くす必要がありました
-
39:18 - 39:20証人は髪の短い男を指摘したので
-
39:20 - 39:24憲兵が「イジェザ」という
兵宿舎で調査を行います -
39:24 - 39:27これはコニュ兄弟の岩の
隣に位置しています -
39:27 - 39:29美香が殺された時に80人の軍人は
-
39:29 - 39:34アフリカで3ヶ月のミッションの
後でそこで休暇していました -
39:34 - 39:37>> 我々は
すべてのスタッフを調査しました -
39:37 - 39:40軍人は通常
兵宿舎で夕食を予約します -
39:40 - 39:44兵宿舎で夕食しない人の
名前が記録されます -
39:44 - 39:47だから 我々は記録された人
について調査しました -
39:47 - 39:50結果では 彼らが
兵宿舎にいましたが -
39:50 - 39:54ブーニャを食べていたことが
確認されました -
39:54 - 39:58そして 軍人全員が
上司の指揮下にありました -
39:58 - 40:00>> 憲兵は上司に尋ねましたが
-
40:00 - 40:02事件を引き起こした軍人は
-
40:02 - 40:05一人もいない
という結果が出ました -
40:05 - 40:08>> 通報された事件がなかったし
-
40:08 - 40:15悪行などをした軍人も
いませんでした -
40:16 - 40:20>> 白人男性に次いで
軍人の手がかりも -
40:20 - 40:23他の手がかりと同じように
駄目になってしまいました -
40:24 - 40:26何ヶ月も経って
-
40:26 - 40:28憲兵が最初の仮説に戻ります
-
40:28 - 40:31>> 率直に言うと
コニュ家を除いて -
40:31 - 40:34みんなアントワーヌとディディムを
-
40:34 - 40:36犯人として指名しました
-
40:36 - 40:39隣に住んでいるクアテ家や
-
40:39 - 40:41アピカウア家のなどを尋問したが
-
40:41 - 40:43この島で生まれた彼らは
-
40:43 - 40:47三歳の時から岩に
登ったことがないと証言しました -
40:47 - 40:49今25~40才までの人ですが
-
40:49 - 40:52彼らは
「登る許可がないので登りません」 -
40:52 - 40:54と言っているのです
-
40:54 - 40:56当然に これらの証言を聞くと
-
40:56 - 40:59「他に誰?」
という疑問が浮かぶが -
40:59 - 41:04「 コニュ兄弟以外 誰もいない」
という答えしか出ていません -
41:05 - 41:07>> それは暴力のようだった
-
41:07 - 41:11不公平で いわれのない暴力
-
41:11 - 41:14この殺人事件が
積もった恨みを爆発させ -
41:14 - 41:19根拠は復讐だった
-
41:19 - 41:21これは 島民内の紛争だった
-
41:21 - 41:25この事件を利用して コニュ兄弟を
-
41:25 - 41:27永久に排除しようとしたのです
-
41:33 - 41:37>> コニュ兄弟は憲兵の前で
一切何も認めません -
41:37 - 41:39それは問題なのですか?
困りますか? -
41:39 - 41:44>> 我々は推定証拠と
手がかりを集めただけです -
41:44 - 41:47特に 草間美香が
失踪した日とその翌日 -
41:47 - 41:51コニュ兄弟の行動が
可笑しかったです -
41:51 - 41:53彼らは捜索に関して
全く無関心でした -
41:53 - 41:57彼らは部族の
メラネシア人にも 憲兵にも -
41:57 - 41:59「なぜ岩に登ったのか」とか
-
41:59 - 42:01「岩上で何があったのか」など
-
42:01 - 42:04と尋ねたことは一度もありません
-
42:04 - 42:07自分が財産の所有者であれば
-
42:07 - 42:09自宅で何が起こったのか
-
42:09 - 42:11興味を示すのは普通でしょう
-
42:11 - 42:14>> 殺人の動機は何でしょうか?
-
42:14 - 42:16何が起こったと思いますか?
-
42:16 - 42:19>> 偶然の出来事の
せいだと思います -
42:19 - 42:22彼女はたまに出会った人物は
-
42:22 - 42:26非常に攻撃的・暴力的でした
-
42:26 - 42:29アントワーヌは特にそうでした
-
42:29 - 42:34フランス語を理解して
話していた彼女は -
42:34 - 42:37「私立・立入禁止」
という看板を見て -
42:37 - 42:41絶対 一人で岩に
登らないでしょう -
42:41 - 42:44日本人は特に環境や他人の
-
42:44 - 42:47所有物を尊重しているからです
-
42:47 - 42:49一人で絶対登れないので
-
42:49 - 42:52必ず 誰かに誘われて
その人と一緒に登りました -
42:52 - 42:55その人と一緒に登ったら...
-
42:55 - 42:57何が起こったのでしょうか?
-
42:57 - 43:02衝動が突然行動したのか?
何か上手く行かなかったのか? -
43:02 - 43:05とにかく 彼女は
写真を撮ったに違いない -
43:05 - 43:07犯人がカメラを破壊して
-
43:07 - 43:10写真フィルムを
切断してしまったからです -
43:10 - 43:12つまり あの日に不幸が重なって
-
43:12 - 43:15美香が悪い時に悪い場所にいて
-
43:15 - 43:18そして 残念なことに
亡くなりました -
43:25 - 43:30>> 予審判事はコニュ兄弟から
それ以上の情報を取得できません -
43:30 - 43:34取調べを5回したが
ディディムとアントワーヌが -
43:34 - 43:36憲兵に言ったように
-
43:36 - 43:39判事にも自分が無実だと主張します
-
43:42 - 43:47>> アントワーヌもディディムも
司法制度と取調べの -
43:47 - 43:50経験豊かな人です
-
43:50 - 43:56それぞれ15回と8回
投獄されたことがあります -
43:56 - 43:59つまり 有罪判決だけではなく
-
43:59 - 44:03刑務所に拘束する
刑罰を受けたのです -
44:03 - 44:06留置と予審判事との面会が
それぞれが -
44:06 - 44:1215回と8回したことがあるので
取調べなどによく慣れています -
44:13 - 44:16>> 調査が進まないうちに
-
44:16 - 44:20予審判事が
DNA鑑定の結果を受けました -
44:20 - 44:23コニュ兄弟の弁護のために
新鮮な空気の息でした -
44:23 - 44:28美香にはコニュ兄弟の
DNAの痕跡が発見されず -
44:28 - 44:33彼らの私物と船にも 美香の
DNAが発見されなかったのです -
44:33 - 44:36コニュ兄弟の弁護士は
二人の釈放を請求したが -
44:36 - 44:41ディディムに対して
のみ容認されました -
44:41 - 44:45彼は9ヶ月勾留で
身柄解放になりました -
44:45 - 44:51弟のアントワーヌが
依然として入獄中です -
44:51 - 44:55>> 予審判事は
-
44:55 - 44:57私の有罪を確信して
-
44:57 - 45:01勾留処分を正当化しようとしたが
-
45:01 - 45:07私の有罪を証明する
証拠は何もなかったです -
45:07 - 45:14物的・科学的証拠
もなかったのです -
45:14 - 45:17>> これはが根拠がない事件です
-
45:17 - 45:20コニュ兄弟に対して物的証拠なし
-
45:20 - 45:23告白もなし 目撃者もいません
-
45:23 - 45:27二人の兄弟は
自分の無罪を主張して -
45:27 - 45:31それを認めない司法制度の運用を
全く理解できません -
45:32 - 45:35>> 弁護士らは
予審判事の捜査を非難して -
45:35 - 45:39一方的にコニュ兄弟に
不利だと主張します -
45:39 - 45:43>> もし あなたの庭で
遺体が発見されたら -
45:43 - 45:47あなたが犯人と指定されると同じ
-
45:47 - 45:52その後 死亡時刻を
特定するための調査は -
45:52 - 45:56コニュ兄弟のアリバイの
穴に合わせる仕掛けでした -
45:56 - 46:00>> 被害者の死亡日も
時刻も分かりません -
46:00 - 46:02法医学者はそれが断定できないし
-
46:03 - 46:05目撃者もいません
-
46:05 - 46:07遺体が発見されたのは
-
46:07 - 46:11彼女が失踪した4日後だ
ということしか知りません -
46:11 - 46:14それなのに
「コニュ兄弟は5月2日 -
46:14 - 46:18午後4時15分と5時半の間に
アリバイがないので -
46:18 - 46:21死亡時刻はその時だ」
という結果になる -
46:21 - 46:25>> 確かにアントワーヌは
アリバイの穴があります -
46:25 - 46:28それは判事が解決できない謎です
-
46:28 - 46:32>> 判事が彼らの日課について
初めて聞いたのは -
46:32 - 46:35予審開始して18か月後でした
-
46:35 - 46:39初めて 「あなたが特定の時間に
5月2日に何をしていました?」 -
46:39 - 46:45という質問が初めて出たのは
事件の18ヶ月後でした! -
46:49 - 46:52>> 一日中 畑の生活している人
-
46:52 - 46:55毎日同じに見えて
時計も持ってない人 -
46:55 - 46:59太陽 スクールバス時刻などの
リズムに合わせて生活する人に -
46:59 - 47:03正確に「あなたは5月2日
午後4時15分から -
47:03 - 47:085時半まで 何をしていたのか」
と聞くなんて全く意味ありません -
47:08 - 47:13>> 弁護士らは検察側の
主張を逆手に取ります -
47:14 - 47:17>> 結局 何も分からなく
なってしまった -
47:17 - 47:19疑問があっても答えが得られない
-
47:19 - 47:22例えば 誰も登らない岩だったら
-
47:22 - 47:26コニュ兄弟は岩上で行動が
自由だっただろう -
47:26 - 47:29それなのに
なんで遺体を隠さなかったのか? -
47:29 - 47:36このロジックの欠如が
特に目立つのよ -
47:37 - 47:42>> 弁護士らはアントワーヌの
解放を繰り返して請求して -
47:42 - 47:44毎回 予審を攻撃して
-
47:44 - 47:48科学捜査を不十分と
判断して批判します -
47:48 - 47:52>> 例えば
草間美香の時計が壊れて -
47:52 - 47:546時に止まったままですが
-
47:54 - 47:59針時計なので
朝6時か午後6時か分からない -
47:59 - 48:01それに 止まった理由は
-
48:01 - 48:04火災か衝撃の影響なのか
-
48:04 - 48:09というような調査がなかったのだ
-
48:10 - 48:16>> 犯行現場が保存されなかた
という批判もありました -
48:16 - 48:21>> 採取された全てのサンプルは
-
48:21 - 48:23犯罪の発見後で行われたし
-
48:23 - 48:27犯罪鑑定技術者が来た後
-
48:27 - 48:30現場が保存されなかった
-
48:30 - 48:35そして 誰かが「血の付いた
石を見つけた 凶器だろう」 -
48:35 - 48:37と鑑定者に知らせに来たが
-
48:37 - 48:44これらの石を発見したは
徹底的な探索を3回した後だ -
48:46 - 48:51>> 検察や私訴当事者の弁護士は
調査の弱点を正当化します -
48:53 - 48:57>> ニューカレドニアでは
調査の手法が少ないです -
48:57 - 49:00このような事件を捜査するために
-
49:00 - 49:06鑑定技術者が4人要りましたが
-
49:06 - 49:10単1人しかいません
-
49:10 - 49:13>> 犯罪現場は水上の小島です
-
49:13 - 49:16捜査をどんなに積極的に行っても
-
49:16 - 49:18このような特別な犯罪現場は
-
49:18 - 49:21キャリアには1つしかありません
-
49:21 - 49:24正確に捜査を行うために
-
49:24 - 49:27ヘリコプターで
この岩を取り外して -
49:27 - 49:30ヌメア そしてパリへ
持って行って -
49:30 - 49:34様々な面で厳密に研究すべき
でしたが それは無理です -
49:34 - 49:40>> 予審判事は コニュ兄弟が
犯人だと確信し -
49:40 - 49:452004年2月16日
1年9ヶ月の予審を終結して -
49:45 - 49:48コニュ兄弟の起訴を決定します
-
49:55 - 49:57ジャン=イヴ・モヤールさん
-
49:57 - 50:01あなたはコニュ兄弟の
弁護士の一人ですね -
50:01 - 50:04ディディムだけ解放されたのは
なぜですか? -
50:04 - 50:07>> 検察側は ディディムが
-
50:07 - 50:10アリバイの初めが
あったことが分かって -
50:10 - 50:13その時から
彼が共犯者とされてきました -
50:13 - 50:15検察はディディムが
事件に関与した -
50:15 - 50:17という説に固執していたので
-
50:17 - 50:19弟のアントワーヌの救助者の
-
50:19 - 50:22ような役割を
果たしたことを決めて -
50:22 - 50:24「ミス」を 犯し弟が
救助に兄を呼んだ -
50:24 - 50:26という説になりました
-
50:26 - 50:29これは早めに
検察側の主張となりました -
50:29 - 50:31それに 兄が早く
解放された理由です -
50:32 - 50:35本当の犯人と思われた弟を
入獄中のままにして -
50:35 - 50:38共犯者と思われた兄を
より早く解放したのです -
50:38 - 50:41これは 検察側の
見方だと思います -
50:41 - 50:45>> しかし 判事が殺人の罪で
起訴したのは二人兄弟です -
50:45 - 50:46>> そうです
-
50:46 - 50:49>> それは 矛盾しないですか?
-
50:49 - 50:53>> 起訴令状や起訴請求書や
証言などを読むと -
50:53 - 50:57検察側は運を天に任せて
(法律用語ではないですが) -
50:57 - 51:00一説に固執したような気がします
-
51:00 - 51:032人を起訴したことによって
-
51:03 - 51:06途中で気が変わることになれば
-
51:06 - 51:08二人が手元にいるので 便利です
-
51:08 - 51:11>> 調査は早めに
コニュ兄弟に焦点を -
51:11 - 51:12当てたのは なぜですか?
-
51:12 - 51:15>> 大急ぎの調査しよう
としたと思うのです -
51:16 - 51:18それは冤罪の原因となります
-
51:18 - 51:20コニュ兄弟は
理想的な犯人でした -
51:20 - 51:22自分を弁護するのも下手です
-
51:22 - 51:25一人は逃げようとしたし
彼らの岩です! -
51:25 - 51:29つまり うまく行けないように
最初から決まっていました -
51:29 - 51:33>> それは兄弟が主張する
陰謀論に似ていますね -
51:33 - 51:34それを信じていますか?
-
51:34 - 51:37>> これは 可能性の一つです
-
51:37 - 51:39いずれにせよ 私が最初から
-
51:39 - 51:41主要な疑問を抱いております
-
51:41 - 51:44つまり 見わたす限り
海が広がっています -
51:44 - 51:46それなのに コニュ兄弟が
-
51:46 - 51:48美香の遺体を放置する場所として
-
51:48 - 51:50自分の家の正面
-
51:50 - 51:52自分の岩にしたのは なぜですか?
-
51:52 - 51:56そうすると 憲兵か一般人か
誰でもこの岩に登ったら -
51:56 - 51:59この遺体を簡単に
発見するでしょう -
51:59 - 52:02そこからは10メートル離れて
海に捨てたらいいのに! -
52:02 - 52:05兄弟自身が遺体がここにあるのを
-
52:05 - 52:10望んでいたことさえ
想像できませんでした -
52:12 - 52:16>> 裁判が2005年9月に
ヌメアで行われる予定です -
52:16 - 52:20刑事書類を検討した弁護士らは
驚くべき発見をします -
52:20 - 52:26二つのゴミ袋の中に 未鑑定のまま
封印された証拠が入ったいます -
52:26 - 52:29公判の前に
弁護士らは重罪裁判所長に -
52:29 - 52:31袋を開けるように請求します
-
52:33 - 52:39>> ごみ袋の1つの中に 岩上で
発見された物が入っていました -
52:39 - 52:43発見された時
木の枝と土に覆われて -
52:43 - 52:48岩上の穴の中に隠されていました
-
52:48 - 52:53二つ目のゴミ袋の中に
クベルカ民宿の被害者の -
52:53 - 52:58すべての遺留品が入っていました
-
52:59 - 53:02>> 一つ目の袋の中に
美香の遺体の下で -
53:02 - 53:04採取された土壌と
-
53:04 - 53:09傍にあったタバコの吸殻が
二本入っていました -
53:09 - 53:11>> 虐待者とタバコを共有して
-
53:11 - 53:16吸ったのではないでしょうか
-
53:16 - 53:18そして 使い捨てカメラも
入っていました -
53:18 - 53:26無傷で 当時現像されなかった
フィルムが入っていました -
53:27 - 53:31>> 二つ目の袋には
同じブランドのタバコ2本 -
53:31 - 53:33携帯電話
-
53:33 - 53:36美香が何でも書いておいた手帳
-
53:36 - 53:39>> 封印が無傷です
-
53:39 - 53:43コニュ兄弟の弁護士
-
53:43 - 53:49被害者の家族の弁護士
そして検察官と共に -
53:49 - 53:52追加捜査を行うことを
決定しました -
53:52 - 53:54従って
我々は事件をそのまま法廷で -
53:54 - 53:56裁くことできないと判断して
-
53:56 - 53:588月か9月に予定された裁判を
-
53:58 - 54:00先送りする決定しました
-
54:04 - 54:06>> 裁判が延期され
-
54:06 - 54:08重罪裁判所長が
-
54:08 - 54:13欠陥のあるこの調査に
取り組むことにしました -
54:13 - 54:17>> 1つの手掛りをたどって
そだけに集中したことは -
54:17 - 54:20馬に目隠しをすると同じです
-
54:20 - 54:24他の仮説を無視してしまいます
-
54:24 - 54:29最初から事件のすべてが
明らかだと思ったから -
54:29 - 54:31タバコの吸い殻からDNAを
-
54:31 - 54:35採取することも必要
としなかったのです -
54:35 - 54:40しかし 刑事事件とは
そんなに単純ではありません -
54:42 - 54:45>> 被告弁護士らは
捜査の怠慢を指摘して -
54:45 - 54:52アントワーヌの解放の
第七回要求を提出します -
54:52 - 54:55>> 優先的な仕事は
三年間拘留されていた -
54:55 - 54:58アントワーヌ・コニュを
解放させることでした -
54:58 - 55:00それは非常に困難で
大変な仕事でした -
55:00 - 55:04そのため メディアキャンペーンを
実施する必要がありました -
55:04 - 55:07根拠のない嫌疑だけで
誰かを拘留することは -
55:07 - 55:10許せないということを
周知するためでした -
55:10 - 55:14[ コニュ兄弟 メディア攻撃 ]
-
55:15 - 55:18すべての調査が同じ
結果になっていました -
55:18 - 55:22つまり 行われた採取や
DNA分析などを見ると -
55:22 - 55:28コニュ兄弟がこの事件に
関わった証拠が全くありません -
55:28 - 55:32>> コニュ一族は「コニュ兄弟の
支援団体」を設立して -
55:32 - 55:36ヌメアの人権連盟がアントワーヌの
27ヶ月の予防拘禁を非難します -
55:36 - 55:402年以上裁判なしでいることは
欧州人権条約が -
55:40 - 55:42推奨する期間を超えています
-
55:42 - 55:46>> この事件には異常があり
-
55:46 - 55:50それを周知しなければならない
-
55:50 - 55:54支援団体や人権連盟が
みんな一緒に -
55:54 - 55:56調査の異常と
アントワーヌの拘禁を -
55:56 - 55:58周知するようにしたのだ
-
56:01 - 56:05>> 2005年9月8日に
3年間4ヶ月の拘禁してから -
56:05 - 56:08アントワーヌが解除されました
-
56:17 - 56:21[ アントワーヌ・コニュ 解放 ]
-
56:21 - 56:23>> 裁判所長が封印を解いて
-
56:23 - 56:25鑑定するよう命令しました
-
56:25 - 56:28結果はどうなったのですか?
-
56:28 - 56:31>> 鑑定報告が裁判所長に
通知されました -
56:31 - 56:36袋にあったカメラの
写真フィルムを現像したら -
56:36 - 56:39>> それは まだでしたか?
>> いいえ まだ -
56:39 - 56:43写真は ココナッツの木やビーチ
など 観光客の普通の写真です -
56:43 - 56:49イルデパンを訪問した
どんな観光客も撮る写真 -
56:49 - 56:51写真を美香の両親に見せたら
-
56:51 - 56:57彼らは「可笑しい 普通 美香が
撮っていた写真とは違う」 -
56:57 - 56:59と言って驚きました
-
56:59 - 57:02>> 写真に写った人が
どなたか特定できましたか? -
57:02 - 57:07>> ここで見える人が美香と全く
関係のない日本人のカップルです -
57:07 - 57:09だから このカメラは
-
57:09 - 57:14間違えて美香の遺留品に
入れられたかもしれません -
57:14 - 57:17多分 彼女のカメラではありせん
-
57:17 - 57:19いずれにせよ
手がかりになりません -
57:19 - 57:20>> 吸い殻は?
-
57:20 - 57:23>> 科学捜査研究所
の鑑定によると -
57:23 - 57:27アントワーヌとディディムの
DNAが発見されず -
57:27 - 57:30吸殻から発見されたDNAは
美香のだけです -
57:30 - 57:33このタバコを吸ったのは彼女です
-
57:33 - 57:35>> 手帳もありましたね
-
57:35 - 57:37>> この手帳は
実際に小さな日記です -
57:37 - 57:40日記全体を仏語に翻訳させました
-
57:40 - 57:42美香がまだ日本にいた時
-
57:42 - 57:45出発以前の数週間の
スケジュールなどがあり -
57:45 - 57:50税金の支払い 出費など
すべてを記載したものです -
57:50 - 57:52そして 彼女は
男とのデートもあり -
57:52 - 57:5529歳の彼女は
同年齢の少女と同じように -
57:55 - 57:58人生のパートナーを探しています
-
57:58 - 58:03日本の警察は美香が
これらの男性を探して -
58:03 - 58:06スケジュールを調べます
-
58:06 - 58:09結果は みんな殺人
とは関係ありません -
58:09 - 58:12当時 ヌメアにいた
一人もいませんでした -
58:12 - 58:14>> 現場で採取された土壌は?
-
58:14 - 58:17>> それは興味深い
手がかりになります -
58:17 - 58:19なぜなら この土を解析したら
-
58:19 - 58:21助燃剤が発見されたのです
-
58:21 - 58:25バーベキュー用の
ジェル状着火剤のような物質です -
58:25 - 58:29そこから 軍人の手がかりが
再び検討することにしました -
58:29 - 58:32兵士の装備のうちに
しばしば助燃剤があり -
58:32 - 58:36キャンプファイヤー点火の時に
使っているのです -
58:37 - 58:40>> 軍人の仮説が
再び脚光を浴びて来ました -
58:40 - 58:44美香が失踪した時
イルデパンの兵宿舎で -
58:44 - 58:4780人の軍人が休暇中でした
-
58:47 - 58:512002年に既に
予審判事の注意を引いたことです -
58:51 - 58:54>> 最低限の調査が行われて
その結果は -
58:54 - 58:58「軍人は上司の指揮下に
あったので 問題がなかった」 -
58:58 - 59:00という決まり言葉だった
-
59:00 - 59:02それ以上の調査はなかった
-
59:02 - 59:05>> 「滞在中 トラブルを
引き起こした軍人がいない」 -
59:05 - 59:07という結果が出たが
-
59:07 - 59:11例えば ムルムロン事件の
連続殺人犯は 曹長だった -
59:11 - 59:13彼も問題を起こさなかったが
-
59:13 - 59:15殺人鬼だったのが後で分かった
-
59:15 - 59:20>> 今回 重罪裁判所長は
この仮説を無視しません -
59:20 - 59:22>> 軍人の一人は美香に会って
-
59:22 - 59:27例えば彼女と体の関係を求めて
-
59:27 - 59:31それが上手く行かなくて
-
59:31 - 59:35トラブルが起こした
かもしれません -
59:35 - 59:39>> 判所長は軍人たちの
過去を調べますが -
59:39 - 59:433年間前から 刑事事件に
巻き込まれた人 -
59:43 - 59:47性的暴行の前科者は
一人もいません -
59:47 - 59:50>> 私は これで充分だと思ったが
-
59:50 - 59:52一年間調査を続けて
-
59:52 - 59:55全ての軍人を尋問する
ことも可能でした -
59:55 - 60:00これは オープンか半開きのままに
された調査のゲートの一つです -
60:00 - 60:06完全に閉じられなかった
ゲートなのです -
60:06 - 60:10>> 軍人に関わる説が
除外されたところ -
60:10 - 60:13匿名の証人が憲兵に
新しい手がかりを提供します -
60:13 - 60:18密告者はヌメアに住んでいる
銀行家を訴えます -
60:18 - 60:20>> 銀行で働いて
-
60:20 - 60:22しばしば イルデパンへ行く人です
-
60:22 - 60:26飛行機やボートでも行くが
ボートの方が多いです -
60:26 - 60:29我々の情報によると
船長の知り合いだから -
60:29 - 60:32乗客名簿に名前を
載せなくてもいいです -
60:32 - 60:34つまり お忍びで
旅行できそうです -
60:34 - 60:36定期的に イルデパンで
-
60:36 - 60:39サーファインや
ボートをする人です -
60:39 - 60:43>> イルデパンでこの銀行家は
評判が悪いです -
60:43 - 60:45>> 噂によると
-
60:45 - 60:48彼は何人の女性も
暴行しようとしたことがあり -
60:48 - 60:50女性に対して態度が悪くて
-
60:50 - 60:52勝手に話しかけて
-
60:52 - 60:54迷惑をかけたこともありそうです
-
60:54 - 60:58>> 憲兵が銀行家の周辺と
生活ぶりを調べてみるが -
60:58 - 61:00調査が二つの問題にぶつかり
-
61:00 - 61:031つは経った時間
もう1つは容疑者の職業 -
61:03 - 61:05銀行支店長なのです
-
61:05 - 61:08>> 法的な理由で
1年以上遡れないので -
61:08 - 61:11通話履歴を
調べることが出来ません -
61:11 - 61:15銀行口座に関しては
彼が支店長なので -
61:15 - 61:18調査依頼を出すのは不適切です
-
61:20 - 61:24>> 憲兵は彼が銀行取引明細書を
偽造する恐れがあるので -
61:24 - 61:26彼の周辺を慎重に調べます
-
61:26 - 61:29調査は明らかにしたのは
-
61:29 - 61:33美香の死後 この人の行動が
可笑しくなったということ -
61:36 - 61:38>> 彼は特異な行動を示して
-
61:38 - 61:40日本人女性は
もういやだと言って -
61:40 - 61:44また「ミカというネコ」
などの話をしていました -
61:44 - 61:46プロファイルは紛れもなく
-
61:46 - 61:48興味深い手がかりだったので
-
61:48 - 61:50徹底的に探索するべきでした
-
61:50 - 61:53>> 銀行家が逮捕され
留置されました -
61:53 - 61:55本人は全く関係ないと主張して
-
61:55 - 61:58離婚手続き中なので
虐めたい人がいて -
61:58 - 62:03特に妻が何としても子供の養育権を
取得しようとしていると述べます -
62:03 - 62:07憲兵は 調査依頼を発行して
彼のクレジットカードの明細書 -
62:07 - 62:11小切手 銀行の引き出しなど
を検討するが 事件の時 -
62:11 - 62:14イルデパンで行われた取引が
全くありませんでした -
62:14 - 62:203年経ったが 憲兵が使用できる
有力な証言を持っていません -
62:20 - 62:23流れる噂と否定する人
以外は何もありません -
62:24 - 62:274時間留置された後
銀行家が釈放されました -
62:28 - 62:30追加調査を終結する前に
重罪裁判所長は -
62:30 - 62:33草間両親の弁護士の
請求に応じて -
62:33 - 62:35犯行現場に赴く
ことを決定しました -
62:35 - 62:39今まで 予審判事が臨検を
行ったことがありませんでした -
62:39 - 62:44被告弁護士らにとって
調査の欠陥を指摘する機会です -
62:46 - 62:49最初から 調査員と予審判事は
-
62:49 - 62:52犯罪が岩上で
犯されたと主張しています -
62:52 - 62:56>> 美香が岩上で殺された
ことに疑いはありません -
62:56 - 63:00私が同僚と一緒に
美香の遺体を -
63:00 - 63:03岩から降ろしたが
-
63:03 - 63:06同僚が特に力強いのに
-
63:06 - 63:102人でやるのは非常に苦労でした
-
63:10 - 63:13岩上まで持ち運ぶのは
一層難しいでしょう -
63:13 - 63:18この岩のふもとで建てられた
階段は不安定で -
63:18 - 63:22それを踏むと 何かを捕まらないと
落ちてしまいます -
63:26 - 63:31>> 現場で 被告側の弁護士が
調査の欠点を再び指摘します -
63:31 - 63:34>> やせぎすの女性の遺体を
-
63:34 - 63:36岩上へ持ち運ぶのは
非常に可能です -
63:36 - 63:38体重60キロ未満だったので
-
63:38 - 63:41良い階段を使えば 簡単ですよ
-
63:41 - 63:43当時2002年に この階段は
-
63:43 - 63:46あそこの3つの段と同じように
完璧な状態だったし -
63:46 - 63:48下まで続いていました
-
63:48 - 63:51従って 彼らの主張に反して
明らかに -
63:51 - 63:54岩上へ遺体を持ち運ぶのは
非常に可能だったし -
63:54 - 63:59必ずしも 被害者が誰かと共に
自ら登ったのではありません -
64:05 - 64:08もう一つの主要な矛盾は
遺体が発見された時に -
64:08 - 64:12頭がここにあって このように
位置づけられたのです -
64:12 - 64:15しかし 遺体発見の前日
-
64:15 - 64:18憲兵2人が岩の一周して
今私が通る道を通ったのに -
64:18 - 64:23何も見なくて 何も気づかなかった
ということです -
64:23 - 64:25しかし 法医学者によると
-
64:25 - 64:29少なくとも2~3日程度で
腐敗した遺体です -
64:29 - 64:31この距離だと
遺体がここにあれば -
64:31 - 64:35わずかに木の枝によって
覆われていたにしても -
64:35 - 64:38それを見なくて
臭わなかったことは不可能です -
64:38 - 64:40それに 一部焦げた遺体でした
-
64:46 - 64:48>> 私が岩に登ったのに
-
64:48 - 64:52なぜ遺体を見つけなかったのか
と自分自身に問いかけたが -
64:52 - 64:54理由は簡単に説明できます
-
64:54 - 64:56日曜日に大雨が降ったので
-
64:56 - 65:00なんでも濡れていて
どこでも水が溢れていました -
65:00 - 65:03午前中 雨が降ったので
ハエもなし臭いもなし -
65:04 - 65:06>> 被告弁護士の説によると
-
65:06 - 65:10憲兵が最初の捜索の時
遺体を発見しなかったのは -
65:10 - 65:13これは即ち遺体が
岩上になかったからです -
65:13 - 65:17>> 法医学者の報告によると
被害者がとても重い石 -
65:17 - 65:20サンゴ石を投げられて
胸郭に当たりました -
65:20 - 65:23ここの地面はご覧のとおりです
-
65:23 - 65:25仰向けの身体に
-
65:25 - 65:2820キロほどの思いサンゴ石を
-
65:28 - 65:30投げると 必ず背中が破れて
-
65:30 - 65:33背中に怪我の痕が残るでしょう
-
65:33 - 65:36ところで 遺体の写真を見ると
-
65:36 - 65:39被害者の背中に
痕跡が全くありません -
65:39 - 65:41従って 石を投げられた場所は
-
65:41 - 65:44ここではない
ということが明らかです -
65:45 - 65:47そして検察側の主張によると
-
65:47 - 65:49遺体を消し去るために
-
65:49 - 65:51ここに放置され
燃やされたのです -
65:51 - 65:53成り立たない理屈ですよ
-
65:53 - 65:56遺体を燃やすには 2立方米
の木材が必要ですが -
65:56 - 65:59この小島に木は全くないですよ!
-
65:59 - 66:02だから この場所は
犯罪現場ではありません -
66:04 - 66:06これで コニュ兄弟かその一人が
-
66:06 - 66:09岩を案内するために
被害者を同行して -
66:09 - 66:12問題があってから
殺したという主張は -
66:12 - 66:13崩れてしまいます
-
66:13 - 66:15現場で殺されなかったら
-
66:15 - 66:18どこでも誰にも殺された
ことが可能になります -
66:18 - 66:20遺体が岩上へ持ち運ばれたのは
-
66:20 - 66:23遺体を消し去る方法だった同時に
-
66:23 - 66:25兄弟を巻き込む仕掛けでした
-
66:25 - 66:31>> しかし 草間両親の弁護士が
陰謀説を排除します -
66:31 - 66:34>> この説によると
未確認の人が -
66:35 - 66:37日本人観光客を殺して
-
66:37 - 66:41そして コニュ兄弟に
犯罪を被せるために -
66:41 - 66:44遺体をカヌメラ岩へ
持ち運んだということです -
66:44 - 66:47しかし 兄弟を排除する
策略であれば -
66:47 - 66:50本人を殺せば十分でしょう
少なくとも兄を -
66:50 - 66:52その方が簡単だったでしょう
-
66:52 - 66:54殺人すまで行ける人だったら
-
66:54 - 66:57ディディムを殺せば
終わりでした -
67:05 - 67:09>> 陰謀とは限らない
何があったのか誰も知りません -
67:09 - 67:12もしかして 被害者が
違う所で殺されたか -
67:12 - 67:15死亡した状態で
発見されたかも知れません -
67:15 - 67:18なんとかして遺体を隠す
必要があったので -
67:18 - 67:20遺体をここに放置して
-
67:20 - 67:22演出を作り上げることは
-
67:22 - 67:26特に邪魔だったコニュ一族を
取り除く方法でもありました -
67:27 - 67:32>> 被告弁護士は捜査が
不十分だと判断して -
67:32 - 67:37独自の調査を行うことにしました
-
67:38 - 67:41>> 我々は
イルデパンに何度も来ましたが -
67:41 - 67:45その度に 島の人々に会って
色々教えられます -
67:45 - 67:47例えば
「当日 アントワーヌに会った」 -
67:48 - 67:51「娘を空港へ見送りした日
だったので間違いない」 -
67:51 - 67:56「聞かれたことがないから 今まで
言わなかった」などと言われます -
67:56 - 67:59>> 弁護士は10人の
証言を集めました -
67:59 - 68:03失踪日に アントワーヌが
島の反対側にいたから -
68:03 - 68:06美香に会ったことは
あり得ないという証言です -
68:07 - 68:09>> 我々は証人に
次のように言った -
68:09 - 68:13「今 言っていることは
法廷でも証言できますか?」 -
68:13 - 68:19「真実であれば 裁判官
にも言って下さい」 -
68:19 - 68:21>> 裁判の数週間前ですから
弁護士らは -
68:21 - 68:25これらの証言を法廷期日に
聞かせることにします -
68:25 - 68:282年近く続いた
メジエール裁判長の -
68:28 - 68:30追加調査が終了しました
-
68:30 - 68:34>> 弁護士や私が
事件に取り組む前より -
68:34 - 68:40調査の空白が少ないですが
すべてのドアが閉まっていません -
68:40 - 68:44これは弁護士にとって
調査の非難する機会となり -
68:44 - 68:47正義の観点から
証拠不備のまま -
68:47 - 68:52こんなに凶悪犯罪で
誰かを有罪と宣告して -
68:52 - 68:56数年間刑務所に入れる
ことができるでしょうか -
68:56 - 68:59これも重要な問題です
-
69:08 - 69:10>> 草間美香が殺害された5年後
-
69:10 - 69:14ヌメア重罪裁判所で
コニュ兄弟の裁判が開かれます -
69:14 - 69:18アントワーヌとディディムは
自由な身柄で出廷します -
69:21 - 69:24>> ニューカレドニアでは
大規模な裁判が開始 -
69:24 - 69:26100名の証人
8人の鑑定人 -
69:26 - 69:29少なくとも15日にわたる法廷
-
69:29 - 69:31>> 弁護士に囲まれて
草間美香の両親は -
69:32 - 69:36裁判に出席するために
日本から来ました -
69:36 - 69:402人の被告人は多くの
傍聴者に支持されています -
69:40 - 69:43いつものように 被告人が
ジロジロ見られています -
69:43 - 69:47>> 身だしなみを整えて
外見を磨くよう苦労しました -
69:47 - 69:54当時 2人はならず者で
恐ろしい顔をしていました -
69:54 - 69:59今は いい印象を与える
ために 努力しました -
69:59 - 70:03>> 被告人の弁護士も登場して
非常に落ち着いた感じです -
70:05 - 70:07>> 自信を持っているのですよ!
-
70:07 - 70:11何の根拠もない起訴だから
陪審員が2人の兄弟の -
70:11 - 70:17無罪を認めるしかないと
確信しています -
70:17 - 70:20>> 2人は自信をもっているが
-
70:20 - 70:24この裁判は 二つの世界が
対立することを明らかにする -
70:24 - 70:32カナックの世界と
西洋人の考え方 -
70:38 - 70:41>> 裁判の初めから
言葉を奪われていました -
70:41 - 70:44カナック文化で スピーチは
容易ではありません -
70:44 - 70:47人前で話をするのに
慣れていないのです -
70:47 - 70:49ですから 人の言いたいことが
-
70:49 - 70:52言えるほどの時間を
空ける必要があるのです -
70:52 - 70:56しかし この裁判で
無作法に事件を取り扱って -
70:56 - 71:00人々が話していたところ
直ちに言葉を遮った裁判長でした -
71:00 - 71:04だから 話すのを
諦めた人もいました -
71:06 - 71:09>> 彼らの質問は
偏った質問ばかりで -
71:09 - 71:12聞きたいことが
既に決まっているので -
71:12 - 71:15それを言わせるように
我々を唆している -
71:17 - 71:26彼らは文化の話などを
聞きたくないのだ -
71:28 - 71:32>> 被告弁護士らは法廷で自分の
主張を積極的に展開しています -
71:32 - 71:35彼らによると
予審は噂と矛盾だらけで -
71:35 - 71:38被告人に一方的に
不利に行われました -
71:41 - 71:43>> 災害です
-
71:43 - 71:45即ち 本当の調査ではありません
-
71:45 - 71:48観光や経済的な理由で
直ちに犯人を特定して -
71:48 - 71:51また イルデパンがもう
安全だと周知することは -
71:51 - 71:53何よりも優先的だったのです
-
71:53 - 71:552人の兄弟が逮捕されたので
-
71:55 - 71:58調査を続ける必要がなかったです
-
71:58 - 72:002人は 理想的な犯人でした
-
72:00 - 72:03評判が悪くて 遺体が
彼らの岩で発見されたので -
72:03 - 72:05初めから決まっていました
-
72:06 - 72:10>> 検察官と草間家の弁護士が
繰り返して言うことですが -
72:10 - 72:14嫌疑を補強することがあって
それに便乗しています -
72:14 - 72:193人の精神鑑定人が最初の
精神科医の診断を確定します -
72:19 - 72:23鑑定よると ディディムと
アントワーヌは サイコパス です -
72:23 - 72:27刑務所でアントワーヌに会った
心理学者がそれを目撃しました -
72:27 - 72:31>> アントワーヌは 鑑定の
質問が書かれた用紙を掴んで -
72:31 - 72:33それをクシャクシャにして
-
72:33 - 72:36鑑定人に投げて
立ち上がって... -
72:36 - 72:42アントワーヌはその後 お詫びして
再びテストするように頼んだが -
72:42 - 72:47彼を制圧するために
刑務官を呼ぶし必要でした -
72:47 - 72:51>> 今度 被告弁護士らが
精神鑑定人に質問する番です -
72:51 - 72:54>> 我々は彼の鑑定を
少し批判したら -
72:54 - 72:57彼がすぐ怒って
法廷の欄干を叩きながら -
72:57 - 72:59「あなた方は何も
理解していない!」 -
72:59 - 73:02と欄干を叩きながら
大声を出しました -
73:02 - 73:06我々は「アントワーヌが
自分の感情が抑制できないから -
73:06 - 73:10精神病質者だと主張したが 今
あなたは 同じではないですか?」 -
73:10 - 73:13と言ったら
会場から爆笑の声が上がりました -
73:13 - 73:17彼は笑いに包まれて
法廷から出てしまいました -
73:20 - 73:23>> 彼らは 三人組の
弁護戦略を組み立てて -
73:23 - 73:26「ハチの巣」と呼べる仕掛けです
-
73:26 - 73:293人で 人に飛びついて
しつこく悩ませるものです -
73:29 - 73:34何回も 憲兵らや心理学者や
精神科医に対して そうしました -
73:34 - 73:36証人の周りを回りながら
-
73:36 - 73:38色々質問を浴びて
苦しめていました -
73:38 - 73:42一人ずつではなく
三人同時にやっていたのです -
73:42 - 73:46証人が落ち着くことができなくて
不安定になっていました -
73:49 - 73:53>> 何回も裁判長が
静かにするよう警告して -
73:53 - 73:58何回も緊張が高まって
かなり動揺した雰囲気でした -
73:58 - 74:01それは非常に苦痛でした
-
74:01 - 74:06>> このように証人を
虐めないように -
74:06 - 74:10私は何度か裁判長に
要求する必要がありました -
74:10 - 74:18証人に対して いわば安全な
距離を保つ必要があるでしょう -
74:18 - 74:20証人にくっついて耳元で
-
74:20 - 74:23「あなたは法廷で
証言していますよ!」 -
74:23 - 74:25ど怒鳴っていたのは
毎回でした! -
74:28 - 74:33>> 嫌疑の根拠が我々憲兵の
仕事だけに基づいていました -
74:33 - 74:40物的証拠がなかったので 起訴が
我々の調査によるものでした -
74:40 - 74:44ノックダウンされる人
となったのは当然でした -
74:50 - 74:54>> 私はそれほど緊張した
雰囲気を感じたのは初めてです -
74:54 - 74:57裁判中の出来事は
法廷に限らず -
74:57 - 74:58日常にも影響を及ぼした
-
74:58 - 75:00法廷が終わってからも
-
75:00 - 75:04向こうの弁護士から文句を言われて
-
75:04 - 75:06「仕事をやめろ!」などと
-
75:06 - 75:08本当に大変でした
-
75:08 - 75:12>> 争点や弁護士間の
関係の観点からいうと -
75:12 - 75:16私が経験した裁判の中で
最も激しい法廷闘争でした -
75:16 - 75:20検察側は5~6年間の
訴訟の結果として -
75:20 - 75:23必ず有罪判決を必要としてました
-
75:28 - 75:32>> 2週間たったら
緊張がピークに達しました -
75:32 - 75:35被告弁護側がショットを
試してみるのはその時 -
75:35 - 75:38彼らはイルデパンで
会った10人の証人に -
75:38 - 75:41裁判で証言させると決心しました
-
75:41 - 75:44証人はアントワーヌに
アリバイを提供します -
75:44 - 75:48美香が失踪した時
彼は島の反対側にいた! -
75:48 - 75:53[ 弁護側は攻勢に出る ]
-
75:53 - 75:56>> 弁護士が探偵とは違います
-
75:56 - 76:00調査は判事や警察や
調査員によって行われています -
76:00 - 76:04現場で調査をすることは
弁護士の仕事ではありません -
76:08 - 76:15証人は 被告人の義理の弟
妹 弟の従業員などでした -
76:15 - 76:18これらの証人がアントワーヌの
-
76:18 - 76:21無罪を立証する情報を
持っていたのに -
76:21 - 76:24今まで言わなかった理由として
-
76:24 - 76:27「憲兵に話すことを恐れていた」
と言うことです -
76:27 - 76:30兄のアントワーヌが
刑務所にいた間 -
76:30 - 76:33彼の無実を知っていたのに
ずっと黙っていたのですか? -
76:33 - 76:36そんなことを信じる
人はいないでしょう -
76:36 - 76:39イルデパンの捜査員に
いつでも連絡取れたのに -
76:39 - 76:43妹は「当日 アントワーヌが
私と一緒にいたので -
76:43 - 76:45犯罪を犯したことはあり得ない」
-
76:45 - 76:48と知らせることが
今までできなかったのですか? -
76:48 - 76:52信じられないことなのに
それを信じさせようとしました -
76:52 - 76:56むしろ これは被告人に
不利だったと思います -
76:56 - 76:59謀略だったことが
はっきりになったのです -
76:59 - 77:02メディアキャンペーンや
人権連盟に続いて -
77:02 - 77:05今度は偽証者のパレードでした
-
77:05 - 77:09[ コニュ家は アントワーヌを
助けようと結託したのではないのか ] -
77:09 - 77:11>> 法廷に緊張が走ります
-
77:11 - 77:16被告人が注目の的になるが
激しい法廷闘争の中で -
77:16 - 77:20被害者の美香のことを
忘れてしまったようです -
77:21 - 77:233週間にわたった法廷闘争の末
-
77:23 - 77:27検察官がティティムに対して
無罪判決を請求します -
77:27 - 77:29検事によると ディディムの犯罪が
-
77:29 - 77:33殺人罪ではなく
証拠隠滅罪です -
77:33 - 77:39しかし アントワーヌに
懲役20年を求刑しました -
77:40 - 77:44最後に 陪審員は法廷から出て
別室に移動し 評議を開始します -
77:44 - 77:487時間以上の評議
待ち時間が長いです -
77:49 - 77:51>> ニューカレドニアで
2002年に -
77:51 - 77:53日本人観光客が殺された事件で
-
77:53 - 77:55今朝ヌメア裁判所の判決で
-
77:55 - 77:582名の被告一人に
禁固15年を言い渡して -
77:58 - 78:00もう一人は無罪判決を受けました
-
78:00 - 78:03有罪となったのは
アントワーヌだけです -
78:05 - 78:08>> 弟のアントワーヌに
懲役15年 -
78:11 - 78:19>> 最後に 検事側を代用する
ジル・ブルディ検察官を直視て -
78:19 - 78:22次のことを言いました:
-
78:22 - 78:26「たとえ不正がはびころうとも
正義は存在する」 -
78:26 - 78:28それは 今カンニングしていても
-
78:28 - 78:31そのうち正義が
戻ってくるという意味でした -
78:33 - 78:36>> 誰かに負担を担わせる
必要があったと思うので -
78:36 - 78:42判決にはあまり
期待していなかった -
78:43 - 78:47私は法廷から出たら
裁判所の前で -
78:47 - 78:51一族の若い男性が
みんな集まっていた -
78:51 - 78:55彼らは判決の知らせを
聞いて 泣いてしまった -
78:56 - 79:02そして 怒りが湧き上がってくる
のを感じたので 彼らに向かって -
79:02 - 79:05「みなさん
落ち着いて ここを出よう... -
79:05 - 79:08...まだ終わってないですよ!」
とみんなに言った -
79:20 - 79:23>> 検察はディディムの無罪に
控訴するが身柄が自由です -
79:23 - 79:26アントワーヌも控訴するが
-
79:26 - 79:29弁護士は判決文にミスを
判明したことによって -
79:29 - 79:31本人を判決5ヶ月後 解放させます
-
79:31 - 79:342人の兄弟を二回裁判を
受けることになります -
79:35 - 79:38>> 2002年5月にイルデパンの
-
79:38 - 79:40日本人観光客殺人事件に新展開
-
79:40 - 79:43推定殺人者
アントワーヌ・コニュが -
79:43 - 79:46刑務所から釈放されました
控訴審が予定 -
79:48 - 79:51>> 自由となった二人の兄弟は
全国を巡って -
79:51 - 79:54パーティーなどを通じて
無罪を訴えます -
79:54 - 79:58「支援団体」がウェブサイトと
FBページを作成し -
79:59 - 80:01コニュ兄弟に対する
連帯意識が高まり -
80:01 - 80:07知識人やアーティストが
運動に参加します -
80:09 - 80:12>> これはメディア・プランです
-
80:12 - 80:15ただのメディア化ではなく
系統的な計画です -
80:15 - 80:22弁護士や人権連盟は
マスコミをターゲットにして -
80:22 - 80:25コニュ兄弟の無罪主張を
到達させる一方です -
80:25 - 80:32「植民地的な 司法制度の犠牲者」
のイメッジ を作り上げたのです -
80:32 - 80:35単純な善悪二元論の
典型的パターンを通して -
80:35 - 80:39コニュ兄弟が まるで犠牲者
であるかのように紹介するが -
80:39 - 80:41それは奇異な感じがします
-
80:41 - 80:45>> 美香の死後7年経ってから
-
80:45 - 80:50控訴審が2009年4月14日に
ヌメア裁判所で開かれます -
80:50 - 80:55第1審と同様に2人の兄弟は
自由な身柄で出廷します -
80:55 - 81:00しかし 裁判は前と全く
異なる口調で始まります -
81:00 - 81:04>> アントワーヌ・コニュは
前より語調が鋭くて -
81:04 - 81:11法廷で一貫して無罪を
主張しています -
81:12 - 81:15>> 検察側の論証は
勝手な主張ばかり -
81:15 - 81:19有罪を立証するには
どんな主張でもよかった -
81:21 - 81:23しかし これは主張に過ぎない
-
81:23 - 81:30主張だけで正義や真実を
形作ることができない -
81:31 - 81:33>> アントワーヌは兄が
-
81:33 - 81:35「カヌメラ岩族」の
狂信者リーダーだった -
81:36 - 81:38という噂を打ち消そうとします
-
81:38 - 81:40これはウソだと言って
-
81:40 - 81:43島の若者と共に岩上で
「芸術家村」を作っただけです -
81:43 - 81:46>> 芸術家村のアイデアは
-
81:46 - 81:52カナックの伝統文化を
促進して 守るためだった -
81:52 - 81:58古来から我々の文化である
カナック文化を考えていただけだ -
81:59 - 82:04>> しかし 島の大酋長がこの
プロジェクトを止めさて -
82:04 - 82:07ディディムが岩の
支配権を持つことを拒否しました -
82:07 - 82:10その時から 大酋長と
ディディムが仲が悪くて -
82:10 - 82:14そして ディディムの
評判が悪くなった理由です -
82:14 - 82:18ディディムは人格捜査員に
自分のことについて話して -
82:18 - 82:22当時 噂通りのふしだらな人
ではなかったと述べました -
82:23 - 82:29>> 彼が言ったことは「前に酒や
女遊びや金にふけて -
82:29 - 82:35堕落した生活を送っていたが
事件の時 悪習を既に直した -
82:35 - 82:39子供に悪い影響を
与えるからと思って -
82:39 - 82:44当時 隠者のような暮らしを
していた」と述べました -
82:44 - 82:49つまりディディムの話によると
事件が起きる前からすでに -
82:49 - 82:55自分の悪習を矯正したので
真面目だったということです -
82:56 - 83:00>> アントワーヌは兄と
同じ道を歩んだからと言って -
83:00 - 83:04性犯罪を犯したという検察の説は
絶対あり得ないと主張します -
83:04 - 83:07彼の元ガールフレンドが
次々に法廷で証言します -
83:07 - 83:11当時アントワーヌと付き合った
エステルがその一人 -
83:11 - 83:17>> 彼がこの女性を殺したなんて
-
83:17 - 83:22最初からあり得ないと思うのです
-
83:22 - 83:24彼は若いころから
-
83:24 - 83:28他所から来た多くの
女性と付き合っていたし -
83:28 - 83:30女性にモテル人だったので
-
83:30 - 83:33レイプするなんかは
必要がありません -
83:33 - 83:35彼は女性に期待したことを
-
83:35 - 83:37何でも手に入れたのです
-
83:37 - 83:40非常に魅力的な人でした
-
83:47 - 83:51>> アントワーヌの元カノ一人は
-
83:51 - 83:52彼がモテル人なので
-
83:52 - 83:54女性を誘惑するには
-
83:54 - 83:59暴力なんかは要らないと言ったが
-
83:59 - 84:03あの日 美香を誘って
上手く行かなかったら どう? -
84:03 - 84:07>> 可能ですが
レイプが一切確定されていません -
84:07 - 84:11何が起こったか分かりません
たとえ... -
84:11 - 84:14>> しかし 過去に強姦を
犯した人ですね -
84:14 - 84:17前科として
強姦一件しかありません -
84:17 - 84:20暴行などの事件もあった
という話があったが -
84:20 - 84:23この強姦の前科を除いて
何もありません -
84:23 - 84:26アントワーヌがこの強姦を
犯した時は16歳で -
84:26 - 84:27少女が14歳でした
-
84:27 - 84:30彼自身がいつも
言っていたことですが -
84:30 - 84:34言わば被害者も法廷で
証言したところによると -
84:34 - 84:36アントワーヌが優秀な父であり
-
84:36 - 84:402人の間にできた息子の面倒を
よく見るということ -
84:40 - 84:42>> レイプの結果生まれた子供?
-
84:42 - 84:45>> そうです
それはレイプと言えるならね -
84:45 - 84:49それに少女が妊娠した当時
二人とも未成年者でした -
84:49 - 84:51伝統によるものだと思うのですが
-
84:51 - 84:55彼らが結婚するか
少女の家族が彼を告訴するか -
84:55 - 84:57のいずれかしかありませんでした
-
84:57 - 85:01アントワーヌが起訴された背景には
このことしかなかったのです -
85:01 - 85:05そして 刑罰が非常に
軽かった理由だと思います -
85:05 - 85:07おさらく禁固1年か
2年だったのでしょう -
85:08 - 85:11>> 2審では 弁護側は
何を明らかにしたのですか? -
85:11 - 85:14>> 憲兵を非難したかった
わけではないのですが -
85:14 - 85:18今まで行われて あるいは
行われるべきだったことを -
85:18 - 85:20訴えることにしました
-
85:20 - 85:23例えば 話題になった
Tシャツが捜索の後で -
85:23 - 85:26証拠に追加されたのが
明らかになりました -
85:26 - 85:29証拠の入った袋は
開いたままでした -
85:29 - 85:32私は憲兵に 「袋に
拳銃を入れたら... -
85:32 - 85:34誰も気づかないだろう」
と聞いたら -
85:35 - 85:36彼は認めたですよ!
-
85:36 - 85:40そして 検察側から法医学者に
次の質問がありました: -
85:40 - 85:42「血液が地表を流れたり
-
85:42 - 85:45暑さで蒸発したりしたことが
可能ですか?」 -
85:45 - 85:47こんな質問があったのですよ!
-
85:47 - 85:49鑑定人はこれを排除して
-
85:49 - 85:53「血の海を発見するはずでした」
と答えた そのまま! -
85:53 - 85:56>> 岩で殺されなかった
わけではないですね -
85:56 - 85:59そうですが 発見現場と
違う所だったので -
85:59 - 86:00遺体が運ばれました
-
86:00 - 86:04従って 確実なことは
何もなくなりました -
86:05 - 86:09>> 弁護士らの口頭弁論で
裁判が終結を迎えます -
86:09 - 86:15両当事者弁護士は「疑い」について
それぞれの立場を主張します -
86:18 - 86:22>> 「疑わしきは罰せず」
という原則があっても -
86:22 - 86:25直接証拠がなくても
-
86:25 - 86:29私はアントワーヌが美香を殺した
ことを明らかにしました -
86:29 - 86:32無実の人を処罰する
ことは酷いですが -
86:32 - 86:34犯罪者を解放して 無罪にして
-
86:34 - 86:37凶悪犯罪を犯した人が罰を
受けないようにすることは -
86:37 - 86:43それに負けないくらい
酷いことです -
86:43 - 86:47そうならないように 陪審員が
簡単な方法がありました -
86:47 - 86:49「内的確信」ということです
-
86:50 - 86:52>> 我々の弁護は
-
86:52 - 86:56疑わしきを被告に有利
というような主張ではなく -
86:56 - 86:59コニュ兄弟が犯罪を犯したことが
-
86:59 - 87:01不可能であることを
証明する挑戦でした -
87:01 - 87:04弁護は
「疑いなく2人は無実です」 -
87:04 - 87:07「解放しろ!」という趣旨でした
-
87:13 - 87:16>> アントワーヌ・コニュに
懲役20年求刑 -
87:16 - 87:19ディディムに無罪求刑
-
87:19 - 87:23検察官の求刑が2007年に
行われた第一審と同じです -
87:26 - 87:30>> 陪審員は評議のために退廷
評議期間は1時間半 -
87:36 - 87:39>> 午後4時
陪審員の判決が出ました -
87:39 - 87:42ディディム 無罪
アントワーヌ 無罪 -
87:42 - 87:45草間美香の殺害事件で
コニュ兄弟2人が無罪 -
87:46 - 87:50[ 無罪! ]
-
87:51 - 87:53>> 我々は涙を出しました
-
87:55 - 87:592人の兄弟にとって 地獄の
8年間がやっと終わったのです -
87:59 - 88:04この時は 本当の正義が存在する
ということがはっきりします -
88:09 - 88:14>> 2人とも無罪!
私はときの声を上げたいのだ -
88:14 - 88:16誇りに思っているから
-
88:16 - 88:20これはダビデと
ゴリアテの戦いだった -
88:20 - 88:23あの日 我々は
ゴリアテを打ち倒したのだ -
88:23 - 88:26兄弟が自由なので 誇りに思う
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88:26 - 88:28我々は もう帰国してもいいよ
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88:33 - 88:35>> 要するに この事件では
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88:35 - 88:39草間美香という若い女性が
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88:39 - 88:41イルデパンの岩で殺されたが
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88:41 - 88:47犯人が逮捕されなかった
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89:00 - 89:03>> イルデパンで コニュ一族が
再び全員が揃って -
89:03 - 89:06予審判事がフランス本土へ転勤され
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89:06 - 89:12草間美香の両親は 娘を殺したのは
誰なのか わからないままです -
89:14 - 89:19[翻訳・字幕:ジャン=フランソワ・スーム]
- Title:
- ニューカレドニア日本人女性殺人事件 ☆ 日本語字幕版
- Description:
-
2012年4月8日にフランステレビ局、France 2が放送した『Faites entrer l'accusé (容疑者を登場させよ)』 番組のシーズン12第17話「Les frères Kohnu - Le Rocher de Kanuméra (コニュ兄弟・カヌメラ岩)」の日本語字幕バージョン。
仏領ニューカレドニアで2002年5月に旅行中だった日本人観光客、草間美香さん(当時28歳)がイル・デ・パンで殺害された事件についてのリポート。遺体は、半分焼け爛れ、損傷が酷い状態で発見されました。
当時、逮捕された容疑者二人(コニュ兄弟)は2007年と2009年に二回裁判を受けましたが、証拠不十分のため無罪判決を受けました。10年以上たった今は、事件が迷宮入りになってしまいました。当時の調査の怠慢と欠陥が特に指摘されました。
2007年の裁判について詳しいことは、一部が日本語に翻訳された地元の新聞記事をご一読ください:
http://caledoneries.comドキュメンタリーの登場人物 (登場順番):
フレデリック ・ランティエリ(Frédérique Lantieri):アナウンサー
フレデリック・デ・グレラン(Frédéric de Greslan)弁護士:草間美香(被害者)の両親の弁護士
フランチェスコ・ビエドマ(Francesco Biedma)伍長 : イル・デ・パンのクト区刑事部 (憲兵隊)
アラン・カルモナ(Alain Carmona)大尉:ヌメアの捜査班長(憲兵隊)
ドミニク・リぜ(Dominique Rizet):ジャーナリスト
フィジップ・フレディエール(Philippe Frédière):カレドニア・ニュースの記者
アボ・コニュ(Abo Kohnu):アントワーヌとアンブロワーズ ("ディディム")・コニュ兄弟の弟
ソアーン・アジ(Soane Asi)警部補:ヌメアの捜査班員(憲兵隊)
アンブロワーズ ("ディディム")・コニュ(Ambroise "Didyme" Kohnu ):容疑者
アントワーヌ・コニュ(Antoine Kohnu):容疑者
ジャン=リュック・ルエリシー(Jean-Luc Lehericy)精神科医:精神鑑定官人
ジャン=ジャック・デヴァルト (Jean-Jacques Deswarte) 弁護士:アントワーヌ・コニュの弁護士
マリー・ロール・フォシェ(Marie-Laure Fauché)弁護士:アンブロワーズ ("ディディム")・コニュの弁護士
ジャン=イヴ・モヤール(Jean-Yves Moyart)弁護士:アントワーヌ・コニュの弁護士
クリスチャン・メジエール(Christian Mésière)所長:当時ヌメア重罪裁判所長
エリック・スーステル(Eric Soustelle)伍長:ヌメアの捜査班員(憲兵隊)
ピエリック・シャテル(Pierrick Chatel):カレドニア・ニュース紙の記者
ジャン=ポール・リュフェ(Jean-Paul Rufet):人格調査員
エステル・ラヴィーン(Estelle Lavigne) : アントワーヌ・コニュの元恋人
ジャン=ミシェル・ストルツ(Jean-Michel Stoltz):ヌメア重罪裁判所長Épisode 17, saison 12, de l'émission "Faites entrer l'accusé" diffusée par France 2, le 8 Avril 2012 : "Les frères Kohnu - Le Rocher de Kanuméra", avec sous-titres en japonais, activés par défaut (et en français).
Ce reportage est consacré à l'enquête qui a été ouverte après l'assassinat d'une jeune touriste japonaise, Mika Kusama (28 ans), lors d'un voyage en Nouvelle-Calédonie - territoire français - en mai 2002. Son corps a été retrouvé à moitié brûlé et atrocement mutilé.
A l'époque, deux suspects (les frères Kohnu) avaient été arrêtés et présentés devant la Justice lors de deux procès qui se sont tenus en 2007 et 2009, avant d'être acquittés faute de preuve. Plus de 10 ans ont passé et l'affaire n'a jamais été résolue. Les lacunes et les négligences de l'enquête ont été particulièrement soulignées.
Si vous êtes intéressé par les détails de cette affaire, quelques articles publiés dans la presse locale au moment du premier procès, en 2007, sont consultables à cette adresse :
http://caledoneries.com - Video Language:
- French
- Duration:
- 01:30:05
jfsoum2 edited Japanese subtitles for ニューカレドニア日本人女性殺人事件 ☆ 日本語字幕版 | ||
jfsoum2 edited Japanese subtitles for ニューカレドニア日本人女性殺人事件 ☆ 日本語字幕版 |