ソーシャルキャピタルをつくる、不自然な5つの方法 | 村上豪英 | TEDxKobeSalon
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0:16 - 0:201995年に阪神淡路大震災が起きた時には
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0:20 - 0:22私はまだ学生でした
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0:23 - 0:27自分の子どもの頃から大好きだった街が
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0:27 - 0:31日本中の人が すごい美しくていいよねって
言ってた神戸の街が -
0:31 - 0:34崩れていくのを
ずっと悲しくて悲しくて -
0:34 - 0:38目を逸らせずに見ていました
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0:38 - 0:46あの時 6434人の方が
この街周辺ではお亡くなりになって -
0:48 - 0:53すごい胸の中で
お亡くなりになった方のことを思った時に -
0:55 - 1:01その人たちがすごく大切にしてきた
生活のステージだったこの街を -
1:02 - 1:06ちょっとでもいい街にするために
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1:06 - 1:09自分にも何かできることが
あるんじゃないかなって -
1:09 - 1:12ずっとそんなことを思っていました
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1:13 - 1:18時が過ぎて 東日本大震災の後に
数日経った時に -
1:18 - 1:23私 支援物資を載せてるトラックの
助手席に潜り込ませてもらって -
1:23 - 1:26仙台に行きました
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1:26 - 1:31始めのうちは結構 自分でも
役に立ったかなと思うところがありまして -
1:31 - 1:34また神戸での経験がありますから
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1:35 - 1:37緊急の時にどういうことを
しなくちゃいけないかとか -
1:37 - 1:40何してはいけないか
どこに行かなくちゃいけないか -
1:40 - 1:44何か少しずつは
判断できることがあるんですよね -
1:44 - 1:52でも 少しずつ緊急時から
次のステージに動いてきた時に -
1:52 - 1:55仙台の友達にひとつ聞かれたんです
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1:56 - 2:00「神戸っていったい
どうやって復興したの?」 -
2:01 - 2:07私 全く答えられなくて ─
その時に気がついたんですね -
2:09 - 2:14自分の街を何とかしたい
そんなことすごく思っていたくせに -
2:14 - 2:18本当は何にもしていなかったことに
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2:19 - 2:21そこに気がつきました
-
2:21 - 2:25今からでも何かしなくちゃという風に
思ったんですけども -
2:26 - 2:31こんな一人の人間が
「街の発展」みたいな大きなテーマに -
2:31 - 2:34いったい 何ができるんでしょうか?
-
2:34 - 2:37ずっと それが
頭にひっかかっていました -
2:38 - 2:43当時の神戸は ─
私が見ていたのは -
2:44 - 2:48なんだかすごい活躍している人たちが
いっぱいいるんだけども -
2:48 - 2:50みんなバラバラだなぁという
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2:50 - 2:53そんな印象を受けていました
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2:53 - 2:57例えば ビジネスの世界で
すごい頑張っている方と -
2:57 - 3:02ものすごい近いフィールドで
街づくりを草の根でやってる人 ─ -
3:02 - 3:04お互いに全く知らない
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3:04 - 3:08あるいは福祉の世界で
頑張っている方が -
3:08 - 3:12同じ対象者に対して
サービスを提供しているのに -
3:12 - 3:15教育の世界の方を全然知らない
-
3:15 - 3:18知らないだけだったら
まだいいんですけども -
3:18 - 3:22なんか誤解してたり
勝手にお互いに距離感を感じてたり -
3:23 - 3:28そういうのって
今僕は神戸に対して思ったんだけども -
3:28 - 3:33多分いろんな街で同じことが起きてるんじゃ
ないかなっていう風に思いました -
3:34 - 3:38だから このバラバラをなんとかすることが
-
3:38 - 3:41それは自分にでもひょっとしたら
できるかもしれない -
3:41 - 3:43そんな風に思いました
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3:44 - 3:49始めに思ったのは 実は
この活躍している人たちを一堂に集めて -
3:49 - 3:52なんかみんなで こう
次の街を考えようよっていう -
3:52 - 3:56そんな勉強会みたいなものを
しようかなっていう風に思いました -
3:56 - 4:00街づくり研究会みたいな
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4:00 - 4:04でも すぐに気がついたんですけども
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4:04 - 4:08それぞれの人が思っている街のイメージって
絶対いろいろ違うはずですし -
4:09 - 4:14それになんとなくハードルが高くて
マニアックな人ばっかり集まって -
4:14 - 4:18多分運営する僕自体が
すぐに多分つまらなくなるなって -
4:18 - 4:20そういう印象を持ちました
-
4:21 - 4:26じゃあ 何ができるかな
もう一度考え直してみたんですけども -
4:26 - 4:29ある日フッと思いついたんですね
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4:29 - 4:34この活躍してる人たちを
一人ひとり先生にして -
4:34 - 4:38講義をしてもらっていくうちに
だんだん街の中が繋がっていって -
4:39 - 4:42信頼関係が生まれてきたら
みんなが協力しあえる -
4:42 - 4:44そんな街になるんじゃないかなって
-
4:44 - 4:49しかも活躍している人って
必ず周りに仲間がたくさんいて -
4:49 - 4:53みんなをいっぺんに集めていけば
多分 繋がっていくスピードも速いし -
4:53 - 4:57結構大切なポイントなんですけども
-
4:57 - 5:01「街づくり研究会にあなた参加しませんか?」
っていう風に言って回るよりも -
5:01 - 5:05多分「先生になってください」って
お願いする方が -
5:05 - 5:08僕としてもすごい言いやすいですよね
-
5:08 - 5:12こんな風にして
「神戸モトマチ大学」は生まれました -
5:14 - 5:18みなさん「ソーシャルキャピタル」っていう
言葉はご存知でしょうか? -
5:18 - 5:23このまま日本語に無理に訳そうとすると
「社会資本」という風になります -
5:23 - 5:27社会資本てインフラストラクチャーのことと
区別がつかないので -
5:27 - 5:33「社会関係資本」そういう風に
日本語にすることが一般的です -
5:33 - 5:37信頼しあっている人々が
そこで繋がっていると -
5:37 - 5:41何かアクションを起こす時に
すごく重要な資源になるよねって -
5:41 - 5:43そういう考え方です
-
5:43 - 5:47今日いらっしゃっているみなさんも
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5:47 - 5:51お互いに話し合って
少しわかったという今の状態から -
5:51 - 5:55この会場全体がみんなで
信頼関係を持てるようにまで -
5:55 - 5:59この会が終わるまでに
もしなったら -
5:59 - 6:022〜3時間後にここに大災害が起こっても
-
6:02 - 6:05あるいはみんなで何かしようよって
みんなで考えてもですね -
6:05 - 6:07多分 すごい力になりますよね
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6:08 - 6:12「ソーシャルキャピタル」って
そういうシンプルな考え方です -
6:13 - 6:17ソーシャルキャピタルには
3つのタイプがあります -
6:17 - 6:20左上にありますけども
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6:20 - 6:23いったい どれだけ有力な人と
どれだけ繋がっているんだろうっていう -
6:23 - 6:26人脈とかネットワーキングのようなもの
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6:26 - 6:312つめが クラブとかあるいは団体
会社の中みたいな -
6:31 - 6:34限られた 閉ざされた空間の中で
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6:34 - 6:38どれだけの人が信頼関係が結ばれているか
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6:38 - 6:40そういう観点です
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6:40 - 6:43私が関心あるのは
この3つめのもの -
6:44 - 6:48地域社会全体に信頼が広く浸透していて
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6:48 - 6:53直接目の前の人のことは
あんまり知らない人だったとしても -
6:53 - 6:56なんとなく この地域の人だから
信頼できるなって -
6:56 - 6:57そういう感覚があったら
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6:57 - 7:02これは共有財産としての
ソーシャルキャピタルがあると -
7:02 - 7:04そういうことになります
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7:04 - 7:08これは今地域の社会を
発展させていくための基盤として -
7:08 - 7:11大変注目を集めています
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7:11 - 7:16でも すごい注目を集めているくせに
すごく残念なことなんですけども -
7:16 - 7:19これ どうやってこれを作ったらいいか
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7:19 - 7:23その方法論はどんな本を読んでも
書いてないんですよね -
7:24 - 7:26でも ひょっとしたら
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7:26 - 7:29私が偶然 神戸モトマチ大学で
始めていることが -
7:29 - 7:32その方法論のひとつになるかもしれない
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7:32 - 7:34そんな風に 今思っています
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7:36 - 7:40神戸モトマチ大学でやっていることは
すごい簡単で -
7:41 - 7:45同じ地域の中でで活躍している人を
先生にして呼んで -
7:45 - 7:49だいたい月に2回くらい講義をしている
そんなスタイルです -
7:49 - 7:54私たちは元々「この分野だけをやるんだ」
というジャンルがありますので -
7:54 - 7:59街中の老若男女
有名な方もそうでもない方も -
7:59 - 8:02それからあらゆる分野の方も
先生としてお呼びできる -
8:02 - 8:04そんな可能性があります
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8:04 - 8:08そんな特長を使って
私は神戸の街の人たちを繋げていけたら -
8:08 - 8:10という風に思っているんですね
-
8:12 - 8:16全くお金の匂いがしない
そんな集まりですので -
8:16 - 8:20純粋に向上心がある人ばかりが
集まっています -
8:20 - 8:26しかも一つひとつの講義のテーマに そこに
関心があって集まってきた人ばかりですから -
8:26 - 8:32お互いに信頼感を作っていくそのスピードが
本当に速いなって実感しています -
8:34 - 8:37このようにやってること自体は
すごいシンプルなんですけども -
8:37 - 8:40実は講義自体が目的ではなくて
-
8:40 - 8:44ソーシャルキャピタルを作ろう
そんな目的があるために -
8:44 - 8:49私たちは5つのことに
いつも意識を向けて運営しています -
8:51 - 8:541つ目は「遠くから繋ぐ」ということです
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8:54 - 8:58この絵でいうと この左下の
繋がっているところではなくて -
8:58 - 9:03もっと 右上の方の遠いところから繋いでいく
そんなイメージですね -
9:03 - 9:09私自身の身の回りにも すごい面白いことを
研究してたりトライしてる人がいて -
9:09 - 9:12多分話も面白いだろうなぁという風に
そんな風に思う方─ -
9:12 - 9:14先生にふさわしい方が
いっぱいいるんですけども -
9:14 - 9:17ものすごい失礼ながら
そういう方は先生として -
9:17 - 9:20お招きしたことがありません
-
9:20 - 9:25いつも 講師の候補が
私の手元に来るたびにですね -
9:25 - 9:27Facebookをバババッと開いて
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9:27 - 9:31いったい共通の友達が 何人くらい
いるんだろう?って見るんですけども -
9:31 - 9:37数十人や数百人 共通の友達がいる方には
講師としてお招きしないんですね -
9:37 - 9:39もうすでに繋がってますし
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9:39 - 9:43そんな方よりも もうホントに
なんとなく面白そうなことをしてるんだけども -
9:44 - 9:47共通の友達が1人とか2人しかいない─
-
9:47 - 9:51そんな方と一緒にお話を聞いて繋がる方が
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9:51 - 9:56街中が繋がっていくスピードが
ものすごく速いなって風に感じています -
9:57 - 10:012つ目が「無理に集めない」ということです
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10:01 - 10:03あらゆるイベントが
そうだと思うんですけども -
10:03 - 10:07やっぱり一生懸命企画したら
たくさんの人に集まってきてほしいな -
10:07 - 10:10そういう風に願いますよね
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10:10 - 10:14そのためにちょっと楽しそうな企画を
たくさん織り交ぜてみたり -
10:14 - 10:17あるいは有名な方を呼んでみたり
-
10:17 - 10:22あるいは友達中に連絡をして
来てよ来てよという風に言ったり -
10:23 - 10:27神戸モトマチ大学では
そういうことを避けています -
10:28 - 10:35むしろ 講師やテーマを 素直に見た時の
ありのままの魅力が伝わっていった方が -
10:35 - 10:37そこに集まってきた方々は
-
10:37 - 10:41絶対にテンションが高[い状態で]
集まってくださいますし -
10:41 - 10:45お互いに共感を感じるのも
すごい速いなっていう風に考えています -
10:46 - 10:49たくさん繋がりたくなるのは
当たり前なんですけども -
10:49 - 10:52そのためには丁寧に小さい集まりを
何度も何度もしていくこと -
10:52 - 10:55その方が大事だなぁっていう風に
思っています -
10:56 - 10:593つ目が
-
10:59 - 11:03そうやってなんとかハードルを乗り越えて
集まってきた方を 目の前にしたら -
11:04 - 11:08今度は逆の話なんですけども
「無理に繋げていく」っていうことですね -
11:09 - 11:12無理にでも繋がるような
チャンスを作らないと -
11:12 - 11:14やっぱり 初めての方に自己紹介したり
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11:14 - 11:16自分こんなことがしたいんだっていう
話をするのは -
11:16 - 11:19すごい心理的に抵抗ありますよね
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11:19 - 11:23私自身もセミナーなんかに参加した時に
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11:23 - 11:27隣の人に自己紹介とか
絶対にしないタイプです -
11:27 - 11:32ですから プログラムの中で
なんとか隣の方と自己紹介したり -
11:32 - 11:37お互いの共通の関心事を話をしていく
そんな時間を取らないと -
11:37 - 11:41せっかく同じテーマに食らいついて
貴重な時間を割いて集まってきた方々に -
11:41 - 11:44申し訳ないなという風に思います
-
11:44 - 11:48だから 「自己紹介をしましょう」と
結構そうは言っても -
11:48 - 11:52みなさん嫌そうな顔されたり
シーンとしたりすることがあるんですけども -
11:53 - 11:55本当に 集まっていただいた方々に
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11:55 - 11:58なんとかひとつでも多くの繋がりを
作っていただきたい -
11:58 - 12:03そんな思いで みなさんの嫌そうな思いを
いつも乗り越えています -
12:05 - 12:10次にですね せっかく集まって
楽しみに来てくださったそんな方に対しても -
12:10 - 12:13できる限りリピーターには
ならないでくださいって -
12:13 - 12:16そんなこともお願いしています
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12:17 - 12:19言い方としてはですね
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12:19 - 12:22「次にもし ものすごく関心がある
テーマがあったら -
12:22 - 12:25その時に是非お越しくださいね」
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12:25 - 12:27そんな言い方をしたりするんですけども
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12:27 - 12:31そもそもリピーターの方が常に
一定数いるような場所というのは -
12:31 - 12:34僕自身 結構行きにくいんですよね
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12:34 - 12:39みなさん顔見知りで なんかこう
今日のテーマに関心があるかっていうと -
12:39 - 12:42むしろそうではなくて
「ずっと来てます」みたいな -
12:43 - 12:46やっぱりそういう場になってしまうと
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12:46 - 12:50人と人が繋がる力というのは
私は失われていくという風に思うんですね -
12:51 - 12:55だからスタッフに対しても
失礼かなと思いながらも -
12:57 - 12:59みなさんスタッフだけども
関心がなかったら -
12:59 - 13:02そのテーマの時は来ない方がいいですよって
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13:02 - 13:05そんなことまでお願いしています
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13:06 - 13:10みんなが居心地が良くて
いつも同じような人ばかり来ている -
13:10 - 13:14その場には人と人を繋ぐ力はないなと
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13:14 - 13:16そんな風に考えています
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13:18 - 13:23最後に「私たち自身が
大きなコミュニティの中心にはならない」 -
13:23 - 13:27それもすごく気にしています
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13:27 - 13:30なんだかこう
どっかに中心がいつもあって -
13:30 - 13:32と言うか 中心がどこにあるのか
なんとなくわかって -
13:32 - 13:36その中心にいつも情報が
集まっているようなところって -
13:36 - 13:39私 結構違和感あるんですよね
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13:39 - 13:42そんなことよりも
集まってくれた人々が -
13:42 - 13:46みんないろんな繋がりを持っていて
ハブになっていて -
13:47 - 13:53その成果でいろんな — 多種多様な
試行錯誤が街中で生まれている方が -
13:53 - 13:55絶対地域に対して
インパクトあるじゃないですか -
13:56 - 14:01だから 実は神戸モトマチ大学で
出会った人たちが -
14:01 - 14:05私やスタッフの全然知らないところで
プロジェクトを始めていて -
14:05 - 14:10後で「実は結構成功しかけているんだけども
こんなプロジェクト始めてるんですよ」って -
14:10 - 14:15そんな風に教えてくれる時に
私は本当に嬉しいなって思います -
14:16 - 14:19今からそんな事例をいくつかご紹介します
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14:21 - 14:22この左の方は
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14:22 - 14:25認知症などの改善のために
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14:25 - 14:29医療とアートの垣根を越えて作られた
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14:29 - 14:32臨床美術という そういう分野の講師として
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14:32 - 14:36[神戸]モトマチ大学で
お話しをしてくださいました -
14:36 - 14:41私自身もワークショップの中で
数十年ぶりに絵を描いたんですけども -
14:41 - 14:44本当に心を開けてくれるような ─
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14:44 - 14:47それでいて感性やモチベーションも
すごく花開くような -
14:47 - 14:50素晴らしい体験をしました
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14:51 - 14:55右の方はその講義を受けてくださった
看護師の方です -
14:55 - 15:00講義の中で臨床美術の力をすごい感じて
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15:00 - 15:05今では他の多くの方と一緒に
アートの力で地域を輝かせたい -
15:05 - 15:08そんな活動を一生懸命されています
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15:11 - 15:15こちらの右の方は消防士さんですけども
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15:15 - 15:20「普通にPRするだけで
本当に防災意識って高まるんだろうか? -
15:20 - 15:24何か他に方法ないのかな?」ってことを
ずっと考えている そんな方でした -
15:24 - 15:29左の方は地域の老舗の食品会社の方です
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15:31 - 15:34この二人は出会ってすぐに意気投合して
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15:34 - 15:39この手に持っておられる
レトルトのカレーを商品化されました -
15:39 - 15:43このカレーはおもしろくて
消防学校で馴染まれている─ -
15:43 - 15:47消防学校のレストランの
カレーの味を再現しながら -
15:47 - 15:49パッケージ[も]すごく工夫されていて
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15:49 - 15:53防災意識を高められる
あるいは─ -
15:53 - 15:55ちゃんと備えて備蓄しなくちゃいけない
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15:55 - 15:58そんな気持ちを高めていくような
工夫がされています -
15:58 - 16:04もちろんこの商品自体も
備蓄用の食品として置いておける -
16:04 - 16:07そんな複合的な意味を持っています
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16:07 - 16:13この二人はこのプロジェクトを通して
異業種の人が集まって何かをしていくと -
16:13 - 16:17防災意識みたいなものすごく堅くて
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16:18 - 16:23誰もが難しく感じていたそんなテーマも
一つ上のステージに持っていける -
16:23 - 16:26そんなことを体験されました
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16:28 - 16:30考えてみたら
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16:31 - 16:37自分一人で街のためにいったい何が
できるんだろうって悩んだところから -
16:38 - 16:42あ そうなんだ
ソーシャルキャピタル そこに専念してみよう -
16:42 - 16:43そういう風に思って
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16:43 - 16:48今ではその場で出会った方々が
いろんなプロジェクトを -
16:48 - 16:50花開かせてくださっています
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16:51 - 16:55私自身が何かしたわけではないんですけども
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16:55 - 16:57プラットフォームに徹することで
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16:59 - 17:01街の輝きを取り戻していく
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17:01 - 17:05そんな入り口に立てたのかなぁという風に
今では思っています -
17:09 - 17:12今日私は「ソーシャルキャピタル」
これをキーワードにして -
17:12 - 17:16それを作っていくために
5つの方法論を見出しました -
17:16 - 17:18そんなことをご報告しました
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17:19 - 17:211つ目は 遠くからつなぐこと
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17:21 - 17:25そして無理には集めないこと
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17:25 - 17:28そして参加してくださった方には
ちょっと無理をお願いしてでも -
17:28 - 17:32繋がっていくチャンスを作っていくこと
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17:32 - 17:34リピートを求めないこと
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17:34 - 17:38私たち自身が中心になるのではなくて
むしろたくさんのハブができるような -
17:38 - 17:41そんな関係性を作っていくこと
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17:45 - 17:48ソーシャルキャピタルを作っていくために
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17:48 - 17:54別に 地域に学びの場を
作っていく必要はありませんし -
17:54 - 17:58この5つ以外にもたくさん方法論はある
そんな風に思います -
17:58 - 18:01でも最後に振り返ってみたいんですけども
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18:01 - 18:06これ 何一つ難しいところがないんですよね
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18:06 - 18:08むしろ全部すごく簡単で
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18:08 - 18:09でも
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18:10 - 18:13全部がですね ちょっとずつ
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18:13 - 18:17人の自然な感覚とは違う
不自然なものが多いなと -
18:17 - 18:20そんな印象が 私にはあります
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18:22 - 18:29人は 家族とか仲間とか そこと
外側の間に線を引きます -
18:30 - 18:34その線の内側と外側を区別していく
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18:34 - 18:38だから人に自然な感性のまま動いてもらうと
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18:39 - 18:42水が低いところに流れていくように
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18:42 - 18:46どうしても小さな居心地のいい
コミュニティの輪を作って -
18:46 - 18:49その中に閉じこもってしまいます
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18:49 - 18:52私自身も全く例外ではありません
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18:54 - 18:58だからこそ 地域中に
信頼の絆を広げていきたい -
18:59 - 19:02ソーシャルキャピタルを広げていきたい
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19:02 - 19:04そんなことを願った時には
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19:05 - 19:09少し 自分の自然な感覚には逆らって
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19:09 - 19:15意識してコミュニティとコミュニティの
境界を崩してそれをつないでいく -
19:15 - 19:18そんなことが必要だなぁという風に
感じています -
19:21 - 19:25自然にできた境界を
意識して乗り越える -
19:26 - 19:30そうすることで街は輝いていくと
私は信じています -
19:32 - 19:36みなさんの参考になれば幸いです
本日は本当にありがとうございました -
19:36 - 19:37(拍手)
- Title:
- ソーシャルキャピタルをつくる、不自然な5つの方法 | 村上豪英 | TEDxKobeSalon
- Description:
-
村上豪英は、大災害直後の緊急支援活動と、その後のコミュニティの復興のための支援活動とは、本質的に違うということに気がつきました。町の復興に不可欠な、ソーシャルキャピタルを増やすには、普通の方法では出会えない人と人のつながりを取り持つ必要があると、村上は言います。彼が見つけた5つの不自然な方法についてのトークです。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- Japanese
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 19:45
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for ソーシャルキャピタルをつくる、不自然な5つの方法 | 村上豪英 | TEDxKobeSalon | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for ソーシャルキャピタルをつくる、不自然な5つの方法 | 村上豪英 | TEDxKobeSalon | ||
Hiroko Kawano accepted Japanese subtitles for ソーシャルキャピタルをつくる、不自然な5つの方法 | 村上豪英 | TEDxKobeSalon | ||
Hiroko Kawano edited Japanese subtitles for ソーシャルキャピタルをつくる、不自然な5つの方法 | 村上豪英 | TEDxKobeSalon | ||
Hiroko Kawano edited Japanese subtitles for ソーシャルキャピタルをつくる、不自然な5つの方法 | 村上豪英 | TEDxKobeSalon | ||
Keisuke Yamashita declined Japanese subtitles for ソーシャルキャピタルをつくる、不自然な5つの方法 | 村上豪英 | TEDxKobeSalon | ||
Kyoko Kamura edited Japanese subtitles for ソーシャルキャピタルをつくる、不自然な5つの方法 | 村上豪英 | TEDxKobeSalon | ||
Kyoko Kamura edited Japanese subtitles for ソーシャルキャピタルをつくる、不自然な5つの方法 | 村上豪英 | TEDxKobeSalon |