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Everyone Everywhere Needs Waymond Wang

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    先日「エブリシング・エブリホウェアー・
    オール・アット・ワンス」を観た
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    一風変わった多次元宇宙の話で
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    その哲学的意味合いに期待していた
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    失望はしなかった
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    しかし予想外にも
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    男らしさへの挑戦が見られていた
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    他では見ないような
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    その説明のために主人公ではなく
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    キーが演じるその夫に焦点を当てていく
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    キーは80年代の有名な子役だった
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    運命の神殿でのショートラウンドと
    グーニーズでのデータだ
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    その成功にも関わらず 若いアジア系に
    ハリウッドでの機会はなかった
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    それで演技はやめた
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    しかし20年後戻ってきた
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    優しい男らしさの素晴らしい例として
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    もし映画の前半だけを見た場合
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    ウェイモンドが男らしくなるとは思えない
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    "私なしじゃ生きられないよ"
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    最初のウェイモンドの印象は
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    甘えていて子供っぽく 完全に純朴だ
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    "女性がいて どうしたと思う?"
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    "クッキーをあげたの"
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    間抜けで愚かな父親が
    結婚の破綻に向かっている
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    "こんなのもうたくさん!"
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    対立を避けながら
    妻の仕事で生活している
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    "あとで話す?"
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    これらの特性は さえない男性を描く
    ハリウッドでよくあるパターンだ
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    インタビューでダニエルズ監督は
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    ベータ男性をヒーローにしたいと言った
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    普段バカにされてるような
    ベータ男性が必要だった
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    これは珍しいことではない
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    ほとんどのヒーローはその旅を
    スーパーではない誰かとして始める
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    そしてのちにパワーを手にする
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    ウェイモンドは違う
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    注目すべきは 彼は変わることなく
    ヒーローへと変わったことだ
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    "イブリン?"
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    "どうした?"
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    力を獲得しないし 戦いも学ばない
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    "落ち着いて!話し合おう!"
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    他のキャラは視聴者の期待通り
    話の過程で進化していくが
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    ウェイモンドは変わらない
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    映画の最後まで最初と同じでいる
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    ストーリーとして機能しないはずだ
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    驚くべきことにダニエルズは
    ウェイモンドの世界観を作り上げた
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    他の映画とは大きく異なる点だ
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    そのトリックを調べる前に
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    アルファとベータの男性という概念が
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    ナンセンスであると知るのが重要だ
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    "一番強いのがアルファオスだ"
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    "アルファオスがボスだ
    みんなが彼に注目する"
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    "みんなのボスだ"
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    動物の行動が複雑な人間社会に
    適合すると考えるのはバカげている
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    "このビンを開けれたら
    アルファ男性になれると思う"
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    それでもこの誤った神話は存続し
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    作品よって永続化される
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    "誰がアルファ?"
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    "今見てる"
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    "いいんだ ずっと感じてた
    僕はベータ男性だって"
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    ベータ男性の使用例を見てみよう
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    それがウェイモンドが破壊するものだ
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    "あいつだ"
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    このタイプはよく虐げられている
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    他の強い男性に威圧されている
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    "よく見て歩け"
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    "質問です"
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    "妻が私をいい人だと言うのですが"
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    "本当にいい人という意味ですよね?"
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    "やあハニー"
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    妻がいる場合 哀れな夫の型にはまる
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    "ずっと座ってないで家事でもしなさいよ"
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    妻の過大な要求に従い支配されている
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    "息しないでくれる?"
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    哀れな夫はコメディの定番で
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    ハリウッドと歴史を共にしている
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    このような男性は優しいが傷つきやすく
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    "ここはやめて"
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    従順すぎ
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    本物の男として認識されていない
  • 5:57 - 6:00
    このパターンが特に顕著なのは
  • 6:00 - 6:05
    物腰柔らかなアジア系男性においてだ
  • 6:05 - 6:06
    "空手は知ってる?"
  • 6:06 - 6:06
    "いえ"
  • 6:06 - 6:07
    "よし"
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    この男性は戦いを拒否し
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    弱く女々しいとして嘲笑されている
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    "何かやれよ やり返せ"
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    "やり返せ どこ行く"
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    "直接ガツンと言ってやる"
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    従順な男性キャラはもちろん
    アルファ男性神話と関連している
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    "早いね"
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    映画では ウェイモンドは
    別の世界の彼と並列している
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    "引っ込んでろって言ったろ"
  • 6:50 - 6:53
    "俺は君の夫じゃない"
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    "別の宇宙から来たその人だ"
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    "ここから来た アルファバース"
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    アルファウェイモンドは強くて攻撃的だ
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    観客はイブリン同様
    このウェイモンドに惹かれる
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    "拒絶と絶望がここに来させた"
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    しかしアルファウェイモンドは
    完全ではなかったことがわかる
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    高圧的で せっかちで 暴力的で
    他人を信用していない
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    彼はイブリンを焚き付け
    彼女が多元宇宙で最も重要な人物だと話す
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    しかし期待外れだとわかると捨てる
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    "ごめんイブリン 行くよ"
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    "え?"
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    "正しいイブリンを見つけないと"
  • 7:50 - 7:52
    "これじゃなかった"
  • 7:52 - 7:55
    "だめ待って! もう一度やらせて!"
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    "アルファウェイモンド…?"
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    アルファウェイモンドは
    イブリンを利用しているだけだ
  • 8:01 - 8:07
    アルファバースを再び偉大にするために
  • 8:07 - 8:10
    "アルファバースのミッションなんだ"
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    "あるべき姿に戻す"
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    これが普通の映画だったなら
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    オリジナルウェイモンドは最後には
    アルファウェイモンドに変わるはずだ
  • 8:25 - 8:30
    感受性を弱め
    健康的ではない攻撃性を学んで
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    虫も殺せないような純朴な男が
  • 8:38 - 8:44
    妻を守るため 荒ぶる警備員となる
  • 8:44 - 8:48
    あるいは自我が成長する瞬間を迎え
  • 8:48 - 8:50
    大声で離婚を要求する
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    "こんな仕事はもうたくさんだ"
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    "やってやる"
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    このような超男性的な変身は
    物語ではよく使われる
  • 9:03 - 9:06
    そうして神話を強化する
  • 9:06 - 9:10
    男になる正しい方法は
    攻撃的で 威圧的で
  • 9:10 - 9:13
    そして重要なことに
    他人に支配的になることだと
  • 9:15 - 9:18
    このようなパワーファンタジーが
  • 9:18 - 9:23
    多くのヒーロー物語を支えている
  • 9:26 - 9:30
    しかしこの映画は他とは違う
  • 9:31 - 9:36
    物語が進むと 観客は気づきを経験する
  • 9:36 - 9:38
    "あのバカな夫は"
  • 9:38 - 9:40
    "状況を悪くさせる"
  • 9:41 - 9:45
    最初の印象が完全に間違いだったと知る
  • 9:46 - 9:47
    "いいわ 行っていい"
  • 9:48 - 9:50
    私たちはイブリン同様
  • 9:50 - 9:54
    バカな夫を新しい光で見る
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    ウェイモンドは受動的でも従順でもない
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    静かに積極的だった
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    "もう大丈夫だ"
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    コインランドリーを救うために
    税務官とうまくやろうとしている
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    "明日なら…"
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    "ありがとうございます
    午後6時ですね"
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    "クッキーどうも"
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    うまくいっていない結婚には変化を求めた
  • 10:21 - 10:24
    離婚は彼の考えだったが
  • 10:24 - 10:29
    関係を救う計画の一部だった
  • 10:29 - 10:32
    "新年を新鮮に始めたかった"
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    それを弱さを表明しながら行う
  • 10:37 - 10:42
    自分と他人とのバランスを取っている
  • 10:42 - 10:48
    自分の望みを知っていて
    それを諦めようとはしない
  • 10:48 - 10:51
    高圧的にはやらないだけだ
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    "恐れているから戦うんでしょう?"
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    "僕もです"
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    ウェイモンドの世界観は
    このパワフルなスピーチでわかる
  • 11:06 - 11:11
    "でも私たちは 親切にならないと"
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    この言葉は「クラウドアトラス」の
    ソンミ451の言葉と響き合う
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    "すべての犯罪とすべての親切によって"
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    "人は未来を生み出す"
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    "お願いだ 親切に"
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    "わけがわからない時ほど"
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    もし現実で彼のその言葉を聞いたら
  • 11:39 - 11:40
    "親切に"
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    非現実的だと思うだろう
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    "遅すぎるわ ウェイモンド"
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    だから彼が"親切に"と言う時
    本当は何を意味するのか考えたい
  • 11:54 - 12:01
    彼にとっての親切とは隠したり
    悪を無視したり 偽ったりしないことだ
  • 12:01 - 12:05
    緊急事態じゃなければ いつでも話すよ
  • 12:05 - 12:07
    でもいつも邪魔される
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    ウェイモンドは親切さを示す
  • 12:09 - 12:13
    忍耐 コミュニケーション 共感を通して
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    "すみません 妻は仕事で混乱してて"
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    "悪気はないんです"
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    映画はこの特徴を実用的スキルとして描く
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    ビジネスウェイモンドもいる
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    イブリンとは結婚しなかった世界線に
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    このウェイモンドはオリジナルを擁護する
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    多元宇宙には気付いてないにも関わらず
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    "僕を弱いと思ってるでしょ"
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    彼は視聴者にまっすぐ語りかける
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    私たちが抱く印象に警告するように
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    "いいものを得ようとしたら"
  • 12:58 - 13:00
    "純粋ではいられない"
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    "必要がそうさせる"
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    "生き残るためさ"
  • 13:07 - 13:09
    彼は純粋ではない
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    世界に適応したのだ
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    彼なりの方法で
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    "戦いはやめてよ!"
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    喜びと希望への共感と共に
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    "それが戦い方だ"
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    興味深いのは私たちが
    成功したビジネスウェイモンドを見ても
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    羨ましくないことだ
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    "別の人生なら"
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    "楽しんでいたと思う"
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    "君と洗濯して 納税するのを"
  • 13:44 - 13:47
    むしろ哀れに感じる
  • 13:47 - 13:53
    洗濯と納税を 妻となったイブリンと
    別の宇宙のようにしていないことを
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    ウェイモンドはニヒリズムではない
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    彼の世界観はグーグルアイで表現される
  • 14:06 - 14:08
    イブリンがそれを受け入れた時
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    額に第3の目として取り付ける
  • 14:12 - 14:17
    これはダニエルズが アクション映画
    というジャンルを転倒させた瞬間だ
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    ウェイモンドの世界観はアクション映画の
    根底にあるメッセージに反している
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    暴力は状況に関係なく
    紛争を解決できるという概念だ
  • 14:38 - 14:43
    ウェイモンドは理解している
    強い力に究極的に勝つ方法は
  • 14:43 - 14:50
    状況を作り出すことだと
    強い兵士が戦うの拒否するような
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    "何してるの"
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    "あなたみたいに戦ってる"
  • 14:56 - 15:02
    「あらゆるものの夜明け」
    という本にはこうある
  • 15:02 - 15:14
    "革命が戦闘で勝利することは滅多にない
    革命が勝利するのは通常
    相手を潰すために送られた人々の大部分が
    撃つのを拒否するか 家に帰った時だ"
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    これがまさに映画で起こっていることだ
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    イブリンは新しいマルチバースパワーを使い
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    相手がなぜ傷ついているかを教え
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    失ったものを与えた
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    その後は 一人 一人と
    戦うことに興味を失った
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    暴力は対立を解決できない
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    敵は愛と意味とその他すべてを食らう
    冷笑的で虚無主義的なベーグルだからだ
  • 15:53 - 15:57
    共感のみがこれを解決する
  • 15:59 - 16:03
    ウェイモンドは解決に重要な存在だが
  • 16:03 - 16:07
    戦う男になることは要求されていない
  • 16:07 - 16:12
    舞台の中心に立つ必要も
    問題を解決する必要もない
  • 16:12 - 16:14
    妻を刺激し
  • 16:14 - 16:19
    勝利するのを裏から支えただけだ
  • 16:20 - 16:26
    このような超越的な男らしさの表現が
    アジア系男性によってなされたのは重要だ
  • 16:26 - 16:31
    とある記事にはこう書かれている
  • 16:31 - 16:42
    "ハリウッドのステレオタイプを拒絶​​し
    脱構築するだけでなく 映画の中の
    アジア系表現に必要な進化として奉仕する
    アジア系男性の稀有な描写である"
  • 16:45 - 16:50
    動画の最初で私は ウェイモンドは
    キャラ特性を持たないと言った
  • 16:51 - 16:53
    しかし映画が終わると
  • 16:53 - 16:57
    観客はあるキャラ特性を与えられていた
  • 16:59 - 17:03
    映画の過程で私たちの視点は劇的に変化し
  • 17:03 - 17:06
    ウェイモンドを理解すると
  • 17:06 - 17:10
    その革命的世界観を共有する
  • 17:11 - 17:15
    視点の変化はまた社会的期待を再構築する
  • 17:15 - 17:19
    ハリウッドが描くような男らしさを
  • 17:19 - 17:29
    親切さや共感性は 純粋すぎる
    空虚な言葉に聞こえることがある
  • 17:29 - 17:32
    特に今のような難しい時代には
  • 17:33 - 17:38
    しかし私はウェイモンドの共感性は
    実行可能なものだと主張したい
  • 17:40 - 17:43
    あまり見ない共感性だ
  • 17:43 - 17:45
    しかしその強い共感性は
  • 17:45 - 17:51
    現実世界を根本的に変えるのに役立つだろう
Title:
Everyone Everywhere Needs Waymond Wang
Description:

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Video Language:
English
Duration:
18:48

Japanese subtitles

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