WEBVTT 00:00:01.163 --> 00:00:03.933 サルバドルに来た時のことを覚えています 00:00:04.218 --> 00:00:09.193 知っている人は誰もいませんでした 00:00:09.335 --> 00:00:12.992 勉強がしたかった 大学で学位を手に入れたかった 00:00:14.092 --> 00:00:18.051 その時は大学への入学手続きをしてすぐ帰りました 00:00:18.418 --> 00:00:23.867 サルバドルにいたいという気持ちは残っていました 00:00:23.867 --> 00:00:29.046 黒人でトランスヴェスタイトであると自認する その始まりはただ勉強したいというものでした 00:00:29.046 --> 00:00:31.728 一つだけ問題がありました 00:00:31.728 --> 00:00:34.727 安全な場所がないんです 00:00:35.094 --> 00:00:39.392 なのでカサ・オーロラに支援を求めました 00:00:45.623 --> 00:00:51.365 私たちに対する社会的無知が…… 00:00:51.827 --> 00:00:55.244 つまり差別がありました 00:00:55.244 --> 00:01:01.649 ここは 理解し 受け入れ 00:01:01.649 --> 00:01:06.446 支援することを優先して開かれたコミュニティーです 00:01:06.446 --> 00:01:10.093 繊細で脆いコミュニティーです 00:01:10.175 --> 00:01:12.041 ここにこの場所がある 00:01:12.387 --> 00:01:14.812 それだけで大きいことです 00:01:15.729 --> 00:01:17.246 うまく言えません 00:01:17.246 --> 00:01:20.000 記念碑的な意味でしょうか 00:01:20.109 --> 00:01:22.449 カサ・オーロラは夢から始まりました 00:01:22.449 --> 00:01:26.333 私と当時のパートナーは アパートをシェルターにしていました 00:01:26.333 --> 00:01:30.154 他の場所から来て助けを必要としている友人がいました 00:01:30.154 --> 00:01:32.370 彼らはここにきて滞在していきました 00:01:32.835 --> 00:01:35.908 そのうちにそういう人達が 増え続けていることに気づきました 00:01:35.908 --> 00:01:37.911 必要性があって始まったんです 00:01:37.911 --> 00:01:41.100 それまでも人の流れはありました 00:01:41.100 --> 00:01:44.672 それから人を受け入れ保護するための 00:01:44.672 --> 00:01:48.751 計画を立て始めました 00:01:49.560 --> 00:01:56.468 まず カサ・オーロラは 自身のアイデンティティーを見つける手助けをしてくれました 00:01:56.896 --> 00:02:00.670 自身のアイデンティティーの基礎を造る 手助けをしてくれました 00:02:00.960 --> 00:02:05.650 今の私の基礎です 00:02:05.650 --> 00:02:08.323 カサ・オーロラのおかげだと思います 00:02:11.092 --> 00:02:14.433 私は強くなりました 私を好きになりました 00:02:14.433 --> 00:02:20.530 この身体に用意された社会 その枠を越える可能性を信じれるようになりました 00:02:20.795 --> 00:02:23.005 見ての通り自分は成長したと思えるし 00:02:23.005 --> 00:02:28.419 カサ・オーロラに来ていなければ どうなっていたかわかりません 00:02:28.419 --> 00:02:31.980 とても大きな経験でした 00:02:37.680 --> 00:02:40.348 カサ・オーロラは ー いえ、カサ・オーロラだけでなく 00:02:40.348 --> 00:02:42.256 全てのシェルターは 重要なんです 00:02:42.256 --> 00:02:47.243 アイデンティティーにより地元を追われた人々を迎えるうちに 00:02:47.243 --> 00:02:50.154 これは家庭の教育の問題だと気づきました 00:02:50.154 --> 00:02:54.849 LGBT +に最も極端な団体を知っています 00:02:55.000 --> 00:02:57.400 住人は彼らの地元の彼らの学校の人です 00:02:57.644 --> 00:03:00.573 シェルタリングの観点から見れば非常に混み入っています 00:03:00.573 --> 00:03:03.111 00:03:03.111 --> 00:03:07.120 カサ・オーロラはシェルタリングに加え 00:03:07.120 --> 00:03:12.751 黒人コミュニティーを作り上げました 00:03:12.751 --> 00:03:15.057 私たちは彼らに強さを与えます 00:03:15.057 --> 00:03:18.099 実家のような安心感と公平性を得て 00:03:18.099 --> 00:03:19.569 再び息を吹き返すためです 00:03:20.098 --> 00:03:23.218 もしサルバドルに来ていなければ 00:03:23.218 --> 00:03:27.170 自分がトランスヴェスタイトだと気づかなかったでしょう 00:03:54.540 --> 00:04:02.451 自分が誰だかわからないような場所を去りました 00:04:02.451 --> 00:04:05.764 自身を見つめそれを受け入れること 00:04:09.000 --> 00:04:14.248 それは当時の私にとって不可能でした 00:04:14.248 --> 00:04:18.550 そうしててサルバドルに来ました 00:04:18.550 --> 00:04:22.660 水面化にあるなにか それを勉強しようと思っていました 00:04:22.660 --> 00:04:26.706 自分のことも知りたかった 00:04:26.706 --> 00:04:31.214 何かがあるような気がした なので 00:04:31.927 --> 00:04:35.617 サルバドルに来て でも住む場所がない 00:04:36.309 --> 00:04:39.899 住む場所が見つかり そこで自身を見つけました 00:04:39.899 --> 00:04:43.000 そこで私は輝き そこで…… 00:04:43.000 --> 00:04:47.920 そこで 全てが起こりました カサ・オーロラに来ていなければ 00:04:48.185 --> 00:04:49.083 もし…… 00:04:50.758 --> 00:04:53.547 もしカサ・オーロラが無かったら 地元に帰っていたでしょう 00:04:53.547 --> 00:04:57.857 自身を見つけることもなく 不幸だったでしょう 00:04:57.857 --> 00:05:00.707 色々なことが起きたでしょう 00:05:00.707 --> 00:05:02.502 うつ状態になって 00:05:03.765 --> 00:05:04.662 それから…… 00:05:05.285 --> 00:05:09.470 結局……歌手になる モデルになる 00:05:09.470 --> 00:05:13.727 その夢を諦め去ることはできなかったでしょう 00:05:13.727 --> 00:05:14.856 夢は叶いました 00:05:15.161 --> 00:05:16.724 それから…… 00:05:16.724 --> 00:05:18.360 それだけです もし来なければ…… 00:05:19.236 --> 00:05:20.132 そう…… 00:05:20.940 --> 00:05:22.383 今の私はない 00:05:22.546 --> 00:05:24.092 今の私はない 00:05:24.377 --> 00:05:25.631 それだけです 00:05:27.830 --> 00:05:31.119 シェルターにいる人々を見る時 最も誇りを感じます 00:05:31.119 --> 00:05:32.623 例えばオダです 00:05:32.623 --> 00:05:35.936 オダはモデルでサンパウロへ行く途中 シェルターに立ち寄りました 00:05:35.936 --> 00:05:40.000 カサ・オーロラを出てから 家族と和解しました 00:05:40.000 --> 00:05:43.600 トランスジェンダーである自分に自信を持ちました 00:05:44.089 --> 00:05:47.355 ドゥーダもいます 最初の住人の一人です 00:05:47.559 --> 00:05:51.149 バイセクシャルであるという理由で 家を追い出されたんです 00:05:51.149 --> 00:05:52.838 今では息子がいます 00:05:53.062 --> 00:05:56.092 彼女は 息子は私の孫だと言ってくれています 00:05:56.092 --> 00:05:57.461 そんな歳じゃないのに! 00:05:57.461 --> 00:05:59.409 彼女は私たちが匿った最初の人です 00:05:59.409 --> 00:06:03.401 父の日 クリスマス 新年 祝日のたびにメッセージをくれます 00:06:03.401 --> 00:06:05.135 00:06:05.705 --> 00:06:07.714 こうして繋がりが強くなっていきます 00:06:07.999 --> 00:06:11.603 ここには何かを買うためのお金はありません 00:06:11.603 --> 00:06:13.496 それでも私は祝日が好きです 00:06:13.496 --> 00:06:14.756 クリスマス 00:06:14.760 --> 00:06:16.503 聖金曜日 00:06:16.503 --> 00:06:19.432 この場所はLGBT +であるという理由で 家を追われた人たちの場所です 00:06:19.432 --> 00:06:21.207 00:06:21.207 --> 00:06:24.967 カサ・オーロラに人が来たとき家を作り直すんです 00:06:25.171 --> 00:06:29.698 聖金曜日やクリスマスの夕食 00:06:29.698 --> 00:06:33.900 私にとってはこれだけで十分です 00:06:39.780 --> 00:06:42.900 現在は空間としての運営はしていません 00:06:42.900 --> 00:06:45.504 ブラジルでシェルターを運営するのはとてもお金がかかります 00:06:45.504 --> 00:06:47.561 政府から援助を受けていない場合特にです 00:06:47.561 --> 00:06:52.709 人が増えればコストも増える 00:06:52.709 --> 00:06:57.123 水や電気や食料…… 00:06:57.429 --> 00:06:59.526 呼びかけるべきことは無数にあります 00:06:59.526 --> 00:07:02.650 交通費が必要な人や医療が必要な人…… 00:07:02.650 --> 00:07:03.840 つまりお金です 00:07:04.560 --> 00:07:05.791 そういうことなんです 00:07:06.401 --> 00:07:10.830 私たちが直面している最も困難なことは この空間を維持することです 00:07:11.278 --> 00:07:14.304 市民は私たちを支援してくれています 00:07:14.467 --> 00:07:17.242 けれどいつも余裕がある訳じゃない 00:07:17.242 --> 00:07:21.326 空間を再び開放し組織化する それが私たちの夢です 00:07:21.896 --> 00:07:23.903 もしLGBT +の為のシェルターに関する 00:07:23.903 --> 00:07:25.800 税的優遇を受けれれば利益になります 00:07:26.400 --> 00:07:28.884 00:07:28.884 --> 00:07:31.874 政府は現在この問題に積極的です 00:07:32.017 --> 00:07:36.300 そうなれば空間の運営もうまく行くでしょう 00:07:42.448 --> 00:07:46.807 本当はLGBT +のためのシェルターなんて無ければいいと思っています 00:07:46.889 --> 00:07:50.377 アイデンティティーにより家を追う人なんていない方がいい 00:07:50.377 --> 00:07:51.563 けれどもしそういうことが起こるなら 00:07:51.563 --> 00:07:55.993 この空間が人々を迎え支援し それが続けられることを望みます 00:07:56.793 --> 00:07:58.064 カサ・オーロラが再び力を取り戻すこと 00:07:58.064 --> 00:08:01.948 それが私の夢です 00:08:02.070 --> 00:08:03.754 それから復活する 00:08:04.690 --> 00:08:06.218 00:08:06.218 --> 00:08:08.295 けれど「開きました。ここです」 というのではダメです 00:08:08.295 --> 00:08:11.000 保証を持って復活しないと 00:08:11.000 --> 00:08:14.684 その保証は私たちの国にあるんです 00:08:14.684 --> 00:08:18.271 資源と利便性を携えて 00:08:18.271 --> 00:08:22.246 皆が働ける場所を復活させる 00:08:22.368 --> 00:08:26.164 そこでは仲間達を 彼らの必要としている方法で支援する 00:08:26.164 --> 00:08:29.210 カタパルトのようなものです 00:08:29.210 --> 00:08:30.962 仲間と協力し仲間を雇う 00:08:30.962 --> 00:08:34.214 00:08:34.214 --> 00:08:36.081 保護されています 働けません 00:08:36.081 --> 00:08:37.846 それでは不十分だからです 00:08:37.846 --> 00:08:40.751 これまで通り結局シェルターに戻ってしまう 00:08:40.751 --> 00:08:42.120 これが夢です 00:08:42.900 --> 00:08:44.104 カサ・オーロラを一緒に作った 全ての人の夢です 00:08:44.104 --> 00:08:46.886 00:08:48.251 --> 00:08:51.998 成長し復活し 00:08:52.304 --> 00:08:54.674 拡大する 00:08:54.674 --> 00:08:57.944 そこらじゅうにカサ・オーロラがある