このグラフは素晴らしく 同時に最悪なグラフです 世界の子どもの何パーセントが はしかのワクチン接種を受けているかを 示しているのです 子どものはしかは 命にかかわる病気です 医師として働いていたときには ― 私は 1980年には若い医師として 東アフリカで働いていました― はしかで亡くなる子どもがとても多く その命を救うことができませんでした それから予防接種が広まると その後10年で 世界の子どもの 70パーセントは予防接種を受けるようになりました しかし 1990年から2005年の間 15年間も停滞期が訪れました そして 最近の10年で このように上昇しているのです とてもうれしいことに 今では 世界の子どもの84パーセントは ワクチン接種を受けるようになりました とても残念なことに 取り残された人々もいるのです ひどい貧困の中に取り残されていますが それは今後30年のうちに終わらせることができるはずです