イラク問題は片付いたと思ってる?
その逆 カオスだ
なぜか
2003年 米国がイラクに侵攻
"テロとの戦い"だ
当時 国の大統領はフセイン
彼は国内のシーア派を弾圧していた
すぐに征服したが 統治計画はなし
すると 今度はシーア派が
スンニ派を弾圧し始めた
それが良案だと思ったのだ
これに対しスンニ派が蜂起
これに様々なテロ組織が協力し
団結して米軍と戦い始めた
内戦の始まり 2006年のことだ
この時から イラクは2つに分裂した
皮肉なことに
テロリストを倒そうとして
返って団結させたのだ
今やイラクはテロの良い訓練場だ
イスラムについては
その2つの柱を理解する必要がある
シーア派とスンニ派だ
2:8で宗派が二つに分かれていて
お互いにとても仲が悪い
中心国はサウジアラビアとイラン
両者とも政教一致国家で
石油により潤っている
相手を攻撃する組織を支援しており
サウジの支援する組織の一つが
イラクのイスラム国 略してISIだ
そして2010年 アラブの春が起こると
シリアでは アサド政権が
自国民との内戦状態に突入
ここに外部から組織が介入してくる
イスラム教国家を作ろうと
その一つがISI
今ではシリアが加わって
ISISだ
中には イラクで戦った
熟練兵も数千人いる
元々はイラク北部を支配し
国を建てようとしていたが
それが突然シリアに向いた
ISISは急進的になり
シリアの反乱軍と共に内戦に参加
他のテロ組織を排除すると
イスラム国樹立を宣言した
アルカイダ サウジアラビアは
衝撃を受け 支援をやめた
現在ISISが犯した罪には 市民の虐殺
自爆テロ 子どもの誘拐
捕虜の処刑などがある
おぞましくて描けませんでした
非道な事態が
近年のイラクを覆っている
アメリカが去った後 マリキ首相は
スンニ派を弾圧し始めた
政府はこれを腐敗と見なし
多くの国民が非難した
イラク軍30万人のために
250億ドルが使われたが
新政府への忠誠心は薄く
次々に解散した
ISISの残忍さが 恐怖を煽ったのだ
2014年6月 モスルを含む
イラクの広域が征服された
彼らは銀行を襲い
最も裕福なテロ組織となり
そして超中世的宗教国家を建国した
イランとアメリカはここにきて
協力して戦うことにした
戦争は人々の権利を奪い
新たな対立を生みだし
次なる暴力の種をまく
この循環を止めなければ