1 00:00:01,798 --> 00:00:04,271 双子を身ごもって3か月経った頃 2 00:00:04,295 --> 00:00:07,639 私は夫のロスと一緒に 病院に行き 2回目の超音波検査を受けました 3 00:00:09,221 --> 00:00:11,539 当時 私は35歳で 4 00:00:11,563 --> 00:00:14,883 先天異常の子どもが生まれる リスクが高い年齢だということは 5 00:00:14,907 --> 00:00:16,851 知っていました 6 00:00:17,907 --> 00:00:20,965 だから ロスと私は 頻度の高い 先天異常については調べていて 7 00:00:20,989 --> 00:00:22,989 その場合の心構えをしたつもりでした 8 00:00:23,973 --> 00:00:25,918 ところが 実際に告知されたのは 9 00:00:25,942 --> 00:00:28,996 まれに起こる事態だという診断で そこまでは考えていませんでした 10 00:00:30,291 --> 00:00:33,830 双子のうちの1人 トーマスは無脳症だと 医師から説明されました 11 00:00:33,854 --> 00:00:36,678 これは 重篤な先天異常です 12 00:00:37,476 --> 00:00:40,870 頭蓋骨の一部が欠如しているため 13 00:00:40,894 --> 00:00:42,870 彼の脳は正常に形成されなかったのです 14 00:00:43,663 --> 00:00:47,187 無脳症の胎児の場合 多くは胎内で命を落とし 15 00:00:47,211 --> 00:00:50,782 仮に出生しても その後わずか 数分 数時間 数日の命だというのです 16 00:00:53,013 --> 00:00:56,228 一方 もう1人の息子 ケイラムは 17 00:00:56,252 --> 00:01:00,140 医師が観察できる範囲では 健康に発育している様子でした 18 00:01:00,164 --> 00:01:04,331 トーマスとケイラムは一卵性双生児で 19 00:01:04,355 --> 00:01:05,624 遺伝学的には同じです 20 00:01:08,125 --> 00:01:12,737 なぜ こんなことになったのか 私と夫が 医師を質問攻めにした結果 21 00:01:12,761 --> 00:01:15,897 医師からは 胎児を減らす 減胎手術も提案されました 22 00:01:15,921 --> 00:01:18,822 その手術が 可能な時期ではありましたが 23 00:01:18,846 --> 00:01:23,204 健康なほうの胎児と 母体の両方に 新たなリスクを負う手術と聞いたので 24 00:01:23,228 --> 00:01:25,585 手術は見送り 2人とも 出産することにしました 25 00:01:27,101 --> 00:01:31,292 この時点で 私は妊娠3か月 出産まで まだ半年以上ありましたが 26 00:01:31,316 --> 00:01:36,195 血圧やストレスを厳密に管理しながら 生活しなければならなくなったんです 27 00:01:37,268 --> 00:01:42,204 妊娠中はずっと 銃を突き付けられながら 暮らしているような気分でした 28 00:01:43,553 --> 00:01:48,483 しかし私は その銃身を見つめ続け 29 00:01:48,507 --> 00:01:50,570 トンネルの先に光を見つけました 30 00:01:51,506 --> 00:01:54,610 悲しいことが起こるのを 防ぐことはできないにせよ 31 00:01:54,634 --> 00:01:57,097 トーマスの短い生涯から この世界に よい影響を残す 32 00:01:57,121 --> 00:01:59,342 その方法を探すようになりました 33 00:01:59,366 --> 00:02:03,032 まず看護師さんに 目や組織 臓器の提供について相談してみました 34 00:02:04,080 --> 00:02:07,601 看護師さんは 臓器移植関連の団体に 連絡を取ってくれました 35 00:02:07,625 --> 00:02:09,918 地元の臓器移植協会(WRTC)です 36 00:02:11,359 --> 00:02:13,930 WRTCからは こう説明されました 37 00:02:13,954 --> 00:02:18,355 「誕生時のトーマスはおそらく 臓器提供するには小さすぎるだろう」 38 00:02:18,379 --> 00:02:19,529 私にはショックでした 39 00:02:19,553 --> 00:02:21,957 予想外の理由で拒否されて 落胆していたところへ 40 00:02:21,981 --> 00:02:25,393 「研究目的なら 臓器提供できますよ」と WRTCから提案されました 41 00:02:26,290 --> 00:02:28,321 トーマスに 新たな光が当てられたのです 42 00:02:28,345 --> 00:02:31,240 先天異常の胎児という 重い事実の一方で 43 00:02:31,264 --> 00:02:34,851 トーマスは 医学上の謎を解明する カギを握っていると 私は思い始めました 44 00:02:36,288 --> 00:02:39,566 2010年3月23日に 45 00:02:39,590 --> 00:02:42,097 双子は 2人とも元気に生まれてきましたが 46 00:02:43,978 --> 00:02:45,644 結局 医師の予測どおりになりました 47 00:02:45,668 --> 00:02:48,747 トーマスは 頭蓋骨の上部が 欠損しているものの 48 00:02:48,771 --> 00:02:50,294 ミルクを飲むことはできました 49 00:02:50,318 --> 00:02:51,770 ほ乳瓶からです 50 00:02:51,794 --> 00:02:55,093 普通の赤ちゃんと同じように 抱っこすると 私の指をつかみ 51 00:02:55,117 --> 00:02:56,714 私の腕の中で眠りました 52 00:02:58,053 --> 00:03:01,442 その6日後 トーマスは 夫に抱かれたまま 息を引き取りました 53 00:03:01,466 --> 00:03:02,862 私も家族と 側で見守りました 54 00:03:04,846 --> 00:03:08,981 その直後 WRTCに連絡しました 彼らは我が家へ迎えをよこし 55 00:03:09,005 --> 00:03:11,544 トーマスを 小児国立医療センターに運びました 56 00:03:12,751 --> 00:03:16,572 数時間後 トーマスの臓器摘出に 成功したと 連絡があり 57 00:03:16,596 --> 00:03:19,830 トーマスの組織は 4つの研究機関に 提供されることになりました 58 00:03:20,159 --> 00:03:22,555 臍帯血はデューク大学へ 59 00:03:23,208 --> 00:03:27,223 肝臓は ダーラムにある 細胞医療の企業「Cytonet」へ 60 00:03:28,263 --> 00:03:31,508 角膜はハーバード大学 医学部の 61 00:03:31,532 --> 00:03:33,691 付属機関である スケペンス眼研究所へ 62 00:03:33,715 --> 00:03:36,571 そして網膜は ペンシルベニア大学に 届けられました 63 00:03:38,083 --> 00:03:42,011 その数日後 近親者だけで トーマスの葬儀をしました 64 00:03:42,035 --> 00:03:43,979 ケイラムも一緒にいました 65 00:03:44,003 --> 00:03:47,317 私たち家族の生活としては こうして区切りを付けました 66 00:03:47,718 --> 00:03:50,634 でも私の心中は複雑でした 「その後どうなったの? 67 00:03:51,055 --> 00:03:52,722 どんな研究が行われているの? 68 00:03:53,130 --> 00:03:55,423 臓器提供は意味があったの?」と 69 00:03:57,019 --> 00:04:00,741 そんな折 夫と私は WRTCが主催する 「家族の集い」に招かれ 70 00:04:00,765 --> 00:04:03,518 そこで15組の 悲しみを抱えた家族と出会いました 71 00:04:03,542 --> 00:04:06,169 愛する家族の体を 臓器移植のために提供した人たちです 72 00:04:07,494 --> 00:04:09,895 その集いで 一部の家族が 臓器のレシピエントから 73 00:04:09,919 --> 00:04:12,888 ドナーへの 感謝の気持ちをつづった手紙を 74 00:04:12,912 --> 00:04:14,077 受け取ったと聞きました 75 00:04:15,038 --> 00:04:17,226 権利放棄に双方合意した場合は 直接会うことも 76 00:04:17,250 --> 00:04:18,689 可能だということも知りました 77 00:04:18,713 --> 00:04:20,108 養子縁組の場合と似ています 78 00:04:20,906 --> 00:04:23,746 この話で 心が晴れた私は 自分も手紙を書こうと思いました 79 00:04:23,770 --> 00:04:26,379 トーマスの体がどう使われたか 教えてほしかったのです 80 00:04:26,403 --> 00:04:27,942 でも私は再び 失望しました 81 00:04:27,966 --> 00:04:31,136 このシステムも 臓器提供の場合に 限定されていたんです 82 00:04:31,160 --> 00:04:34,422 このときは 臓器提供ができる家族が 本当にうらやましかった 83 00:04:34,446 --> 00:04:35,596 (笑) 84 00:04:36,104 --> 00:04:38,000 その後 何年も月日を重ねて 85 00:04:38,024 --> 00:04:40,500 臓器提供についての勉強を続けた結果 86 00:04:40,524 --> 00:04:42,602 この分野の仕事にも就きました 87 00:04:42,626 --> 00:04:44,039 ある日 ふと思いつき 88 00:04:45,879 --> 00:04:47,538 私はついに メールを書きました 89 00:04:47,562 --> 00:04:48,728 「突然で恐縮ですが 90 00:04:50,468 --> 00:04:52,318 私は あの新生児の母親です 91 00:04:52,342 --> 00:04:56,210 2010年3月に提供した網膜を 皆様が 研究にどう役立てておられるのか 92 00:04:56,234 --> 00:04:58,469 ずっと気になっています 93 00:04:58,493 --> 00:05:00,762 研究所への訪問を お許しいただけませんか」 94 00:05:01,953 --> 00:05:05,049 こんなメールを 角膜の提供を仲介したアイバンクに 95 00:05:05,073 --> 00:05:07,451 つまり バージニア州眼科医療基金に 送ったんです 96 00:05:07,475 --> 00:05:09,967 当事者にメールを転送してほしいとも お願いしました 97 00:05:10,395 --> 00:05:12,626 次の返信が来ました 「そんな要請は初めてです 98 00:05:12,650 --> 00:05:14,539 だから返事は お約束できませんが 99 00:05:14,563 --> 00:05:17,379 連絡自体は問題ないので 対象機関に転送しておきます」 100 00:05:18,506 --> 00:05:20,697 その2日後 新たな返信を受け取りました 101 00:05:20,721 --> 00:05:23,705 送信者は ペンシルベニア大学の アルパ・ガングリ医師でした 102 00:05:24,617 --> 00:05:26,239 メールは 感謝の言葉で始まり 103 00:05:26,263 --> 00:05:28,986 先生のご専門である 網膜芽細胞腫の説明がありました 104 00:05:29,010 --> 00:05:30,827 この病気は 致死性の「網膜のガン」で 105 00:05:30,851 --> 00:05:32,977 5歳以下の子どもに 多く発症するそうです 106 00:05:33,001 --> 00:05:35,691 最後に先生は 私たちを 研究室に招待してくださいました 107 00:05:36,612 --> 00:05:38,254 そこで先生と電話で話しました 108 00:05:38,278 --> 00:05:40,325 先生は開口一番 こう話されました 109 00:05:40,349 --> 00:05:43,180 「ご家族の心情は想像を超えます 110 00:05:43,204 --> 00:05:45,944 トーマスは この上なく尊い 犠牲を払ってくれました 111 00:05:45,968 --> 00:05:48,055 ドナーの皆様には 頭が下がります」と 112 00:05:48,709 --> 00:05:51,835 私はこう答えました 「ご研究に 反対などしません 113 00:05:51,859 --> 00:05:53,525 先生が 息子の組織を使われたのは 114 00:05:53,549 --> 00:05:56,707 臓器提供を仲介する機関が決めた めぐり合わせです 115 00:05:57,493 --> 00:06:02,383 それに何より 病気で苦しむ子どもは 今 この瞬間にも大勢います 116 00:06:02,407 --> 00:06:04,195 先生が網膜を望まなければ 117 00:06:04,219 --> 00:06:06,749 そのまま 埋葬されてしまったでしょう 118 00:06:06,773 --> 00:06:10,139 研究に参加できたことで 119 00:06:10,163 --> 00:06:13,806 トーマスが この世に生まれたことに 新しい意味が加わったのです 120 00:06:13,830 --> 00:06:16,774 だから 彼に申し訳ないなんて どうぞ思わないでください」と 121 00:06:17,845 --> 00:06:20,379 「網膜の提供は珍しい」と 先生は言われました 122 00:06:20,403 --> 00:06:24,099 ヒト組織を扱う専門機関 NDRIに 網膜利用の要望を出してから 123 00:06:24,123 --> 00:06:26,336 6年間 待ったそうです 124 00:06:27,160 --> 00:06:30,494 求める条件に該当したのは たった1件 125 00:06:30,518 --> 00:06:31,723 それが トーマスでした 126 00:06:32,958 --> 00:06:36,688 続いて 私と先生は 研究室を訪ねる日を相談し 127 00:06:36,712 --> 00:06:41,362 双子の誕生日である 2015年3月23日に決めました 128 00:06:42,563 --> 00:06:46,499 電話の後 トーマスとケイラムの写真を メールで送りました 129 00:06:46,523 --> 00:06:49,412 このTシャツは 数週間後 先生の手紙と一緒に届いたものです 130 00:06:51,142 --> 00:06:53,941 さらに数か月後 私たち家族3人は 車に乗り込み 131 00:06:53,965 --> 00:06:55,556 研究室に向かいました 132 00:06:55,580 --> 00:06:58,144 研究室では 先生とスタッフの方に迎えられ 133 00:06:58,168 --> 00:07:02,416 先生は 私と話せたことで 肩の荷が下りたとおっしゃいました 134 00:07:02,440 --> 00:07:04,741 トーマスは 先生にとって研究対象でした 135 00:07:06,090 --> 00:07:10,328 秘密のコードネームも 持っていたそうです 136 00:07:10,931 --> 00:07:14,300 Henrietta Lacksを「HeLa」と 呼ぶようなものです 137 00:07:14,324 --> 00:07:16,950 トーマスのコードネームは 「RES 360」 138 00:07:17,394 --> 00:07:18,792 “RES”は「研究用」の略語 139 00:07:18,816 --> 00:07:22,316 “360”とは 360番目の標本という意味で 140 00:07:22,340 --> 00:07:24,125 10年近くの間に集まった 標本の数です 141 00:07:25,133 --> 00:07:29,276 また 先生は 珍しい書類を見せてくださいました 142 00:07:29,300 --> 00:07:31,785 荷物を搬送するための伝票ですが 143 00:07:31,809 --> 00:07:35,293 ワシントンD.C.からフィラデルフィアへ 網膜を届けたときのものでした 144 00:07:36,273 --> 00:07:39,662 今 私たちはこの伝票を 家宝のように大切にしています 145 00:07:40,304 --> 00:07:43,812 戦争に行って表彰でもらうメダルや 結婚証明書のようなものです 146 00:07:44,687 --> 00:07:50,087 先生は トーマスの網膜とRNAを 腫瘍を形成する遺伝子の 147 00:07:50,111 --> 00:07:53,521 非活性化を目指す研究のために 使っていると説明してくれました 148 00:07:53,545 --> 00:07:56,655 先生は RES 360を使った 研究結果まで見せてくれました 149 00:07:57,959 --> 00:07:59,793 次に 私たちは冷凍庫に案内されて 150 00:07:59,817 --> 00:08:03,252 先生が サンプルを2個 出してくださったのですが 151 00:08:03,276 --> 00:08:05,598 「RES 360」のラベルが付いていました 152 00:08:05,622 --> 00:08:07,482 小さいサンプルが 2つ残っていたのです 153 00:08:07,506 --> 00:08:09,034 次回はいつ 提供があるか 154 00:08:09,058 --> 00:08:11,386 見通しが立たないので 残してあったそうです 155 00:08:12,553 --> 00:08:14,601 それから私たちは 会議室に移動して 156 00:08:14,625 --> 00:08:17,235 昼食を一緒に取りながら 和やかな時間を過ごしました 157 00:08:17,259 --> 00:08:21,529 そのときケイラムは スタッフの方から 誕生日プレゼントをいただきました 158 00:08:22,179 --> 00:08:23,822 子ども用の 実験器具セットです 159 00:08:24,419 --> 00:08:26,807 ついでに インターンシップにも誘われました 160 00:08:26,831 --> 00:08:30,014 (笑) 161 00:08:30,038 --> 00:08:33,188 最後に 簡単なメッセージを2つ お伝えしたいと思います 162 00:08:33,578 --> 00:08:37,381 1つは…ほとんどの方は研究機関への 臓器提供など考えたこともないでしょう 163 00:08:37,405 --> 00:08:40,515 私もそうでしたから 自分では 普通の人間のつもりです 164 00:08:40,539 --> 00:08:41,691 でも 私は実行しました 165 00:08:41,715 --> 00:08:43,857 良い経験でしたので 皆さんにも お勧めします 166 00:08:43,881 --> 00:08:45,825 私たち家族には 平和をもたらしました 167 00:08:45,849 --> 00:08:48,634 もう1つは ヒト組織を扱う仕事に携わる方が― 168 00:08:48,658 --> 00:08:51,253 ドナーや その家族のことが ふと気になったときには 169 00:08:51,277 --> 00:08:52,472 手紙を書いてほしいんです 170 00:08:52,496 --> 00:08:55,312 組織を受け取ったこと あなたの研究についても知らせてください 171 00:08:55,336 --> 00:08:57,003 家族を研究室に招いてほしいんです 172 00:08:57,027 --> 00:08:59,552 それを実行すれば 招かれた家族のためというよりも 173 00:08:59,576 --> 00:09:00,807 ご自分が 幸せになれます 174 00:09:00,831 --> 00:09:02,593 さらに お願いしたいことがあります 175 00:09:02,617 --> 00:09:05,576 ドナー家族が研究所を訪れて 訪問がうまくいった場合には 176 00:09:05,600 --> 00:09:06,918 ぜひ 私に教えてください 177 00:09:08,064 --> 00:09:09,760 私自身の 話の続きをすると 178 00:09:09,784 --> 00:09:12,096 結局私たちは トーマスの組織を受け取った― 179 00:09:12,120 --> 00:09:14,182 4つの機関を 全部訪問したんです 180 00:09:14,206 --> 00:09:17,130 最先端の研究に携わる すばらしい方たちとお会いしました 181 00:09:18,003 --> 00:09:23,104 トーマスは こんな独自のやり方で あちこちの有名大学に入りました 182 00:09:23,128 --> 00:09:25,294 ハーバードにデューク さらにペンシルベニア 183 00:09:25,318 --> 00:09:28,643 (笑) 184 00:09:28,667 --> 00:09:31,035 おまけに Cytonetに就職もしてます 185 00:09:31,059 --> 00:09:33,844 同僚や仲間も たくさんいます 186 00:09:33,868 --> 00:09:35,629 しかも とびきり優秀な人ばかり 187 00:09:35,653 --> 00:09:38,224 トーマスは そんな人たちから 必要とされているのです 188 00:09:39,137 --> 00:09:43,788 彼の命は 短くはかないと 思ったこともありましたが 189 00:09:43,812 --> 00:09:49,494 とても重要な仕事に 長く関わっていると 今は思います 190 00:09:50,224 --> 00:09:52,771 私も 誰かを助ける活動を長く続けたいです 191 00:09:53,512 --> 00:09:54,663 ありがとうございました 192 00:09:54,687 --> 00:10:04,415 (拍手)