WEBVTT

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
いけませんでした。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
それを引き出すことができます。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
なるんですね。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
またまた、だれか有名人を真ん中にかきましょう。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
作り出すことができました。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
別のことをみつけました。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
実にいい質問です。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
想像できますか？

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
手にすることになります。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
説明する予定です。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
資産は金貨1,000枚です。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
連邦準備銀行（フェデラル・リザーブ・バンク）の銀行券ですから。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
金貨５００枚、と。

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
金貨５００枚を持っていって、数えて、確かめて
なんてことをしなくちゃいけないなんて

99:59:59.999 --> 99:59:59.999
銀行券を、これだけ発行済ということです。

00:00:00.000 --> 00:00:03.800
ひとつ前のビデオで、こんなコメントをもらいました。

00:00:03.800 --> 00:00:06.208
「もし、みんなが金（ゴールド）を銀行に預けたら、

00:00:08.254 --> 00:00:11.700
取引をしたり、食べ物を買ったり、サービスを買ったりするのに、何を使うんですか？」

00:00:11.700 --> 00:00:17.200
これは、「銀行券とは何か」という考え方に繋がる

00:00:19.200 --> 00:00:21.300
みなさんは、きっと、この語自体は耳にしたことがあることでしょう。

00:00:21.300 --> 00:00:25.700
チャールズ・ディケンズの小説にでてきたりだとか。

00:00:25.700 --> 00:00:27.792
でも、このビデオでは、今まで、みなさんが考えていたよりも、もっとなじみ深い、

00:00:27.792 --> 00:00:30.877
きっと、みなさんのお財布のなかに入っている

00:00:30.877 --> 00:00:33.938
銀行券についてお話ししていきましょう。

00:00:36.174 --> 00:00:38.059
さあ、また、いつもの例に戻りましょう。

00:00:38.059 --> 00:00:39.987
私は、サル銀行を持っています。

00:00:39.987 --> 00:00:41.779
金貨が１００枚あります。

00:00:41.779 --> 00:00:43.372
これが、私の純資産（株主資本）です。

00:00:43.372 --> 00:00:44.656
かいてみましょう。

00:00:48.587 --> 00:00:51.387
この金貨で、ビルを建てます。

00:00:51.387 --> 00:00:53.287
ということは、この金貨は、ビルを建てる人たちの手元へと渡り、

00:00:53.287 --> 00:00:54.587
彼らは、町の住民ではないので、それらのお金は

00:00:54.587 --> 00:00:57.387
私のところには戻ってきません。

00:00:57.387 --> 00:00:58.987
これが、私のビルです。

00:00:58.987 --> 00:00:59.687
そうみえるかどうかわかりませんが、

00:00:59.687 --> 00:01:00.987
とにかく、これがビルです。

00:01:00.987 --> 00:01:02.887
すると、村のみんながやってきて、

00:01:02.887 --> 00:01:04.887
私に彼らの所有する金貨を預けてくれます。

00:01:04.887 --> 00:01:09.187
私のビルは、頑丈で安全ですから。

00:01:09.187 --> 00:01:10.987
マットレスの下に置いておくよりも安全なので、

00:01:10.987 --> 00:01:18.387
1,000枚の金貨を私に預けてくれました。

00:01:21.087 --> 00:01:23.487
賃借対照表の負債という点からみると、

00:01:23.487 --> 00:01:28.479
私の負債は、金貨1,000枚です。1,000枚を借りています。

00:01:33.856 --> 00:01:36.151
資産という点から見ると、私は実際に金貨１０００枚を手にしました。

00:01:36.151 --> 00:01:39.127
黄色でかかないといけませんね。

00:01:51.187 --> 00:01:55.187
これらは、実際に私の保管庫に眠っています。

00:01:55.187 --> 00:01:56.487
さて、ここで質問ですが、もし仮に、全ての住民が
自分たちが所有する全ての金貨を

00:01:56.487 --> 00:02:00.387
私の銀行に預けたとしたら、一体彼らは、

00:02:00.387 --> 00:02:03.587
日々の取引には何を使うんでしょうか？

00:02:03.587 --> 00:02:05.187
今、していることは、こちらが私の資産で、

00:02:07.487 --> 00:02:09.087
こちらが私の負債ということをかいています。いいですよね？

00:02:09.087 --> 00:02:11.687
私は、1,000枚の金貨を借りていて、彼らは、いつでも

00:02:14.187 --> 00:02:16.887
これは、いわば、当座預金です（アメリカでは支払いを小切手でする機会が多いため、小切手の振り出しが出来る当座預金口座が一般的）。

00:02:16.887 --> 00:02:18.787
すぐに、これについても、お話しします。

00:02:18.787 --> 00:02:20.087
次のビデオで説明する予定です。

00:02:20.087 --> 00:02:24.187
とにかく、これら1,000枚の金貨は、すべて、ここ、資産側にあります。

00:02:24.187 --> 00:02:25.287
少なくとも、私の銀行の保管庫に。
では、

00:02:25.287 --> 00:02:27.629
何を取引に使うのでしょうか？

00:02:27.629 --> 00:02:28.587
解決法は、私がみんなに、次のような提案をすることでしょう。
「ねえ、みんな、この金貨を

00:02:28.587 --> 00:02:34.787
普段の生活で、お金として使う代わりに

00:02:34.787 --> 00:02:38.387
私が『あなたは私の銀行にX量の金貨を持っています』という

00:02:38.387 --> 00:02:42.687
ことを書いた券を使ったらどうかな？」

00:02:42.687 --> 00:02:50.110
例えば、金貨１枚につき、私は

00:02:50.110 --> 00:02:53.415
１枚の銀行券を発行します。

00:02:54.800 --> 00:03:06.374
ということは、１金貨を示す銀行券を発行済と。

00:03:06.374 --> 00:03:09.174
それから、私はみなさんに、一枚の紙を手渡します。

00:03:09.174 --> 00:03:10.374
こんな風な、見慣れた紙です。

00:03:10.374 --> 00:03:13.974
こんなカタチをしています。

00:03:20.474 --> 00:03:24.274
真ん中にサルの絵が書いてあって、サルの銀行ですからね、

00:03:24.274 --> 00:03:25.274
で、これは金貨１枚と同等とします。

00:03:35.374 --> 00:03:37.474
みなさんは、私に金貨を預け、
私は、みなさんに

00:03:37.474 --> 00:03:41.800
この緑色の紙は、私だけが発行できて、

00:03:41.800 --> 00:03:45.500
ほかの誰も、こんな洗練された紙を印刷でません。

00:03:45.500 --> 00:03:49.600
たぶん、ここにいろんな色をつけて、サルと署名して、

00:03:49.600 --> 00:03:52.900
そんななんやかんやを加えて、誰も偽物を作れないような、

00:03:52.900 --> 00:03:56.800
そんな紙を発行します。
ホログラムをここにつけて。

00:03:56.800 --> 00:03:58.700
私が、どんなことをしているかを知っていても、誰も偽物はつくれません。

00:03:58.700 --> 00:04:01.000
なので、これ、わたしが手渡すのは紙なんですけれども、

00:04:01.000 --> 00:04:02.600
みなさん、わかりますか？

00:04:02.600 --> 00:04:04.200
この紙を持っている人はだれでも、
サル銀行にやってきて、

00:04:04.200 --> 00:04:10.692
金貨を引き出すことができます。

00:04:10.692 --> 00:04:13.023
だから、村の住民はみんな、サル銀行は

00:04:13.023 --> 00:04:15.900
いつでもこの紙切れを金貨と交換してくれると信じているので、

00:04:15.900 --> 00:04:18.600
何かを買うときに金貨を使う代わりに

00:04:18.600 --> 00:04:24.900
この紙切れを使おう、ということに

00:04:26.550 --> 00:04:27.600
また、金貨１枚、また１枚、と、金貨を積み上げておくよりも、

00:04:27.600 --> 00:04:29.500
みんなも、この紙切れを持っている方がいいようにおもいます。

00:04:30.850 --> 00:04:32.200
私に金貨５枚を預けてくれたら、

00:04:32.200 --> 00:04:39.700
私は、また違った色のお札を、
ここは、１０００になるように、もうちょっと大きく

00:04:39.700 --> 00:04:43.185
かかないといけませんけれど、
でも、お分かりのように、

00:04:44.277 --> 00:04:48.123
これは私の負債で、これは金貨５枚分を表す

00:04:51.981 --> 00:04:54.500
これを、b銀行券、発行済としましょう。

00:04:54.500 --> 00:04:58.392
そして、a券も、と。

00:04:58.392 --> 00:05:00.515
これらを違う色にしましょう。

00:05:04.938 --> 00:05:08.023
これらの銀行券は違う色とわかるように違う色でかいて、

00:05:08.023 --> 00:05:10.046
私はこれを偽物を作ることが不可能なようにつくるので、
ここにホログラムをいれて、

00:05:12.358 --> 00:05:16.562
これを、金貨５枚分の券としましょう。

00:05:16.562 --> 00:05:19.000
さて、もし、みなさんが村の住民で、
私にみなさんの金貨をあずけてくれたとしたら、

00:05:19.000 --> 00:05:20.200
みなさんの金貨は、安全な金庫のなかにあって

00:05:23.300 --> 00:05:27.400
その代わりに、みなさんは、この偽物をつくることが
ほぼ不可能な、

00:05:27.400 --> 00:05:28.700
これは、大事なことなんです、
もし、簡単に偽札をつくれたら、

00:05:28.700 --> 00:05:30.000
誰か、この信用出来る銀行と何の関係もない誰かが

00:05:30.000 --> 00:05:33.300
サルと全く何の関係もない誰かが

00:05:33.300 --> 00:05:37.200
このこれらの銀行券を印刷できるということになります。

00:05:37.200 --> 00:05:38.300
そんなことは起こってほしくないんです。

00:05:38.300 --> 00:05:41.600
だから、これは偽物が作れないとしました。

00:05:41.600 --> 00:05:43.500
そして、みなさんの金貨は安全というだけでなく、

00:05:43.500 --> 00:05:47.400
みなさんは金貨よりもずっと取引のときに使いやすいモノを

00:05:48.550 --> 00:05:49.700
つまり、ここに書いておきましょう。

00:05:49.700 --> 00:05:54.200
金貨５００枚。

00:05:54.200 --> 00:05:55.700
誰かが、私に金貨５００枚を預けたら、

00:05:55.700 --> 00:06:02.200
私は、金貨５００枚分の銀行券を渡します。

00:06:02.200 --> 00:06:03.954
これは負債になりますね。いいですか？

00:06:03.954 --> 00:06:05.400
というのも、この人はいつか、私のところに

00:06:05.400 --> 00:06:08.400
この金貨５００枚分の銀行券を持って
やってくるでしょうから、

00:06:08.400 --> 00:06:11.400
そのときには、私は、この人に金貨５００枚を返さなくてはいけません。だから、これは負債です。

00:06:14.200 --> 00:06:18.146
この部分のお札はオレンジにしましょう。

00:06:29.708 --> 00:06:31.154
これは、本当にものすごく使い勝手がいいんです。

00:06:31.154 --> 00:06:34.100
私の銀行は、
私たちは、ほかの全てをしてきましたけれど、それは、

00:06:34.100 --> 00:06:35.331
銀行はどのように通貨供給量（マネーサプライ）や、
お金を貸し出す量を増やすのか、

00:06:36.581 --> 00:06:39.908
それから、どのようにして通貨供給量（マネーサプライ）と
総生産量だったり、生み出された経済的な豊かさだったりに

00:06:41.692 --> 00:06:45.800
調整するのか、ということ、そんなことです。
でも、ここで、私たちは、別の銀行ができる

00:06:45.800 --> 00:06:47.400
みなさんの金（ゴールド）を安全に保管するだけでなく、

00:06:47.400 --> 00:06:50.115
正直に言って、金よりもずっと扱いやすい、
交換の手段を

00:06:53.673 --> 00:06:55.600
みなさん、お金を使うときに、毎回毎回、

00:06:59.800 --> 00:07:02.100
量るものを持っていなくちゃいけないんじゃないかとか？

00:07:02.100 --> 00:07:03.400
見てきたように、もう、簡単に数えることができます。

00:07:03.400 --> 00:07:06.400
これが、お金、現金です。

00:07:06.400 --> 00:07:10.800
みなさん、変な感じがしているかもしれません。

00:07:10.800 --> 00:07:12.631
そう、みなさん、私がここに書いたものに対して、

00:07:12.631 --> 00:07:15.200
「サル、それって、ドル紙幣にそっくりなんだけれど」
って、おもっているでしょうから。

00:07:15.200 --> 00:07:20.600
そう、それは本当です。
１ドル札というのは

00:07:20.600 --> 00:07:23.300
これは、アメリカ合衆国の銀行券です。
昔は、

00:07:23.300 --> 00:07:26.000
中央銀行が出来る前は、
特に

00:07:26.000 --> 00:07:28.123
植民地時代には、
それぞれの植民地に、それぞれの銀行があり、

00:07:32.215 --> 00:07:34.000
その一つ一つが、銀行券を発行していました。

00:07:34.000 --> 00:07:36.200
だから、統一された通貨というものはありませんでした。

00:07:36.200 --> 00:07:37.692
ある銀行券は、このような、サル銀行のような

00:07:37.692 --> 00:07:39.100
銀行券でした。

00:07:39.100 --> 00:07:41.754
別の銀行は、さあ、どんなのでしょう、

00:07:44.719 --> 00:07:47.700
ジョージ・ブッシュ銀行とか何とか、
で、人々はそれぞれの銀行券を

00:07:47.700 --> 00:07:50.900
両替したりしなくては

00:07:50.900 --> 00:07:53.200
いま、私たちが「銀行券」という語をなじみがないのは、

00:07:53.200 --> 00:07:56.800
一つの国には、一種類の銀行券しかないからです。

00:07:56.800 --> 00:08:00.300
一つの銀行の銀行券、少なくとも一つの銀行しか

00:08:00.300 --> 00:08:03.600
アメリカ合衆国内で銀行券を発行することはできませんから、

00:08:03.600 --> 00:08:06.000
連邦準備銀行の銀行券だけを知っています。

00:08:06.000 --> 00:08:07.500
これは、金（ゴールド）に支えられている、裏付けられている訳ではありません。

00:08:07.500 --> 00:08:09.500
これは、アメリカ国債に支えられているんですけれど、

00:08:09.500 --> 00:08:12.100
このお話は、また後でします。

00:08:12.100 --> 00:08:15.400
実際、これは、実に魅力的な考え方なんですが。

00:08:15.400 --> 00:08:17.900
みなさんに理解してもらいたいのは、

00:08:17.900 --> 00:08:21.300
銀行が銀行券を発行するという仕事は

00:08:21.300 --> 00:08:24.500
次のビデオで説明する
当座預金とは

NOTE Paragraph

00:08:24.500 --> 00:08:27.800
別の仕事だということです。

00:08:27.800 --> 00:08:30.369
それから、もう一度、

00:08:30.369 --> 00:08:36.000
運河や工場を建設するためにお金を貸し付けるときに、

00:08:36.000 --> 00:08:39.800
金貨は銀行の元を出て行く必要がないということを

00:08:39.800 --> 00:08:42.100
金（ゴールド）は、いつでも、銀行で眠っていればよく、

00:08:42.100 --> 00:08:45.200
取引を行うためには、ただ、銀行券と小切手が

00:08:45.200 --> 00:08:47.800
あればいいのです。

00:08:47.800 --> 99:59:59.999
では、次のビデオでお会いしましょう。