9:59:59.000,9:59:59.000
いけませんでした。

9:59:59.000,9:59:59.000
それを引き出すことができます。

9:59:59.000,9:59:59.000
なるんですね。

9:59:59.000,9:59:59.000
またまた、だれか有名人を真ん中にかきましょう。

9:59:59.000,9:59:59.000
作り出すことができました。

9:59:59.000,9:59:59.000
別のことをみつけました。

9:59:59.000,9:59:59.000
実にいい質問です。

9:59:59.000,9:59:59.000
想像できますか？

9:59:59.000,9:59:59.000
手にすることになります。

9:59:59.000,9:59:59.000
説明する予定です。

9:59:59.000,9:59:59.000
資産は金貨1,000枚です。

9:59:59.000,9:59:59.000
連邦準備銀行（フェデラル・リザーブ・バンク）の銀行券ですから。

9:59:59.000,9:59:59.000
金貨５００枚、と。

9:59:59.000,9:59:59.000
金貨５００枚を持っていって、数えて、確かめて[br]なんてことをしなくちゃいけないなんて

9:59:59.000,9:59:59.000
銀行券を、これだけ発行済ということです。

0:00:00.000,0:00:03.800
ひとつ前のビデオで、こんなコメントをもらいました。

0:00:03.800,0:00:06.208
「もし、みんなが金（ゴールド）を銀行に預けたら、

0:00:08.254,0:00:11.700
取引をしたり、食べ物を買ったり、サービスを買ったりするのに、何を使うんですか？」

0:00:11.700,0:00:17.200
これは、「銀行券とは何か」という考え方に繋がる

0:00:19.200,0:00:21.300
みなさんは、きっと、この語自体は耳にしたことがあることでしょう。

0:00:21.300,0:00:25.700
チャールズ・ディケンズの小説にでてきたりだとか。

0:00:25.700,0:00:27.792
でも、このビデオでは、今まで、みなさんが考えていたよりも、もっとなじみ深い、

0:00:27.792,0:00:30.877
きっと、みなさんのお財布のなかに入っている

0:00:30.877,0:00:33.938
銀行券についてお話ししていきましょう。

0:00:36.174,0:00:38.059
さあ、また、いつもの例に戻りましょう。

0:00:38.059,0:00:39.987
私は、サル銀行を持っています。

0:00:39.987,0:00:41.779
金貨が１００枚あります。

0:00:41.779,0:00:43.372
これが、私の純資産（株主資本）です。

0:00:43.372,0:00:44.656
かいてみましょう。

0:00:48.587,0:00:51.387
この金貨で、ビルを建てます。

0:00:51.387,0:00:53.287
ということは、この金貨は、ビルを建てる人たちの手元へと渡り、

0:00:53.287,0:00:54.587
彼らは、町の住民ではないので、それらのお金は

0:00:54.587,0:00:57.387
私のところには戻ってきません。

0:00:57.387,0:00:58.987
これが、私のビルです。

0:00:58.987,0:00:59.687
そうみえるかどうかわかりませんが、

0:00:59.687,0:01:00.987
とにかく、これがビルです。

0:01:00.987,0:01:02.887
すると、村のみんながやってきて、

0:01:02.887,0:01:04.887
私に彼らの所有する金貨を預けてくれます。

0:01:04.887,0:01:09.187
私のビルは、頑丈で安全ですから。

0:01:09.187,0:01:10.987
マットレスの下に置いておくよりも安全なので、

0:01:10.987,0:01:18.387
1,000枚の金貨を私に預けてくれました。

0:01:21.087,0:01:23.487
賃借対照表の負債という点からみると、

0:01:23.487,0:01:28.479
私の負債は、金貨1,000枚です。1,000枚を借りています。

0:01:33.856,0:01:36.151
資産という点から見ると、私は実際に金貨１０００枚を手にしました。

0:01:36.151,0:01:39.127
黄色でかかないといけませんね。

0:01:51.187,0:01:55.187
これらは、実際に私の保管庫に眠っています。

0:01:55.187,0:01:56.487
さて、ここで質問ですが、もし仮に、全ての住民が[br]自分たちが所有する全ての金貨を

0:01:56.487,0:02:00.387
私の銀行に預けたとしたら、一体彼らは、

0:02:00.387,0:02:03.587
日々の取引には何を使うんでしょうか？

0:02:03.587,0:02:05.187
今、していることは、こちらが私の資産で、

0:02:07.487,0:02:09.087
こちらが私の負債ということをかいています。いいですよね？

0:02:09.087,0:02:11.687
私は、1,000枚の金貨を借りていて、彼らは、いつでも

0:02:14.187,0:02:16.887
これは、いわば、当座預金です（アメリカでは支払いを小切手でする機会が多いため、小切手の振り出しが出来る当座預金口座が一般的）。

0:02:16.887,0:02:18.787
すぐに、これについても、お話しします。

0:02:18.787,0:02:20.087
次のビデオで説明する予定です。

0:02:20.087,0:02:24.187
とにかく、これら1,000枚の金貨は、すべて、ここ、資産側にあります。

0:02:24.187,0:02:25.287
少なくとも、私の銀行の保管庫に。[br]では、

0:02:25.287,0:02:27.629
何を取引に使うのでしょうか？

0:02:27.629,0:02:28.587
解決法は、私がみんなに、次のような提案をすることでしょう。[br]「ねえ、みんな、この金貨を

0:02:28.587,0:02:34.787
普段の生活で、お金として使う代わりに

0:02:34.787,0:02:38.387
私が『あなたは私の銀行にX量の金貨を持っています』という

0:02:38.387,0:02:42.687
ことを書いた券を使ったらどうかな？」

0:02:42.687,0:02:50.110
例えば、金貨１枚につき、私は

0:02:50.110,0:02:53.415
１枚の銀行券を発行します。

0:02:54.800,0:03:06.374
ということは、１金貨を示す銀行券を発行済と。

0:03:06.374,0:03:09.174
それから、私はみなさんに、一枚の紙を手渡します。

0:03:09.174,0:03:10.374
こんな風な、見慣れた紙です。

0:03:10.374,0:03:13.974
こんなカタチをしています。

0:03:20.474,0:03:24.274
真ん中にサルの絵が書いてあって、サルの銀行ですからね、

0:03:24.274,0:03:25.274
で、これは金貨１枚と同等とします。

0:03:35.374,0:03:37.474
みなさんは、私に金貨を預け、[br]私は、みなさんに

0:03:37.474,0:03:41.800
この緑色の紙は、私だけが発行できて、

0:03:41.800,0:03:45.500
ほかの誰も、こんな洗練された紙を印刷でません。

0:03:45.500,0:03:49.600
たぶん、ここにいろんな色をつけて、サルと署名して、

0:03:49.600,0:03:52.900
そんななんやかんやを加えて、誰も偽物を作れないような、

0:03:52.900,0:03:56.800
そんな紙を発行します。[br]ホログラムをここにつけて。

0:03:56.800,0:03:58.700
私が、どんなことをしているかを知っていても、誰も偽物はつくれません。

0:03:58.700,0:04:01.000
なので、これ、わたしが手渡すのは紙なんですけれども、

0:04:01.000,0:04:02.600
みなさん、わかりますか？

0:04:02.600,0:04:04.200
この紙を持っている人はだれでも、[br]サル銀行にやってきて、

0:04:04.200,0:04:10.692
金貨を引き出すことができます。

0:04:10.692,0:04:13.023
だから、村の住民はみんな、サル銀行は

0:04:13.023,0:04:15.900
いつでもこの紙切れを金貨と交換してくれると信じているので、

0:04:15.900,0:04:18.600
何かを買うときに金貨を使う代わりに

0:04:18.600,0:04:24.900
この紙切れを使おう、ということに

0:04:26.550,0:04:27.600
また、金貨１枚、また１枚、と、金貨を積み上げておくよりも、

0:04:27.600,0:04:29.500
みんなも、この紙切れを持っている方がいいようにおもいます。

0:04:30.850,0:04:32.200
私に金貨５枚を預けてくれたら、

0:04:32.200,0:04:39.700
私は、また違った色のお札を、[br]ここは、１０００になるように、もうちょっと大きく

0:04:39.700,0:04:43.185
かかないといけませんけれど、[br]でも、お分かりのように、

0:04:44.277,0:04:48.123
これは私の負債で、これは金貨５枚分を表す

0:04:51.981,0:04:54.500
これを、b銀行券、発行済としましょう。

0:04:54.500,0:04:58.392
そして、a券も、と。

0:04:58.392,0:05:00.515
これらを違う色にしましょう。

0:05:04.938,0:05:08.023
これらの銀行券は違う色とわかるように違う色でかいて、

0:05:08.023,0:05:10.046
私はこれを偽物を作ることが不可能なようにつくるので、[br]ここにホログラムをいれて、

0:05:12.358,0:05:16.562
これを、金貨５枚分の券としましょう。

0:05:16.562,0:05:19.000
さて、もし、みなさんが村の住民で、[br]私にみなさんの金貨をあずけてくれたとしたら、

0:05:19.000,0:05:20.200
みなさんの金貨は、安全な金庫のなかにあって

0:05:23.300,0:05:27.400
その代わりに、みなさんは、この偽物をつくることが[br]ほぼ不可能な、

0:05:27.400,0:05:28.700
これは、大事なことなんです、[br]もし、簡単に偽札をつくれたら、

0:05:28.700,0:05:30.000
誰か、この信用出来る銀行と何の関係もない誰かが

0:05:30.000,0:05:33.300
サルと全く何の関係もない誰かが

0:05:33.300,0:05:37.200
このこれらの銀行券を印刷できるということになります。

0:05:37.200,0:05:38.300
そんなことは起こってほしくないんです。

0:05:38.300,0:05:41.600
だから、これは偽物が作れないとしました。

0:05:41.600,0:05:43.500
そして、みなさんの金貨は安全というだけでなく、

0:05:43.500,0:05:47.400
みなさんは金貨よりもずっと取引のときに使いやすいモノを

0:05:48.550,0:05:49.700
つまり、ここに書いておきましょう。

0:05:49.700,0:05:54.200
金貨５００枚。

0:05:54.200,0:05:55.700
誰かが、私に金貨５００枚を預けたら、

0:05:55.700,0:06:02.200
私は、金貨５００枚分の銀行券を渡します。

0:06:02.200,0:06:03.954
これは負債になりますね。いいですか？

0:06:03.954,0:06:05.400
というのも、この人はいつか、私のところに

0:06:05.400,0:06:08.400
この金貨５００枚分の銀行券を持って[br]やってくるでしょうから、

0:06:08.400,0:06:11.400
そのときには、私は、この人に金貨５００枚を返さなくてはいけません。だから、これは負債です。

0:06:14.200,0:06:18.146
この部分のお札はオレンジにしましょう。

0:06:29.708,0:06:31.154
これは、本当にものすごく使い勝手がいいんです。

0:06:31.154,0:06:34.100
私の銀行は、[br]私たちは、ほかの全てをしてきましたけれど、それは、

0:06:34.100,0:06:35.331
銀行はどのように通貨供給量（マネーサプライ）や、[br]お金を貸し出す量を増やすのか、

0:06:36.581,0:06:39.908
それから、どのようにして通貨供給量（マネーサプライ）と[br]総生産量だったり、生み出された経済的な豊かさだったりに

0:06:41.692,0:06:45.800
調整するのか、ということ、そんなことです。[br]でも、ここで、私たちは、別の銀行ができる

0:06:45.800,0:06:47.400
みなさんの金（ゴールド）を安全に保管するだけでなく、

0:06:47.400,0:06:50.115
正直に言って、金よりもずっと扱いやすい、[br]交換の手段を

0:06:53.673,0:06:55.600
みなさん、お金を使うときに、毎回毎回、

0:06:59.800,0:07:02.100
量るものを持っていなくちゃいけないんじゃないかとか？

0:07:02.100,0:07:03.400
見てきたように、もう、簡単に数えることができます。

0:07:03.400,0:07:06.400
これが、お金、現金です。

0:07:06.400,0:07:10.800
みなさん、変な感じがしているかもしれません。

0:07:10.800,0:07:12.631
そう、みなさん、私がここに書いたものに対して、

0:07:12.631,0:07:15.200
「サル、それって、ドル紙幣にそっくりなんだけれど」[br]って、おもっているでしょうから。

0:07:15.200,0:07:20.600
そう、それは本当です。[br]１ドル札というのは

0:07:20.600,0:07:23.300
これは、アメリカ合衆国の銀行券です。[br]昔は、

0:07:23.300,0:07:26.000
中央銀行が出来る前は、[br]特に

0:07:26.000,0:07:28.123
植民地時代には、[br]それぞれの植民地に、それぞれの銀行があり、

0:07:32.215,0:07:34.000
その一つ一つが、銀行券を発行していました。

0:07:34.000,0:07:36.200
だから、統一された通貨というものはありませんでした。

0:07:36.200,0:07:37.692
ある銀行券は、このような、サル銀行のような

0:07:37.692,0:07:39.100
銀行券でした。

0:07:39.100,0:07:41.754
別の銀行は、さあ、どんなのでしょう、

0:07:44.719,0:07:47.700
ジョージ・ブッシュ銀行とか何とか、[br]で、人々はそれぞれの銀行券を

0:07:47.700,0:07:50.900
両替したりしなくては

0:07:50.900,0:07:53.200
いま、私たちが「銀行券」という語をなじみがないのは、

0:07:53.200,0:07:56.800
一つの国には、一種類の銀行券しかないからです。

0:07:56.800,0:08:00.300
一つの銀行の銀行券、少なくとも一つの銀行しか

0:08:00.300,0:08:03.600
アメリカ合衆国内で銀行券を発行することはできませんから、

0:08:03.600,0:08:06.000
連邦準備銀行の銀行券だけを知っています。

0:08:06.000,0:08:07.500
これは、金（ゴールド）に支えられている、裏付けられている訳ではありません。

0:08:07.500,0:08:09.500
これは、アメリカ国債に支えられているんですけれど、

0:08:09.500,0:08:12.100
このお話は、また後でします。

0:08:12.100,0:08:15.400
実際、これは、実に魅力的な考え方なんですが。

0:08:15.400,0:08:17.900
みなさんに理解してもらいたいのは、

0:08:17.900,0:08:21.300
銀行が銀行券を発行するという仕事は

0:08:21.300,0:08:24.500
次のビデオで説明する[br]当座預金とは

0:08:24.500,0:08:27.800
別の仕事だということです。

0:08:27.800,0:08:30.369
それから、もう一度、

0:08:30.369,0:08:36.000
運河や工場を建設するためにお金を貸し付けるときに、

0:08:36.000,0:08:39.800
金貨は銀行の元を出て行く必要がないということを

0:08:39.800,0:08:42.100
金（ゴールド）は、いつでも、銀行で眠っていればよく、

0:08:42.100,0:08:45.200
取引を行うためには、ただ、銀行券と小切手が

0:08:45.200,0:08:47.800
あればいいのです。

0:08:47.800,9:59:59.000
では、次のビデオでお会いしましょう。