WEBVTT

00:00:02.719 --> 00:00:07.170
インターネット HTTP（エイチ テー テー ピー）と
HTML（エイチ テー エム エル）

00:00:07.490 --> 00:00:11.740
わたしはジャスミン
XBOX Oneエンジニアリング チームのプログラム マネージャです

00:00:13.349 --> 00:00:16.480
「XBOX Live」では ―

00:00:17.200 --> 00:00:22.649
インターネットをつかって
世界中のゲーマーをつないでいます

00:00:24.099 --> 00:00:28.750
これは、かんたんに見えるかもしれませんが、
シーンの後ろでは、多くのことがおきています

00:00:29.770 --> 00:00:35.460
インターネットによって、人々のつながりかたが、大きくかわりましたが
インターネットは、どのように動いているのでしょう？

00:00:36.050 --> 00:00:40.489
世界中のコンピュータは、どのように
おたがい、コミュニケートしているのでしょう？


00:00:40.489 --> 00:00:43.489
まず、ウェブ ブラウジングをみてみましょう

00:00:43.489 --> 00:00:48.749
さいしょ、あなたは、「ウェブ ブラウザ」を開きます
これはウェブ ページにアクセスするアプリケーションですね

00:00:49.609 --> 00:00:58.059
つぎに、ウェブアドレス、
またはURL（ユニフォーム リソース ロケータ）を入力します

00:00:58.059 --> 00:01:01.059
たとえば「tumblr.com」と入れます

00:01:03.589 --> 00:01:06.810
はい、わたしはデビット カープ
Tumblr の、せつりつ者です

00:01:06.810 --> 00:01:11.120
わたしたちが、毎日つかっているウェブ ブラウザが
どのように動くのかをお話しします

00:01:12.120 --> 00:01:16.560
あなたがアドレスを入れて、エンターを、おすと
何がおきるでしょう？

00:01:17.120 --> 00:01:20.470
それは、あなたが考えているより、ビックリするものですよ

00:01:21.020 --> 00:01:26.730
まず、あなたのコンピュータは、遠くはなれた
「サーバ」と、よばれるコンピュータと、話をはじめます

00:01:27.550 --> 00:01:34.680
ウェブサイトのために、
サーバは「HTTP」で返事をします

00:01:35.520 --> 00:01:40.710
「HTTP」は
ハイパー テキスト トランスファー プロトコルです

00:01:40.710 --> 00:01:45.570
これはコンピュータが、他のコンピュータに、
ドキュメントを送るための言語です

00:01:45.940 --> 00:01:48.009
これは、ふくざつ、ではありません

00:01:48.009 --> 00:01:52.540
あなたのコンピュータと、ウェブサーバの会話を、のぞいて見てみると

00:01:52.540 --> 00:01:56.670
「GET（げっと＝得る）」リクエストというのが、たくさんあります

00:01:56.670 --> 00:02:01.050
「GET」と、そのあとに、
ほしいドキュメントの名前を書くだけです

00:02:01.050 --> 00:02:10.370
ログインページがほしければ、Tumblrのサーバに送る、
ゲット リクエストは、「GET /login」です

00:02:10.370 --> 00:02:16.540
Tumblrのログインページを、HTMLで送って下さい、と言うことです

00:02:17.710 --> 00:02:21.610
「HTML」は、ハイパー テキスト マークアップ ランゲージのいみで

00:02:21.940 --> 00:02:25.930
ウェブ ブラウザで、ページが、
どのように見えるかを表す言語です

00:02:26.480 --> 00:02:30.110
たとえば、ウィキペディアのような、ドキュメント（文章）は


00:02:30.540 --> 00:02:36.430
HTMLを使って書かれていて、タイトルを大きく太くして、フォントを決めて

00:02:37.350 --> 00:02:42.790
文字にリンクを つけたり、もじを太字にしたり、イタリックにしたり
ページの真ん中にイメージを おいて

00:02:45.770 --> 00:02:47.850
右にしたり、左にしたりできます

00:02:49.070 --> 00:02:52.990
テキスト（文字）は、HTMLの中に、そのまま書きます

00:02:52.990 --> 00:02:57.820
その他の、写真、絵、ビデオなどは、べつのURLのファイルにあり

00:02:59.850 --> 00:03:06.110
ブラウザは、それぞれ べつのHTTPリクエストを出して、
先にとどいたものから、表じ していきます

00:03:07.730 --> 00:03:13.190
ウェブ ページに、たくさんのイメージがあれば
それぞれ、べつべつのHTTPリクエストを出すので

00:03:13.650 --> 00:03:15.930
ページをかくのは、
おそくなります

00:03:18.620 --> 00:03:23.640
ウェブ ブラウザで使われるのは
「ＧＥＴ」リクエストだけではありません

00:03:23.900 --> 00:03:31.030
入力フォームや、けんさくクエリーなど
何か、こちらから送るときは

00:03:32.070 --> 00:03:35.870
HTTPの、「POST（ぽすと）」リクエストをつかいます

00:03:36.490 --> 00:03:44.940
では、Tumblrへログインします
まず「POST」リクエストで、Tumblrのログインページに、データを送ります

00:03:45.360 --> 00:03:48.870
電子メールアドレスと、パスワードです

00:03:49.680 --> 00:03:53.590
それらは、Tumblrサーバに送られ、
Tumblrのサーバは、あなたが「デビッド」だと、カクニンします

00:03:54.590 --> 00:03:58.370
「デビッドさん、ようこそ」と、ウェブ ページを送りかえします

00:03:59.940 --> 00:04:05.480
そのとき、ウェブ ページには「クッキー」がついています
ブラウザは、それを保存（ほぞん）します

00:04:07.620 --> 00:04:11.110
ウェブ サイトが、あなたがダレか、おぼえておくためです

00:04:12.140 --> 00:04:16.940
それは、会社の、ＩＤカードみたいなものです

00:04:16.940 --> 00:04:21.790
ブラウザは、あなた＝デビッドのID番号をホカンしています

00:04:21.790 --> 00:04:26.660
そして、次に Tumblr.com にアクセスしたとき

00:04:26.660 --> 00:04:30.930
そのID番号をつけて、Tumblrのサーバに送るのです

00:04:30.930 --> 00:04:35.970
Tumblrのサーバは、ブラウザからリクエストが来たとき
ID番号を見つけて

00:04:35.970 --> 00:04:39.430
「これは、こないだの、デビッドだ」と、わかるのです

00:04:40.440 --> 00:04:49.040
インターネットは、オープンなので、コネクションは共有（きょうゆう）され、
文字は、だれでも読めてしまいます

00:04:49.360 --> 00:04:55.330
ハッカーが、個人情報（こじんじょうほう）を、
のぞき見することも出来てしまいます

00:04:55.630 --> 00:04:59.110
ウェブサイトには、安全のための
タイサクがあります

00:04:59.110 --> 00:05:07.630
「SSL ＝ セキュア ソケット レイヤー」と
「TLS ＝ トランスポート レイヤー セキュリティー」です

00:05:07.630 --> 00:05:16.660
SSL や TLS は、あなたの通信（つうしん）をラップ（包み込み）して、
のぞき見や、改ざんから守るものです

00:05:16.660 --> 00:05:25.900
ブラウザのアドレスバーに、小さな「カギ」のマークがあれば、SSL や TLS が動いています

00:05:25.900 --> 00:05:31.140
「HTTPS」は、あなたの「HTTP」リクエストが、安全で守られている事を意味します

00:05:32.340 --> 00:05:36.300
ウェブサイトは、ブラウザと安全に話すために

00:05:36.300 --> 00:05:39.500
さいしょに、「デジタル証明（しょうめい）」を送ります

00:05:39.500 --> 00:05:45.140
それはIDカードのようなもので、ウェブサイトが本物であることを証明します

00:05:45.140 --> 00:05:48.770
デジタル証明は、「CA = サティフィケート オーソリティー」が、発行します

00:05:48.770 --> 00:05:54.060
審査（しんさ）をして、ウェブサイトに証明書を発行するところで

00:05:54.060 --> 00:05:57.530
めんきょやパスポートを発行する、役所と同じです

00:05:57.760 --> 00:06:05.320
もし、証明書がなければ、ウェブブラウザは「ワーニング＝警告」を出します

00:06:06.740 --> 00:06:12.510
これがウェブブラウズの、きほんです
インターネットで、日々起きていることです

00:06:13.160 --> 00:06:21.700
まとめると HTTPとDNSが、
HTML、メディアファイルなどの送受信を管理（かんり）し、

00:06:22.920 --> 00:06:31.460
このウラでは、TCP/IPとルータ ネットワークが、情報を、小さなパケットにして送り

00:06:31.770 --> 00:06:36.670
それぞれのパケットは、「0」と「１」のバイナリで表されて

00:06:36.670 --> 00:06:42.550
電線や光ケーブル、WiFiネットワーク、などで運ばれるのです

00:06:42.550 --> 00:06:49.760
いままで、よくわからずに使っていたインターネットが
どのように動くかを学びました

00:06:49.760 --> 00:06:54.170
これらの全てのレイヤーが、上手く組み合わさり、スケールと信頼性（しんらいせい）をもちながら、

00:06:54.170 --> 00:06:57.450
情報（じょうほう）が
運ばれます