[カーラ・ウォーカー:始めるということ]
[シッケマ・ジェンキンス&Co.
ニューヨーク]
そうね…
たぶん脚立がいるわ
少し動かしてくれる?
うーん…
やっぱり…
いくつか良い決断をしたことで
24歳の自分に感謝しなければなりません
[ドローイング・センター
ニューヨーク]
作品の展示を始めた頃は
私はロード・アイランドの
プロヴィデンスにいて
まだ学生でした
24歳で―
ニューヨークのドローイングセンターで
ある作品が人気を博したのです
これは繊細な部分よ
つながっているのが
指先だけだから
これはドレスを着た
ハックルベリー・フィンで
足がこのあたりに来るはずよ
人々はただ興味と好奇心を
持ってくれたのです
多くのギャラリーからも連絡があり
もっと知りたがっていました
アーティストはというと
若くして成功することに対して
忠告をしてくれようとしていました
私はこう感じていました
「まだ自分のこともわかっていないし
皆も私をわかっていない
プロヴィデンスに残って
訪れる機会を生かすようにすれば
大丈夫だわ」
ニューヨークに住む
心の準備ができていませんでした