WEBVTT 00:00:11.985 --> 00:00:15.135 こんにちは 私はモリー・スティアー 9歳です 00:00:15.135 --> 00:00:20.025 つい最近 ストローってサイテーだって知りました 00:00:20.585 --> 00:00:23.367 今年の初め お母さんと映画を観に行きました 00:00:23.367 --> 00:00:25.207 『プラスチック・オーシャン』です 00:00:25.207 --> 00:00:30.461 そして私は初めて プラスチックは分解されずに 00:00:30.461 --> 00:00:32.861 永遠に残り続けると知りました 00:00:33.129 --> 00:00:34.939 その映画によると 世界中の海が 00:00:34.939 --> 00:00:38.281 私達が出したプラスチックのゴミで どんどん埋まっていっているそうです 00:00:38.281 --> 00:00:42.361 プラスチックが海に捨てられ 海洋動物を傷つけているのです 00:00:43.427 --> 00:00:45.317 それに 00:00:45.317 --> 00:00:47.437 人間が魚介類を食べると 00:00:47.437 --> 00:00:50.637 私達も海洋生物が食べたプラスチックを 食べているのです 00:00:51.228 --> 00:00:54.510 鳥がプラスチックの破片を食べると 飢え死にしてしまいます 00:00:54.510 --> 00:00:58.160 胃袋の中に本物の食べ物が 入る隙間が無くなるからです 00:00:58.160 --> 00:01:02.550 ウミガメにはビニール袋が 大好物のクラゲに見えてしまいます 00:01:02.550 --> 00:01:06.990 鼻にストローが刺さった可哀想な 亀の写真を見た事があるでしょう 00:01:07.440 --> 00:01:09.221 そんなの不公平です 00:01:09.241 --> 00:01:11.801 映画を観た夜の帰り道に 00:01:11.801 --> 00:01:14.571 私に出来ることはないかと 考え始めました 00:01:14.581 --> 00:01:17.481 私はストローについて 考えました 00:01:17.661 --> 00:01:19.751 ストローって無害に見えますよね 00:01:19.761 --> 00:01:21.611 でも実は 毎日 00:01:21.611 --> 00:01:25.181 人間は5億本以上のストローを 使っているのを知っていましたか? 00:01:25.381 --> 00:01:27.343 その端と端を 全部つなげたら 00:01:27.343 --> 00:01:30.273 地球を4周も出来る 長さになります 00:01:30.273 --> 00:01:32.983 毎日ですよ 00:01:32.993 --> 00:01:36.283 私たちはストローを 数分しか使わずに 00:01:36.283 --> 00:01:38.213 ゴミ箱に捨てていますよね 00:01:38.213 --> 00:01:41.683 ストローが2本以上付いてくる ドリンクもあります 00:01:41.683 --> 00:01:43.233 そんなのおかしい! 00:01:43.233 --> 00:01:46.177 問題は ストローが ゴミ箱に行きつかない場合です 00:01:46.177 --> 00:01:48.287 ストローが道路の排水溝から 00:01:48.287 --> 00:01:49.877 海に流れ出ることがよくあります 00:01:49.877 --> 00:01:53.240 もしゴミ箱にたどり着いたとしても その後はどうでしょう 00:01:53.240 --> 00:01:57.060 ゴミ箱にたどり着いたストローは どうなると思いますか? 00:01:57.231 --> 00:02:00.141 さっき言ったように プラスチックは分解されません 00:02:00.141 --> 00:02:02.931 決して「片付けられない」のです 00:02:03.211 --> 00:02:06.991 お母さんから洋服を「片付けなさい」 と言われたとき 00:02:06.991 --> 00:02:09.121 洋服の行き先は わかります 00:02:09.121 --> 00:02:14.231 洋服には収まるところがあるのに プラスチックには行く場所はありません 00:02:14.461 --> 00:02:17.921 あなたが生まれて初めて使ったストローは 00:02:17.921 --> 00:02:20.374 まだこの地球上にあると 知っていましたか? 00:02:20.374 --> 00:02:21.569 どこかにあるのです 00:02:21.569 --> 00:02:26.479 永遠に分解されず 「片付け」られないのです 00:02:26.639 --> 00:02:29.249 私の友達がプラスチックについて知ったら 00:02:29.249 --> 00:02:31.299 みんな海を助けたがるだろうって思いました 00:02:31.299 --> 00:02:33.529 だって私たちはケアンズに住んでいますから 00:02:33.529 --> 00:02:37.929 グレートバリアリーフはすぐそこにあり 私たちの遊び場なのです 00:02:38.409 --> 00:02:40.659 グレートバリアリーフを守りたい と思いました 00:02:40.659 --> 00:02:45.359 そこで地元の学校の食堂から ストローを無くそうと決めました 00:02:45.369 --> 00:02:49.427 そして もちろん 最初に始めた学校は 私の学校でした 00:02:49.427 --> 00:02:53.997 学校の先生達がみんな 私のアイデアに賛成してくれ 00:02:53.997 --> 00:02:57.087 喜んで環境保護に参加してくれた ことがとてもうれしかったです 00:02:57.371 --> 00:03:01.751 私の学校は「ストロー・ノー・モア」という プロジェクトの最初の参加校になりました 00:03:03.721 --> 00:03:06.501 私はこのアイデアについて 他の人にも話し始めました 00:03:06.501 --> 00:03:10.451 新聞社 テレビ局 ラジオ局などです 00:03:10.671 --> 00:03:14.111 その結果 ケアンズ近辺の他の学校にも広まり 00:03:14.111 --> 00:03:17.351 彼らも参加したいと言ってくれました 00:03:18.834 --> 00:03:22.074 そしてすぐに 韓国や 00:03:22.074 --> 00:03:24.560 ニュージーランド イギリス アメリカ 00:03:24.560 --> 00:03:27.460 オーストラリアの他の州からも メールが届いて 00:03:27.460 --> 00:03:31.070 自分たちの学校も「ストロー・ノー・モア」 に参加したいという内容でした 00:03:31.481 --> 00:03:35.861 しかし 腕の動きに制限がある人たちもいます 00:03:35.861 --> 00:03:38.558 例えば 車椅子が必要な人たちです 00:03:38.558 --> 00:03:42.100 そういった人たちは ストローに頼っています 00:03:42.100 --> 00:03:46.790 彼らにはストローが必要ですが ほとんどの人には必要ありません 00:03:46.790 --> 00:03:49.720 ストロー無しの生活をおくるのは 実はとても簡単です 00:03:49.720 --> 00:03:52.740 必要なのは使わない決断だけです 00:03:52.740 --> 00:03:54.243 簡単でしょう! 00:03:54.243 --> 00:03:58.323 絶対ストローが必要なら 再利用できるものにしましょう 00:03:58.323 --> 00:04:01.924 竹 ステンレス ガラス 紙製のストローは 00:04:01.924 --> 00:04:05.124 プラスチックのものよりずっといい選択です 00:04:05.124 --> 00:04:08.444 もちろん「ストローは使わない」と 言うだけでいいのです 00:04:08.444 --> 00:04:11.904 テイクアウトがあるお店やカフェ 00:04:11.904 --> 00:04:14.034 あなたが大人ならバーで ドリンクを買う時 00:04:14.034 --> 00:04:18.974 再生可能なストローを頼んで 店員さんに理由を話してください 00:04:18.974 --> 00:04:22.014 「ストロー・ノー・モア」に 参加するか尋ねてください 00:04:22.014 --> 00:04:25.944 そして お店が地球を大切に考えていることを お客さんに知ってもらうのです 00:04:25.944 --> 00:04:30.474 現在 16の学校が 「ストロー・ノー・モア」に参加しています 00:04:30.474 --> 00:04:34.505 約1万人の子供達が毎日 学校での飲み物に 00:04:34.505 --> 00:04:37.735 ストローを使うのをやめたのです 00:04:37.735 --> 00:04:41.715 もしこの子供たちがこれまで ストローを1日1本使っていたとしたら 00:04:41.715 --> 00:04:44.511 毎年 合計300万本のストローが 00:04:44.511 --> 00:04:47.328 グレートバリアリーフ辺りの環境に 漂うのを 00:04:47.328 --> 00:04:48.788 防いだと言うことです 00:04:48.788 --> 00:04:51.098 しかし 私の仕事はこれで 終わりではありません 00:04:51.098 --> 00:04:54.478 プラスチックのストローが 全ての学校から無くなるまで続けます 00:04:54.478 --> 00:04:56.198 ケインズで 00:04:56.198 --> 00:04:58.340 クイーンズランドで 00:04:58.340 --> 00:04:59.652 オーストラリアで 00:04:59.652 --> 00:05:02.562 もしかしたらいつか 世界中で 00:05:02.562 --> 00:05:09.032 私はモリー・スティアー ストローはサイテーだって分かりましたか? 00:05:09.032 --> 00:05:10.812 (拍手)