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00:00:05,940 --> 00:00:10,350
[サラ・ジー："Measuring Stick (物差し)"

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00:00:23,210 --> 00:00:26,020
[ナレーション] 幅1メートルのその風景を

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00:00:26,020 --> 00:00:29,169
丁度1メートル先から観る事から始まる。

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00:00:29,169 --> 00:00:32,070
そして10秒ごとに10倍遠くから観ることで

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00:00:32,070 --> 00:00:36,430
視野が10倍広くなる。

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00:00:39,240 --> 00:00:41,450
[ジー] ７０年代のチャールズ・イームズとレイ・イームズの

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00:00:41,450 --> 00:00:44,020
映画「パワーズ・オブ・テン」は

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00:00:44,020 --> 00:00:46,290
時間と空間を計る

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00:00:46,290 --> 00:00:49,850
古典的な映画のアイディアだったの。

10
00:00:51,239 --> 00:00:54,299
それを見るのをいつも楽しみにしていたわ。

11
00:01:05,420 --> 00:01:08,220
だから、動くイメージを通して時間と空間を

12
00:01:08,229 --> 00:01:11,649
測ることについての作品を作りたかった。

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00:01:13,880 --> 00:01:16,100
この作品の全ては実は

14
00:01:16,110 --> 00:01:18,409
私たちが、時間や空間をどう把握して

15
00:01:18,409 --> 00:01:21,809
適応しているかに使う、物差しのようなものです。

16
00:01:24,480 --> 00:01:26,539
始めは映画として作っていたのですが、

17
00:01:27,300 --> 00:01:30,600
スカルプチュアとしてどうボリュームを持たせるのか

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00:01:31,560 --> 00:01:33,860
分かっていなくて考えてみたら、

19
00:01:33,860 --> 00:01:35,840
スカルプチュアとしては

20
00:01:35,840 --> 00:01:37,930
もっと儚いイメージじゃなくちゃいけなくて

21
00:01:37,930 --> 00:01:39,660
もっと透明じゃなくちゃいけなくて

22
00:01:39,660 --> 00:01:42,060
もっと破片のようでなくちゃいけなくて

23
00:01:42,060 --> 00:01:44,870
軽やかで重力を無視しするようでなくちゃいけない。

24
00:01:44,870 --> 00:01:48,070
ですから、スクリーンを排除して紙に変えたんです。

25
00:01:48,320 --> 00:01:52,480
机の上は鏡にして

26
00:01:53,120 --> 00:01:56,980
これはある意味、編集者の卓上のレプリカなんです

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00:02:03,250 --> 00:02:08,310
イメージメーカーとしての科学者を考えていたり

28
00:02:08,320 --> 00:02:12,340
チータはマイブリッジを想起させたかった。

29
00:02:14,230 --> 00:02:15,580
そしてストロボを発明した

30
00:02:15,580 --> 00:02:17,430
（ハロルド）エドガートンについて考えていたの。

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00:02:17,430 --> 00:02:19,300
科学的なイメージの実験に私たちは

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00:02:19,300 --> 00:02:20,940
気にも留めなくなっちゃったの

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00:02:20,940 --> 00:02:22,920
この作品と時間を共にすると

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00:02:23,060 --> 00:02:24,740
これはただの映像作品じゃなくて、

35
00:02:24,750 --> 00:02:26,430
NASAのウェブサイトから送られてくる

36
00:02:27,930 --> 00:02:30,590
リアルタイム情報だってことに気がつくの。

37
00:02:30,590 --> 00:02:32,010
ヴォエジャーとの距離を感じて、

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00:02:32,010 --> 00:02:35,030
それは測りえる限り、

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00:02:35,030 --> 00:02:36,950
遥か遠くとの距離なんです。

40
00:02:39,680 --> 00:02:42,000
卓上の全ての物体は

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00:02:42,000 --> 00:02:45,440
爆発している物体の一つで

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00:02:45,440 --> 00:02:48,300
実験的なクオリティーを持っています。

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00:02:51,000 --> 00:02:53,700
科学的・実験的な模型だと言う考え方、

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00:02:53,700 --> 00:02:57,120
そして振る舞いを計ろうとすることが

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00:02:57,120 --> 00:03:00,000
スカルプチュアで私がしようとしていることなんです。

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00:03:02,010 --> 00:03:04,780
このような極端な尺度の変化が

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00:03:04,780 --> 00:03:06,420
短時間で起こることで

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00:03:06,760 --> 00:03:08,800
私たちが物事を捉えている方法を

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00:03:09,260 --> 00:03:11,620
表現しようと常にしているんです。

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00:03:12,180 --> 00:03:14,700
それは全ての要素において儚く

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00:03:14,709 --> 00:03:16,080
ぐらついていて、

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00:03:17,040 --> 00:03:19,040
常にバランスを探している状態なんです。