1 00:00:00,000 --> 00:00:03,980 では、カーンアカデミーの演習問題を使って、 数を簡単にして計算する方法を練習してみましょう。 2 00:00:03,980 --> 00:00:07,460 式を少し書き換えてみることで、 3 00:00:07,460 --> 00:00:12,377 ちょうど10の倍数や、100の倍数にできる 可能性のある数があります。 4 00:00:12,377 --> 00:00:15,993 では、見てみましょう。 ここに63+427という式があります。 5 00:00:15,993 --> 00:00:18,628 これはわかりにくい数字ですね。 6 00:00:18,628 --> 00:00:20,580 このままに計算することもできますが、 7 00:00:20,580 --> 00:00:22,866 一部の数字を移すことで、 8 00:00:22,866 --> 00:00:26,160 この両方の数字を簡単なものに できるかもしれません。 9 00:00:26,180 --> 00:00:29,960 63から3を引けば、60になるでしょう。 10 00:00:29,970 --> 00:00:32,732 そして、427に3を加えれば、 11 00:00:32,732 --> 00:00:35,913 430になり、60+430で 12 00:00:35,914 --> 00:00:37,551 ずっとシンプルになるでしょう。 13 00:00:37,551 --> 00:00:39,292 つまりどういうことなのか、考えてみましょう。 14 00:00:39,292 --> 00:00:41,928 ここでそのプロセスを一つ一つ 噛み砕いていきます。 15 00:00:41,928 --> 00:00:45,885 ここは、63+427ですね。 16 00:00:45,886 --> 00:00:49,810 60+いくつ+427にすれば、 同じことになるでしょうか? 17 00:00:49,810 --> 00:00:51,586 ここは、60+いくつかが、 18 00:00:51,586 --> 00:00:53,838 63と同じになるということでしょう。 19 00:00:53,840 --> 00:00:58,749 このどちらにも427があるから、 63は60+3になります 20 00:00:58,749 --> 00:01:00,119 よろしいですね。 21 00:01:00,119 --> 00:01:02,267 この次は、計算の順番を変えるだけです。 22 00:01:02,267 --> 00:01:05,366 60+3、それに427を加えることは、 23 00:01:05,366 --> 00:01:07,366 60はそのままにして、 24 00:01:07,366 --> 00:01:11,131 先に3を427に足すのと同じです。 25 00:01:11,131 --> 00:01:12,374 つまり、ここから3を取り、 26 00:01:12,374 --> 00:01:15,752 それを427に移しているだけです。 27 00:01:15,752 --> 00:01:20,232 さて、3+427は、430ちょうどです。 28 00:01:20,233 --> 00:01:22,450 これで、この問題はとても簡単なものになりました。 29 00:01:22,450 --> 00:01:25,109 60+430、これなら頭の中で暗算できますね。 30 00:01:25,109 --> 00:01:27,291 ただ60をここに足すだけ、 31 00:01:27,291 --> 00:01:31,470 これで490になりました。 32 00:01:31,470 --> 00:01:34,233 では、さらにいくつか例を挙げてみましょう。 33 00:01:34,233 --> 00:01:38,192 では、この式を見てみましょう。 34 00:01:38,192 --> 00:01:40,189 この2つの数字を足してみたいと思います。 35 00:01:40,189 --> 00:01:44,540 少し数字を簡単にできるか見てみましょう。 36 00:01:44,540 --> 00:01:50,520 ここで275を270+いくつかに分解したいと思います。 37 00:01:50,560 --> 00:01:52,880 ここは、270+5になります。 38 00:01:52,885 --> 00:01:54,243 これで同じになりました。 39 00:01:54,243 --> 00:01:57,551 +595で 40 00:01:57,552 --> 00:01:59,433 何でこうするんでしたっけ? 41 00:01:59,433 --> 00:02:03,124 そう、275から引いた5を595に足すと、 42 00:02:03,124 --> 00:02:04,880 こういうことになります。 43 00:02:04,880 --> 00:02:06,000 595が600になりますね。 44 00:02:06,000 --> 00:02:08,220 これで計算がしやすくなりました。 45 00:02:08,220 --> 00:02:09,480 もう一度おさらいです。 46 00:02:09,485 --> 00:02:13,260 270+5を先に足して、次に+595 47 00:02:13,271 --> 00:02:15,220 ですが、ほかのやりかたもあります。 48 00:02:15,220 --> 00:02:18,140 先に5を595に足すことができます。 49 00:02:18,160 --> 00:02:19,460 そこに+270 50 00:02:19,460 --> 00:02:23,800 270と、5+595=600、 51 00:02:23,800 --> 00:02:27,580 これで595を600にすることで、 52 00:02:27,700 --> 00:02:31,940 270+600となり、暗算しやすくなりました。 53 00:02:31,940 --> 00:02:39,160 270+600、100の倍数である600を 270に足すことで870 54 00:02:39,200 --> 00:02:42,600 さらにもう一つ例題を出しましょう。 55 00:02:42,603 --> 00:02:43,799 空白を埋めてください。 56 00:02:43,799 --> 00:02:48,802 51+83は、いくつ+84になるか。 57 00:02:48,802 --> 00:02:51,959 さて、83に1を足すことで84になります。 58 00:02:51,960 --> 00:02:55,590 そして、51から1を引きます。 59 00:02:55,590 --> 00:02:58,519 ということで、これは50+84と 同じになりました。 60 00:02:58,519 --> 00:03:00,469 なぜこのようにするのか? 61 00:03:00,469 --> 00:03:01,688 どういうことでしょう? 62 00:03:01,688 --> 00:03:03,680 それは、計算をしやすくするためです。 63 00:03:03,700 --> 00:03:04,927 何を言いたいかというと、 64 00:03:04,927 --> 00:03:08,680 80+4+50 65 00:03:08,688 --> 00:03:12,762 これで、130+4で、134になりました、 66 00:03:12,763 --> 00:03:14,922 ちょっと簡単になっただけですね。 67 00:03:14,922 --> 00:03:17,325 ですが、大事なのは式の中の数字を 片方から足して、 68 00:03:17,325 --> 00:03:19,369 もう片方のから同じ数字を引くことで、 69 00:03:19,369 --> 00:03:21,330 式の中の数字を変えることなく、 70 00:03:21,330 --> 00:03:25,312 問題を解くことができるということです。 71 00:03:25,312 --> 00:03:27,700 もう一題やってみましょう。 72 00:03:27,700 --> 00:03:32,692 138+710は、いくつか+700と同じ、 73 00:03:32,693 --> 00:03:35,559 ここでは710が700になっているので、 74 00:03:35,559 --> 00:03:37,916 10をこの数字から引きます。 75 00:03:37,916 --> 00:03:39,738 その数字をこちらに足さなければいけないので、 76 00:03:39,738 --> 00:03:42,745 138に10を足さなければいけません。 77 00:03:42,745 --> 00:03:45,380 なのでここは148になります。 78 00:03:45,380 --> 00:03:46,785 なぜこれが便利なのでしょう? 79 00:03:46,785 --> 00:03:49,454 148+700なら暗算が簡単だからです。 80 00:03:49,460 --> 00:03:56,820 答えは848,こちらの式のほうが、 こちらより分かりやすくなるのです。