では、カーンアカデミーの演習問題を使って、
数を簡単にして計算する方法を練習してみましょう。
式を少し書き換えてみることで、
ちょうど10の倍数や、100の倍数にできる
可能性のある数があります。
では、見てみましょう。
ここに63+427という式があります。
これはわかりにくい数字ですね。
このままに計算することもできますが、
一部の数字を移すことで、
この両方の数字を簡単なものに
できるかもしれません。
63から3を引けば、60になるでしょう。
そして、427に3を加えれば、
430になり、60+430で
ずっとシンプルになるでしょう。
つまりどういうことなのか、考えてみましょう。
ここでそのプロセスを一つ一つ
噛み砕いていきます。
ここは、63+427ですね。
60+いくつ+427にすれば、
同じことになるでしょうか?
ここは、60+いくつかが、
63と同じになるということでしょう。
このどちらにも427があるから、
63は60+3になります
よろしいですね。
この次は、計算の順番を変えるだけです。
60+3、それに427を加えることは、
60はそのままにして、
先に3を427に足すのと同じです。
つまり、ここから3を取り、
それを427に移しているだけです。
さて、3+427は、430ちょうどです。
これで、この問題はとても簡単なものになりました。
60+430、これなら頭の中で暗算できますね。
ただ60をここに足すだけ、
これで490になりました。
では、さらにいくつか例を挙げてみましょう。
では、この式を見てみましょう。
この2つの数字を足してみたいと思います。
少し数字を簡単にできるか見てみましょう。
ここで275を270+いくつかに分解したいと思います。
ここは、270+5になります。
これで同じになりました。
+595で
何でこうするんでしたっけ?
そう、275から引いた5を595に足すと、
こういうことになります。
595が600になりますね。
これで計算がしやすくなりました。
もう一度おさらいです。
270+5を先に足して、次に+595
ですが、ほかのやりかたもあります。
先に5を595に足すことができます。
そこに+270
270と、5+595=600、
これで595を600にすることで、
270+600となり、暗算しやすくなりました。
270+600、100の倍数である600を
270に足すことで870
さらにもう一つ例題を出しましょう。
空白を埋めてください。
51+83は、いくつ+84になるか。
さて、83に1を足すことで84になります。
そして、51から1を引きます。
ということで、これは50+84と
同じになりました。
なぜこのようにするのか?
どういうことでしょう?
それは、計算をしやすくするためです。
何を言いたいかというと、
80+4+50
これで、130+4で、134になりました、
ちょっと簡単になっただけですね。
ですが、大事なのは式の中の数字を
片方から足して、
もう片方のから同じ数字を引くことで、
式の中の数字を変えることなく、
問題を解くことができるということです。
もう一題やってみましょう。
138+710は、いくつか+700と同じ、
ここでは710が700になっているので、
10をこの数字から引きます。
その数字をこちらに足さなければいけないので、
138に10を足さなければいけません。
なのでここは148になります。
なぜこれが便利なのでしょう?
148+700なら暗算が簡単だからです。
答えは848,こちらの式のほうが、
こちらより分かりやすくなるのです。