WEBVTT 00:00:03.460 --> 00:00:05.672 私は自分の運命を受け入れてきました 00:00:05.672 --> 00:00:08.091 いわば 誰かに先んじて 00:00:08.633 --> 00:00:12.137 警鐘を鳴らす者としての運命を 00:00:27.569 --> 00:00:30.947 「ニューヨークチーズケーキを一切れ」 00:00:31.990 --> 00:00:34.743 『チャンピオンたちの朝食』のような 00:00:35.076 --> 00:00:36.703 多くのSF映画の中では なぜ 00:00:37.912 --> 00:00:40.457 食べ物が家電から出てくるのでしょうか? 00:00:40.457 --> 00:00:42.417 「水和レベルは4にしてちょうだい」 00:00:44.210 --> 00:00:47.088 でも 未来の食べ物を 理解したいのであれば 00:00:47.088 --> 00:00:50.341 家電に注目すべきではありません 00:00:51.217 --> 00:00:53.511 仕事で食物を栽培している人々は 00:00:53.511 --> 00:00:56.973 最大の課題は 食物の栽培方法だと言います 00:00:57.223 --> 00:00:59.851 別の時代に逆戻りしたかのようです 00:01:00.602 --> 00:01:03.480 サウスダコタ州の農場は 古い学校のようですが 00:01:03.855 --> 00:01:05.648 オルトマン一家は 00:01:05.648 --> 00:01:07.692 将来のビジョンに基づいて 設計しました 00:01:07.901 --> 00:01:10.111 自分流に変化を受け入れる方が 00:01:10.111 --> 00:01:13.198 強いられてするよりもいいです 00:01:14.616 --> 00:01:16.367 数年前 オルトマン一家は 00:01:16.367 --> 00:01:19.079 土から事業を作り直し始めました 00:01:19.079 --> 00:01:21.748 とうもろこし主体の 従来の農作物のままだと 00:01:21.748 --> 00:01:25.210 採算が合わないと気付いたからです 00:01:27.215 --> 00:01:29.589 検討を重ねた末 00:01:29.589 --> 00:01:33.134 有機栽培に移行した方が 経済的に良いという結論に達しました 00:01:33.134 --> 00:01:35.178 プレミアがつくからです 00:01:37.055 --> 00:01:38.723 これは夢、願望、信条に 00:01:38.723 --> 00:01:42.102 根差しているのではなく 00:01:42.102 --> 00:01:44.437 経済的なところが始まりでした 00:01:45.086 --> 00:01:46.766 従来の農業から有機栽培への 00:01:46.766 --> 00:01:48.233 移行は大きな変化でした 00:01:50.360 --> 00:01:53.071 雑草を抜くために 耕したり噴霧したりする代わりに 00:01:53.071 --> 00:01:55.281 オルトマン一家は 何度も畑を巡回して 00:01:55.281 --> 00:01:57.492 注意深く抜いていきました 00:01:58.266 --> 00:02:00.098 化学肥料の代わりに 00:02:00.098 --> 00:02:01.538 何か月もかけて 00:02:01.538 --> 00:02:03.456 最古の農具具を準備しました 00:02:03.998 --> 00:02:08.169 作業には堆肥を使いました 00:02:08.961 --> 00:02:10.671 ここで肥料についてお話しします 00:02:12.423 --> 00:02:14.867 農家にとって あらゆる取組みに価値があります 00:02:15.273 --> 00:02:16.291 なぜなら 00:02:16.291 --> 00:02:17.428 食物の未来は 00:02:17.428 --> 00:02:18.763 土の未来と相まって 00:02:18.763 --> 00:02:20.265 行うことが多いからです 00:02:20.557 --> 00:02:22.433 食物生産を最も基本的な形態まで 00:02:22.433 --> 00:02:24.060 突き詰めると 00:02:24.394 --> 00:02:25.443 食べ物はすべて 00:02:25.443 --> 00:02:28.314 本来 土から生まれます 00:02:29.107 --> 00:02:31.025 土は有機体なのです 00:02:33.027 --> 00:02:34.863 土を当たり前だと思っていますが 00:02:35.655 --> 00:02:37.949 ほとんどの食物の発生源です 00:02:38.908 --> 00:02:42.871 歴史は土を心に留めない社会に 教訓を与えます 00:02:43.381 --> 00:02:46.307 西洋文明の普及の歴史を見ると 00:02:46.307 --> 00:02:47.458 多くの点で 00:02:47.458 --> 00:02:51.212 人々が移動するストーリーは 土地の価値が低下したり 00:02:52.046 --> 00:02:53.451 日照りや 00:02:53.451 --> 00:02:54.831 政治的な出来事や 00:02:54.831 --> 00:02:56.351 隣国との戦争の後です 00:02:56.351 --> 00:02:57.612 そういう出来事は 00:02:57.612 --> 00:02:59.568 そういう物事は 実際 00:02:59.568 --> 00:03:01.139 文明を破壊します 00:03:01.264 --> 00:03:03.117 でも 食卓の準備が 00:03:03.117 --> 00:03:04.349 土地の状態でできるのです 00:03:05.602 --> 00:03:07.687 これが重要である理由の1つは 00:03:08.730 --> 00:03:09.856 気候変動です 00:03:09.856 --> 00:03:12.692 農家が畑で異変を感じたずっと後に 00:03:12.692 --> 00:03:15.612 私達もスーパーで 異変を感じることでしょう 00:03:17.363 --> 00:03:20.850 すべてが極端に走ります 00:03:20.850 --> 00:03:23.536 雨は最近では年間を通じて 徐々に降ることはありません 00:03:23.536 --> 00:03:26.581 あまり降らないのに 降れば豪雨で 00:03:26.581 --> 00:03:29.751 土地が雨を吸収できません 00:03:30.805 --> 00:03:33.129 堆肥のような有機材料を使った― 00:03:33.129 --> 00:03:35.882 狭い耕作地は より雨を吸収し 00:03:35.882 --> 00:03:37.550 乾燥した時期も湿り気があるのに 00:03:37.550 --> 00:03:39.219 気付いたとウィルは言います 00:03:40.970 --> 00:03:44.349 別の農家は 劇的な解決策を見つけました 00:03:44.819 --> 00:03:46.733 ニュージャージー州の 屋内野菜農園では 00:03:46.733 --> 00:03:48.394 完全に土を排除し 00:03:48.394 --> 00:03:50.855 一から気候を再現しました 00:03:51.773 --> 00:03:54.300 太陽も土もない倉庫で 栽培しています 00:03:54.300 --> 00:03:56.879 季節にも天候にも左右されません 00:03:56.879 --> 00:03:58.816 このように 気候変動に果敢に挑み 00:03:58.816 --> 00:04:01.045 元に戻そうとしています 00:04:03.034 --> 00:04:04.619 別の脆弱性が 00:04:04.619 --> 00:04:06.120 アメリカの慣習的な農業モデルと 00:04:06.120 --> 00:04:08.122 なるかもしれません 00:04:08.915 --> 00:04:11.000 大規模経営を好む傾向があり 00:04:11.000 --> 00:04:13.795 数種類の作物や家畜に特化します 00:04:14.462 --> 00:04:16.297 経営する傾向にある― 00:04:16.297 --> 00:04:17.544 このような単一栽培農業は 00:04:17.544 --> 00:04:22.470 天候の変化、気候、害虫に 00:04:22.470 --> 00:04:25.056 とても弱いです 00:04:25.640 --> 00:04:28.810 病気により世界中の 小麦の収穫が駄目になれば 00:04:28.810 --> 00:04:30.919 潜在的に どこにいても 00:04:30.919 --> 00:04:34.190 壊滅的な影響を被るでしょう 00:04:34.796 --> 00:04:36.541 それが明日だとは言いません 00:04:36.541 --> 00:04:38.528 良い農家は 良い危機管理責任者になる― 00:04:38.631 --> 00:04:40.670 必要があると言いたいのです 00:04:42.156 --> 00:04:45.076 オルトマン一家は種類を広げて リスク管理をします 00:04:45.201 --> 00:04:47.120 様々な農作物を栽培しています 00:04:47.120 --> 00:04:50.915 とうもろこし、ライ麦、黒豆 大豆、苺などです 00:04:51.541 --> 00:04:52.834 畜牛や卵を産む鶏も 00:04:52.834 --> 00:04:54.711 飼育しています 00:04:56.004 --> 00:04:57.755 在庫のポートフォリオのようです 00:04:58.006 --> 00:04:59.213 1つの資源に 00:04:59.213 --> 00:05:01.467 全農地を使う人は少ないです 00:05:02.302 --> 00:05:05.430 小さな有機栽培農場が 解決策になるかもしれず 00:05:05.430 --> 00:05:07.307 未来に挑戦するのです 00:05:07.498 --> 00:05:08.973 90億人が北に暮らす世界では 00:05:08.973 --> 00:05:11.144 90億人が北に暮らす世界では 00:05:11.144 --> 00:05:13.438 おそらく解決策は 1つではないでしよう 00:05:13.930 --> 00:05:15.309 なぜなら人類は 00:05:15.309 --> 00:05:17.400 今後50年で 過去1万年の合計よりも多い― 00:05:17.400 --> 00:05:20.486 食物を消費するからです 00:05:20.778 --> 00:05:22.488 複雑ですが 00:05:22.488 --> 00:05:25.867 人類が対処できる問題です 00:05:26.543 --> 00:05:29.189 従来の農業から変わった農業まで 00:05:29.189 --> 00:05:30.202 すべて必要です 00:05:30.202 --> 00:05:31.372 すべて必要です 00:05:31.372 --> 00:05:33.496 工業型農業から 00:05:33.496 --> 00:05:35.376 地方の区画農業まですべてです 00:05:35.376 --> 00:05:38.150 留意すべきは すべてが 00:05:38.150 --> 00:05:39.630 消費者にかかっています 00:05:39.630 --> 00:05:41.924 消費者は神様です 00:05:41.924 --> 00:05:44.052 最終的に何を食べるのかを 00:05:44.052 --> 00:05:45.261 消費者が決めるため 00:05:45.261 --> 00:05:48.598 農業の未来のあり様となるのです 00:05:48.598 --> 00:05:52.268 未来のために より多くの食物を 育てる必要がありますが 00:05:53.269 --> 00:05:57.607 食品ロスを 激減させる必要があります 00:05:57.607 --> 00:06:02.236 生産した食物の約35%を 無駄にしています 00:06:02.236 --> 00:06:05.531 アメリカであれ よその国であれです 00:06:05.531 --> 00:06:07.742 それは簡単に解決できます 00:06:08.351 --> 00:06:10.286 十分に解決できる問題です 00:06:10.286 --> 00:06:13.164 問題への対処策を見つけ出せれば 00:06:13.331 --> 00:06:16.334 今後数十年間 人々を養えます 00:06:17.502 --> 00:06:19.379 だから 世界の片隅で 00:06:19.379 --> 00:06:22.355 土を豊かにしたり 多様性を持たせたり 00:06:22.365 --> 00:06:23.485 できることをしています 00:06:24.175 --> 00:06:25.885 私は土地が応えてくれることを 00:06:25.885 --> 00:06:28.679 人々に理解してほしいのです 00:06:28.679 --> 00:06:31.182 飢えないことを 人々に分かって欲しいのです 00:06:31.724 --> 00:06:34.769 金銭的にも大丈夫なのです 00:06:34.769 --> 00:06:36.187 魔除けなのです 00:06:38.606 --> 00:06:41.067 オルトマン一家は確信しています 00:06:41.067 --> 00:06:43.591 発展途上国の弾力性を向上にとって 00:06:43.591 --> 00:06:45.279 十分に乗り越えられる教訓であると 00:06:45.279 --> 00:06:46.823 農場が小さく 00:06:48.074 --> 00:06:49.826 人口が多くてもです 00:06:50.576 --> 00:06:52.835 家電ではそんなことはできません 00:06:52.835 --> 00:06:54.195 家電ではそんなことはできません 00:06:54.195 --> 00:06:57.145 アイデアや経験を 00:06:57.145 --> 00:06:58.479 絶えず交換するのです 00:07:00.044 --> 00:07:01.671 自分の子供に言われたくありません 00:07:01.671 --> 00:07:04.465 「子供の頃 あらゆる前兆があったのに 00:07:04.465 --> 00:07:06.968 父親はそっぽを向いていた 00:07:07.802 --> 00:07:09.887 今になって 対処の必要性に気付いた」と 00:07:10.471 --> 00:07:12.765 これは大洪水の前の箱舟なのです