人間が言語を手に入れたとき
私たちは「聞く」だけでなく
「話す」ことを覚えました
人間が文字を手に入れたとき
「読む」ことだけでなく
「書く」ことを覚えました
そして今 コンピューターを手に入れた我々は
使い方だけでなく
プログラムすることも学ぶべきです
1980年代に
コンピューターを習うと
プログラミングを学びました
しかしコンピューターがユーザーフレンドリーになるにつれ
コンピューターを使えても
その仕組みはどんどんわからなくなって
ひどく不透明なインターフェイスを通じて
プログラムどおりに利用するけれど
スクリーンの裏で何が起こっているか
さっぱりわかりません
フェイスブックは何のためにあるか
「友達をつくるため」と子供は答えるでしょう
そうではなくて 人間関係をマネタイズする方法を
目指しているのです
自分の使っているソフトウェアが何だかわからないなら
あなたはそのソフトウェアに「利用されている」のです
私が初めてインターネットを使ったとき
ネットワーキングは
人間の大いなる進化を生むと感じました
人間はネットワーク化された有機体
こんなにすばらしいプロダクトに
参加しようと決意したひとが
少なくて驚きました
デジタル時代とも言われるとき
プログラミングをする鍵を持った人間が
リアリティを作ります
残りの私たちはそのリアリティで生きるのです
テクノロジーのおかげで
私たちはエコノミー、教育
そして政府をつくり直すことができます
宗教さえ作り直せるでしょう
世界を作り直すこのチャンスを
もし逃したら
誰かに作り変えられてしまいます