WEBVTT

00:00:00.000 --> 00:00:11.479
（ロック）
目覚めは

00:00:11.479 --> 00:00:15.265
人の発達で次にやってくる自然なステップです

00:00:15.497 --> 00:00:20.471
（ルパート）目覚めとは 自分の内にある根本的な性質を素直に認めることです

00:00:20.564 --> 00:00:26.530
(リサ）一部の人だけができる
風変りで神秘的な

00:00:26.530 --> 00:00:28.282
宗教体験ではありません

00:00:28.282 --> 00:00:30.650
誰でも体験できます

00:00:30.165 --> 00:00:35.911
（ルパート）私たちの根本的な人となりは
既に完全に目覚めていて 完全に自覚できます

00:00:35.911 --> 00:00:38.289
（リサ）限界など全くありません

00:00:38.289 --> 00:00:41.247
（ダン）あなたの本当の自然体は

00:00:41.416 --> 00:00:44.538
思ったより身近にあります

00:00:45.214 --> 00:00:48.840
（ルパート）
意識とは究極の宇宙の本質です

00:00:48.895 --> 00:00:53.544
（ドナルド）科学の次のステップは
意識が根本だと認めることです

00:00:53.792 --> 00:00:56.448
（ニール）
目覚めとはそもそも何でしょう?

00:00:56.448 --> 00:01:00.954
誰か説明してください

00:01:23.742 --> 00:01:26.211
（ナレーター）
目覚めとは何でしょう?

00:01:26.628 --> 00:01:32.196
真実の自分
生まれようとしている自分、「無我」

00:01:32.405 --> 00:01:37.225
釈迦、自然、道理、キリスト意識
どんな呼び方をしようと

00:01:37.406 --> 00:01:40.422
あまり問題ではありません

00:01:40.422 --> 00:01:45.098
このビデオでは
自覚と呼ぶことにします

00:01:45.230 --> 00:01:46.622
自覚は

00:01:46.622 --> 00:01:49.750
どんな宗教にも属しません

00:01:49.750 --> 00:01:53.163
目覚め もしくは自覚することは

00:01:53.175 --> 00:01:55.599
夢から覚めるようなものです

00:01:56.190 --> 00:01:58.440
人生の劇における

00:01:58.440 --> 00:02:00.907
あなたの役という夢から
覚めるのです

00:02:01.440 --> 00:02:03.423
私たちは自分の役を通して

00:02:03.423 --> 00:02:05.834
美しいことも醜いことも

00:02:05.834 --> 00:02:10.130
この世の全てを体験します

00:02:10.444 --> 00:02:14.467
この生と死の体験を
二面性と呼ぶことができます

00:02:15.197 --> 00:02:19.885
堂々巡りの中で
私たちは自分の役に執着します

00:02:19.885 --> 00:02:22.498
考えに感覚に

00:02:22.618 --> 00:02:24.123
善と悪

00:02:24.123 --> 00:02:25.553
戦争と平和

00:02:25.553 --> 00:02:27.397
光と闇

00:02:27.397 --> 00:02:29.546
誕生と死に執着します

00:02:30.016 --> 00:02:31.818
それも目が覚めて

00:02:31.818 --> 00:02:34.904
私たちはその役柄でないのが
分かるまでのことです

00:03:03.970 --> 00:03:06.458
このビデオでは
皆さんをお誘いします

00:03:06.458 --> 00:03:10.068
自分の本当の自然体を
そのまま経験してください

00:03:10.568 --> 00:03:14.652
そのまま見つけて下さい
知的にではなく...

00:03:15.122 --> 00:03:16.791
あなたは誰でしょう？

00:03:17.530 --> 00:03:19.373
私たちは このお誘いを

00:03:19.373 --> 00:03:21.814
違った形で繰り返していきます

00:03:22.535 --> 00:03:25.502
自分が誰なのか問いかける時

00:03:25.983 --> 00:03:29.632
全てのことを
あるがままにしておきましょう

00:03:30.251 --> 00:03:34.319
マインドを他にそらして
何かをしようとしたり

00:03:34.740 --> 00:03:38.211
マインドのレベルで
答えを見つけようとしないでください

00:03:38.681 --> 00:03:41.939
でもマインドを
追い払わないようにしましょう

00:03:42.616 --> 00:03:46.315
あるがままを ただ体験することを
目指してください

00:03:47.399 --> 00:03:52.785
思考を「分からないマインド」のままに
放っておきましょう

00:04:02.085 --> 00:04:08.806
（ダン）目覚めは あらゆるレベルで
世界中の問題に対する答となります

00:04:08.806 --> 00:04:13.569
世界中の問題はすべて
妄想から派生します

00:04:13.696 --> 00:04:17.645
マインドの根本的な迷走から
派生するのです

00:04:18.045 --> 00:04:21.965
その妄想というのは
自分がある限られた役柄だということ

00:04:22.770 --> 00:04:25.702
（ロック）私たちは 
小さな自分の分身として生きていると

00:04:25.841 --> 00:04:29.917
絶えることのない不満が
いつもあります

00:04:30.122 --> 00:04:34.118
トラウマのような
大きなものかも知れないし

00:04:34.190 --> 00:04:38.081
単なる心の奥の
もやもやかも知れません

00:04:38.085 --> 00:04:39.745
「何かおかしい」

00:04:39.745 --> 00:04:42.420
「何か間違ってる
何かが足りない」

00:04:42.760 --> 00:04:47.875
たとえ嬉しい時でも
この世で何かを達成した時でも

00:04:47.875 --> 00:04:51.070
人間関係がいい時でも

00:04:51.070 --> 00:04:54.274
ちょっとした時間ができると

00:04:54.929 --> 00:04:58.058
隔離されているような
何かから切り離されているような

00:04:58.589 --> 00:05:02.233
不満があります

00:05:02.251 --> 00:05:05.680
大抵の人がこういう感じを
持っているようですが

00:05:05.680 --> 00:05:09.434
これが動機付けになって

00:05:09.600 --> 00:05:13.479
あの小さな自分の分身から
目覚めることができます

00:05:13.479 --> 00:05:18.521
この分身には分離不安のような性質があります

00:05:18.681 --> 00:05:24.532
（ダン）この限られた役柄には
欲しいものを掴もうとする傾向があります

00:05:24.532 --> 00:05:28.058
それは単に
条件付けられたパターンの集合です

00:05:28.232 --> 00:05:33.265
欲しいものを渇望したり
欲しくないものを避けようとしたり

00:05:33.490 --> 00:05:37.628
そういう果てしのないプロセスで
快楽原則というか

00:05:37.628 --> 00:05:42.221
快楽を追いかけ 苦痛を避けてるんです

00:05:42.450 --> 00:05:44.635
もし自分がこういう役だ

00:05:44.927 --> 00:05:48.976
こういう条件付けられたパターンだと
信じ込むと

00:05:49.296 --> 00:05:52.935
自分が苦しみ
世の中も苦しませてしまうのです

00:05:53.275 --> 00:05:59.258
世界はその利己的な意識を反映します

00:05:59.690 --> 00:06:02.215
目覚めの恩恵は

00:06:02.372 --> 00:06:05.232
自分の苦しみが減り

00:06:05.232 --> 00:06:07.978
回りの人の苦しみも減ることです

00:06:08.076 --> 00:06:13.067
（ニール）私にとって
初めて神を理解したことが

00:06:13.129 --> 00:06:18.527
人生の目覚めだったのは
疑う余地がありません

00:06:18.527 --> 00:06:22.625
かつて経験した中で
最大の目覚めでした

00:06:22.735 --> 00:06:27.599
本当に50年間
ほぼ眠っていたかのようで

00:06:27.988 --> 00:06:32.690
ロボットのように歩き回って
若いころから教えられたことを

00:06:32.980 --> 00:06:36.396
ただこなしていました
型は分かってました

00:06:36.396 --> 00:06:42.157
ガールフレンドを見つけて 車を買い
仕事に就き 家を買って 結婚する

00:06:42.157 --> 00:06:46.624
その型に従って働くものだと
思ってたんです

00:06:46.685 --> 00:06:48.582
53くらいになるまでは

00:06:48.582 --> 00:06:53.166
そういう事は殆どやってきて

00:06:53.496 --> 00:06:59.200
仕事でも ある程度成功したんですが
それから悟ったんです

00:06:59.200 --> 00:07:03.543
53才にもなれば誰でも
こんな事はどうでもいいって

00:07:03.956 --> 00:07:06.620
目が覚めるだろうと 悟ったんです

00:07:06.620 --> 00:07:08.668
こんな事には意味がありません

00:07:08.668 --> 00:07:12.144
それが文字通り何を意味するか分かって
ショックを受けました

00:07:12.306 --> 00:07:16.246
全てが無意味でした

00:07:29.840 --> 00:07:32.279
（ナレーター）
自分の役のために書かれた台本に

00:07:32.279 --> 00:07:34.493
従うのをやめる時…

00:07:35.225 --> 00:07:37.860
親から譲り受けた台本

00:07:37.917 --> 00:07:40.543
社会に また生理的に条件付けられた台本

00:07:40.903 --> 00:07:44.560
それらを捨てると
新しい次元が人生のゲームに開けます

00:07:45.377 --> 00:07:47.467
道が開けます

00:07:47.957 --> 00:07:51.499
でも何かの目標に至る道ではありません

00:07:52.185 --> 00:07:54.917
道なき道です

00:07:54.917 --> 00:07:57.727
それは錯覚を脱ぎ捨て

00:07:57.727 --> 00:08:02.851
まさしく今の自分に至る道です

00:08:10.198 --> 00:08:12.658
（ルパート）
私の名前は ルパート・スパイラで

00:08:12.658 --> 00:08:15.161
私が話すのは

00:08:15.620 --> 00:08:18.664
根本的で二面性のない洞察です

00:08:18.706 --> 00:08:22.835
これは偉大な宗教や精神的な伝統すべての
根底にあります

00:08:23.365 --> 00:08:28.277
私は執筆をしたり瞑想の指導をしたり

00:08:28.277 --> 00:08:33.179
この洞察を
経験を通して認識できるよう

00:08:33.513 --> 00:08:38.151
導くという目的で

00:08:38.267 --> 00:08:41.605
人と会話をします

00:08:42.396 --> 00:08:44.306
誰もが 何よりも切に望む

00:08:44.306 --> 00:08:46.984
平安と幸福は

00:08:46.984 --> 00:08:49.471
定義によれば

00:08:49.471 --> 00:08:52.856
物質的な経験では見つからないことを

00:08:52.856 --> 00:08:57.286
理解してください

00:08:57.854 --> 00:09:00.718
平安と幸福は
物や活動や人間関係によって

00:09:00.718 --> 00:09:04.161
提供できるものではありません

00:09:04.377 --> 00:09:06.235
それをしっかり理解して

00:09:07.480 --> 00:09:09.234
見つかるはずのない所で 満足を探して

00:09:09.234 --> 00:09:12.116
残りの人生を過ごさないよう

00:09:12.116 --> 00:09:16.660
お薦めします

00:09:16.810 --> 00:09:22.478
このビデオを見ている人は

00:09:22.478 --> 00:09:27.049
望んでいる平安と幸福が 物質的な経験では
見つからないことを理解したか

00:09:27.049 --> 00:09:31.375
少なくとも直感で察したからこそ
行動を起こし

00:09:31.515 --> 00:09:35.116
自分の真の本質を

00:09:35.226 --> 00:09:38.588
探求し始めたのでしょう

00:09:38.977 --> 00:09:42.312
それは人ができる最も重要な探求です

00:09:42.749 --> 00:09:46.708
幸福がかかっている

00:09:46.708 --> 00:09:51.733
探求なのです

00:09:52.040 --> 00:09:54.883
（ニール）私の人生で最大の疑問は
もちろん

00:09:55.000 --> 00:09:59.882
たいていの人が遅かれ早かれ
直面すると思いますが

00:10:00.382 --> 00:10:02.995
「実際どんな意義があるのか?」

00:10:02.995 --> 00:10:05.579
「人生の意義とは何なのか？」

00:10:05.731 --> 00:10:09.984
以外に思ったんですが
人生の意義は

00:10:09.984 --> 00:10:14.907
私がやってた事と
何も関わりがないと言われました

00:10:15.448 --> 00:10:17.914
仕事でもなく

00:10:17.914 --> 00:10:20.439
キャリアでもなく

00:10:20.439 --> 00:10:24.558
物質的な生活と
ほとんど関わりがなかったのです

00:10:25.119 --> 00:10:28.419
そういうのは人生の側面であって
人生の意義ではなかったのです

00:10:29.378 --> 00:10:32.640
私が理解するに至った
人生の意義とは

00:10:32.640 --> 00:10:35.717
自分の真のアイデンティティー
自分の本当の人となりを

00:10:35.717 --> 00:10:39.023
体験し、表現し、行動で示し

00:10:39.525 --> 00:10:42.836
全うすることだったのです

00:10:43.689 --> 00:10:45.811
ほとんどの人が直面する

00:10:45.811 --> 00:10:49.353
最大の疑問は
あまり誰も自問しないし

00:10:49.353 --> 00:10:53.037
答えようともしない疑問だと思います

00:10:53.810 --> 00:10:56.543
人生最大の疑問は

00:10:56.543 --> 00:10:59.616
私の知る限りでは「自分は誰なのか？」です

00:11:00.159 --> 00:11:03.120
私は誰なのか？

00:11:04.997 --> 00:11:08.165
空の鳥や海の魚のように

00:11:08.265 --> 00:11:11.222
ただの物質的な存在でしょうか？

00:11:11.313 --> 00:11:15.936
鳥や魚より高尚かも知れませんが
それでもただの物質的な存在で

00:11:16.276 --> 00:11:18.855
生まれて生きて死ぬ

00:11:18.862 --> 00:11:21.715
それが始まりで終わり

00:11:21.715 --> 00:11:24.821
それともひょっとしたら

00:11:25.059 --> 00:11:27.228
自分はそれ以上のもの
ということは あり得るでしょうか？

00:11:27.269 --> 00:11:30.388
自分が霊的な存在で

00:11:30.978 --> 00:11:33.780
ただ物質的な体験をしている
ということはあり得るでしょうか？

00:11:39.209 --> 00:11:41.975
（ナレーター）
人生の経験はすべて

00:11:41.975 --> 00:11:45.650
あなたをこの一つの普遍的な質問へと
導いてきました

00:11:46.249 --> 00:11:48.416
あなたは誰でしょう?

00:11:50.418 --> 00:11:55.614
マインドで答えを探さないでください

00:11:56.930 --> 00:12:01.845
すべてをあるがままに放っておきましょう

00:12:04.793 --> 00:12:08.655
マインドを自覚しているのは誰でしょう？

00:12:11.496 --> 00:12:15.725
浮かんでくるものは
すべて感じ取ってください

00:12:17.317 --> 00:12:21.431
そういう感覚を自覚しているのは誰でしょう?

00:12:23.036 --> 00:12:26.900
問いかけた結果
浮かんでくるものは全て

00:12:26.900 --> 00:12:31.146
しっかり体験してください

00:12:42.450 --> 00:12:44.699
（ドナルド）
私はドナルド・ホフマンです

00:12:44.701 --> 00:12:48.418
カリフォルニア大学アーバイン校で
認知科学の名誉教授をしています

00:12:48.618 --> 00:12:51.642
私の仕事は学生を教えることでしたが
今は名誉教授で教鞭は取らず

00:12:51.648 --> 00:12:54.199
リサーチをしています

00:12:54.199 --> 00:12:58.613
現在 意識の数学的なモデルを研究し

00:12:58.613 --> 00:13:02.655
また 全く数学的に正確な
意識の理論から

00:13:02.655 --> 00:13:07.978
物理と時空がいかに生まれるかを研究しています

00:13:08.570 --> 00:13:11.094
私自身の人生は

00:13:11.129 --> 00:13:14.469
霊的な面と科学の面と両方あります

00:13:14.469 --> 00:13:19.792
父は 原理主義キリスト教の牧師で

00:13:19.921 --> 00:13:22.727
日曜日にその面を教わり

00:13:22.812 --> 00:13:26.436
学校で科学を教わり
二つは矛盾しますよね?

00:13:26.486 --> 00:13:30.260
私の教えられた話は相反するので

00:13:30.260 --> 00:13:35.112
十代の頃に
自分で解決する必要があると知ったんです

00:13:35.112 --> 00:13:37.843
答を出したい質問を決めました

00:13:37.843 --> 00:13:41.445
我々は機械か？

00:13:41.445 --> 00:13:43.624
人はただの機械なのか
そうでないのか？

00:13:43.624 --> 00:13:48.473
物理的な視点からは
我々はただの機械です

00:13:48.494 --> 00:13:52.610
霊的な視点からは
機械ではありません

00:13:52.155 --> 00:13:54.773
我々が何なのか断言できるほど
的確でなかったので

00:13:54.773 --> 00:13:58.357
科学的に質問することにしました

00:13:58.420 --> 00:14:00.929
我々はただの機械か？

00:14:00.929 --> 00:14:04.743
その最善策は
人工知能を勉強することだと思ったので

00:14:04.743 --> 00:14:07.542
MIT に行って

00:14:07.542 --> 00:14:12.041
人工知能のラボで AI を研究し

00:14:12.139 --> 00:14:15.605
また 今では脳認知科学部となった所で
人間にまつわることを研究しました

00:14:15.605 --> 00:14:17.814
両方やりたかったので

00:14:17.814 --> 00:14:20.929
機械に何ができるか見たかったし

00:14:20.929 --> 00:14:25.800
人と人体神経科学で何か特別な事があるなら
それを見たかったんです

00:14:25.800 --> 00:14:28.827
他でもない その質問に答えるために－
精神的な伝統は正しいのか?

00:14:28.827 --> 00:14:31.190
我々はただの機械以上なのか？

00:14:31.190 --> 00:14:34.714
それとも物理的な科学的な視点が正しいのか?

00:14:34.714 --> 00:14:36.491
私たちはただの機械で

00:14:36.491 --> 00:14:38.335
意識は 脳内活動の

00:14:38.335 --> 00:14:41.136
産物にすぎないのか？

00:14:43.456 --> 00:14:49.009
（ナレーター）科学的な
唯物論者のパラダイムが過去一世紀では優勢で

00:14:49.499 --> 00:14:53.021
物質を超越するものは何であれ
その存在を否定します

00:14:53.875 --> 00:14:55.378
科学的な方法で実証できないものは

00:14:55.378 --> 00:14:57.519
何であれ否定するのです

00:14:58.797 --> 00:15:00.954
科学は袋小路です

00:15:01.384 --> 00:15:06.005
量子科学の基礎となるパラドックスを
越えられず

00:15:06.259 --> 00:15:09.042
パラドックスを観察者に突きつけ

00:15:09.764 --> 00:15:12.589
意識そのものに突きつけました

00:15:12.859 --> 00:15:15.581
同様に宗教も たいていの場合

00:15:15.581 --> 00:15:18.892
信念のレベルでしか機能しておらず

00:15:19.332 --> 00:15:24.457
私たちが誰で何なのかという真実を
直接体験できるように導くという

00:15:24.457 --> 00:15:27.487
本来の目的を 宗教は見失っています

00:15:28.190 --> 00:15:31.278
科学と精神性の分裂は

00:15:31.470 --> 00:15:33.968
両方を貧弱にしてしまいました

00:15:34.801 --> 00:15:39.451
宗教や精神的な思想体系は
目覚めを起こす環境を作れると

00:15:39.586 --> 00:15:43.308
世に示せるような
厳格な方法を切実に必要としています

00:15:43.939 --> 00:15:46.788
そして科学は
物質を越えた何かがあるという可能性に

00:15:46.788 --> 00:15:49.907
門戸を開く必要が切実にあります

00:15:50.537 --> 00:15:53.758
宗教か科学かを捨てるというのではなく

00:15:53.890 --> 00:15:58.569
さらに深く掘り下げ
探求に よりふさわしい道具となれるよう

00:15:58.925 --> 00:16:02.253
自分を変える意思を持つということです

00:16:03.188 --> 00:16:05.937
私たちが実験を行う者であり

00:16:06.066 --> 00:16:09.462
実験そのものなのです

00:16:10.862 --> 00:16:15.181
（ロック）宗教は
こういう瞑想や精神性の伝統を

00:16:15.475 --> 00:16:20.554
伝える言語として また器として続いてきました

00:16:20.837 --> 00:16:24.108
その瞑想や精神性は書きとめられ

00:16:24.108 --> 00:16:27.630
何世代ものあいだ
引き継がれてきました

00:16:27.786 --> 00:16:32.861
確かに原語の中には
文字通りのものもあり

00:16:32.861 --> 00:16:35.587
額面どおりに解釈すると

00:16:35.714 --> 00:16:38.711
宗教を分裂させ
文化を分裂させます

00:16:39.004 --> 00:16:43.663
しかし宗教の精神を感じ取れれば

00:16:44.044 --> 00:16:45.860
その糸をたどって本物の目覚めへと

00:16:45.860 --> 00:16:49.875
たどり着くことができます

00:16:50.165 --> 00:16:55.380
誰にでも 信仰があろうとなかろうと
目覚めの可能性があります

00:16:55.187 --> 00:16:57.975
なぜなら 目覚めは
誕生の時から

00:16:57.975 --> 00:17:02.662
人の意識の中に備わっているからです

00:17:02.894 --> 00:17:06.237
ですから何と呼ぼうと
言語が何であろうと

00:17:06.680 --> 00:17:10.203
異なる宗教や精神性や

00:17:10.465 --> 00:17:13.765
瞑想の伝統の中に

00:17:13.765 --> 00:17:16.705
ある原則が共通しているようです。

00:17:17.036 --> 00:17:19.872
（ルパート）私が若かったころ
こういう考え方は

00:17:19.872 --> 00:17:25.033
主に東洋の精神的な伝統でしか
得られませんでした

00:17:25.033 --> 00:17:27.046
西洋の伝統にもありましたが

00:17:27.046 --> 00:17:31.855
ゆがめられ
そういう伝統のうちに体系化されて

00:17:31.968 --> 00:17:35.505
ほとんど理解できませんでした

00:17:35.679 --> 00:17:39.764
この考え方を見つけるために
たくさん 同世代の人が

00:17:39.892 --> 00:17:45.467
実際に東洋へ行くか または
少なくとも知的に東洋へ行きました

00:17:45.597 --> 00:17:49.639
東洋の文化は西洋文化と比べて

00:17:49.898 --> 00:17:53.001
エキゾチックでした

00:17:53.322 --> 00:17:58.452
そしてこの考え方が伝えられていた
文化の影響で

00:17:58.619 --> 00:18:02.951
異国情緒が加わりました

00:18:03.561 --> 00:18:06.197
その結果 たくさんの人が

00:18:07.002 --> 00:18:09.481
私も含めて

00:18:09.481 --> 00:18:13.110
二面性のない考え方には
エキゾチックな何かがあって

00:18:13.110 --> 00:18:17.846
この世を越えた生き方が求められ

00:18:17.846 --> 00:18:21.171
家族生活を放棄したり

00:18:21.229 --> 00:18:25.415
髪を伸ばしたり
特別な名前を授けられたり

00:18:25.415 --> 00:18:31.678
ある種の師や伝統に従ったり
変わった修行をしないといけないと考えました

00:18:31.678 --> 00:18:35.286
そんなことは全部
核心の考え方と無関係で

00:18:35.286 --> 00:18:38.918
その考え方が表現されてい’た

00:18:38.918 --> 00:18:43.326
ある時代の文化と関係していただけです

00:18:43.440 --> 00:18:47.796
今では その考え方は
我々の多くが最初に聞いた時の

00:18:47.914 --> 00:18:54.455
伝統的な文化の包みを完全にほどいて

00:18:54.572 --> 00:18:59.768
根本的な理解だけが得られるようになって

00:18:59.768 --> 00:19:03.388
私たちの生活を
そのまま続けられるような形になりました

00:19:03.426 --> 00:19:07.812
家族生活であろうと
仕事であろうと

00:19:07.903 --> 00:19:13.384
生活に外的な変化を
加える必要はないのです

00:19:13.560 --> 00:19:16.155
この地球上で私たちが抱える問題は

00:19:16.155 --> 00:19:19.197
本質が一つ以上あると

00:19:19.366 --> 00:19:20.791
考えることです

00:19:21.501 --> 00:19:22.536
私たちは

00:19:22.995 --> 00:19:26.123
私が二元性と呼ぶ世界に住んでいます

00:19:26.683 --> 00:19:29.104
男性と女性
黒と白

00:19:29.634 --> 00:19:34.006
大と小　早い遅い　上と下
ここかしこ　前と後

00:19:34.006 --> 00:19:37.477
でも実際あるものは一つだけです

00:19:38.997 --> 00:19:41.629
全ては一つのものなのです

00:19:42.389 --> 00:19:45.173
一つあるだけです

00:19:45.643 --> 00:19:48.352
それで すべてを深く観察すると

00:19:48.352 --> 00:19:53.146
こことかしこ　大と小
早い遅い　上と下　右と左

00:19:53.146 --> 00:19:58.342
男性と女性はみな同じです
異なる特徴を表現しているだけで

00:19:58.482 --> 00:20:02.782
決してお互いから切り離されていないことが
分かります

00:20:03.421 --> 00:20:05.980
私は信じています

00:20:05.980 --> 00:20:07.915
私たちはみな

00:20:07.915 --> 00:20:09.374
神が個体化したものです

00:20:10.620 --> 00:20:12.461
私は信じています

00:20:12.461 --> 00:20:18.650
神は一人一人の人間の内に 人間として
また人間を通して存在し さらに言えば

00:20:18.650 --> 00:20:21.094
宇宙の中で 一つ一つ知覚できる
存在の内におられるのです

00:20:21.094 --> 00:20:25.173
ですから私と神との関係は
波と海のようなものと

00:20:26.380 --> 00:20:28.393
私は見ています

00:20:28.953 --> 00:20:31.293
波は海と何ら違いはありません

00:20:31.293 --> 00:20:36.097
ただ個別の形で海が湧き上がるのです

00:20:36.631 --> 00:20:39.309
そして固体化が完了すると

00:20:39.519 --> 00:20:43.025
波はもと来た海へと引き上げていき

00:20:43.025 --> 00:20:46.160
また別の日に湧き上がるのです

00:20:47.320 --> 00:20:51.705
ですから 私たちはみな
神性の個体化したものと私は信じます

00:20:52.005 --> 00:20:54.809
すべてを神聖と見なすとき

00:20:55.119 --> 00:20:58.087
私たちはすべてのものとの
関係を変えます

00:20:58.765 --> 00:21:00.948
そしてすべてが

00:21:00.948 --> 00:21:03.274
私たちの経験において
違ったものになるのです

00:21:04.255 --> 00:21:09.535
そうやって世界が変わっていきます

00:21:17.275 --> 00:21:21.328
（ルパート）意識は究極的な
宇宙の現実です

00:21:21.888 --> 00:21:27.196
ではもし意識が究極的な宇宙の現実なら

00:21:27.196 --> 00:21:31.231
そして 何でも誰でも
明らかに意識なら

00:21:33.643 --> 00:21:38.189
なぜ 世界は多種多様で
物質と呼ばれるものでできたー

00:21:38.213 --> 00:21:43.568
人々や動物や物が別々に独立して
存在するように見えるのかと

00:21:43.568 --> 00:21:47.582
問うべきかもしれません

00:21:47.582 --> 00:21:52.330
意識は究極的な宇宙の現実だという意見は

00:21:52.330 --> 00:21:54.757
世界が多種多様な物質でできているように見える時

00:21:54.858 --> 00:21:58.640
どのように折り合うことができるのでしょうか

00:21:58.676 --> 00:22:02.362
（ドナルド）意識が根本であるとする
私の根拠には

00:22:02.362 --> 00:22:06.908
さまざまな側面があります

00:22:07.788 --> 00:22:10.101
一つには 物理学そのものが

00:22:10.101 --> 00:22:13.021
時空は根本ではないと言い

00:22:13.021 --> 00:22:16.465
進化論も 時空や物体は
根本的な現実ではないという点で

00:22:16.465 --> 00:22:19.048
一致します

00:22:19.192 --> 00:22:23.800
この両理論は 時空は根本ではないとだけ
言っています

00:22:23.800 --> 00:22:26.757
時空の向こうに何があるか
教えてくれません

00:22:27.345 --> 00:22:31.853
私の主張では
物理学者が時空を超えて発見するのは

00:22:31.903 --> 00:22:34.929
数学的な構造です

00:22:35.134 --> 00:22:37.572
でもそれがどういうものかは
はっきりしません

00:22:37.650 --> 00:22:41.421
時空を超えた領域とは
どんなものでしょう？

00:22:41.671 --> 00:22:46.148
そこで私は 時空を超えた領域は
意識に関するものだと提唱しているのです

00:22:46.481 --> 00:22:49.492
（ルパート） 無限の意識は 自己を
数かぎりない別個の経験の主体として

00:22:49.492 --> 00:22:54.655
局在化する能力を持っていると私は提唱します

00:22:55.039 --> 00:22:58.627
それは知覚できる存在、人々、動物の
すべてです

00:22:58.919 --> 00:23:03.423
私たち一人一人は
無限の意識が局在化したもので

00:23:03.423 --> 00:23:08.124
無限の意識だけで作られた
無限の意識の中にあり

00:23:08.339 --> 00:23:11.055
その無限の視点から

00:23:11.055 --> 00:23:14.960
自身の活動を外界として見ています。

00:23:15.451 --> 00:23:18.845
ですから 私たちの局所化された視点からは
物質でできた世界のように見えるものも

00:23:18.920 --> 00:23:24.060
現実の視点からは

00:23:24.178 --> 00:23:28.703
ただ一つの無限の意識の活動に過ぎないのです

00:23:28.821 --> 00:23:33.614
つまり 究極的に分析すると

00:23:33.614 --> 00:23:37.668
分離または独立して存在する物や人は
存在しないのです

00:23:38.007 --> 00:23:41.059
あるのは 無限で
分かつことのできない一体なのです

00:23:41.211 --> 00:23:45.604
その一体が
限られたマインドの洞察力を通して

00:23:46.305 --> 00:23:49.824
自身の活動を見るとき

00:23:49.983 --> 00:23:54.116
一貫した存在が

00:23:54.331 --> 00:23:56.524
見かけは多種多様な事物のように

00:23:56.651 --> 00:23:58.728
屈折して映っているだけなのです

00:23:59.931 --> 00:24:01.560
（ダン）もし私たちが目覚めれば

00:24:01.560 --> 00:24:05.343
地球上のさまざまな存在に
姿を変えている一つの意識

00:24:05.665 --> 00:24:09.802
みんなの目を通して輝いている

00:24:10.078 --> 00:24:13.869
一つの意識があることに気づきます

00:24:13.992 --> 00:24:18.577
そして文字通り
他人の内に自分自身を見ます

00:24:18.691 --> 00:24:22.169
そして自我で行動し

00:24:22.169 --> 00:24:26.796
自我を自分として捉える傾向は

00:24:26.961 --> 00:24:30.677
真実をじかに悟ることで消え去ります

00:24:31.261 --> 00:24:35.431
真実とは 私たちがみな
一つの意識であるということです

00:24:35.765 --> 00:24:39.008
（ニール）
霊的な自分自身を体験するのが

00:24:39.989 --> 00:24:42.186
物質の領域でしかできなかったのには

00:24:42.186 --> 00:24:44.869
もっともな理由があります

00:24:45.419 --> 00:24:49.530
物質の領域でのみ
逆の体験ができるからです

00:24:50.388 --> 00:24:53.035
つまり 簡単な例で言えば

00:24:53.316 --> 00:24:56.279
もし私が
喩えとしてですが

00:24:56.279 --> 00:24:58.889
自分自身を光として体験したかったら

00:24:59.522 --> 00:25:03.345
光のただ中にいて
周りに光しかないとしたら

00:25:03.548 --> 00:25:06.011
自分が光になる体験はできないでしょう

00:25:06.130 --> 00:25:10.256
これは霊的な領域の完壁な定義です

00:25:10.576 --> 00:25:14.312
それで 物質の領域と私が呼ぶ

00:25:14.459 --> 00:25:17.128
光以外のものがある領域に来るのです

00:25:17.453 --> 00:25:20.102
自分を光として体験したいからです

00:25:20.102 --> 00:25:23.659
ただ自分を光として知るだけでなく
体験したいから

00:25:23.890 --> 00:25:25.950
そのためには光と反対のもの

00:25:25.950 --> 00:25:29.311
この場合は闇のある所でしか
できなかったからです

00:25:29.528 --> 00:25:30.904
だから私はこの機会を

00:25:30.904 --> 00:25:36.721
光と闇が共存する物質の領域に
もってきて

00:25:36.721 --> 00:25:40.658
光としての自分を外に表現することで

00:25:40.658 --> 00:25:45.383
本当の自分になることができたのです

00:25:46.085 --> 00:25:48.511
（ルパート）
そしてこの考え方は

00:25:48.511 --> 00:25:53.936
個人差の裏では
私たちはすべて同じ存在で

00:25:54.160 --> 00:25:59.954
似たような存在ではなく 文字通り
一つの同じ存在だと示唆しています

00:25:59.954 --> 00:26:05.386
そして愛は
この一体感や共有された存在を

00:26:05.883 --> 00:26:09.420
実感する体験です

00:26:09.413 --> 00:26:15.241
（ドナルド）最終的に意識は一つである
というのが私たちの理論の定理です

00:26:15.699 --> 00:26:19.850
意識のある無数の人々が
動きまわっていますが

00:26:19.850 --> 00:26:22.953
理論がいうところでは
究極的には意識のある人々はすべて

00:26:22.953 --> 00:26:26.814
唯一の意識の投影に過ぎないのです

00:26:26.814 --> 00:26:30.181
現在の科学のパラダイムは...

00:26:30.583 --> 00:26:33.260
何世紀もそうでしたが

00:26:33.369 --> 00:26:37.580
空間と時間が
現実の根本的な本質であるというものです

00:26:37.580 --> 00:26:40.831
時間と空間は変換できないもので
すべての基礎です

00:26:40.995 --> 00:26:44.443
アインシュタイン以前は 空間と時間は別のものと見られていました

00:26:44.495 --> 00:26:48.347
今では時間と空間は時空に統一され

00:26:48.347 --> 00:26:50.204
現実の根本的な本質と見なされています

00:26:50.204 --> 00:26:52.698
それから科学は
時空とその中にある物体とは

00:26:53.562 --> 00:26:57.510
基本的な現実であると想定しました

00:26:58.196 --> 00:27:01.243
たとえば 私たちが
意識について話すとき

00:27:01.870 --> 00:27:06.682
意識そのものがどうにかして
時間と空間の中の物体から生まれたはずです

00:27:06.914 --> 00:27:11.457
その物理主義の枠組みでは
意識のない空間と時間と物体が

00:27:11.713 --> 00:27:15.828
根本的な現実です

00:27:15.828 --> 00:27:20.584
そして意識は後から
宇宙の進化と共にやってきますね？

00:27:20.646 --> 00:27:23.214
ビッグバンでは 意識はなく

00:27:23.214 --> 00:27:25.289
時空とエネルギーがあるだけでした

00:27:25.458 --> 00:27:27.818
そのエネルギーが融合して巨大な粒子となり

00:27:28.087 --> 00:27:31.072
何百万年、何億年、何十億年後かわかりませんが

00:27:31.072 --> 00:27:33.239
結果的に生命が誕生しました

00:27:33.239 --> 00:27:36.584
それから もっと後になって意識が来ました

00:27:37.857 --> 00:27:41.705
その視点では 人が死ぬと
意識を生んだ物理的な複雑さは消滅し

00:27:41.705 --> 00:27:45.169
人の意識も消滅します

00:27:45.169 --> 00:27:49.408
ですから物理主義者の枠組みは
根本的なものとしての意識を

00:27:49.762 --> 00:27:52.577
ことごとく排除し

00:27:52.577 --> 00:27:55.251
肉体が死ねば意識も一緒に無くなると
言っています

00:27:56.946 --> 00:27:58.694
別の観点から

00:27:58.694 --> 00:28:02.358
私が同僚と行ったことは
進化論を使って

00:28:02.358 --> 00:28:05.228
時間や空間は根本的なものでないというのが

00:28:05.228 --> 00:28:08.627
進化論の含意であり

00:28:08.627 --> 00:28:11.891
だから物質主義者の進化論の解釈は
間違いだと指摘したのです

00:28:12.320 --> 00:28:15.424
空間と時間と素粒子が

00:28:15.424 --> 00:28:21.437
人体のせいでどうにかして進化した
というのは

00:28:21.504 --> 00:28:25.299
間違った枠組みです
時空そのものは根本じゃありませんから

00:28:25.397 --> 00:28:28.457
私たちは時空を超えた
もっと意味深長な原動力を掲示しています

00:28:28.457 --> 00:28:30.313
意識の原動力です

00:28:30.313 --> 00:28:32.933
私たちは 古い理論を捨てはしません

00:28:32.933 --> 00:28:35.237
物理主義者が
時空は行き詰ると言っても

00:28:35.237 --> 00:28:38.133
アインシュタインにもう注意を払わないと
いうことではありません

00:28:38.133 --> 00:28:40.593
とんでもない
アインシュタインに注意を払います

00:28:40.802 --> 00:28:45.508
物理主義者が
時空を超える新しい理論を提唱するなら

00:28:45.508 --> 00:28:49.632
それは時空へと導くもので 量子論や
アインシュタインを返してくれるのでなければ

00:28:49.632 --> 00:28:50.643
間違っています

00:28:50.643 --> 00:28:52.706
古い理論はみな

00:28:52.706 --> 00:28:56.979
素晴らしい 素晴らしい友人で
奥深い理論の特別なケースとして

00:28:57.068 --> 00:29:00.160
残しておくのです

00:29:00.373 --> 00:29:03.749
ですから私たちの意識の理論でも
同じことをしなければなりません

00:29:03.749 --> 00:29:05.786
何でも好き勝手に提案はできません

00:29:05.786 --> 00:29:08.210
意識の理論は 時空へと導き

00:29:08.210 --> 00:29:10.090
時空を返してくれて

00:29:10.090 --> 00:29:13.507
量子論も特殊相対性理論も一般相対性理論も

00:29:13.507 --> 00:29:16.747
自然選択による進化もすべて
返してくれるものでないといけません

00:29:16.917 --> 00:29:20.132
それを詳細まで正確に数学でできなければ

00:29:20.264 --> 00:29:24.073
科学者が私たちの意識の理論を
真に受ける理由がありません

00:29:24.907 --> 00:29:29.020
（ルパート）まるで無限の意識が
仮想現実のヘッドセットをつけるようなもので

00:29:29.070 --> 00:29:32.932
無限の意識が 思考と知覚でできた
VRヘッドセットを装着するのです

00:29:33.105 --> 00:29:37.633
そうすることで
VRヘッドセットを装着したとたん

00:29:37.903 --> 00:29:41.932
自分の活動の中に
自身を局地化させるのです

00:29:42.249 --> 00:29:46.743
そのヘッドセットを通してー
見る 聞く 触れる 味わう 嗅ぐといった

00:29:46.743 --> 00:29:51.539
限られたマインドの知覚能力を通して
外を眺めるのです

00:29:51.740 --> 00:29:56.328
それが自分自身という存在の
統一性を断片化し

00:29:56.503 --> 00:30:00.289
10,000個のものに見えるようにします

00:30:01.103 --> 00:30:03.109
私が言いたいのは

00:30:03.609 --> 00:30:08.856
宇宙には限られたマインドよりも
はるかに多くのものがあるということです

00:30:08.856 --> 00:30:14.550
宇宙が我々の限られたマインドだけに表れると言うのではありません

00:30:14.880 --> 00:30:19.833
宇宙は私たちの限られたマインドの外にあり
しかし意識の中に存在します

00:30:20.007 --> 00:30:23.420
でも私たちの限られたマインドに制限されて

00:30:23.687 --> 00:30:27.459
宇宙にその外観を与えているのです

00:30:28.417 --> 00:30:32.645
ですから宇宙を眺めるときは

00:30:32.645 --> 00:30:37.510
認識される前に存在していた現実を
見ているのです

00:30:37.136 --> 00:30:41.551
しかし私たちの知覚能力という
レンズを通して見ているため

00:30:41.881 --> 00:30:45.593
そのように見えてしまうのです

00:30:46.363 --> 00:30:51.273
多くの精神的な伝統における
目覚めの概念では

00:30:51.273 --> 00:30:54.535
空間や時間の中にある物体や肉体など

00:30:54.644 --> 00:30:58.595
私たちが現実として受け止めるものは

00:30:58.898 --> 00:31:03.369
最終的な現実ではなく
さらに奥深い現実があって

00:31:03.399 --> 00:31:07.955
空間や時間や物体を超越した
意識の現実があり

00:31:08.075 --> 00:31:10.830
私たちはその現実から
切り離されていないのです

00:31:10.830 --> 00:31:14.615
その現実は ある意味で
私たちの本質なのです

00:31:14.698 --> 00:31:17.953
ですから目覚めとは
幻想から覚めることです

00:31:17.953 --> 00:31:21.671
自分は空間や時間の中の
ただのちっぽけな肉体だという幻想から

00:31:21.671 --> 00:31:25.696
実は空間と時間の中にある
あらゆるものの創造者で

00:31:25.696 --> 00:31:29.678
見るもの認識するものをその都度
創造しているのだと目覚めることです

00:31:37.088 --> 00:31:42.161
（ルパート）
人が目覚めるのは
認識によって起こります

00:31:42.932 --> 00:31:45.945
自分の本質が既にすっかり目覚めていて

00:31:45.945 --> 00:31:49.032
すっかり自覚しており

00:31:49.622 --> 00:31:53.158
完成し 欠けたところがなく
平安に満ちていると認識することで起こります

00:31:53.328 --> 00:31:56.010
太陽がどうやって輝くようになったのか

00:31:56.043 --> 00:31:59.900
尋ねるようなものです

00:31:59.926 --> 00:32:01.961
太陽の本質は光です

00:32:01.961 --> 00:32:04.039
既に完全に輝いています

00:32:04.039 --> 00:32:08.747
私たちの本質的な存在には 既に
平安と幸福という自然な性質があります

00:32:08.824 --> 00:32:12.456
それは 全員に明確ではありません
私たちの本質は

00:32:12.456 --> 00:32:16.465
体験する物事とすっかり混ざり合っていますから

00:32:16.601 --> 00:32:20.658
生来の平安と幸福は
体験によって薄らいでしまいます

00:32:20.903 --> 00:32:25.528
そのため 私たちは本質的な存在が
悟りを開く必要があると考えます

00:32:25.528 --> 00:32:28.327
いいえ　私たちの本質的な存在は

00:32:28.327 --> 00:32:32.136
太陽が早朝に光り輝く以上に
悟りを開く必要はありません

00:32:32.533 --> 00:32:35.993
太陽はいつも同じ明るさで輝いています

00:32:35.993 --> 00:32:39.995
私たちの本質も常に
同じ平安と喜びで輝いているのです

00:32:40.139 --> 00:32:43.682
でも 私たちの考えや感情にありがちな

00:32:43.682 --> 00:32:46.957
いらだちや不足によって
その平安と喜びは 薄められてしまいます

00:32:47.548 --> 00:32:51.511
（ダン）
目覚めるのは人物ではありません

00:32:51.817 --> 00:32:55.313
ですから 目覚めた自分というのは

00:32:55.598 --> 00:32:57.642
とあるダンという構造から

00:32:57.642 --> 00:33:01.381
瞑想センターで目覚めたのです

00:33:01.489 --> 00:33:03.314
禅センターでした

00:33:03.314 --> 00:33:06.374
私たちは禅の集会をしていて

00:33:06.374 --> 00:33:10.730
それは長く集中的な修練です

00:33:10.238 --> 00:33:15.748
禅は驚くべきもので

00:33:15.913 --> 00:33:18.786
逃避できない状況をつくる器にぴったりです

00:33:19.183 --> 00:33:24.603
瞑想を学んだダンというキャラクターがいて

00:33:24.603 --> 00:33:27.853
瞑想を続けてきた

00:33:28.027 --> 00:33:30.431
瞑想修行者のダンというキャラクターは

00:33:30.675 --> 00:33:33.830
目覚められないと悟りました

00:33:34.109 --> 00:33:37.211
瞑想のいろいろなコツや

00:33:37.211 --> 00:33:42.534
学んできた練習が役に立たなかったのです

00:33:42.786 --> 00:33:46.085
目覚めようともがいていたキャラクターは

00:33:46.203 --> 00:33:49.179
目覚めに失敗し

00:33:49.497 --> 00:33:52.084
失敗しなければならなかったのです

00:33:52.287 --> 00:33:57.217
人生を通して生きてきた役柄
演じてきた役柄を

00:33:57.424 --> 00:34:01.840
捨てるか死ぬかしないといけなくなり

00:34:02.927 --> 00:34:04.681
何が残ったか?

00:34:04.681 --> 00:34:07.951
修行者がいなくなり
何が残ったか？

00:34:07.951 --> 00:34:10.874
瞑想 または瞑想と呼ばれることをする

00:34:10.874 --> 00:34:15.142
瞑想者がいなくなり

00:34:15.261 --> 00:34:19.623
残ったものは 私の本当の自然体でした

00:34:19.623 --> 00:34:21.442
というか私...ただの私でした

00:34:21.442 --> 00:34:25.980
（ロック）
あの小さな自分の分身から目覚めるとき

00:34:25.980 --> 00:34:29.165
自我を殺すのではなく

00:34:29.266 --> 00:34:32.293
自我と戦うのでもなく

00:34:32.513 --> 00:34:36.720
実際は
自我というアイデンティティーの仕事から

00:34:36.885 --> 00:34:39.885
半ば引退して

00:34:40.012 --> 00:34:42.861
リラックスして チームの一員に

00:34:42.861 --> 00:34:46.381
私たちの意識の一部になるのを許す
ということです

00:34:47.097 --> 00:34:50.447


00:34:50.447 --> 00:34:54.233


00:34:54.233 --> 00:34:58.983


00:35:00.711 --> 00:35:06.403


00:35:06.728 --> 00:35:10.430


00:35:10.430 --> 00:35:12.632


00:35:12.632 --> 00:35:17.102


00:35:17.281 --> 00:35:19.365


00:35:19.365 --> 00:35:21.927


00:35:26.624 --> 00:35:31.114


00:35:31.239 --> 00:35:34.928


00:35:34.928 --> 00:35:39.042


00:35:39.413 --> 00:35:44.982


00:35:45.207 --> 00:35:49.915


00:35:50.148 --> 00:35:55.927


00:35:56.529 --> 00:35:58.114


00:35:59.133 --> 00:36:04.519


00:36:04.863 --> 00:36:09.166


00:36:13.107 --> 00:36:16.256


00:36:16.256 --> 00:36:19.549


00:36:19.677 --> 00:36:22.295


00:36:22.295 --> 00:36:24.918


00:36:24.918 --> 00:36:28.603


00:36:28.603 --> 00:36:35.118


00:36:35.524 --> 00:36:37.509


00:36:37.509 --> 00:36:40.701


00:36:40.996 --> 00:36:45.257


00:36:45.703 --> 00:36:48.616


00:36:48.616 --> 00:36:51.950


00:36:52.460 --> 00:36:54.670


00:36:54.670 --> 00:36:56.339


00:36:56.505 --> 00:37:00.309


00:37:01.029 --> 00:37:06.696


00:37:06.959 --> 00:37:09.988


00:37:10.061 --> 00:37:13.213


00:37:13.932 --> 00:37:18.932


00:37:19.495 --> 00:37:24.720


00:37:25.484 --> 00:37:29.375


00:37:29.583 --> 00:37:32.608


00:37:33.042 --> 00:37:36.141


00:37:36.587 --> 00:37:40.490


00:37:40.841 --> 00:37:43.585


00:37:43.605 --> 00:37:47.598


00:37:47.974 --> 00:37:52.586


00:37:53.020 --> 00:37:54.965


00:37:54.965 --> 00:37:56.790


00:37:56.357 --> 00:37:59.251


00:37:59.661 --> 00:38:01.657


00:38:01.917 --> 00:38:04.029


00:38:04.144 --> 00:38:07.576


00:38:07.876 --> 00:38:10.121


00:38:10.731 --> 00:38:15.032


00:38:21.121 --> 00:38:23.769


00:38:24.635 --> 00:38:26.301


00:38:26.301 --> 00:38:29.244


00:38:30.255 --> 00:38:32.449


00:38:32.449 --> 00:38:37.331


00:38:37.331 --> 00:38:39.528


00:38:40.340 --> 00:38:43.046


00:38:43.815 --> 00:38:46.001


00:38:46.001 --> 00:38:49.535


00:38:49.535 --> 00:38:54.665


00:38:55.124 --> 00:38:57.084


00:38:58.283 --> 00:39:01.315


00:39:01.315 --> 00:39:04.125


00:39:05.075 --> 00:39:09.793


00:39:10.889 --> 00:39:13.874


00:39:13.874 --> 00:39:17.812


00:39:18.645 --> 00:39:24.463


00:39:28.493 --> 00:39:32.569


00:39:32.569 --> 00:39:35.549


00:39:35.677 --> 00:39:40.222


00:39:40.222 --> 00:39:45.345


00:39:45.575 --> 00:39:50.054


00:39:50.054 --> 00:39:52.971


00:39:53.140 --> 00:39:56.756


00:39:56.756 --> 00:40:03.613


00:40:03.661 --> 00:40:07.428


00:40:07.571 --> 00:40:10.812


00:40:10.991 --> 00:40:12.801


00:40:12.801 --> 00:40:15.954


00:40:16.041 --> 00:40:20.191


00:40:20.302 --> 00:40:24.080


00:40:24.159 --> 00:40:29.110


00:40:29.269 --> 00:40:32.172


00:40:32.964 --> 00:40:36.546


00:40:36.838 --> 00:40:39.321


00:40:39.321 --> 00:40:43.316


00:40:43.524 --> 00:40:48.490


00:40:48.490 --> 00:40:51.386


00:40:51.386 --> 00:40:55.041


00:40:55.207 --> 00:40:59.146


00:40:59.146 --> 00:41:03.855


00:41:03.855 --> 00:41:08.441


00:41:08.582 --> 00:41:11.863


00:41:11.913 --> 00:41:14.279


00:41:16.419 --> 00:41:20.935


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