このビデオを見るのに使っている World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)は このビデオを見るのに使っている World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)は 毎日 たくさんの人に使われています 天気を調べたり 食べ物を注文したり 友だちと話したり 友だちと話したり 資金を集めたり ニュースを広めたり 革命を起こす事だってできます パソコンや携帯 車からでも使えます 私たちの身の回りに 常に存在していますが 一体 これは何でしょう? まず World Wide Webは インターネットではありません この2つの言葉は よく混同して使われます インターネットとは 単にコンピュータ同士を 情報交換のために繋いだものです インターネット初期は コンピュータ同士の 1対1接続でしたが 現在では 様々な ネットワークにより 統合されたやりとりが可能になりました インターネットによる通信は 色々な用途に使われます メールやファイル転送 ビデオ会議などが その例ですが 最もよく使われるのが World Wide Webへのアクセスです ウェブを 都心に並ぶ高層ビルだと 考えてみましょう それぞれのビルはサーバーです サーバーは常に インターネットに接続されていて 情報の保管や共有を 専門とするコンピュータです 新しいウェブサイトの開設は この高層ビルの1室を借りるようなもので そこに情報を保管し 情報を関連付けて整理し 他の人が閲覧しやすくします 高層ビルを所有し 部屋を貸す人たちが 「ウェブ・ホスト」ですが ウェブサーバーの運営は 必要な機器や 知識があれば 誰でもできます ウェブの街で迷子にならずに 必要なものが見つけられるように 用意するのが ウェブサイトのアドレスで ドメイン名を示したものです 実世界の住所のように アドレスがわかれば どのページにも たどり着けます ウェブサイトにある情報は ウェブ言語で書かれています HTMLやJavaScript が この例です 見たいウェブサイトが見つかると ウェブブラウザが このサイトのコードを読んで 文字や画像 ビデオとして表示します 特別なコンピュータ言語の知識がなくても 私たちは ブラウザが表示してくれる 画面で情報を見ることができます ですから World Wide Webは 仮想都市の様なもので その中で ウェブ言語を使って 私たちは情報をやりとりし ブラウザは翻訳者として働いています 都市が誰の所有物でもないように ウェブの持ち主はいません 私たち全員のものなんです 誰でも そこで 新しい事を始められます インターネットのプロバイダに アクセス料を払ったり レンタルサーバー会社や ドメイン名の申請に 料金を支払いますが これらの会社は 電気・ガス会社のように 不可欠なサービスを提供しているだけで ウェブの所有者ではありません ウェブの所有者ではありません でも ウェブの素晴らしい特性は その名のとおりの構造です ウェブ以前は 私たちは情報を 1方向的に使用していました 本や 新聞の記事を読むには 文を最初から最後まで1文づつ 最初から最後のページまで 1ページ毎 読む必要があります でも 人間の脳の仕組みは違います それぞれの思考は 他の思考にリンクされ 想い出や感情など ウェブのように ネットワークとして ゆるく繋がり合っています World Wide Webの父である ティム・バーナーズ=リーは 情報を整理する方法として この自然な形が必要だと提案し これを ウェブのハイパーリンクとして 実現しました ウェブサイト内の違うページをリンクさせたり そこから他のサイトに飛べるようにして 情報やアイデアに出会うと同時に それを さらに発展させる ハイパーリンクにより それを さらに発展させる ハイパーリンクにより ウェブは人間の思考パターンのように 機能できるのです このような内容と構造を持つウェブは 生活の一部として深く浸透しています より広い社会と 個人の頭脳を反映し 私たちの頭脳を 隔たり無くつなぎ 人種や性別 世代だけでなく 時間や距離を越えて繋げているのです