0:00:00.000,0:00:00.360 _ 0:00:00.360,0:00:03.870 このビデオでは、quadraticと呼ばれるー 0:00:03.870,0:00:06.590 2次多項式の因数分解の例を 0:00:06.590,0:00:08.870 たくさん示すよ。 0:00:08.870,0:00:12.650 呼び方は quadratic polynominal とか、単に 0:00:12.650,0:00:15.850 quadratic とか、quadratic expression とかあるけど、 0:00:15.850,0:00:18.300 どれも 2次多項式のことをいう。 0:00:18.300,0:00:22.440 つまり、変数の2乗がある 0:00:22.440,0:00:23.080 ということだ。 0:00:23.080,0:00:26.460 ここで扱う変数は、全て x としよう。 0:00:26.460,0:00:30.740 ここに x の多項式があるとする。 0:00:30.740,0:00:35.280 x2乗 + 10x + 9 だ。 0:00:35.280,0:00:39.870 これを 2項の式の積となるように因数分解したい。 0:00:39.870,0:00:41.520 どうすればいいかな? 0:00:41.520,0:00:44.440 じゃあ、仮に ( x + a ) ( x + b ) になるとしたら 0:00:44.440,0:00:51.690 どうなるかを考えてみよう。 0:00:51.690,0:00:55.050 2式を掛け算するとどうなるかな? 0:00:55.050,0:00:57.090 これは やったことがあるね。 0:00:57.090,0:01:03.170 計算すると x2乗 + bx + 0:01:03.170,0:01:12.690 + ax + ab になる。 0:01:12.690,0:01:15.800 ここで真ん中の2項は同じ x を係数にもつので、 0:01:15.800,0:01:18.890 足すことができる。 0:01:18.890,0:01:22.102 x2乗 + ( b + a )x {または (a + b)x } + ab 0:01:22.102,0:01:29.700 でも良い。 0:01:29.700,0:01:34.390 だから、一般にこれを 0:01:34.390,0:01:40.765 2項の積 と仮定するなら、 0:01:40.765,0:01:43.250 真ん中にある x の項 (1次の項) の係数は 0:01:43.250,0:01:49.040 a と b の和になるよね。 0:01:49.040,0:01:51.360 そして、定数項は 0:01:51.360,0:01:52.520 a と b の積になる。 0:01:52.520,0:01:57.290 いいかな。こことここが対応していて、 0:01:57.290,0:01:58.790 こっちとこっちも対応しているんだ。 0:01:58.790,0:02:02.600 もちろん 2次の項は同じだね。 0:02:02.600,0:02:05.590 さて、何とかして左の式を右のような形にできるかな? 0:02:05.590,0:02:14.060 a + b = 10 となり、しかも a × b = 9 となる 0:02:14.060,0:02:22.070 a と b を探せば良いね。 0:02:22.070,0:02:23.850 少し考えてみよう。 0:02:23.850,0:02:25.470 9 の因数を求めて、 0:02:25.470,0:02:27.770 そのうち和が 10 の2数を選べば良い。 0:02:27.770,0:02:29.170 ただし、ここには整数しか出てこないと仮定しよう。 0:02:29.170,0:02:32.350 因数分解の、特に基礎では、 0:02:32.350,0:02:33.950 たいてい整数しか 0:02:33.950,0:02:35.580 扱わないんだ。 0:02:35.580,0:02:37.080 さて、9 の因数は何だろう? 0:02:37.080,0:02:40.730 1, 3, 9 だ。 0:02:40.730,0:02:45.000 a, b は 3と3 かもしれないし、 1と9 かもしれない。 0:02:45.000,0:02:48.630 3と3 を選べば、和は 3+3 になり、 0:02:48.630,0:02:49.840 10にならない。 0:02:49.840,0:02:53.760 でも 1と9 を選ぶと、 1×9 = 9 になり、 0:02:53.760,0:02:56.670 1+9 = 10 になる。 0:02:56.670,0:02:57.570 これなら つじつまが合う。 0:02:57.570,0:03:04.190 だから a=1, b=9 という組み合わせを選べば良い。 0:03:04.190,0:03:08.920 だから、因数分解の結果は (x+1) 0:03:08.920,0:03:12.970 (x+9) になるんだ。 0:03:12.970,0:03:15.850 ここで、直前の数個のビデオで学んだスキルを使うと、 0:03:15.850,0:03:18.970 この2つを掛けることができる。すると元通り 0:03:18.970,0:03:22.880 x^2 + 10x + 9  になるね。 0:03:22.880,0:03:25.150 つまり、この式のように 0:03:25.150,0:03:28.070 2次式の最高次の項の係数が1の時、言い換えれば 0:03:28.070,0:03:31.650 xの2乗項の係数が 1 の時、君がすべき事は 0:03:31.650,0:03:34.530 和が この項の係数となり、なおかつ 0:03:34.530,0:03:37.720 _ 0:03:37.720,0:03:39.870 積が 9 (定数項の数) となる 2つの数を 0:03:39.870,0:03:41.660 探せば良いんだ。 0:03:41.660,0:03:43.510 もちろん、そのためには標準系である必要がある。 0:03:43.510,0:03:46.000 もし標準系でなくても、標準形に直してしまえば 0:03:46.000,0:03:48.500 簡単だ。「よしよし、1次の項が何であっても、 0:03:48.500,0:03:51.530 aとbの和になれば良いんだ。 0:03:51.530,0:03:52.300 それから 0:03:52.300,0:03:55.890 定数項が何であっても、aとbの積になれば良いんだ。」とだけ 0:03:55.890,0:03:56.370 考えれば良い。 0:03:56.370,0:03:58.150 他の例をいくつか考えてみよう。 0:03:58.150,0:04:00.510 多くの例を考えたほうが、理解が進む 0:04:00.510,0:04:02.630 だろうからね。 0:04:02.630,0:04:08.700 ここに x^2 + 10x + … 0:04:08.700,0:04:11.100 10x だと上と同じになっちゃうな。 x^2, 0:04:11.100,0:04:15.366 + 15x + 50 にしよう。 0:04:15.366,0:04:17.470 これを因数分解したい。 0:04:17.470,0:04:20.339 これもさっきと同じさ。 0:04:20.339,0:04:22.600 x^2 の項があって、それから 0:04:22.600,0:04:25.130 1次の項がある。 0:04:25.130,0:04:27.960 ここは 2数の和 になれば良い。 0:04:27.960,0:04:30.620 そしてこっちの定数項は、 0:04:30.620,0:04:32.870 2数の積 になれば良い。 0:04:32.870,0:04:35.640 つまり、次のような2つの数を探すんだ。 0:04:35.640,0:04:39.220 掛けると 50 になって、足すと 15 になる2数を探そう。 0:04:39.220,0:04:41.910 ちょっとコツが必要だけど、 0:04:41.910,0:04:44.530 練習するほど 0:04:44.530,0:04:45.730 自然に出来るようになるよ。 0:04:45.730,0:04:47.330 a と b は何になるだろう? 0:04:47.330,0:04:48.975 まず 50 の因数を考えよう。 0:04:48.975,0:04:52.230 1 × 50 とか、 0:04:52.230,0:04:55.072 2 × 25 、それから 0:04:55.072,0:04:57.520 4 は、50にならないな。 0:04:57.520,0:05:02.450 5 × 10, 0:05:02.450,0:05:03.580 これで全部かな。 0:05:03.580,0:05:05.920 この中で 和が15 になる数の組を 0:05:05.920,0:05:07.310 探そう。 0:05:07.310,0:05:12.630 1 + 50 は 15 ではないね。 0:05:12.630,0:05:16.160 2 + 25 も 15 ではない。しかし、 0:05:16.160,0:05:19.260 5 + 10 は 15 だ。 0:05:19.260,0:05:24.280 つまり こっちは 5+10 で、こっちは 5×10 だったんだ。 0:05:24.280,0:05:28.760 だからこれを因数分解すると、 0:05:28.760,0:05:32.630 (x+5)(x+10) になる。 0:05:32.630,0:05:33.840 これらを掛けてみよう。 0:05:33.840,0:05:36.710 掛けた結果が、元の x^2 + 15x + 10 になるのを 0:05:36.710,0:05:39.660 確認することをオススメするよ。 0:05:39.660,0:05:43.320 やってみよう。 x×x は x^2, 0:05:43.320,0:05:45.800 x × 10 は +10x, 0:05:45.800,0:05:48.600 5 × x は +5x, 0:05:48.600,0:05:51.620 5 × 10 は +50. 0:05:51.620,0:05:55.220 5 × 10 が 50 になって、 0:05:55.220,0:06:00.890 5x + 10x は合わせると 15x になるから、 0:06:00.890,0:06:06.560 元通り x^2 + 15x + 50 になった。 0:06:06.560,0:06:09.440 他の問題にも取り組んでみよう。今度は 0:06:09.440,0:06:11.040 負の数が出てくるよ。 0:06:11.040,0:06:18.890 x^2 -11x +24 を考えよう。 0:06:18.890,0:06:21.610 解き方は全く同じさ。 0:06:21.610,0:06:24.580 次を満たす 2つの数を探せば良い。 0:06:24.580,0:06:26.570 まず和が -11 になる。 0:06:26.570,0:06:30.150 a + b = -11 だ。 0:06:30.150,0:06:37.900 それから、 a × b = 24 になる。 0:06:37.900,0:06:41.290 ここで頭を働かせよう。 0:06:41.290,0:06:43.960 2つの数を掛けると、 0:06:43.960,0:06:45.080 正の数である 0:06:45.080,0:06:46.960 24 が得られる。 0:06:46.960,0:06:50.260 ここから、2つの数は どちらとも正か、どちらとも 0:06:50.260,0:06:51.380 負である事が分かる。 0:06:51.380,0:06:55.050 積が正になるなら、そうとしか考えられない。 0:06:55.050,0:06:58.290 次に、和は負の数だ。 0:06:58.290,0:07:00.720 もし2数とも正なら、和が負数になる「はずがない」。 0:07:00.720,0:07:03.280 だから、和が負である事と、 0:07:03.280,0:07:05.750 積が正である事から、 0:07:05.750,0:07:10.420 a と b はどちらとも負である事が分かる。 0:07:10.420,0:07:13.200 a と b は負になるんだ。 0:07:13.200,0:07:15.730 「片方が負で、もう片方が正」と仮定すると、 0:07:15.730,0:07:18.710 積が負になって矛盾する。 0:07:18.710,0:07:22.687 それから、「両方とも正」と仮定すると、 0:07:22.687,0:07:24.520 和が正になって矛盾する。 0:07:24.520,0:07:27.500 a も b も負であることが分かったので、 0:07:27.500,0:07:28.990 次は数字を考えよう。 0:07:28.990,0:07:31.260 まずは 24 の因数を挙げよう。 0:07:31.260,0:07:33.140 負の引数を考えれば良い。 0:07:33.140,0:07:44.670 ええと, 1 × 24 , 2 × 11 , 3 × 0:07:44.670,0:07:48.070 8 , それから 4 × 6. 0:07:48.070,0:07:51.220 このうち、掛けて 24 になるのは、 0:07:51.220,0:07:54.380 明らかだけど, 1 × 24 は 24, 0:07:54.380,0:07:58.910 2 × 11 は… 間違えた。2 × 12 は 0:07:58.910,0:07:59.790 24. 0:07:59.790,0:08:03.090 このようにして、積が24になる数の組を得られる。 0:08:03.090,0:08:07.470 このうち、足すと11になる2数は 0:08:07.470,0:08:08.790 何だろう? 0:08:08.790,0:08:09.880 ただし、2数ともマイナス記号を 0:08:09.880,0:08:11.450 付けるとしよう。 0:08:11.450,0:08:15.470 ここでは 3 と 8 が正解っぽいね。 0:08:15.470,0:08:19.150 3 × 8 = 24 で, 0:08:19.150,0:08:22.810 3 + 8 = 11 だ。 0:08:22.810,0:08:24.680 でも、これは正しくないよね。何故なら、 0:08:24.680,0:08:26.510 ここの 11 にマイナスが付いているから。 0:08:26.510,0:08:29.690 それじゃあ、 -3 と -8 ならどうだろう。 0:08:29.690,0:08:37.789 -3 × -8 = +24 , 0:08:37.789,0:08:43.580 -3 + -8 = -11 , 0:08:43.580,0:08:46.600 よって、 -3 と -8 が正しい。 0:08:46.600,0:08:53.840 だからこれを因数分解すると、x^2 -11x +24 = 0:08:53.840,0:09:02.940 (x-3)(x-8) になる。 0:09:02.940,0:09:06.270 似た問題をもう1つやってみよう。 0:09:06.270,0:09:08.330 少し思案しないと解けない問題だ。 0:09:08.330,0:09:19.810 x^2 +5x +14 を考えよう。 0:09:19.810,0:09:21.770 これはさっきと違う状況だ。 0:09:21.770,0:09:26.460 2数の積が負だよね。a × b が 0:09:26.460,0:09:28.190 -14 になる。 0:09:28.190,0:09:29.920 積が負なんだ。 0:09:29.920,0:09:32.930 ここから、片方が正で、もう片方が負である事が 0:09:32.930,0:09:33.910 分かる。 0:09:33.910,0:09:39.200 そして a と b の和が 5 になる。 0:09:39.200,0:09:41.360 それじゃあ 14 の因数を挙げて、 0:09:41.360,0:09:44.300 そのうち2数の片方を正、もう片方を負にした時、 0:09:44.300,0:09:46.560 和が 5 になるような、(マイナス符号を除いた場合は差になるけど、) 0:09:46.560,0:09:49.780 そんな組み合わせは何だろう? 0:09:49.780,0:09:53.450 順番に試してみよう。 1 と 14 では、 0:09:53.450,0:10:01.820 1 と 14だと、 -1 + 14 = 13 で 0:10:01.820,0:10:04.260 1 + -14 = -13 だ。 0:10:04.260,0:10:07.430 全ての組み合わせを書き下すことにしよう。 0:10:07.430,0:10:09.440 そうすれば理解しやすいだろうから。 0:10:09.440,0:10:16.490 -1 + 14 = 13 だ。 0:10:16.490,0:10:20.460 それから 1 + -14 = -13 だ。 0:10:20.460,0:10:21.380 和が 5 でないから、 0:10:21.380,0:10:22.950 これは違うね。 0:10:22.950,0:10:24.860 それじゃあ 2 と 7 はどうだろう? 0:10:24.860,0:10:29.600 -2 が... おっと、色を変えよう。 0:10:29.600,0:10:35.290 -2 + 7 なら、5 になる。 0:10:35.290,0:10:35.750 見つけた! 0:10:35.750,0:10:36.670 これで合ってるね! 0:10:36.670,0:10:39.440 2 + -7 も試してみると、 0:10:39.440,0:10:41.070 -5 になるから合わない。 0:10:41.070,0:10:42.960 でも -2 + 7 なら、つじつまが合う。 0:10:42.960,0:10:46.590 -2 × 7 = -14 となるから 0:10:46.590,0:10:47.600 必要な数字が出揃った。 0:10:47.600,0:10:53.210 答えは (x-2)(x+7) と分かる。 0:10:53.210,0:10:54.330 簡潔になったね。 0:10:54.330,0:10:56.950 -2 × 7 = -14 で、 0:10:56.950,0:11:00.880 -2 + 7 = +5 だ。 0:11:00.880,0:11:03.760 _ 0:11:03.760,0:11:07.680 上達のために、もう数問 0:11:07.680,0:11:09.520 解いてみよう。 0:11:09.520,0:11:16.360 x^2 -x -56 を考えよう。 0:11:16.360,0:11:19.570 ここで ある2数を考える。積が -56 で、 0:11:19.570,0:11:21.620 ここで ある2数を考える。積が -56 で、 0:11:21.620,0:11:24.430 差が -1 となる数だ。「差」というのは、片方が正で 0:11:24.430,0:11:26.280 もう片方が負だからだよね。 0:11:26.280,0:11:28.350 差が -1 になるんだ。 0:11:28.350,0:11:30.130 ここで私の頭に適切な数字が浮かぶ。 0:11:30.130,0:11:31.900 君も思い浮かんだかは分からないけど、 0:11:31.900,0:11:33.740 九九の表で出てきた数字だ。 0:11:33.740,0:11:36.480 56 = 8 × 7. 0:11:36.480,0:11:37.480 もちろん、他の数も考えられる。 0:11:37.480,0:11:39.950 28 × 2 とか 0:11:39.950,0:11:41.140 色々あるけど、 0:11:41.140,0:11:44.300 8 と 7 が近い数字だから、 0:11:44.300,0:11:45.470 有力な候補という感じがする。 0:11:45.470,0:11:47.730 さて、2数は 近い数字で、 0:11:47.730,0:11:50.430 片方が正、もう片方が 0:11:50.430,0:11:51.810 負だ。 0:11:51.810,0:11:55.250 ここで和が負であることから、 0:11:55.250,0:11:58.460 2数のうち大きい方が負のはずだ。 0:11:58.460,0:12:01.350 だから -8 × 7 をとると 0:12:01.350,0:12:03.320 -56 になり、 0:12:03.320,0:12:08.470 -8 + 7 なら 0:12:08.470,0:12:12.100 -1 で、この係数にピッタリ一致する。 0:12:12.100,0:12:16.490 よってこれを因数分解すると、(x-8) 0:12:16.490,0:12:18.690 (x+7) になる。 0:12:18.690,0:12:21.695 コツが必要だから、これは代数学の中でもかなり難しい- 0:12:21.695,0:12:23.920 概念だと感じる人が多いだろう。 0:12:23.920,0:12:26.710 まず この項の係数を挙げて、 0:12:26.710,0:12:29.710 和が x項の係数になるには 0:12:29.710,0:12:31.900 どちらが正で、どちらが負なのかを 0:12:31.900,0:12:33.590 試す必要がある。 0:12:33.590,0:12:35.860 でも多く練習するほど、熟練して 0:12:35.860,0:12:39.280 自然に出来るようになるだろう。 0:12:39.280,0:12:42.350 さて、もう少し先に進もう。 0:12:42.350,0:12:46.140 ここに -x^2, 今まで沢山やってきたのは 0:12:46.140,0:12:49.040 全て x^2 の係数が 0:12:49.040,0:12:50.690 +1 だった。 0:12:50.690,0:12:55.590 けど、今回は マイナス x^2 0:12:55.590,0:12:59.440 -5x +24 だ。 0:12:59.440,0:13:00.910 どうすれば良いだろう? 0:13:00.910,0:13:03.420 恐らく最も簡単な方法は、 0:13:03.420,0:13:05.670 -1 をくくり出す事だろう。すると 0:13:05.670,0:13:07.260 前と似た問題になる。 0:13:07.260,0:13:11.660 = -1 × (x^2 0:13:11.660,0:13:15.990 +5x -24) となる 0:13:15.990,0:13:16.300 よね。 0:13:16.300,0:13:18.080 -1 をくくり出しただけさ。 0:13:18.080,0:13:20.180 括弧の中の全ての項に -1 を掛けると、左と等しくなるのを 0:13:20.180,0:13:21.690 確認できる。 0:13:21.690,0:13:23.555 あるいは、両辺を -1 で割っても 0:13:23.555,0:13:25.000 右辺と左辺が 0:13:25.000,0:13:26.760 等しいことを確認できる。 0:13:26.760,0:13:29.360 さっきと同じお遊びさ。 0:13:29.360,0:13:33.510 ある2数を探す。その積は 0:13:33.510,0:13:34.690 -24 だ。 0:13:34.690,0:13:37.125 だから 片方が正で、もう片方が負だ。 0:13:37.125,0:13:41.550 _ 0:13:41.550,0:13:43.770 一方で和は 5 になる。 0:13:43.770,0:13:48.850 では 24 の因数 1 × 24 を考えよう。 0:13:48.850,0:13:55.750 -1 と 24 では、和が +23 になる。 0:13:55.750,0:13:57.540 正負を入れ替えても -23 となり、 0:13:57.540,0:13:58.500 正しくない。 0:13:58.500,0:14:01.210 2 と 12 はどうだろう? 0:14:01.210,0:14:04.530 片方は負でなければならない 0:14:04.530,0:14:05.040 から、 0:14:05.040,0:14:07.570 2 を負にしてみる。すると和は 10 だ。 0:14:07.570,0:14:09.750 12 の方を負にすると、和は -10 だ。 0:14:09.750,0:14:11.300 これも正しくない。 0:14:11.300,0:14:13.290 3 と 8 では? 0:14:13.290,0:14:16.850 3 を負にすると、和は 5 だ。 0:14:16.850,0:14:17.910 これは正しい! 0:14:17.910,0:14:24.620 -3 と 8 を選ぶと、つじつまが合う。 0:14:24.620,0:14:26.630 何故なら -3 + 8 = 5 で、 0:14:26.630,0:14:29.510 -3 × 8 = -24 だからだ。 0:14:29.510,0:14:31.640 よって結果は、 0:14:31.640,0:14:35.230 (最初の -1 を忘れずに書こう。) 0:14:35.230,0:14:42.990 -1 × (x-3) (x+8) となる。 0:14:42.990,0:14:44.800 もしその気なら、 0:14:44.800,0:14:46.450 (x-3) に -1 を掛けて 0:14:46.450,0:14:47.560 (3-x) にもできる。 0:14:47.560,0:14:48.810 もちろんしなくても良い。 0:14:48.810,0:14:51.810 _ 0:14:51.810,0:14:53.220 もう一問だけやってみよう。 0:14:53.220,0:14:56.060 練習を積むほど良いと思うんだ。 0:14:56.060,0:15:01.630 よし、 -x^2 0:15:01.630,0:15:06.690 +18x -72 を考えよう。 0:15:06.690,0:15:09.320 繰り返しになるけど、 -1 でくくろうと思う。 0:15:09.320,0:15:13.040 よって = -1 (x^2 0:15:13.040,0:15:16.910 -18x +72) になる。 0:15:16.910,0:15:19.650 次に2つの数さえ分かれば良い。 0:15:19.650,0:15:22.330 2数の積が 72 だから 0:15:22.330,0:15:24.480 2数の符号は同じだ。 0:15:24.480,0:15:26.930 これなら簡単な気がする。そう思うのは僕だけかもしれないけど。 0:15:26.930,0:15:29.260 掛けると 72 になって、 0:15:29.260,0:15:32.040 足すと -18 になる数は? 0:15:32.040,0:15:34.410 同じ符号で、和が負ということは、 0:15:34.410,0:15:36.470 2数とも負だ。 0:15:36.470,0:15:41.470 _ 0:15:41.470,0:15:43.790 72 の因数を元に探そう。 0:15:43.790,0:15:48.510 君の頭に 「8 × 9」が浮かんだとして、 0:15:48.510,0:15:53.270 -8 -9 [ あるいは -8 + -9 ] では 0:15:53.270,0:15:55.210 上手くいかない。 0:15:55.210,0:15:58.060 17 になってしまう。 0:15:58.060,0:15:58.860 これは惜しい。 0:15:58.860,0:15:59.560 画面に書いておこう。 0:15:59.560,0:16:04.400 -9 + -8 = -17. 0:16:04.400,0:16:06.140 惜しいけど残念。 0:16:06.140,0:16:06.990 他には何が考えられるだろう? 0:16:06.990,0:16:08.005 6 と 12 では? 0:16:08.005,0:16:09.705 けっこう良い気がする。 0:16:09.705,0:16:13.710 -6 + -12 では 0:16:13.710,0:16:15.360 -18 になる。 0:16:15.360,0:16:16.590 コツをつかまない間は、 0:16:16.590,0:16:18.810 他の多くの因数を試すハメになるだろう。 0:16:18.810,0:16:22.360 結果は -1 × ... (これを忘れたくはないものだね) 0:16:22.360,0:16:29.440 (x-6)(x-12) となる。 0:16:29.440,0:16:29.866 _