WEBVTT 00:00:05.405 --> 00:00:06.506 皆さんご存知の通り 00:00:06.506 --> 00:00:09.210 QRコードは クイック・レスポンス・コード の略で 00:00:09.210 --> 00:00:10.817 この2次元バーコードは 00:00:10.817 --> 00:00:12.710 これまでのバーコードと比べて 00:00:12.710 --> 00:00:14.041 ずっと多くの情報を保持できます 00:00:14.041 --> 00:00:17.016 トヨタの工場で 車の部品の製造状況を追跡するために 00:00:17.016 --> 00:00:19.827 日本で考案されました 00:00:19.827 --> 00:00:22.556 それ以来 人気を博しています 00:00:22.556 --> 00:00:25.688 広告のいたるところで目にします 00:00:25.688 --> 00:00:28.887 QRコードを読み取れば 00:00:28.887 --> 00:00:31.811 すぐに テクノロジーによるさまざまな体験ができます 00:00:31.811 --> 00:00:33.270 メールや — 00:00:33.270 --> 00:00:34.665 音声メッセージ — 00:00:34.665 --> 00:00:36.071 ウェブサイト — 00:00:36.071 --> 00:00:37.325 ビデオ もそうです 00:00:37.325 --> 00:00:38.903 まるで魔法のようです 00:00:38.903 --> 00:00:42.278 QRコードの作成は基本的に無料ですし 00:00:42.278 --> 00:00:44.186 QRコードを読み取ることも 00:00:44.186 --> 00:00:47.658 ますます容易で一般的になりました 00:00:47.658 --> 00:00:50.135 この素晴らしくて 無料で 簡単に使える道具を 手にしていますが 00:00:50.135 --> 00:00:51.794 それで何が出来るのでしょうか 00:00:51.794 --> 00:00:54.450 教師はQRコードの多大な潜在能力に 00:00:54.450 --> 00:00:56.626 気がついています 00:00:56.626 --> 00:00:58.804 最近 生徒たちに 00:00:58.804 --> 00:01:00.303 新しい単語を学習すると伝えました 00:01:00.303 --> 00:01:02.812 毎月2、3回行うことです 00:01:02.812 --> 00:01:04.241 生徒はうめき声を漏らしました 00:01:04.241 --> 00:01:06.681 退屈な活動ですからね 00:01:06.681 --> 00:01:09.439 そこで 生徒全員にQRコードを渡し 00:01:09.439 --> 00:01:11.955 デバイスを使って情報を読み取るようにと— 00:01:11.955 --> 00:01:14.318 そして単語リストを見つけるようにと 伝えました 00:01:14.318 --> 00:01:17.570 生徒の態度は 180度 変わりました 00:01:17.570 --> 00:01:19.073 うめき声や嘆きは 00:01:19.073 --> 00:01:21.860 興奮と熱意に変わりました 00:01:21.860 --> 00:01:24.933 全く同じ授業を QRコードを使ってもできますし 00:01:24.933 --> 00:01:26.622 QRコード無しでもできますが 00:01:26.622 --> 00:01:29.207 生徒の態度はまったく異なります 00:01:29.207 --> 00:01:31.208 QRコードを使う楽しい活動の一つが 00:01:31.208 --> 00:01:32.668 『ゴミ集め競争』です 00:01:32.668 --> 00:01:35.462 私は タスクが割り振られたQRコードを作り 00:01:35.462 --> 00:01:37.340 教室のあちこちに隠します 00:01:37.340 --> 00:01:38.572 生徒はデバイスを持ち出発し 00:01:38.572 --> 00:01:41.260 QRコードを読み取り タスクを達成します 00:01:41.260 --> 00:01:43.638 最近 私は学校でテクノロジー・イベントを開催し 00:01:43.638 --> 00:01:46.390 学校全体にQRコードを配置しました 00:01:46.390 --> 00:01:48.142 生徒は大喜びでした 00:01:48.142 --> 00:01:49.434 幼稚園から6年生まで 00:01:49.434 --> 00:01:51.520 すっかり熱中し興奮していました 00:01:51.520 --> 00:01:53.156 文字通り コードからコードへ走って移動しました 00:01:53.156 --> 00:01:54.652 それというのも 次のタスクが何か 00:01:54.652 --> 00:01:57.363 知りたくて興奮していたからです 00:01:57.363 --> 00:01:58.673 デバイスを持っていない生徒は 00:01:58.673 --> 00:02:00.113 スマートフォンを使わせてくれるように 00:02:00.113 --> 00:02:01.491 両親に頼んでいました 00:02:01.491 --> 00:02:03.409 そうすれば自分たちも参加できますから 00:02:03.409 --> 00:02:04.945 学習について あの水準の熱意や興奮が見られるとは 00:02:04.945 --> 00:02:09.548 新鮮な気持ちがしました 00:02:09.548 --> 00:02:11.974 教師がQRコードを創造的に使用することは 00:02:11.974 --> 00:02:14.144 プラス影響の強化のためです 00:02:14.144 --> 00:02:15.802 それぞれに違うメッセージと結びついた 00:02:15.802 --> 00:02:17.210 番号のふってあるQRコードのポスターを 00:02:17.210 --> 00:02:19.007 教室に掲示してみてください 00:02:19.007 --> 00:02:20.559 生徒がフィードバックを必要とする際に 00:02:20.559 --> 00:02:22.390 『5番をスキャンしてみて』と— 00:02:22.390 --> 00:02:24.061 『22番をスキャンしてみて』と伝えてみて下さい 00:02:24.061 --> 00:02:25.096 メッセージは 00:02:25.096 --> 00:02:27.890 『よくできました!素晴らしい熱意ですね』 00:02:27.890 --> 00:02:30.475 『いい出来!ホント一所懸命頑張ったね』 00:02:30.475 --> 00:02:32.465 生徒にとって 席を立ち — 00:02:32.465 --> 00:02:33.855 コードを読み取り — 00:02:33.855 --> 00:02:34.949 何かと交流がある ということは 00:02:34.949 --> 00:02:36.320 教師がただ『良く出来ました!』と言うよりも 00:02:36.320 --> 00:02:39.201 ずっと刺激的です 00:02:39.201 --> 00:02:40.445 はるかに記憶に残ります 00:02:40.445 --> 00:02:43.719 図書館での使用例は無限大です 00:02:43.719 --> 00:02:46.257 書評や — 00:02:46.257 --> 00:02:48.232 推薦図書の一覧 — 00:02:48.232 --> 00:02:50.036 本のリストとして使えます 00:02:50.036 --> 00:02:51.249 例えば 伝記 00:02:51.249 --> 00:02:52.456 マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの 00:02:52.456 --> 00:02:54.624 伝記を本棚から取って 00:02:54.624 --> 00:02:55.835 QRコードを読み取り その場で 00:02:55.835 --> 00:02:57.173 『I Have a Dream』スピーチに 00:02:57.173 --> 00:02:58.918 没頭するのを想像してみてください 00:02:58.918 --> 00:03:02.006 文字通り 学習に命が吹き込まれます 00:03:02.006 --> 00:03:04.261 QRコードは従来の宿題に 00:03:04.261 --> 00:03:05.928 21世紀的な ひねり を加えられます 00:03:05.928 --> 00:03:07.609 毎年 私は生徒に 00:03:07.609 --> 00:03:09.640 読書感想文のポスターを作らせます 00:03:09.640 --> 00:03:10.975 私たちは皆 小学校で 00:03:10.975 --> 00:03:12.852 経験しましたよね 00:03:12.852 --> 00:03:14.854 ちょっと退屈な宿題です 00:03:14.854 --> 00:03:16.392 子どもたちの反応も まぁまぁ です 00:03:16.392 --> 00:03:17.895 今回 もう一段階進めて 00:03:17.895 --> 00:03:19.358 第2ステップとして 00:03:19.358 --> 00:03:21.852 自分たちの声を録音して 00:03:21.852 --> 00:03:25.233 音声QRコードを作成し書評をするという 00:03:25.233 --> 00:03:27.271 課題を出しました 00:03:27.271 --> 00:03:29.493 それからQRコードを印刷して — 00:03:29.493 --> 00:03:30.858 ポスターに貼付けて — 00:03:30.858 --> 00:03:34.135 ポスターを体験型・対話型に仕上げました 00:03:34.135 --> 00:03:35.400 廊下に貼り 00:03:35.400 --> 00:03:37.033 違うクラスの子どもたちが 00:03:37.033 --> 00:03:38.320 近くを歩き スキャンし 00:03:38.320 --> 00:03:40.019 書評を聞きました 00:03:40.019 --> 00:03:41.287 これまでのポスターよりも 00:03:41.287 --> 00:03:43.487 はるかに面白かったです 00:03:43.487 --> 00:03:46.657 最近 私のクラスは特別に 00:03:46.657 --> 00:03:47.924 国内のある先生による 00:03:47.924 --> 00:03:50.488 QRコードを使用した授業に参加しました 00:03:50.488 --> 00:03:53.505 ビデオチャットでさえ興奮するようなものでしたが 00:03:53.505 --> 00:03:56.683 その先生がQRコードを授業に取り入れたこと 00:03:56.683 --> 00:03:58.385 つまり 私の生徒が自分の席から 00:03:58.385 --> 00:03:59.685 居心地の良い教室から 00:03:59.685 --> 00:04:02.688 コンピューター画面上のコードを実際に読み取り 00:04:02.688 --> 00:04:06.025 3,000マイル離れた彼女のQRコードの 情報を読み取ったことは 00:04:06.025 --> 00:04:09.528 信じられないほど刺激的で印象的でした 00:04:09.528 --> 00:04:12.595 この授業は何週間もの間 話題に上りました 00:04:12.595 --> 00:04:15.026 プリントや教科書からは 00:04:15.026 --> 00:04:18.045 このような印象的で — 00:04:18.045 --> 00:04:20.149 熱中するような体験はできません 00:04:20.149 --> 00:04:22.667 QRコードは どの学年でも — 00:04:22.667 --> 00:04:24.454 どの科目でも — 00:04:24.454 --> 00:04:26.274 利用できます 00:04:26.274 --> 00:04:28.172 幼稚園の先生方はQRコードを読み取らせて 00:04:28.172 --> 00:04:31.544 フォニックスの授業が出来るでしょう 00:04:31.544 --> 00:04:34.320 音楽の先生は生徒の演奏や歌声を 00:04:34.320 --> 00:04:37.319 音声QRコードにできるでしょう 00:04:37.319 --> 00:04:39.767 体育の先生は レースのリアルタイムの結果や — 00:04:39.767 --> 00:04:41.519 運動会の結果を — 00:04:41.519 --> 00:04:43.487 QRコードにして発表できるでしょう 00:04:43.487 --> 00:04:46.324 学生自治会やPTAは次の学校行事を 00:04:46.324 --> 00:04:49.066 学校中に知らせることができますし 00:04:49.066 --> 00:04:52.126 QRコードによって家庭に知らせられるでしょう 00:04:52.126 --> 00:04:55.897 この無料で簡単なツールの可能性は無限大です 00:04:55.897 --> 00:04:59.086 適切に利用すれば QRコードは — 00:04:59.086 --> 00:05:00.421 生徒を目覚めさせ — 00:05:00.421 --> 00:05:01.664 授業を変貌させ — 00:05:01.664 --> 00:05:04.459 教室の壁を取り払い — 00:05:04.459 --> 00:05:08.690 究極の21世紀型学習機会を 創造する可能性を秘めています