WEBVTT 00:00:00.680 --> 00:00:03.960 6年生のとき 私は 学校でケンカをしました 00:00:04.880 --> 00:00:07.136 ケンカは初めてでは ありませんでしたが 00:00:07.160 --> 00:00:09.640 学校では初めてでした 00:00:10.320 --> 00:00:13.856 相手は私より30cmも身長が高く 00:00:13.880 --> 00:00:15.816 体格も私より良く 00:00:15.840 --> 00:00:18.080 何週間も私をからかっていた 男の子でした 00:00:19.000 --> 00:00:23.816 体育の時間 彼は私の靴を踏み 謝ろうとしませんでした 00:00:23.840 --> 00:00:28.296 それで私は怒りでいっぱいになり 彼をつかんで地面に投げ飛ばしたのです 00:00:28.320 --> 00:00:30.056 柔道の指導を受けていたので NOTE Paragraph 00:00:30.080 --> 00:00:32.960 (笑) NOTE Paragraph 00:00:34.920 --> 00:00:37.936 ケンカは2分足らずで終わりました 00:00:37.960 --> 00:00:40.216 けれどそれは 私の中にある暴風を 00:00:40.240 --> 00:00:42.136 完璧に反映していました 00:00:42.160 --> 00:00:44.216 私は若くして 性的暴行の生存者であり 00:00:44.240 --> 00:00:46.616 また 見捨てられ 暴力にさらされることに 00:00:46.640 --> 00:00:49.736 立ち向かっていた女の子でした 00:00:49.760 --> 00:00:51.296 私は彼と戦っていましたが 00:00:51.320 --> 00:00:55.136 同時に 私に暴行した 男たち 少年たち そして 00:00:55.160 --> 00:00:58.360 黙っていろと私に教えてきた 文化とも戦っていたのです 00:00:59.240 --> 00:01:00.816 教師にケンカを止められて 00:01:00.840 --> 00:01:03.376 校長室に呼ばれました 00:01:03.400 --> 00:01:05.880 でも校長は「一体何が問題なの?」 とは言わず 00:01:07.480 --> 00:01:10.616 私に 息を整える時間をくれてから 00:01:10.640 --> 00:01:12.600 訊いてくれました 「何が起きたの?」 NOTE Paragraph 00:01:14.440 --> 00:01:17.416 教師たちは共感を持って 働きかけてくれました 00:01:17.440 --> 00:01:18.656 彼らは私を知っていました 00:01:18.680 --> 00:01:21.976 私が読書を好きなこと 絵を描くのを好きなこと 00:01:22.000 --> 00:01:23.800 プリンスに夢中なこと 00:01:25.040 --> 00:01:27.856 知っていたからこそ 私とケンカ相手の行為が 00:01:27.880 --> 00:01:30.696 なぜ学校の学習環境にとって 破壊的なものだったのかを 00:01:30.720 --> 00:01:32.800 理解する手助けをしてくれました 00:01:33.760 --> 00:01:36.296 彼らは私を 停学にはしませんでした 00:01:36.320 --> 00:01:37.880 警察も呼びませんでした 00:01:38.680 --> 00:01:41.400 ケンカの翌日も 私は学校に行くことができ 00:01:42.520 --> 00:01:45.920 卒業もできました そして 教師の仕事に就けました NOTE Paragraph 00:01:48.120 --> 00:01:51.936 でも残念ながら アメリカや世界中で今 黒人の女の子に起きているのは 00:01:51.960 --> 00:01:53.760 これとは違うストーリーなのです 00:01:54.640 --> 00:01:57.016 彼女たちは今まさに 00:01:57.040 --> 00:01:59.776 不公平な形で学校から 追い出されつつあります 00:01:59.800 --> 00:02:03.376 彼女たちが学校の安全にとって 差し迫った脅威だからではなく 00:02:03.400 --> 00:02:05.576 彼女たちにとって学校とは 00:02:05.600 --> 00:02:08.400 罰を受け 軽んじられる 場所だからです 00:02:09.160 --> 00:02:13.656 この国の各地で 黒人の女の子から こういった話を聞きます 00:02:13.680 --> 00:02:15.656 けれどこれは 乗り越えられます 00:02:15.680 --> 00:02:17.240 この物語は変えられるのです NOTE Paragraph 00:02:18.640 --> 00:02:20.280 データから始めましょう 00:02:21.400 --> 00:02:24.456 NBWJI(国立黒人女性司法研究所)は 00:02:24.480 --> 00:02:25.696 アメリカ教育省が集めた 00:02:25.720 --> 00:02:28.696 教育現場における平等についての データを分析しました 00:02:28.720 --> 00:02:31.696 黒人の女の子たちは どの種類の懲罰においても 00:02:31.720 --> 00:02:34.160 該当者の割合が過剰となっている 唯一の集団です 00:02:35.360 --> 00:02:39.456 黒人以外の女の子たちも 登校禁止処分を受けていますし 00:02:39.480 --> 00:02:43.096 いくつかの懲罰については 黒人以外の女の子たちが 00:02:43.120 --> 00:02:45.416 大きな割合を占めている こともあります 00:02:45.440 --> 00:02:47.456 しかし 黒人の 女の子たちは 全体を通じて 00:02:47.480 --> 00:02:49.480 大きな割合を占める 唯一の集団なのです 00:02:50.960 --> 00:02:55.096 黒人の女の子たちは 白人の女の子たちに比べ 00:02:55.120 --> 00:02:57.816 1回以上の停学措置を 受ける割合が7倍です 00:02:57.840 --> 00:03:01.936 白人やラテン系の女の子と比べても 少年裁判所へ送られるケースは 00:03:01.960 --> 00:03:04.000 3倍近くになります NOTE Paragraph 00:03:04.720 --> 00:03:08.696 ジョージタウン貧困・不平等センターの 最近の調査によると 00:03:08.720 --> 00:03:11.856 この格差が生まれる 理由の一部は 00:03:11.880 --> 00:03:14.136 黒人の女の子たちが ある特定の 00:03:14.160 --> 00:03:16.536 年齢に不相応な扱いを受けているからです 00:03:16.560 --> 00:03:19.680 黒人の女の子は 白人の同級生女子より 大人びて見られるのです 00:03:20.640 --> 00:03:22.656 この調査によると 特に 00:03:22.680 --> 00:03:26.736 黒人の女の子たちは手助けや保護を 白人同級生よりも必要とせず―― 00:03:26.760 --> 00:03:29.776 性について より多くを 知っていると判断されます 00:03:29.800 --> 00:03:32.800 そして より自立していると 見られるのです 00:03:34.120 --> 00:03:35.816 この調査によれば また 00:03:35.840 --> 00:03:41.576 この見られ方の格差は 5歳ごろから始まっていて 00:03:41.600 --> 00:03:45.816 時が経つにつれ 格差は広がっていき 00:03:45.840 --> 00:03:48.920 10歳から14歳にかけて 最大の格差が生まれます 00:03:49.920 --> 00:03:51.720 これは重大な結果を生みます 00:03:53.000 --> 00:03:57.456 歳上と見られることで より過酷な扱いを受けたり 00:03:57.480 --> 00:04:00.096 間違えたとき 即座に責められたり 00:04:00.120 --> 00:04:02.280 傷ついているのに 被害者非難を受けるのです 00:04:03.200 --> 00:04:06.496 そしてまた女の子たちは 自分の置かれた状況ではなく 00:04:06.520 --> 00:04:09.080 自分が間違っているのかもと 思わされます NOTE Paragraph 00:04:10.880 --> 00:04:14.776 黒人の少女たちは 声が大きすぎる 攻撃的すぎる 00:04:14.800 --> 00:04:16.680 怒りすぎ 目立ちすぎると 常に見られます 00:04:17.560 --> 00:04:21.016 これは 非黒人の女の子たちとの 比較で評価されたもので 00:04:21.040 --> 00:04:24.976 黒人の女の子の暮らしや 文化的な標準を 00:04:25.000 --> 00:04:27.016 考慮に入れていません 00:04:27.040 --> 00:04:29.016 アメリカでだけではありません 00:04:29.040 --> 00:04:30.616 南アフリカでは 00:04:30.640 --> 00:04:32.776 プレトリア女子高等学校の 黒人の女の子たちは 00:04:32.800 --> 00:04:36.416 化学処理をしていない 自然なままの髪で 00:04:36.440 --> 00:04:38.256 登校しないよう指導されました 00:04:38.280 --> 00:04:39.896 彼女たちは何をしたか? 00:04:39.920 --> 00:04:41.240 抗議しました 00:04:42.080 --> 00:04:45.576 世界中でほとんどのコミュニティが 彼女たちの正しい主張を 00:04:45.600 --> 00:04:48.520 支援してくれたのは 素晴らしいことでした 00:04:49.320 --> 00:04:51.656 ただ こうした行動が混乱を招くと 考える人もいました 00:04:51.680 --> 00:04:54.336 彼女たちが こう問いを 投げかけたからです 00:04:54.360 --> 00:04:57.376 「アフリカでだめなら どこで黒人でいられるの?」 NOTE Paragraph 00:04:57.400 --> 00:04:59.256 (笑) NOTE Paragraph 00:04:59.280 --> 00:05:01.616 (拍手) NOTE Paragraph 00:05:01.640 --> 00:05:03.080 よい質問ですね 00:05:04.400 --> 00:05:06.576 世界中で 黒人の女の子たちは 00:05:06.600 --> 00:05:08.720 この問いに立ち向かっています 00:05:09.520 --> 00:05:11.336 そして世界中で 00:05:11.360 --> 00:05:14.856 彼女たちは注目してもらうためにもがき 自由になるために働き 00:05:14.880 --> 00:05:16.496 安全に学べる場所が提供する 00:05:16.520 --> 00:05:19.920 未来を手に入れようと戦っています 00:05:20.800 --> 00:05:24.056 アメリカでは 幼児期を過ぎたばかりの女の子が 00:05:24.080 --> 00:05:26.800 かんしゃくを起こしたとして 教室で逮捕されます 00:05:27.520 --> 00:05:30.496 中学生の女の子たちは 手を加えないアフロヘアを理由として 00:05:30.520 --> 00:05:33.296 そして ドレスコードを理由として 00:05:33.320 --> 00:05:35.720 学校から追い出されています 00:05:36.520 --> 00:05:38.576 高校生の女の子たちは 学校の中で 00:05:38.600 --> 00:05:41.080 警官の手による暴力を受けています 00:05:41.760 --> 00:05:46.080 黒人の女の子たちはどこで 懲戒や 懲罰なしに 黒人でいられるのでしょう? 00:05:48.120 --> 00:05:50.736 こういった事件にとどまりません NOTE Paragraph 00:05:50.760 --> 00:05:52.816 私は 研究と教育の仕事の中で 00:05:52.840 --> 00:05:56.216 ステイシーみたいな女の子たちと 働く機会がありました 00:05:56.240 --> 00:05:58.776 私の本『Pushout(追い出し)』で とりあげた子です 00:05:58.800 --> 00:06:01.760 彼女は暴力を振るってしまう 自分と戦っています 00:06:03.360 --> 00:06:08.136 神経科学的・心理学的構造分析の 科学的な診断を受けるべきなのに 00:06:08.160 --> 00:06:09.576 受診できていません 00:06:09.600 --> 00:06:13.016 もし受ければ 彼女の逆境的 小児期体験が 暴力をふるうことに 00:06:13.040 --> 00:06:15.096 どれだけつながっているかが わかるはずです 00:06:15.120 --> 00:06:18.376 彼女は自分自身を「問題児」と 認めてしまっています 00:06:18.400 --> 00:06:21.296 教師たちが彼女を停学にするときに 00:06:21.320 --> 00:06:23.200 いつもその言葉を使うからです NOTE Paragraph 00:06:25.360 --> 00:06:26.976 でも ここに核心があるのです 00:06:27.000 --> 00:06:32.216 分離と傷の内面化は 孤立の中で より強まります 00:06:32.240 --> 00:06:35.296 トラブルに巻き込まれた 女の子たちを追い払うのではなく 00:06:35.320 --> 00:06:37.120 近くに引き寄せるべきなのです 00:06:38.520 --> 00:06:40.736 教育は 違法行為に巻き込まれる可能性を 00:06:40.760 --> 00:06:43.320 減らす 重要な保護因子です 00:06:44.400 --> 00:06:46.816 だから 女の子を 学びから遠ざけるのではなく 00:06:46.840 --> 00:06:48.936 学びにつなげ続けるような 00:06:48.960 --> 00:06:50.816 方針と慣習を作り上げるべきです 00:06:50.840 --> 00:06:54.800 教育とは自由のための仕事であると 言いたい理由の一つがこれです 00:06:56.680 --> 00:06:59.160 安全だと感じるとき 女の子たちは学べます 00:07:00.280 --> 00:07:02.896 そう感じられないとき 彼女たちはケンカします 00:07:02.920 --> 00:07:07.920 抗議し 口答えし 逃げ 立ちすくんでしまいます 00:07:09.120 --> 00:07:12.336 人間の脳は脅威を感じたとき 身を守るようにできています 00:07:12.360 --> 00:07:14.416 学校が 脅威のように感じられたり 00:07:14.440 --> 00:07:17.176 人生における 諸々の害の存在場所と 感じられるかぎり 00:07:17.200 --> 00:07:19.160 彼女は抵抗しようとするでしょう 00:07:19.920 --> 00:07:23.136 けれど もし学校が 癒しの場所になれば 00:07:23.160 --> 00:07:25.400 学びのための場所にも なれるのです NOTE Paragraph 00:07:26.720 --> 00:07:30.456 学校が癒しの場所になるとは どういうことを指すのでしょう? 00:07:30.480 --> 00:07:33.736 ひとつには 髪型や服装を 理由として 黒人の女の子たちを 00:07:33.760 --> 00:07:38.136 標的にするような方針や慣習を 今すぐにやめるべきだということです NOTE Paragraph 00:07:38.160 --> 00:07:44.096 (拍手) NOTE Paragraph 00:07:44.120 --> 00:07:48.176 女の子たちがどのように 何を 学ぶかに焦点を当てましょう 00:07:48.200 --> 00:07:52.056 女の子の身体を取り締まって レイプ文化を増長させたり 00:07:52.080 --> 00:07:55.080 生まれた環境でこどもたちを 罰したりするのではなく 00:07:56.960 --> 00:08:00.760 親や 地域の大人の関係者たちが 参画できるのはここです 00:08:01.680 --> 00:08:03.496 学校と会話を始めましょう 00:08:03.520 --> 00:08:06.216 学校に働きかけ 親と生徒の 共同プロジェクトとして 00:08:06.240 --> 00:08:09.376 服装規定やその他の行動規範に 00:08:09.400 --> 00:08:11.336 取り組んで 00:08:11.360 --> 00:08:14.560 偏見や差別を意識的に 避けましょう 00:08:15.480 --> 00:08:16.696 けれど 忘れないで 00:08:16.720 --> 00:08:19.936 黒人の女の子をもっとも傷つける 慣習のいくつかは 不文律にあります 00:08:19.960 --> 00:08:24.256 だから私たちは 自分の深い内面に潜む 偏見に取り組み続けなくてはなりません 00:08:24.280 --> 00:08:27.378 黒人の女の子たちの実際の姿 あるいは語られた姿を 00:08:27.378 --> 00:08:30.785 いつ どのように 見るか見ないかという 偏見に操られないように 00:08:32.159 --> 00:08:34.256 学校でボランティアをしましょう 00:08:34.280 --> 00:08:39.096 そして 文化を尊重し ジェンダー平等な 議論をするグループを作りましょう 00:08:39.120 --> 00:08:42.096 黒人の女の子 ラテン系 ネイティブ・アメリカンの女の子 00:08:42.120 --> 00:08:45.576 その他 学校で隅に追いやられている 生徒たちと一緒に 00:08:45.600 --> 00:08:46.856 安全な場所を提供するために 00:08:46.880 --> 00:08:49.920 そして学校での主体性と 経験を伸ばすためにです 00:08:51.000 --> 00:08:53.736 そしてもし学校が 癒しの場所になろうとするなら 00:08:53.760 --> 00:08:55.936 私たちは警官を排除し 00:08:55.960 --> 00:08:58.536 スクールカウンセラーの数を 増やさなければなりません NOTE Paragraph 00:08:58.560 --> 00:09:04.640 (拍手) NOTE Paragraph 00:09:06.520 --> 00:09:08.920 教育とは 自由のための仕事です 00:09:10.160 --> 00:09:14.000 入口がどこであろうとも 全員が 自由のための闘士でなければなりません 00:09:15.160 --> 00:09:17.056 朗報があります いくつかの学校は 00:09:17.080 --> 00:09:19.656 女の子たちが自分を 大事にされ 愛される存在だと 00:09:19.680 --> 00:09:23.400 感じられる場所になろうと 積極的に動いています 00:09:24.360 --> 00:09:29.496 オハイオのコロンバスにある コロンバス市立女子校はその一例です 00:09:29.520 --> 00:09:32.256 校長は 女の子たちを 「態度が悪い」という理由で 00:09:32.280 --> 00:09:35.840 罰することは 今後行わないと 宣言したのです 00:09:37.320 --> 00:09:39.776 もともとこの学校は 00:09:39.800 --> 00:09:42.776 しっかりした一連の対応を整えて 00:09:42.800 --> 00:09:46.256 停学や退学 逮捕といった懲罰に 代えようとしていました 00:09:46.280 --> 00:09:50.336 対話的な更生プログラムを 設立することに加え 00:09:50.360 --> 00:09:52.856 この学校は 生徒と教師の 関係を改善するため 00:09:52.880 --> 00:09:55.816 すべての女の子が学校の中に 少なくともひとり 00:09:55.840 --> 00:09:58.736 危機状況の最中に相談できる 大人を持つようにしたのです 00:09:58.760 --> 00:10:02.216 また 学校の廊下や教室の中に 場所を作って 00:10:02.240 --> 00:10:04.720 必要であれば女の子たちが 集まれるようにしました 00:10:05.400 --> 00:10:09.216 さらに 助言プログラムも 設立し 女の子たちが 00:10:09.240 --> 00:10:13.456 自己価値やコミュニケーションスキルや 目標設定を高めながら 00:10:13.480 --> 00:10:15.640 毎日を始められるようにしました 00:10:16.440 --> 00:10:17.696 この学校では 00:10:17.720 --> 00:10:21.336 女の子の逆境的小児期体験を 無視するのではなく 00:10:21.360 --> 00:10:22.856 きちんと応えるよう努めています 00:10:22.880 --> 00:10:25.720 彼らは女の子たちを近づけるのです 遠ざけるのではなく 00:10:26.520 --> 00:10:29.896 結果として 無断欠席率や 停学率は改善され 00:10:29.920 --> 00:10:32.936 女の子は 学ぶ準備を整えて 登校できるようになってきました 00:10:32.960 --> 00:10:35.696 教師が自分を気にかけていると 知っているからです 00:10:35.720 --> 00:10:36.920 それが大事なのです NOTE Paragraph 00:10:37.960 --> 00:10:41.296 芸術とスポーツの授業を カリキュラムに取り入れている学校 00:10:41.320 --> 00:10:44.096 対話的な更生や マインドフルネス 瞑想といった 00:10:44.120 --> 00:10:47.856 改革的なプログラムを 打ち立てている学校は 00:10:47.880 --> 00:10:52.616 女の子たちに 他者との関係だけでなく 自分自身との関係も修復する機会を 00:10:52.640 --> 00:10:54.520 提供しているのです 00:10:55.360 --> 00:10:58.896 私たちの生徒が直面している 現実的な 複雑で 歴史背景のある 00:10:58.920 --> 00:11:00.416 トラウマに応えるということは 00:11:00.440 --> 00:11:04.976 こどもたち 思春期の子たちの 未来を信じる 私たち全員が 00:11:05.000 --> 00:11:08.136 こどもたちとの関係 学びのための教材 00:11:08.160 --> 00:11:11.736 人的 財政的な資源 そのほかの手段を整備し 00:11:11.760 --> 00:11:16.120 こどもたちを癒やしていくということです そうすれば彼らは学べるようになるのです NOTE Paragraph 00:11:18.360 --> 00:11:22.896 学校は もっとも傷つきやすい 女の子たちに応える場所であるべきです 00:11:22.920 --> 00:11:26.520 それが前向きな学校文化を 作り出すために不可欠なのです 00:11:28.080 --> 00:11:31.696 女の子の未来を信じる私たちの力は 次のような時にこそ必要です 00:11:31.720 --> 00:11:34.576 女の子が貧困や依存症の ただ中にいるとき 00:11:34.600 --> 00:11:36.976 女子が性的な人身売買をされて 動揺しているとき 00:11:37.000 --> 00:11:39.576 さまざまな暴力を耐え抜いているとき 00:11:39.600 --> 00:11:42.256 彼女が声をあげているときも 00:11:42.280 --> 00:11:43.480 沈黙しているときもです 00:11:45.280 --> 00:11:47.776 私たちは 女の子が 知的にも社会的・情動的にも 00:11:47.800 --> 00:11:49.816 幸せでいられるように 支えられるはずです 00:11:49.840 --> 00:11:53.800 女の子のズボンが膝までか 太ももの 真ん中までか もっと短かいかなど関係なく 00:11:56.680 --> 00:11:59.056 恐怖で人を動かす政治に染まりきった この世界では 00:11:59.080 --> 00:12:01.536 女の子たちが癒され 成長していける場所として 00:12:01.560 --> 00:12:06.336 学校を根っこから想像し直すのは 難しい注文に思えるかもしれません 00:12:06.360 --> 00:12:09.160 けれど 大胆に これを目標に据えなければなりません 00:12:10.400 --> 00:12:14.296 教育を自由のための仕事と捉えて 打ち込んでいくなら 00:12:14.320 --> 00:12:16.616 私たちは教育の状況を 変えられるのです 00:12:16.640 --> 00:12:20.296 もっとも傷つきやすい子も含め 女の子が誰ひとりとして 学校から 00:12:20.320 --> 00:12:22.016 追い出されないようにするために 00:12:22.040 --> 00:12:24.616 そしてそれは 私たち全員に とっての勝利なのです NOTE Paragraph 00:12:24.640 --> 00:12:25.896 ありがとうございました NOTE Paragraph 00:12:25.920 --> 00:12:31.760 (拍手)