WEBVTT

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ジョシュア・ウォルターズです

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パフォーマーをしています

NOTE Paragraph

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(ビート)

NOTE Paragraph

00:00:15.000 --> 00:00:18.000
(笑)

NOTE Paragraph

00:00:18.000 --> 00:00:20.000
(拍手)

NOTE Paragraph

00:00:22.000 --> 00:00:25.000
私はパフォーマーですが

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それ以前に二重人格だと

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診断されています

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私はこれを良いことだと捉えています

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ステージで狂えば狂うほどに

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私は輝きを増すからです

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16歳の時 サンフランシスコで私は

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革新的ともいえる体験をしました

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自分をイエス・キリストだと思ったのです

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恐ろしい体験だと思われたかもしれませんが

00:00:54.000 --> 00:00:57.000
自身をイエス・キリストだと思うことほど

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気持ちを高めてくれる

00:00:59.000 --> 00:01:01.000
薬はどこにもないんです

NOTE Paragraph

00:01:01.000 --> 00:01:04.000
(笑)

NOTE Paragraph

00:01:05.000 --> 00:01:08.000
私はある場所に送られました

00:01:08.000 --> 00:01:10.000
精神病院です

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そこでは皆が自身の

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ワンマンショーを繰り広げていました

00:01:16.000 --> 00:01:21.000
(笑)

00:01:21.000 --> 00:01:23.000
リハーサルだと言うにも

00:01:23.000 --> 00:01:26.000
皆さんのような観客はいないんですよ

00:01:26.000 --> 00:01:28.000
皆ひたすらに練習をするんです

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いつかこの舞台に来るかもしれませんよ

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さて その精神病院を出て

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外で精神科医から

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薬をもらいました

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その医者はこう言いました

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「ジョシュ いいか ジプレキサ

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(非定型統合失調症治療薬)を出してやろう

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わかったか？　ん？

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とりあえずペンにそう書いてあるだ」

00:01:52.000 --> 00:01:57.000
(笑)

00:01:57.000 --> 00:02:00.000
ここにも専門の方がいるようですね

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ざわめきが聞こえてきますよ

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高校の前半期は

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狂った話との葛藤で

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後半期はこの手の

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薬の過剰摂取で

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授業中ずっと眠っていました

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つまり 後半は居眠りの時期とでも呼べるかな

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高校を卒業して

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選択をする時が来ました

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自分の精神病を拒むのか

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それとも

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この繊細な心を

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受け入れるのか

NOTE Paragraph

00:02:37.000 --> 00:02:39.000
(ラッパの音)

NOTE Paragraph

00:02:41.000 --> 00:02:43.000
現在 精神病を肯定的に

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捉え直そうとする動きが起こっています

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少なくとも一部の躁病患者の間ではね

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躁病というのが何か知らない方は

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ブレーキがないフェラーリ製の

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エンジンとでも思って頂いて間違いないです

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TEDの会場にはこの鋭い感性を持つ方が

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たくさんいることでしょう

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何のことだかわかればの話ですが

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一般に不可能と言われていることに

00:03:06.000 --> 00:03:08.000
皆さん駆り立てられるのです

NOTE Paragraph

00:03:08.000 --> 00:03:10.000
ジョン・ガートナーの著書

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"The Hypomanic Edge"という本には

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クリストファ・コロンブス、テッド・ターナー、スティーブ・ジョブスといった

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企業家は皆 競争力を生む

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強みを持っていると書かれています

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ついこないだ 90年代半ば書かれた

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"Touched With Fire"という

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キー・レッドフィールドの著書の中でも

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モーツァルトやベートーベン、ゴッホも

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皆 同様の躁うつ病を患っていたことが

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独創的に描写されています

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自殺してしまった方もいます

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精神病が全体として

00:03:40.000 --> 00:03:43.000
良いものであるわけではないのです

NOTE Paragraph

00:03:43.000 --> 00:03:46.000
最近 こういった分野は

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だいぶ発展をしています

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ニューヨークタイムズにも2010年の９月に

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ある記事の中で

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"適度な狂気"

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という一説がありました

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投資家たちが

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冒険的な企業家を探すときには

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適度に狂ってみたほうがいいようです

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わかるでしょ？

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完全な双極性鬱ではないにしても

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どこか二つの面を持っている状態です

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一方では自分自信を

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キリストと思い込みながらも

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他方で彼らは

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莫大な利益を生むかもしれませんから

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(笑)

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あなた次第ですよ

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皆さん一般的には真ん中あたりにいます

00:04:35.000 --> 00:04:38.000
両極にいる人はあまりいません

NOTE Paragraph

00:04:38.000 --> 00:04:41.000
つまり おそらくは

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これ程までに

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狂ったことはないのです

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精神病 = 狂っている という図式は

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成立しないのです

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でも実は精神病とは

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多くの人に見えなかったり

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認知されないことに

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敏感なだけじゃないでしょうか

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みんな少しは変わったところがありますが

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本当に狂った人なんて実はいないのではないでしょうか

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その程度というのは

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それを図る尺度によって変わりますし

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言ってしまえば

00:05:20.000 --> 00:05:24.000
運にかかっているんです

NOTE Paragraph

00:05:24.000 --> 00:05:26.000
ありがとうございました

NOTE Paragraph

00:05:26.000 --> 00:05:30.000
(拍手)