WEBVTT 00:00:09.334 --> 00:00:13.863 8年前 私は悪霊に取り憑かれました NOTE Paragraph 00:00:16.856 --> 00:00:19.056 当時私は25歳で 00:00:19.080 --> 00:00:23.518 別の家の裏手にある 小さな家に住んでいました 00:00:23.542 --> 00:00:24.837 場所はロサンゼルスでした 00:00:24.861 --> 00:00:28.513 このゲストハウスは ちょっと荒廃気味で 00:00:28.537 --> 00:00:31.216 長いこと手入れされていませんでした 00:00:31.240 --> 00:00:34.691 ある晩 私は家の中に座っていて 00:00:34.715 --> 00:00:39.217 とても気味の悪い感覚に襲われました 00:00:39.241 --> 00:00:42.259 誰かに見られているような 感覚がしたんです 00:00:42.283 --> 00:00:45.302 でも2匹の愛犬以外には 誰もおらず 00:00:45.326 --> 00:00:47.204 犬たちは足を噛んでいました 00:00:47.878 --> 00:00:51.711 見回しましたが 誰もいません 00:00:51.735 --> 00:00:55.956 大丈夫 きっと私の気のせいね と思いました 00:00:55.980 --> 00:00:58.591 でも 気味の悪い感覚は ひどくなる一方で 00:00:58.615 --> 00:01:03.907 胸のあたりが押さえつけられる ような感覚がし始めました 00:01:03.931 --> 00:01:07.023 まるで 悪い知らせを 受けた時のような感覚でした 00:01:07.047 --> 00:01:10.358 どんどん下へ下へと沈む感じがし始め 00:01:10.382 --> 00:01:11.775 痛みを感じるほどでした NOTE Paragraph 00:01:12.620 --> 00:01:16.354 そして その週の間中 この感覚はどんどん悪化し 00:01:16.378 --> 00:01:21.874 私の住む小さなゲストハウスには 何かがいて 私に取り憑いているのだと 00:01:21.898 --> 00:01:25.062 確信するようになりました NOTE Paragraph 00:01:26.593 --> 00:01:29.708 私には 音が聞こえ始めました 00:01:29.732 --> 00:01:35.670 「シュー」 というささやき声のような 何かが通り過ぎるような音でした 00:01:37.055 --> 00:01:41.331 私は親友のクレアに電話をして言いました 00:01:42.148 --> 00:01:45.307 「気がふれたみたいに聞こえるけど 00:01:45.331 --> 00:01:47.395 でも — 00:01:47.419 --> 00:01:52.398 うちに 幽霊がいて 追い出したいんだけど」って 00:01:52.422 --> 00:01:56.770 クレアは とても心の広い人なので こう答えました 00:01:56.794 --> 00:01:58.299 「狂っているとは思わないわ 00:01:59.523 --> 00:02:03.119 お清めの儀式をした方がいいと思う」 NOTE Paragraph 00:02:03.143 --> 00:02:05.547 (笑) NOTE Paragraph 00:02:05.571 --> 00:02:09.391 「セージの枝を切ってきて燃やしながら 00:02:09.415 --> 00:02:11.913 出て行けって言いなさいよ」 NOTE Paragraph 00:02:11.937 --> 00:02:15.599 そこで私は 「うん分かった」と言って 外へ出てセージを買ってきました 00:02:15.623 --> 00:02:19.684 初めての体験でした 私は セージの枝に火をつけて 00:02:19.708 --> 00:02:26.351 振り回しながら言いました 「出て行け!ここは私が住む私の家よ 00:02:26.375 --> 00:02:28.009 あなたの家じゃない!」 00:02:29.103 --> 00:02:32.384 でも悪い感覚はそのままで 何も改善しませんでした 00:02:32.408 --> 00:02:34.604 そこで私はこう思い始めました 00:02:34.628 --> 00:02:37.400 この幽霊はきっと私のことを あざ笑っている 00:02:37.424 --> 00:02:39.852 だって 逃げなかったし 00:02:39.876 --> 00:02:43.101 私はきっと無能で無力な存在に 見えているはずだ 00:02:43.125 --> 00:02:45.188 だって 追い出せなかったから NOTE Paragraph 00:02:45.212 --> 00:02:49.309 そして 毎日帰宅するたびに 00:02:49.333 --> 00:02:54.687 気分はどんどん悪くなり — だって 今じゃ笑い話ですけど 00:02:54.711 --> 00:02:58.788 当時はベッドに腰掛けて 毎晩泣いていました 00:03:01.399 --> 00:03:04.849 そして胸のあたりの感覚が どんどんどんどん悪くなり 00:03:04.873 --> 00:03:07.034 体に痛みが出てきました 00:03:07.889 --> 00:03:11.311 私は 精神科医も受診して 00:03:11.335 --> 00:03:14.763 薬の処方をしてもらおうとしました 00:03:14.787 --> 00:03:18.889 でも 統合失調症じゃないから大丈夫だと 処方箋を書いてくれません NOTE Paragraph 00:03:18.913 --> 00:03:22.174 (笑) 00:03:22.334 --> 00:03:28.611 とうとう私は インターネットで 「取り憑く」をグーグル検索しました 00:03:29.271 --> 00:03:32.357 すると ゴーストハンターズの フォーラムに行き当たりました 00:03:32.381 --> 00:03:34.713 でもそこにいたのは 特殊なゴーストハンターばかりで 00:03:34.737 --> 00:03:36.281 要するに懐疑主義者たちでした 00:03:36.305 --> 00:03:41.875 自分たちがそれまでに調査した 幽霊の事件は全て 00:03:41.899 --> 00:03:44.074 科学的な説明ができたと信じていました 00:03:44.098 --> 00:03:48.042 そこで私はこんな感じ「聡明な皆さん これが私の身の上に起こったことです 00:03:48.066 --> 00:03:52.141 これを説明できるなら ぜひ伺いたいのです」と NOTE Paragraph 00:03:52.165 --> 00:03:55.375 そこで1人が言いました「わかりました 00:03:55.399 --> 00:03:58.987 一酸化炭素中毒って 知ってます?」と NOTE Paragraph 00:04:01.387 --> 00:04:05.849 そこで私は言いました「ええ 00:04:05.873 --> 00:04:08.578 ガス中毒のようなものですね」 NOTE Paragraph 00:04:09.244 --> 00:04:12.223 一酸化炭素中毒は ガス漏れにより 00:04:12.247 --> 00:04:13.690 室内にガスが入り込んだ時に起こる 00:04:13.714 --> 00:04:19.542 この言葉を調べてみると 一酸化炭素中毒の症状には 00:04:19.566 --> 00:04:21.847 胸郭の圧迫感があり 00:04:22.585 --> 00:04:23.735 (笑) 00:04:23.870 --> 00:04:27.118 「シュー」という幻聴と 00:04:27.142 --> 00:04:30.920 不可解な恐怖感も含まれていました 00:04:32.341 --> 00:04:34.743 その夜 私はガス会社に電話しました 00:04:34.767 --> 00:04:38.572 私はこう言いました 「緊急で来ていただきたいのです 00:04:38.596 --> 00:04:41.866 詳しい話は後でしますので とにかく来てください」 NOTE Paragraph 00:04:41.890 --> 00:04:43.083 (笑) NOTE Paragraph 00:04:43.107 --> 00:04:45.894 ガス屋の人が来て 私は言いました 「ガス漏れかもしれません」 00:04:45.918 --> 00:04:48.434 ガス屋さんは 一酸化炭素検知器を持って来て 00:04:48.458 --> 00:04:50.212 その人は言いました 00:04:50.236 --> 00:04:53.987 「今夜お電話をくださって とても良かったです 00:04:54.011 --> 00:04:56.424 すぐにでも 死んで しまっていたかもしれません」 NOTE Paragraph 00:04:58.717 --> 00:05:02.986 アメリカ人の37%が 幽霊屋敷を信じています 00:05:04.108 --> 00:05:08.698 私はそのうちの何人が 幽霊屋敷に入ったことがあるのか? 00:05:08.722 --> 00:05:11.714 そのうちの何人が危険に 遭遇したのかと思います NOTE Paragraph 00:05:13.833 --> 00:05:18.566 この幽霊騒ぎのおかげで 私は今の仕事を始めました 00:05:18.590 --> 00:05:21.488 私は調査員です そして私は2通りの意味で調査員です 00:05:21.512 --> 00:05:23.080 まず私は調査ジャーナリストです 00:05:23.104 --> 00:05:26.290 そして私は 超常現象の訴えや 幽霊の出現の訴えを 00:05:26.314 --> 00:05:28.310 調査する調査員です 00:05:28.334 --> 00:05:29.842 これはいくつかのことを意味します 00:05:29.866 --> 00:05:33.817 時には 私は 悪魔祓いを必要としている 人を装うこともあります 00:05:33.841 --> 00:05:38.406 つまり その通り — 私は祈祷師の所に行って 00:05:38.430 --> 00:05:42.036 その祈祷師が からくりや心理トリックを使って 00:05:42.060 --> 00:05:44.948 誰かを取り憑かれていると 騙しているのではないか調べます 00:05:44.972 --> 00:05:48.294 また時には 私は マイナーなグループに潜り込んで 00:05:48.318 --> 00:05:51.691 私が共同で運営している ポッドキャストで報告することもあります 00:05:51.715 --> 00:05:56.749 共同運営者のロスと私はこれまで このような調査を70件以上行ってきました 00:05:56.773 --> 00:06:01.769 そして みなさんに御披露いたします 10回のうち9回で 科学が勝利を収め 00:06:01.793 --> 00:06:04.289 人を窮地から救い 全て解明します 00:06:04.313 --> 00:06:05.482 ウソです 00:06:05.506 --> 00:06:11.722 本当は 10回のうち10回全部 科学が勝利し うまくいくのです 00:06:11.833 --> 00:06:13.340 (笑) NOTE Paragraph 00:06:13.364 --> 00:06:20.364 (拍手) 00:06:23.052 --> 00:06:24.053 (拍手終わり) NOTE Paragraph 00:06:24.077 --> 00:06:26.758 だからと言って 謎が存在しない という訳ではありません 00:06:26.782 --> 00:06:30.708 もちろん 謎はありますし 謎は謎であって 00:06:30.732 --> 00:06:32.421 幽霊とは違います NOTE Paragraph 00:06:33.516 --> 00:06:37.137 さて 私は 真実は2通りあると信じていて 00:06:37.161 --> 00:06:41.512 そう考えるまでに時間がかかりましたが それは正しいと考えています 00:06:41.536 --> 00:06:42.800 だから 聞いてください 00:06:42.824 --> 00:06:45.979 真実には 外なる真実と内なる真実 があると私は信じています 00:06:46.003 --> 00:06:49.218 だから例えば 00:06:49.242 --> 00:06:51.915 「昔 イエスという名の人が 存在していた」というのは 00:06:51.939 --> 00:06:53.636 外側からの真実ですよね? 00:06:53.660 --> 00:06:56.010 私たちは 歴史的な記録を 調べに行くことができます 00:06:56.034 --> 00:06:58.445 本当らしいかどうか 判断することができます 00:06:58.469 --> 00:07:01.008 私は 本当らしいという 意見を持っています 00:07:01.032 --> 00:07:06.703 では「イエスは 死から蘇った」は どうかというと ちょっと際どいですね NOTE Paragraph 00:07:06.727 --> 00:07:08.958 (笑) NOTE Paragraph 00:07:08.982 --> 00:07:15.921 実際に肉体的に死から蘇ったか 否かなので 00:07:16.454 --> 00:07:18.492 外なる真実に属する主張です 00:07:18.516 --> 00:07:21.242 生き返ったかどうかを 掘り下げるつもりはありませんが 00:07:21.266 --> 00:07:23.344 でも 外なる真実を論じているのだと 申し上げます 00:07:23.368 --> 00:07:25.062 実際に起こったか起こらなかったかです 00:07:25.086 --> 00:07:28.788 でも こういう見解もあり得ます 「実際に死から蘇ったかは気にしない 00:07:28.812 --> 00:07:31.156 重要なのは象徴的な意味であり 00:07:31.180 --> 00:07:34.674 私にとってはここに使われている比喩に 大きな意味があり大きな目的があり 00:07:34.698 --> 00:07:37.001 あなたを納得させようとは考えない」と 00:07:37.025 --> 00:07:39.580 ここで 外なる真実から 内なる真実へと移行しました 00:07:39.604 --> 00:07:41.126 科学から芸術へと移行したのです 00:07:41.150 --> 00:07:44.314 私たちは この違いを はっきりさせずに 00:07:44.338 --> 00:07:47.750 内なる真実を 外なる真実へ転化しようと試みがちです 00:07:47.774 --> 00:07:50.677 言い換えれば 人が私たちに 内なる真実を語り 00:07:50.701 --> 00:07:53.065 それを外なる真実の基準で主張するとき 00:07:53.089 --> 00:07:56.700 私たちは 公正さが欠けがちです NOTE Paragraph 00:07:56.724 --> 00:08:00.779 そこで 私はここで 外なる真実 すなわち 客観的な物事についてお話ししたいと思います 00:08:01.460 --> 00:08:05.950 そして 私の取り憑かれた家には 客観的な事実がありましたよね? 00:08:05.974 --> 00:08:08.023 私がガス漏れについて話をした今 00:08:08.047 --> 00:08:10.067 まさか 「それでも 幽霊がいたと思う」 00:08:10.091 --> 00:08:11.966 なんて言う人はいないと 私は思います NOTE Paragraph 00:08:11.990 --> 00:08:13.027 (笑) NOTE Paragraph 00:08:13.051 --> 00:08:15.900 なぜなら このような科学的説明を 聞いた途端 私たちは 00:08:15.924 --> 00:08:17.586 幽霊説を放棄するべきだと わかっているからです 00:08:17.610 --> 00:08:21.620 私たちは 間に合わせにこういうものを使って 説明できないものを説明しようとします 00:08:21.644 --> 00:08:23.645 でも 証拠があって信じている 訳ではありません 00:08:23.669 --> 00:08:26.431 証拠がないから そうだと思い込むのです NOTE Paragraph 00:08:27.432 --> 00:08:29.796 さて ロサンゼルスでは 00:08:29.820 --> 00:08:33.528 「Independent Investigations Group (IIG)」 (独立調査組織)が 00:08:33.552 --> 00:08:35.532 成果を上げています 00:08:35.556 --> 00:08:38.259 IIGは1万ドルの賞金を 00:08:38.283 --> 00:08:42.810 科学的な状況下で 超常現象の可能性を示せた者に 00:08:42.834 --> 00:08:45.189 出すと言っています 00:08:45.213 --> 00:08:46.919 まだ実現した人はいませんが 00:08:46.943 --> 00:08:52.001 何人かが自分は霊聴能力者だと 主張しています 00:08:52.025 --> 00:08:56.081 つまり 偉大なあの世からの 声を聞くことができるとか 00:08:56.105 --> 00:08:58.003 読心術があると 主張する人たちのことです 00:08:58.027 --> 00:09:00.787 そして一人の人物は 非常に真摯な人物で 00:09:00.811 --> 00:09:03.738 その人は自分が人の心を 読めると信じていました 00:09:03.762 --> 00:09:09.749 そこで組織はその人をテストしました テストはこんな風に行います 00:09:09.773 --> 00:09:12.304 組織がこう言います 「私たちには決まった手順があります 00:09:12.328 --> 00:09:14.358 これを科学的にテストする方法があります 00:09:14.382 --> 00:09:15.535 テストに同意しますか?」 00:09:15.559 --> 00:09:17.455 その人物は同意し 組織はテストをしました 00:09:17.479 --> 00:09:19.484 両者の合意は非常に重要です 00:09:19.508 --> 00:09:21.623 合意があり テストが行われました 00:09:21.647 --> 00:09:24.201 組織は言いました「いいですか? 00:09:24.225 --> 00:09:28.067 あなたは リサの考えていることを 予言することはできませんでした 00:09:28.091 --> 00:09:30.120 結果は 偶然に正解するのと同じ確率でした 00:09:30.144 --> 00:09:31.986 なので 能力があるとは考えられません」 NOTE Paragraph 00:09:32.780 --> 00:09:34.630 そのため 組織はその人物に 思いやりを示しながら一緒に座り 00:09:34.654 --> 00:09:39.983 非常に困難な話合いの場を作ります 00:09:40.007 --> 00:09:41.976 つまり基本的にはこういうことです 00:09:42.000 --> 00:09:46.563 「あなたの真摯さとその意味するところは よく分かりました 00:09:46.587 --> 00:09:48.866 あなたの頭の中で 何かが聞こえるのですね」 NOTE Paragraph 00:09:49.238 --> 00:09:55.365 そして男性は 非常に厳しい結論を受け入れます 00:09:55.389 --> 00:10:01.679 助けを求めるべきかという 人生を変えてしまう決断です 00:10:02.045 --> 00:10:05.288 私たちは実際に 人々がこのような 繋がりを作る手助けをしています 00:10:05.312 --> 00:10:10.622 その繋がりは 以前は 異世界の説明のように思えましたが 00:10:10.646 --> 00:10:15.706 私たちを現実へと引き戻し 私たちの人生を改善するものです NOTE Paragraph 00:10:17.343 --> 00:10:23.135 さて一方で ひょっとしたらいつか 真実だと分かるかもしれません 00:10:23.758 --> 00:10:25.781 幽霊が本当にいると 分かるかもしれません 00:10:25.805 --> 00:10:27.978 南無三 そうなったら最高です! 00:10:28.002 --> 00:10:30.726 そして 私は調査を行う度に 00:10:30.750 --> 00:10:32.556 今でもすごくワクワクしますし 00:10:32.580 --> 00:10:34.643 75件くらい調べましたが 00:10:34.667 --> 00:10:38.744 今でも 76番目のものに対して 「これこそ本物よ!」と言いそうな感じです NOTE Paragraph 00:10:38.768 --> 00:10:39.973 (笑) NOTE Paragraph 00:10:39.997 --> 00:10:44.853 多分 私は永遠の能天気かもしれませんが 私はこの希望を失いたくないと思います 00:10:44.877 --> 00:10:48.652 そして 他の人から自分の信念とは 違う話を聞いた時に 00:10:48.676 --> 00:10:51.119 ぜひ 皆さんも私のような姿勢でいて下さい 00:10:51.143 --> 00:10:53.610 検証できる主張について話す時 00:10:53.634 --> 00:10:57.313 相手に十分な敬意を払いながら こう言った大事な質問をしてください 00:10:57.337 --> 00:11:00.199 共に どのように検証できるか チャレンジし 考えてください 00:11:00.223 --> 00:11:04.392 なぜならある信念に対して 敬意を払ったらそこに疑念は挟めないという 00:11:04.416 --> 00:11:06.966 考え方がありますが それは間違いです 00:11:06.990 --> 00:11:09.737 錠前を揺らすとき 誰かの主張を検証する時 00:11:09.761 --> 00:11:13.733 私たちはこう言います 「あなたに敬意を払って話を聞きましょう 00:11:13.757 --> 00:11:15.749 一緒にそれを検証しましょう」と 00:11:15.773 --> 00:11:19.128 皆さんも 誰かに何かを話して 相手が「それは本当に興味深いね」と 00:11:19.152 --> 00:11:21.883 あしらわれた経験があるはずです 00:11:21.907 --> 00:11:24.030 あしらわれた経験があるはずです 00:11:24.054 --> 00:11:27.344 でも 誰かが 「本当に? 00:11:28.463 --> 00:11:30.853 ちょっと眉唾だけど 聞いてやるよ」って言ったら 00:11:30.877 --> 00:11:33.534 最低でも 自分が関わっていて 自分に敬意が払われていると分かります 00:11:33.558 --> 00:11:36.674 これこそが 超常的な主張に対して 私たちが持つべき種類の姿勢なんです 00:11:36.698 --> 00:11:39.405 それこそが 相手の言い分に 関心を持っていると示す姿勢です 00:11:39.429 --> 00:11:42.365 それが敬意です NOTE Paragraph 00:11:45.080 --> 00:11:49.779 さて 確かにこういった調査の 結果のほとんどが空振りに終わります 00:11:49.803 --> 00:11:51.636 でも こうやって全ての科学は進むのです 00:11:52.133 --> 00:11:56.234 今の所 がんの根治法は どれも成功していませんが 00:11:56.258 --> 00:11:58.590 でも 私たちは模索をやめません 00:11:58.614 --> 00:12:00.144 その理由は2つあります 00:12:00.168 --> 00:12:02.646 1つ目の理由は 答が重要だからです 00:12:02.670 --> 00:12:06.692 模索しているのが 死後の世界にせよ 超常現象にせよ がんの根治法にせよ 00:12:06.716 --> 00:12:09.049 全ては同じ一つの疑問へと集約されます 00:12:09.073 --> 00:12:11.752 「答えを見つけるのにどれだけかかる?」です NOTE Paragraph 00:12:12.855 --> 00:12:16.639 2つ目の理由は 真実の探求です 00:12:16.663 --> 00:12:17.972 覚悟を決めること 00:12:17.996 --> 00:12:22.365 そして間違うことをためらわず 潔く自分の世界観を変えることは 00:12:22.389 --> 00:12:24.437 畏敬の念を起こさせることなのです NOTE Paragraph 00:12:25.208 --> 00:12:29.021 私はいまでも 幽霊の話に出くわす度 ワクワクします 00:12:29.045 --> 00:12:32.129 いまでも 自分が参加するグループは 正しいかもしれないと考え 00:12:32.153 --> 00:12:34.150 希望を失わないようにと考えます 00:12:34.174 --> 00:12:35.978 みなさん 希望は持ち続けましょう 00:12:36.002 --> 00:12:38.857 なぜなら 外の世界に 存在するものを探すことは 00:12:38.881 --> 00:12:40.795 内の世界に存在するものへの 理解を促すからです 00:12:41.577 --> 00:12:48.032 そして ご自宅には 一酸化炭素検出器をお忘れなく 00:12:48.056 --> 00:12:49.078 (笑) NOTE Paragraph 00:12:49.102 --> 00:12:50.381 ありがとうございます NOTE Paragraph 00:12:50.405 --> 00:12:56.286 (拍手)