1 00:00:00,000 --> 00:00:03,666 3 個のリンゴがあったとしましょう。 2 00:00:03,666 --> 00:00:09,666 そしてそれから 7 個のリンゴを あとから持ってきたとしましょう。 3 00:00:09,666 --> 00:00:10,932 ここで私からあなたへの質問は,… 4 00:00:10,933 --> 00:00:12,999 これはあたりまえと 思うかもしれませんが, 5 00:00:13,000 --> 00:00:17,833 いまは何個のリンゴが あるでしょうか? です。 6 00:00:17,833 --> 00:00:21,766 ちょっと時間をあげますので 考えてみて下さい。 7 00:00:21,766 --> 00:00:23,399 そうですね。これはとても基本です。 8 00:00:23,400 --> 00:00:24,333 3 個のリンゴがあり, 9 00:00:24,333 --> 00:00:25,733 さらに 7 個をくわえると, 10 00:00:25,733 --> 00:00:27,366 3 たす 7 になります。 11 00:00:27,366 --> 00:00:29,999 10 個のリンゴがあります。 12 00:00:30,000 --> 00:00:32,766 しかし,ここであなたに同じ 考えを続けて欲しいです。 13 00:00:32,766 --> 00:00:35,766 しかし私は「リンゴ」と全部 書くのか面倒なので, 14 00:00:35,766 --> 00:00:39,832 その代わりに a という 文字だけを使います。 15 00:00:39,833 --> 00:00:42,299 そしてちょっと違った 状況にしましょう。 16 00:00:42,300 --> 00:00:46,433 4 個のリンゴから始めました。 17 00:00:46,433 --> 00:00:51,199 それから 2 個を あとから持ってきました。 18 00:00:51,200 --> 00:00:53,500 いくつのリンゴになりますか? 19 00:00:53,500 --> 00:00:56,633 英語でリンゴの Apple と書く 代わりに a だけを書きます。 20 00:00:56,633 --> 00:00:59,233 ここれにはいくつの 文字「a」がありますか? 21 00:00:59,233 --> 00:01:04,766 もう一度,少し時間をあげます ので,考えてみて下さい。 22 00:01:04,766 --> 00:01:07,199 これは少し常識を使う必要があるでしょう。 23 00:01:07,200 --> 00:01:10,933 もし 4 個のリンゴ,またはこの a が 表わす何かがあったとして, 24 00:01:10,933 --> 00:01:13,199 それらの 4 個に, あとから 2 個をたすと, 25 00:01:13,200 --> 00:01:16,400 これらのリンゴが 6 個になります。 26 00:01:16,400 --> 00:01:20,166 しかしもう一度,この a は リンゴを表すとしました。 27 00:01:20,166 --> 00:01:22,132 しかし,これでどんなものでも 表すことができます。 28 00:01:22,133 --> 00:01:24,599 もし a が表す何かが 4 個あって, 29 00:01:24,600 --> 00:01:27,666 さらに 2 個,a が表す 何かがあれば, 30 00:01:27,666 --> 00:01:29,932 a が表す何かが 6 個に なるはずです。 31 00:01:29,933 --> 00:01:32,333 または,もし 4 個の 文字 a があって, 32 00:01:32,333 --> 00:01:34,499 さらに 2 個の文字 a を加えたら, 6 個の文字 a になります。 33 00:01:34,500 --> 00:01:40,466 4 個の a を文字通り,a + a + a + a と考えることができます。 34 00:01:40,466 --> 00:01:45,299 それから 2 個の文字 a をたす, つまり a + a をたすと, 35 00:01:45,300 --> 00:01:47,300 ここに 2 個の文字 a を加えると, 36 00:01:47,300 --> 00:01:49,000 文字 a はいくつになりますか? 37 00:01:49,000 --> 00:01:52,333 そうですね。1, 2, 3, 4, 5, 6。 38 00:01:52,333 --> 00:01:55,633 6 個の文字 a になります。 39 00:01:55,633 --> 00:01:57,033 するとこの考えを続けて, 40 00:01:57,033 --> 00:02:00,033 もう少し抽象化しましょう。 41 00:02:00,033 --> 00:02:03,099 たとえば,5 個の x があるとします。 42 00:02:03,100 --> 00:02:04,800 x は何でもよい「何か」を表します。 43 00:02:04,800 --> 00:02:06,400 x は数かもしれません。 44 00:02:06,400 --> 00:02:08,833 するとどんな数でもいいですが, x が表す「何か」が 5 個あります。 45 00:02:08,833 --> 00:02:14,566 それから,その数,x の表す 「何か」を 2 個ひきます。 46 00:02:14,566 --> 00:02:16,299 するとこれは 何になるでしょうか? 47 00:02:16,300 --> 00:02:22,100 これらの x は何個になりますか? 48 00:02:22,100 --> 00:02:27,733 それはつまり,5x - 2x が何個の x になるかということです。 49 00:02:27,733 --> 00:02:33,033 もう一度,少し時間を あげますので考えてみ下さい。 50 00:02:33,033 --> 00:02:36,333 よし,もし「何か」が 5 個あって, それから 2 個をとったら, 51 00:02:36,333 --> 00:02:38,999 残りは 3 個になるでしょう。 52 00:02:39,000 --> 00:02:41,700 するとこれは 3x になるでしょう。 53 00:02:41,700 --> 00:02:44,966 5x - 2x は 3x に等しいです。 54 00:02:44,966 --> 00:02:46,899 そしてあなたがこれが何を 意味しているかを深く考えると 55 00:02:46,900 --> 00:02:52,466 5 個の x は x + x + x + x + x です。 56 00:02:52,466 --> 00:02:56,899 それから 2 個の x をとってしまえば, 57 00:02:56,900 --> 00:03:00,466 1 個の x をとり,2 個の x をとると, 58 00:03:00,466 --> 00:03:05,799 3 個の x が残ることがわかるでしょう。