WEBVTT 00:00:00.232 --> 00:00:02.815 (オープニングテーマ) 00:00:04.560 --> 00:00:07.790 (ラジオのノイズ) 00:00:07.790 --> 00:00:09.720 - ラジオが好きです 00:00:09.720 --> 00:00:14.560 私はラジオの時代に育ったんです 00:00:14.560 --> 00:00:17.143 (穏やかな音楽) 00:00:18.752 --> 00:00:20.033 想像させてくれます 00:00:20.033 --> 00:00:23.083 全てを与えてはくれないからです 00:00:29.040 --> 00:00:32.040 (人々が話している) 00:00:43.880 --> 00:00:48.713 勇気を出して線を引く方がいい 00:00:50.750 --> 00:00:54.120 イメージは自然に出来上がっていきます 00:00:54.120 --> 00:00:58.103 点火装置のようなものです 00:00:59.200 --> 00:01:04.200 目標へ案内し良いスタートを切るための進入路であり 00:01:04.770 --> 00:01:06.523 漂流する自由を与えてくれます 00:01:11.060 --> 00:01:12.970 - ニコラスは面白い人です 00:01:12.970 --> 00:01:14.970 この作業をして完成させろ 00:01:14.970 --> 00:01:16.860 そういった指示を出しません 00:01:16.860 --> 00:01:19.360 協力してくれるんです 00:01:19.360 --> 00:01:21.380 ひとしきり作業をしてから他のことをして 00:01:21.380 --> 00:01:22.280 それからまた作業に戻る 00:01:22.280 --> 00:01:23.563 近くにいる時は助言をくれる 00:01:23.563 --> 00:01:25.730 こんなやり方もあるよって 00:01:25.730 --> 00:01:28.760 - 作業を手伝ってくれている人にこう言っています 00:01:28.760 --> 00:01:31.173 楽しみながらやること 00:01:32.690 --> 00:01:34.140 あまり真剣にやるな 00:01:34.140 --> 00:01:37.213 真剣になろうとすればするほどなれないよ と 00:01:38.111 --> 00:01:39.411 それは時間の無駄だよ と 00:01:42.290 --> 00:01:45.890 (ソフトなアンビエント) 00:01:45.890 --> 00:01:48.530 線を引きます 線を引くのは簡単です 00:01:48.530 --> 00:01:54.760 しかしどうやって線に役割を当てるのでしょうか 00:01:54.760 --> 00:01:56.435 ほとんど子供のようなやり方です 00:01:56.435 --> 00:01:58.190 何かがもたらされ 00:01:58.190 --> 00:01:59.899 そこから何かを学ぶ 00:02:11.280 --> 00:02:13.360 時折スケッチをします 立体作品のためです 00:02:13.360 --> 00:02:16.060 必要があるからです 00:02:16.060 --> 00:02:19.810 けれどほとんどの場合 00:02:19.810 --> 00:02:22.300 言葉とテーマから作品作りに入ります 00:02:22.300 --> 00:02:30.920 言葉、特に名詞と動詞でさえ 対象と対象の役割と関係していると考えています 00:02:30.920 --> 00:02:32.523 踵の靴型です 00:02:34.150 --> 00:02:38.110 この絵は”ファクニャオ”と名付ける予定です 00:02:38.110 --> 00:02:43.270 液体にそうっと足をつくようなイメージです 00:02:43.270 --> 00:02:45.700 もしくはそこから動き出すような 00:02:45.700 --> 00:02:47.311 それが”ゾサ”です 00:02:47.311 --> 00:02:51.260 ”ファカ”は中敷です そこに足を付け加える 00:02:51.260 --> 00:02:53.250 だから”ファカ ウニャオ” 00:02:53.250 --> 00:02:55.250 ひとつにまとめて”ファクニャオ”です 00:02:59.743 --> 00:03:01.272 (穏やかな音楽) 00:03:01.272 --> 00:03:02.841 道に迷うことは重要です 00:03:02.841 --> 00:03:08.510 見知らぬ街で迷子になり新しい通りを発見する 00:03:08.510 --> 00:03:11.910 正しい道を歩いていたなら発見できない道です 00:03:19.370 --> 00:03:21.980 沈黙の吹奏楽 00:03:21.980 --> 00:03:24.340 これらは楽器でした 00:03:24.340 --> 00:03:26.870 作品に使いたいと考えました 00:03:26.870 --> 00:03:31.970 それからこの発想は 文字通り勝手に成長しました 00:03:31.970 --> 00:03:33.573 これらは管楽器です 00:03:35.620 --> 00:03:41.540 細長い銅の管とトランペットのベルがつけば 00:03:41.540 --> 00:03:44.200 まだ楽器になります 00:03:44.200 --> 00:03:48.730 楽器という概念を変化させなければいけません 00:03:48.730 --> 00:03:51.460 自分を吹聴して回りたいと思っているなら驕りすぎだ 00:03:51.460 --> 00:03:55.534 そんな比喩かもしれない 00:03:55.534 --> 00:03:58.117 (夢のような音楽) 00:04:12.400 --> 00:04:15.070 自分の周りで何が起こっっているか 耳を傾けないといけません 00:04:15.070 --> 00:04:18.930 全てを受信する小さなアンテナになる 00:04:18.930 --> 00:04:22.963 あるものは通り過ぎ 必要なものだけを捕まえる 00:04:22.963 --> 00:04:26.270 (外国語で歌っている) 00:04:26.270 --> 00:04:29.740 全ての扉を開けておく それが大切なんです 00:04:30.779 --> 00:04:33.279 (犬が吠えている) 00:04:42.724 --> 00:04:45.641 (虫が鳴いている)