0:00:00.000,0:00:00.600 0:00:00.600,0:00:02.666 ウィリアムとルイスはサンタ・リタ[br]という町でそれぞれ他の先生の 0:00:02.666,0:00:04.232 物理のクラスをとっています。 0:00:04.233,0:00:08.433 ルイスの先生はいつも 30 問の[br]問題のある試験をします。 0:00:08.433,0:00:10.866 一方,ウィリアムの先生は 24 問の[br]問題のある試験をしますが, 0:00:10.866,0:00:13.999 (ルイスの先生よりも) 試験と[br]試験の間隔が短いです。 0:00:14.000,0:00:17.733 また,ルイスの先生は年に [br]3 回のプロジェクトを課題にだします。 0:00:17.733,0:00:20.999 これらの 2 つのクラスでは全部の[br]試験の回数は違いますが, 0:00:21.000,0:00:24.066 先生たちは,両方のクラスで --[br]ここは下線をひいておきましょう 0:00:24.066,0:00:29.032 両方のクラスで毎年全部で同じ数の[br]問題を出すと言っています。 0:00:29.033,0:00:32.699 ウィリアムまたはルイスの[br]クラスで,ある年に出題される 0:00:32.700,0:00:36.800 最小の試験の問題数は[br]何でしょうか? 0:00:36.800,0:00:38.266 では何が起きているのか[br]考えてみましょう。 0:00:38.266,0:00:41.199 もしルイスの先生,30 問の問題を[br]1 回の試験で出す先生について 0:00:41.200,0:00:42.233 考えてみましょう。 0:00:42.233,0:00:46.266 最初の試験では彼は [br]30 問の問題を解きました。 0:00:46.266,0:00:48.566 ここは 0 だとします。 0:00:48.566,0:00:52.232 2 回目の試験では,彼は 60 問[br]解くことになります。 0:00:52.233,0:00:56.033 3 回目の試験の後には,[br]90 問を解くことになるでしょう。 0:00:56.033,0:00:59.966 4 回目の試験では[br]120 問です。 0:00:59.966,0:01:04.132 5 回目の試験の後は,…。[br]もし 5 回目の試験があればですが, 0:01:04.133,0:01:06.366 そうすると,これだけの[br]数の試験があって, 0:01:06.366,0:01:08.899 彼は全部で 150 問の問題を[br]解いたことになるでしょう。 0:01:08.900,0:01:12.466 このように 30 の倍数を[br]続けていくことができます。 0:01:12.466,0:01:14.799 これが多分何を私たちが求めようと[br]しているかのヒントになるでしょう。 0:01:14.800,0:01:16.266 私たちは数の倍数を見ています。 0:01:16.266,0:01:19.499 そして,一番小さな倍数,[br]最小の倍数を求めようとしています。 0:01:19.500,0:01:20.933 これがルイスについてでした。 0:01:20.933,0:01:22.699 では,ウィリアムはどうなるでしょうか? 0:01:22.700,0:01:25.566 ウィリアムの先生の場合,[br]最初の試験で, 0:01:25.566,0:01:29.066 生徒たちは 24 問の問題を[br]解くことになります。 0:01:29.066,0:01:32.766 2 回目の試験の後では,48 問の[br]問題を解いたことになります。 0:01:32.766,0:01:37.399 3 回目の試験の後には [br]72 問になります。 0:01:37.400,0:01:39.133 それから次は 96 問になります。 0:01:39.133,0:01:41.666 これは 24 の倍数に[br]ついて言っているだけです。 0:01:41.666,0:01:44.899 4 回目の試験の後には[br]96 問になります。 0:01:44.900,0:01:49.433 5 回目の試験の[br]後には 120 問です。 0:01:49.433,0:01:54.933 6 回目の試験の後は,[br]144 問になるでしょう。 0:01:54.933,0:01:57.233 このように続けていくことが[br]できるでしょう。 0:01:57.233,0:01:58.233 では,問題が尋ねている[br]ことを見てみましょう。 0:01:58.233,0:02:00.166 ウィリアムとルイスのクラスが[br]ある年で解く試験の 0:02:00.166,0:02:03.099 最小の問題数は[br]何になるでしょうか? 0:02:03.100,0:02:05.066 最小の数は,一回の[br]試験では異なる数の 0:02:05.066,0:02:07.366 問題があるとしても,[br]両方が全部で同じ数の 0:02:07.366,0:02:10.399 試験の問題を[br]出した点になります。 0:02:10.400,0:02:14.666 そして同じ数になる点が,[br]120 というのはわかります。 0:02:14.666,0:02:16.566 120 で同じ問題数になります。 0:02:16.566,0:02:19.299 両方ともちょうど 120 問の[br]問題になることがあります。 0:02:19.300,0:02:21.733 ルイスの先生が 1 回の[br]試験で 30 問だし, 0:02:21.733,0:02:25.133 ウィリアムの先生が 1 回の試験で[br]24 問出したとしてもです。 0:02:25.133,0:02:28.233 すると答えは 120 です。 0:02:28.233,0:02:30.333 注意して下さい。ここでは[br]異なる数の試験がありました。 0:02:30.333,0:02:33.633 ルイスには 1, 2, 3, 4 回の[br]試験がありました。 0:02:33.633,0:02:37.566 一方でウィリアムは 1, 2, 3, [br]4, 5 回の試験を受けました。 0:02:37.566,0:02:41.066 しかし,両方とも全部で[br]120 問の問題がありました。 0:02:41.066,0:02:44.466 さて,ここでちょっと数学の記法, 0:02:44.466,0:02:47.266 前に見た最小公倍数の[br]記法を考えましょう。 0:02:47.266,0:02:56.866 これは実は 30 と 24 の最小[br]公倍数は何かを尋ねています。 0:02:56.866,0:03:02.666 そしてこの最小公倍数は[br]120 に等しいです。 0:03:02.666,0:03:05.266 また,最小公倍数を求める[br]方法として,このように 0:03:05.266,0:03:07.732 単純に倍数を書いていくのでは[br]ない他の方法もあります。 0:03:07.733,0:03:10.266 これを素因数分解を通して[br]見ていくことができます。 0:03:10.266,0:03:15.199 30 は 2 かける 15 で,[br]それ (15) は 3 かける 5 です。 0:03:15.200,0:03:20.400 すると,30 は 2 かける 3 [br]かける 5 に等しいと言えます。 0:03:20.400,0:03:26.533 そして 24,これにはちょっと[br]青でない他の色を使います。 0:03:26.533,0:03:31.566 24 は 2 かける 12 に等しいです。 0:03:31.566,0:03:33.832 12 は 2 かける 6 に等しい。 0:03:33.833,0:03:35.966 6 は 2 かける 3 に等しい。 0:03:35.966,0:03:44.466 すると,24 は 2 かける 2 かける[br]2 かける 3 に等しいです。 0:03:44.466,0:03:47.066 最小公倍数を求める他の方法は, 0:03:47.066,0:03:49.699 もしこちらの上の方法を[br]使わない場合でも,ちょっと, 0:03:49.700,0:03:52.700 この数は 30 と 24 の両方で[br]割り切れなくてはいけない。 0:03:52.700,0:03:54.733 その数が 30 で割り切れるのなら, 0:03:54.733,0:04:01.299 その素因数分解の 2 かける 3 [br]かける 5 でも割り切れるはずです。 0:04:01.300,0:04:03.300 これは基本的に 30 です。 0:04:03.300,0:04:05.700 すると,これで 30 で割り[br]切れるようになります。 0:04:05.700,0:04:08.366 そして,24 で割り切れるためには, 0:04:08.366,0:04:13.532 その素因数分解には 3 個の 2 と[br]1 個の 3 が必要です。 0:04:13.533,0:04:16.433 ここにはもう 3 が 1 個あり,[br]2 も 1 個あります。 0:04:16.433,0:04:18.033 ですからあと 2 個の 2 が[br]あればいいです。 0:04:18.033,0:04:20.599 ですから 2 かける 2 です。 0:04:20.600,0:04:25.033 これで,…,ちょっと[br]上にスクロールします。 0:04:25.033,0:04:28.866 ここにある部分で 24 で[br]割り切れるようになります。 0:04:28.866,0:04:32.566 するとこれが基本的には,[br]30 と 24 の最小公倍数の 0:04:32.566,0:04:34.766 素因数分解になります。 0:04:34.766,0:04:36.999 ここからどの数を一つ取り除いても, 0:04:37.000,0:04:40.733 もうこちらの 2 つの数の両方では[br]割り切れなくなります。 0:04:40.733,0:04:43.799 もし 2 を 1 個取れば,もう 24[br]で割り切れなくなります。 0:04:43.800,0:04:45.566 もし 2 を 1 個か,3 を 1 個,… 0:04:45.566,0:04:50.332 または 3 を 1 個, 5 を 1 個[br]とったりすれば, 0:04:50.333,0:04:53.166 30 では割り切れなくなります。 0:04:53.166,0:04:54.999 するとこれらの数を全部かけると, 0:04:55.000,0:04:58.100 2 かける 2 かける 2 は[br]8 で,かける 3 は 24 で, 0:04:58.100,0:05:03.566 それかける 5 は [br]120 に等しいです。 0:05:03.566,0:05:06.499 ではもう 1 問こういうものを[br]解いてみましょう。 0:05:06.500,0:05:09.966 ウマイマは 21 個のバインダーの[br]入ったパッケージを 1 つ買いました。 0:05:09.966,0:05:11.199 この数を書いておきましょう。 0:05:11.200,0:05:12.566 21 個のバインダーです。 0:05:12.566,0:05:15.432 彼女は 30 本の鉛筆の入った[br]パッケージを 1 つ買いました。 0:05:15.433,0:05:17.666 30 本の鉛筆。 0:05:17.666,0:05:20.232 彼女はこれらのバインダーと[br]鉛筆を全部使って, 0:05:20.233,0:05:22.966 同じ文房具の組を彼女の[br]クラスメイトのために 0:05:22.966,0:05:24.566 作りたいと思いました。 0:05:24.566,0:05:27.266 全部の文房具を使うと,[br]同じ文房具の組を 0:05:27.266,0:05:29.866 ウマイマは最大でいくつ[br]作ることができるでしょうか? 0:05:29.866,0:05:32.132 ここに「最大の」とあるので,[br]もしかしたら最大公約数を 0:05:32.133,0:05:34.599 考えているのかもしれないという[br]ヒントになっています。 0:05:34.600,0:05:36.600 また,この問題はこれらのものを[br]分けていることもヒントです。 0:05:36.600,0:05:45.066 これらの両方を,同じ組が最大の[br]数になるように分けたいのです。 0:05:45.066,0:05:46.899 これについて考える[br]方法はいくつかあります。 0:05:46.900,0:05:50.733 両方の数の最大公約数は[br]何かについて考えてみましょう。 0:05:50.733,0:05:53.233 または,最大共因数とも[br]言えるでしょう。 0:05:53.233,0:06:00.466 21 と 30 の最大公約数です。 0:06:00.466,0:06:04.132 これらの両方を割る[br]最大の数は何でしょうか? 0:06:04.133,0:06:05.899 素因数分解で考えることもできます。 0:06:05.900,0:06:07.600 または,これらの因数 (約数) を全部書き出して, 0:06:07.600,0:06:09.566 共通する最大のものが[br]何かを見ることができます。 0:06:09.566,0:06:16.366 または,素因数分解を[br]見ることもできます。 0:06:16.366,0:06:18.599 では,素因数分解の[br]方法でやってみましょう。 0:06:18.600,0:06:21.733 21 は 3 かける 7 と同じです。 0:06:21.733,0:06:23.499 これらは両方とも素数です。 0:06:23.500,0:06:26.866 30 は,そうですね[br]3 …。実は, 0:06:26.866,0:06:28.332 こういうふうにも書けます。 0:06:28.333,0:06:30.199 これは 2 かける 15 です。 0:06:30.200,0:06:32.066 実はさっきやりましたね。 0:06:32.066,0:06:34.432 そして 15 は 3 かける 5 です。 0:06:34.433,0:06:39.699 では,両方の因数分解で,共通する[br]最大の素数は何でしょうか? 0:06:39.700,0:06:42.600 そうですね。ここにあるのは 3 だけです。 0:06:42.600,0:06:44.666 3 で割るより他はありません。 0:06:44.666,0:06:47.266 するとこれは 3 に等しいです。 0:06:47.266,0:06:48.799 するとこれが基本的に言っているのは, 0:06:48.800,0:06:54.633 これらの数は両方とも [br]3 で割ることができる。 0:06:54.633,0:06:58.499 それが最大の同じ文[br]房具の組の数になります。 0:06:58.500,0:07:00.166 ちょっと何をしているのか,[br]はっきりさせましょう。 0:07:00.166,0:07:02.199 この問題の答えは 3 でした。 0:07:02.200,0:07:04.333 しかしこの問題をちょっと[br]可視化してみましょう。 0:07:04.333,0:07:07.066 21 個のバインダーを[br]描いてみます。 0:07:07.066,0:07:12.566 21 個のバインダーは,[br]1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 0:07:12.566,0:07:15.666 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 0:07:15.666,0:07:19.166 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21。 0:07:19.166,0:07:20.932 そして 30 本の鉛筆です。 0:07:20.933,0:07:22.699 これは緑で描きます。 0:07:22.700,0:07:27.466 すると,1, 2, 3, 4, 5, [br]6, 7, 8, 9, 10。 0:07:27.466,0:07:29.466 これはコピーペーストしましょう。 0:07:29.466,0:07:31.532 続けても退屈でしょう。 0:07:31.533,0:07:35.499 では,コピーペーストです。 0:07:35.500,0:07:41.366 これで 20 で,[br]ペーストすると 30 です。 0:07:41.366,0:07:46.732 さて,これらの両方を等しく分ける[br]最大の数は 3 だとわかりました。 0:07:46.733,0:07:50.533 ですから,これらの両方を 3 個の[br]グループに分けることができます。 0:07:50.533,0:07:55.233 バインダーは,7 個ずつの[br]グループに分けることができます。 0:07:55.233,0:08:01.166 鉛筆は,10 本ずつのグループを[br]3 個にできます。 0:08:01.166,0:08:05.432 もし,このクラスに 3 人の[br]生徒が来たら, 0:08:05.433,0:08:11.633 3 人それぞれに,7 個のバインダーと [br]10 本の鉛筆を渡すことができます。 0:08:11.633,0:08:15.099 それがウマイマの作ることのできる[br]最大の同じ文房具の組の数です。 0:08:15.100,0:08:16.433 3 セットあるとも言えます。 0:08:16.433,0:08:19.566 それぞれのセットには[br]7 個のバインダーと 0:08:19.566,0:08:22.566 10 本の鉛筆があります。 0:08:22.566,0:08:24.566 ここでは基本的に, 0:08:24.566,0:08:28.499 これらの数の両方を等しい[br]数のグループに割けられる数で 0:08:28.500,0:08:33.700 最大のものを考えています。