WEBVTT 00:00:05.920 --> 00:00:10.115 (文字起こしのやり方) 00:00:10.455 --> 00:00:14.091 文字起こしは トークが話されている言語で 字幕を作ることです 00:00:14.116 --> 00:00:16.837 では文字起こしの字幕は 何に必要なのでしょうか? 00:00:17.031 --> 00:00:20.705 話されている言語の字幕は 3つの方法で役に立ちます 00:00:21.580 --> 00:00:24.196 耳の聞こえない人や 難聴の人たちがトークを 00:00:24.221 --> 00:00:25.611 利用できるようにします 00:00:25.979 --> 00:00:28.930 字幕はトークのアイデアを ネット上で広げるのに役立ちます 00:00:28.955 --> 00:00:31.305 というのも 文字起こしの字幕が 完成すると 00:00:31.330 --> 00:00:34.924 Google で関連する事柄を 検索すると表示されるからです 00:00:35.299 --> 00:00:37.787 さらに トークが文字起こしされると 00:00:37.812 --> 00:00:41.668 他の言語に翻訳することが可能になり 世界へ羽ばたけるようになります 00:00:42.246 --> 00:00:46.043 さぁ では 文字起こしでは どんなことをするのでしょうか? 00:00:46.628 --> 00:00:50.735 大まかに言えば 文字起こしでは 聞こえる言葉をタイプして 00:00:50.760 --> 00:00:53.548 字幕が表示されるタイミングと 消えるタイミングを 00:00:53.573 --> 00:00:55.138 設定します 00:00:55.355 --> 00:00:58.048 でも 文字起こしをする時には 00:00:58.073 --> 00:01:00.828 他にも気を付けるべき 簡明なルールがあります 00:01:00.853 --> 00:01:04.108 言い間違いや明らかな間違いを 文字にしないでください 00:01:04.134 --> 00:01:08.203 スピーカーが「we think」を間違って 「we thinks」と言う様な場合です 00:01:08.821 --> 00:01:11.834 全ての字幕を 綺麗なテキストにまとめましょう 00:01:11.859 --> 00:01:14.584 スピーカーが文の途中で 言い直していたり 00:01:14.609 --> 00:01:18.425 外国語でトークをしているために 文法で苦しんでいる場合にそうします 00:01:19.448 --> 00:01:23.619 1行の文字数や字幕の文字数や 読みやすくする制限に従いましょう 00:01:23.644 --> 00:01:26.353 さらに 翻訳している時と同じように 00:01:26.378 --> 00:01:29.886 タイミングを調整するだけでは 収まらない時がごくまれにあるので 00:01:29.911 --> 00:01:33.303 読める文字数にするために 字幕文言を短縮する必要があるのを 00:01:33.328 --> 00:01:35.438 忘れないでください 00:01:36.391 --> 00:01:39.793 発声と字幕のタイミングを 合わせるようにしてください 00:01:40.958 --> 00:01:45.901 前の文の字幕が後続の文の発声に 少しだけ重なってしまっても構いません 00:01:45.926 --> 00:01:49.120 読みやすく調整するためのズレなら 尚のこと問題ありません 00:01:50.582 --> 00:01:56.226 しかし 後続の文の発声よりも 100 ミリ秒以上早いタイミングで 00:01:56.251 --> 00:01:59.008 字幕を表示するのは やめてください 00:01:59.033 --> 00:02:02.787 そうしてしまうと 観ている人は スピーカーのボディランゲージと字幕が 00:02:02.812 --> 00:02:06.943 ズレているのを見て 予知したかのような 不思議な感覚になってしまいます 00:02:06.968 --> 00:02:11.953 また スピーカーが該当する言葉を話し終わってから その字幕が画面に約1秒以上 00:02:11.978 --> 00:02:14.852 表示され続けないようにしてください 00:02:16.040 --> 00:02:19.250 後続の文の極一部を含んだ 字幕を作らない様にしてください 00:02:19.275 --> 00:02:24.258 可能な限り 文や文節全体を 完全に含むようにして下さい 00:02:24.283 --> 00:02:26.297 こうすると読みやすくなるだけでなく 00:02:26.322 --> 00:02:28.601 翻訳も より簡単にできます 00:02:28.626 --> 00:02:30.789 というのも 翻訳先の言語の文法では 00:02:30.814 --> 00:02:33.156 文字起こし字幕での分割と 同じようには 00:02:33.181 --> 00:02:35.290 分割できないかも しれないからです 00:02:35.845 --> 00:02:39.376 聞こえない人や難聴の利用者のために 音情報を含めてください 00:02:40.103 --> 00:02:41.539 丸カッコを使って 00:02:41.564 --> 00:02:45.836 笑いや音楽や拍手の箇所を 示すようにしてください 00:02:45.861 --> 00:02:48.546 また 画面外で話している人を 認識できる様にし 00:02:48.571 --> 00:02:53.007 それ以外のトークを理解するために 不可欠な音情報も文字にしてください 00:02:54.008 --> 00:02:59.179 字幕の表示を1秒以下や 7秒以上にしないでください 00:02:59.750 --> 00:03:01.740 長く続く音楽や拍手の箇所については 00:03:01.765 --> 00:03:05.495 音の始まる最初の三秒間だけ 音情報を表示して 終了時にも 00:03:05.520 --> 00:03:07.660 知らせるようにしてください 00:03:08.273 --> 00:03:11.391 また 例えばステージ上で 再生されたビデオの中で 00:03:11.416 --> 00:03:15.662 画面上のキャプションが トークの言語で表示されている時には 00:03:15.687 --> 00:03:20.789 他の字幕と重ならないように作れるなら このキャプションの文字も起こして下さい 00:03:21.447 --> 00:03:26.196 そうすることで 画面上のキャプションを 翻訳できるようになります 00:03:26.369 --> 00:03:30.524 また スピーカーが話す言葉と 画面上のキャプションを区別するために 00:03:30.549 --> 00:03:32.140 角カッコを使ってください (日本語では丸カッコを使う) 00:03:33.109 --> 00:03:37.888 トークの中の固有名詞の綴りが正しくなるように きちんと調べてください 00:03:38.146 --> 00:03:40.762 スピーカーが何と言ったのか 分からない場合には 00:03:40.787 --> 00:03:43.843 『I transcribe TEDx talks』のグループか 00:03:43.868 --> 00:03:46.526 トークの言語の グループで聞いてください 00:03:47.052 --> 00:03:50.096 そして 文字起こしは 全世界に対して素晴らしい貢献を 00:03:50.121 --> 00:03:52.649 していることを 何よりも忘れないでください 00:03:52.674 --> 00:03:57.290 というのも トークのアイデアを より広く全世界に伝えられる様にするからです 00:03:57.315 --> 00:03:59.475 文字起こしを もっと知りたい場合には 00:03:59.500 --> 00:04:03.967 "How to tackle a Transcript"の 詳細なガイドを見てください 00:04:03.992 --> 00:04:06.968 それでは文字起こしと翻訳を 楽しみましょう