1 00:00:16,868 --> 00:00:20,689 大いなる道は、好みを持たない者にとっては 2 00:00:20,689 --> 00:00:23,518 難しくありません。 3 00:00:25,431 --> 00:00:29,468 愛も憎しみもない状態では、すべてが 4 00:00:29,468 --> 00:00:34,472 明確に、あからさまになります。 5 00:00:36,391 --> 00:00:40,894 しかし少しでも区別すれば、天と地は 6 00:00:40,894 --> 00:00:45,935 果てしなく離れたものになります。 7 00:00:59,107 --> 00:01:03,066 真実を知りたければ、いかなる物事に 8 00:01:03,066 --> 00:01:07,957 対しても意見を持ってはなりません。 9 00:01:10,727 --> 00:01:14,295 好きなものと嫌いなものを対立させる 10 00:01:14,295 --> 00:01:17,298 のは、精神の病です。 11 00:01:28,114 --> 00:01:31,143 物事の深い意味が 12 00:01:31,143 --> 00:01:33,435 理解できなければ、 13 00:01:33,435 --> 00:01:36,169 精神の根本的な平和が 14 00:01:36,169 --> 00:01:39,142 むやみに乱されます。 15 00:01:42,464 --> 00:01:47,460 「道」は大宇宙のように 16 00:01:47,460 --> 00:01:51,982 完璧であり、 17 00:01:51,982 --> 00:01:57,354 何も欠けておらず、何も過剰ではありません。 18 00:02:13,710 --> 00:02:18,108 まさに、私たちが選択すること、受け入れたり 19 00:02:18,108 --> 00:02:22,016 拒否したりすることで、物事の本質が 20 00:02:22,016 --> 00:02:25,550 見えなくなるのです。 21 00:02:28,807 --> 00:02:33,379 外的な物事との絡み合いにも、内的な空虚感にも 22 00:02:33,379 --> 00:02:37,434 縛られずに生きてください。 23 00:02:43,402 --> 00:02:47,566 万物の一体性に安らぎを見つければ、 24 00:02:47,566 --> 00:02:52,160 そのような誤った見解は自然に消え去ります。 25 00:02:56,895 --> 00:03:02,664 不動を得るために活動を止めようとすれば、 26 00:03:02,664 --> 00:03:07,713 その努力自体があなたを活動で満たします。 27 00:03:19,240 --> 00:03:23,397 どちらかの極端にとどまっている限り、 28 00:03:23,397 --> 00:03:27,376 一体性を知ることは決してありません。 29 00:03:33,227 --> 00:03:38,539 一体性を持って生きない者たちは、 30 00:03:38,539 --> 00:03:47,916 活動と不動、主張と否定の両方に失敗します。 31 00:03:55,287 --> 00:03:58,714 物事の実在性を否定するのは 32 00:03:58,714 --> 00:04:02,327 その実在性を見逃すことです。 33 00:04:03,183 --> 00:04:06,429 物事の空虚さを主張するのは、 34 00:04:06,429 --> 00:04:10,366 その実在性を見逃すことです。 35 00:04:14,857 --> 00:04:18,619 話したり考えたりすればするほど、 36 00:04:18,619 --> 00:04:23,842 真実から遠ざかってしまいます。 37 00:04:29,714 --> 00:04:32,682 話すことや考えることをやめれば、 38 00:04:32,682 --> 00:04:36,770 知らざるものは何もありません。 39 00:04:38,956 --> 00:04:41,140 根源に戻ることは 40 00:04:41,140 --> 00:04:43,343 意味を見つけることであり、 41 00:04:43,343 --> 00:04:46,045 外見を追い求めることは、 42 00:04:46,045 --> 00:04:49,933 源泉を見失うことです。 43 00:04:55,468 --> 00:05:05,563 内的悟りの瞬間、外見や空虚を超越します。 44 00:05:09,516 --> 00:05:13,320 私たちが現実と呼ぶ空虚な世界で 45 00:05:13,320 --> 00:05:16,439 起こるように見える変化は、 46 00:05:16,439 --> 00:05:20,577 無知によって生じるものです。 47 00:05:29,851 --> 00:05:33,546 真実を探すのをやめなさい。 48 00:05:33,839 --> 00:05:38,069 意見を尊重することだけをやめなさい。 49 00:05:40,058 --> 00:05:44,382 二元性に宿るのをやめなさい。 50 00:05:44,382 --> 00:05:48,814 そのような追求は慎重に避けなさい。 51 00:05:50,234 --> 00:05:54,038 あれこれ、善や悪などの思いが 52 00:05:54,038 --> 00:05:56,757 少しでも残っていると、 53 00:05:56,757 --> 00:06:01,444 精神の本質は困惑に陥ります。 54 00:06:03,580 --> 00:06:06,850 すべての二元性は一なるものから 55 00:06:06,850 --> 00:06:10,704 生じますが、この一なるものにさえ 56 00:06:10,704 --> 00:06:14,576 執着してはなりません。 57 00:06:39,066 --> 00:06:43,653 精神が乱れなく「道」に存在するとき、 58 00:06:43,653 --> 00:06:47,724 いかなるものもそれを害することはできず、 59 00:06:47,724 --> 00:06:51,645 物事がそれを害することができなくなれば、 60 00:06:51,645 --> 00:06:56,416 古い方法で存在しなくなります。 61 00:07:11,151 --> 00:07:15,235 識別する思考が生じなくなるとき、 62 00:07:16,478 --> 00:07:20,165 古い精神は存在しなくなります。 63 00:07:21,115 --> 00:07:24,335 思考の対象が消えるとき、 64 00:07:25,253 --> 00:07:28,341 思考する主体は消えます。 65 00:07:29,157 --> 00:07:34,980 精神が消えるときに、対象も消えるように。 66 00:07:49,707 --> 00:07:54,174 物事は主体によって対象となります。 67 00:07:54,372 --> 00:07:58,027 精神は物事によって存在するのです。 68 00:08:00,744 --> 00:08:03,914 これら二つの相対性と、 69 00:08:03,914 --> 00:08:07,436 根本的な現実、すなわち 70 00:08:07,436 --> 00:08:11,874 「空」の統一性を理解してください。 71 00:08:12,724 --> 00:08:14,793 この空においては、 72 00:08:14,793 --> 00:08:18,363 二つは区別できず、 73 00:08:18,363 --> 00:08:23,118 それぞれが全世界を内包しています。 74 00:08:38,044 --> 00:08:42,381 粗いものと細かいものを区別しなければ、 75 00:08:42,381 --> 00:08:45,441 偏見や意見に惑わされることは 76 00:08:45,441 --> 00:08:47,678 ありません。 77 00:08:50,071 --> 00:08:52,557 大道に生きることは、 78 00:08:52,557 --> 00:08:55,777 容易でも困難でもありません。 79 00:08:56,546 --> 00:08:59,215 しかし、視野の狭い人は、 80 00:08:59,215 --> 00:09:02,901 恐れと優柔不断に陥ります。 81 00:09:07,524 --> 00:09:09,776 急げば急ぐほど 82 00:09:09,776 --> 00:09:12,007 遅くなり、 83 00:09:12,427 --> 00:09:16,147 執着を抑えることができません。 84 00:09:33,639 --> 00:09:37,510 悟りの考えに執着することさえ 85 00:09:37,510 --> 00:09:40,346 道に迷うことです。 86 00:09:41,863 --> 00:09:44,632 物事をあるがままに任せていれば 87 00:09:44,632 --> 00:09:48,838 来ることも去ることもなくなります。 88 00:09:51,060 --> 00:09:53,928 物事の本質に従えば、自由に、 89 00:09:53,928 --> 00:09:58,232 邪魔されることなく歩むことができます。 90 00:10:08,609 --> 00:10:11,289 思考が束縛されていれば、 91 00:10:11,289 --> 00:10:13,175 真実は覆い隠されます。 92 00:10:13,175 --> 00:10:16,373 なぜなら、すべてが濁って不明瞭であり、 93 00:10:16,373 --> 00:10:19,863 判断するという煩わしい行為は 94 00:10:19,863 --> 00:10:24,052 不快感や疲れをもたらすからです。 95 00:10:39,361 --> 00:10:42,011 区別や分離することから 96 00:10:42,011 --> 00:10:45,080 何の益が得られるでしょうか? 97 00:10:47,010 --> 00:10:50,586 唯一の道を歩みたいのであれば、 98 00:10:50,586 --> 00:10:53,290 感覚や観念の世界さえも 99 00:10:53,290 --> 00:10:56,058 嫌ってはなりません。 100 00:10:57,092 --> 00:11:00,045 実際、それらを完全に受け入れることが 101 00:11:00,045 --> 00:11:03,665 真の悟りと全く同じことなのです。 102 00:11:10,690 --> 00:11:14,360 賢者は何の目標も目指さず、 103 00:11:14,360 --> 00:11:18,230 愚者は自らを拘束します。 104 00:11:25,037 --> 00:11:29,307 法は一つであり、数多くはありません。 105 00:11:30,267 --> 00:11:34,303 区別は、無知な者の執着から生じます。 106 00:11:46,183 --> 00:11:50,028 区別する精神で精神を求めることは、 107 00:11:50,028 --> 00:11:52,615 最大の過ちです。 108 00:11:55,150 --> 00:11:59,171 安息と不安は幻想から生じます。 109 00:11:59,989 --> 00:12:01,874 悟りを開いたら、 110 00:12:01,874 --> 00:12:05,143 好き嫌いがなくなります。 111 00:12:05,527 --> 00:12:09,565 すべての二元性は、無知な推論から生じます。 112 00:12:11,301 --> 00:12:15,481 それらは夢や、空に咲く花のようなもので、 113 00:12:15,481 --> 00:12:19,315 掴もうとするのは愚かなことです。 114 00:12:23,458 --> 00:12:27,037 損や得、善や悪...。 115 00:12:27,037 --> 00:12:29,683 そのような考えは直ちに、 116 00:12:29,683 --> 00:12:33,135 永久的に捨てなければなりません。 117 00:12:46,384 --> 00:12:48,509 目が眠らなければ、 118 00:12:48,509 --> 00:12:51,863 すべての夢は自然に止まります。 119 00:12:53,282 --> 00:12:56,118 精神が区別しなければ、 120 00:12:56,118 --> 00:12:59,452 万物はありのままの姿であり、 121 00:12:59,452 --> 00:13:02,920 一つの本質を持っています。 122 00:13:05,201 --> 00:13:07,852 この一つの本質という神秘を 123 00:13:07,852 --> 00:13:10,172 理解するのは、すべての束縛から 124 00:13:10,172 --> 00:13:12,974 解放されることです。 125 00:13:24,536 --> 00:13:27,123 万物が平等に見られるとき、 126 00:13:27,123 --> 00:13:31,042 時間を超えた真我に到達します。 127 00:13:32,878 --> 00:13:35,981 この原因も関係もない状態では、 128 00:13:35,981 --> 00:13:40,536 いかなる比較も類推も不可能です。 129 00:13:49,078 --> 00:13:51,660 動きを静止した状態と考え、 130 00:13:51,660 --> 00:13:54,979 静止した状態を動きと考えれば、 131 00:13:54,979 --> 00:13:58,099 動きも静止した状態も消えます。 132 00:13:59,998 --> 00:14:03,952 このような二元性が存在しなくなると、 133 00:14:03,952 --> 00:14:08,339 一体性そのものも存在できなくなります。 134 00:14:11,909 --> 00:14:15,163 この究極の目的には、 135 00:14:15,163 --> 00:14:19,450 いかなる法則も説明も適用されません。 136 00:14:20,902 --> 00:14:25,444 「道」に従って統一された精神にとって、 137 00:14:25,444 --> 00:14:30,047 あらゆる自己中心的な努力は止まります。 138 00:14:42,403 --> 00:14:45,946 疑いや優柔不断は消え去り、 139 00:14:46,591 --> 00:14:50,912 真の信仰に生きることが可能になります。 140 00:14:52,696 --> 00:14:57,735 一撃で私たちは束縛から解放されます。 141 00:14:57,735 --> 00:15:02,522 何も私たちに執着せず、​​私たちは何にも執着しません。 142 00:15:12,868 --> 00:15:15,144 すべては空虚であり、 143 00:15:15,144 --> 00:15:18,180 澄み渡り、自らを照らし、 144 00:15:18,180 --> 00:15:22,184 精神力は一切発揮されません。 145 00:15:23,444 --> 00:15:28,685 ここでは、思考、感情、知識、想像力は 146 00:15:28,685 --> 00:15:32,583 何の価値もありません。 147 00:15:34,327 --> 00:15:38,447 この本質的な世界には自己も、 148 00:15:38,447 --> 00:15:42,685 自己以外のものも存在しません。 149 00:15:44,537 --> 00:15:48,142 この現実と直接調和するには、 150 00:15:48,142 --> 00:15:50,745 疑いが生じたときに、 151 00:15:50,745 --> 00:15:54,564 「二つではない」と唱えるだけです。 152 00:15:56,000 --> 00:16:00,536 この「二つではない」には、何も分離されてなく、 153 00:16:00,536 --> 00:16:03,839 何も排除されていません。 154 00:16:05,192 --> 00:16:08,094 いつ、どこであろうと、 155 00:16:08,094 --> 00:16:12,915 悟りとは、この真理に入ることです。 156 00:16:15,868 --> 00:16:18,955 そしてこの真理は、時空における 157 00:16:18,955 --> 00:16:22,641 伸縮を超越しています。 158 00:16:26,079 --> 00:16:30,651 その中で、一つの思考は一万年です。 159 00:16:43,640 --> 00:16:46,010 ここに空虚があり、 160 00:16:46,010 --> 00:16:49,036 あそこに空虚があります。 161 00:16:49,403 --> 00:16:52,206 しかし、無限の宇宙は 162 00:16:52,206 --> 00:16:55,025 常にあなたの目前にあります。 163 00:17:05,101 --> 00:17:09,573 無限に大きく、無限に小さい。 164 00:17:09,573 --> 00:17:11,856 同じことです。 165 00:17:11,856 --> 00:17:16,179 定義は消え去り、境界は見えませんから。 166 00:17:24,386 --> 00:17:27,858 存在と非存在についても同様です。 167 00:17:28,457 --> 00:17:31,427 これとは何の関係もない疑念や議論に 168 00:17:31,427 --> 00:17:34,947 時間を無駄にしないでください。 169 00:17:36,901 --> 00:17:40,452 一つのもの、すべてのものが、 170 00:17:40,452 --> 00:17:44,859 区別なく、互いに動き、交流し合う。 171 00:17:56,770 --> 00:18:00,092 この理解を持って生きることは、 172 00:18:00,092 --> 00:18:03,994 不完全さへの不安を抱かないことです。 173 00:18:06,263 --> 00:18:08,431 この信念の中で生きることは、 174 00:18:08,431 --> 00:18:11,235 非二元性への道です。 175 00:18:11,235 --> 00:18:16,878 なぜなら、非二元性は信頼する精神と一つだからです。 176 00:18:23,673 --> 00:18:24,909 言葉! 177 00:18:26,332 --> 00:18:29,562 「道」は言語を超えています。 178 00:18:30,003 --> 00:18:33,603 そこに昨日はなく、 179 00:18:35,163 --> 00:18:37,548 明日はなく、 180 00:18:38,778 --> 00:18:41,744 今日もありません。