WEBVTT 00:00:00.980 --> 00:00:04.202 昨晩も10億もの人々が 00:00:04.203 --> 00:00:07.682 電気も通わぬような場所で 夜を過ごしたことは 忘れられがちです 00:00:08.094 --> 00:00:09.794 10億人です 00:00:10.298 --> 00:00:15.547 25億もの人々は 料理用のクリーンな燃料もなければ 00:00:15.553 --> 00:00:17.265 暖房用の燃料すらありません 00:00:18.234 --> 00:00:20.596 これが発展途上国の抱える問題です 00:00:20.982 --> 00:00:23.648 遠く離れたところに住む このような人々に 00:00:23.648 --> 00:00:25.955 我々はあまり共感を 覚えないものです NOTE Paragraph 00:00:26.331 --> 00:00:29.716 しかし 先進国ですら 00:00:29.725 --> 00:00:33.230 経済の低迷による 緊張が生まれており 00:00:33.234 --> 00:00:35.849 人々の生活に悪影響を及ぼしています 00:00:36.241 --> 00:00:39.805 そのような経済的状況は 様々な場所で見られることで 00:00:39.813 --> 00:00:43.232 影響を被った人々は 将来の夢を失い 00:00:43.232 --> 00:00:44.942 現況に絶望しています 00:00:45.457 --> 00:00:47.215 英国のEU離脱でもそうでした 00:00:47.546 --> 00:00:50.985 わが米国では サンダース氏、トランプ氏の 選挙運動でもそうでした 00:00:51.667 --> 00:00:56.615 最近になって 先進国の仲間入りが間近に見えてきた 00:00:56.619 --> 00:00:59.733 中国でさえ 00:00:59.733 --> 00:01:02.693 炭鉱業の多くの労働者を 解雇しだしたことから 00:01:02.700 --> 00:01:07.666 習国家主席の抱える難題が分かります 00:01:08.214 --> 00:01:10.505 彼らには明るい将来が見えません 00:01:11.183 --> 00:01:14.186 我々が社会の一員として 00:01:14.210 --> 00:01:16.163 先進国や発展途上国が抱える問題の 00:01:16.187 --> 00:01:18.235 解決方法を見出そうとするとき 00:01:18.259 --> 00:01:21.107 目を向けるべきことは この先どうするか そして— 00:01:21.131 --> 00:01:25.261 その際の決断に伴う 環境への影響を どう管理するかです NOTE Paragraph 00:01:25.868 --> 00:01:28.967 人類はこの問題に リオ宣言と京都議定書以来 00:01:28.991 --> 00:01:30.674 25年間取り組んでいます 00:01:31.223 --> 00:01:34.507 直近の動きとしては パリ協定と 00:01:34.514 --> 00:01:37.088 これに基づく 気候変動に関する合意で 00:01:37.112 --> 00:01:40.021 世界の国々が これを批准しています 00:01:40.045 --> 00:01:42.232 これにはとても希望が持てます 00:01:42.256 --> 00:01:45.394 各国ができると言ったことを元に 00:01:45.418 --> 00:01:48.279 積み上げていった合意なので 00:01:48.303 --> 00:01:52.381 参加国の多くにとって偽りがなく 実現されるものなのです 00:01:52.977 --> 00:01:54.545 残念なことに 00:01:55.205 --> 00:01:58.732 気候に関する条約で約束したことが 実現されたら どういう結果が得られるか 00:01:58.756 --> 00:02:01.955 第3者が分析したところによると 00:02:03.083 --> 00:02:05.992 我々の前に立ちはだかる 問題の大きさが明らかになりました NOTE Paragraph 00:02:06.965 --> 00:02:11.608 これは米国エネルギー情報局による アセスメントで 00:02:11.625 --> 00:02:16.313 パリで取り決めた温暖化対策目標を 各国が実現した場合 00:02:16.337 --> 00:02:18.373 現在から2040年の間に 00:02:18.397 --> 00:02:20.688 何が起こるかを評価しています 00:02:21.221 --> 00:02:25.441 基本的に今後30年間の 世界全体でのCO2排出量を 00:02:25.465 --> 00:02:27.146 示しています 00:02:28.236 --> 00:02:31.752 3つのことに注目し そして 理解する必要があります NOTE Paragraph 00:02:32.177 --> 00:02:36.348 1つ目に CO2の排出量は今後30年間 00:02:36.372 --> 00:02:38.500 増加し続ける見込みです 00:02:39.265 --> 00:02:42.041 気候変動を抑えるには 00:02:42.054 --> 00:02:45.040 文字通りCO2の排出量を ゼロにしなければなりません 00:02:45.564 --> 00:02:49.718 なぜなら 累計排出量が 地球温暖化の原動力となっているからです 00:02:50.445 --> 00:02:54.560 これは化石燃料の使用を 止めるべきだというメッセージです NOTE Paragraph 00:02:55.567 --> 00:02:57.430 2つ目に注意すべきことは 00:02:57.454 --> 00:03:01.747 世界経済の成長の多くは 開発途上国からもたらされており― 00:03:01.771 --> 00:03:04.836 それは 中国、インド それに加え 00:03:04.860 --> 00:03:08.099 南アフリカ、インドネシアや ブラジルといった国々です 00:03:09.024 --> 00:03:12.353 これらの国々のほとんどで 国民が 00:03:12.353 --> 00:03:15.264 我々先進国の人々が当然と考える ライフスタイルに比べ 00:03:15.288 --> 00:03:19.054 低い生活レベルへと 追いやられています NOTE Paragraph 00:03:20.495 --> 00:03:22.878 最後の注意点は 00:03:22.902 --> 00:03:24.561 毎年 00:03:25.394 --> 00:03:32.354 約100億トンの炭素が 地球の大気圏に放出され 00:03:32.994 --> 00:03:35.626 これが海域および陸域へと 拡散していることです 00:03:36.011 --> 00:03:41.321 既に存在する5,500億トンの 炭素に加えてです 00:03:42.062 --> 00:03:43.896 今後30年で 00:03:43.920 --> 00:03:48.473 8,500億トンの炭素を 大気中に放出することになり 00:03:49.171 --> 00:03:51.422 この影響によって おそらく 00:03:51.446 --> 00:03:57.607 世界の地表の平均気温が 2~4℃ 上昇し 00:03:58.140 --> 00:04:01.236 海洋が酸性化したり 海面が上昇したり 00:04:01.236 --> 00:04:03.204 することになるでしょう NOTE Paragraph 00:04:04.379 --> 00:04:08.205 さて これは人類、社会活動が 引き起こすことによる 00:04:08.205 --> 00:04:10.125 予測ですが 00:04:10.863 --> 00:04:13.339 これは受け入れてはならず 何かを変えなければなりません 00:04:13.912 --> 00:04:17.790 一方 問題の深刻さを 我々はもっと理解しなければなりません NOTE Paragraph 00:04:18.648 --> 00:04:21.091 エネルギーの選択は 国ごとに異なっています 00:04:21.115 --> 00:04:23.442 各国が有する天然資源によるからです 00:04:23.466 --> 00:04:25.475 各国の気候や 00:04:25.499 --> 00:04:29.981 国としてたどってきた発展の歴史 それに 00:04:30.664 --> 00:04:34.167 その国の地球上の位置にも 依存しています 00:04:34.191 --> 00:04:36.691 日照時間が短いとか 00:04:36.715 --> 00:04:38.576 中緯度に位置しているとか 00:04:38.989 --> 00:04:43.188 そういった実に多くの要因が 各国の選択肢に影響し 00:04:43.188 --> 00:04:45.362 各国が それぞれに 異なった選択をしています NOTE Paragraph 00:04:46.878 --> 00:04:50.040 認識する必要のある重要なことは 00:04:50.064 --> 00:04:51.981 中国の選択です 00:04:52.695 --> 00:04:55.289 中国は石炭を使用することを選択し 00:04:55.313 --> 00:04:57.818 今後も続けるでしょう 00:04:58.358 --> 00:05:00.377 アメリカは異なる選択をしています 00:05:00.401 --> 00:05:02.158 天然ガスを使用することです 00:05:02.182 --> 00:05:06.007 我々が手にした 水圧破砕により シェールガスを利用する技術を 00:05:06.031 --> 00:05:07.502 発明した結果です 00:05:07.526 --> 00:05:09.091 技術が別の選択肢を可能にしました 00:05:10.662 --> 00:05:13.373 OECDに加盟する欧州には 異なる選択肢があります 00:05:13.881 --> 00:05:16.950 資金が豊かなドイツでは 00:05:16.974 --> 00:05:19.591 再生可能なエネルギーの開発を 展開できます 00:05:19.615 --> 00:05:25.103 フランスやイギリスは 核エネルギーに関心を示しています 00:05:25.702 --> 00:05:30.307 東欧では なおも天然ガスや石炭と 依存しており 00:05:30.331 --> 00:05:33.059 さらにこれに ロシアから供給される天然ガスが 00:05:33.083 --> 00:05:34.853 複雑に絡み合っています 00:05:35.558 --> 00:05:38.015 中国はずっと選択肢が少なく 00:05:38.039 --> 00:05:40.689 合意事項の達成はずっと困難です NOTE Paragraph 00:05:41.557 --> 00:05:44.589 中国にとって 石炭がなぜとても重要なのか 00:05:44.613 --> 00:05:46.817 疑問に思ったら 00:05:46.841 --> 00:05:49.053 中国がしてきたことを 振り返る必要があります 00:05:49.534 --> 00:05:53.381 中国では電力を人々に供給するのではなく 電力のある場所に人々を引き寄せました 00:05:53.381 --> 00:05:56.440 地方では電気の普及は促進されず 00:05:56.440 --> 00:05:57.951 都市化が進められました 00:05:57.954 --> 00:06:02.158 低賃金の労働力と 低コストのエネルギーを利用し 00:06:02.182 --> 00:06:04.099 著しい成長が期待される 00:06:04.123 --> 00:06:07.030 輸出産業を創出して 都市化したのです NOTE Paragraph 00:06:07.535 --> 00:06:09.739 中国がたどった道を見てみると 00:06:09.763 --> 00:06:13.896 劇的な繁栄を成し遂げつつあることは 誰もが知るとおりです 00:06:14.713 --> 00:06:19.259 1980年には 中国人の80%は 00:06:19.283 --> 00:06:21.717 極めて貧しい暮らしを送っていました 00:06:22.493 --> 00:06:26.253 1日1人当たりの収入は 1.9ドル未満でした 00:06:26.658 --> 00:06:32.130 2000年までには 極貧の生活を送る人々の割合は 00:06:32.154 --> 00:06:34.688 20%を下回りました 00:06:35.498 --> 00:06:37.972 これは偉業です ただし― 00:06:37.977 --> 00:06:40.344 確かに 市民の自由は 少し犠牲になりました 00:06:40.368 --> 00:06:43.324 これは西側諸国には 受け入れ難いことかもしれません 00:06:44.548 --> 00:06:47.455 ともかく 得られた富のおかげで 00:06:47.479 --> 00:06:50.992 人々の栄養状態は とても良くなりました 00:06:51.484 --> 00:06:56.689 上下水道が整備され 00:06:56.689 --> 00:06:59.678 下痢性疾患が激減しましたが 00:07:00.590 --> 00:07:03.213 大気汚染という代償は払っています NOTE Paragraph 00:07:04.070 --> 00:07:06.350 1980年も 現在も 00:07:06.374 --> 00:07:10.381 中国での第1位の死因は 屋内空気汚染です 00:07:10.833 --> 00:07:15.602 空気を汚さない調理や暖房用の 燃料が手に入らないからです 00:07:16.066 --> 00:07:18.174 実際 2040年になっても 00:07:19.794 --> 00:07:24.569 中国では2億の人々が 00:07:24.593 --> 00:07:28.144 クリーンな燃料を 利用できないと見積もられています 00:07:29.133 --> 00:07:31.489 これからも深刻な問題を 抱えていくのです NOTE Paragraph 00:07:32.854 --> 00:07:37.602 インドも国民の要求を満たすため 00:07:37.626 --> 00:07:39.800 石炭を燃やし続けます 00:07:40.475 --> 00:07:46.583 米国エネルギー情報局による インドにおける石炭の利用予測によると 00:07:46.591 --> 00:07:51.494 インドでは再生可能なエネルギーの ほぼ4倍のエネルギーが 00:07:51.518 --> 00:07:53.557 石炭から供給されることになります 00:07:54.962 --> 00:07:57.815 彼らには代替手段が ないわけではありません 00:07:57.839 --> 00:08:02.154 しかし 自由に選択できる 富める国と違い 00:08:02.162 --> 00:08:04.309 貧しい国に選択肢はありません NOTE Paragraph 00:08:06.198 --> 00:08:09.883 では 手遅れになる前に 石炭からのCO2排出を止める方法は? 00:08:10.899 --> 00:08:15.511 差し迫るこの予測を変えるために 何ができるでしょうか? 00:08:15.535 --> 00:08:19.602 我々に意志があれば 予測の実現を止められるのです NOTE Paragraph 00:08:21.094 --> 00:08:24.513 まずは 問題の深刻さについて 考えなければなりません 00:08:24.537 --> 00:08:26.581 今から2040年までの間に 00:08:27.104 --> 00:08:32.847 世界中で800~1,600基の 石炭火力発電所が建造されようとしています 00:08:34.085 --> 00:08:38.694 この1週間で 世界では1~3基の 1ギガワット級の石炭火力発電所が 00:08:38.718 --> 00:08:40.929 始動します 00:08:41.817 --> 00:08:45.867 我々の望みとは無関係に 起こっていることです 00:08:45.891 --> 00:08:48.399 なぜなら 国を統治する人たちが 00:08:48.423 --> 00:08:50.793 国民の要求することを鑑みて 00:08:50.817 --> 00:08:54.232 自国民の利益になるような 決断を下しているからです 00:08:55.335 --> 00:08:59.302 より良い代替策がない限り 避けられないことです 00:08:59.726 --> 00:09:03.483 石炭火力100基につき 00:09:03.507 --> 00:09:06.638 地球の気候変動を抑制するための 総許容量の 00:09:06.662 --> 00:09:08.280 1~3%を使っています NOTE Paragraph 00:09:09.264 --> 00:09:12.755 毎日帰宅して 地球温暖化について 00:09:12.779 --> 00:09:14.055 考えを巡らしても 00:09:14.594 --> 00:09:16.526 週末には 00:09:16.550 --> 00:09:20.943 誰かが石炭火力を稼働し それが50年も続き 00:09:20.967 --> 00:09:24.043 変化をもたらす可能性を奪っていると 考えざるを得ないのです NOTE Paragraph 00:09:25.972 --> 00:09:29.566 インド系でありながら アメリカのベンチャー企業家である― 00:09:29.590 --> 00:09:32.712 ビノッド・コースラの言葉を 我々は忘れがちです 00:09:33.339 --> 00:09:36.164 彼が21世紀初頭に発言したことは 00:09:36.188 --> 00:09:40.195 中国とインドを化石燃料から 遠ざけるためには 00:09:40.219 --> 00:09:43.815 「チンディア・テスト」をクリアできる 技術を開発すべきということでした 00:09:44.640 --> 00:09:47.539 「チンディア」とは中国とインドを 合わせた呼び方です 00:09:47.900 --> 00:09:50.259 まず第1に 実現可能ということ 00:09:50.283 --> 00:09:53.877 つまり これらの国々でも 技術的に実現可能であり 00:09:53.901 --> 00:09:56.905 国民に受け入れられるような ものであるということです NOTE Paragraph 00:09:58.191 --> 00:10:04.764 第2に大型化が可能な技術で 00:10:04.788 --> 00:10:07.806 化石燃料を使う設備と同じような 短い期間で建造できて 00:10:07.830 --> 00:10:11.387 同程度の効果をもたらし 00:10:11.387 --> 00:10:15.179 その結果 先進国では当たり前の 生活レベルを享受できることです NOTE Paragraph 00:10:15.766 --> 00:10:18.305 第3に コストパフォーマンスが良く 00:10:18.305 --> 00:10:20.985 補助金が必要とか 建造が強制されるものではいけません 00:10:21.432 --> 00:10:24.146 自前の投資で採算が 成り立つことが求められます 00:10:24.170 --> 00:10:28.049 すなわち 多くの国の人々にとって 技術の維持が不可能になるのは 00:10:28.073 --> 00:10:31.009 新技術への移行を成し遂げるために 00:10:31.009 --> 00:10:35.318 外国に頼らなければならない場合や 00:10:35.328 --> 00:10:38.611 「お前の国とは取引しない」と 迫られるような場合なのです NOTE Paragraph 00:10:40.168 --> 00:10:41.854 「チンディア・テスト」の 00:10:41.878 --> 00:10:46.503 基準を満たす代替策は 見出されていません 00:10:46.984 --> 00:10:49.828 これが米国エネルギー情報局の予測です 00:10:50.765 --> 00:10:54.115 中国は800ギガワットの石炭発電所と 00:10:54.866 --> 00:10:57.050 400ギガワットの水力発電所と 00:10:57.772 --> 00:11:00.144 約200ギガワットの原子力発電所と 00:11:00.501 --> 00:11:04.562 供給の断続性を考慮して 換算したベースで約100ギガワットの 00:11:04.586 --> 00:11:06.877 再生可能なエネルギーによる 発電所を建造中です 00:11:07.554 --> 00:11:09.462 800ギガワットもの石炭火力― 00:11:09.805 --> 00:11:13.357 彼らはそのコスト効率を 他のどの国よりも知り尽くし 00:11:13.381 --> 00:11:15.933 その必要性を良く知っているから 建造しているのです 00:11:16.454 --> 00:11:19.081 彼らにより良い選択肢を与えなければ 00:11:19.105 --> 00:11:21.829 2040年に彼らが目指すのは 石炭火力になるでしょう 00:11:22.199 --> 00:11:23.639 より良い選択肢を与えるためには 00:11:23.663 --> 00:11:26.224 「チンディア・テスト」を クリアしなければなりません NOTE Paragraph 00:11:26.248 --> 00:11:28.906 利用可能な代替策を見てみましょう 00:11:28.930 --> 00:11:31.430 2つの手段が ほぼその基準を満たします 00:11:31.865 --> 00:11:35.750 1つ目は これからお話しする新しい核技術です 00:11:36.107 --> 00:11:39.407 これは既に世界中で 設計段階に入っている 00:11:39.431 --> 00:11:40.707 新世代の原子力発電所で 00:11:40.731 --> 00:11:43.069 開発に関わっている人たちによると 00:11:43.093 --> 00:11:47.244 2025年までには 試運転がなされ 00:11:47.252 --> 00:11:50.525 人々がそう望めば2030年までには 大型化が可能ということです 00:11:51.246 --> 00:11:54.770 2つ目の選択肢は 近い将来実現可能なもので 00:11:54.771 --> 00:11:58.476 発電所規模の太陽光発電に 補助電源として 00:11:58.500 --> 00:12:00.224 開発途中のバッテリーではなく 00:12:00.248 --> 00:12:03.182 既存の天然ガス発電を 組み合わせたものです NOTE Paragraph 00:12:04.589 --> 00:12:06.924 新型原子力発電所の開発を 妨げるものは何か? 00:12:07.686 --> 00:12:11.361 それは古い規制と 昔ながらの考え方です 00:12:11.972 --> 00:12:16.167 我々は放射線管理の 最新の科学による考え方を 00:12:16.191 --> 00:12:18.879 大衆の理解を得ることや 00:12:18.903 --> 00:12:21.281 新型原子炉の試運転を管理するために 使っていません 00:12:21.729 --> 00:12:25.926 我々は よりよい原子力産業の 規制に必要な 00:12:25.950 --> 00:12:30.489 新しい科学的な知識を 持ち合わせているのです NOTE Paragraph 00:12:30.872 --> 00:12:33.321 2つ目は 古い考え方― 00:12:33.345 --> 00:12:36.154 原子力発電所の開発に 25年の歳月と20~50億ドルの費用が 00:12:36.178 --> 00:12:37.913 掛かるというものです 00:12:37.937 --> 00:12:42.436 これは原子力技術を開発した 00:12:42.443 --> 00:12:44.851 過去の 軍部の考え方に 根ざしています 00:12:45.356 --> 00:12:47.567 新型原子力発電の企業家は 00:12:47.591 --> 00:12:50.496 1キロワット時あたり 5セントで供給し 00:12:51.212 --> 00:12:53.813 100ギガワット級の発電所を 1年で建造でき 00:12:54.543 --> 00:12:56.772 2025年までには試運転ができ 00:12:57.168 --> 00:13:00.173 機会が与えられれば 2030年までには 00:13:00.634 --> 00:13:02.833 大型化ができると言っています NOTE Paragraph 00:13:04.064 --> 00:13:07.887 我々は今 ただ奇跡が起こるのを 待っているだけですが 00:13:07.888 --> 00:13:09.672 我々に必要なのは選択肢です 00:13:09.952 --> 00:13:12.756 原発企業が安全性を担保できず 費用を安くできないなら 00:13:12.780 --> 00:13:14.597 これを普及させるべきではありません 00:13:14.621 --> 00:13:18.675 ただ皆さんにお願いしたいことは アイデアを先延ばしするのではなく 00:13:18.699 --> 00:13:20.350 指導者にメッセージを送り 00:13:20.374 --> 00:13:22.752 あなたが支援するNGOの長に メッセージを送り 00:13:22.776 --> 00:13:25.730 こう伝えるのです 過去の考えにとらわれず 00:13:25.730 --> 00:13:27.441 我々に選択肢を与えて欲しいと NOTE Paragraph 00:13:27.465 --> 00:13:28.649 どうもありがとうございました NOTE Paragraph 00:13:28.673 --> 00:13:33.465 (拍手)