1 00:00:00,000 --> 00:00:02,000 この部屋は600人の人を 2 00:00:02,000 --> 00:00:04,000 収容しているよう見えますが 3 00:00:04,000 --> 00:00:06,000 実際にはもっと多いのです 4 00:00:06,000 --> 00:00:08,000 私達はそれぞれ1つ以上の 5 00:00:08,000 --> 00:00:11,000 性格を持っているためです 6 00:00:11,000 --> 00:00:14,000 私は小さな頃から二つの性格を持ち 7 00:00:14,000 --> 00:00:16,000 葛藤と会話を 8 00:00:16,000 --> 00:00:18,000 続けています 9 00:00:18,000 --> 00:00:20,000 私はそれぞれを「神秘家」と 10 00:00:20,000 --> 00:00:22,000 「戦士」と呼んでいます 11 00:00:22,000 --> 00:00:24,000 私は政治的に活発な 12 00:00:24,000 --> 00:00:26,000 知能優勢型で無神論の 13 00:00:26,000 --> 00:00:28,000 家庭に生まれました 14 00:00:28,000 --> 00:00:31,000 私の家庭にはある等式がありました 15 00:00:31,000 --> 00:00:33,000 優れた知能とは宗教と 16 00:00:33,000 --> 00:00:36,000 相容れないというルールです 17 00:00:36,000 --> 00:00:38,000 私はこの家族では変種でした 18 00:00:38,000 --> 00:00:40,000 私は変わった子で 19 00:00:40,000 --> 00:00:42,000 我々の感覚を超えたところに 20 00:00:42,000 --> 00:00:45,000 存在するかもしれない世界について 21 00:00:45,000 --> 00:00:48,000 真剣に話をしたいと考えていました 22 00:00:48,000 --> 00:00:50,000 私は人類が目で見て 23 00:00:50,000 --> 00:00:52,000 耳で聞き 頭で考えることが 24 00:00:52,000 --> 00:00:55,000 現実を正確に映し出す 25 00:00:55,000 --> 00:00:57,000 完全なイメージであるのか 26 00:00:57,000 --> 00:00:59,000 知りたかったのです 27 00:00:59,000 --> 00:01:01,000 そこで私は答えを求め 28 00:01:01,000 --> 00:01:03,000 隣人に付いてカトリックの 29 00:01:03,000 --> 00:01:05,000 ミサへ足を運びました 30 00:01:05,000 --> 00:01:07,000 サルトルやソクラテスを読みました 31 00:01:07,000 --> 00:01:09,000 すると私が高校生の時 32 00:01:09,000 --> 00:01:11,000 素晴らしいことが起こりました 33 00:01:11,000 --> 00:01:13,000 東洋の宣教師が 34 00:01:13,000 --> 00:01:16,000 米国進出をし始めたのです 35 00:01:16,000 --> 00:01:18,000 そこで私は思いました 36 00:01:18,000 --> 00:01:20,000 「一人でいいから欲しいな」 37 00:01:20,000 --> 00:01:22,000 それからというもの 38 00:01:22,000 --> 00:01:25,000 神秘の道を歩み続けています 39 00:01:25,000 --> 00:01:27,000 アルバート・アインシュタインの 40 00:01:27,000 --> 00:01:29,000 「我々の意識の錯覚」を 41 00:01:29,000 --> 00:01:31,000 超えてやろうと 42 00:01:31,000 --> 00:01:34,000 考えてきました 43 00:01:34,000 --> 00:01:37,000 彼は何を伝えたかったのでしょう? お教えします 44 00:01:37,000 --> 00:01:39,000 今 この澄んだ空気の中で 45 00:01:39,000 --> 00:01:42,000 息を吸ってみてください 46 00:01:43,000 --> 00:01:46,000 さて画面には奇妙な 47 00:01:46,000 --> 00:01:49,000 水中に生息するサンゴのような 48 00:01:49,000 --> 00:01:51,000 ものが見えますね 49 00:01:51,000 --> 00:01:54,000 実はこれは人間の気管であって 50 00:01:54,000 --> 00:01:56,000 この色のついた物体は 51 00:01:56,000 --> 00:01:58,000 この部屋の中で実際に 52 00:01:58,000 --> 00:02:00,000 我々の周りを泳ぎ回っている 53 00:02:00,000 --> 00:02:03,000 微生物です 54 00:02:03,000 --> 00:02:06,000 この単純な生物を見逃したとすると 55 00:02:06,000 --> 00:02:09,000 最小の素粒子レベルで もしくは 56 00:02:09,000 --> 00:02:12,000 最大の宇宙レベルで 57 00:02:12,000 --> 00:02:15,000 何を見落とすことになるか想像してください 58 00:02:15,000 --> 00:02:18,000 神秘主義者としての年月を通じて 59 00:02:18,000 --> 00:02:20,000 私は自分の思い込みを 60 00:02:20,000 --> 00:02:22,000 疑うようになりました 61 00:02:22,000 --> 00:02:25,000 こうして無知への恥を拭い去りました 62 00:02:26,000 --> 00:02:28,000 さて私の不思議な部分が 63 00:02:28,000 --> 00:02:30,000 こんな感じで横槍を入れます 64 00:02:30,000 --> 00:02:33,000 「戦士」の方が呆れるのです 65 00:02:33,000 --> 00:02:36,000 彼女は世界で今 66 00:02:36,000 --> 00:02:39,000 何が起こっているのか心配しています 67 00:02:40,000 --> 00:02:42,000 そう心配しているのです 68 00:02:42,000 --> 00:02:45,000 彼女は言います「すいませんがうんざりです 69 00:02:45,000 --> 00:02:47,000 詳しくは知りませんけど 70 00:02:47,000 --> 00:02:49,000 まじめに取り組んだ方がいいですよ」 71 00:02:49,000 --> 00:02:51,000 私は「戦士」として 72 00:02:51,000 --> 00:02:53,000 女性の問題に取り組み 73 00:02:53,000 --> 00:02:56,000 政治キャンペーンを実施し 74 00:02:56,000 --> 00:02:59,000 環境への活動を行ってきました 75 00:02:59,000 --> 00:03:02,000 「神秘家」と「戦士」の両方を 76 00:03:02,000 --> 00:03:04,000 一つの体に収容するのは 77 00:03:04,000 --> 00:03:06,000 少し奇妙です 78 00:03:06,000 --> 00:03:09,000 この問題にうまく対処して 79 00:03:09,000 --> 00:03:11,000 「戦士」の勇気と 80 00:03:11,000 --> 00:03:13,000 「神秘家」のしとやかさをもって 81 00:03:13,000 --> 00:03:15,000 人道活動に人生を捧げる人々に 82 00:03:15,000 --> 00:03:17,000 私は生涯 魅力を 83 00:03:17,000 --> 00:03:20,000 感じてきました 例えば 84 00:03:20,000 --> 00:03:23,000 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア 85 00:03:23,000 --> 00:03:25,000 彼は言いました「あなたが 86 00:03:25,000 --> 00:03:27,000 真のあなたにならずして 87 00:03:27,000 --> 00:03:29,000 私が本当の私であることは 88 00:03:29,000 --> 00:03:31,000 不可能です 89 00:03:31,000 --> 00:03:34,000 これこそが内なる 90 00:03:34,000 --> 00:03:36,000 事実の仕組みである」 91 00:03:36,000 --> 00:03:39,000 もう一人の神秘的戦士マザー・テレサは 92 00:03:39,000 --> 00:03:42,000 言いました「我々が家族というものの 93 00:03:42,000 --> 00:03:45,000 繋がりを過小評価していることが 94 00:03:45,000 --> 00:03:47,000 世界の抱える問題だ」 95 00:03:47,000 --> 00:03:49,000 そしてネルソン・マンデラは 96 00:03:49,000 --> 00:03:51,000 アフリカの思想「ウブントゥ」 97 00:03:51,000 --> 00:03:53,000 を重んじていました 98 00:03:53,000 --> 00:03:55,000 つまり 私が私であるために 99 00:03:55,000 --> 00:03:57,000 あなたがあなたであるために 100 00:03:57,000 --> 00:04:00,000 相互が必要だということです 101 00:04:00,000 --> 00:04:02,000 この三人の神秘戦士が 102 00:04:02,000 --> 00:04:04,000 聖人の遺伝子を持って 103 00:04:04,000 --> 00:04:06,000 生まれたかのように 104 00:04:06,000 --> 00:04:08,000 我々は話をしますが 105 00:04:08,000 --> 00:04:10,000 実は我々は皆 106 00:04:10,000 --> 00:04:13,000 同じ能力を有しており 107 00:04:13,000 --> 00:04:15,000 彼らの行いを私達が 108 00:04:15,000 --> 00:04:17,000 今 行う必要があるのです 109 00:04:17,000 --> 00:04:19,000 私達は大きな隔を持つ相手を 110 00:04:19,000 --> 00:04:22,000 悪魔であるかのように 111 00:04:22,000 --> 00:04:25,000 非難します 112 00:04:25,000 --> 00:04:27,000 このような私達の文化に 113 00:04:27,000 --> 00:04:30,000 深く憤りを感じています 114 00:04:30,000 --> 00:04:32,000 ここ米国の政治における 115 00:04:32,000 --> 00:04:34,000 両翼から出版された 116 00:04:34,000 --> 00:04:36,000 ベストセラーのタイトルを 117 00:04:36,000 --> 00:04:38,000 いくつか見てみましょう 118 00:04:38,000 --> 00:04:41,000 「自由主義とは精神障害である」 119 00:04:41,000 --> 00:04:44,000 「ラッシュ・リンボーはふざけたデブである」 120 00:04:44,000 --> 00:04:47,000 「間抜けと愛国者」 121 00:04:47,000 --> 00:04:49,000 「馬鹿との討論」 122 00:04:49,000 --> 00:04:51,000 これらは皮肉なのでしょうが 123 00:04:51,000 --> 00:04:54,000 実際には危険をはらんでいます 124 00:04:54,000 --> 00:04:56,000 次のタイトルには 125 00:04:56,000 --> 00:04:59,000 馴染みのある方もいらっしゃるでしょうが 126 00:04:59,000 --> 00:05:01,000 その著者には驚くでしょう 127 00:05:01,000 --> 00:05:03,000 「嘘と愚かさ、 128 00:05:03,000 --> 00:05:05,000 臆病に対する4年半の闘争」 129 00:05:05,000 --> 00:05:07,000 著者は誰でしょうか? 130 00:05:07,000 --> 00:05:09,000 これはアドルフ・ヒットラーの 131 00:05:09,000 --> 00:05:12,000 「わが闘争」という最初の著書であり 132 00:05:12,000 --> 00:05:15,000 この本と共にナチスを創設しました 133 00:05:15,000 --> 00:05:17,000 人類史上最悪の出来事 134 00:05:17,000 --> 00:05:19,000 それはカンボジアかドイツ 135 00:05:19,000 --> 00:05:21,000 もしくはルワンダでしょうが 136 00:05:21,000 --> 00:05:24,000 この手の否定的な排他が発端です 137 00:05:24,000 --> 00:05:26,000 そして後に暴力的な 138 00:05:26,000 --> 00:05:29,000 過激主義へと変貌するのです 139 00:05:29,000 --> 00:05:32,000 これが新たな取組を始めた理由です 140 00:05:32,000 --> 00:05:35,000 これは私を含めた我々が 141 00:05:35,000 --> 00:05:37,000 排他的言動へ傾向しないように 142 00:05:37,000 --> 00:05:39,000 するための 143 00:05:39,000 --> 00:05:41,000 手助けとなります 144 00:05:41,000 --> 00:05:44,000 我々は皆忙しいと理解しています 145 00:05:44,000 --> 00:05:47,000 大丈夫です 昼食時でも実践できますから 146 00:05:47,000 --> 00:05:49,000 私はこの取組を 147 00:05:49,000 --> 00:05:52,000 「他者への昼食の誘い」と呼んでいます 148 00:05:52,000 --> 00:05:54,000 共和主義者の方は 149 00:05:54,000 --> 00:05:56,000 民主主義の方を 150 00:05:56,000 --> 00:05:59,000 昼食へ連れて行き 151 00:05:59,000 --> 00:06:02,000 民主主義者の方は 152 00:06:02,000 --> 00:06:04,000 共和主義者との 153 00:06:04,000 --> 00:06:06,000 昼食を考えてみて下さい 154 00:06:06,000 --> 00:06:09,000 このような人を昼食に連れて行くと 155 00:06:09,000 --> 00:06:12,000 食欲を失ってしまう方は 156 00:06:12,000 --> 00:06:15,000 もっと身近なところから始めましょう 157 00:06:15,000 --> 00:06:18,000 身近なところでは「他者」という 158 00:06:18,000 --> 00:06:21,000 概念の欠如はないでしょうから 159 00:06:21,000 --> 00:06:23,000 モスクや教会 160 00:06:23,000 --> 00:06:25,000 シナゴーグまたは路上で 161 00:06:25,000 --> 00:06:28,000 礼拝活動をしている方かもしれません 162 00:06:28,000 --> 00:06:30,000 もしくは別の方面から 163 00:06:30,000 --> 00:06:33,000 例えば中絶反対派の方とか 164 00:06:33,000 --> 00:06:35,000 それとも地球温暖化を 165 00:06:35,000 --> 00:06:38,000 信じていない義兄とか 166 00:06:38,000 --> 00:06:43,000 あなたがぞっとするような生活を送っている人や 167 00:06:43,000 --> 00:06:45,000 考え方に腹が立ってしまう 168 00:06:45,000 --> 00:06:48,000 ような方が理想的です 169 00:06:49,000 --> 00:06:51,000 数週間前に私は 170 00:06:51,000 --> 00:06:55,000 ティーパーティ運動派のとある女性を昼食に誘いました 171 00:06:56,000 --> 00:06:59,000 新聞は彼女が私のテストを通過したと報じましたが 172 00:07:00,000 --> 00:07:02,000 彼女は右翼の活動家で 173 00:07:02,000 --> 00:07:05,000 私は左翼の活動家です 174 00:07:06,000 --> 00:07:08,000 そこで私達は会話を円滑に 175 00:07:08,000 --> 00:07:10,000 進めるためにガイドラインを利用しました 176 00:07:10,000 --> 00:07:12,000 これは皆さんも活用可能です 177 00:07:12,000 --> 00:07:14,000 皆さんが他者と昼食に 178 00:07:14,000 --> 00:07:16,000 行くことは知っていますから 179 00:07:16,000 --> 00:07:19,000 まず初めにゴールを決めましょう 180 00:07:19,000 --> 00:07:21,000 今迄ステレオタイプ的に 181 00:07:21,000 --> 00:07:25,000 敬遠してきた人の一人とお近づきになるのです 182 00:07:26,000 --> 00:07:28,000 それから実際に会う前に 183 00:07:28,000 --> 00:07:30,000 基本的なルールを決めて下さい 184 00:07:30,000 --> 00:07:33,000 私のティーパーティ派の友人と私は 185 00:07:33,000 --> 00:07:35,000 以下のようルールを設けました 186 00:07:35,000 --> 00:07:37,000 説得 擁護 187 00:07:37,000 --> 00:07:39,000 中断の禁止 188 00:07:39,000 --> 00:07:41,000 興味を持って 189 00:07:41,000 --> 00:07:43,000 会話に参加し 嘘をつかない 190 00:07:43,000 --> 00:07:45,000 相手の話を聞くこと 191 00:07:45,000 --> 00:07:47,000 そこからは没頭していきました 192 00:07:47,000 --> 00:07:49,000 私達が聞きあった質問は 193 00:07:49,000 --> 00:07:52,000 あなたの経験を話してくれますか? 194 00:07:52,000 --> 00:07:54,000 どんな問題に深く 195 00:07:54,000 --> 00:07:56,000 関心を寄せていますか? 196 00:07:56,000 --> 00:07:58,000 意見を異にする人に聞きたいと 197 00:07:58,000 --> 00:08:01,000 思ってきたことは何ですか? 198 00:08:01,000 --> 00:08:03,000 この昼食の友人と私は 大切な 199 00:08:03,000 --> 00:08:05,000 眼識に気づかされ 席を後にしました 200 00:08:05,000 --> 00:08:08,000 その一つを皆さんにお話しします 201 00:08:08,000 --> 00:08:10,000 私の意見では 202 00:08:10,000 --> 00:08:12,000 いかなる人々のいかなる問題にも 203 00:08:12,000 --> 00:08:14,000 通じるところがあります 204 00:08:14,000 --> 00:08:17,000 私は右翼というのはなぜ左翼に対する 205 00:08:17,000 --> 00:08:19,000 攻撃的主張や嘘を 206 00:08:19,000 --> 00:08:22,000 言い続けるのか彼女に尋ねました 207 00:08:22,000 --> 00:08:24,000 「は?」 彼女は理解していませんでした 208 00:08:24,000 --> 00:08:26,000 「倫理的に腐敗した 209 00:08:26,000 --> 00:08:28,000 テロ支援型のエリート主義 210 00:08:28,000 --> 00:08:30,000 団体だ」とか言っているでしょ 211 00:08:30,000 --> 00:08:32,000 彼女はショックを受けたようでした 212 00:08:32,000 --> 00:08:34,000 彼女の考えでは能無しや 213 00:08:34,000 --> 00:08:37,000 銃を持った人種差別主義者と評して 214 00:08:37,000 --> 00:08:39,000 彼女の側をやじっているのは 215 00:08:39,000 --> 00:08:42,000 私の側だそうでした 216 00:08:42,000 --> 00:08:44,000 なにより私達はそのような 217 00:08:44,000 --> 00:08:46,000 レッテルはどの知り合いにも 218 00:08:46,000 --> 00:08:48,000 当てはまらないという事実に 219 00:08:48,000 --> 00:08:50,000 驚愕しました 220 00:08:50,000 --> 00:08:52,000 こうして信頼を築き上げ 221 00:08:52,000 --> 00:08:55,000 互いの誠意を信じることができました 222 00:08:56,000 --> 00:08:59,000 人を傷つけパラノイアに発展したり 223 00:08:59,000 --> 00:09:01,000 あるいは煽動の材料として 224 00:09:01,000 --> 00:09:03,000 過激派に利用されてしまうような 225 00:09:03,000 --> 00:09:05,000 排他的な会話を耳にしたら 226 00:09:05,000 --> 00:09:07,000 コミュニティ内で 227 00:09:07,000 --> 00:09:10,000 声を大にして話をしようではないか 228 00:09:10,000 --> 00:09:12,000 という合意に至りました 229 00:09:12,000 --> 00:09:14,000 昼食の終わりまでに互いの 230 00:09:14,000 --> 00:09:16,000 率直を認め合うまでになりました 231 00:09:16,000 --> 00:09:19,000 どちらにも他者を変えようという試みはありませんでした 232 00:09:19,000 --> 00:09:22,000 かといって昼食が終われば私達の 233 00:09:22,000 --> 00:09:25,000 違いは消えてなくなるようなフリを 234 00:09:25,000 --> 00:09:27,000 していたわけではありません 235 00:09:30,000 --> 00:09:32,000 代わりに私達は共に 236 00:09:32,000 --> 00:09:34,000 第一歩を踏み出したのです 237 00:09:34,000 --> 00:09:36,000 お決まりの反応を避けて 238 00:09:36,000 --> 00:09:38,000 この手のかかる問題の 239 00:09:38,000 --> 00:09:40,000 解決策が見つかる 240 00:09:40,000 --> 00:09:42,000 唯一の場所である 241 00:09:42,000 --> 00:09:46,000 ウブントゥへ向かっての 242 00:09:46,000 --> 00:09:48,000 第一歩です 243 00:09:48,000 --> 00:09:51,000 誰を昼食に誘えばいいのでしょう? 244 00:09:51,000 --> 00:09:53,000 次にあなたが自身の 245 00:09:53,000 --> 00:09:55,000 排他的言動に気づいた時 246 00:09:55,000 --> 00:09:57,000 それが手がかりとなります 247 00:09:57,000 --> 00:10:00,000 昼食では何が起こるのでしょうか? 248 00:10:00,000 --> 00:10:02,000 天国の扉が開きレストランで 249 00:10:02,000 --> 00:10:05,000 「ウィ・アー・ザ・ワールド」が流れてくるのでしょうか? 250 00:10:05,000 --> 00:10:07,000 そうではないでしょう 251 00:10:07,000 --> 00:10:09,000 ウブントゥはゆっくりと作用し 252 00:10:09,000 --> 00:10:11,000 かつ難しいものだからです 253 00:10:11,000 --> 00:10:13,000 知ったかぶりという 254 00:10:13,000 --> 00:10:15,000 傲慢を脱ぎ捨てた 255 00:10:15,000 --> 00:10:17,000 二人の人間なのです 256 00:10:17,000 --> 00:10:19,000 武器を放棄して 257 00:10:19,000 --> 00:10:21,000 互いに歩み寄る 258 00:10:21,000 --> 00:10:23,000 二人の戦士 259 00:10:23,000 --> 00:10:26,000 二人の人間です ペルシャの偉大な 260 00:10:26,000 --> 00:10:29,000 詩人ルーミーは詩の中にこう詠みました 261 00:10:30,000 --> 00:10:33,000 「善行と悪行それらの 262 00:10:33,000 --> 00:10:36,000 はるか及ばぬところ 263 00:10:36,000 --> 00:10:38,000 そこに一つの場がある 264 00:10:38,000 --> 00:10:40,000 私はそこであなたに会おう」 265 00:10:40,000 --> 00:10:47,000 (拍手)