WEBVTT 00:00:04.750 --> 00:00:06.883 私は7カ国語が話せます 00:00:06.883 --> 00:00:09.460 それを知ると皆が 00:00:09.460 --> 00:00:13.431 私の電話番号に加えてよく聞くのは 00:00:13.431 --> 00:00:16.042 「どうやったの?」 00:00:16.042 --> 00:00:20.395 「どうしたらそんな7カ国語も 話せるようになるの?」 00:00:20.395 --> 00:00:24.255 今日はその答えをいくつか 皆さんに教えたいと思います 00:00:24.255 --> 00:00:26.438 私の電話番号は212... 00:00:26.438 --> 00:00:27.551 (笑) 00:00:27.551 --> 00:00:28.704 冗談です 00:00:28.704 --> 00:00:30.743 私は多国語話者として育てられました 00:00:30.743 --> 00:00:33.288 18歳になるころには 00:00:33.288 --> 00:00:36.312 4カ国語が話せるようになっていました 00:00:36.312 --> 00:00:38.663 そしてその後の3年で 00:00:38.663 --> 00:00:40.668 新たに3カ国語を習得しました 00:00:40.668 --> 00:00:43.290 今日はその3年間についてお話します 00:00:43.290 --> 00:00:46.094 私の言語習得方法は 00:00:46.094 --> 00:00:48.758 周りの人と比べひと味違うものでした 00:00:48.758 --> 00:00:51.235 それは全くストレスもなく 00:00:51.235 --> 00:00:54.842 しんどくて不可能に思うこともありませんでした 00:00:54.842 --> 00:00:58.279 逆に 楽しくて 刺激的で 00:00:58.279 --> 00:01:01.232 私はその全てが大好きでした 00:01:02.612 --> 00:01:05.057 なので私は皆さんに 00:01:05.057 --> 00:01:08.308 どうしてそんなに特別なものに なったのかをお教えします 00:01:08.308 --> 00:01:10.784 私は周りの人と比べて少し有利でした 00:01:10.784 --> 00:01:14.840 それは私がもうすでに 4カ国語マスターしていたからです 00:01:14.840 --> 00:01:17.326 でもその他に私は言語習得が簡単になる 00:01:17.326 --> 00:01:20.569 5つのテクニックを 5つのスキルを使って 00:01:20.569 --> 00:01:23.851 勉強しました 00:01:23.851 --> 00:01:25.708 今日はその5つのテクニックについて 00:01:25.708 --> 00:01:27.753 話したいと思います 00:01:27.753 --> 00:01:29.883 では早速始めましょう 00:01:29.883 --> 00:01:31.292 まず最初に 00:01:31.292 --> 00:01:33.487 まず初めにやることは 00:01:33.487 --> 00:01:37.073 大きく息を吸い 00:01:41.593 --> 00:01:43.483 リラックスすること 00:01:43.483 --> 00:01:46.407 その理由は 私たちは常に 00:01:46.407 --> 00:01:49.249 正しいことをするように教え込まれてきました 00:01:49.249 --> 00:01:51.370 生まれた瞬間から 00:01:51.370 --> 00:01:54.471 やっていいこと やってはいけないこと 00:01:54.471 --> 00:01:57.142 物事をきちんとする方法を 教えられます 00:01:57.142 --> 00:01:59.625 でも言語習得に関しては 00:01:59.625 --> 00:02:01.833 言語習得の最大のルールは 00:02:01.833 --> 00:02:04.131 一番大切なことは 00:02:04.131 --> 00:02:07.087 間違うことです 00:02:07.087 --> 00:02:09.173 間違いを犯すこと 00:02:09.173 --> 00:02:11.081 それが第一のルールです 00:02:11.081 --> 00:02:12.893 理由を説明しましょう 00:02:12.893 --> 00:02:14.923 私たちが言葉を習得すると 00:02:14.923 --> 00:02:17.118 大量の発音 00:02:17.118 --> 00:02:19.785 大量の文法を学んだことになります 00:02:19.785 --> 00:02:22.437 私はそれが全部一緒になったものを 00:02:22.437 --> 00:02:24.587 今日の講演では 00:02:24.587 --> 00:02:26.825 私たちの「言葉のデータベース」と呼びましょう 00:02:26.825 --> 00:02:28.879 私たちの言葉のデータベースには 知っている― 00:02:28.879 --> 00:02:30.923 すべての発音と文法の骨組みが入っています 00:02:30.923 --> 00:02:33.649 でも実際はその言葉のデータベースに 00:02:33.649 --> 00:02:36.478 入っていない発音や文法がたくさんあります 00:02:36.478 --> 00:02:41.902 それらに立ち向かうにも 00:02:41.902 --> 00:02:44.526 私たちのデータベースや 00:02:44.526 --> 00:02:46.329 知識の中には 00:02:46.329 --> 00:02:49.377 文法が合っているか 00:02:49.377 --> 00:02:52.952 発音が合っているかを 判断するものはありません 00:02:52.952 --> 00:02:56.277 ある発音を習得すると思ってみてください 00:02:56.277 --> 00:02:58.568 私たちのデータベースにはまだない発音です 00:02:58.568 --> 00:03:01.317 音を出すだけなら 完ぺきにできます 00:03:01.317 --> 00:03:05.533 ですが 自分の頭では 間違っているように聞こえます 00:03:05.533 --> 00:03:09.294 その不安な気持ち 自信がない気持ち 00:03:09.294 --> 00:03:13.054 間違ったことをしている時に感じる気持ち 00:03:13.054 --> 00:03:15.533 それが必要なのです 00:03:15.533 --> 00:03:21.073 それが皆さんのデータベースにはないものだと 教えてくれているのです 00:03:21.073 --> 00:03:25.055 そして同時に皆さんは新しい言葉を 学ぼうとしているのです 00:03:25.055 --> 00:03:26.684 実際にやってみましょう 00:03:26.684 --> 00:03:30.453 スペイン語で「ドア」という語を学んでみましょう 00:03:30.453 --> 00:03:33.594 スペイン語で「ドア」は "Puerta" と言います。 00:03:33.594 --> 00:03:36.926 "Puerta" にはいくつか英語でも 使われる発音が含まれています 00:03:36.926 --> 00:03:38.666 "pu" "e" と "ta"です 00:03:38.666 --> 00:03:41.780 ですが "r" の音は 00:03:41.780 --> 00:03:45.185 私たちのデータベースにはありません 00:03:45.185 --> 00:03:52.215 舌を巻いて発音する "r" は 英語の発音にはありません 00:03:52.215 --> 00:03:55.679 少しデータベースの外にあります 00:03:55.679 --> 00:03:57.999 そこで 00:03:57.999 --> 00:04:00.375 自分たちのデータベースから 少し離れてみるのです 00:04:00.375 --> 00:04:02.753 そして自ら間違えてみるのです 00:04:02.753 --> 00:04:04.888 すると "r" のような発音ができるようになります 00:04:04.888 --> 00:04:06.607 でも時々 00:04:06.607 --> 00:04:10.410 それに1番似たデータベース内にある発音を してしまうことがあります 00:04:10.410 --> 00:04:12.787 "ah-er(アー)"という発音のように 00:04:12.787 --> 00:04:14.204 (笑) 00:04:14.204 --> 00:04:16.190 その "ah-er" の発音のせいで 00:04:16.190 --> 00:04:18.808 "pue-er-rta" のように聞こえますが 00:04:18.808 --> 00:04:22.476 これはスペイン語では意味をなさず 00:04:22.476 --> 00:04:26.157 あまりきれいには聞こえません 00:04:26.157 --> 00:04:28.780 それに これでは あまり学習にもなりません 00:04:28.780 --> 00:04:30.735 だから 最初のテクニックは 00:04:30.735 --> 00:04:33.464 自ら間違いに行くのです 00:04:33.464 --> 00:04:36.754 すると自然と "puerta" ときちんと 発音できるようになります 00:04:36.754 --> 00:04:38.518 次は2つ目のテクニックです 00:04:38.518 --> 00:04:39.829 2つ目は 00:04:39.829 --> 00:04:41.925 皆さんの協力が必要です 00:04:41.925 --> 00:04:45.283 今からこの4つの美しい言葉を読みます 00:04:45.283 --> 00:04:46.822 では 1 2 3 でいきます 00:04:46.822 --> 00:04:50.489 まずは最初の言葉を 1 2 3 00:04:50.489 --> 00:04:52.235 (聴衆)マオ (シッド)「マオ」 完璧です 00:04:52.235 --> 00:04:54.608 では2つ目の言葉を 1 2 3 (聴衆)ココ 00:04:54.608 --> 00:04:56.735 (シッド)完璧です では3つ目 1 2 3 00:04:56.735 --> 00:04:58.933 (聴衆)コカオ (シッド)完璧です 00:04:58.933 --> 00:05:01.565 では最後4つ目の言葉です 1 2 3 00:05:01.565 --> 00:05:03.333 (沈黙) 00:05:03.333 --> 00:05:06.280 え 00:05:06.280 --> 00:05:08.987 では なぜこうなったのかお教えしましょう 00:05:08.987 --> 00:05:11.296 私たちはこの4つの言葉をみて 00:05:11.296 --> 00:05:14.972 アメリカ英語のフィルターに通します 00:05:14.972 --> 00:05:19.736 するとこういったものになります 00:05:19.736 --> 00:05:21.786 後でどういうことかお教えします 00:05:21.786 --> 00:05:24.119 まず最初の言葉の"Mão" 00:05:24.119 --> 00:05:26.291 ポルトガル語で「手」という意味です 00:05:26.291 --> 00:05:29.087 私たちのフィルターに通すと "mao" になります 00:05:29.087 --> 00:05:30.703 (笑) 00:05:30.703 --> 00:05:32.811 2つ目の"coco" 00:05:32.811 --> 00:05:34.649 ポルトガル語で「ココナッツ」という意味です 00:05:34.649 --> 00:05:37.717 そして"cocô"は「うんち」という意味です 00:05:37.997 --> 00:05:41.776 私たちのフィルターに通すと 温かいココアが出てきます 00:05:41.776 --> 00:05:42.934 (笑) 00:05:42.934 --> 00:05:44.792 そして4つ目 00:05:44.802 --> 00:05:45.791 "huo" 00:05:45.791 --> 00:05:48.360 中国語で「火」という意味です 00:05:48.360 --> 00:05:49.979 そしてフィルターに通すと・・・ 00:05:49.979 --> 00:05:52.743 男の人が空手をやっているように見えるかも 00:05:52.743 --> 00:05:53.749 (笑) 00:05:53.749 --> 00:05:57.695 でもこれでは これらの言葉の正しい発音は 00:05:57.695 --> 00:06:00.172 わかりません 00:06:00.172 --> 00:06:02.602 英語で他の言葉を学ぶのが難しいと思ったら 00:06:02.602 --> 00:06:04.228 英語のノンネイティブスピーカーのことを 00:06:04.228 --> 00:06:05.902 想像してみてください 00:06:05.902 --> 00:06:06.837 そして誰かに 00:06:06.837 --> 00:06:10.383 これが "though" でこれが "thought" だと 00:06:10.383 --> 00:06:12.257 どうやって教えるか考えてみてください 00:06:12.257 --> 00:06:14.681 この2つの言葉はすごく似ていますが 00:06:14.681 --> 00:06:16.997 全く関係はありません 00:06:16.997 --> 00:06:18.620 他にも "enough" のつづりは 00:06:18.620 --> 00:06:20.080 "enuf"ではないということを 00:06:20.080 --> 00:06:22.489 説明してみてください 00:06:22.489 --> 00:06:26.897 お分かりの通り 外国語のアルファベットは 言語習得において 00:06:26.897 --> 00:06:29.996 ほとんど意味を持たないのです 00:06:29.996 --> 00:06:33.095 間違ったヒントをくれるだけだからです 00:06:33.095 --> 00:06:36.196 では2番目のテクニックはなんでしょう? 00:06:36.196 --> 00:06:37.827 バラバラに崩すことです 00:06:37.827 --> 00:06:40.800 外国語のアルファベットをバラバラにする 00:06:40.800 --> 00:06:43.959 例を挙げてみましょう 00:06:43.959 --> 00:06:46.709 これはブラジルの通貨です 00:06:46.709 --> 00:06:48.400 これはこう書きます 00:06:48.400 --> 00:06:51.761 ではみんなでこれを発音してみましょう 1 2 3 00:06:51.761 --> 00:06:53.643 (聴衆)REAL (リアル) 00:06:53.643 --> 00:06:55.078 (シッド)読み方を知っている人もいるようですね 00:06:55.078 --> 00:06:58.692 そうです 大体"RE-AL"です 00:06:58.692 --> 00:07:03.619 これはすごく使えそうですが なんの役にも立ちません 00:07:03.619 --> 00:07:07.195 ポルトガル語では "re-al" は意味を持たないのです 00:07:07.195 --> 00:07:08.965 では別の例をあげてみましょう 00:07:08.965 --> 00:07:13.864 ポルトガル語で "real" は"heou(ヘアウ)" 00:07:13.864 --> 00:07:17.093 これをどう発音するかお教えしましょう 00:07:17.093 --> 00:07:19.516 では1 2 3で "he(へ)"と言ってみましょう 00:07:19.516 --> 00:07:21.382 "hey(ヘイ)"の"y"を抜いた音です 00:07:21.382 --> 00:07:22.701 では 1 2 3 "he(へ)" 00:07:22.701 --> 00:07:24.662 (聴衆)HE(へ) (シッド)完璧です 00:07:24.662 --> 00:07:26.202 次は "ou(アオ)" です 00:07:26.206 --> 00:07:29.992 "ouch(アオチ)" の "ch(チ)" を抜いた音です 00:07:29.992 --> 00:07:30.692 では 1 2 3 00:07:30.692 --> 00:07:33.028 (聴衆)OU(アオ) (シッド)完璧です 00:07:33.028 --> 00:07:34.040 では "HE" 00:07:34.040 --> 00:07:35.874 (聴衆)HE 00:07:35.874 --> 00:07:36.703 (シッド)OU 00:07:36.703 --> 00:07:37.390 (聴衆)OU 00:07:37.390 --> 00:07:39.300 (シッド)HE (聴衆)HE 00:07:39.300 --> 00:07:41.070 (シッド)OU (聴衆)OU 00:07:41.070 --> 00:07:44.588 (シッド)"HE-OU" HEOU(ヘアウ) 00:07:44.588 --> 00:07:46.612 (聴衆)HE-OU (シッド)完璧です 00:07:46.632 --> 00:07:50.440 もう皆さんはすごく情熱的な ブラジルの資本主義者みたいです 00:07:50.440 --> 00:07:52.064 (笑) 00:07:52.084 --> 00:07:55.528 ではなぜ私たちは "REAL" を 00:07:55.528 --> 00:08:01.102 "REAL" と書くのでしょう 00:08:01.102 --> 00:08:03.733 実際にこのように書くと 00:08:03.733 --> 00:08:05.556 もっと色々な情報が詰まっています 00:08:05.556 --> 00:08:08.929 どう発音するのかがわかります 00:08:08.929 --> 00:08:10.084 これはとても都合がいい 00:08:10.084 --> 00:08:12.178 なぜかというと この時点で 00:08:12.178 --> 00:08:14.727 私たちは自分のデータベースから飛び出て 00:08:14.727 --> 00:08:16.491 間違いを犯しているから 00:08:16.491 --> 00:08:19.928 そして未知の言葉の世界に 足を踏み入れたからです 00:08:20.218 --> 00:08:24.057 表記のルールがわかることで 意味を持つ情報を 00:08:24.057 --> 00:08:25.792 引き出すことができます 00:08:25.792 --> 00:08:27.074 どうやったらそれを試せるか? 00:08:28.356 --> 00:08:30.807 そこには3つ目のテクニックが必要になります 00:08:30.807 --> 00:08:34.557 3つ目のテクニックは口うるさい人を探すこと 00:08:34.628 --> 00:08:37.870 細かいことにこだわり 00:08:37.870 --> 00:08:40.900 皆さんが間違えたら 必ず指摘してくるような人です 00:08:40.900 --> 00:08:45.493 口うるさい人 その言葉の先生を探すだけではなく 00:08:45.493 --> 00:08:47.780 一番大切なことはその人と 00:08:47.780 --> 00:08:49.702 いい関係を築くことです 00:08:49.702 --> 00:08:51.088 間違いを訂正してくれ 00:08:51.088 --> 00:08:54.016 それも悪いと思うことなく訂正してくれ 00:08:54.016 --> 00:08:57.869 皆さんの目標点まで連れて行ってくれ また同時に皆さんの背中を押し 00:08:57.869 --> 00:09:00.384 間違いをどんどんさせてくれるように 00:09:00.384 --> 00:09:04.119 関係を築くのが理想です 00:09:04.146 --> 00:09:06.636 その口うるさい人は先生でもいいし 00:09:06.636 --> 00:09:08.482 個別指導員でも 友達でもいい 00:09:08.482 --> 00:09:11.582 スカイプ上やクレイグズリストで会った人でもいい 00:09:11.582 --> 00:09:14.809 どこで見つけてもいいんです 00:09:14.809 --> 00:09:17.784 科学技術のおかげで どこででも探すのが簡単になりました 00:09:17.784 --> 00:09:21.045 そして練習です 00:09:21.045 --> 00:09:24.677 練習の際には4つ目のテクニックを使います 00:09:24.677 --> 00:09:26.472 私は昔からあることをしていました 00:09:26.472 --> 00:09:30.576 もしかしたら少し「変な奴」に見えたかもしれませんが 00:09:30.598 --> 00:09:32.671 実はとても役に立っていたのだと気づきました 00:09:32.671 --> 00:09:38.735 私はいつも「シャワー会話」をしていました 00:09:38.735 --> 00:09:42.801 「シャワー会話」とは まさにその言葉通りの意味です 00:09:42.801 --> 00:09:45.144 私が言葉を学ぶときは 00:09:45.144 --> 00:09:47.337 シャワーを浴びている数分の間に 00:09:47.337 --> 00:09:48.875 一人で色々な会話をします 00:09:48.875 --> 00:09:50.889 中国語を勉強しているとき 00:09:50.889 --> 00:09:53.949 2元まけてもらいたくて値切ってみたり 00:09:53.949 --> 00:09:57.479 餃子を値切って買おうとしたりしていました 00:09:57.479 --> 00:09:59.418 また ローマにも行って 00:09:59.418 --> 00:10:02.887 そしてローマで1番のピザ屋さんへの道を 聞いたりしていました 00:10:02.887 --> 00:10:04.187 とても楽しかったです 00:10:04.187 --> 00:10:08.657 シャワー会話の魅力は皆さんの欠点 00:10:08.657 --> 00:10:11.589 どこがどう分からないかを教えてくれるのです 00:10:11.589 --> 00:10:14.099 皆さんは一人で二役やっているのですから 00:10:14.099 --> 00:10:18.242 例えば 道を聞くのは簡単かもしれません でも聞かれるのはどうでしょう? 00:10:18.242 --> 00:10:20.415 道を教えるのはどうでしょうか? 00:10:20.415 --> 00:10:24.510 シャワー会話では どちらの役も演じなければいけません 00:10:24.510 --> 00:10:27.204 シャワー中でなくてもできます 00:10:27.204 --> 00:10:30.105 もう1つの魅力はどこでもできること 00:10:30.105 --> 00:10:32.501 シャワー中でも 自分の家の中でも 00:10:32.501 --> 00:10:35.457 道を歩いているときでも 電車に乗っている時でも 00:10:35.457 --> 00:10:38.181 ニューヨークの地下鉄で 00:10:38.181 --> 00:10:39.957 外国語で独り言を言うのは 00:10:39.957 --> 00:10:42.029 至って普通です 00:10:42.029 --> 00:10:43.340 大丈夫です 00:10:43.662 --> 00:10:49.636 何にも 誰にも頼らず練習できて最高です 00:10:49.636 --> 00:10:51.788 私はこれを何年も続けました 00:10:51.788 --> 00:10:54.344 後にプロのスポーツ選手も 同じようなことをしてると知りました 00:10:54.344 --> 00:10:56.947 マイケル・フェルプスは飛び込み前に 00:10:56.947 --> 00:10:57.800 試合のイメージをし 00:10:57.800 --> 00:11:00.203 細かく何度も 動きを映像化していました 00:11:00.507 --> 00:11:02.721 彼にはこのやり方があっていたみたいです 00:11:02.721 --> 00:11:04.936 そして 私もです 00:11:04.936 --> 00:11:07.648 なので きっと皆さんにも役立つと思います 00:11:07.648 --> 00:11:10.961 では 今度は言葉の使い方です 00:11:10.961 --> 00:11:12.681 これまではどうやったら 00:11:12.681 --> 00:11:14.831 勉強している言語を使える環境を整えるかを 00:11:14.831 --> 00:11:18.303 勉強してきました 00:11:18.303 --> 00:11:22.477 なので今度は会話相手を探す番です 00:11:22.477 --> 00:11:24.601 会話相手を探す際 00:11:24.601 --> 00:11:29.495 今から紹介する「会話相手の方式」を ぜひ使ってください 00:11:29.495 --> 00:11:31.942 この方法で 皆さんに 00:11:31.942 --> 00:11:37.228 新しい言語を使うよう 常にインセンティブが働くようになります 00:11:37.228 --> 00:11:38.593 それには 00:11:38.593 --> 00:11:42.460 2人が使う言語がお互いにとって 一番得意な共通言語でないといけません 00:11:42.460 --> 00:11:44.074 なぜか? 00:11:44.074 --> 00:11:45.921 もし皆さんが私みたいに 00:11:45.921 --> 00:11:47.781 言語を学ぶのが好きで 00:11:47.781 --> 00:11:50.721 たくさんの人と話したいと思うなら 00:11:50.721 --> 00:11:52.183 もっと視野を広げて 00:11:52.183 --> 00:11:56.098 もっとその人たちの心と頭の中まで理解したいなら 00:11:56.098 --> 00:11:59.862 そして お互いがよく知らない外国語で 話そうと思っても 00:11:59.862 --> 00:12:01.349 お互いが英語を話せたら あるいは― 00:12:01.349 --> 00:12:06.266 他にお互いがうまく話す共通語があれば 00:12:06.266 --> 00:12:10.086 楽な言語で話し始めてしまいます 00:12:10.097 --> 00:12:13.489 なので相手と自分のベストな共通語が 00:12:13.489 --> 00:12:15.311 勉強したい言語であることが理想です 00:12:15.311 --> 00:12:18.028 もしそんな人が近くにいないなら インターネットを使えばいいのです 00:12:18.028 --> 00:12:21.745 もし旅ができるのであれば それは最高です 00:12:21.745 --> 00:12:25.751 しかし難点はその理想にぴったり当てはまる人が 00:12:25.751 --> 00:12:28.237 なかなか見つからないということです 00:12:28.237 --> 00:12:29.933 ですが朗報です 00:12:29.933 --> 00:12:32.933 私が仕事中に発見したことなのですが 00:12:32.933 --> 00:12:35.993 私の同僚でたくさんの外国語を話せる 00:12:35.993 --> 00:12:38.317 言語学者がいました 00:12:38.317 --> 00:12:41.607 私たちのベストの共通語は間違いなく英語でした 00:12:41.607 --> 00:12:45.577 そして次にお互いが最も話せる言葉はフランス語 00:12:45.577 --> 00:12:49.947 でも私たちはオフィスではいつも ドイツ語で話すようにしていました 00:12:49.947 --> 00:12:51.726 なぜでしょう? 00:12:51.726 --> 00:12:54.930 その理由は そのオフィスには英語を話す人も 00:12:54.930 --> 00:12:57.454 フランス語を話す人もたくさんいましたが 00:12:57.454 --> 00:13:00.879 私たちは週末の予定をドイツ語で話しても 00:13:00.879 --> 00:13:03.951 周りの人は誰もわからなかったからです 00:13:03.957 --> 00:13:08.231 ドイツ語は私たちの秘密を話すには ベストな言葉でした 00:13:08.231 --> 00:13:09.318 (笑) 00:13:09.318 --> 00:13:11.501 そしてそれはすごく便利な道具になるのです 00:13:11.501 --> 00:13:13.457 友達との会話でもそうですし 00:13:13.457 --> 00:13:16.393 公共の場でも プライバシーのような感覚が得られます 00:13:16.393 --> 00:13:19.459 どこにいてもプライベートな会話ができます 00:13:19.459 --> 00:13:21.144 ではまとめていきましょう 00:13:21.144 --> 00:13:22.651 最初のテクニックは 00:13:22.651 --> 00:13:26.288 言葉の壁を打ち破ること 00:13:26.288 --> 00:13:29.216 そして未知の世界を探ってみることです 00:13:29.216 --> 00:13:31.940 発音 文法 私たちの言葉の データベース外の世界です 00:13:31.940 --> 00:13:33.795 2つ目は 00:13:33.795 --> 00:13:35.621 表記のルールを学ぶこと 00:13:35.621 --> 00:13:37.727 表記のルールに従って 00:13:37.727 --> 00:13:41.015 同じ発音や 文法を再現できる方法を学ぶこと 00:13:41.015 --> 00:13:44.905 口うるさい人に間違いを指摘してもらう 00:13:44.905 --> 00:13:46.334 4つ目 練習 00:13:46.334 --> 00:13:49.263 シャワー会話での練習です もちろんどこでもできます 00:13:49.263 --> 00:13:51.504 そして 会話相手の法則で 00:13:51.504 --> 00:13:54.684 新しい言葉を一緒に練習する相手を探すこと 00:13:54.684 --> 00:13:56.766 その後は 00:13:56.766 --> 00:14:00.532 (イタリア語) 素晴らしい場所に辿り着きます 00:14:00.532 --> 00:14:02.562 (ドイツ語) 言語習得が 00:14:02.562 --> 00:14:06.642 難しいことではなく 退屈なことでもなく 00:14:06.642 --> 00:14:09.800 (スペイン語)いろいろなことを 可能にしてくれるものになります 00:14:09.800 --> 00:14:12.508 その世界では一人一人が 00:14:12.508 --> 00:14:17.326 (フランス語)新しい文化や 習慣を知る 機会が得られます 00:14:17.326 --> 00:14:19.805 (ポルトガル語)言語習得の1番の魅力は 00:14:19.805 --> 00:14:23.054 自分のことがもっとわかることです 00:14:23.054 --> 00:14:27.010 (ギリシャ語)今は このギリシャ語も チンプンカンプンかもしれません 00:14:27.010 --> 00:14:31.676 でもあなたにも学べるのです 00:14:32.185 --> 00:14:34.514 (中国語)千里の道も 00:14:34.514 --> 00:14:35.932 一歩から 00:14:35.932 --> 00:14:40.926 これは大変なことではありません 皆さんは道のりを知っているのですから 00:14:40.926 --> 00:14:42.270 ありがとうございました 00:14:42.270 --> 00:14:45.059 (拍手)