WEBVTT 00:00:09.010 --> 00:00:10.710 これから説明する内容は、 00:00:10.716 --> 00:00:12.973 「秘密中の秘密」と呼ばれており、 00:00:12.980 --> 00:00:16.949 サマーディにつながる秘伝的な知恵です。 00:00:17.589 --> 00:00:21.189 サマーディはすべての精神性のゴールであり、 00:00:21.420 --> 00:00:24.190 起源との結合であり、 00:00:24.230 --> 00:00:27.960 あなたが誰または何であるかについての真実です。 00:00:27.960 --> 00:00:31.336 精神の限界を超えた真実は、限られた精神 00:00:31.356 --> 00:00:34.030 を使って知ることはできません。 00:00:34.040 --> 00:00:36.899 動きによって静止点に到達することは 00:00:36.899 --> 00:00:40.200 できません。思考を超えた静止点に 00:00:40.200 --> 00:00:42.660 到達したければ、思考や感覚への 00:00:42.660 --> 00:00:47.490 興味や、精神と感覚によって 00:00:47.760 --> 00:00:51.050 生み出されるすべての好み、 00:00:51.170 --> 00:00:54.080 すべての現象を手放し、 00:00:54.290 --> 00:00:58.310 裸の意識に宿る必要があります。 00:01:20.520 --> 00:01:23.159 今の瞬間に存在するには 00:01:23.159 --> 00:01:26.400 基本的な次元が 2 つあります。 00:01:26.400 --> 00:01:29.520 それは変わりつつあるものと、 00:01:29.520 --> 00:01:32.040 不変のものです。 00:01:32.040 --> 00:01:34.860 思考と感覚は、常に変化する 00:01:34.860 --> 00:01:37.990 現象の領域です。 00:01:39.659 --> 00:01:42.960 変わらないのは、その変化の 00:01:42.960 --> 00:01:45.610 裏にある意識です。 00:01:49.140 --> 00:01:51.299 私たちは普段、変化の領域に 00:01:51.299 --> 00:01:55.079 夢中になり、物体に固執するために、 00:01:55.079 --> 00:01:57.720 意識の次元を無視します。 00:01:57.720 --> 00:02:00.659 このため、まず認識することを 00:02:00.659 --> 00:02:04.259 認識し、意識を意識する 00:02:04.259 --> 00:02:07.750 ことから始めます。 00:02:43.800 --> 00:02:46.140 意識の中に長時間宿ることの 00:02:46.140 --> 00:02:49.080 難しさは、ほとんどの人が 00:02:49.080 --> 00:02:51.060 そのために必要な 00:02:51.060 --> 00:02:53.100 集中力と平静さを 00:02:53.100 --> 00:02:55.900 養成していない点です。 00:02:55.900 --> 00:02:58.620 私たちは快適さに依存しており、 00:02:58.620 --> 00:03:00.350 限られた精神はこの訓練から 00:03:00.350 --> 00:03:03.000 脱出したいと思い、 00:03:03.000 --> 00:03:05.400 それを非常に不快だと感じ、 00:03:05.400 --> 00:03:07.910 あらゆる種類の妨げになるもの、 00:03:07.910 --> 00:03:11.000 気を散らすものを見つけます。 00:03:11.879 --> 00:03:14.730 私たちを自我と同一視させる、 00:03:14.730 --> 00:03:18.239 2つの主要な難関があります。 00:03:18.239 --> 00:03:21.120 体が快適さに執着していることと、 00:03:21.260 --> 00:03:25.040 精神が知識を求めていることです。 00:03:26.200 --> 00:03:28.959 私たちが肉体の快適さを 00:03:28.969 --> 00:03:31.019 求め続け、精神で知識を 00:03:31.019 --> 00:03:33.140 求めようとする限り、 00:03:33.140 --> 00:03:35.180 決して精神や肉体の制限を 00:03:35.180 --> 00:03:37.630 超越することはできません。 00:03:37.640 --> 00:03:41.050 私たちは家畜のように、 00:03:41.050 --> 00:03:44.570 快楽を求め、痛みを避けて、 00:03:44.570 --> 00:03:47.760 永遠に刺激に反応し、 00:03:48.320 --> 00:03:50.740 存在の次元を知らないまま、 00:03:50.740 --> 00:03:55.340 永遠に行動を繰り返します。 00:03:56.920 --> 00:03:59.849 意識するということは、自我によって 00:03:59.849 --> 00:04:02.517 条件付けられた概念や、制御や、 00:04:02.517 --> 00:04:05.520 操作や、ゆがみなどの仲介なく、 00:04:05.520 --> 00:04:08.964 また、限定された精神による 00:04:08.974 --> 00:04:12.869 フィルターなく、周りで起きていることに 00:04:12.869 --> 00:04:15.169 完全に気を配ることで、 00:04:15.169 --> 00:04:18.909 選択せずに存在することです。 00:04:18.909 --> 00:04:21.230 選択せずに存在するのだから、 00:04:21.230 --> 00:04:24.950 選択者がいないわけです。 00:04:25.850 --> 00:04:29.970 あなたの意図なしに精神が動けば、 00:04:29.970 --> 00:04:32.880 それがどんなに小さな動きでも、 00:04:32.880 --> 00:04:35.290 自我構造の条件付けによる 00:04:35.290 --> 00:04:38.140 フィルターが原因です。 00:04:41.860 --> 00:04:44.550 その道は、精神の渦全体の 00:04:44.550 --> 00:04:47.822 止滅につながります。 00:04:52.180 --> 00:04:56.720 自己のあらゆるレベルが空であることに気付かせます。 00:05:00.980 --> 00:05:03.729 行動をやめるにはどうすればよいか。 00:05:03.729 --> 00:05:07.300 精神の活動を停止するにはどうしたらよいか。 00:05:07.300 --> 00:05:11.200 よく聞いてください。これがその矛盾です。 00:05:11.400 --> 00:05:14.939 制限された自我の精神はその質問を 00:05:14.939 --> 00:05:18.229 聞いてどうするか理解したいが、 00:05:18.310 --> 00:05:22.330 その限られた精神はそれができません。 00:05:23.790 --> 00:05:28.820 精神は、静寂を取得するどんな試みにも 00:05:28.820 --> 00:05:33.740 必ず失敗します。精神が動きだからです。 00:05:34.010 --> 00:05:37.310 精神自体が動きであり、 00:05:38.420 --> 00:05:41.749 終わりのない行動のプロセスです。 00:05:42.259 --> 00:05:45.239 行動することから、存在することに 00:05:45.239 --> 00:05:47.820 移行しなければなりません。 00:05:47.820 --> 00:05:51.394 あなたが思っているあなたは、 00:05:51.394 --> 00:05:53.650 一定の絶え間ない動き、 00:05:53.650 --> 00:05:57.009 一定のパターンの集まりです。 00:06:02.299 --> 00:06:05.771 そのあなたが死ぬ必要があります。 00:06:05.771 --> 00:06:08.250 サマーディを実現するには 00:06:08.250 --> 00:06:11.911 あなたの病的パターンを終了しなければなりません。 NOTE Paragraph 00:06:12.380 --> 00:06:15.270 それをじっくりと考えてみてください。 00:06:16.060 --> 00:06:18.629 精神的な師たちは、サマーディに 00:06:18.629 --> 00:06:21.429 到達する方法を指導してくれました。 00:06:21.429 --> 00:06:23.620 静寂になり、認識しなさい。 00:06:23.620 --> 00:06:28.479 静寂になり、名前や形を超えた原初の意識である 00:06:28.479 --> 00:06:30.870 真我を認識しなさい。 00:06:31.410 --> 00:06:35.000 静寂になり、自分が神であることを認識しなさい。 00:06:37.210 --> 00:06:40.790 彼らはどのような意味で言ったのでしょうか? 00:06:41.750 --> 00:06:44.780 静寂になるものは何なのでしょうか? 00:06:47.220 --> 00:06:49.190 明らかに、誰の肉体も 00:06:49.190 --> 00:06:51.859 時間と空間の中に存在する限り 00:06:51.859 --> 00:06:54.650 完全に静寂にはなれません。 00:06:54.650 --> 00:06:57.750 時空そのものが動きだからです。 00:06:59.439 --> 00:07:01.689 時空は精神であり、 00:07:02.589 --> 00:07:06.441 宇宙は大きな精神、ロゴスです。 00:07:10.000 --> 00:07:12.139 最初のヘルメスの原理は、 00:07:12.139 --> 00:07:17.020 すべては精神、宇宙は精神であることです。 00:07:18.540 --> 00:07:22.614 宇宙が精神であり精神が動きであれば、 00:07:23.024 --> 00:07:26.650 どうすれば静寂になり、認識できるのでしょうか。 00:07:26.650 --> 00:07:32.850 時速1,700kmで軸を回転する地球にいながら、 00:07:34.750 --> 00:07:38.280 太陽の周りを時速11万kmで回転しながら、 00:07:38.280 --> 00:07:42.099 銀河系を時速80万kmで移動しながら、 00:07:42.099 --> 00:07:45.879 宇宙を何百万kmも移動しながら、 00:07:45.879 --> 00:07:49.728 どうやって静寂でいられるのでしょうか。 00:07:52.419 --> 00:07:56.399 あなたの心臓は鼓動し、体内では細胞が動き、 00:07:56.510 --> 00:08:00.830 食べ物が消化され、脳が脳波を作ります。 00:08:01.710 --> 00:08:05.460 血液は循環し、エネルギーは動いているのに、 00:08:05.680 --> 00:08:08.870 どうやって静寂にいられるのでしょうか? 00:08:08.870 --> 00:08:12.900 スピリチュアル・マスターが「静寂になり悟りなさい」 00:08:12.900 --> 00:08:16.340 と言う時、違うことを言っているのでしょう。 00:08:16.340 --> 00:08:19.560 時間と空間を超えた何か、 00:08:19.580 --> 00:08:22.919 肉体と精神を超えた何か・・・。 00:08:23.139 --> 00:08:26.429 静寂の意味は、現代の言語体系では、 00:08:26.429 --> 00:08:29.839 相当する言葉がありません。 00:08:30.930 --> 00:08:34.129 ヨガ行者たちの言葉サンスクリット語 00:08:34.129 --> 00:08:36.249 には、非二元性を指す、 00:08:36.249 --> 00:08:40.289 より正確な言葉があります。 00:08:40.650 --> 00:08:44.320 「シューニャタ」という単語はよく、 00:08:44.320 --> 00:08:48.829 「空」、静寂さ、または空虚と訳されます。 00:08:49.299 --> 00:08:52.479 「アナータ」または無我とともに 00:08:52.479 --> 00:08:55.002 使われることがあり、 00:08:55.010 --> 00:08:58.679 仏性を悟ることです。 00:09:01.170 --> 00:09:04.520 英語ではStillnessが一番近い意味かも 00:09:04.520 --> 00:09:07.820 しれませんが、二元性の世界に存在しない 00:09:07.820 --> 00:09:11.321 ものを説明するには不十分です。 00:09:11.540 --> 00:09:14.680 実際に実現しているのは、静と動を超え、 00:09:15.470 --> 00:09:19.900 時間を超えた、原初の意識です。 00:09:21.070 --> 00:09:23.319 それは永遠であり、 00:09:23.319 --> 00:09:25.960 あなたという存在の根拠であり、 00:09:25.960 --> 00:09:28.490 変化しない現実の本質です。 00:09:28.490 --> 00:09:31.080 それは実際、変化や不変を 00:09:31.080 --> 00:09:34.070 超越したものです。 00:09:34.070 --> 00:09:37.000 私たちが本性に目覚めた時、 00:09:37.090 --> 00:09:42.580 静や動は精神が作った二元性のものであり、 00:09:42.600 --> 00:09:46.840 静けさも騒音も精神が作った二元性のもの 00:09:46.840 --> 00:09:50.150 であることが明確になります。 00:09:50.770 --> 00:09:53.559 その根源的な静寂さ、行動の中に 00:09:53.559 --> 00:09:56.470 全てがすでに内在し、 00:09:56.470 --> 00:10:00.800 世の動きは静寂さと同一のものです。 00:10:01.920 --> 00:10:04.080 じっとしながら悟ってください。 00:10:04.080 --> 00:10:07.320 動きながら悟ってください。 00:10:07.320 --> 00:10:09.740 すべてが空の踊りです。 00:10:09.740 --> 00:10:12.270 これは哲学的な話ではなく、 00:10:12.270 --> 00:10:14.220 まったく異なる方法で 00:10:14.220 --> 00:10:16.860 世界と接する方法です。 00:10:16.860 --> 00:10:20.439 実際は、接するのをやめることで、 00:10:20.439 --> 00:10:23.570 自我の構造である減圧弁を落とし、 00:10:23.570 --> 00:10:26.830 制限された精神に仲介されずに 00:10:26.830 --> 00:10:30.212 真我を経験することです。 00:10:30.212 --> 00:10:32.730 いわゆる外界を超越するには、 00:10:32.730 --> 00:10:36.200 静寂さを認識し、認識したときに、 00:10:36.200 --> 00:10:40.319 それは超越したものの一部となります。 00:10:42.188 --> 00:10:46.029 静と動の二元性が崩れ、 00:10:47.230 --> 00:10:51.150 サマーディを実現する。この偉大な目覚めは、 00:10:51.150 --> 00:10:54.250 道の始まりにすぎません。 00:10:54.330 --> 00:10:57.340 パタンジャリ氏は、ヨガの目的全体が、 00:10:57.340 --> 00:11:00.109 精神の渦を停止することだと 00:11:00.109 --> 00:11:02.699 説明しています。 00:11:02.699 --> 00:11:05.690 「チッタ・ヴリッティ・ニローダ」。 00:11:05.690 --> 00:11:08.860 カルマの終わり、すなわち NOTE Paragraph 00:11:10.580 --> 00:11:14.540 多くの異なったレベルの深い無意識パターンの制止 00:11:14.540 --> 00:11:16.959 だと言ってもよいでしょう。 00:11:17.919 --> 00:11:20.360 自分の本質に気づいたとき、 00:11:20.360 --> 00:11:23.620 私たちは精神のアイデンティティや反応を 00:11:23.620 --> 00:11:25.940 一時的に停止します。 00:11:26.835 --> 00:11:29.849 扇風機の電源を抜くようなものです。 00:11:29.849 --> 00:11:32.437 扇風機の電源を抜けば、 00:11:32.627 --> 00:11:36.525 ブレードは勢いで回り続けます。 00:11:36.525 --> 00:11:37.880 扇風機を再度 00:11:37.880 --> 00:11:40.231 電源に接続しない限り、 00:11:40.231 --> 00:11:42.901 いずれは動きが停止します。 00:11:43.660 --> 00:11:46.428 カルマとは単に、エネルギーが確定された 00:11:46.428 --> 00:11:49.540 経路をたどる傾向にあることを意味します。 00:11:49.540 --> 00:11:52.740 意識が既存のパターンに後戻りするとき、 00:11:52.740 --> 00:11:55.840 扇風機を電源に差し込むようなものです。 00:11:55.840 --> 00:11:58.287 エネルギーは意識を追って、 00:11:58.287 --> 00:12:01.216 古いパターンに戻ります。 00:12:04.399 --> 00:12:06.560 慣性の法則を使って 00:12:06.560 --> 00:12:09.340 説明することもできます。 00:12:09.340 --> 00:12:12.510 動いている精神は、外部の力が 00:12:12.510 --> 00:12:16.361 作用しない限り動き続けます。 00:12:17.400 --> 00:12:20.359 宇宙と呼ばれる、条件づけられた 00:12:20.359 --> 00:12:23.010 精神のマトリックスの中で、 00:12:23.010 --> 00:12:25.970 エネルギーと思考は連続体に存在する 00:12:25.970 --> 00:12:28.360 フラクタル状の迷路を循環し、 00:12:28.360 --> 00:12:31.150 ミクロレベルからマクロレベルまで、 00:12:31.150 --> 00:12:34.039 永遠に分岐し、探検をします。 00:12:34.039 --> 00:12:37.749 すべての精神修行は介入であり、 00:12:37.860 --> 00:12:40.500 外部の力であり、 00:12:41.090 --> 00:12:43.860 エネルギーが確定された経路に 00:12:43.860 --> 00:12:46.850 流れるのを防ぐ意識です。 00:12:47.839 --> 00:12:51.010 人生を変える意思がなければいけません。 00:12:53.490 --> 00:12:56.630 どんなにたくさん瞑想をする人でも、 00:12:56.630 --> 00:12:58.420 昔と同じパターンに 00:12:58.420 --> 00:13:00.062 戻ってしまったり、 00:13:00.062 --> 00:13:02.522 同じ習慣を続けていたのでは、 00:13:02.522 --> 00:13:05.801 配線はもとのままです。 00:13:06.570 --> 00:13:09.091 私たちの無意識の動機を発掘し、 00:13:09.091 --> 00:13:12.201 それに直面する必要があります。 00:13:12.655 --> 00:13:14.935 偉大な忍耐力と決意で、 00:13:16.070 --> 00:13:20.160 扇風機の電源を差し込まずにいられれば、 00:13:20.160 --> 00:13:22.330 「ブリッティ(波動)」は 00:13:22.330 --> 00:13:24.130 自然に消滅します。 00:13:24.130 --> 00:13:28.380 そして、自我構造の中で、 00:13:28.380 --> 00:13:31.920 深い静寂さが生まれます。 00:13:31.920 --> 00:13:34.740 私たちが、精神が作り出した 00:13:34.740 --> 00:13:37.124 好みに共感し反応するたびに、 00:13:37.124 --> 00:13:39.779 扇風機をまた差し込みます。 00:13:39.779 --> 00:13:42.839 サムスカーラはより多く浄化されます。 00:13:42.839 --> 00:13:45.959 ファンの回転数が遅くなればなるほど、 00:13:45.959 --> 00:13:47.769 そして人間の器は 00:13:47.769 --> 00:13:50.490 意識がより浸透しやすく、 00:13:50.490 --> 00:13:53.621 私たちはますます自分自身を空っぽにしてしまいます。