マラケシュのおおよそ35km南西、Ait Ourirの方向にあります。
ここは、庭という枠に留まらない、独特のコンセプト、軸、があります.
このビオアロマティックガーデンは、Tnin Ourika、
NectaromeオーナーJalil Belkamel氏
まず最初の軸は、人々に、植物の力を借り、心身の健康を保つ植物療法、
フィトセラピーに関心を持ってもらう機会を提供すること。
そのために、学生や遠足の子供たち、一般の人たちを迎え入れています。
次の軸は、グリーンツーリズムとよばれる概念です。
それは、植物が、その地域をもの語ると考えるツーリズムの一種で、
ウリカという土地を、植物を通じて理解してもらいます。植物が地域を語るのです。
ここの植物はすべて自然農法で育てられています。
最後の軸は開発です。これは少し特別ですが、まあ、研究の場としても機能しています。
この庭は1ヘクタールの面積があり、芳香性植物を含む、およそ50種類の植物があります。
それぞれの植物を、相応しい時期に刈り取り、異なる精油を抽出します。
精油を作るのに最適な時期というのは、庭から声が届き、教えてれます。
その後、蒸留し、精油を獲ます。そして、国際的に認知されている方法で、成分分析します。
次に、製品ごとに、それぞれの方法で調合していき、
精油入マッサージオイル、バスオイル、シャンプー、シャワージェルなどを製造します。
我々の目的は、化学的に最先端の製品かつ100%ナチュラルなもので、
心身の状態をより良いものとすること。
そして製品は、世界各国のスパで使われています。
私たちは、また、いくつかのワークショップを開催しており、例えば足湯の体験もできます。
土の中に埋めた壺に、海塩・精油・海藻などを入れ、足をケアします。
この庭は、人々の五感がよびおこします。
私は切に願います。
人間と植物の触れ合いは、心身のバランスに欠かせない、という事を忘れないでいて下さい。