(2020.10.15 マイアミ市庁舎:イザベラ) コロナにご自身が感染した後 マスクの重要性について 見解は変わりましたか? (大統領)いや、私自身 マスクに抵抗はなかったからね でもマスクについて 色んな意見はあるからね (サンジェイ・グプタ) 先週の市庁舎イベントにて 大統領はマスク着用について 混乱を招くメッセージを 発信しました (大統領)マスク着用については 相反する意見がある 着用を促すものと そうでないもの (サンジェイ)何を 言いたいのかも分かりません が今週末ツイッターは ホワイトハウスコロナ対策委員の アトラス医師のツイートを 削除しました 彼はマスクの効果を 否定するような 誤った情報を 幾つも発信したのです 科学によって 明らかにされていることは コロナは無症状のままでも 他者を感染させてしまうので マスク着用は感染リスクを 減らす有効な方法だということです 数字によるエビデンスが 欲しいのであれば、こうです マスク着用によって 感染率が6倍減るのです 解決策ではないですが 6倍という数字は感染症では大きい しかしこのメッセージも 幾度も邪魔されています それも連邦政府だけでなく 官僚や地方役人そして勿論 ソーシャルメディアの 悪影響です どこに住み 誰の意見を信じるかによって マスクの重要性について 相反するそして誤った情報を 目にすることになります そこで今日は ひとつのコミュニティに 焦点を絞って マスク論争を見てましょう このマスクについての 相反する意見が 一般市民にどのような 影響を与えているかお聞き下さい 私の名前はサンジェイ・グプタ CNNチーフ医療担当記者です 今回は "コロナ:真実とフィクション" をお送りします 私の同僚エヴァン・マクモリスサントロは この夏、コロナ禍ピーク時の アリゾナ州から リポートを続けました 本日はエヴァンに アリゾナ州のコミュニティの一つ スコッツデールでの一連の様子を 振り返ってもらいましょう (エヴァン)アリゾナ州スコッツデールは フェニックス郊外にあります 主に高学歴な白人富裕層が 居住しています 5月当時、ダグ・デューシー知事は 新規感染者数が減少傾向にあるので アリゾナ州が全体的にウィルスを コントロール出来ていると感じ ビジネスなどを再開しても 大丈夫だろうと指示を出しました しかしスコッツデールの ロス・ゴールドバーグ医師は嫌な予感がしました (ゴールドバーグ医師) 戦没将兵追悼記念日に向けて 各地からスコッツデールに 多くの人がやってきていました そしてバーなどで彼らが 盛り上がっている様子を目にし 取り返しのつかないことを してしまったと確信したのです (エヴァン)ゴールドバーグ医師は Valleywise Healthの外科医で アリゾナ医療協会の 会長を務めています スコッツデール在住の医師は 東海岸で起きていた感染者数の 急上昇がこの街にも来るのではと 懸念していました (ゴールドバーグ医師) 数週間後にそれはやってきました 私がよく使うアナロジーは こうです: 一方通行の高速道路で 走行中の我々の目の前で 事故が起きている そして出口車線に向かうのに この事故現場を 突っ切っるのが最善策だと考える (エヴァン)医師たちの警告をよそに 共和党のアリゾナ州知事ダグ・デューシーは マスク着用を義務化する命令を 出すのを拒みました 更に知事は地方政府がそれを 義務化することも禁じたのです が6月前半には一日の 平均感染者数は151%増になりました そしてついに一日4000件に 達してしまったのです そこで6月17日、デューシー知事は 禁止令を緩和しました (デューシー知事)州全体の ことを考えた結果 ガイダンスを変更することと 決定しました