1 00:00:01,000 --> 00:00:04,000 私はきっと この場で一番頭が悪い人間だろうと思います 2 00:00:04,000 --> 00:00:06,000 私は学校を終えることもできませんでした 3 00:00:06,000 --> 00:00:08,000 でも私が幼い頃から分かっていたのは 4 00:00:08,000 --> 00:00:10,000 自分がお金と ビジネスと 5 00:00:10,000 --> 00:00:12,000 起業というやつが好きだということです 6 00:00:12,000 --> 00:00:14,000 それに私は 家で起業家として育てられました 7 00:00:14,000 --> 00:00:16,000 小さな頃から ずっと夢中でした… 8 00:00:16,000 --> 00:00:19,000 このことは最近まで誰にも話したことがなかったので 9 00:00:19,000 --> 00:00:22,000 妻を別にすると 皆さんがこの話を聞く最初の人ということになります 10 00:00:22,000 --> 00:00:25,000 妻には3日前に「TEDでは何の話をするの?」と聞かれて話しました 11 00:00:25,000 --> 00:00:27,000 それで言ったのは 12 00:00:27,000 --> 00:00:29,000 起業家の資質を持った 13 00:00:29,000 --> 00:00:31,000 子供を見つけて仕込んでやり 14 00:00:31,000 --> 00:00:33,000 起業家は素晴しいと教える機会を 15 00:00:33,000 --> 00:00:35,000 私たちが欠いているということです 16 00:00:35,000 --> 00:00:38,000 起業家は悪いものでも 貶されるべきものでもないのに 17 00:00:38,000 --> 00:00:41,000 多くの社会ではそんな扱いを受けています 18 00:00:41,000 --> 00:00:44,000 子供は 成長していく中で夢を持っているものです 19 00:00:44,000 --> 00:00:46,000 情熱とビジョンを持っています 20 00:00:46,000 --> 00:00:48,000 しかしそれがどこかで潰されてしまうのです 21 00:00:48,000 --> 00:00:51,000 そしてもっと熱心に勉強しろとか 集中しろとか 22 00:00:51,000 --> 00:00:53,000 家庭教師から習えとか言われます 23 00:00:53,000 --> 00:00:55,000 両親は私にフランス語の先生を付けましたが 24 00:00:55,000 --> 00:00:58,000 フランス語は今でも全然駄目です 25 00:00:58,000 --> 00:01:00,000 2年前 私はMITの起業家マスタープログラムで 26 00:01:00,000 --> 00:01:03,000 一番評価の高い講師に選ばれました 27 00:01:03,000 --> 00:01:06,000 世界中の起業家たちを前に話すイベントでのことです 28 00:01:06,000 --> 00:01:09,000 私は2年生のとき 市のスピーチコンテストで優勝しました 29 00:01:09,000 --> 00:01:11,000 しかし誰も 30 00:01:11,000 --> 00:01:13,000 「この子はスピーチがうまいじゃないか 31 00:01:13,000 --> 00:01:16,000 落ち着きがないけど 活発で みんなに元気を分けてくれる」とは言いません 32 00:01:16,000 --> 00:01:18,000 「スピーチの先生を付けよう」とは言いません 33 00:01:18,000 --> 00:01:20,000 代わりに私が全然駄目なことを習わせたのです 34 00:01:20,000 --> 00:01:22,000 子供はそういった資質を示すのですから 35 00:01:22,000 --> 00:01:24,000 私たちは気付いてやる必要があります 36 00:01:24,000 --> 00:01:26,000 私たちは子供を弁護士よりも 37 00:01:26,000 --> 00:01:28,000 起業家になるよう育てるべきだと思います 38 00:01:28,000 --> 00:01:30,000 しかし教育に当たる学校システムは 39 00:01:30,000 --> 00:01:32,000 「さあ弁護士になろう」とか 40 00:01:32,000 --> 00:01:34,000 「医者になろう」と言っています 41 00:01:34,000 --> 00:01:36,000 「さあ起業家になろう」とは誰も言わず 42 00:01:36,000 --> 00:01:39,000 チャンスを逸しているのです 43 00:01:39,000 --> 00:01:41,000 起業家というのは…この場にはたくさんいますが… 44 00:01:41,000 --> 00:01:44,000 アイデアと情熱を持ち 世の中の必要に目を向け 45 00:01:44,000 --> 00:01:46,000 立ち上がってそれを解決しようとする人です 46 00:01:46,000 --> 00:01:49,000 そして様々なリスクを負いながら 何かを実現しようとする人です 47 00:01:49,000 --> 00:01:51,000 そして夢をいっしょに実現したいと思う人たちを 48 00:01:51,000 --> 00:01:53,000 引き付ける力も持っています 49 00:01:53,000 --> 00:01:55,000 子供たちが早い時期から 起業家になるよう 50 00:01:55,000 --> 00:01:58,000 励まされていたなら 今日世界で問題になっている 51 00:01:58,000 --> 00:02:01,000 あらゆることが 違っていただろうと思います 52 00:02:01,000 --> 00:02:04,000 どんな問題に対しても 誰かアイデアを持った人はいるものだからです 53 00:02:04,000 --> 00:02:06,000 小さな子供に そんなの出来っこないよとは 54 00:02:06,000 --> 00:02:08,000 誰にも言えないのです 自分が馬鹿で 55 00:02:08,000 --> 00:02:10,000 分からなかったというだけなのですから 56 00:02:10,000 --> 00:02:13,000 私たちには親として 社会として 義務があります 57 00:02:13,000 --> 00:02:15,000 子供に魚を与える代わりに 58 00:02:15,000 --> 00:02:17,000 釣りの仕方を教え始めるべきです 59 00:02:17,000 --> 00:02:19,000 「魚を与えれば その人は一日の糧を得 60 00:02:19,000 --> 00:02:22,000 魚の釣り方を教えれば その人は一生の糧を得る」のです 61 00:02:22,000 --> 00:02:24,000 起業家になる方法を子供たちに教えられたら? 62 00:02:24,000 --> 00:02:26,000 その資質がある子供にです 63 00:02:26,000 --> 00:02:29,000 ちょうど科学の才能がある子供を 科学の道へと導くように 64 00:02:29,000 --> 00:02:31,000 起業家の資質を示す子供に 65 00:02:31,000 --> 00:02:33,000 起業家になる方法を教えるのです 66 00:02:33,000 --> 00:02:35,000 その子たちは政府の施しを待つ代わりに 67 00:02:35,000 --> 00:02:37,000 みんな会社を起こすようになるかもしれません 68 00:02:37,000 --> 00:02:40,000 私たちは教室で 子供たちにすべきでないことを教えています 69 00:02:40,000 --> 00:02:42,000 叩かない 噛み付かない 汚い言葉を使わない 70 00:02:42,000 --> 00:02:45,000 私たちが子供たちに教えているのは 良い仕事を得る方法です 71 00:02:45,000 --> 00:02:47,000 学校システムが子供に勧めるのは 72 00:02:47,000 --> 00:02:49,000 医者や 弁護士や 73 00:02:49,000 --> 00:02:51,000 会計士や 歯医者や 74 00:02:51,000 --> 00:02:53,000 教師や パイロットになることです 75 00:02:53,000 --> 00:02:55,000 そしてメディアは モデルや 歌手や 76 00:02:55,000 --> 00:02:57,000 シドニー クロスビーみたいな 77 00:02:57,000 --> 00:03:00,000 スポーツ選手になるのがカッコイイと言っています 78 00:03:00,000 --> 00:03:03,000 MBAプログラムは起業家になる方法を教えていません 79 00:03:03,000 --> 00:03:05,000 私がMBAを取ろうとしなかったのは… 80 00:03:05,000 --> 00:03:07,000 高校での平均点が61では 81 00:03:07,000 --> 00:03:09,000 カナダで入れる大学は 82 00:03:09,000 --> 00:03:11,000 カールトンくらいしかなかった 83 00:03:11,000 --> 00:03:13,000 というのを別にすればですが… 84 00:03:13,000 --> 00:03:16,000 MBAプログラムでは 起業家になる方法を学べないからです 85 00:03:16,000 --> 00:03:18,000 MBAで教わるのは 会社の中で働く方法です 86 00:03:18,000 --> 00:03:21,000 では誰がその会社を始めるのか? 一握りの雑多な人たちです 87 00:03:21,000 --> 00:03:24,000 文学の世界においてすら 私の知る限り… 88 00:03:24,000 --> 00:03:26,000 この本はきっと皆さん 読まれていると思いますが… 89 00:03:26,000 --> 00:03:28,000 起業家がヒーローとして描かれている 90 00:03:28,000 --> 00:03:30,000 唯一の本は『肩をすくめるアトラス』です 91 00:03:30,000 --> 00:03:32,000 それ以外の本では 起業家は 92 00:03:32,000 --> 00:03:34,000 悪人のように描かれています 93 00:03:34,000 --> 00:03:36,000 私自身の家族について言えば 94 00:03:36,000 --> 00:03:38,000 祖父は2人とも起業家で 父も起業家でした 95 00:03:38,000 --> 00:03:41,000 兄弟は3人とも会社を持っています 96 00:03:41,000 --> 00:03:43,000 そして私たちが起業した理由は 97 00:03:43,000 --> 00:03:45,000 自分に合う場所が そこしかなかったからです 98 00:03:45,000 --> 00:03:47,000 強情さやそのほかの性質のために 99 00:03:47,000 --> 00:03:50,000 他人の下で働くということが 私達には出来なかったのです 100 00:03:50,000 --> 00:03:52,000 そういう子供でも起業家にはなり得るのです 101 00:03:52,000 --> 00:03:54,000 私は2つの世界的な組織に属しています 102 00:03:54,000 --> 00:03:56,000 「起業家機構」と「YPO」(若手経営者ネットワーク)です 103 00:03:56,000 --> 00:03:58,000 私はちょうどバルセロナであった 104 00:03:58,000 --> 00:04:01,000 YPOの世界会議で講演をして戻ってきたばかりです 105 00:04:01,000 --> 00:04:03,000 そこで会った人はみんな 106 00:04:03,000 --> 00:04:05,000 学校では苦しんでいた 107 00:04:05,000 --> 00:04:07,000 起業家たちです 108 00:04:07,000 --> 00:04:10,000 私は注意力欠如障害の症状19個のうち18個があると診断されました 109 00:04:10,000 --> 00:04:13,000 こういうのを見るとぞっとします 110 00:04:13,000 --> 00:04:15,000 (笑) 111 00:04:15,000 --> 00:04:17,000 たぶん今パニックを起こしかけているのはこれのせいですね 112 00:04:17,000 --> 00:04:19,000 たっぷり取ったカフェインと砂糖を別にすると 113 00:04:19,000 --> 00:04:22,000 起業家タイプには本当にぞっとするものです 114 00:04:22,000 --> 00:04:24,000 注意力欠如障害に 躁鬱病 115 00:04:24,000 --> 00:04:27,000 躁鬱病が「CEOの病」とあだ名されているのはご存じですか? 116 00:04:27,000 --> 00:04:30,000 テッド ターナーもそう スティーブ ジョブズもそう 117 00:04:30,000 --> 00:04:33,000 Netscapeの創業者は3人ともそうです 118 00:04:33,000 --> 00:04:35,000 例ならいくらでも挙げられます 119 00:04:35,000 --> 00:04:37,000 子供たちにそういう兆候があったときに 120 00:04:37,000 --> 00:04:39,000 私たちがしているのは リタリンを投与して 121 00:04:39,000 --> 00:04:41,000 「起業家タイプになんかなるな」と言うことです 122 00:04:41,000 --> 00:04:43,000 「まわりに合わせて 良い学生になりなさい」と 123 00:04:43,000 --> 00:04:45,000 起業家というのは良い学生ではありません 124 00:04:45,000 --> 00:04:47,000 裏技を見つけてゲームを攻略します 125 00:04:47,000 --> 00:04:49,000 レポートの盗作に カンニング 126 00:04:49,000 --> 00:04:52,000 大学の会計学の宿題を 13回連続で 他の学生に 127 00:04:52,000 --> 00:04:54,000 お金を払ってやってもらっていました 128 00:04:54,000 --> 00:04:57,000 起業家は会計を自分でせずに会計士を雇います 129 00:04:57,000 --> 00:04:59,000 だから早めにそうしたというだけのことです 130 00:04:59,000 --> 00:05:01,000 (笑) 131 00:05:01,000 --> 00:05:03,000 (拍手) 132 00:05:03,000 --> 00:05:06,000 私は大学でズルをしたと打ち明けられますが 皆さんは違うでしょう 133 00:05:06,000 --> 00:05:09,000 それからまた 私が教科書の著者に話した内容が 134 00:05:09,000 --> 00:05:11,000 今ではカナダ中の大学で使われている 135 00:05:11,000 --> 00:05:14,000 教科書に載っているのです 136 00:05:14,000 --> 00:05:17,000 管理会計の第8章の始めで 137 00:05:17,000 --> 00:05:19,000 予算作成の話をしています 138 00:05:19,000 --> 00:05:22,000 インタビューの後に 私はまさにその授業でズルをしていたことを話しました 139 00:05:22,000 --> 00:05:25,000 その著者はそれがカットしてしまうには面白すぎると思ったようです 140 00:05:25,000 --> 00:05:28,000 子供たちの中にそういう兆候が見つかります 141 00:05:28,000 --> 00:05:30,000 起業家の定義とは 142 00:05:30,000 --> 00:05:33,000 「リスクを理解しつつ投機的事業を組織し 運営する人」です 143 00:05:33,000 --> 00:05:35,000 MBAを出ている必要はないのです 144 00:05:35,000 --> 00:05:37,000 大学を卒業している必要もありません 145 00:05:37,000 --> 00:05:40,000 ただそれが自分のすべきことだと心の底から思っていれば足りるのです 146 00:05:40,000 --> 00:05:43,000 良く聞かれるのは 才能か環境かということです 147 00:05:43,000 --> 00:05:45,000 1ですか2ですか? どちらでしょう? 148 00:05:45,000 --> 00:05:48,000 どちらというわけではなく 両方というのが答えでしょう 149 00:05:48,000 --> 00:05:50,000 私は起業家として育てられました 150 00:05:50,000 --> 00:05:52,000 子供の頃の私に選択肢はありませんでした 151 00:05:52,000 --> 00:05:54,000 すごく小さな頃から教え込まれたからです 152 00:05:54,000 --> 00:05:56,000 父は私が学校で教えていることには 153 00:05:56,000 --> 00:05:58,000 何も向いていないとわかると 154 00:05:58,000 --> 00:06:01,000 商売を教えることにしたのです 155 00:06:01,000 --> 00:06:03,000 父は私たち兄弟3人を 156 00:06:03,000 --> 00:06:05,000 職に就くことを嫌い 157 00:06:05,000 --> 00:06:08,000 自分で会社を作って人を雇おうと思う人間に育てました 158 00:06:08,000 --> 00:06:11,000 私がやった最初の事業は 7歳でウィニペグでのことです 159 00:06:11,000 --> 00:06:13,000 部屋に長い延長コードを引き込んで 160 00:06:13,000 --> 00:06:15,000 町中のクリーニング屋に電話をかけ 161 00:06:15,000 --> 00:06:17,000 ハンガーに幾ら出してくれるか 162 00:06:17,000 --> 00:06:19,000 聞いていました 163 00:06:19,000 --> 00:06:21,000 母が部屋に入ってきて尋ねました 164 00:06:21,000 --> 00:06:24,000 「ハンガーをどこから手に入れるつもり?」 165 00:06:24,000 --> 00:06:26,000 私は 「地下室に来て」と言い 166 00:06:26,000 --> 00:06:29,000 下に降りていき 押し入れを開けました 167 00:06:29,000 --> 00:06:31,000 そこには私が集めたハンガーが千本くらいもありました 168 00:06:31,000 --> 00:06:34,000 他の子たちと遊びに行くと言いながら 169 00:06:34,000 --> 00:06:36,000 私は近所の家を回ってハンガーを集め 170 00:06:36,000 --> 00:06:38,000 売るために地下室にため込んでいたのです 171 00:06:38,000 --> 00:06:40,000 何週間か前に お金に換えられると 172 00:06:40,000 --> 00:06:43,000 知ったためです 普通は1本2セントでした 173 00:06:43,000 --> 00:06:45,000 ハンガーならたくさんあるから 174 00:06:45,000 --> 00:06:47,000 集めてみようと思ったのでした 175 00:06:47,000 --> 00:06:50,000 ハンガーを集め回ったりしたら母が嫌な顔をすると思って そんな風にしていたのでした 176 00:06:51,000 --> 00:06:53,000 物事は交渉できるということを この時に学びました 177 00:06:53,000 --> 00:06:56,000 3セントと言う相手に 3.5セントに引き上げさせたのです 178 00:06:56,000 --> 00:06:58,000 7歳にして 179 00:06:58,000 --> 00:07:01,000 小数の値段を付けられるということも理解していました 180 00:07:01,000 --> 00:07:03,000 何倍かすれば それでも払うことができるのだと 181 00:07:03,000 --> 00:07:06,000 7歳児が気付いていたのです 1本3.5セントで千本のハンガーを売りました 182 00:07:06,000 --> 00:07:08,000 ナンバープレートカバーを戸別訪問して売りました 183 00:07:08,000 --> 00:07:10,000 父がそれを卸してくれる人を 184 00:07:10,000 --> 00:07:12,000 私に探させたのです 185 00:07:12,000 --> 00:07:14,000 9歳の時で サドベリーの町を歩き回り 186 00:07:14,000 --> 00:07:17,000 一軒一軒訪ねてナンバープレートカバーを売りました 187 00:07:17,000 --> 00:07:20,000 あるお客のことを とても良く覚えています 188 00:07:20,000 --> 00:07:22,000 私は他のものも売っていました 189 00:07:22,000 --> 00:07:24,000 新聞も売りましたが 190 00:07:24,000 --> 00:07:26,000 その人は私から新聞を買ったことがありませんでした 191 00:07:26,000 --> 00:07:29,000 それでどうしてもナンバープレートカバーを売ってやろうという気になっていました 192 00:07:29,000 --> 00:07:30,000 その人は「必要ないよ」と 193 00:07:30,000 --> 00:07:33,000 私は「でも車を2台お持ちですよね…」と 9歳の子供がです 194 00:07:33,000 --> 00:07:36,000 「車が2台あって ナンバープレートカバーが付いてません」 195 00:07:36,000 --> 00:07:38,000 彼は「分かってる」と 196 00:07:38,000 --> 00:07:40,000 「こっちのはプレートがクシャクシャになってますよ」 197 00:07:40,000 --> 00:07:43,000 「ああ 妻のだからな」「じゃあ奥さんの車の前にだけ付けてみて― 198 00:07:43,000 --> 00:07:45,000 長持ちするか試してみてはいかがですか?」 199 00:07:45,000 --> 00:07:48,000 2台車があって それぞれにナンバープレートが2つあります 200 00:07:48,000 --> 00:07:50,000 4つは駄目でも1つだけなら買ってもらえるかもしれない 201 00:07:50,000 --> 00:07:52,000 子供の時に学んだのです 202 00:07:52,000 --> 00:07:54,000 コミックの鞘取りもしました 203 00:07:54,000 --> 00:07:56,000 10歳のときで ジョージア湾の別荘で 204 00:07:56,000 --> 00:07:58,000 コミックブックを売っていました 205 00:07:58,000 --> 00:08:00,000 自転車でビーチの一方の側に行き 206 00:08:00,000 --> 00:08:02,000 貧しい子からコミックを買い取りました 207 00:08:02,000 --> 00:08:05,000 それからビーチの別な側に行って 金持ちの子にそれを売りました 208 00:08:05,000 --> 00:08:07,000 私には当たり前なことでした 安く買って高く売る 209 00:08:07,000 --> 00:08:09,000 お金と需要を持った人を見つけるのです 210 00:08:09,000 --> 00:08:12,000 お金のない貧乏な子ではなく 金持ちの子に売って お金を頂く 211 00:08:12,000 --> 00:08:14,000 私には当たり前なことでした 212 00:08:14,000 --> 00:08:16,000 不景気な時期でしたが 213 00:08:16,000 --> 00:08:19,000 不景気でもアメリカ経済には13兆ドルものお金が巡っているのです 214 00:08:19,000 --> 00:08:22,000 稼ぎどころはある 私はそのことを子供の頃に学びました 215 00:08:22,000 --> 00:08:24,000 もう1つ 出所を明かさないということも学びました 216 00:08:24,000 --> 00:08:26,000 それを4週間くらい続けた後 217 00:08:26,000 --> 00:08:29,000 コミックの入手元が 金持ちの子にバレて ぼこぼこにされました 218 00:08:29,000 --> 00:08:31,000 高いお金を払わされていたのが気に食わなかったようです 219 00:08:31,000 --> 00:08:33,000 10歳のときに新聞配達をやらされました 220 00:08:33,000 --> 00:08:35,000 本当はやりたくなかったのですが 221 00:08:35,000 --> 00:08:37,000 「次にやる商売はこれだ」と父に言われたのです 222 00:08:37,000 --> 00:08:39,000 1人分だけでなく2人分の仕事を請け負って 223 00:08:39,000 --> 00:08:42,000 半分は誰か雇ってやらせるようにと 224 00:08:42,000 --> 00:08:45,000 お金が手に入るのはチップを集めるときです 225 00:08:45,000 --> 00:08:47,000 だから私はチップを集めることにしました 226 00:08:47,000 --> 00:08:49,000 全部の集金をするのです 227 00:08:49,000 --> 00:08:51,000 相方の方は新聞を配達するだけです 228 00:08:51,000 --> 00:08:53,000 そうすれば儲かると気付いたのです 229 00:08:53,000 --> 00:08:56,000 この時点で もう私がどこかの社員になる可能性は消えました 230 00:08:56,000 --> 00:08:58,000 (笑) 231 00:08:58,000 --> 00:09:00,000 父は自動車修理工場を持っていました 232 00:09:00,000 --> 00:09:02,000 古い自動車の部品が散乱していました 233 00:09:02,000 --> 00:09:04,000 真鍮や銅の廃品がありました 234 00:09:04,000 --> 00:09:07,000 それで何をするのかと聞くと 捨てると言います 235 00:09:07,000 --> 00:09:09,000 「お金を出す人がいるかも」「どうかな」 236 00:09:09,000 --> 00:09:11,000 私が10歳だったことを思い出してください 237 00:09:11,000 --> 00:09:13,000 34年前 私はそこに可能性を見出したのです 238 00:09:13,000 --> 00:09:15,000 ゴミの中にお金を見たのです 239 00:09:15,000 --> 00:09:18,000 私は自転車で行ける範囲内にある自動車工場を回って廃品を集めました 240 00:09:18,000 --> 00:09:20,000 土曜日に金属スクラップ回収業者へ 241 00:09:20,000 --> 00:09:22,000 父に車で乗せていってもらい お金に換えました 242 00:09:22,000 --> 00:09:24,000 すごくいかしていると思いました 243 00:09:24,000 --> 00:09:27,000 奇妙なことに 30年後 私たちは「1-800-GOT-JUNK?」という 244 00:09:27,000 --> 00:09:29,000 廃品回収会社を立ち上げることになりました 245 00:09:29,000 --> 00:09:32,000 11歳のときにカブスカウトで 母の日に贈るための 246 00:09:32,000 --> 00:09:34,000 小さな針刺しを作りました 247 00:09:34,000 --> 00:09:37,000 洗濯物を物干し紐に留めるための 248 00:09:37,000 --> 00:09:39,000 木製の洗濯ばさみを使い 249 00:09:39,000 --> 00:09:41,000 椅子の形をした 250 00:09:41,000 --> 00:09:43,000 小さな針刺しを作ったのです 251 00:09:43,000 --> 00:09:45,000 縫い針を挿しておくことができます 252 00:09:45,000 --> 00:09:48,000 昔はみんな裁縫をして針刺しを使っていたものです 253 00:09:48,000 --> 00:09:51,000 私が気付いたのは 選択肢が必要だということです 254 00:09:51,000 --> 00:09:53,000 それで私は茶色に塗ったやつをたくさん作りました 255 00:09:53,000 --> 00:09:55,000 「おひとついかがですか?」と言う代わりに 256 00:09:55,000 --> 00:09:57,000 「どっちの色が好きですか?」と聞くのです 257 00:09:57,000 --> 00:09:59,000 10歳の子供相手にノーとは言いません 258 00:09:59,000 --> 00:10:02,000 特に2つの選択肢がある場合には 茶色か白か選べるんです 259 00:10:02,000 --> 00:10:04,000 私はこの教訓を幼くして学びました 260 00:10:04,000 --> 00:10:07,000 手作業は最悪だということを学びました 261 00:10:09,000 --> 00:10:11,000 芝生を刈るのは重労働です 262 00:10:11,000 --> 00:10:14,000 夏の間中 近所の芝生という芝生を刈って お金をもらっていました 263 00:10:14,000 --> 00:10:16,000 そして一人の顧客から得られる 264 00:10:16,000 --> 00:10:19,000 継続収入はすごい ということに気付きました 265 00:10:19,000 --> 00:10:21,000 一度顧客を手にしたら 266 00:10:21,000 --> 00:10:23,000 その人から毎週収入が得られるのです 267 00:10:23,000 --> 00:10:25,000 それは洗濯ばさみ細工を 268 00:10:25,000 --> 00:10:27,000 1個ずつ売ろうとするよりずっといいです 269 00:10:27,000 --> 00:10:29,000 洗濯ばさみ細工は1つしか売れませんから 270 00:10:29,000 --> 00:10:32,000 継続収入形態は素晴しいということを 小さな時に学んだのです 271 00:10:32,000 --> 00:10:35,000 私はそのように育てられました 雇われ人にはなれません 272 00:10:35,000 --> 00:10:38,000 私はゴルフコースに行ってキャディをしようと思いました 273 00:10:38,000 --> 00:10:40,000 そのゴルフコースには 13番ホールのところに 274 00:10:40,000 --> 00:10:42,000 大きな丘があって みんなゴルフバッグを 275 00:10:42,000 --> 00:10:44,000 担ぎ上げるのに苦労していました 276 00:10:44,000 --> 00:10:46,000 私はそこに折りたたみ椅子で陣取って 277 00:10:46,000 --> 00:10:49,000 キャディのいない人のためにバッグを運んでやりました 278 00:10:49,000 --> 00:10:52,000 上までバッグを運んで1ドルもらいます 279 00:10:52,000 --> 00:10:54,000 一方で私の友達は 5時間ずっと 280 00:10:54,000 --> 00:10:56,000 誰かのバッグを運んで10ドルもらっていました 281 00:10:56,000 --> 00:10:59,000 「5時間も働かなきゃならないなんて馬鹿みたいだ」と思いました 282 00:10:59,000 --> 00:11:02,000 もっと早くお金になる方法を見つけるべきなのです 283 00:11:02,000 --> 00:11:05,000 毎週私は角の店に行ってジュースをたくさん買い込み 284 00:11:05,000 --> 00:11:08,000 ブリッジをしている70歳のおばあちゃんたちに届けることにしました 285 00:11:08,000 --> 00:11:10,000 その後毎週注文をもらうようになり 286 00:11:10,000 --> 00:11:12,000 私はジュースを届け 2倍の値段で売りました 287 00:11:12,000 --> 00:11:15,000 市場を押えたのです 契約は必要ありません 288 00:11:15,000 --> 00:11:17,000 需要と供給があり 289 00:11:17,000 --> 00:11:19,000 自分を気に入ってくれる客がいればいいのです 290 00:11:19,000 --> 00:11:21,000 彼女たちは私のことを気に入ってくれていたので 291 00:11:21,000 --> 00:11:23,000 他所から買うことはないと分かっていました 292 00:11:23,000 --> 00:11:26,000 ゴルフコースでボール拾いをしました 293 00:11:26,000 --> 00:11:28,000 他の人はみんな藪とか溝の中を探します 294 00:11:28,000 --> 00:11:30,000 私は彼らを出し抜きました 295 00:11:30,000 --> 00:11:32,000 ボールはみんな池の中にあったのですが 296 00:11:32,000 --> 00:11:34,000 池に入る人は誰もいなかったのです 297 00:11:34,000 --> 00:11:37,000 それで私は池に入って つま先でボールを拾い上げました 298 00:11:37,000 --> 00:11:39,000 両方の足を使って拾い上げるのです 299 00:11:39,000 --> 00:11:41,000 ステージ上ではちょっとできませんけど 300 00:11:41,000 --> 00:11:43,000 ボールを見つけたら水着のトランクスに突っ込み 301 00:11:43,000 --> 00:11:46,000 終わる頃には200個も溜まっていました 302 00:11:46,000 --> 00:11:49,000 問題はみんな古いゴルフボールは欲しがらないということです 303 00:11:49,000 --> 00:11:51,000 それでパッケージを作りました 12歳の時です 304 00:11:51,000 --> 00:11:53,000 3種類のパッケージを用意しました 305 00:11:53,000 --> 00:11:55,000 「ピナクル」とか「DDH」のような 306 00:11:55,000 --> 00:11:57,000 当時の一流品は 1個2ドルで売りました 307 00:11:57,000 --> 00:12:00,000 それからきれいなやつは 1個50セントにしました 308 00:12:00,000 --> 00:12:03,000 汚いやつは練習用として 309 00:12:03,000 --> 00:12:05,000 50個まとめて売りました 310 00:12:05,000 --> 00:12:07,000 中学のときには 学校中の人に 311 00:12:07,000 --> 00:12:09,000 サングラスを売りました 312 00:12:09,000 --> 00:12:12,000 友達みんなから始終お金を取ろうとしているわけですから 313 00:12:12,000 --> 00:12:15,000 煙たがられましたけど 314 00:12:15,000 --> 00:12:17,000 お金にはなりました 315 00:12:17,000 --> 00:12:19,000 すごくたくさんのサングラスを売りました 316 00:12:19,000 --> 00:12:21,000 それから学校に禁止されました 317 00:12:21,000 --> 00:12:23,000 職員室に呼び出されて もうやめろと言われたのです 318 00:12:23,000 --> 00:12:25,000 それで私はガソリンスタンドに行って 319 00:12:25,000 --> 00:12:27,000 彼らが客に売るための 320 00:12:27,000 --> 00:12:29,000 サングラスをたくさん売りました 321 00:12:29,000 --> 00:12:31,000 販路を手に入れたわけです 322 00:12:31,000 --> 00:12:33,000 14の時だったと思います 323 00:12:33,000 --> 00:12:36,000 カールトン大の最初の年の学費は 324 00:12:36,000 --> 00:12:38,000 ワイン用の革袋を売って稼ぎ出しました 325 00:12:38,000 --> 00:12:40,000 ラム酒の40オンス瓶や 326 00:12:40,000 --> 00:12:42,000 コーラが2本分入ります 何に使うか分かりますか? 327 00:12:42,000 --> 00:12:44,000 ズボンに忍ばせておけば 328 00:12:44,000 --> 00:12:47,000 フットボールの試合のときに タダで酒盛りができるので 329 00:12:47,000 --> 00:12:49,000 みんな買ってくれました 330 00:12:49,000 --> 00:12:52,000 需要と供給 大きなチャンス 331 00:12:52,000 --> 00:12:54,000 私はブランド化も図って 332 00:12:54,000 --> 00:12:56,000 大学のロゴを入れたのを 5倍の値段で売りました 333 00:12:56,000 --> 00:12:58,000 子供たちにゲームを買う代わりに 334 00:12:58,000 --> 00:13:01,000 起業家の素質がある子供には 素質を伸ばせるような 335 00:13:01,000 --> 00:13:04,000 ゲームを与えてはどうでしょう? 336 00:13:04,000 --> 00:13:07,000 お金を無駄にしないことを教えるのです 337 00:13:07,000 --> 00:13:10,000 バンフで 道路の真ん中へ行けと言われた時のことを よく覚えています 338 00:13:10,000 --> 00:13:12,000 私が1ペンスを道に投げたので 339 00:13:12,000 --> 00:13:14,000 父が言ったのです「拾ってこい」 340 00:13:14,000 --> 00:13:16,000 「働いて得た金だ 1ペンスたりとも無駄にするな」 341 00:13:16,000 --> 00:13:18,000 私はこの教訓を今日まで心に刻んでいます 342 00:13:18,000 --> 00:13:21,000 お小遣いは子供に悪い習慣を与えます 343 00:13:21,000 --> 00:13:23,000 お小遣いというのは 344 00:13:23,000 --> 00:13:25,000 雇われ人になるよう教えることになります 345 00:13:25,000 --> 00:13:28,000 起業家なら定期収入を期待すべきではありません 346 00:13:28,000 --> 00:13:30,000 お小遣いは子供に小さな頃から 347 00:13:30,000 --> 00:13:32,000 定期収入を期待するようにさせます 348 00:13:32,000 --> 00:13:34,000 起業家を育てたければ これは間違っています 349 00:13:34,000 --> 00:13:36,000 私には9歳と7歳の子供がいますが 350 00:13:36,000 --> 00:13:38,000 家や庭を見て回り 351 00:13:38,000 --> 00:13:40,000 何かできることがないか探すように教えています 352 00:13:40,000 --> 00:13:42,000 見つけたら子供たちは私のところに言いに来ます 353 00:13:42,000 --> 00:13:44,000 あるいは私の方から「これをやって欲しい」と言うこともあります 354 00:13:44,000 --> 00:13:46,000 それから何をすると思いますか? 価格交渉です 355 00:13:46,000 --> 00:13:48,000 子供たちは仕事内容を理解して 356 00:13:48,000 --> 00:13:50,000 その仕事を幾らでするか交渉するのです 357 00:13:50,000 --> 00:13:53,000 子供たちに定期収入はありませんが たくさんの仕事を見つける機会があります 358 00:13:53,000 --> 00:13:55,000 交渉のスキルを学び 359 00:13:55,000 --> 00:13:57,000 機会を見つけるスキルを学んでいます 360 00:13:57,000 --> 00:14:00,000 そういう能力を育てるのです 子供たちは貯金箱を2つ持っています 361 00:14:00,000 --> 00:14:02,000 稼いだりもらったりしたお金の 362 00:14:02,000 --> 00:14:04,000 半分は家用口座に 363 00:14:04,000 --> 00:14:06,000 半分はオモチャ用口座に入れます 364 00:14:06,000 --> 00:14:08,000 オモチャ用口座のお金は 好きなように使えます 365 00:14:08,000 --> 00:14:11,000 家用口座のお金は 6ヶ月ごとに 銀行へ いっしょに預けに行きます 366 00:14:11,000 --> 00:14:14,000 それから毎年銀行のお金を株式仲介人に預託します 367 00:14:14,000 --> 00:14:17,000 9歳と7歳の子供が 既に株式投資しているのです 368 00:14:18,000 --> 00:14:20,000 そうやって貯蓄の習慣を身につけさせます 369 00:14:20,000 --> 00:14:23,000 30歳の人が「そろそろ年金のこと考えたほうがいいかな」 370 00:14:23,000 --> 00:14:25,000 などと言うのを聞くと 頭がおかしくなりそうです 371 00:14:25,000 --> 00:14:27,000 25年も何をしていたんでしょうか 372 00:14:27,000 --> 00:14:29,000 そういう習慣は 不安を感じ始める前に 373 00:14:29,000 --> 00:14:31,000 小さな子供の時に教えることができるのです 374 00:14:31,000 --> 00:14:33,000 子供に毎晩お話を読み聞かせないで 375 00:14:33,000 --> 00:14:35,000 週に4日だけ お話を読み聞かせ 376 00:14:35,000 --> 00:14:37,000 あとの3日は 子供たちに お話をさせることです 377 00:14:37,000 --> 00:14:40,000 いっしょに座って 何か4つのもの 378 00:14:40,000 --> 00:14:43,000 例えば赤シャツと 青いネクタイと カンガルーと ノートPCを挙げて 379 00:14:43,000 --> 00:14:45,000 その4つのものを入れた お話を作らせるのです 380 00:14:45,000 --> 00:14:47,000 私の子供たちは いつもやっています 381 00:14:47,000 --> 00:14:49,000 これで売り込みを学べ 創作を学べます 382 00:14:49,000 --> 00:14:51,000 自分で考えることを学べます 383 00:14:51,000 --> 00:14:53,000 そういったことを 楽しみながらできるのです 384 00:14:53,000 --> 00:14:55,000 子供たちには人前で話をさせることです 385 00:14:55,000 --> 00:14:57,000 友達の前に立って劇をしたり 386 00:14:57,000 --> 00:14:59,000 スピーチをするというのでも構いません 387 00:14:59,000 --> 00:15:01,000 これは育てるべき起業家のスキルです 388 00:15:01,000 --> 00:15:04,000 悪い顧客サービスや悪い社員が何か教えることです 389 00:15:04,000 --> 00:15:06,000 愛想の悪い社員を それと示すことです 390 00:15:06,000 --> 00:15:08,000 態度の悪い顧客サービスに出会ったら 391 00:15:08,000 --> 00:15:10,000 「これは悪い社員の例だからね」と教えましょう 392 00:15:10,000 --> 00:15:13,000 それから「これが良い社員の例だよ」と 393 00:15:13,000 --> 00:15:15,000 (笑) 394 00:15:15,000 --> 00:15:17,000 レストランに行ってサービスがひどかったら 395 00:15:17,000 --> 00:15:19,000 まずいカスタマサービスについて教えてやれます 396 00:15:19,000 --> 00:15:21,000 (30分待っても何も来なかったぞ―笑) 397 00:15:21,000 --> 00:15:23,000 目の前に たくさんの教訓があるというのに 398 00:15:23,000 --> 00:15:26,000 みんなその機会を生かさず 代わりに家庭教師を付けて教育しているのです 399 00:15:26,000 --> 00:15:28,000 大きくなった子供たちにはいらなくなった 400 00:15:28,000 --> 00:15:30,000 家にある2年前のガラクタを集めて 401 00:15:30,000 --> 00:15:32,000 「これをCraigslistやキジジで売ってみようか?」 402 00:15:32,000 --> 00:15:35,000 と言ってみましょう 403 00:15:35,000 --> 00:15:37,000 売るという体験から 404 00:15:37,000 --> 00:15:39,000 メールが来たときに詐欺師を見分ける方法を学べます 405 00:15:39,000 --> 00:15:41,000 そういうのが現れるでしょうから 406 00:15:41,000 --> 00:15:44,000 値段の決め方 値段の見当の付け方 407 00:15:44,000 --> 00:15:46,000 写真のアップの仕方を学べます 408 00:15:46,000 --> 00:15:48,000 そういうやり方や お金の稼ぎ方を教えるのです 409 00:15:48,000 --> 00:15:50,000 お金が手に入ったら 50%は家用口座に 410 00:15:50,000 --> 00:15:52,000 50%はオモチャ用口座に入れます 411 00:15:52,000 --> 00:15:54,000 子供たちは喜んでそうします 412 00:15:54,000 --> 00:15:57,000 子供たちに育てるべき起業家の資質には 413 00:15:57,000 --> 00:16:00,000 達成、粘り強さ、リーダーシップ、内省、相互依存、価値観などがあります 414 00:16:00,000 --> 00:16:03,000 これらの資質は小さな子供にも見られ 伸ばせるよう手助けできます 415 00:16:03,000 --> 00:16:05,000 そういったものに注意してください 416 00:16:05,000 --> 00:16:07,000 それから壊さないように 417 00:16:07,000 --> 00:16:10,000 注意してほしい資質があります 418 00:16:10,000 --> 00:16:12,000 注意力欠如障害の子を 薬漬けにしないでください 419 00:16:12,000 --> 00:16:14,000 どうしようもなく酷いのでもない限りは 420 00:16:14,000 --> 00:16:16,000 (拍手) 421 00:16:16,000 --> 00:16:19,000 躁病や緊張や抑鬱も 422 00:16:19,000 --> 00:16:21,000 症状がよほど酷くない限りはそうです 423 00:16:21,000 --> 00:16:23,000 躁鬱病は「CEOの病」とあだ名されています 424 00:16:23,000 --> 00:16:25,000 スティーブ ジャーベソン、ジム クラーク、 425 00:16:25,000 --> 00:16:27,000 ジム バークスデールはみんな躁鬱病ですが 426 00:16:27,000 --> 00:16:29,000 Netscapeを作ったのです 427 00:16:29,000 --> 00:16:31,000 彼らがリタリンを投与されていたら 428 00:16:31,000 --> 00:16:33,000 どうなっていたか考えてみてください 429 00:16:33,000 --> 00:16:36,000 アル ゴアが本当にインターネットを作っていたかもしれません 430 00:16:36,000 --> 00:16:38,000 (笑) 431 00:16:38,000 --> 00:16:40,000 起業家のスキルは その他のことと同様に 432 00:16:40,000 --> 00:16:42,000 教室で教えるべきです 433 00:16:42,000 --> 00:16:44,000 子供を弁護士なんかにするなと言っているわけではありません 434 00:16:44,000 --> 00:16:46,000 ただ起業家というのも 435 00:16:46,000 --> 00:16:48,000 他のものと同じように扱ってほしいということです 436 00:16:48,000 --> 00:16:50,000 そこにはものすごい可能性があるのですから 437 00:16:50,000 --> 00:16:52,000 最後に短いビデオをお見せして終わりにしたいと思います 438 00:16:52,000 --> 00:16:55,000 私がアドバイスをしている会社が作ったビデオです 439 00:16:55,000 --> 00:16:57,000 Grasshopperという会社です 440 00:16:57,000 --> 00:16:59,000 子供と 起業をテーマにしています 441 00:16:59,000 --> 00:17:02,000 これに刺激を受けて 私から聞いた話を生かし 442 00:17:02,000 --> 00:17:04,000 世界を変える何かをしていただけたらと思います 443 00:17:04,000 --> 00:17:07,000 子供の頃…何だってできると思っていた? 444 00:17:07,000 --> 00:17:09,000 今でもできるんだよ 445 00:17:09,000 --> 00:17:11,000 不可能だと思うことの多くは― 446 00:17:11,000 --> 00:17:14,000 実は簡単に乗り越えられる 447 00:17:14,000 --> 00:17:17,000 気付かなかったかもしれないけど 私たちが住んでいるのは 448 00:17:17,000 --> 00:17:20,000 1人の人間が 違いを生み出せる世界なのだから 449 00:17:20,000 --> 00:17:21,000 証拠が欲しい? 450 00:17:21,000 --> 00:17:22,000 この国を作った人たち 451 00:17:22,000 --> 00:17:25,000 両親 祖父母 叔父さん 叔母さん 452 00:17:25,000 --> 00:17:28,000 彼らは移民で 一旗揚げようという新参者だった 453 00:17:28,000 --> 00:17:31,000 ほんのわずかのものしか持たずにやってきて 454 00:17:31,000 --> 00:17:34,000 もしかしたら持っていたのはただ1つ― 455 00:17:34,000 --> 00:17:37,000 素晴しいアイデアだけだったのかも 456 00:17:37,000 --> 00:17:40,000 彼らは思想家とか 行動家とか 457 00:17:40,000 --> 00:17:42,000 イノベーターと呼ばれていた 458 00:17:42,000 --> 00:17:45,000 そう 相応しい名前が見つかるまでは… 459 00:17:46,000 --> 00:17:49,000 起業家! 460 00:17:49,000 --> 00:17:52,000 彼らは何が可能かという みんなの意識を変える 461 00:17:52,000 --> 00:17:54,000 生活をもっと良くできるというビジョンを示す 462 00:17:54,000 --> 00:17:57,000 みんなのために たとえ厳しい時であろうとも… 463 00:17:57,000 --> 00:17:59,000 今は見通しが悪く 464 00:17:59,000 --> 00:18:01,000 視界は障害に遮られているけど 465 00:18:01,000 --> 00:18:04,000 社会の動揺はチャンスをも生み出す 466 00:18:04,000 --> 00:18:07,000 成功や達成のチャンスがある そして後押しをする― 467 00:18:07,000 --> 00:18:10,000 新しいやり方を見つけるようにと 468 00:18:10,000 --> 00:18:13,000 何のために どんなチャンスを 追いかけるのか? 469 00:18:13,000 --> 00:18:16,000 起業家なら 470 00:18:16,000 --> 00:18:19,000 求めるべきものがリスクではないことを知っている 471 00:18:19,000 --> 00:18:21,000 求めるべきものは イノベーションを駆り立てること 472 00:18:21,000 --> 00:18:24,000 人々の生活を変えること 仕事を生み出すこと 473 00:18:24,000 --> 00:18:26,000 成長の力になること 474 00:18:26,000 --> 00:18:29,000 そして より良い世界を作り出すこと 475 00:18:29,000 --> 00:18:31,000 起業家はあらゆるところにいる 476 00:18:31,000 --> 00:18:33,000 小さな会社を回して経済を支えている 477 00:18:33,000 --> 00:18:35,000 役に立つツールをデザインしている 478 00:18:35,000 --> 00:18:37,000 友達や 家族や 世界中の仲間と繋がれるように 479 00:18:37,000 --> 00:18:40,000 古くからの社会の問題を解決する 新しい方法を見出している 480 00:18:40,000 --> 00:18:42,000 誰か起業家を知っている? 481 00:18:42,000 --> 00:18:43,000 誰だって起業家になれるんだ 482 00:18:43,000 --> 00:18:45,000 そう…君自身だって! 483 00:18:45,000 --> 00:18:48,000 ずっと望んでいた仕事を作る機会を掴もう 484 00:18:48,000 --> 00:18:50,000 経済が癒える手助けをしよう 485 00:18:50,000 --> 00:18:51,000 違いを生み出そう 486 00:18:51,000 --> 00:18:53,000 自分の仕事を新たな高みに引き上げよう 487 00:18:53,000 --> 00:18:55,000 でも一番大切なのは― 488 00:18:55,000 --> 00:18:58,000 子供の頃を思い出して 489 00:18:58,000 --> 00:19:01,000 何にでも手が届いた時のことを 490 00:19:01,000 --> 00:19:05,000 そして静かに 決然と自分に言おう 491 00:19:07,000 --> 00:19:09,000 今だってそうなのだと 492 00:19:11,000 --> 00:19:13,000 どうもありがとうございました