1 00:00:00,740 --> 00:00:02,990 あるバスケットボールチームの統計家が 2 00:00:02,990 --> 00:00:04,800 ある 1 回の試合における 3 00:00:04,800 --> 00:00:07,600 チームの12 人の選手の得点の統計を取りました 4 00:00:07,600 --> 00:00:12,010 そして,調べたデータを幹葉表示(みきはひょうじ)で表しました 5 00:00:12,010 --> 00:00:14,040 または,かんようひょうじ,と呼ばれることもあります 6 00:00:14,040 --> 00:00:16,102 さて,このチームは,どれだけ得点したでしょうか? 7 00:00:16,102 --> 00:00:18,310 もしこの図を見るのが初めてだとしたら 8 00:00:18,310 --> 00:00:19,950 ちょっと理解するのが難しいかもしれません 9 00:00:19,950 --> 00:00:22,444 幹とされる欄に 0 1 2 とあって 10 00:00:22,444 --> 00:00:23,860 こちらには様々な数字が並んでいます 11 00:00:23,860 --> 00:00:26,190 この表は,チームのそれぞれの選手の得点と 12 00:00:26,190 --> 00:00:29,260 どのように関係しているのでしょうか 13 00:00:29,260 --> 00:00:31,750 幹葉表示の読み方はですね, 14 00:00:31,750 --> 00:00:33,910 葉は, --少なくともこの統計家が用いた表示方法によれば-- 15 00:00:33,910 --> 00:00:38,470 葉は,それぞれの選手の得点の 最も低い位の数, 16 00:00:38,470 --> 00:00:41,400 または,一の位の数を表しています 17 00:00:42,860 --> 00:00:45,250 そして,幹は, 十の位の数を示しています 18 00:00:45,250 --> 00:00:48,870 慣習では,葉が最も低い位の数,または,一の位の数を 19 00:00:48,870 --> 00:00:50,700 そして,幹は, 20 00:00:50,700 --> 00:00:52,840 それ以外の桁を表します 21 00:00:52,840 --> 00:00:54,480 そして,この表の便利なところは, 22 00:00:54,480 --> 00:00:57,070 得点数に応じた選手の分布を可視化していることです 23 00:00:57,070 --> 00:00:59,310 多くの選手の得点の十の位が 0 で,つまり 24 00:00:59,310 --> 00:01:01,440 得点が一桁であったことが一目でわかります 25 00:01:01,440 --> 00:01:04,209 そして,十の位が 1 つまり 10 点台の選手, 26 00:01:04,209 --> 00:01:07,980 そして,十の位が 2 つまり 20 点台の得点をした選手は一人だけだった 27 00:01:07,980 --> 00:01:09,450 ということが読み取れます 28 00:01:09,450 --> 00:01:11,977 では,これらのデータを, 私たちが見慣れているやり方で 29 00:01:11,977 --> 00:01:13,810 表示してみようと思います 30 00:01:15,420 --> 00:01:18,920 では,十の位が 0 のデータを紫色で書いていきます 31 00:01:18,920 --> 00:01:23,020 えっと,得点の十の位が 0 の選手は, 32 00:01:23,020 --> 00:01:25,070 1 2 3 4 5 6 7 7 人います 33 00:01:25,070 --> 00:01:28,462 1 2 3 4 5 6 7 34 00:01:31,330 --> 00:01:33,040 0 を 7 個書き入れます 35 00:01:33,040 --> 00:01:37,090 この選手は,一の位の数も 0 です 36 00:01:37,090 --> 00:01:39,800 全てのデータを色分けしています 37 00:01:39,800 --> 00:01:43,600 この選手も一の位が 0 でした 38 00:01:43,600 --> 00:01:46,220 この選手は,一の位が 2 でした 39 00:01:46,220 --> 00:01:48,710 つまり,彼は 2 点獲得したんですね 40 00:01:48,710 --> 00:01:51,793 この選手は, オレンジ色を使いましょう, 41 00:01:51,793 --> 00:01:54,330 一の位が 4 でした 42 00:01:54,330 --> 00:01:58,580 この選手は,一の位が 7 43 00:01:58,580 --> 00:02:02,480 この選手も,一の位が 7 44 00:02:02,480 --> 00:02:05,960 そして-- おっと,色をほとんど使い切ってしまったようです 45 00:02:05,960 --> 00:02:08,530 この選手は,一の位が 9 でした 46 00:02:08,530 --> 00:02:11,460 つまり,この表の読み方は,0 点獲得した選手が 2人で 47 00:02:11,460 --> 00:02:14,850 2点,4点,7点,7点,そして9点 48 00:02:14,850 --> 00:02:16,870 十の位が 0 というのはちょっとおかしな感じだし, 49 00:02:16,870 --> 00:02:18,407 0 の代わりに, 50 00:02:18,407 --> 00:02:19,990 ここを空欄にするという手もあるかもしれませんが, 51 00:02:19,990 --> 00:02:21,615 十の位を 0 にすることで, この選手たちの得点の 52 00:02:21,615 --> 00:02:24,700 十の位には何もないのだとはっきり示すことができます 53 00:02:24,700 --> 00:02:27,940 とにかく,これらは,7 人の選手の実際の得点です 54 00:02:27,940 --> 00:02:31,700 では,この幹葉表示の次の行を見ていきましょう 55 00:02:31,700 --> 00:02:34,060 この行は,全てのデータの十の位は 56 00:02:34,060 --> 00:02:37,760 それぞれの選手の得点の十の位は 1 です 57 00:02:37,760 --> 00:02:40,940 そして,4 人の選手がいますので 58 00:02:40,940 --> 00:02:44,710 1 1 1 1 と書き入れます 59 00:02:44,710 --> 00:02:46,600 そして,この選手の 60 00:02:46,600 --> 00:02:51,250 一の位は, 1 です 61 00:02:51,250 --> 00:02:54,090 すると,この選手の得点は 11 です 62 00:02:54,090 --> 00:02:57,150 十の位が 1 で,一の位も 1 です 63 00:02:57,150 --> 00:02:59,370 この選手も 11 点決めました 64 00:02:59,370 --> 00:03:02,770 十の位が 1 で, 一の位も 1 です 65 00:03:02,770 --> 00:03:06,080 次の選手は-- オレンジ色を使いましょう-- 66 00:03:06,080 --> 00:03:08,350 一の位が 3 なので, 67 00:03:08,350 --> 00:03:10,250 すると,彼,又は彼女の得点は, 13 点です 68 00:03:10,250 --> 00:03:14,070 十の位が 1 で, 一の位が 3 ですから 69 00:03:14,070 --> 00:03:15,770 13 点です 70 00:03:15,770 --> 00:03:18,020 そして,次は,紫色を使います 71 00:03:18,020 --> 00:03:20,760 この選手の一の位は 8 です 72 00:03:20,760 --> 00:03:23,160 つまり,この選手は 18 点とりました 73 00:03:23,160 --> 00:03:25,710 十の位が 1 で 一の位が 8 で 74 00:03:25,710 --> 00:03:27,190 18 点です 75 00:03:27,190 --> 00:03:29,390 そして最後に,この選手 76 00:03:29,390 --> 00:03:33,220 この選手は,十の位が 2 です 77 00:03:33,220 --> 00:03:37,296 そして,一の位は 0 なので-- 78 00:03:37,296 --> 00:03:38,420 この選手は黄色にしましょう 79 00:03:38,420 --> 00:03:40,160 一の位は 0 なので 80 00:03:40,160 --> 00:03:43,030 彼又は彼女は,20 点とりました 81 00:03:43,030 --> 00:03:45,370 このように,幹葉表示を見るだけで, 82 00:03:45,370 --> 00:03:48,179 全ての選手のそれぞれの得点を 83 00:03:48,179 --> 00:03:49,470 即座に得ることができます 84 00:03:49,470 --> 00:03:51,261 そして,この表の便利なところは, 85 00:03:51,261 --> 00:03:54,110 得点が 0〜9点だった選手が何人いて 86 00:03:54,110 --> 00:03:55,700 ここは 9点を含みます 87 00:03:55,700 --> 00:03:58,210 得点が 10〜19点だった選手が何人で 88 00:03:58,210 --> 00:04:00,450 20点以上得点した選手が何人いるのか 89 00:04:00,450 --> 00:04:02,620 その分布を即座に見てとることができることです 90 00:04:02,620 --> 00:04:04,360 では,実際に問題に答えていきましょう 91 00:04:04,360 --> 00:04:06,360 問題が尋ねているのは, 92 00:04:06,360 --> 00:04:09,190 このチームの得点は何点だったかです 93 00:04:09,190 --> 00:04:10,920 すると,それぞれの選手の得点を, 94 00:04:10,920 --> 00:04:12,530 ここにある得点の全てを たし合わせれば良いわけですから, 95 00:04:12,530 --> 00:04:16,230 では,たしていきましょう 一番大きい数字の 20 からはじめて 96 00:04:16,230 --> 00:04:27,120 20 + 18 + 13 + 11 + 11 + 9 +7 97 00:04:27,120 --> 00:04:33,177 もう一度 +7 + 4 + 2 98 00:04:33,177 --> 00:04:34,010 正しくやったかな? 99 00:04:34,010 --> 00:04:38,570 11 が二つあって,そして 9 が来て それに 7 が2回に 4 ,そして 2 100 00:04:38,570 --> 00:04:40,770 そして,これら二人は全く得点していないので, 101 00:04:40,770 --> 00:04:42,353 では,足し合わせていきましょう 102 00:04:46,440 --> 00:04:53,110 0 たす 8 は 8,それに 3 をたして 11, さらに 1 をたして 12,たすことの 1 で 13, 103 00:04:53,110 --> 00:05:03,490 たすことの 9 で 22 それに 7 をたして 27,34 38 40 104 00:05:03,490 --> 00:05:05,060 すると 40 ですかね? 105 00:05:05,060 --> 00:05:06,590 確認のため,もう一度計算しましょう 106 00:05:06,590 --> 00:05:22,232 8 11 11 12 13 22 29 36 40 42 107 00:05:22,232 --> 00:05:23,940 あれ,間違ったかな? 108 00:05:23,940 --> 00:05:25,148 もう一回やりましょう 109 00:05:25,148 --> 00:05:27,030 この足し算が一番の難関だな 110 00:05:27,030 --> 00:05:28,404 最後にもう一回やらせてください 111 00:05:28,404 --> 00:05:30,280 毎回の足した数を言っていきます 112 00:05:30,280 --> 00:05:40,660 0 8,3 を足して 11,12 13 22 29 36 40 42 113 00:05:40,660 --> 00:05:42,660 再確認してよかったです 114 00:05:42,660 --> 00:05:44,720 最初の計算が間違っていました 115 00:05:44,720 --> 00:05:49,490 4 たす 2 で 6, 7 8 9 10 116 00:05:49,490 --> 00:05:52,200 すると 102 点ですね 117 00:05:52,200 --> 00:05:57,540 このチームの合計得点は, 102 点でした