WEBVTT 00:00:00.760 --> 00:00:03.735 彫刻家がのみだけを使って 00:00:03.760 --> 00:00:06.136 彫像を彫っていくのを 想像してみましょう 00:00:06.160 --> 00:00:09.216 ミケランジェロは こんなエレガントな例えをしています 00:00:09.240 --> 00:00:12.136 「どんな石にもその内側に 彫像があって 00:00:12.160 --> 00:00:15.256 彫刻家の使命とは それを発見することだ」 00:00:15.280 --> 00:00:17.696 でも 彼が反対方向から 作業したらどうでしょうか? 00:00:17.720 --> 00:00:19.576 石の塊からではなくて 00:00:19.600 --> 00:00:21.296 埃の山から 00:00:21.320 --> 00:00:25.696 この何百万もの粒子を固めて 彫像を作ったとしたらどうでしょうか NOTE Paragraph 00:00:25.720 --> 00:00:27.216 ばかげた考えだと 分かっています 00:00:27.240 --> 00:00:28.976 恐らく不可能でしょう 00:00:29.000 --> 00:00:31.936 埃の山から彫像を作るだなんて 00:00:31.960 --> 00:00:34.296 もし彫像が自ら― 00:00:34.320 --> 00:00:38.456 何とか何百万もの粒子を集めて 00:00:38.480 --> 00:00:39.760 自らを形作りでもしない限り NOTE Paragraph 00:00:40.320 --> 00:00:41.856 奇妙に聞こえるでしょうが 00:00:41.880 --> 00:00:46.016 これこそが私の研究室で 手掛けている問題なんです 00:00:46.040 --> 00:00:47.456 私は石ではなくて 00:00:47.480 --> 00:00:48.856 ナノマテリアルで作成します 00:00:48.880 --> 00:00:53.256 これはあり得ないほど小さく 素晴らしい小さな物質です 00:00:53.280 --> 00:00:56.576 このコントローラーが ナノ粒子だとすると 00:00:56.600 --> 00:00:59.536 ヒト髪の毛はこの部屋全体位の 大きさになります 00:00:59.560 --> 00:01:02.376 そして これはナノテクノロジーと呼ばれる 分野の中心であり 00:01:02.400 --> 00:01:04.215 皆さんも聞いたことがあると思います 00:01:04.239 --> 00:01:07.696 すべてに変化をもたらすということも 聞いたことがあるでしょう NOTE Paragraph 00:01:07.720 --> 00:01:09.216 私が大学院生だった頃は 00:01:09.240 --> 00:01:12.576 ナノテクノロジー研究には 最もエキサイティングな時代でした 00:01:12.600 --> 00:01:15.816 科学的なブレークスルーが 常に起こっていました 00:01:15.840 --> 00:01:17.256 会議は熱気に満ち 00:01:17.280 --> 00:01:19.960 資金はファンドから 続々と提供されました 00:01:20.760 --> 00:01:22.016 その理由は 00:01:22.040 --> 00:01:23.856 物体が非常に小さい場合 00:01:23.880 --> 00:01:27.496 私たちが目にするような 通常の物体を司る物理とは 00:01:27.520 --> 00:01:29.016 まったく異なる物理が働くからです 00:01:29.040 --> 00:01:30.976 この物理学を量子力学と呼んでいます 00:01:31.000 --> 00:01:34.176 例えば いくつかの原子を加えたり除去したり 00:01:34.200 --> 00:01:36.496 物質をひねるといった 比較的些細な変更で 00:01:36.520 --> 00:01:39.136 これらの振る舞いをきっちりと 00:01:39.160 --> 00:01:40.856 調整できるわけです 00:01:40.880 --> 00:01:42.656 いわば 究極のツールキットなんです 00:01:42.680 --> 00:01:45.776 本当に力を感じ 何でもできるような気がしました NOTE Paragraph 00:01:45.800 --> 00:01:47.056 私たちが行っていたことは― 00:01:47.080 --> 00:01:50.176 私たちとは 同世代の大学院生全員のことですが 00:01:50.200 --> 00:01:53.696 ナノマテリアルで超高速の コンピューターを作ろうとしていたのです 00:01:53.720 --> 00:01:55.336 私たちは量子ドットを構築して 00:01:55.360 --> 00:01:58.736 いつの日か 体内で 病気を見つけ出し闘おうとしていました 00:01:58.760 --> 00:02:01.776 宇宙エレベーターを カーボンナノチューブで作ろうとする 00:02:01.800 --> 00:02:03.040 グループもありました 00:02:03.600 --> 00:02:06.000 調べてみてください 本当ですよ 00:02:06.776 --> 00:02:08.776 私たちはこれが計算処理から 医学に至るまで 00:02:08.800 --> 00:02:11.896 科学や技術のあらゆる分野に影響を 与えるだろうと考えていました 00:02:11.920 --> 00:02:13.176 ここで 認めなくてはなりませんが 00:02:13.200 --> 00:02:15.176 私は何でも鵜呑みにしていました 00:02:15.200 --> 00:02:17.840 何もかもです NOTE Paragraph 00:02:18.520 --> 00:02:20.320 しかし それは15年前のことで 00:02:21.160 --> 00:02:22.376 そして 00:02:22.400 --> 00:02:24.776 本当に素晴らしい科学の研究が なされました 00:02:24.800 --> 00:02:26.056 私たちは多くのことを学びました 00:02:26.080 --> 00:02:30.456 この科学を新たな技術へと 転換すること― 00:02:30.480 --> 00:02:33.256 本当にインパクトのある 技術にはできなかったのです 00:02:33.280 --> 00:02:35.496 その理由は これらのナノマテリアルが― 00:02:35.520 --> 00:02:37.176 両刃の剣のような物だからです 00:02:37.200 --> 00:02:39.456 ナノマテリアルはその大きさにより 00:02:39.480 --> 00:02:40.776 興味深い一方で 00:02:40.800 --> 00:02:43.096 その大きさゆえに扱うのが 極めて困難だったのです 00:02:43.120 --> 00:02:46.856 文字どおり埃の山から 彫像を作成するようなものでした 00:02:46.880 --> 00:02:50.576 そして その作業に使える 本当に細かいツールがありませんでした 00:02:50.600 --> 00:02:52.896 もしあったとしても さして変わらなかったでしょう 00:02:52.920 --> 00:02:56.816 技術を構築するために 何百万もの粒子をひとつずつ組み立てるなんて 00:02:56.840 --> 00:02:58.200 できなかったからです 00:02:58.760 --> 00:02:59.976 そのため 00:03:00.000 --> 00:03:02.096 どの約束や期待も 00:03:02.120 --> 00:03:04.896 果たされない約束や期待でしか ありませんでした 00:03:04.920 --> 00:03:07.296 病気と闘うナノボットは存在せず 00:03:07.320 --> 00:03:09.376 宇宙エレベーターも存在せず 00:03:09.400 --> 00:03:13.096 私が最も関心を寄せていた 新種のコンピューティングもありません NOTE Paragraph 00:03:13.120 --> 00:03:15.656 最後にこれが一番大切なことですが 00:03:15.680 --> 00:03:17.016 私たちはコンピューティングの 00:03:17.040 --> 00:03:20.816 進歩の速度は 永遠に維持されると期待するようになりました 00:03:20.840 --> 00:03:23.416 この考え方に基づいた 経済システムが出来ました 00:03:23.440 --> 00:03:25.176 そして コンピューターチップに 00:03:25.200 --> 00:03:27.656 より多くの素子を詰め込む 能力のおかげで 00:03:27.680 --> 00:03:29.376 この速度が決まります 00:03:29.400 --> 00:03:31.216 機器が小さくなっていくにつれて 00:03:31.240 --> 00:03:33.496 より速く より省電力になり 00:03:33.520 --> 00:03:34.936 価格が下がっていきます 00:03:34.960 --> 00:03:39.536 この相乗効果で 素晴らしい速度で進歩したのです NOTE Paragraph 00:03:39.560 --> 00:03:40.776 一例として挙げると 00:03:40.800 --> 00:03:46.216 3人の宇宙飛行士を月面に送った 部屋位の大きさのコンピューターを 00:03:46.240 --> 00:03:48.376 何とか圧縮して― 00:03:48.400 --> 00:03:51.656 当時最高だったコンピューターを 圧縮して 00:03:51.680 --> 00:03:54.256 スマホと同じぐらいの 大きさにできたとしましょう 00:03:54.280 --> 00:03:55.536 でも お持ちのスマートフォン― 00:03:55.560 --> 00:03:58.936 300ドルで買って2年ごとに 捨ててしまう物には 00:03:58.960 --> 00:04:01.416 歯がたたないのです 00:04:01.440 --> 00:04:02.776 冴えないコンピュータです 00:04:02.800 --> 00:04:05.296 スマホならできることを 何もできないでしょう 00:04:05.320 --> 00:04:06.816 速度は遅いし 00:04:06.840 --> 00:04:09.016 コンテンツも追加できません 00:04:09.040 --> 00:04:11.496 「ウォーキング・デッド」の 最初の2分間分の動画を 00:04:11.520 --> 00:04:13.696 入れるのも難しいと思います もしあなたがツイていても― NOTE Paragraph 00:04:13.720 --> 00:04:14.736 (笑) NOTE Paragraph 00:04:14.760 --> 00:04:16.935 ここでのポイントは進歩です― 徐々に進むものではなく 00:04:16.959 --> 00:04:18.656 進歩は容赦ないものです 00:04:18.680 --> 00:04:19.935 指数関数的です 00:04:19.959 --> 00:04:22.296 毎年累積していき 00:04:22.320 --> 00:04:24.496 ある技術をその次世代の技術と比べても 00:04:24.520 --> 00:04:26.216 識別できないぐらいにまで 00:04:26.240 --> 00:04:28.216 行きつくのです 00:04:28.240 --> 00:04:30.856 この進化の速度を維持するのは 他ならぬ私たちです 00:04:30.880 --> 00:04:34.496 私たちは10、20、30年後にも こう言いたいと願います 00:04:34.520 --> 00:04:36.600 「この30年で実現したことを 振り返ってください」 00:04:37.200 --> 00:04:39.936 しかし この進歩は 永遠に続くわけではないでしょう 00:04:39.960 --> 00:04:42.016 事実 パーティーの熱は冷めつつあります 00:04:42.040 --> 00:04:44.376 「ラストオーダーの時間です」 という感じですね 00:04:44.400 --> 00:04:46.056 速度や性能などの多くの指標で 00:04:46.080 --> 00:04:48.656 細かく見てみると 00:04:48.680 --> 00:04:51.200 既に進歩はほとんど停止しています 00:04:51.760 --> 00:04:53.896 このパーティーを続けたければ 00:04:53.920 --> 00:04:56.176 自分たちでできる事をしなくてはなりません 00:04:56.200 --> 00:04:57.656 つまり革新です NOTE Paragraph 00:04:57.680 --> 00:05:00.256 私たちのグループの役割と使命は 00:05:00.280 --> 00:05:02.696 カーボンナノチューブを使って 革新していくことです 00:05:02.720 --> 00:05:06.776 この技術で進歩のペースを 維持する道が開けると考えるからです 00:05:06.800 --> 00:05:08.256 これは その名の通りのものです 00:05:08.280 --> 00:05:10.736 小さくて穴のあいた 炭素原子のチューブです 00:05:10.760 --> 00:05:13.696 このナノスケールサイズという 大きさが 00:05:13.720 --> 00:05:17.376 素晴らしい電子状態を生み出します 00:05:17.400 --> 00:05:21.056 もしコンピューティングに これを導入できれば 00:05:21.080 --> 00:05:23.816 性能が最大10倍に上昇します 00:05:23.840 --> 00:05:28.240 たった一歩で数世代分の技術を 飛び越えるようなものです NOTE Paragraph 00:05:28.840 --> 00:05:30.096 それがこれです 00:05:30.120 --> 00:05:32.136 非常に重要な問題があり 00:05:32.160 --> 00:05:34.536 基本的に理想的な解決策です 00:05:34.560 --> 00:05:36.216 科学が私たちに向かって 声を張り上げています 00:05:36.240 --> 00:05:39.080 「これをやって問題を解決するんだ」 00:05:41.480 --> 00:05:43.096 そういういうことなら 始めましょうか 00:05:43.120 --> 00:05:44.376 やりましょう 00:05:44.400 --> 00:05:47.096 しかし ここで両刃の剣が再登場してきます 00:05:47.120 --> 00:05:50.696 この「理想的な解決策」は 取り扱いの困難な物質を含んでいます 00:05:50.720 --> 00:05:55.016 コンピューターチップ1つを作るには それを何十億個も並べなければなりません 00:05:55.040 --> 00:05:58.640 またもや同じ難問です ここでもあの問題にぶつかるのです NOTE Paragraph 00:05:59.360 --> 00:06:01.336 「ここで止まるんだ 00:06:01.360 --> 00:06:03.296 同じことを繰り返すのはやめよう 00:06:03.320 --> 00:06:05.856 何が欠けているのかを考えるんだ 00:06:05.880 --> 00:06:07.296 私たちは何をしていないのか 00:06:07.320 --> 00:06:09.456 やるべきことは何だろう?」と問いました 00:06:09.480 --> 00:06:11.256 「ゴッドファーザー」みたいですよね 00:06:11.280 --> 00:06:13.576 兄のフレドがマイケルを裏切った時 00:06:13.600 --> 00:06:15.256 なすべきことは誰もが 分かっていました 00:06:15.280 --> 00:06:16.616 フレドを亡き者にするのです NOTE Paragraph 00:06:16.640 --> 00:06:17.656 (笑) NOTE Paragraph 00:06:17.680 --> 00:06:19.616 しかし マイケルは先延ばしにして 00:06:19.640 --> 00:06:20.856 分かったとだけ言いましたね 00:06:20.880 --> 00:06:23.336 母親はまだ生きているのですから 大ごとになります 00:06:23.360 --> 00:06:24.776 私たちは言いました 00:06:24.800 --> 00:06:27.096 「私たちのフレドは何だろう?」 00:06:27.120 --> 00:06:28.536 対処していないことは何だろう? 00:06:28.560 --> 00:06:30.096 何が足りないんだろう 00:06:30.120 --> 00:06:32.640 成功させるのに 必要なこととは何だろう?」 00:06:33.200 --> 00:06:37.256 その答えとは 彫像が自らを形作る というものでした 00:06:37.280 --> 00:06:39.216 私たちは何十億もの粒子が 00:06:39.240 --> 00:06:43.336 自律的にナノ分子構造を 組み立てる方法を何とか見出して 00:06:43.360 --> 00:06:46.336 技術にしなければなりません 00:06:46.360 --> 00:06:49.536 私たちにはできないので 自分たちで行うようにするのです 00:06:49.560 --> 00:06:52.696 非常に難しく 容易なことではありませんが 00:06:52.720 --> 00:06:55.576 この場合 唯一の方法でした NOTE Paragraph 00:06:55.600 --> 00:06:59.496 そして これは何も特殊な 問題ではないとわかりました 00:06:59.520 --> 00:07:01.376 私たちはこんな方法でモノを 組み立てたりはしません 00:07:01.400 --> 00:07:03.416 誰もこんな方法は使いません 00:07:03.440 --> 00:07:06.616 でも 見回してみると― 至るところにお手本がありました 00:07:06.640 --> 00:07:09.536 母なる自然はあらゆるものを こうして作ります 00:07:09.560 --> 00:07:12.216 どんな物でもボトムアップで 作られています 00:07:12.240 --> 00:07:13.496 浜辺へ行けば 00:07:13.520 --> 00:07:16.696 シンプルな生命体が タンパク質を使って 00:07:16.720 --> 00:07:17.976 基本的に分子です― 00:07:18.000 --> 00:07:20.056 砂をテンプレートとして 00:07:20.080 --> 00:07:21.496 海からそれを汲み上げることで 00:07:21.520 --> 00:07:24.896 実に多様な構造を構築しています 00:07:24.920 --> 00:07:27.536 自然は私たちのように乱暴ではなく ただ利用するのです 00:07:27.560 --> 00:07:29.256 自然はエレガントで スマートです 00:07:29.280 --> 00:07:32.016 手に入るもので 分子をひとつずつ組み立てて 00:07:32.040 --> 00:07:34.176 私たちが近づくことすらできない 00:07:34.200 --> 00:07:36.480 複雑さと多様性のある 構造を作り上げるのです 00:07:37.320 --> 00:07:39.016 自然は既にナノの世界でした 00:07:39.040 --> 00:07:41.536 何億年も前から存在していました 00:07:41.560 --> 00:07:43.600 パーティーに乗り遅れていたのは 私たちでした NOTE Paragraph 00:07:44.120 --> 00:07:48.296 私たちも自然と同じツールを 使うことに決めました 00:07:48.320 --> 00:07:49.560 それが化学だったのです 00:07:50.000 --> 00:07:51.456 化学こそが失われた ツールでした 00:07:51.480 --> 00:07:53.536 このケースでは化学がうまく作用しました 00:07:53.560 --> 00:07:57.376 ナノスケールの物質と 同じぐらいの大きさの 00:07:57.400 --> 00:08:00.016 分子をツールとして用いることで 00:08:00.040 --> 00:08:01.240 物質を操作できます 00:08:01.760 --> 00:08:03.816 これがまさに私たちの 研究室で行っていることです 00:08:03.840 --> 00:08:07.016 私たちは埃の山— ナノ粒子に作用する 00:08:07.040 --> 00:08:08.536 化学を開発して 00:08:08.560 --> 00:08:10.936 必要なものを取り出します 00:08:10.960 --> 00:08:14.576 化学を使って文字どおり何十億もの粒子を 00:08:14.600 --> 00:08:17.456 回路の構築に必要なパターンへと並べます 00:08:17.480 --> 00:08:18.816 これが実現できれば 00:08:18.840 --> 00:08:21.216 ナノマテリアルを使う前の何倍もの速度の 00:08:21.240 --> 00:08:24.456 回路を構築できるのです 00:08:24.480 --> 00:08:25.896 化学こそ失われたツールであり 00:08:25.920 --> 00:08:29.536 日に日に私たちのツールは シャープで的確になっていきます 00:08:29.560 --> 00:08:30.776 そして ついに― 00:08:30.800 --> 00:08:33.416 あと数年でこれまでの約束の 00:08:33.440 --> 00:08:36.816 いずれかを実現できると見込んでいます NOTE Paragraph 00:08:36.840 --> 00:08:38.895 コンピューティングは ほんの一例で 00:08:38.919 --> 00:08:42.456 私が興味を持ち グループが注力しているものです 00:08:42.480 --> 00:08:46.296 その他にも再生可能なエネルギー 医学 00:08:46.320 --> 00:08:48.056 構造材料があり 00:08:48.080 --> 00:08:51.136 それらがナノに向かっていくということを 科学が示唆しています 00:08:51.160 --> 00:08:53.280 そこに最大の利益があります 00:08:53.920 --> 00:08:55.376 でもそれを行うには 00:08:55.400 --> 00:08:58.576 科学者には新しいツールが必要です 00:08:58.600 --> 00:09:00.736 私が今説明したようなツールです 00:09:00.760 --> 00:09:04.616 化学が必要になります これがポイントです 00:09:04.640 --> 00:09:08.296 科学の美点は この新しいツールをひとたび開発すれば 00:09:08.320 --> 00:09:09.576 そこに存在し続けることです 00:09:09.600 --> 00:09:10.856 永遠に存在し続けて 00:09:10.880 --> 00:09:13.736 誰でもどこででも それを手にして使うことができ 00:09:13.760 --> 00:09:16.720 ナノテクノロジー実現の 手助けができることです NOTE Paragraph 00:09:17.320 --> 00:09:20.016 お時間を頂き 本当にありがとうございました NOTE Paragraph 00:09:20.040 --> 00:09:22.480 (拍手)