1 00:00:00,583 --> 00:00:01,851 数年前 2 00:00:01,875 --> 00:00:05,125 私は会社勤めのフェミニストとして理想の仕事をもらいました 3 00:00:05,583 --> 00:00:08,059 女性社員の雇用を増やすために 4 00:00:08,083 --> 00:00:10,518 全社規模の活動を始める仕事です 5 00:00:10,542 --> 00:00:12,292 しかも 金融業界の会社です 6 00:00:12,875 --> 00:00:15,851 しかしまず 私は全部門のトップの承諾を 7 00:00:15,875 --> 00:00:17,601 得なければなりませんでした 8 00:00:17,625 --> 00:00:20,434 私は提案を完璧にするため数か月を費やし 9 00:00:20,458 --> 00:00:21,768 プレゼンテーションし 10 00:00:21,792 --> 00:00:25,000 そしてほぼ全員の承諾を得ました 11 00:00:26,542 --> 00:00:30,875 しかしこのチームにおいて 2人の男性がいました 名前をハワードとトムとしましょう 12 00:00:31,958 --> 00:00:34,893 ハワードは私に返事をくれませんでした 13 00:00:34,917 --> 00:00:36,768 私は提案について彼にEメールを送り 14 00:00:36,792 --> 00:00:38,643 ボイスメールを送り 15 00:00:38,667 --> 00:00:41,184 会議中 椅子をあちこち動かして 16 00:00:41,208 --> 00:00:43,066 ハワードと目を合わせようとしました 17 00:00:43,090 --> 00:00:44,101 (笑) 18 00:00:44,125 --> 00:00:47,458 彼はスマホを取り出しスクロールを始めました 19 00:00:48,500 --> 00:00:51,976 そして私は自問を始めました 20 00:00:52,000 --> 00:00:55,601 きちんと外交的なメールを送れていたか 21 00:00:55,625 --> 00:00:57,684 ボイスメールの中で言いすぎたかも 22 00:00:57,708 --> 00:01:00,351 ハワードはこの提案が嫌いなのか 23 00:01:00,375 --> 00:01:02,934 それとも私が気にしすぎているのか 24 00:01:02,958 --> 00:01:06,143 私は自分に原因があると考えていました 25 00:01:06,167 --> 00:01:07,559 ある時 26 00:01:07,583 --> 00:01:11,518 ホールを歩いていると ハワードに遭遇します 27 00:01:11,542 --> 00:01:13,351 書類を抱えていた彼は 28 00:01:13,375 --> 00:01:16,976 私を見つけるとハッとした顔で こう言います 29 00:01:17,000 --> 00:01:20,018 「サラ 先ほどトムがメールを送ってきたんだ 見たほうがいい 30 00:01:20,042 --> 00:01:23,143 女性社員の雇用を増やすための提案だ」 31 00:01:23,167 --> 00:01:24,434 (笑) 32 00:01:24,458 --> 00:01:26,601 「トムは非常に素晴らしい意見を持っている 33 00:01:26,625 --> 00:01:28,542 私たちはこれを推進すべきだ」 34 00:01:30,042 --> 00:01:34,184 ハワードは私の提案を 私の手にゆだねるのです 35 00:01:34,208 --> 00:01:37,351 そして多くのメリットを説明します それは私が書いたものです 36 00:01:37,375 --> 00:01:39,792 (笑) 37 00:01:41,375 --> 00:01:44,976 ハワードは女性の雇用を増やすことに 反対なわけではありませんでした 38 00:01:45,000 --> 00:01:47,643 しかし なぜ女性をもっと雇うことが 重要なのかを 39 00:01:47,667 --> 00:01:50,708 男性から聞く必要がありました 40 00:01:51,708 --> 00:01:54,268 そしてこの場面が展開するさなかに 41 00:01:54,292 --> 00:01:56,208 私は何も言いませんでした 42 00:01:57,625 --> 00:02:01,256 なぜなら どういうわけか私は悟ったからです 43 00:02:01,329 --> 00:02:05,375 自分の存在意義がない場所にいると 44 00:02:06,292 --> 00:02:09,226 そして自分の置かれた環境に 疑問を抱く代わりに 45 00:02:09,250 --> 00:02:11,167 私は自問しました 46 00:02:12,625 --> 00:02:14,101 こんなことが知りたいものだー 47 00:02:14,125 --> 00:02:17,476 長時間働いている 多くの才能ある女性が 48 00:02:17,500 --> 00:02:19,893 自信をもってキャリアを始めたのに 49 00:02:19,917 --> 00:02:24,268 全員がこのように自分に疑問を抱いて 「私のせいだ」と口にしてしまうよう 50 00:02:24,292 --> 00:02:26,125 教育されてしまうのはどうしてか 51 00:02:27,083 --> 00:02:29,018 なぜこんなことがあり得たのでしょう? 52 00:02:29,042 --> 00:02:31,476 事態は良くならないのでしょうか? 53 00:02:31,500 --> 00:02:36,226 女性への機会はここ50年で増加しました 54 00:02:36,250 --> 00:02:39,309 しかしここ十年ほど進歩は止まっています 55 00:02:39,333 --> 00:02:44,018 専門家は以前 賃金格差が埋まるのは 56 00:02:44,042 --> 00:02:46,768 2059年だと特定しました 57 00:02:46,792 --> 00:02:48,643 しかし今年の9月 58 00:02:48,667 --> 00:02:52,268 同じ専門家が 最新の情報によると 59 00:02:52,292 --> 00:02:55,684 その推定を先延ばしする必要があると 発表しました 60 00:02:55,708 --> 00:02:58,309 2119年まで 61 00:02:58,333 --> 00:02:59,601 (ざわめき) 62 00:02:59,625 --> 00:03:03,101 今から101年です 63 00:03:03,125 --> 00:03:05,268 話は賃金格差に留まりません 64 00:03:05,292 --> 00:03:08,309 組織のリーダーシップを握る女性の人数は まだ不足しており 65 00:03:08,333 --> 00:03:11,184 最高幹部へのアクセスが限られ 66 00:03:11,208 --> 00:03:13,518 最も成長の速い部門 例えば 67 00:03:13,542 --> 00:03:14,851 テクノロジー部門から 68 00:03:14,875 --> 00:03:18,934 男性より45%高い割合で 69 00:03:18,958 --> 00:03:23,042 文化を主な理由として去ることになります 70 00:03:23,875 --> 00:03:27,018 私たちはジェンダーの不平等に どう対処してきたのでしょう 71 00:03:27,042 --> 00:03:29,143 なぜその効果がないのでしょうか 72 00:03:29,167 --> 00:03:31,809 多くの企業はその問題に 対応していると考えています 73 00:03:31,833 --> 00:03:34,143 研修を行っているからです 74 00:03:34,167 --> 00:03:38,851 年間80億ドルが研修に費やされています 75 00:03:38,875 --> 00:03:42,143 これは「ハーバード・ビジネス・レビュー」の 研究に基づきます 76 00:03:42,167 --> 00:03:46,309 同じ研究において このような研修は効果が無く 77 00:03:46,333 --> 00:03:49,268 逆効果にもなりうると結論づけています 78 00:03:49,292 --> 00:03:54,059 830社の雇用と昇進の実例を 79 00:03:54,083 --> 00:03:56,059 30年に渡り追跡した研究では 80 00:03:56,083 --> 00:04:00,684 多様性の研修を受けるよう言われた白人男性は 81 00:04:00,708 --> 00:04:02,518 反抗して 82 00:04:02,542 --> 00:04:05,809 女性とマイノリティの雇用と昇進を 83 00:04:05,833 --> 00:04:08,434 減らす傾向にあるとわかりました 84 00:04:08,458 --> 00:04:13,893 女性に自らの行動を変えさせることも 他の解決策として提唱されてきました 85 00:04:13,917 --> 00:04:15,809 積極性を出していくこと 86 00:04:15,833 --> 00:04:17,768 交渉の席に着くこと 87 00:04:17,792 --> 00:04:19,518 男性と同じくらい交渉すること 88 00:04:19,542 --> 00:04:21,250 ああ それともっと研修を受けること 89 00:04:22,708 --> 00:04:26,726 今では女性が 過半の学士号を取得し 90 00:04:26,750 --> 00:04:29,768 リーダーシップの重要なスキルで 他の同僚よりも優秀であり 91 00:04:29,792 --> 00:04:33,143 競争に打ち勝つビジネスを 経営しています 92 00:04:33,167 --> 00:04:34,934 問題となっているのは 93 00:04:34,958 --> 00:04:38,518 学歴やスキルや ビジネスの洞察力ではないようです 94 00:04:38,542 --> 00:04:40,559 私たちはすでに力を与えられています 95 00:04:40,583 --> 00:04:44,309 環境が整っている企業なら 十分に影響を与えられるほどです 96 00:04:44,333 --> 00:04:48,309 これまでの取組みが 対処できていない システマチックで重要な問題があります 97 00:04:48,333 --> 00:04:50,542 無意識のバイアスです 98 00:04:51,583 --> 00:04:58,458 (拍手) 99 00:04:59,792 --> 00:05:03,018 私たちはみなバイアスを持っています いいんです 100 00:05:03,042 --> 00:05:05,059 バイアスは扁桃体に居座っていて 101 00:05:05,083 --> 00:05:07,851 仕事の間も 時計のように動作しています 102 00:05:07,875 --> 00:05:11,059 バイアスは相手に対する好意や 103 00:05:11,083 --> 00:05:13,684 相手の能力をどれほど信頼するか 104 00:05:13,708 --> 00:05:16,726 相手のことをどれほど考えるのか などに影響します 105 00:05:16,750 --> 00:05:19,393 Me Tooの活動に含まれていたお陰で 106 00:05:19,417 --> 00:05:21,792 性別によるバイアスへの気づきは広まりました 107 00:05:22,750 --> 00:05:25,851 しかし見出しを飾るハラスメントの話は 108 00:05:25,875 --> 00:05:28,309 一部分にすぎません 109 00:05:28,333 --> 00:05:31,934 女性のキャリアに制約を与えるには ハラスメントは不要です 110 00:05:31,958 --> 00:05:35,851 私が受け取る女性からのメッセージは ハラスメントが内容ではありません 111 00:05:35,875 --> 00:05:40,393 職場では寛大に扱われていますが 112 00:05:40,417 --> 00:05:42,708 しかし評価されていないのです 113 00:05:44,417 --> 00:05:47,393 私はこんな風に言う人など知りません 114 00:05:47,417 --> 00:05:50,184 「私の会社の好きなところってなんだと思う? 115 00:05:50,208 --> 00:05:52,226 とっても寛大に扱ってくれること 116 00:05:52,250 --> 00:05:53,934 とっても寛大だと感じます」 117 00:05:53,958 --> 00:05:57,809 (笑) 118 00:05:57,833 --> 00:05:59,601 慣習を打ち破るため 119 00:05:59,625 --> 00:06:02,726 Me Tooの先に進む必要があります 120 00:06:02,750 --> 00:06:06,101 女性が寛大に扱われているだけの状態より先に 121 00:06:06,125 --> 00:06:10,309 私たちの組織は2つの方法で この問題に取り組もうと決めました 122 00:06:10,333 --> 00:06:12,434 まず 私たち全員に偏見があるなら 123 00:06:12,458 --> 00:06:17,309 私たちの職場は積極的に計画的に 偏見を取り除く必要があります 124 00:06:17,333 --> 00:06:21,226 一回の研修で一度に考え方を 変えようとするのではありません 125 00:06:21,250 --> 00:06:25,934 私たちのチームがまず手をつけたのは バイアスに対抗するために調整可能な― 126 00:06:25,958 --> 00:06:30,101 100種以上の文化的な調整ダイヤルを 特定することでした 127 00:06:30,125 --> 00:06:33,934 私たちはわずかな調整で大きな変化が もたらされると気づきました 128 00:06:33,958 --> 00:06:37,226 そしてこのコストは 80億ドルよりずっと安くなります 129 00:06:37,250 --> 00:06:39,976 では どういう調整をするのでしょうか 130 00:06:40,000 --> 00:06:42,143 もし女性が エントリーシートを書いたり 131 00:06:42,167 --> 00:06:44,809 スキルに関わるテストを受けるときに 132 00:06:44,833 --> 00:06:47,226 最初に性別を回答することを求めると 133 00:06:47,250 --> 00:06:51,893 最初に回答しなかったときよりも 成績が悪くなります 134 00:06:51,917 --> 00:06:55,163 自分にステレオタイプを適用する故のバイアスを 避けるために 135 00:06:55,216 --> 00:06:57,046 企業はどうすれば良いでしょう 136 00:06:57,083 --> 00:07:00,542 性別のチェック項目をシートの最後に移します 137 00:07:01,375 --> 00:07:02,625 2つ目の事例です 138 00:07:03,750 --> 00:07:06,643 私たちが行った全国調査では 139 00:07:06,667 --> 00:07:10,601 過去1年の間に 多様な評価を 複数回受けていたという回答を 140 00:07:10,625 --> 00:07:16,934 男性の方が50%多く選んでいました 141 00:07:16,958 --> 00:07:20,393 1年に1度のレビューとは違います 142 00:07:20,417 --> 00:07:22,559 これが大事なわけを説明します 143 00:07:22,583 --> 00:07:26,851 「フォーチュン」誌は業種の枠を超えて 業績評価を比較検討しました 144 00:07:26,875 --> 00:07:32,476 個人の人格に関わり 職務と関係のない指摘が 145 00:07:32,500 --> 00:07:34,101 個人の人格に関わり 職務と関係のない指摘が 146 00:07:34,125 --> 00:07:39,667 女性が受けた年次評価 94件のうち 71件から見つかりました 147 00:07:40,417 --> 00:07:46,417 男性が受けた評価 83件の中では 個人の人格に対する指摘は2回でした 148 00:07:47,708 --> 00:07:53,184 しかし評価の時間が短く 評価の頻度が高い企業において 149 00:07:53,208 --> 00:07:57,893 例えば週1回5分間で 特定のプロジェクトについて評価する場合 150 00:07:57,917 --> 00:08:01,601 個人の人格に対する批判は無くなります 151 00:08:01,625 --> 00:08:04,268 男女の業績格差は 152 00:08:04,292 --> 00:08:06,643 ほとんど現れません 153 00:08:06,667 --> 00:08:09,643 年次評価は 全体の印象を基にするので 154 00:08:09,667 --> 00:08:12,667 バイアスを調べる培養皿のようなものですが 155 00:08:13,583 --> 00:08:16,476 簡潔で対象を絞った評価は 156 00:08:16,500 --> 00:08:20,476 感情に根付くグレイゾーンを消すのです 157 00:08:20,500 --> 00:08:23,934 今 いくつかの企業はバイアスに対抗するため 158 00:08:23,958 --> 00:08:26,518 これらの対策を意識的にとっています 159 00:08:26,542 --> 00:08:30,851 他の企業が宣伝に注力している間にです 160 00:08:30,875 --> 00:08:34,893 私たちは誰が正しく情報を得ているのか 知りたいと思いました 161 00:08:34,917 --> 00:08:37,726 まずフェイスブックで アンケートを実施しました 162 00:08:37,750 --> 00:08:39,768 ワークショップに参加した女性には 163 00:08:39,792 --> 00:08:43,893 自分を評価してくれる雇用主を どのように選ぶのか尋ねました 164 00:08:43,917 --> 00:08:46,476 最も多かった答えが 165 00:08:46,500 --> 00:08:48,226 「グーグル検索します」だったので 166 00:08:48,250 --> 00:08:50,268 グーグル検索もしました 167 00:08:50,292 --> 00:08:51,643 (笑) 168 00:08:51,667 --> 00:08:56,268 具体的には 「テック業界の女性にとって 最高の雇用主」と検索しました 169 00:08:56,292 --> 00:09:01,018 3つの全く異なるリストが出ました 170 00:09:01,042 --> 00:09:03,893 ある企業は1つのリストでトップにいましたが 171 00:09:03,917 --> 00:09:06,059 他のリストには全く出てきませんでした 172 00:09:06,083 --> 00:09:08,518 基準が無いリストもありました 173 00:09:08,542 --> 00:09:10,768 また広告もリストに入っていました 174 00:09:10,792 --> 00:09:12,042 お金を払っていたのです 175 00:09:13,667 --> 00:09:17,559 労働者と雇用主はどちらも 善意の範囲にとどまらず 176 00:09:17,583 --> 00:09:20,458 明確な基準を求めています 177 00:09:21,542 --> 00:09:26,851 環境への企業責任における LEED 認定は 透明性を確保するために 178 00:09:26,875 --> 00:09:31,643 認定を受けるのに必要な 具体的な方法を概説しています 179 00:09:31,667 --> 00:09:36,143 ジェンダー平等においても この種の マニュアルを企業が持つべきと考えました 180 00:09:36,167 --> 00:09:38,351 そこで 私たちの2つ目の行動として 181 00:09:38,375 --> 00:09:42,059 文化的な調整ダイヤルの 調査から得た学びを基に 182 00:09:42,083 --> 00:09:44,851 ワシントン大学と提携して 183 00:09:44,875 --> 00:09:48,309 米国企業のジェンダー平等のための 184 00:09:48,333 --> 00:09:51,809 初の認定規格を作りました 185 00:09:51,833 --> 00:09:57,351 (拍手) 186 00:09:57,375 --> 00:09:58,643 ありがとうございます 187 00:09:58,667 --> 00:10:01,476 (拍手) 188 00:10:01,500 --> 00:10:03,351 この規格を作るために 189 00:10:03,375 --> 00:10:06,976 何が大事で 何が大事ではないかを 知る必要がありました 190 00:10:07,000 --> 00:10:08,476 分かったのは 191 00:10:08,500 --> 00:10:12,309 女性社員の割合や取締役の女性の人数は 192 00:10:12,333 --> 00:10:14,601 大切ではないということです 193 00:10:14,625 --> 00:10:17,309 これらは虚栄の指標と言われます 194 00:10:17,333 --> 00:10:23,601 企業文化がバランスを失ったままでも お金で解決できる指標だからです 195 00:10:23,625 --> 00:10:26,726 大切で計測すべき要素は 196 00:10:26,750 --> 00:10:29,059 内部にあります 197 00:10:29,083 --> 00:10:30,476 例えば 198 00:10:30,500 --> 00:10:33,893 たとえ男女ともに同じ割合で 199 00:10:33,917 --> 00:10:36,809 指導者になれると回答がある組織でさえ 200 00:10:36,833 --> 00:10:41,393 男性の指導者は上席にいる傾向があります 201 00:10:41,417 --> 00:10:43,601 調査の結果を確かめると 202 00:10:43,625 --> 00:10:46,393 上席に同行する機会があったと 203 00:10:46,417 --> 00:10:50,333 答えた男性は2倍いました 204 00:10:51,708 --> 00:10:54,643 私たちはみな賃金格差については よく耳にしますが 205 00:10:54,667 --> 00:10:59,851 このような隠れた機会の格差も 同様に影響力があります 206 00:10:59,875 --> 00:11:02,226 そこで企業文化を評価するとき 207 00:11:02,250 --> 00:11:06,351 私たちは男女の経験格差を評価しています 208 00:11:06,375 --> 00:11:08,018 格差が小さいほど 209 00:11:08,042 --> 00:11:10,893 平等が企業文化の中心に近い位置づけです 210 00:11:10,917 --> 00:11:12,934 私たちは 211 00:11:12,958 --> 00:11:14,726 仕事場の文化に対する 212 00:11:14,750 --> 00:11:18,684 男女それぞれが最も重要視する 指標を探しました 213 00:11:18,708 --> 00:11:22,559 男性は一貫して3つの要素しか 考慮していませんでした 214 00:11:22,583 --> 00:11:25,101 一方で女性はたくさん 考慮することがありました 215 00:11:25,125 --> 00:11:27,893 共通していた要素は1つだけでした 216 00:11:27,917 --> 00:11:30,143 女性のリストの上位をあげると 217 00:11:30,167 --> 00:11:32,018 家族のための有給休暇 218 00:11:32,042 --> 00:11:34,143 被扶養者への医療保険 219 00:11:34,167 --> 00:11:39,768 意見がきちんと取り上げられ 貢献が適切に評価されること 220 00:11:39,792 --> 00:11:46,559 これらは 職場における平等の基準を 満たしているかどうかを測る― 221 00:11:46,583 --> 00:11:50,809 188の指標のうちの一部です 222 00:11:50,833 --> 00:11:53,726 何が重要かというデータに基づいています 223 00:11:53,750 --> 00:11:55,393 これらの要素は 224 00:11:55,417 --> 00:11:59,143 持続的な平等の文化を創っています 225 00:11:59,167 --> 00:12:01,893 一か月や四半期ではなく 226 00:12:01,917 --> 00:12:03,292 数年続くものです 227 00:12:05,208 --> 00:12:07,458 このことから何が分かるでしょうか 228 00:12:09,583 --> 00:12:13,976 現代の女性労働者は 頻繁にこう言われています 229 00:12:14,000 --> 00:12:16,643 「あなたは今やりたいことをなんでもできる 230 00:12:16,667 --> 00:12:18,125 自分次第だ」と 231 00:12:19,708 --> 00:12:21,393 有色人種の女性のような 232 00:12:21,417 --> 00:12:24,143 賃金格差が大きい人でさえ 233 00:12:24,167 --> 00:12:25,417 聞いたことがあります 234 00:12:26,417 --> 00:12:31,583 最低賃金労働者の3分の2は女性ですが みんな聞いたことがあります 235 00:12:32,583 --> 00:12:35,643 性別が男女に特定できず 236 00:12:35,667 --> 00:12:37,309 職場で自分を隠している人も 237 00:12:37,333 --> 00:12:38,601 聞いたことがあります 238 00:12:38,625 --> 00:12:41,518 あなたが今やりたいことは なんでもできるよ 自分次第だ と 239 00:12:41,542 --> 00:12:43,059 さんざん耳にしてきましたが 240 00:12:43,083 --> 00:12:46,083 今度は私たちの企業がそのセリフを聞く時だと思っています 241 00:12:47,417 --> 00:12:51,768 職場でのバイアスを取り除くことは 困難な課題です 242 00:12:51,792 --> 00:12:55,684 しかし私たちは半分の人が 無視され続けていることを 243 00:12:55,708 --> 00:12:57,125 放っておけません 244 00:12:58,333 --> 00:13:01,893 私たちは本当に変わるための フレームワークを企業に与えました 245 00:13:01,917 --> 00:13:05,309 企業は今やりたいことをなんでもできます 246 00:13:05,333 --> 00:13:07,351 自分次第ですよ 247 00:13:07,375 --> 00:13:08,643 ありがとう 248 00:13:08,667 --> 00:13:13,042 (拍手)