1
00:00:00,000 --> 00:00:02,000
世界はすごい早さで

2
00:00:02,000 --> 00:00:05,000
変化し続けています

3
00:00:05,000 --> 00:00:07,000
こちらをご覧ください

4
00:00:07,000 --> 00:00:09,000
2025年には

5
00:00:09,000 --> 00:00:11,000
ゴールドマンサックスの推定によると

6
00:00:11,000 --> 00:00:13,000
中国経済は

7
00:00:13,000 --> 00:00:16,000
アメリカの経済と規模に並ぶと予測されています

8
00:00:16,000 --> 00:00:19,000
さらに

9
00:00:19,000 --> 00:00:21,000
2050年には

10
00:00:21,000 --> 00:00:24,000
中国の経済規模は

11
00:00:24,000 --> 00:00:27,000
アメリカの２倍になると予測され

12
00:00:27,000 --> 00:00:29,000
インドもまた　アメリカ経済に

13
00:00:29,000 --> 00:00:32,000
並ぶと推定されています

14
00:00:32,000 --> 00:00:34,000
ここで忘れてはいけないのは

15
00:00:34,000 --> 00:00:36,000
この予測がなされたのは

16
00:00:36,000 --> 00:00:39,000
金融危機がおこる前だったという事です

17
00:00:39,000 --> 00:00:41,000
数週間前に

18
00:00:41,000 --> 00:00:43,000
最新の予想を見ていたのですが

19
00:00:43,000 --> 00:00:45,000
BNPパリバによれば

20
00:00:45,000 --> 00:00:48,000
中国経済が

21
00:00:48,000 --> 00:00:50,000
アメリカの規模を

22
00:00:50,000 --> 00:00:52,000
超える時についての予想でした。

23
00:00:52,000 --> 00:00:56,000
ゴールドマンサックスは2027年と予想しました。

24
00:00:56,000 --> 00:00:59,000
金融危機後の推定は

25
00:00:59,000 --> 00:01:02,000
2020年です。

26
00:01:02,000 --> 00:01:04,000
今からほんの10年先の話です。

27
00:01:04,000 --> 00:01:08,000
中国が世界を変え、

28
00:01:08,000 --> 00:01:11,000
特に２つの事が大きく変わるでしょう。

29
00:01:11,000 --> 00:01:13,000
まず最初に

30
00:01:13,000 --> 00:01:15,000
中国は大きな発展途上国で

31
00:01:15,000 --> 00:01:19,000
人口は130億人にもなり、

32
00:01:19,000 --> 00:01:22,000
過去30年間でどんどん増え

33
00:01:22,000 --> 00:01:24,000
一年に約10％増加しています

34
00:01:24,000 --> 00:01:26,000
これから10年の間に

35
00:01:26,000 --> 00:01:30,000
中国の経済は世界一の規模になるのです

36
00:01:30,000 --> 00:01:33,000
現代にいたるまで

37
00:01:33,000 --> 00:01:36,000
先進国ではなくて

38
00:01:36,000 --> 00:01:38,000
発展途上にある国が

39
00:01:38,000 --> 00:01:41,000
世界一の経済大国となることはありませんでした

40
00:01:42,000 --> 00:01:44,000
さらに

41
00:01:44,000 --> 00:01:46,000
初めて

42
00:01:46,000 --> 00:01:48,000
世界の覇権を握るのは

43
00:01:48,000 --> 00:01:51,000
私は中国になると思っているのですが

44
00:01:51,000 --> 00:01:54,000
それが西欧から

45
00:01:54,000 --> 00:01:58,000
全く異なる文明圏へとうつるのです

46
00:01:58,000 --> 00:02:02,000
現在　西洋で一般的には

47
00:02:02,000 --> 00:02:05,000
国家の近代化は

48
00:02:05,000 --> 00:02:07,000
西洋化を意味してきました

49
00:02:07,000 --> 00:02:09,000
これは幻想にすぎません

50
00:02:09,000 --> 00:02:11,000
近代化は

51
00:02:11,000 --> 00:02:14,000
競争　市場　技術の産出物だと考えられています

52
00:02:14,000 --> 00:02:16,000
しかし　近代化は

53
00:02:16,000 --> 00:02:18,000
歴史や文化からももたらされるのです

54
00:02:18,000 --> 00:02:21,000
中国は西洋とは違い

55
00:02:21,000 --> 00:02:24,000
また　これからも独自の路線を歩む

56
00:02:24,000 --> 00:02:26,000
中国はこれからも抜本的な尊敬の念を集めつづけ

57
00:02:26,000 --> 00:02:28,000
独自の路線を歩むでしょう

58
00:02:28,000 --> 00:02:31,000
ここでは、明らかに大きな疑問が出てきます

59
00:02:31,000 --> 00:02:33,000
どうやって中国を理解できるのでしょうか

60
00:02:33,000 --> 00:02:35,000
中国という国を理解するためにどのように努力すればよいでしょうか

61
00:02:35,000 --> 00:02:38,000
現時点で西側諸国にある問題は全体的にみて

62
00:02:38,000 --> 00:02:40,000
独創性のないアプローチなのです

63
00:02:40,000 --> 00:02:42,000
それは西側諸国のアイデアを使って

64
00:02:42,000 --> 00:02:45,000
西側の言葉で中国を理解しているからなのです

65
00:02:45,000 --> 00:02:47,000
それでは理解できないんです

66
00:02:47,000 --> 00:02:49,000
で、ここで私は

67
00:02:49,000 --> 00:02:51,000
３つの基礎的事項をあなた方に提供したいと思います

68
00:02:51,000 --> 00:02:54,000
中国という国を理解しようとするためのものです

69
00:02:54,000 --> 00:02:56,000
まずきっかけとしてです

70
00:02:56,000 --> 00:02:58,000
最初の一つは

71
00:02:58,000 --> 00:03:01,000
中国はそれほど民族国家ではありません

72
00:03:01,000 --> 00:03:03,000
オーケー、中国は過去数百年間

73
00:03:03,000 --> 00:03:05,000
民族国家として呼ばれていますよね

74
00:03:05,000 --> 00:03:07,000
しかし、中国について何かを知っている人は皆、

75
00:03:07,000 --> 00:03:09,000
これよりずっと昔から中国があることを知っています

76
00:03:09,000 --> 00:03:12,000
これは秦王朝が勝利を得た時の中国です

77
00:03:12,000 --> 00:03:15,000
紀元前２２１年、戦国時代が終わった時、

78
00:03:15,000 --> 00:03:17,000
現代中国の始まりです

79
00:03:17,000 --> 00:03:20,000
現在の中国の境界と違うのがわかると思います

80
00:03:20,000 --> 00:03:22,000
漢王朝のすぐ後、

81
00:03:22,000 --> 00:03:24,000
それでも２０００年前です

82
00:03:24,000 --> 00:03:26,000
見てわかるとおり、すでに私たちが知っている

83
00:03:26,000 --> 00:03:28,000
西中国を占拠しているのがわかります

84
00:03:28,000 --> 00:03:31,000
西中国は今でもほとんどの中国人が

85
00:03:31,000 --> 00:03:33,000
住んでいる所です

86
00:03:33,000 --> 00:03:35,000
では、何がすごいのかというと、

87
00:03:35,000 --> 00:03:38,000
中国が中国であるという感覚、

88
00:03:38,000 --> 00:03:41,000
中国人が

89
00:03:41,000 --> 00:03:44,000
中国人であるという感覚は

90
00:03:44,000 --> 00:03:46,000
過去数百年から来ているわけでもなく、

91
00:03:46,000 --> 00:03:48,000
民族時代から来ているわけでもないんです

92
00:03:48,000 --> 00:03:51,000
これは西側諸国でそう思われていますけれどね

93
00:03:51,000 --> 00:03:53,000
こういった感覚は

94
00:03:53,000 --> 00:03:55,000
文明国家が始まった時からずっと続いているのです

95
00:03:55,000 --> 00:03:58,000
例えば、私はこう考えています

96
00:03:58,000 --> 00:04:01,000
先祖を大切にするというような週間は

97
00:04:01,000 --> 00:04:04,000
中国、家族にとって

98
00:04:04,000 --> 00:04:07,000
とても独特な概念です

99
00:04:07,000 --> 00:04:09,000
人脈のような社会的な関係、

100
00:04:09,000 --> 00:04:11,000
儒教などもそうです

101
00:04:11,000 --> 00:04:13,000
これらすべては

102
00:04:13,000 --> 00:04:16,000
この現代中国が始まったころからのものなんです

103
00:04:16,000 --> 00:04:19,000
言いかえれば、中国は西側諸国やその他の多くの国とは違って

104
00:04:19,000 --> 00:04:22,000
文明開化という感覚、

105
00:04:22,000 --> 00:04:24,000
文明が開化したという存在から成り立っているのです

106
00:04:24,000 --> 00:04:26,000
民族国家というのとは違うのです

107
00:04:26,000 --> 00:04:29,000
もう一つ付け加えたいことがあります

108
00:04:29,000 --> 00:04:31,000
もちろん私たちは中国がとてつもなく広大だと知っています

109
00:04:31,000 --> 00:04:34,000
人種的にも、地理的にもです

110
00:04:34,000 --> 00:04:37,000
１３億人もの人口があります

111
00:04:37,000 --> 00:04:40,000
私たちがあまり

112
00:04:40,000 --> 00:04:42,000
気づいていないのは

113
00:04:42,000 --> 00:04:44,000
中国は非常に多様性があり

114
00:04:44,000 --> 00:04:46,000
多元的でもあり、

115
00:04:46,000 --> 00:04:48,000
そして多くの点でとても分散しています

116
00:04:48,000 --> 00:04:51,000
この大きな規模では、北京からだけでは制御できません

117
00:04:51,000 --> 00:04:54,000
こういった事はあると私たちが思っていてもです

118
00:04:54,000 --> 00:04:57,000
そんなことは絶対にないんです

119
00:04:58,000 --> 00:05:00,000
で、これが民族国家というよりも

120
00:05:00,000 --> 00:05:02,000
文明国家の中国です

121
00:05:02,000 --> 00:05:04,000
これはどういう意味なのでしょうか

122
00:05:04,000 --> 00:05:06,000
これにはとても深い意味があると思います

123
00:05:06,000 --> 00:05:08,000
短く言って、二つあります

124
00:05:08,000 --> 00:05:10,000
最初の一つは

125
00:05:10,000 --> 00:05:14,000
中国人が政治的に最も重要視しているのは

126
00:05:14,000 --> 00:05:16,000
中国文明の

127
00:05:16,000 --> 00:05:18,000
存続と

128
00:05:18,000 --> 00:05:20,000
団結なんです

129
00:05:20,000 --> 00:05:23,000
２０００年前に欧州では

130
00:05:23,000 --> 00:05:26,000
ローマ帝国が崩壊しました

131
00:05:26,000 --> 00:05:29,000
それ以来ずっと欧州は分化されたままです

132
00:05:29,000 --> 00:05:31,000
中国は同じ時代に

133
00:05:31,000 --> 00:05:33,000
全く逆の方向に進みました

134
00:05:33,000 --> 00:05:36,000
この巨大な文明を続けるのに

135
00:05:36,000 --> 00:05:39,000
大変な苦しみを伴いました

136
00:05:39,000 --> 00:05:41,000
２つ目は

137
00:05:41,000 --> 00:05:43,000
より客観的かもしれません

138
00:05:43,000 --> 00:05:45,000
香港のことです

139
00:05:45,000 --> 00:05:48,000
１９９７年に英国が香港を

140
00:05:48,000 --> 00:05:50,000
中国に返還したのを覚えていますか？

141
00:05:50,000 --> 00:05:52,000
あなた方は

142
00:05:52,000 --> 00:05:54,000
中国の法案を覚えているかもしれませんね

143
00:05:54,000 --> 00:05:56,000
一つの国、二つのシステム

144
00:05:56,000 --> 00:05:58,000
そして、西側諸国のほとんどの人が

145
00:05:58,000 --> 00:06:00,000
彼らを信じてないと、賭けてもいいです

146
00:06:00,000 --> 00:06:02,000
外見を取りつくろうこと

147
00:06:02,000 --> 00:06:04,000
中国が香港に手をかけたとき、

148
00:06:04,000 --> 00:06:06,000
そうすることができなかったんです

149
00:06:06,000 --> 00:06:08,000
１３年間

150
00:06:08,000 --> 00:06:10,000
香港の法律や政治システムは

151
00:06:10,000 --> 00:06:13,000
1997年と今では全く違うのです

152
00:06:13,000 --> 00:06:16,000
私たちは間違っていた。なぜ間違っていたのでしょうか

153
00:06:16,000 --> 00:06:19,000
私たちが中国を民族国家だと

154
00:06:19,000 --> 00:06:21,000
思っていたからです

155
00:06:21,000 --> 00:06:23,000
１９９０年のドイツ統一を考えて下さい

156
00:06:23,000 --> 00:06:25,000
何が起こったでしょうか

157
00:06:25,000 --> 00:06:27,000
基本的には、東側が西ドイツに飲み込まれたのです

158
00:06:27,000 --> 00:06:29,000
一つの国、一つのシステムです

159
00:06:29,000 --> 00:06:32,000
精神的には、民族国家というわけです

160
00:06:32,000 --> 00:06:35,000
しかし、中国のような

161
00:06:35,000 --> 00:06:37,000
文明国家では

162
00:06:37,000 --> 00:06:40,000
一つの文明、一つのシステムだけでは制御できないのです

163
00:06:40,000 --> 00:06:42,000
うまくいかないのです

164
00:06:42,000 --> 00:06:45,000
このため、中国の反応は

165
00:06:45,000 --> 00:06:47,000
香港にとっては疑問なわけです

166
00:06:47,000 --> 00:06:49,000
それは台湾にとって疑問になるのと同じように

167
00:06:49,000 --> 00:06:51,000
自然な反応なのです

168
00:06:51,000 --> 00:06:54,000
一つの文明、多くのシステムというわけです

169
00:06:54,000 --> 00:06:56,000
もう一つ中国を理解しようとするために

170
00:06:56,000 --> 00:06:58,000
必要な事項を一つ言わせて下さい

171
00:06:58,000 --> 00:07:01,000
これはあまり気持ちのよいものではないかもしれません

172
00:07:01,000 --> 00:07:03,000
中国人は他の国々と比べると

173
00:07:03,000 --> 00:07:05,000
人種に関して

174
00:07:05,000 --> 00:07:08,000
とても、とても異なる概念を持っています

175
00:07:08,000 --> 00:07:10,000
ご存じでしょうか

176
00:07:10,000 --> 00:07:13,000
中国の１３億人のうち

177
00:07:13,000 --> 00:07:15,000
９０パーセントは

178
00:07:15,000 --> 00:07:18,000
自分達は漢民族に

179
00:07:18,000 --> 00:07:20,000
属していると思っています

180
00:07:20,000 --> 00:07:22,000
これは人口の多い他の国と比べると

181
00:07:22,000 --> 00:07:25,000
全く異なるものです

182
00:07:25,000 --> 00:07:27,000
インド、アメリカ合衆国、

183
00:07:27,000 --> 00:07:30,000
インドネシア、ブラジル

184
00:07:30,000 --> 00:07:33,000
これらすべての国は多民族国家です

185
00:07:33,000 --> 00:07:36,000
中国人はそんな風に思ってはいないのです

186
00:07:36,000 --> 00:07:38,000
中国は多民族国家です

187
00:07:38,000 --> 00:07:41,000
辺縁では本当にそうです

188
00:07:41,000 --> 00:07:43,000
なぜなのでしょうか

189
00:07:43,000 --> 00:07:45,000
私が思うに、結局は

190
00:07:45,000 --> 00:07:48,000
文明国家が理由なのです

191
00:07:48,000 --> 00:07:51,000
少なくとも２０００年の間

192
00:07:51,000 --> 00:07:53,000
占領、

193
00:07:53,000 --> 00:07:55,000
統一などが繰り返されてきました

194
00:07:55,000 --> 00:07:57,000
その過程の中で

195
00:07:57,000 --> 00:08:00,000
この漢民族という概念が産まれ

196
00:08:00,000 --> 00:08:02,000
そしてもちろん、それは

197
00:08:02,000 --> 00:08:05,000
文明のアイデンティティという強い念によって

198
00:08:05,000 --> 00:08:08,000
温存され成長してきたのです

199
00:08:08,000 --> 00:08:11,000
では、この歴史的な体験の大きな利点は

200
00:08:11,000 --> 00:08:15,000
漢民族がいなければ

201
00:08:15,000 --> 00:08:17,000
中国は絶対に一つの国家としてまとまることができなかったのです

202
00:08:17,000 --> 00:08:20,000
漢というアイデンティティは

203
00:08:20,000 --> 00:08:23,000
この国を一つにするセメントとなってきたのです

204
00:08:23,000 --> 00:08:25,000
デメリットはというと

205
00:08:25,000 --> 00:08:27,000
漢民族というのは、文化の違いに関して言えば

206
00:08:27,000 --> 00:08:29,000
とても弱い概念だということです

207
00:08:29,000 --> 00:08:32,000
漢民族は本当に

208
00:08:32,000 --> 00:08:34,000
自分達の優位性を信じています

209
00:08:34,000 --> 00:08:36,000
そして、漢民族はそうでない民族に対して

210
00:08:36,000 --> 00:08:38,000
失礼なのです

211
00:08:38,000 --> 00:08:40,000
ウイグル民族やチベット民族

212
00:08:40,000 --> 00:08:43,000
に対する態度などがその例です

213
00:08:44,000 --> 00:08:46,000
３つ目の重要な要素を言わせて下さい

214
00:08:46,000 --> 00:08:48,000
それは中国という国家です

215
00:08:48,000 --> 00:08:50,000
現在では、中国の

216
00:08:50,000 --> 00:08:53,000
国家と社会の関係は

217
00:08:53,000 --> 00:08:56,000
西側諸国とはとても異なるものです

218
00:08:57,000 --> 00:08:59,000
私たち西側諸国の人間は

219
00:08:59,000 --> 00:09:01,000
驚くほどに、少なくとも最近はですが

220
00:09:01,000 --> 00:09:05,000
国家の権力と合法性は

221
00:09:05,000 --> 00:09:08,000
民主化の一つの機能だと思っています

222
00:09:08,000 --> 00:09:10,000
この提案の問題は

223
00:09:10,000 --> 00:09:14,000
中国の国家は

224
00:09:14,000 --> 00:09:16,000
合法性と

225
00:09:16,000 --> 00:09:18,000
権力を

226
00:09:18,000 --> 00:09:21,000
西側諸国よりも

227
00:09:21,000 --> 00:09:23,000
ずっと

228
00:09:23,000 --> 00:09:26,000
楽しんでいるということです

229
00:09:27,000 --> 00:09:29,000
この理由は

230
00:09:29,000 --> 00:09:31,000
それはなぜかというと

231
00:09:31,000 --> 00:09:33,000
私は二つの理由があるからだと思うのです

232
00:09:33,000 --> 00:09:35,000
明らかにこれは民主主義とは関係ない

233
00:09:35,000 --> 00:09:38,000
なぜなら、私たちの考えでは中国は民主主義ではないと思っているからです

234
00:09:38,000 --> 00:09:40,000
この理由は

235
00:09:40,000 --> 00:09:43,000
まず最初に、中国という国家は

236
00:09:43,000 --> 00:09:46,000
とても特別な―

237
00:09:46,000 --> 00:09:48,000
特別な重要性を重んじています

238
00:09:48,000 --> 00:09:50,000
文明国家の

239
00:09:50,000 --> 00:09:53,000
代表として、

240
00:09:53,000 --> 00:09:55,000
保護者という

241
00:09:55,000 --> 00:09:58,000
具象としてです

242
00:09:58,000 --> 00:10:00,000
ここまでが中国がスピリチュアルな役割として

243
00:10:00,000 --> 00:10:03,000
行けるところです

244
00:10:04,000 --> 00:10:06,000
二つ目の理由として

245
00:10:06,000 --> 00:10:08,000
欧州、

246
00:10:08,000 --> 00:10:10,000
北米では

247
00:10:10,000 --> 00:10:13,000
国家の権力は常に挑発されます

248
00:10:13,000 --> 00:10:15,000
欧州の慣例では

249
00:10:15,000 --> 00:10:17,000
歴史的には教会、

250
00:10:17,000 --> 00:10:19,000
貴族階級

251
00:10:19,000 --> 00:10:21,000
商人などに対するものでした

252
00:10:21,000 --> 00:10:23,000
１０００年以上

253
00:10:23,000 --> 00:10:25,000
中国国家の権力は

254
00:10:25,000 --> 00:10:27,000
挑発されたことはありません

255
00:10:27,000 --> 00:10:30,000
中国国家には大きなライバルはいなかったのです

256
00:10:31,000 --> 00:10:33,000
そのため、

257
00:10:33,000 --> 00:10:37,000
中国で権力が構築される方法は

258
00:10:37,000 --> 00:10:39,000
私たち西側諸国の経験とは

259
00:10:39,000 --> 00:10:42,000
大きく異なるものだったのです

260
00:10:42,000 --> 00:10:44,000
ところで、結果は

261
00:10:44,000 --> 00:10:48,000
中国人は国家に対してとても異なる視点を持つことになったのです

262
00:10:49,000 --> 00:10:52,000
私たちは侵略者として国家を見なすことがあるのに対して

263
00:10:52,000 --> 00:10:55,000
よそ者、

264
00:10:55,000 --> 00:10:57,000
その権力が制限される、

265
00:10:57,000 --> 00:11:00,000
もしくは拘束、明確にされる必要がある

266
00:11:00,000 --> 00:11:02,000
組織として見る傾向があります

267
00:11:02,000 --> 00:11:04,000
中国人は国家を全くそのように見ることはないのです

268
00:11:04,000 --> 00:11:07,000
中国人は国家を

269
00:11:07,000 --> 00:11:10,000
親しい友人―ただの親友としてではなく

270
00:11:10,000 --> 00:11:12,000
家族の一員として―

271
00:11:12,000 --> 00:11:14,000
家族の一員という事実だけではなく

272
00:11:14,000 --> 00:11:16,000
世帯主、

273
00:11:16,000 --> 00:11:18,000
家長として見ているのです

274
00:11:18,000 --> 00:11:21,000
これが中国人の国家に対する見方です

275
00:11:21,000 --> 00:11:23,000
私たちとは本当に異なります

276
00:11:23,000 --> 00:11:26,000
この見方は、西側諸国とは

277
00:11:26,000 --> 00:11:28,000
違った方法で

278
00:11:28,000 --> 00:11:30,000
組み込まれているのです

279
00:11:30,000 --> 00:11:33,000
私たちがここで実際に扱っているのは

280
00:11:33,000 --> 00:11:36,000
中国人から見たら

281
00:11:36,000 --> 00:11:38,000
とても新しい次元の事なのです

282
00:11:38,000 --> 00:11:40,000
これは私たちが知っている過去の中でも

283
00:11:40,000 --> 00:11:43,000
全く違うものなのです

284
00:11:44,000 --> 00:11:47,000
中国が市場と国家を信じていることを知っておいて下さい

285
00:11:47,000 --> 00:11:49,000
アダム・スミスは

286
00:11:49,000 --> 00:11:52,000
すでに１８世紀後半で

287
00:11:52,000 --> 00:11:54,000
”中国市場は欧州のどの市場よりも

288
00:11:54,000 --> 00:11:56,000
規模が大きく、開発が進み、

289
00:11:56,000 --> 00:11:58,000
洗練されているのです

290
00:11:58,000 --> 00:12:00,000
毛沢東の時代とは別に

291
00:12:00,000 --> 00:12:02,000
多かれ少なかれ市場は毛沢東の時代からそうだったんです

292
00:12:02,000 --> 00:12:04,000
しかし、これが

293
00:12:04,000 --> 00:12:08,000
非常に強く、偏在的な州と組み合わさったのです

294
00:12:08,000 --> 00:12:10,000
州は中国のどこにでもありました

295
00:12:10,000 --> 00:12:12,000
中国の主要企業の

296
00:12:12,000 --> 00:12:15,000
多くは依然として国有です

297
00:12:15,000 --> 00:12:18,000
レノボのような個人事業は、大企業ですが、

298
00:12:18,000 --> 00:12:20,000
多くの面で国の支援に依存しています

299
00:12:20,000 --> 00:12:22,000
経済の目標などは

300
00:12:22,000 --> 00:12:24,000
政府が決定するのです

301
00:12:24,000 --> 00:12:26,000
そして、もちろん州の自治権はいろいろな部門に流れます

302
00:12:26,000 --> 00:12:28,000
私たちがすでに知っているように―

303
00:12:28,000 --> 00:12:30,000
１人っこ政策が例です

304
00:12:30,000 --> 00:12:33,000
その上、これはとても古い国の週間なのです

305
00:12:33,000 --> 00:12:35,000
とても古い国政の一つです

306
00:12:35,000 --> 00:12:38,000
もう少し説明が必要であれば

307
00:12:38,000 --> 00:12:40,000
万里の長城がそうです

308
00:12:40,000 --> 00:12:42,000
またこのほかにも大運河がそうです

309
00:12:42,000 --> 00:12:44,000
大運河は最初の例で

310
00:12:44,000 --> 00:12:46,000
紀元前５世紀に作られ

311
00:12:46,000 --> 00:12:48,000
ついに

312
00:12:48,000 --> 00:12:50,000
紀元７世紀に終わりました

313
00:12:50,000 --> 00:12:54,000
これは１１１４マイルもあり

314
00:12:54,000 --> 00:12:56,000
北京から

315
00:12:56,000 --> 00:12:59,000
杭州、上海を結ぶものです

316
00:12:59,000 --> 00:13:01,000
このため、中国には、

317
00:13:01,000 --> 00:13:04,000
国家のインフラ増強計画に関する

318
00:13:04,000 --> 00:13:06,000
長い歴史があったのです

319
00:13:06,000 --> 00:13:09,000
それは、われわれが現在、目にしている光景を説明するのを容易にしてくれます

320
00:13:09,000 --> 00:13:11,000
例えば、三峡ダムのようなものです

321
00:13:11,000 --> 00:13:13,000
他にもたくさんありますが

322
00:13:13,000 --> 00:13:15,000
中国内の国家の力を

323
00:13:15,000 --> 00:13:17,000
示すものです

324
00:13:17,000 --> 00:13:20,000
中国との違いを理解しようと努力する上で

325
00:13:20,000 --> 00:13:23,000
３つの重要事項をこれまで説明しました

326
00:13:23,000 --> 00:13:26,000
文明国家、

327
00:13:26,000 --> 00:13:28,000
人種に対する概念と

328
00:13:28,000 --> 00:13:30,000
国家の状態、

329
00:13:30,000 --> 00:13:33,000
それと社会との関係についてでした

330
00:13:33,000 --> 00:13:36,000
そして、全体的に見てもやはり私たちは

331
00:13:36,000 --> 00:13:40,000
中国を理解しようと考える時

332
00:13:40,000 --> 00:13:43,000
西側諸国のこれまでの体験を重ね、

333
00:13:43,000 --> 00:13:46,000
西側諸国の概念を使い

334
00:13:46,000 --> 00:13:48,000
西側諸国の視点から見ようとします

335
00:13:48,000 --> 00:13:50,000
なぜ中国の事を全く不正確に

336
00:13:50,000 --> 00:13:53,000
見てしまうのかご存じになりたかったら―

337
00:13:53,000 --> 00:13:56,000
中国がこれからどのようになるのかという予想が見事に外れている

338
00:13:56,000 --> 00:14:00,000
これが理由です

339
00:14:00,000 --> 00:14:02,000
残念なことに

340
00:14:02,000 --> 00:14:05,000
私が思っていることを言わないといけませんが

341
00:14:05,000 --> 00:14:07,000
中国に対する態度というものが

342
00:14:07,000 --> 00:14:10,000
少し西洋精神だということなのです

343
00:14:10,000 --> 00:14:12,000
これは少し傲慢です

344
00:14:12,000 --> 00:14:14,000
私たちが一番だと考えている

345
00:14:14,000 --> 00:14:16,000
という点で傲慢なのです

346
00:14:16,000 --> 00:14:19,000
そして私たちは世界的な視点を持っているのです

347
00:14:20,000 --> 00:14:22,000
第２に、無知なのです

348
00:14:22,000 --> 00:14:25,000
私たちは違いを認めることを

349
00:14:25,000 --> 00:14:27,000
拒否します

350
00:14:27,000 --> 00:14:29,000
ここの興味深い一文があります

351
00:14:29,000 --> 00:14:32,000
アメリカ人の歴史家、ポール・コーエンの本の一文です

352
00:14:32,000 --> 00:14:35,000
ポール・コーエンは

353
00:14:35,000 --> 00:14:39,000
西洋は自分のことを

354
00:14:39,000 --> 00:14:41,000
おそらく全ての文化の中で

355
00:14:41,000 --> 00:14:43,000
一番先端にあると思っている

356
00:14:43,000 --> 00:14:45,000
そうではない

357
00:14:45,000 --> 00:14:47,000
多くの点で

358
00:14:47,000 --> 00:14:49,000
西洋は視野が最も狭い

359
00:14:49,000 --> 00:14:52,000
２００年もの間

360
00:14:52,000 --> 00:14:55,000
西側諸国は世界を征服してきた

361
00:14:55,000 --> 00:14:57,000
他の文化や

362
00:14:57,000 --> 00:15:00,000
文明を理解するのに

363
00:15:00,000 --> 00:15:02,000
その征服は必要とされていなかった

364
00:15:02,000 --> 00:15:04,000
結局のところ、

365
00:15:04,000 --> 00:15:07,000
文化は、必要なら力ずくで

366
00:15:07,000 --> 00:15:09,000
好きなように動くからです

367
00:15:09,000 --> 00:15:11,000
このような文化が―

368
00:15:11,000 --> 00:15:14,000
実際には残りすべての世界は実際―

369
00:15:14,000 --> 00:15:17,000
西側諸国と比べて、とても弱い立場にありましたが

370
00:15:17,000 --> 00:15:20,000
こういった国は西側諸国を理解するように強いられてきました

371
00:15:20,000 --> 00:15:23,000
なぜなら、社会の中に西洋の存在があったからです

372
00:15:23,000 --> 00:15:26,000
それゆえ、結果的に

373
00:15:26,000 --> 00:15:29,000
西側諸国よりも多くの点で近代化したのです

374
00:15:29,000 --> 00:15:31,000
東アジアの例を考えてみて下さい

375
00:15:31,000 --> 00:15:34,000
東アジア：日本、韓国、中国など

376
00:15:34,000 --> 00:15:36,000
世界人口の３分の１はこれらの国に住んでいます

377
00:15:36,000 --> 00:15:38,000
現在は世界最大の経済区域です

378
00:15:38,000 --> 00:15:40,000
では、お伝えしましょう

379
00:15:40,000 --> 00:15:42,000
東アジア人、東アジア出身の人は

380
00:15:42,000 --> 00:15:44,000
西洋について

381
00:15:44,000 --> 00:15:46,000
西洋の人が東アジアについて持っている知識よりも

382
00:15:46,000 --> 00:15:50,000
ずっと多くのことを知っています

383
00:15:50,000 --> 00:15:53,000
残念なことに、この点は今現在の状態と

384
00:15:53,000 --> 00:15:55,000
とても密接につながっています

385
00:15:55,000 --> 00:15:58,000
なぜなら、何が起こっているのでしょう？最初のチャートに戻ってみましょうか―

386
00:15:58,000 --> 00:16:00,000
ゴールドマン・サックスのチャートです

387
00:16:00,000 --> 00:16:02,000
何が起こっているかというと

388
00:16:02,000 --> 00:16:05,000
歴史的な視点からみると、非常に早い速度で

389
00:16:05,000 --> 00:16:08,000
世界は動かされ、

390
00:16:08,000 --> 00:16:10,000
形づくられています

391
00:16:10,000 --> 00:16:12,000
それは古い先進国ではなく

392
00:16:12,000 --> 00:16:14,000
発展途上国によってです

393
00:16:14,000 --> 00:16:16,000
私たちはこれを

394
00:16:16,000 --> 00:16:18,000
Ｇ２０という言葉に見ることができますね―

395
00:16:18,000 --> 00:16:21,000
Ｇ７、もしくはＧ８から

396
00:16:21,000 --> 00:16:24,000
非常に早い速度でＧ２０になりました

397
00:16:25,000 --> 00:16:28,000
そして、２つの結論がもたらされました

398
00:16:28,000 --> 00:16:30,000
一つ目は、西側諸国は

399
00:16:30,000 --> 00:16:32,000
急速に世界に対する

400
00:16:32,000 --> 00:16:34,000
影響力を失っています

401
00:16:34,000 --> 00:16:37,000
１年前、この事に関してドラマチックな説明があったんです

402
00:16:37,000 --> 00:16:39,000
コペンハーゲンでの温暖化会議でですね

403
00:16:39,000 --> 00:16:41,000
ヨーロッパは最後の交渉の場にいませんでした

404
00:16:41,000 --> 00:16:43,000
最後にこんなことが起こったのはいつでしたかね？

405
00:16:43,000 --> 00:16:46,000
おそらく２００年くらい前だったと賭けてもいいです

406
00:16:46,000 --> 00:16:49,000
そして、これが将来起こることなのです

407
00:16:49,000 --> 00:16:51,000
２つ目の結論として

408
00:16:51,000 --> 00:16:54,000
この世界は、結果として

409
00:16:54,000 --> 00:16:58,000
私たちにとって見慣れないものになるというのは避けられないことです

410
00:16:58,000 --> 00:17:01,000
なぜなら世界は私たちにあまりなじみがなく、精通していない

411
00:17:01,000 --> 00:17:04,000
文化や経験、歴史に

412
00:17:04,000 --> 00:17:06,000
形作られていくことになるからです

413
00:17:06,000 --> 00:17:08,000
最終的に、残念ながら―私は欧州と

414
00:17:08,000 --> 00:17:10,000
アメリカを少し違った視点でみてみると―

415
00:17:10,000 --> 00:17:13,000
私はヨーロッパ人が非常に

416
00:17:13,000 --> 00:17:16,000
無知だと言わなくてはならない

417
00:17:16,000 --> 00:17:18,000
ヨーロッパ人は気づいていません

418
00:17:18,000 --> 00:17:21,000
世界がどのように変わっているかを

419
00:17:21,000 --> 00:17:24,000
一部の人は―私は中国に住んでいるイギリス人の友人がいます

420
00:17:24,000 --> 00:17:27,000
彼は「大陸は、忘却に向かって夢中歩行している」と言いました

421
00:17:29,000 --> 00:17:31,000
もしかしたら、これは本当かもしれない

422
00:17:31,000 --> 00:17:33,000
もしかしたら、誇張かもしれない

423
00:17:33,000 --> 00:17:36,000
しかし、これには他の問題もあるのです―

424
00:17:36,000 --> 00:17:39,000
欧州は世界の実態を把握していない―

425
00:17:39,000 --> 00:17:42,000
そしてこの事実は

426
00:17:42,000 --> 00:17:44,000
未来の感覚を失うという意味でもあります

427
00:17:44,000 --> 00:17:47,000
もちろん、欧州はかつて未来を統括していました

428
00:17:47,000 --> 00:17:49,000
自信をもってです

429
00:17:49,000 --> 00:17:52,000
１９世紀がまさにそうでした

430
00:17:52,000 --> 00:17:55,000
悲しいことに、これはもう事実ではありません

431
00:17:55,000 --> 00:17:58,000
もし未来を感じ、味わってみたいのなら

432
00:17:58,000 --> 00:18:01,000
中国を試してみて下さい―古い儒教があります

433
00:18:01,000 --> 00:18:03,000
これは、今までに見たことのない

434
00:18:03,000 --> 00:18:05,000
鉄道の駅のようなものです

435
00:18:05,000 --> 00:18:07,000
駅のようにさえ見えないでしょう

436
00:18:07,000 --> 00:18:09,000
これは広州にある高速特急の

437
00:18:09,000 --> 00:18:11,000
新しい駅です

438
00:18:11,000 --> 00:18:13,000
中国はすでに世界中のどの国よりも

439
00:18:13,000 --> 00:18:15,000
大きなネットワークを持っています

440
00:18:15,000 --> 00:18:19,000
中国は今後、世界中のネットワークを全て合わせたものよりも大きなネットワークを持つでしょう

441
00:18:19,000 --> 00:18:21,000
こんなものもあります：これはアイデアにいすぎないのですが

442
00:18:21,000 --> 00:18:24,000
一時期、北京の郊外で

443
00:18:24,000 --> 00:18:26,000
試みられたものです

444
00:18:26,000 --> 00:18:29,000
あなた方は、上部デッキに

445
00:18:29,000 --> 00:18:32,000
２０００人が乗車できるメガバスを見たことがありますか？

446
00:18:32,000 --> 00:18:34,000
線路上を走り

447
00:18:34,000 --> 00:18:36,000
田舎の道もです

448
00:18:36,000 --> 00:18:39,000
そして車がバスの下を通るのです

449
00:18:39,000 --> 00:18:42,000
で、このバスは時速100マイルまで加速します

450
00:18:42,000 --> 00:18:45,000
このように物事は進んでいきます

451
00:18:45,000 --> 00:18:47,000
なぜなら、中国は特定の問題があるからです

452
00:18:47,000 --> 00:18:49,000
これは欧州の問題とは違います

453
00:18:49,000 --> 00:18:51,000
米国の問題とも違います

454
00:18:51,000 --> 00:18:54,000
中国は非常に多くの人口を持ち、場所がありません

455
00:18:54,000 --> 00:18:56,000
だからこれが一つの解決方向だったのです

456
00:18:56,000 --> 00:18:58,000
中国は本当に多くの多くの

457
00:18:58,000 --> 00:19:00,000
市で

458
00:19:00,000 --> 00:19:02,000
2000万人以上の人口があるのです

459
00:19:02,000 --> 00:19:05,000
オーケー、どうやってこのスピーチを終わらせたいかというと

460
00:19:05,000 --> 00:19:08,000
では、この世界に対しての

461
00:19:08,000 --> 00:19:11,000
私たちの態度はどうあるべきでしょう

462
00:19:11,000 --> 00:19:13,000
この世界は

463
00:19:13,000 --> 00:19:15,000
私たちの目前で急速に

464
00:19:15,000 --> 00:19:17,000
発展しています

465
00:19:18,000 --> 00:19:21,000
いい事もありますし、悪いこともあります

466
00:19:21,000 --> 00:19:23,000
ただ、私はとりわけ、

467
00:19:23,000 --> 00:19:26,000
世界のポジティブな全体像について議論したいのです

468
00:19:28,000 --> 00:19:30,000
２００年もの間、

469
00:19:30,000 --> 00:19:36,000
世界は基本的に、散在した一部の人間が

470
00:19:36,000 --> 00:19:40,000
統制していました

471
00:19:40,000 --> 00:19:44,000
これが欧州と北米が代表例です

472
00:19:44,000 --> 00:19:46,000
中国とインドのような

473
00:19:46,000 --> 00:19:48,000
国が登場しました

474
00:19:48,000 --> 00:19:50,000
この国には世界の人口のうち３８％がいます―

475
00:19:50,000 --> 00:19:53,000
そして、インドネシアやブラジルなどは

476
00:19:56,000 --> 00:19:59,000
過去２００年の間で、民主化という

477
00:19:59,000 --> 00:20:01,000
最も重要な一つの活動に

478
00:20:01,000 --> 00:20:03,000
象徴されています

479
00:20:03,000 --> 00:20:05,000
文明化と文化、

480
00:20:05,000 --> 00:20:08,000
これまで無視されてきました、そして発言権もなかった

481
00:20:08,000 --> 00:20:10,000
私たちは聞いてこなかったし、知られていなかったものです

482
00:20:10,000 --> 00:20:12,000
文明化と文化は今後、

483
00:20:12,000 --> 00:20:15,000
この世界を象徴するようになるでしょう

484
00:20:15,000 --> 00:20:17,000
私たちは人間中心主義者としてこの変化を

485
00:20:17,000 --> 00:20:19,000
必ず迎え入れなくてはならないのです

486
00:20:19,000 --> 00:20:21,000
そして、私たちはこれらの文明について

487
00:20:21,000 --> 00:20:23,000
学ぶことになるのです

488
00:20:23,000 --> 00:20:26,000
ここにある大きな船は

489
00:20:26,000 --> 00:20:28,000
１５世紀の初頭

490
00:20:28,000 --> 00:20:30,000
鄭和 が航海した船です

491
00:20:30,000 --> 00:20:32,000
彼は

492
00:20:32,000 --> 00:20:35,000
南シナ海、東シナ海、

493
00:20:35,000 --> 00:20:38,000
そしてインド洋を渡り、東アフリカまで航海したのです

494
00:20:38,000 --> 00:20:42,000
この船の前に小さな船があります

495
00:20:42,000 --> 00:20:44,000
これはその８０年後に

496
00:20:44,000 --> 00:20:47,000
クリストファー・コロンバスが大西洋を横断したものです

497
00:20:47,000 --> 00:20:49,000
（笑い）

498
00:20:49,000 --> 00:20:51,000
もしくは、このシルクの巻物

499
00:20:51,000 --> 00:20:53,000
をよく見ると、これは

500
00:20:53,000 --> 00:20:56,000
株州市が

501
00:20:56,000 --> 00:20:59,000
１３６８年に作ったものだと分かります

502
00:20:59,000 --> 00:21:01,000
彼らはゴルフをしていたんだと思います

503
00:21:01,000 --> 00:21:04,000
中国人はゴルフも発明したんですよ

504
00:21:04,000 --> 00:21:07,000
未来へようこそ。ありがとう

505
00:21:07,000 --> 00:21:10,000
（拍手）